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2022年11月 5日

日塩もみじライン 日帰りドライブ 10月20日

久しぶりの快晴。家内を乗せ、紅葉を見に日帰りドライブをした。目的地は一度走ってみたいと思っていた日塩もみじラインである。朝6時に自宅を出発し、東北道を西那須野塩原インターで下り、国道400号線を塩原温泉へ。そこから日塩もみじラインを鬼怒川へ向かった。今がベストと思って出かけたが、少し時期尚早で、残念ながら日塩もみじラインの紅葉はいまいちだった。途中もあまり見どころはなく、標高1,170mの白滝を見た後は、カーブが続く山道をあっという間に鬼怒川温泉まで下りてきてしまった。
 東武鉄道の鬼怒川温泉駅の標識が出てきたので、それに従って進み、駅前の駐車場の車を停め、何を食べようかとぶらぶら歩いてみた。今年8月オープンした斬新な店、金谷製菓本舗のカフェがあった。そこで昼食にする。
 余談になるが、日光金谷ホテルと鬼怒川金谷ホテルとの関連に興味を持った。以下に「KANAYA RESORTS」のホームページを引用させていただいた。

「1871(明治4)年、日光東照宮の楽人(雅楽の奏者)だった金谷善一郎と、日光見物に来て宿がとれず途方に暮れていた一人の外国人との運命的な出会いがありました。この外国人が「ヘボン式ローマ字」の発案者として有名なヘボン博士でした。善一郎は、彼から「国際的観光地として日光が発展するためには、外国人観光客を受け入れる宿泊施設が必要である」と助言を受け、自宅の一部を外国人に提供し、1873(明治6)年、「カッテージ・イン」と名付け宿を始めました。このことが、当社のルーツとなる、日本におけるホテルの起源となった"日光金谷ホテル"の誕生となり、ここから"金谷のおもてなし"がはじまりました。」と記されていた。そして、金谷善一郎さんの長女である金谷多満さんと夫・正生さんの長男である鮮治さんは、1953年(昭和28年)に日光金谷ホテル株式会社から分離して、鬼怒川温泉ホテル株式会社を設立。初代社長に就任した。1978年(昭和53年)には、同じ鬼怒川温泉に鬼怒川金谷ホテルを開業した。

 観光客は多くはなかった。家内は土産物屋さんを見に行くという。私は、駅の様子を見に行った。ちょうどSL列車が到着したところだった。乗客を降ろした後、機関車の方向転換のため駅前の転車台に来るという。SL C11123 が転車台に乗って方向転換するところを見てきた。
 帰路で寄った蓮田SAはなかなか楽しかった。北海道の生チョコレートなども売っている。私は好物のクジラベーコンを買った。往復8時間ほどの運転だったが、夕方6時過ぎには自宅に戻れ、それほど疲れを感じなかった。

000_221020007 X700 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg
日塩もみじラインの紅葉 2022年10月20日 那須塩原市中塩原~日光市藤原

001_221020001 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 1.塩原ダム湖
東北自動車道を西那須野塩原インターでおりて、国道400号線を塩原温泉に向かって30分ほど走ると左に「もみじ谷大吊橋」入り口の表示があったので、誘われるように下りて行った。塩原ダム(しおばらダム)は、栃木県那須塩原市の那珂川水系箒川に建設されたダムである。1978年(昭和53年)に完成させた。ダムの型式は重力式コンクリートダム、高さは60.0 mで洪水調節、不特定利水、塩原・那須台地の農地への灌漑を目的としている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/500秒 54mm ISO 280 ) 露出補正 なし
002_221020002 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 2.もみじ谷大吊橋 ダム湖である塩原湖周辺は環境整備がなされており、ダム右岸には塩原ダム公園が整備された。ここに1999年(平成11年)、「もみじ谷大吊橋」が完成した。この「もみじ谷大吊橋」は箒川下流の塩原ダム湖に架かる、トラスなどの補剛桁を用いず、横に張ったワイヤーロープで強度を確保した「無補剛桁歩道吊橋」としては本州一長い全長320mの大吊橋である。トラスとは三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式のこと。通行料金は、大人が1回300円だった。私たちは敬老料金で200円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO 110 ) 露出補正 なし
003_221020003 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 3.もみじ谷大吊橋 主塔
吊橋のワイヤーを支える支柱の高さは26mある。ダムはこの吊橋の東側にある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 18mm ISO 110 ) 露出補正 なし
004_221020004 X800 もみじ谷大吊橋 塩原 Z50 18-200.jpg 4.もみじ谷大吊橋の真ん中
南北に架かる吊橋のセンターには「温泉と滝と吊橋の町 しおばら」というプレートが張られていた。残念ながら紅葉にはまだ早かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 18mm ISO 100 ) 露出補正 なし
005_221020004 X800 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg 5.日塩もみじライン
国道400号に戻り塩原温泉郷へ向け走る。しばらく行くと道が二つに分かれていた。カーナビに従って右側を行くとトンネルに入る。どうやらこれは新道のようで、左側の道を行くと箒川に沿って、「回顧の吊橋」「回顧の滝」「山髭の滝」「連珠の滝」といろいろ見どころがあったようだ。事前の学習不足だった。再びその旧道と合流したあと、左、鬼怒川方面への日塩もみじラインに入る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 24mm ISO 110 ) 露出補正 なし
006_221020005 X800 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg 6.日塩もみじライン 「エーデルワイススキーリゾート」駐車場
途中、右側に「エーデルワイススキーリゾート」と看板の出ている車が1台も止まっていない駐車場があった。もみじが少し色づいているようだったので、その道路わきに車を停めてみる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 27mm ISO 110 ) 露出補正 なし
007_221020006 X800 日塩もみじライン エーデルワイススキーリゾート 塩原 Z50 18-200.jpg 7.日塩もみじライン -1
紅葉はいまいちだったが、西側は日光方面だろうか、山の連なりが眺められた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6 1/500秒 105mm ISO 110 ) 露出補正 なし
008_221020008 X800 日塩もみじライン 塩原 Z50 18-200.jpg 8.日塩もみじライン -2
日塩もみじラインは鬼怒川温泉と塩原温泉とを結ぶ全長28キロメートルの観光道路だ。栃木県道路公社が管理する一般有料道路・日塩有料道路(もみじライン、龍王峡ライン)となっていたが、2020年12月11日に無料開放されている。例年、紅葉の色づき始めは10月初旬で、見ごろは10月下旬前後。モミジ、カエデ、ブナ、カツラ、シラカバ、ナラ、ナナカマド、ヤマウルシ、カラマツ、ツタなどが鮮やかな赤・橙・黄色に染まるというが、まだ少し早く、その感動はなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
009_221020009 X800 日塩もみじライン 白滝 塩原 Z50 18-200.jpg 9.白滝 -1
日塩もみじラインを塩原から半分ほど走ったところに、それほど大きな滝ではないが白滝という滝があった。紅葉が進めば眺めがよいと思う。滝のそばに「峠の茶屋」があったが閉まっていた。「峠の茶屋」の前にある「思いもみじ・思われもみじ」と名付けられた2本のもみじは、春はさわやかな新緑、秋は紅葉と毎年、多くの観光客の目を楽しませてくれるという。滝からの流れは道路の橋の下をくぐり、さらに落ちていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
010_221020010 X800 日塩もみじライン 白滝 塩原 Z50 18-200.jpg 10.白滝 -2
滝の落ち口にカメラを向けると、紅葉している木々があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
011_221020011 X800 日塩もみじライン 白滝 塩原 Z50 18-200.jpg 11.白滝からの眺め 谷と山並み
滝が落ちる先は、深い谷になっていた。見える山並みは川治から尾瀬のあたりだと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
012_221020012 X800 鬼怒川温泉駅前 金谷菓子本舗 Z50 18-200.jpg 12.鬼怒川駅前のCafe
カーブが続く道を鬼怒川温泉まで下りてきた。鬼怒川温泉駅という標識を左に入って駅前に出た。駅前の駐車場に車を置き、昼食の場所を探す。駐車場の道を挟んで向かい側に、まだ新しそうな店が目についた。入ってみる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f10 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_221020013 X800 鬼怒川温泉駅前 Z50 18-200.jpg 13.「金谷菓子本舗」
そこは、今年8月2日にオープンしたオリジナルの焼き菓子などを展開するギフトショップと、飲食やランチを楽しめるCafeを併設した「金谷菓子本舗」という店だった。鬼怒川金谷ホテル(日光市鬼怒川温泉大原)などを運営する「KANAYA RESORTS」の新店舗だった。中に入るときれいなパッケージのクッキーなどが並び、2人の店員さんがいたので「お二人も入れて、お店の写真を撮っていいですか」と許可を求めて撮った。1927年(昭和2年)、浅草から日光まで東武鉄道が開通。それに伴い日光金谷ホテルの鬼怒川支店として、鬼怒川の発展の端緒を開く形で1931年(昭和6年)に鬼怒川温泉ホテルが開業し、1953年(昭和28年)に日光金谷ホテルから独立し、独自の発展を遂げ、その後「KANAYA RESORTS」になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
014_221020014 X800 鬼怒川温泉駅前広場 Z50 18-200.jpg 14.「鬼怒太」
鬼怒川温泉駅の駅前広場にこんな像が立っていた。何だろうと思ったら鬼怒川川治・温泉ライオンズクラブ結成40周年記念の「鬼怒太」像だった。鬼怒太の像は鬼怒川温泉のキャラクターとして2003年10月8日に登場した。見かけは少し怖けど、どこか憎めない立ち姿である。像の作者は環境陶芸家の藤原郁三氏。広場の向こう側のあずまや風の「足湯」の左側に見えるのが「金谷菓子本舗」だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
015_221020015 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 15.東武鉄道SL「大樹」ふたら
食事をした後、土産物屋さんを見たいというかみさんを残して駅構内を見に行った。そうしたら、思いもかけずにSL列車がホームに止まっていた。入場券を買って中に入る。13時37分に着いた「SL大樹 ふたら」だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
016_221020016 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 16.C11123
C11形蒸気機関車は、鉄道省が1932年(昭和7年)に設計した過熱式のタンク式蒸気機関車である。C11形123号機は、もとは「C11 1」として、1947年に滋賀県の江若(こうじゃく)鉄道向けに製造された車両だそうだ。北海道の鉄道に譲渡された後、1975年に廃車。以降は日本保存鉄道協会が保有する形で、北海道で静態保存されてきた。2018年、この車両を東武博物館が取得し、東武鉄道によって、大手私鉄では初となる蒸気機関車の動態復元作業に着手した。今年4月に試運転が公開された。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
017_221020017 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 17.転車台へ
鬼怒川温泉駅13時37着の SL大樹ふたら72号 を牽いてきた C11123 は客車を切り離し駅前広場にある転車台へ向かう。この日運行されたSL列車はこの SL大樹ふたら72号 のみだったようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
018_221020018 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 18.客車
この客車は14系のようだ。SL大樹は、SLが客車3両を引っ張る定員約200席の列車で、その客車のうち12系は、1969年に製造され、その後夜行列車等での使用のため、グリーン車へと改造を行い、形式が「オハ」から「オロ」へと改められ、ムーンライト高知・松山として2009年まで使用されていたそうだ。12系のほか昭和40~50年(1965年~1975年)に製造され、JR四国から譲り受けた14系客車(スハフ14-1、スハフ14-5、オハフ15-1、オハ14-1)、JR北海道から譲り受けた(オハ14-505(ドリームカー)、スハフ14-501)が使われている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
019_221020019 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 19.転車台
東武鉄道ではC11を使ったSL大樹を鬼怒川温泉〜下今市間に運行する関係で、鬼怒川温泉駅、下今市駅に転車台を設備している。逆走が困難なSLの運行では転車台は終点駅には必須の施設で、SL復活運転プロジェクトにあわせてJR西日本から譲り受けた転車台だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/125秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
020_221020020 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 20.転車台に入線
13時55分ごろ、駅前に設置された転車台にC11123が入ってきた。ホームで客車を切り離したあと、まっすぐ走って、バックで側線に入り、前進してこの転車台に入ってきた。見学者のために転車台に入る時刻表が掲示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 29mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_221020021 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 21.転車台が回転 -1
C11123と車掌車を載せた転車台が回転していく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし
022_221020022 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 22.転車台が回転 -2
ほぼ90度回転した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_221020023 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 23.転車台が回転 -3
ほぼ180度の回転を終える。車掌車のヨ8634はJR貨物から譲渡を受けたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f10 1/125秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
024_221020024 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 24.転車台が回転 -4
右側へ移動して、再び機関車を見る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
025_221020025 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 25.転車台から側線へ
転車台と戻っていく側線のレールの位置を合わせ、機関車は動き始めた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
026_221020026 X800 鬼怒川温泉駅 SL大樹 Z50 18-200.jpg 26.機関士さんが手を振って
手を上げたら、機関士さんも手を振ってくれた。東武鉄道では、SL機関士は2017年の運行開始当時、SLの運転免許を保有する社員がいなかったことから、 SLを従来から運転している秩父鉄道、大井川鐵道、真岡鐵道に協力を仰ぎ、6名 のSL機関士がおられるそうだ。このC11形123号機の動態復元完了によって、東武鉄道のSLはC11形3両という、日本では唯一の同一形機3両体制となった。この123号機が、「SL大樹」の運転開始時からの207号機、真岡鐵道から活躍の場を写した325号機とともに運用に入るにあたり、さらに機関士2名の自社養成が2020年12月から開始されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし

後記 実は今回もKさんご夫妻とご一緒する予定だったが、Kさんのご親戚にご不幸があり、私たちだけで来ることになった。Kさんは栃木県のご出身で、この辺のことはとても詳しい。帰ってきて、報告がてら電話すると、「塩原から鬼怒川へ抜けたのなら逆光で走り難かったでしょう」と言われた。ご指摘の通りだった。また、鬼怒川近くへ降りてきて「龍王峡辺りは見ましたか」と聞かれたが、残念ながらナビは教えてくれなかった。ご一緒できなくて残念だった。

2015年10月 7日

秩父神社 9月21日

「巾着田曼珠沙華とコスモスの競演 関東最大級のパワースポット三​峯​神社・秩父三社めぐり」という日帰りバスツアーは巾着田を12:00に出発した。正丸トンネル、横瀬町を経て秩父市に入る。秩父で弁当を積み込み宝登山神社へ先に行く予定だったが、予定より遅れ、最後の三峯神社が暗くなってしまいそうだという判断で、秩父神社を先に参拝することになった。バスは1:40に秩父鉄道の秩父駅前の駐車場に入った。50分間の秩父神社参拝、散策時間がとられた。

秩父神社の境内はそれほど広くはない。一の鳥居のある南門から境内に入る。参道をまっすぐに歩くと神門がある。その先に社殿が見える。社殿にお参りする。秩父神社のホームページによれば祭神は①八意思兼命 (やごころおもいかねのみこと)、 ②八意思兼命の十世孫で初代知知夫国造である知知夫彦命 (ちちぶひこのみこと) 、③ 鎌倉時代に合祀された天之御中主神 (あめのみなかぬしのかみ)、④そして昭和28年に合祀された昭和天皇の弟である秩父宮雍仁親王の四柱の神々が祀られている。 秩父神社の創建は、平安初期の典籍「先代旧事紀-国造本紀-」によれば、第10代崇神天皇の代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の10世の子孫である知知夫彦命が、祖神をお祀りしたことに始まるとされていて、武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至っているそうだ。現存するご社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康が寄進したもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されている。毎年12月3日に行われる例祭は、「秩父夜祭」として国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭のひとつに数えられている。 参拝した後、バスに戻る途中にある「秩父まつり会館」(入場料410円)に入り、その笠鉾・屋台のレプリカを見てきた。

バスの添乗員さんが本殿のまわりに[施された左甚五郎作と伝えられる「子宝・子育ての虎」や「つなぎの龍」など、さまざまな彫刻が見事だからぜひ見て来いと薦めてくれた。

11.秩父鉄道秩父駅
かみさんがトイレに行っている間に秩父地場産センターの中にある秩父駅の構内を覗いてみた。秩父鉄道は埼玉県北部を東西に横断する秩父本線(秩父線)と貨物線である三ヶ尻線の2路線を保有・運営している。秩父線は東武伊勢崎線の羽生駅から三峰口までの37駅、総延長71.7kmの路線である。普通列車に加え、急行「秩父路」やSL「パレオエクスプレス」が運転されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 12mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.秩父神社
南門、一の鳥居から秩父神社の境内に入る。正面に神門とその向こうに社殿が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.神門
​10​段​程​の石段があり、​それを上がると​朱に黒瓦、金の装飾を付けた神門​がある。調べてみたが何時建てられたものか​解らなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/400秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.社殿
社殿は本殿・幣殿・拝殿が1つにまとめられた権現造の形式である。左甚五郎の作とされるものを含む多くの彫刻で飾られている。約2000年の歴史がある秩父神社は、江戸時代の天正12年(1592年)に徳川家康の命により現在の社殿が建てられたとそうだ。1970年に解体復元されている。埼玉県の有形文化財。これはその拝殿の正面。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 11mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.社殿の彫刻 「子宝 子育ての虎」
本殿を左回りに彫刻を見ていく。これは拝殿の左側にある「子宝 子育ての虎」。虎は徳川家康の社殿再建に由来している。徳川家康は虎にまつわる人物として知られ、虎の年、虎の日、虎の時刻に生まれ、関東入国も庚寅年だったと伝えられる。「子宝 子育ての虎」左甚五郎の作と言われ、母虎はヒョウ柄で彩色表現され、江戸時代の文化を今に伝えると説明されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 7mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.拝殿左の彫刻 桃仙人、キジ、イヌ 
拝殿の前を左に回った壁面(社殿西側)にも彫刻が施されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.「お元気三猿」
社殿西側の猿の彫刻は、日光東照宮の三猿の見ざる、聞かざる、言わざるとは全く違う表情をし、珍しい庚申信仰の逆説を表わす「良く見る・良く聞く・良く話す」の姿を\している。サルは「魔が去る」の語呂から、「災い除け、病除け」の信仰が古くから伝わり、社殿の同方向には前の写真のような桃仙人、キジ、イヌが見え、あたかも昔話の「桃太郎」を窺わせる面白い配置を見ることができるとある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.「北辰の梟」
社殿北側の中央には梟の彫刻があった。この梟は体は正面(南側)を向きながら首だけ180度反転させ、北に輝く北極星(妙見さま)を拝しながら大神様を守護しているのだという。学問の神様である秩父神社の祭神「八意思兼命」のご神徳と梟の頭が回転していることから知恵のシンボルとして合格、学業成就、心願成就を願う人たちがお参りするという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/125秒 27mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
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19.摂末社
「北辰の梟」を見て振り向くと、天神地祇社があり、全国の一宮やそれに準ずる神社の祭神が祀られている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 6mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
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20.「つなぎの龍」
社殿の東側、ここは鬼門といわれる場所でこの場所には鬼門を守護する左甚五郎作の「つなぎの龍」の彫刻がある。説明に寄れば、その昔、秩父札所十五番小林寺近くに「天ヶ池」という池があったそうで、その池に住みついた龍があばれた時には、必ずこの彫刻の下に水溜りができていたことから、この彫り物の龍を鎖でつなぎ止めたところ、その後、龍は現れなくなったとされている。東方を守護するとされる長い舌を出した龍は青龍。青は五行説(古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説)では東方の色とされるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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21.拝殿には参拝者の列
社殿の周りを彫刻を見ながら一周して拝殿の前に戻ってきた。私は先にお参りを済ませたが、参拝者の列が続いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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22.本殿右側にも虎の彫刻
「子宝 子育ての虎」は拝殿の正面左側にあったが、拝殿の右側にも虎の彫刻があった。目を移すとベンチャーウィスキーという会社から大きな樽が奉献されていた。2004年に秩父市で起業され、2008年にはウィスキーの製造免許を取得。秩父蒸留所で造られたウィスキーは「イチローズ・モルト」というブランドで販売されているそうだ。初めて知る。イチローというブランド名は創業者の肥土伊知郎さんにちなんだものである。2006年6月、権威あるウイスキー・マガジン誌上コンテストにて最高得点を獲得、国内外の品評会で軒並み高得点を叩きだして以来、無名に近かった銘柄「イチローズモルト」の名は業界に広く知れ渡るようになったと報じられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 10mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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23.秩父鉄道の車両
駅の窓からプラットホームを見るとどこかで見たことのあるような車両が停車していた。東急の7500系のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/160秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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24.武甲山
バスへの集合時間まで少々時間があったので、少し歩いてみた。踏切の手前から武甲山を眺める。標高は1,304mで思ったより高い。石灰岩採掘により、こちら側から見る北側斜面は植生がほとんど見られず、白っぽく見えるが、他方向の斜面は自然豊かな森林となっているという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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