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2023年12月27日

道志を経て宮ケ瀬ダム 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ③

目的にしていた「水源の森 名水九割蕎麦」は、10年くらい前にやめてしまってた。仕方なく、宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だったが美味しかった。
 宮ケ瀬ダムに着いたのは午後3時過ぎだった。そのころはすっかり曇り空になっていて、撮った写真も映えない。インクラインに乗りダムの下に降り、たまたま走ってきたのを見かけたロードトレイン「愛ちゃん号」に乗って、県立愛川公園のパークセンターまで往復した。時間があれば少し公園を歩いてみたいと思うようなところだった。
 午後4時半、再びインクラインに乗ってダムの上に上がり、駐車場のあるところに戻った。「水とエネルギー館」を見学し、午後4時30分に帰路に着いた。相模川の橋を渡ってJR相模線の踏切を超え、北里大学病院の前を通る道がラッシュで、国道16号に出るまで渋滞したが、16号に出ると順調に走れた。6時半に我が家に着いた。迎えに来ていただき、送っていただき、いつもながらKさんご夫妻に感謝である。

000_231115294 X700 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg
宮ケ瀬ダム 2023年11月15日 神奈川県相模原市緑区

043_231115248 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 43.インクラインから見た宮ケ瀬ダム
宮ケ瀬ダムの駐車場に入ったのは午後3時頃だった。駐車場の入り口は宮ヶ瀬やまびこ大橋交差点で、県道64号線(伊勢原津久井線)から別れた県道514号(宮ヶ瀬愛川線)に入ったところにあった。駐車場は宮ケ瀬湖の遊覧船のりばの上にあった。右に375mのダムの堤頂がある。ダム湖である宮ケ瀬湖の宮ケ瀬ダムについては、インターネットにより多くの情報が得られるので、その構造などについては省略する。インクラインは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカーである。これに乗って高さ156mというダムの壁を見ながら、愛川第一発電所がある所まで下りた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO1800 )
044_231115251 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 44.インクライン すれ違い
平日で天気も芳しくなく、時間も遅いのでインクラインに乗ったのは私たち4人だけだった。一人往復500円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1000 )
045_231115253 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 45.ダムの壁に付けられた階段
ダムの壁には下に降りる階段が設けられていた。この階段を下に降りて、また上がってくるのは大変なことだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1100 )
046_231115259 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 46.新石小屋橋 宮ケ瀬ダムの副ダム(石小屋ダム)
ダムから流れ出る水は中津川に注がれる。愛川第一発電所の先からはその中津川に架かる新石小屋橋が見える。写真では見えないが、新石小屋橋の下流には副ダムがある。急激な水量の増加による弊害が起こる可能性があったので、宮ヶ瀬ダムの直下流約800m地点に副ダムを設けることで、洪水調節時の放流の際にも増水した中津川の水流量を調整し、下流の急激な増水を抑制するために、2000年(平成12年)に宮ヶ瀬ダムと共に完成した。ダム表面には、石模様のプレキャスト型枠を使用し、ダム建設前の中津渓谷の景観にマッチさせているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO560 )
047_231115261 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 47.宮ケ瀬ダム
新石小屋橋から振り返って眺める宮ケ瀬ダムは大きい。今日も観光放水はあったようだが、今は止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO500 )
048_231115266 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 48.ロードトレイン「愛ちゃん号」
そこへ写真の可愛い汽車がやってきた。衆議即決、あれに乗ろうということになった。「愛ちゃん号」という。出発するのは、愛川第一発電所の前なので、そこまで戻った。「愛ちゃん号」は、宮ヶ瀬ダム下の愛川第一発電所の前からパークセンターとの間(片道1km 約7分間)を結ぶシャトル便として走る。このロードトレインは、イタリア製だそうだ。片道300円だったが、乗りっぱなしで戻ってくることにした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3600 )
049_231115273 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 49.「愛ちゃん号」で新石小屋橋を渡る
ゆっくりと走る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO360 )
050_231115284 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 50.パークセンター
往路の終点パークセンターに着いた。10分ほど停車する。一緒に二人連れが乗っていたが、その人たちはここで降りた。往復乗る人は少ないようだ。この先に県立あいかわ公園が広がっている。花の斜面、風の丘と言ったところもあるようで、ゆっくりと過ごすこともできそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO320 )
051_231115287 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 51.戻り道
「愛ちゃん号」は往きと同じ道を戻っていく。宮ケ瀬ダム周辺の紅葉は期待したほどではなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO500 )
052_231115291 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 52.新石小屋橋 石小屋モニュメント
傍で見ていないので良く解らないが、中には、宮ヶ瀬ダムができるまでのことが写真とともに記されているようだ。石小屋ダムがあった辺りは、むかし石小屋と呼ばれていたらしい。石小屋モニュメントはダム建設の記念碑的なものだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO2800 )
053_231115293m X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 53.再び新石小屋橋を渡る
午後4時になった。観光客の姿はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 )
054_231115297 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 54.大沢の滝
新石小屋橋の左側に大沢の滝があった。落差は20mくらいはあるのだろうか。しかし、水の流れは細い。南側にある高取山(556m)の方からの「屏風沢」と「夕日の沢」がまとまって「大沢」になり、中津川に流れ込んでいるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO6400 )
055_231115303 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 55.インクラインで駐車場へ
インクラインで宮ケ瀬湖へ上がった。そこがインクライン山頂駅だが、その前に「水とエネルギー館」という施設があった。まだ開いていたので入って見た。宮ケ瀬ダムに関する資料が展示、解説されていた。駐車場の傍にさっき見た大沢ノ滝の源という高取山散策路の入り口があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO2200 )

追記
  数日後、「時之栖」にあった大きな鷹(タカ)の彫刻の作者が誰なのか知りたくなり、「時之栖」に電話をかけてみた。ご存じの方がいて、親切に対応して下さり、教えてくださった。
 その作者は、アメリカ人で青銅などの金属棒を溶接する独特の技法を用い、動物学を学び環境問題や野生生物に関心を持つ彫刻家 ロベルト・フリオ・ベッシン と言う人だった。氏は北海道は北見の傍の常呂郡置戸町に、クラフトデザインアドバイザーとして招かれ、野鳥をモチーフとして製作した透明性のある作品を残している。
 残念ながら、何故、そのロベルト・フリオ・ベッシンさんが「時之栖」に彫刻を作ったのかを聞き漏らしてしまった。ロベルト・フリオ・ベッシン氏は現在63歳くらいだそうだ。
 「時之栖」に3体の鷹の彫刻がある。1体は桜の礼拝堂の「念ずれば花ひらく」の塔の上に、サッカーグラウンドを見下ろすように置かれたもう1体は、今は「初夢の橋」に移された鷹(オオタカ)である。このほかにもう1体あるという。
 また、なぜ、桜の礼拝堂の傍に「念ずれば花ひらく」と刻まれた石塔があるのかと伺ったところ、「時の栖」では28年前に地ビールのレストランを始めたが、そのお客さんのなかに岐阜県中津川市の石のミュージアム「博石館」を経営する会社の社長さんが来られていて、「時之栖」の創業者であり、昨年亡くなられた会長さんと懇意になられた。その「博石館」の社長さんが随筆家の坂村真民さんのお知り合いだったことで、多くの人に共感を呼んだ坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩碑を作ることになったそうだ。だが、ここでも、ではなぜその石塔の上にロベルト・フリオ・ベッシン氏の青銅の鷹が乗っているのか聞き漏らしてしまった。
 電話で丁寧に応対して下さり、教えていただいたが、私の聞き間違いもあったと思う。その点、ご容赦いただきたい。

2019年11月 5日

苗場の紅葉 田代ロープウェイと苗場ドラゴンドラ(後) 10月26日

標高1,346mのゴンドラ山頂駅から、8人乗りのゴンドラに乗って、全長5,481m、所要時間約25分、標高921mの山麓駅に到着した。田代ロープウェイと苗場ドラゴンドラの中から紅葉を眺めるというのが、このツアーの「売り」だった。 バスに乗っている間は晴れ間が出る天気だったが、苗場に来て雲が多くなってしまった。 13:40頃 苗場ドラゴンドラ山麓駅で待っていてくれたバスは、再び二居田代スキー場の方へ戻り、二居ダムと二居湖を見せてくれた。 二居ダムは高さ87mのロックフィルダムで、電源開発(Jパワー)の大規模揚水式水力発電所である奥清津発電所ならびに奥清津第二発電所の下池を形成している。上池であるカッサダム(田代湖)との間で水を往来させ、最大160万キロワットの電力を発生する。堤頂を歩いてみたが、そこに二居湖と田代湖が繋がっていることを説明するボードがあった。

191026038 X700 切抜2二居湖ダム RX10M4_0000.jpg Okky (日本最大級の揚水式発電所)の説明ボードより

 関越道の湯沢ICの手前にある「レストハウス越後」というドライブインで「買い物タイム」があり、帰路につく。その後は三好SA 17:30 → 美女木から首都高に入り、羽横線経由で横浜に着いたのは19時だった。丁度12時間のバスツアーだった。

17.苗場ドラゴンドラ山頂駅 -1
全長は5,481mで、日本最長のゴンドラである。ドラゴンドラ山麓駅からドラゴンドラ山頂駅へは、冬季は約15分、冬季以外は20分 - 30分の所要時間で結ばれている。2001年12月に開業した。2017年4月からは冬季スキーシーズン以外の季節運行を開始し、紅葉シーズンは「紅葉のドラゴンドラ」という名称で毎年10月上旬から11月上旬に営業を行っている。今年の5月台北に行ったとき、台北動物園から「猫空ロープウェイ」  に乗ったが、それも8人乗りの同じようなカゴだった。全長は約4kmで、苗場の方が長い。次々と8人乗りのゴンドラが苗場プリンスホテルがある山麓駅から到着する。

   Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 85mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
  191026_017.jpg
18.苗場ドラゴンドラ山頂駅 -2
乗客が降り、ゴンドラは向きを変え、山頂駅から山麓駅への乗客が、グループで乗り込んでいく。全長5,481m、所要時間約25分のアップダウンのあるゴンドラの空中散歩の始まりだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 46mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
191026_018.jpg
19.ゴンドラ出発
私たちは進行方向後ろ向きの席に座ることになった。ゴンドラの中からアクリル板の窓越しに写真を撮るが、もう一つ色が冴えない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_019.jpg
20.アップ&ダウン
ゴンドラはアップ&ダウンをしながら進んでいく。1本のロープにいったい何台のゴンドラが吊るされているのだろうか。帰宅して調べてみると107台のゴンドラが行き来しているという記述があった。紅葉を強調しようと彩度を上げてみたが、加減をしないと色のバランスが崩れてしまう。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 85mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
191026_020.jpg
21.すれ違うゴンドラ
紅葉のシーズンは年配の観光客が多いが、スキーシーズンは鮮やかな色のウェアを身に着けた若い人たちが多いのだろうと思う。2002年に苗場から近隣のかぐらスキー場(旧 かぐら・みつまた・田代スキー場)との間に当時世界最長のゴンドラ(区間全長は5,481m:現在は「日本最長」)であるこの「苗場・田代ゴンドラ」(ドラゴンドラ)が設置された。これにより苗場から、かぐら・みつまた・田代の各スキー場にアクセスすることが可能になり、全てのスキー場を総称して「Mt.Naeba」とも呼ばれるようになった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 40mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
191026_021.jpg
22.眼下の絶景
出発し7~8分ほど経っただろうか。ゴンドラは斜面を下っていく。谷を水が流れ落ちる。なかなかの絶景だ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 78mm ISO560 ) 露出補正 -0.3段
191026_022.jpg
23.紅葉と黄葉
ゴンドラが山頂駅を出てから10分くらいたっただろうか。木々のそれぞれの紅葉、黄葉が美しいがなかなか色が出ない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 85mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
191026_023.jpg
24.二居湖 -1
二居(フタイと読む)湖が見えてきた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 105mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
191026_024.jpg
25.二居湖 -2
二居湖(二居ダム調整池)は標高810mにあり、二居ダムは写真の奥の方にあるのでここからは見えない。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/640秒 28mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_025.jpg
26.山並み
ゴンドラ内には「山頂駅からの山並み」と書かれたシールが貼られていた。私たちは後ろ向きの席に座ったので、この図は反対側から見た図になるようだ。背中の方に谷川岳がある。いずれにしてもゴンドラの中からは何も見えなかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 35mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
191026_026.jpg
27.清津川
眼下に清津川が流れるポイントに来た。パンフレットでは、この辺り(鉄柱14号付近)が絶景ポイントして紹介されている。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 62mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
191026_027.jpg
28.苗場ドラゴンドラ山麓駅付近
約25分間のドラゴンドラの旅はあっという間だった。山麓駅は標高921m、紅葉もこれからなのだろう。午後1時、集合時間まで30分ほど余裕があった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_028.jpg
29.ツアーのバス
今回のツアーでお世話になった横浜の本牧運輸の観光バスだ。ドラゴンドラ山麓駅の駐車場で待機してくれていた。この日は1号車と2号車が来ていて、私たちが乗ったのは1号車で、車両ナンバーは50-05と分かりやすい。2号車のナンバーは60-06だった。ドライバーさんもベテランで、乗り心地がよかった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 34mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_029.jpg
30.奥清津発電所
バスはドラゴンドラ山麓駅から、再び田代ロープウェイ山麓駅の方に戻って、二居湖、二居ダムへ向かう。バスはいったん、奥清津第二発電所(30万kw発電機2台、総出力60万kw 平成8年運転開始)の前で停車する。これから二居ダムの堤頂までバスで上がるのだが、その駐車場が空くのを待機する。やがて2台の観光バスが下りてきて、私たちのバスが坂を上っていく。バスを降りるとダムの堤頂の右側に二居湖、左側に高さ87mのロックフィルダムが見下ろせた。写真は、ダム堤の下に見える奥清津発電所である。25万kwの発電機4台で総出力100万kwだそうだ。その手前に見える設備は発電機で作った電圧16,500ボルトの電圧を系統電圧の50万ボルトに昇圧させる機器だ。昭和53年に運転が開始されている。見上げると瞬間地上高230mという田代ロープウェイが上がって行く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし  
191026_030.jpg
31.奥清津発電所堤頂からの眺め
二居ダムの堤頂は端から端まで280mあるという。その中ほどまで行って発電所を見下ろした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
191026_031.jpg
32.清津川へ
ロックフィルダムのわき(洪水吐)を流れ出た水は再び清津川となって、北へ流れていき、西からカッサダムから流れ込むカッサ川を合わせて、やがて信濃川となり、日本海に注いでいる。

     Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
191026_032.jpg
33.二居湖 -3
二居湖(二居調整池)の総貯水量は1,830万㎡。浅貝川と清津川が流れ込んでいる。奥清津および奥清津第二発電所への放水口ゲートが右側の岸にあり、発電時は下の発電所に放水される。揚水時は、二居湖の水を放水ゲートから取り入れ、夜間の電力を利用して田代湖(カッサ調整池)へ上げる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
191026_033.jpg
34.二居湖 -4
二居湖は堤頂から南側にある。田代湖は北西の方向だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
191026_034.jpg
35.二居湖バス駐車場
堤頂は280mあるが、その先のほうまで歩いてみた。気が付くとバスの出発の時間が迫っていた。二居湖の観光バス用駐車場は3~4台ほどしか止まれない。従って、その駐車場を出るバスがないと下で待っているバスが上がってこられない。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
191026_035.jpg
36.山古志の鯉
バスは二居湖を出発し、三国街道に戻る。湯沢ICから関越道に入る前に「レストハウス越後」というドライブインで「買い物タイム」があった。「湯沢錦鯉ランド」と書かれていて、 レストハウスの前の小さな堀を山古志の錦鯉が泳いでいた。2004年10月に中越大地震で被害を受け、2005年4月1日に長岡市に編入された、 山古志村  は錦鯉の故郷と言われる。山古志のオフィシャルサイトには、錦鯉発祥の地として、 およそ370年前(1645年頃)の江戸時代初期に山古志を含む「二十村郷」が形成され、1700年代に入るとその一帯地域で食用とした真鯉が飼育されるようになってきて、その折、突然変異により微かに赤い模様のある鯉が出現し、それが錦鯉の始まりとされていると紹介されている。売店でビールを買って車内に戻った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 33mm ISO2500 ) 露出補正 なし
191026_036.jpg


2016年11月26日

宮ケ瀬ダムから道志みちを山中湖へ(1) 宮ケ瀬ダム 11月7日

本題に入る前にちょっとお知らせがあります。
  10月29日から4回にわたり、「犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く」というタイトルでバスツアーをした時のことをアップしていますが、サイト・オーナーのn-shuheiさんにより、その時の行程図、およびその行程で訪れたところの写真を開いて見られるような「国内旅行地図」を作成していただきました。
 「Studio YAMAKO」のトップページを下へスクロールしていっていただくと、右側のカレンダーの下に、過去記事タイトルリスト、Category、・・・ と続き海外旅行地図、国内旅行地図と出てきます。その国内旅行地図の一番下の「犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く Bustour」 を左クリックしていただくと、その時の行程の地図が開きます。地図上のマークを左クリックすると、左側にその地の写真が表示され、その写真をクリックすると大きな写真になり、そこで撮った写真すべてが右側の→で順次開いていきます。
 「犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く」以前の「国内旅行地図」でも地図上のマークをクリックして写真を開いていけたのですが、今回のはとても快適に写真を見にいけるようになりました。n-shuhei さんに感謝です。

 さて、紅葉にはまだ少し早いかなと思いつつ、天気も良いので、かねてから一度走ってみようと思っていた国道413号線で山中湖へ行ってみることにした。途中、ここも一度行きたいと思っていた相模原の宮ケ瀬ダムに寄り道をする。
 自宅を7時過ぎに出発し、圏央道の相模原相川ICを目当てに進んだ。そこから一旦R412を走り、半原というところを左折し、「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」の駐車場に8時半に到着した。駐車しようとしたところ、開場は9時からだという。受付の係りのかたが親切な人で、トンネルをふたつ抜けると5分ほどのところに「宮ケ瀬湖畔園地」があるので、そこで時間を潰して戻ってきてくださいという。人影のない「宮ケ瀬湖畔園地」を30分ほど観て、「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」の駐車場に戻ってきた。宮ケ瀬ダムの堤頂からエレベータでダムの下に下りた。宮ケ瀬ダムの少し下流にある石小屋ダムというのが思いのほか印象的だった。
  10時半を過ぎたところで、再びエレベータで堤頂に上がり、駐車場を出発した。しばらく県道64号線を北へ進み、牧野というところで国道413号線に入り、道志川沿いに西へと走る。

1.宮ケ瀬湖畔園地
「宮ケ瀬やまびこ大橋」を渡った先の信号を県道64号線へと右折したところで車を止めた。そこから、これから渡っていく「水の郷大つり橋」を右手に見る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.水の郷大つり橋
「水の郷大つり橋」を渡る。遊覧船のりばの桟橋をまたいでかかっている。橋の長さは315m、歩行者専用の大きな吊り橋だ。 宮ヶ瀬湖の湖面を散歩するする気分で渡っていく。イルミネーションを取り付ける作業が行われていた。クリスマスシーズンにはイルミネーションが点灯するそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.けやき広場
「水の郷大つり橋」を渡ると「けやき広場」があった。2.5haあるという芝生が広がる広場だ。 広場のまわりにけやきの木が植えられている。正面は石段になっていて、そこに座ってこちら側を眺めると、広場の先に宮ケ瀬湖が眺められそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.水の郷交流館
平日の朝9時とあって人影は見られない。遠くから眺めただけだが、この建物は「水の郷交流館」といい、水没した宮ケ瀬地区の文化を懐かしみ、伝承する展示や、集会場などがあるという。色づいた木々が美しい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.宮ケ瀬ダム 堤頂
9時を過ぎたので車に戻り、「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」の駐車場へ戻った。今日は月曜日なので「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」は休館である。駐車場に車を止めさせていただいて、宮ケ瀬ダムの堤頂に向かう。左手に相模川水系の中津川が堰き止められた宮ケ瀬湖が広がる。宮ケ瀬ダムは1971年に着工し、2000年(平成12年)に完成した。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5​​​ 1/​250​秒 40mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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6.宮ケ瀬ダム インクライン
宮ヶ瀬ダムインクラインは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカーだそうだ。ダム上下(山頂-山麓)までの移動手段として利用されている。6分~10分間隔で運行され、定員は46名、大人往復300円だが、月曜日は運休だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​​​ 1/​250​秒 155mm ISO560 ​) 露出補正​ ​なし
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7.ダム下流とインクライン
堤頂よりダム下流を眺める。手前に見えるのがインクライン。先に記したように、宮ケ瀬ダム建設では堤体コンクリートの打設のために大規模なインクラインが設置された。20トン ダンプトラックを運べる能力があり、コンクリートの運搬や資機材の移動に威力を発揮し、工期短縮に貢献したという。その一部は完成後、見学客用に残されており、先に記した通り乗車券を買って誰でも乗れるのだ。incline を辞書で引いてみると「傾斜」を意味するようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8​​​ 1/​250​秒 48mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
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8.堤頂からの眺め
宮ケ瀬ダムの堤頂から厚木方面、さらに相模湾方面を眺めた。曇り空ですっきりしない。S​​​​​IGMA​ 18-300mm は良いレンズと思うが、絞り開放では焦点距離130mmでも周辺光量不足が目立つ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250​秒 130mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
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9.堤頂部
宮ケ瀬ダムの堤頂部を歩く。この日はインクラインが動いていないので、エレベータでダムの下へ降りることにした。インクラインは有料だが、エレベータは無料だった。その先に見える展望塔にも上ってみたが、そこからの眺めは堤頂部から見る景色とあまり変わりはなかった。アクリル板越しに眺めることになるが、そのアクリル板には傷と汚れがあり、クリアではなかった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 78mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
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10.ダム下流
ダムの下をのぞき込むと真下にあるのが「愛川第一発電所」だ。第一発電所の最大出力24,200kWで電力需要の多い時間帯にピーク式発電を行うそうだ。日本最大の奥只見発電所の560,000kWに比べると規模は小さい。その下流(写真右中央)にアーチ形の新石小屋橋が見える。さらにその下流に「石小屋ダム」(写真右上)が見える。水の色が美しい。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 32mm ISO500 ​) 露出補正​ ​なし
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11.宮ケ瀬ダム正面​​
エレベータでダムの下に下りた。このときは放水されていなかったが、大きなダムだ。このダムの目的は中津川・相模川中下流部の洪水調節、沿岸農地への慣行水利権分の農業用水補給・中津川における河川生態系保全のための河川維持放流を目的とした不特定利水、横浜市・川崎市・相模原市等神奈川県全体の2/3の地域、県人口の90%への上水道供給、直下流に併設された神奈川県企業庁の愛川第一発電所による最大出力24,000kWの水力発電と記されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.大沢の滝​​
愛川第一発電所の前を通って、石小屋ダムの方へ歩いていくと新石小屋橋の右側に大きな滝があった。落差40mの「大沢の滝」という。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 52mm ISO2000 ​) 露出補正​ ​なし
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13.新石小屋橋から宮ケ瀬ダムを望む ダムの右側の木々が紅葉の名所となっている。まだ少し時期が早かった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 32mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
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14.ロードトレイン「愛ちゃん号」​​​​​​
隣接してあいかわ公園があるが、そのあいかわ公園の入り口近くのパークセンターと宮ヶ瀬ダム下間(片道1km 約7分間)を結ぶシャトル便として、イタリア製のロードトレイン「愛ちゃん号」が走っている。まだ、待機中だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 46mm ISO360 ​) 露出補正​ ​なし
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15.石小屋ダム 宮ケ瀬副ダム​​​​​​​​
石小屋ダムは宮ケ瀬ダムの副ダムである。宮ケ瀬ダムとは趣の違う優美なダムだった。石小屋ダムには、愛川第二発電所があり、最大出力1,200kWで、この発電所の24時間連続運転による発電で、下流の中津川の河川維持用水など必要な水量を安定的に放流するという役割を担うという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 24mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
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16.石小屋ダム​​​​​​​​​​
石小屋ダムからさらに少し下流へ歩いてみた。石小屋ダムがある場所はかつて中津渓谷と呼ばれた景勝地であったが、ダム建設によって大きく姿を変えた。周辺はダム遊歩道や県立あいかわ公園として整備され、新たな観光地となっている。中学生のころ(1956年?)だったと思うが蝶仲間とともにギフチョウを捕りに、本厚木からバスに乗って中津川渓谷へ来たのを覚えている。その時は1頭だけだったがギフチョウを捕った。その時のギフチョウは私の古い標本箱に残っている。その後の開発により中津川のギフチョウは絶滅してしまった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 24mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
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17.石小屋ダム堤頂
これは石小屋ダムの堤頂部に架かる橋だ。左側の岩には「石小屋橋」、右側の岩には「石小屋湖」と刻まれていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 18mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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18.石小屋橋を渡る
石小屋ダムの堤頂部にかかる石小屋橋を反対側へ渡ってみた。石小屋湖に貯えられている水の青緑色のパステルカラーがきれいだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 20mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
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19.「ふれあい広場」からみた宮ケ瀬ダム​​
あいかわ公園の入り口のパークセンターからくると、この辺りで宮ケ瀬ダムを見ることになる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
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20.石小屋湖
宮ケ瀬ダムの下流、石小屋ダムのダム湖は石小屋湖と名付けられている。木が焦げたように黒くなっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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21.紅葉の名所
宮ケ瀬ダムの下、左岸の木立は神奈川県の紅葉名所にあげられている。見ごろは11月の下旬だろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
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22.宮ケ瀬湖
再びエレベータで堤頂へ上がった。駐車場へ戻る途中、ダム湖である宮ケ瀬湖を眺めた。神奈川県秦野市の北部に位置する丹沢山地のヤビツ峠(標高761m)付近を源とし北流する中津川を堰き止めた宮ケ瀬湖の総貯水容量は約2億トンで、奥多摩湖(小河内ダム)や奥利根湖(矢木沢ダム)に次ぐ関東屈指の大ダム湖である。向こうに見えるのは陣馬山に続く山並みであろう。。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2015年3月22日

一人旅 石垣島・竹富島そして那覇 3月9日~12日 (3) 3月11日 石垣島から那覇へ


  3日目の3月11日は石垣島でレンタカーを予約していた。今日も曇りで気温は低くく、蝶は期待できないが、川平湾を見て、バンナ公園、嵩田植物園へ行こうと思う。
 昨日、レンタカー屋さんへ電話したら、離島フェリーターミナルまで迎えに来てくれるという。朝9時に約束した。ホテルをチェック・アウトして、離島フェリーターミナルで待っていると、レンタカー屋さんの車がやってきた。私以外にもう一人お客さんがいて一緒に市内の営業所へ行く。NISSAN車を借りて出発、​返却​は空港だ。

 天気が悪く、輝く海は見られないだろうが、まずは石垣島で一番風光明媚なところと言われる川平湾へ向かう。途中で、たまたまバンナ公園南口入口を通った。それならば先に寄って行こうと駐車場に車を入れる。広いバンナ公園の中を南口から北口へ走っているバンナ・スカイラインというのがあり、途中に展望台がある。北口の近くには「昆虫館」もあるというので寄ってみたい。
 「昆虫館」では、日本麟翅学会にも席を置かれるYさんとおっしゃる方がおられ、いろいろと話をさせていただくことができ、楽しい時間を過ごせた。近くにリュウキュウアセビが開花していた。ミカドアゲハには会えなかったが、アオスジアゲハがリュウキュウアセビの花で吸蜜しているのを撮ることができた。

 「昆虫館」を出て、カーナビに指示を仰ぎながら、川平湾に着いた。浜に下りて海辺を歩いたあと、川平観音堂の方へ上がった。車にもどり、次の目的地である嵩田植物園を目指す。入り口の案内板を見つけたのは良いが、なんと火曜日、水曜日は定休日とのこと。残念だった。それでは、前々日に案内していただいた親水広場に寄って行こうと、名蔵ダムの方へ進み目的地を探したが、見つけられなかった。付近を少し歩き回ってみたが、リュウキュウヒメジャノメしか出てこない。嵩田植物園で昼食にしようと思っていたので、腹が減ってきた。新石垣空港で食事をしようと走り出す。レンタカーを借りた営業所で​指示​された通り、空港近くのガソリンスタンドで満タンにして車を返した。近くだが空港まではバンで送ってくれた。

​  ​新石垣空港を16:10に出るJTA618便で那覇へ。那覇空港からはモノレール(ゆいレール)に乗り、今夜の宿がある県庁前まで行く。ゆいレールは明日も使うので24時間有効の切符を700円で購入した。ホテルは国際通りの入り口にあり、ゆレールの駅にも近く、とても便利なところにある。一休みして、暗くなり始めた国際通りへ出かけた。夕食はSAM'S の店でオリオンビールの生と、ステーキだ。野菜もたっぷり食べられた。

1.石垣島とマラリア
バンナ公園南口にあった八重山戦争マラリア慰霊碑。沖縄県の八重山諸島では古くからマラリアの発生する地域がいくつかあることが知られ、琉球王国時代からその地域に強制移住が行われては全滅する、という歴史があったそうだ。特に石垣島の北側(裏石垣)と西表島はその意味で恐れられた地域である。もちろん現在ではマラリアは一掃されているが、第二次世界大戦時にはまだ発生地域は多かった。太平洋戦争の末期、八重山地区においては軍の作戦展開の必要性から住民が悪性マラリアの有病地域である石垣島、西表島の山間部へ非難を強いられ、過酷な生活の中で相次いでマラリアに罹患し、3,000余名が終戦前後に亡くなったという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.南口展望台
バンナ・スカイラインに入ってすぐのところに展望台があった​ので​登ってみた。南西の方向を見ると石垣港が見え、その右側にひらべったい竹富島が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.バンナ公園北口
バンナ・スカイラインを3kmほど走ると北口駐車場があった。すぐそばに「昆虫館」が見える。「昆虫館」を見るのは後にして、蝶が飛ばないかと期待して、石垣ダムの方へ歩いてみる。橋のアーチにもオオゴマダラが描かれていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.リュウキュウアセビ
石垣ダムの貯水池にかかる橋の手前にリュウキュウアセビ「開花中」の立て看板が立っていた。​橋​を渡り切った少し先に咲いていた。​見た目で​アセビと区別​することは​難しい。アセビは毒を含み、馬が知らずにこの葉を食べるとしびれたり、苦しくなったりして動けなくなることから馬酔木という名がついたそうだ。この花にアオスジアゲハが吸蜜に来た。ミカドアゲハならなお嬉しいのだが。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
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5.ハイビスカス
真っ赤ではない上品な絞りの入ったハイビスカスが咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.「昆虫館」入口
駐車場に戻ってきて、「昆虫館」に入った。中には親子連れが一組いらっしゃって、​Yさん​が説明をされていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.「昆虫館」の展示標本
中に入ると石垣島、八重山諸島の昆虫のみでなく、世界の昆虫標本が展示されている。​特に蝶は​きれいな標本が​い​​くつもの​ケースに収められてい​た。数も多い。Yさんとお話しすることができた。千葉からこちらに移住され13年が経つという。北口周辺に囲いのない蝶園を​と活動されている。折角来たのに天気が悪くとぼやくと、「次回は10月の終わりか11月の初めに来てください」と言われた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 35mm ISO2800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.川平湾
バンナ公園北口の「昆虫館」にお暇をして、川平湾に向かった。天気は悪くて肌寒いが、さすがに国指定の名勝地にも選ばれているだけあって、観光客は多い。浜辺に下りてみた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.川平湾 展望台からの眺め
10年前に蝶の写真を​撮りに​来た時も、昼食のために川平湾に寄った。その時とあまり変わっていない。残念ながら日が差さないので、エメラルド色の海の輝きが見られない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/450秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.川平観音堂
川平湾を望む小高い丘に川平観音堂があった。川平湾は昔、首里王府への貢納物を集積する三大港のひとつで、石垣島から沖縄本島等へ向かう船の風待ちの港でもあったそうだ。その昔、川平湾で風待ちしている船があった。たまたまその船に乗っていた少年が上陸している間に順風となり、船が急遽出航した。村に取り残された少年は「戻ってこい」と祈ったところ、逆風となり船が戻ってきたという。少年は後に一人前の僧となり、この地に観音堂を建てたと言い伝えられている。17世紀の頃だそうだ。川平の下田原に流れ着いた仏像も、この観音堂に安置されたといわれている。川平公民館により由来が書かれた案内板が立っていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 10mm ISO250) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.名蔵ダム
定休日だった嵩田植物園の前を通り過ぎて奥へ進むと名蔵ダムを見渡せる広場に着いた。名蔵ダムは、1998年に完成した沖縄総合事務局農林水産部が管理する灌漑用水専用ダムだそうだ。堤高38.7m、堤頂長1,449mの横長ダムである。 石垣島にあるダムでは一番新し。石垣島は年間降雨量が2,000mmを上回るものの、降雨のほとんどが梅雨時期あるいは台風時期に集中し、河川も短いためその大部分は未利用のまま海へ流出していた。また、一部水田を除いて灌漑施設は皆無に等しく、これまで雨水に依存した農業を余儀なくされ、毎年のように干ばつの被害を受け、恒久的な用水対策が望まれてきたという。昭和46年3月~9月(1971年)石垣島は大干ばつに見舞われ農業は壊滅的打撃を受けた。(連続干天日数191日)そして平成10年1月(1998年)名蔵ダムが完成​し​ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/900秒 4.4mm ISO100) 露出補正 -0.3段
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12.台湾農業者入植顕頌碑
1930年代に台湾から石垣島に入植し、パイン産業や水牛の導入で八重山農業の発展に貢献した台湾人の苦労や功績をたたえ、後世に継承していくために、2011年3月に期成会が結成されてこの入植顕頌碑が建立されたという。碑の右側には中国語翻訳付きの説明文が書かれている。また、左側には琉球華僑総会が寄贈した銅製の水牛が設置されている。台湾農業者約60世帯330人がパインの苗とともに石垣市名蔵に入植したのは1935年。その後、水牛​30​頭も導入した。​38​年には沖縄初のパイン缶を製造し、本土に出荷したそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm IS100) 露出補正 -0.3段
150321_012.jpg
13.ハナミノカサゴ
昼食をしようと、少し早めに新石垣空港へ行くことにした。2013年3月7日に開港した新石垣空港は南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港という愛称が付けられている。ロビーには水槽があって熱帯魚が泳いでいた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
14.新石垣島空港
私が乗るJTA618便が到着した。クジラを思わせるラッピングがされている。手前の車はピンクのクジラ​か​。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/320秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
15.那覇のスクランブル交差点
40分ほどの飛行で那覇に着いた。2003年に開通した「ゆいれーる」というモノレールに乗って、今夜の宿がある県庁前に向かう。ゆいレールは明日も複数回利用するので700円で24時間有効という切符を購入した。通常は1区間230円~330円だからお得だ。ホテルはとても便利なところだった。窓からスクランブル交差点が見える。左が県庁、右手前が国際通りの入り口だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/120秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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16.国際通り入り口
午後7時、那覇の目抜き通り、国際通りを歩き始めた。国際通りは県庁北口交差点から、安里三叉路までの1.6kmのことをいう。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
17.国際通りの賑わい
縁日のように大勢の人が歩いている。ちょうど卒業旅行のころなのだろうか学生さん風の人たちが多い。ここは沖縄料理の店。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/0秒 6mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
18.市場本通り入り口
国際通りを県庁の方から牧志へ向かって歩いていくと、むつみ橋交差点から右に入るアーケード通りがある。沖縄のお土産や雑貨、また沖縄の食材が豊富にある牧志公設市場がアーケード通りの中間地点にある。ごちゃごちゃした感じが表通りとは違う。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
19.牧志公設市場の鮮魚店
牧志公設市場の1階は主として食料品の店が並んでいる。夜なので半分ぐらいは店じまいになっているが、​2​偕の食堂フロアへ上がる階段​の​そばの鮮魚店は大勢の人だかりがあり、50cmほどあろうかと思う大きな活きた五色海老が並べられていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.​5 1/​160秒 14mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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20.牧志公設市場の2階は食堂街
まだ、夕食を食べていない。牧志公設市場の2階は食堂街になっている。にぎやかな声も聞こえてくる。どんな店があるのだろうかと上がってみた。これは台湾へ行った時の士林の夜市のようだ。お客さんは中国の観光客、台湾の観光客であふれていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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21.平和通り
公設市場を反対側に抜けると平和通​り​がある。それを国際通りの方へ戻った。さあ、そろそろ晩飯にしよう。申し訳ないが沖縄料理には食指が動かない。結局、安直なところでSAM'Sというチェーン店の鉄板焼きになった。ここは圧倒的に学生​さん​風の若い男女の客が多かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。