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2020年7月19日

コロナ禍の浅草 7月6日

緊急事態宣言と国民の自粛、協力、貢献が効果を発揮し、感染者数の増加も止まり、6月19日にほぼ全面的に自粛が解除された。そんな時、大学時代のクラスメートから、「土用も近いので鰻でも食べようよ」とメールが届いた。二つ返事で同意し、7月6日に3人で浅草の操業220年という老舗のうなぎ屋で会食をすることが決まった。
 夕方5時から始めることにしたので、早めに浅草に行き、少し歩いてみようと思った。梅雨時の平日の夕方ということで、普段でも観光客は少ないのかもしれないが、それにしても人出が少ないのに驚いた。「仲見世通り」も閉めている店がある。
 サクラの頃など、何回か浅草に来ているが、その頃は、もちろん大勢の参拝者、観光客が溢れていた。あまりゆっくりと、あちこち見て歩いた記憶がない。この日、ほんの30分から40分くらいだったが、コロナ禍の浅草を歩いてみた。
 6月24日から1週間ほど、東京の1日あたりの新たな感染者が50人を超えるような日が続いている。さらに7月9日、10日と東京都内の新たな感染者数は200名を超えた。急激に感染者数が増加することがないように祈るばかりだ。

1.雷門
横浜から京浜急行、都営地下鉄浅草線直通の特急電車に乗って、浅草で下りた。雷門方面の案内に従って、地上に出る。さて、雷門は何処かと探す。どうやら右手が吾妻橋で、左手の雷門通りの信号を渡ったところが雷門だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
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2.雷門から仲見世を見る
スクランブル交差点を渡って雷門の前に行く。人は本当に少ない。こんな浅草を見たことがない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
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3.雷門
立てられている説明板によれば、天慶5年(942年)、平公雅  によって創建されたのが始まりだそうだ。現在の門は慶應元年(1865年)の浅草俵町の大火で炎上した門に代わり、昭和35年に松下幸之助さんの寄進により復興した。シンボルである赤い大きな提灯には、「令和二年四月吉日」とある。2013年に5基目が新調されたあと、2020年に6基目として新調されたが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、奉納式は中止された。松下電器産業株式会社 現パナソニック株式会社 創業者 松下幸之助の銘が入っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 14mm ISO400 ) 露出補正 なし
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4. 風来神門
同じく説明板によれば、雷門は「風来神門」と呼ばれる。門の正面向かって右に「風神」、左に「雷神」を祀る。このことから「雷門(風雷神門)と呼ばれるという。ともに鬼面蓬髪、風袋を担いで天空を駆ける風神と、虎の皮の褌を締め連鼓を打つ雷神の姿はお馴染みのものだ。門の裏側には、向かって右に「金龍」、左に「天龍」の龍神像が祀られ、これら四神は、浅草寺の護法善神として、伽藍守護・天下泰平・五穀豊穣の守り神とされる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 11mm ISO400 ) 露出補正 なし
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5.「仲見世通り」
梅雨時の平日の午後4時過ぎと言えども、何と人の少ない仲見世通りだろう。wikipediaによれば、"雷門から宝蔵門に至る長さ約250mの表参道の両側には土産物、菓子などを売る商店が立ち並び、「仲見世通り」と呼ばれている。商店は東側に54店、西側に35店を数える。"

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
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6.浅草文化観光センター
はじめは、雷門と「仲見世通り」の様子を見て、今夜の会食の店である うなぎ屋「やっこ」へ行こうと思っていた。スカイツリーが見えるかと思い、雷門通りを反対側に渡ろうとしたとき、このユニークな建物が目に入った。かって、この地には、2階建の銀行の建物があり、1985年に台東区が買い取って浅草文化観光センターを開設したそうだ。その建物が築50年を過ぎ老朽化が進んだことから2008年にコンペが行われ、隈研吾の案が採用されて2012年に完成したのがこの斬新な建物である。総事業費は約16億円と言われる。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO400 ) 露出補正 なし
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7.東京スカイツリー
右手、隅田川の向こうに東京スカイツリーが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
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8.車やさん
雷門の前に来ると、人力車が観光客を乗せて走り出す姿を良く見てきた。しかし、コロナ禍の今、人力車の呼び込みの姿は見えるものの客はなく、手持無沙汰のようだ。ここには「えびす屋」「時代屋」「くるま屋」といったいくつかの車やさんがあるようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
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9.「新仲見世通り」
今宵行くうなぎ屋さんは、雷門通りを西に行った田原町に近いところだ。再び、雷門通りを反対側に渡って、田原町に向かって歩き出すと「浅草中央通り」という筋があたので、誘われるように右折すると「新仲見世通り」にでた。うなぎ屋さんでの集合時間にまだ少々時間があったので、賑やかな右の方に歩いてみると、「仲見世通り」と交差した。「新仲見世通り」 は100店舗、380mに及ぶ大きな商店街で、ここは人通りも多かった。ひとことで言うと、江戸の仲見世、昭和の新仲見世だそうで、浅草最大の商店街とのこと。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
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10.「仲見世通り」の裏側
そこから「仲見世通り」の裏側が見える。寺院建築風の外観を持つ店舗は、関東大震災による被災後、大正14年(1925年)に鉄筋コンクリート造で再建されたものだそうだ。浅草寺は付近の住民に境内の清掃を賦役として課すかわりに、南谷の支院の軒先に床店(小屋掛けの店)を出す許可を与えたのが貞享2年(1685年)頃のことで、これが「仲見世通り」の発祥といわれているそうだ。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 30mm ISO400 ) 露出補正 なし
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11.静かな「仲見世通り」
もう一度時計を見る。まだ少々余裕があるので、浅草寺さんにお参りして行こうと思う。参道である 「仲見世通り」を進む。閉じている店のシャッターの絵が良い。営業中の人形焼きの店があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 11mm ISO400 ) 露出補正 なし
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12.「伝法院通り」
左手に 「伝法院通り」があった。伝法院は 宝蔵門の手前西側にあり、浅草寺の本坊である。小堀遠州の作と伝えられる回遊式庭園がある。通常、一般には公開していないが、特別公開されることがある。平成23年(2011年)、国の名勝に指定された。院内にある天祐庵は表千家不審庵写しの茶室で、江戸時代後期の建立。もとは名古屋にあったという。伝法院通りは延長150mほどの商店街で、片側が伝法院に面しているところからこの名が付けられたそうだ。明治の中頃、すでに商店街を形づくっていたという。それだけに商店会が生れたのは古く、大正15年とのこと。伝法院通りには街を飾る「だじゃれ看板シリーズ」など色々な装飾がある。写真で下馬の札の上に見える看板は「ねたものふうふ "にたもの夫婦"」と読み取れる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
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13.宝蔵門
「仲見世通り」がおわると宝蔵門がある。立派な門だ。入母屋造の二重門は2階建てで、外観上も屋根が上下二重になっている。現在の門は昭和39年(1964年)に再建された鉄筋コンクリート造で、実業家・大谷米太郎夫妻の寄進によって建てられたものだそうだ。かつては「仁王門」と呼ばれていたが、昭和の再建後は宝蔵門と称している。その名の通り、門の上層は文化財「元版一切経」の収蔵庫となっているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO400 ) 露出補正 なし
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14.宝蔵門と五重塔
宝蔵門の手前から、左側に五重塔が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 12mm ISO400 ) 露出補正 +7段
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15、「小舟町大提灯」と「魚がし」吊り灯篭
宝蔵門の「小舟町大提灯」は、日本橋小舟町の商人からの奉納提灯だそうだ。日本橋の魚河岸信徒の心意気を示したもので、小舟町では、1659年に奉納したことに始まり、その伝統を江戸時代から現代へと連綿と受け継いできているという。前回は、江戸開府400年にあたる2003年に奉納された。現在の提灯は2014年10月に奉納され4回目の掛け替えがされたという。右側の「魚がし」吊り灯篭は、高さ 2.75m、重さ 1.000kg 銅製で、魚がし講(同一の信仰を持つ人々による結社)より昭和63年(1988年)10月、2回目の奉納掛け替えがされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 16mm ISO400 ) 露出補正 なし
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16.宝蔵門の大わらじ
宝蔵門の背面左右には、魔除けの意味をもつ巨大なわらじが吊り下げられている。これは、宝蔵門の仁王像の作家である村岡久作が山形県村山市出身である縁から、同市の奉賛会により製作奉納されているもので、わら2,500kgを使用しているそうだ。 わらじは仁王さまのお力を表し、「この様な大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくといわれている。宝蔵門のわらじは10年おきに新品が奉納されている。また、寺院の山門には一対の大わらじがかけられていることがあるが、これは仁王様が履いていたわらじを脱いで掛けてあるという建前らしいとも。一昨年、滋賀県の湖東三山を訪れたが、百済寺、西明寺、金剛輪寺の山門にもわらじがかけられていた。湖東三山はいずれも天台宗の寺院である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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17.五重塔正面
天慶5年(942年)平公雅が塔を建立したと伝わる。この塔は三重塔であったといわれる。焼失を繰り返したのち慶安元年(1648年)に五重塔として建立された。本堂と同様、関東大震災では倒壊しなかったが昭和20年(1945年)の東京大空襲では焼失した。戦前までの塔は、今と反対側の本堂に向かって右側にあった。現在の塔は昭和48年(1973年)に再建されたもので鉄筋コンクリート造、アルミ合金瓦葺き、基壇の高さ約5メートル、塔自体の高さは約48メートルである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
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18.浅草寺本堂
後先になってしまったが、wikipediaによれば、 浅草寺の山号は金龍山  。本尊は聖観世音菩薩。元は天台宗に属していたが、昭和25年(1950年)に独立し、聖観音宗の本山となった。観音菩薩を本尊とすることから「浅草観音」あるいは「浅草の観音様」と通称され、広く親しまれている。都内では、唯一の坂東三十三箇所観音霊場の札所(13番)である。江戸三十三箇所観音霊場の札所(1番)でもある。全国有数の観光地であるため、正月の初詣では毎年多数の参拝客が訪れ、参拝客数は常に全国トップ10に収まっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO400 ) 露出補正 なし
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19.本堂正面
参拝者の数は少なかった。旧本堂は慶安2年(1649年)の再建で近世の大型寺院本堂の代表作として国宝(当時)に指定されていたが、昭和20年(1945年)の東京大空襲で焼失した。現在の堂は昭和33年(1958年)に再建されたもので鉄筋コンクリート造である。再建にあたっては、建設資金を捻出するために瓢箪池の敷地(2400坪)が江東楽天地などに売り払われたといわれる。掛けられている「志ん橋大提灯」は新橋の方々(花街?)からの奉納提灯で、平成16年12月に制作し寄進された。 江戸時代の浮世絵師・広重「浮絵浅草寺雷門之図」には、新橋から奉納された、「志ん橋」大提灯が描かれているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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20.本堂外陣と内陣
本堂の石段を上がってみると、478.5m2(145坪)の外陣があり、その向こうに、幅 12.7m・奥行 14.5m、226.9m2(68.75坪)60畳敷と内々陣黒漆塗鏡の間がある。中央に川端龍子画「龍之図」(縦6.4m・横4.9m)、左右に堂本印象画「天人之図」(縦6.4m・横4.9m)という外陣の天井画が見事だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/40秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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21.21時の雷門
創業200年以上、勝海舟も通ったという うなぎ屋「やっこ」に着いたのは集合時間ギリギリの午後5時で、クラスメートの2人は既に座っていた。コロナ厄払いの浅草寺お参りを口実にギリギリになったことを詫びた。それから3時間以上、楽しい時間を過ごしたが、酒も美味かったし、友人が持ってきてくれた「響17年」も美味かった。白焼き、かば焼き、うざくなど、ぜいたくな酒の肴も美味しかった。結局、うな重はお土産になってしまった。8時半お開きにして、浅草駅へ歩く途中の雷門は静まりかえっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/60秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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2018年1月 3日

2泊3日の京都紅葉狩り(4) 貴船神社 12月5日

京都で2日目の朝を迎えた。京都で行っていない名所はたくさん残っているが、今回は是非、貴船・鞍馬へ行ってみたかった。貴船神社、鞍馬寺を訪れたかったし、叡山電車にも乗ってみたい。
  叡山電車は、出町柳から、叡山本線が八瀬比叡山口へ、宝ヶ池で分かれて、鞍馬線が貴船口、鞍馬へと伸びている。叡山電車鞍馬線に乗るために、ホテルからタクシーで出町柳駅へ向かった。出町柳からは1時間に10本ほどの電車が出ているが、そのうち鞍馬まで行くのは3本程度である。

95.叡山電車 出町柳駅
ホテルからタクシーに乗って叡山電車の出町柳駅に着いたのは、9時少し過ぎていた。駅は閑散としている。観光客はいない。やはり、紅葉が終わり、シーズンオフになったのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
96.鞍馬行き電車
9時14分発の二軒茶屋行の電車出た後、鞍馬行きの電車が入ってきた。もう一組、観光客らしいご夫婦が乗ってこられたが、他に乗る人は少ない。展望列車「きらら」に乗りたかったが、この電車はそうではなく、座席は普通のロング・シートだった。貴船口までの運賃は420円、所用時間はおよそ30分だ。意外に近い。wikipediaによれば、叡山電車は1985年に京福電気鉄道の完全子会社として設立されたが、1991年11月に京阪電気鉄道が筆頭株主となったのち、2002年3月からは同社の完全子会社となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
97.市原駅付近
出町柳駅からおよそ20分、市原駅と二ノ瀬駅の間は「もみじのトンネル」と呼ばれ、約250mの区間がおよそ280本のイロハモミジ、オオモミジに囲まれ、車窓いっぱいに広がる美しい区間であるという。ところが既に遅く、モミジの葉はすっかり落ちてしまっていた。遠くの山に紅葉が残る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 18mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
98.杉
9時50分、鞍馬の一つ手前の貴船口で降りた。貴船口の駅前で貴船へ行くバスを待つ。すぐ来そうだ。見上げると杉林があり、北山杉を思い起こさせた。ここらあたりも京都の北にあたる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 46mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
99.貴船川の流れ
貴船のバス停から、貴船川の渓流に沿って貴船神社へと歩き始める。水は澄んでいた。貴船川は貴船口で鞍馬川と合流する。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 50mm ISO2200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
100.鞍馬への分岐​​
しばらく行くと鞍馬への分岐路があった。計画では、貴船神社をお参りした後、ここから鞍馬寺に行こうと思っているのだが、山道を1.5kmはちょっときつそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO900) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
101.貴船神社への道​​​​
貴船神社への道は貴船川に沿ってその左側に付いている。そして、程よい間隔で、料理屋さんが並ぶ。ここは二の鳥居の手前、「ふじや」さんだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO1800) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
102.貴船神社 二の鳥居​​​​
​​ この鳥居をくぐって、長い石畳の参道を上がって、貴船神社本宮を目指す。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 20mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
103.赤灯篭​​​​​​
​​ 二の鳥居の先は、石畳の登り階段になっている。参道の石段には献灯された朱塗りの灯篭が並ぶ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 20mm ISO250) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
104.貴船神社 本宮参道​​​​​​​​
​​ 登り切ったところから、石畳の階段を見下ろす。モミジがあればよかったのだが、葉はすっかり落ちてしまっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (f9 1/320秒 35mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
105.貴船神社 龍船閣​​​​​​​​​​
​​ 参道を登り切ったところは、開けたところになっていた。貴船川を見下ろすところに、舞台のような、展望台のような龍船閣がある。ここは休憩所だそうだ。せっかくだが紅葉は終わってしまっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 20mm ISO640) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
106.貴船神社 本宮​​​​​​​​​​
​​​​ お社は失礼ながら質素な構えだった。二の鳥居のところに建てられた貴船神社の説明板には、水徳神高龗神(たかおかみのかみ)を祀る、旧官幣中社で、社名は古くは、木船、木布祢、とも書かれたが、明治4年(1871)以降、貴船と改められたと書かれていた。wikipediaによれば、全国に約450社ある貴船神社の総本社だそうだ。地域名の貴船「きぶね」とは違い、水神であることから濁らず「きふね」というとあった。かって社殿はさらに上の現在の奥宮の地にあったが、天喜3年(1055)現在地に移転された。本殿、拝殿、権現から成り、本殿は文久3年(1863)、および平成17年(2005)に改修された。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
107.「藤清」
​​​​ 北参道から再び川沿いの道に下りる。左側には、「仲よし」「右源太」、その先に「藤清」など料理屋が続き、川床への降り口がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
108.赤い毛氈
​​​​ 川床に下りると赤い毛氈が敷かれた床几が置かれている。風情があるが今はお客さんがない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 26mm ISO900) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
109.結社
​​​​ さらに進み、左側の石段を上がると、結社(ゆいのやしろ)というお宮があった。結社は、本宮と奥宮の中間、本宮から上流側300メートルの場所にある。その立地から中宮(なかみや)とも呼ばれているそうだ。結社は磐長姫命を祭神とし、縁結びの神として信仰される。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
110.奥宮への参道
​​​​ 貴船神社の奥宮は本宮から700m上流にある。参道が続く。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 66mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
111.奥宮 本殿
​​​​ 以前はここが本宮であった。説明版によれば、ここは貴船神社が当初創建されたところで、祭神も本宮と同じ高龗神である。社伝によれば神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が「黄船」に乗って、浪速から淀川、鴨川、貴船川を遡って当地に上陸し、そこに祠を営んで水神を祀ったのが当宮の起こりであると説明されていた。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 26mm ISO450) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
112.ドウダンツツジ
​​​​ 鞍馬へ歩いていくのはやめにした。バスに乗って貴船口まで戻り、叡山電車に一駅乗ることにした。ところがバス停に着いたら、バスは行ったばかりだった。20分待つなら、貴船口まで、緩い下り坂をぶらぶらと歩くことにした。ドウダンツツジの紅葉ももう終わりだ。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影 (f6.3 1/640秒 78mm ISO200) 露出補正 なし
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113.ジョウビタキ
​​​​ 腹が黄色い野鳥がいた。300mmに伸ばして撮ったが、あとでトリミングせざるを得なかった。鳥の名が解らない。近くに雑貨のギャラリーがあり、そこには野鳥の写真などがあった。ここで聞いてみようと思い、女性の店員さんに尋ねてみたがわからない。そうしたら、もう一人いた店員さんが、PCを開いて検索して、「ジョウビタキの♂です。」と同定してくれた。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影 (f6.3 1/320秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
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114.外車?
​​​​ 貴船口駅が近くなったころ、道路わきの空き地に、何台かの外車らしき車が止まっていた。オープンタイプのスポーツカーだ。一時的に駐車しているのではなく、放置されているようにも見えた。エンブレムを見たが、メーカーが解らない。街で見た記憶のない車だった。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影 (f10 1/400秒 31mm ISO200) 露出補正 なし
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115.MR-S
同じような車がもう1台あった。後ろを見てみると「MR-S」とある。自宅に戻ってから、「MR-S」を頼りに検索してみると、wikipediaでトヨタ・MR-Sと判った。しかし、セントラル自動車製とある。セントラル自動車は、1950年(昭和25年)、トヨタ自動車が蒲田工場を閉鎖した際、元従業員の有志を中心に設立された自動車メーカーだ。トヨタ自動車向けの完成車の製造と、特殊架装を手がけていた。トヨタ・MR-Sは国内向けと国外向けがあり、1999年10月~2007年9月まで販売された。総生産台数は77,840台でスペシャルティカー市場が縮小していき、2006年に年間生産台数は1,000台程度となり、2007年7月末に生産終了した。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 (f13 1/640秒 35mm ISO200) 露出補正 なし
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116.叡山電車 貴船口駅
1929年(昭和4年)12月20日に、当時の鞍馬電気鉄道の駅として開業した。駅舎はその頃のままではなかろうが古い。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO450)露出補正 なし
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117.展望列車「きらら」
ホームに上がって、鞍馬行きの電車を待つ。単線の駅に先に来たのは、上りの出町柳行の電車だった。1997年に運転が開始された900系展望列車「きらら」だ。乗客はほとんどない。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 66mm ISO360) 露出補正 なし
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118.鞍馬行き電車
鞍馬行きの電車が到着した。時刻は12時ちょっと過ぎ。貴船、鞍馬へ行く観光客が乗ってきている。800系車両だ。「きらら」に乗って見たかったが、乗れなかった。

Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 56mm ISO400) 露出補正 なし
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