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Studio YAMAKOで“宗像志功”が含まれるブログ記事

2018年8月13日

2泊3日 青森県の旅(5) 田んぼアート 八甲田山 三沢 7月7日

とうとう最後まで雨模様だった。この日は、八甲田山でロープウェイに乗るか、あるいは、十和田湖、奥入瀬を歩こうかと予定していたが、この雨では何も見えないだろう。
 帰りは三沢空港から19:00発のJAL0158便に乗るので、八甲田、酸ヶ湯か、あるいは十和田湖、奥入瀬を回るしかない。相談の結果、八甲田へ行って八甲田ホテルで一休みして、三沢で寿司屋でも探して、ゆっくりしようということになった。
 Kさんのご主人から、弘前から黒石に行く途中に田舎館(いなかだて)というところがあり、そこの「田んぼアート」を見ようと提案があった。田んぼに「紫稲」「黄稲」「つるがロマン」等数種類の苗を使って毎年様々な図柄が描かれている。それを高いところから見るのだ。7月中旬から8月中旬が見ごろという。これがなかなか良かった。
 雨の中を走って、八甲田ホテルへ登る。八甲田ホテルには宗像志功の作品が多く飾られていた。レンストラン「MeDeau」で珈琲を飲み、窓の外の緑に降りかかる雨を眺める。そこでまた、相談。まだ、午後1時だ。まっすぐ三沢へ行くには早すぎる。そこで、三沢の近くにある小牧温泉の旧渋沢栄一邸を廻ってみることにする。実は、そこは星野リゾート「青森屋」の公園(小牧温泉渋沢公園)になっていた。
 古牧温泉は実業家で第一国立銀行を設立した 渋沢栄一 の秘書だった杉本行雄という人が、三沢の地に温泉を掘り当てて昭和48年に開いた古牧温泉を観光資源に開発を続け、80年代には東京ドーム約17個分の広大な敷地と第1~第4グランドホテルの大きな観光ホテルを有する青森県一の温泉リゾート観光地として栄えた。 古牧温泉は、温泉リゾートの一典型として評価され、旅行新聞社の「行ってみたい観光地」10年連続1位に輝くなど、古牧グループの経営戦略は時流に乗った。しかし、経営拡大路線に転じて、バブル期の奥入瀬渓流温泉のホテル建設によって負債を抱え、経営努力にもかかわらず、2004年11月経営破綻し、ゴールドマン・サックス主導で経営再建が行われることになった。星野リゾートは2005年ゴールドマン・サックスと提携し、アセットマネジメント会社を折半出資の合弁で設立して旅館再生事業に着手する。経営破綻から5年、破綻時には単月の収支で赤字が出ていたところを、改革の成果により現在では年間数億円の営業黒字が出るまでにめざましい回復を見せているという。「第一グランドホテル」は閉鎖され、「旧渋沢邸」は公開にいたっていない。
 乗ってきた車を三沢空港のトヨタレンタカー営業所に返し、空港からタクシーで「宝寿司」へいく。ここもKさんの奥様が探してくれた。焼きつぶ貝が旨かったのを思い出す。
  こうして、恒例のKさんご夫妻との2泊3日の旅行は無事終わった。関東甲信越は6月中に梅雨は開けたというのに、青森では3日間とも太陽は顔を出してくれなかったが、どうしようもないどしゃ降りではなかったのが、救いだった。

90.朝6時 天候は?
ホテルで迎えた朝は、やはり曇り空だった。今日も期待できない。このホテルの背後には青森ロイヤルゴルフクラブというゴルフ場が併設されているが、朝食のビュッフェには、泊りがけのゴルファーの姿が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
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91.弘前ねぷた
ホテルのレンストランの前に飾られていた2011年弘前ねぷた祭り出展作品である。この作品は独眼竜伊達政宗を描くことにより、2011年3月11日に発生した東日本大地震による被害から復興を祈り、被災された方々に、勇気と笑顔、そして多くの犠牲になられた方々の鎮魂に繋がればとの思いから制作されたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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92.田舎館村 第一田んぼアート」会場
10時少し前に田んぼアートの会場に着いた。平面で見ていると何が描かれているか全く想像もつかない。(黄)とか(紫)とか札が立っているが、これは、稲の色である。田んぼアートで使われている稲の種類は、食用米では、津軽ロマン(緑)、あさゆき(緑)、古代米が紫大黒(紫)、黄大黒(黄)、緑大黒(濃緑)、鑑賞用としてゆきあそび(白)、べにあそび(赤)、あかねあそび(橙)、紫穂波(紫)赤穂波(赤)青系赤174号(白)がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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93.第26回 田んぼアート
第一田んぼアート会場には鑑賞のため、田舎館村展望台が設けられていた。エレベータで4階に上がると展望デッキがある。そこからの眺めがこれだ。グレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンがイタリア製のスクーター「ベスパ」に乗って、ローマ市内を巡るシーン。左は古代ローマ遺跡コロッセオ、右はサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁にある真実の口。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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94.オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック -1
遠近法により、この4階の田舎館村展望台から眺めるのがベストの位置に描かれているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
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95.オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック -2
それにしてもよく似ている。稲の色分けで描かれているとは思えない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
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96.真実の口 -1
手前に「考えよう相手の気持ち」とある。これも遠近法でごく自然で、読みやすい文字列になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
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97.真実の口 -2
少し斜めになるので、水田の水面が邪魔をするが、もう少し日にちが立つと、ベストな眺めになると思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
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98.田んぼアート 第二会場
すぐそばにある第二会場は「道の駅いなかだて」にある。JRAのウインズ津軽競馬場に迷い込みそうになったが、道の駅の駐車場に車を停め、隣接する弥生の里展望所に向かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
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99.手塚治虫キャラクター
第二会場のテーマは、今年で生誕90年を迎える漫画家手塚治虫氏の作品より、「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「ブラック・ジャック」「リボンの騎士」の4作品のキャラクターと手塚治虫氏本人のキャラクターが描かれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
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100.惜しまれる人 石アート
展望所を左に回ると「ダイアナ妃」を描いた石アートが見えた。白、黒、グレーなどの小石を敷き詰めて個人の肖像が描かれている。よく似ている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
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101.川柳最優秀賞
白い石で川柳最優秀賞の「古代米 風と一緒に 歌ってる」書かれていた。その向こうに鉄道の駅が見えた。弘南鉄道の田んぼアート駅だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
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102.惜しまれる人 美空ひばり
さらに展望所の廻廊を左に回ると、「美空ひばり」を描いた石アートがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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103.弘南鉄道 弘南線 -1
弘南鉄道弘南線の田んぼアート駅に黒石方面行の電車が入ってきた。どこかで見たような車両で東急電鉄の7000系のようだが、少し違う。ネットで調べてみたら、東急7000系の中間車両に運転台を付けた改造車だそうだ。駅のホームには人が大勢いるように見えたが、これは描かれたものが張り付けてあるのだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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104.弘南鉄道 弘南線 -2
惜しまれる人「ダイアナ妃」の向こうを電車が走る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
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105.弘南鉄道 弘南線 -3
駅のホームはなんだか賑やかそうに見えるが、実際には乗降客は誰もいなかった。 弘南鉄道 は1926年(大正15年)に設立され、翌年、弘前 - 津軽尾上間を開業した。そして、1950年(昭和25年)津軽尾上 - 黒石間が開業し全通した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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106.八甲田ホテル玄関
田んぼアート第二会場で車を停めた「道の駅いなかだて」で少々買い食いをして、八甲田ホテルへと向かった。レンタカーのナビ通り、国道102号線と394号線を走って小一時間で到着した。雨足が強くなっていた。もう20年近く前になるが、八甲田ホテルには一度泊まったことがある。国内最大級の洋風ログ木造建築のリゾートホテルだ。年配の案内係の方に、コーヒーを飲みたいのですがと、尋ねたところ、快くレストランへ案内してくれた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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107.宗像志功の版画
ロビーに入ると、青森県が地元の 棟方志功 の版画が印象的だった。大字で昭和廿玖年(昭和29年)八月十八日 於 八甲田山頂き 神舞閣 と書かれているから、そのころの作品なのだろうと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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108.レストラン「Me Deau」入口
ここにも宗像志功の版画があった。説明書きをちゃんと読んでくればよかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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109.八甲田ホテル レストラン
木の柱、梁、壁に暖かい色の照明が、マッチしている。天井が高くてとてもさわやかな空間だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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110.窓のそと
レストランの窓から眺めると、その景色の緑は雨で現れている。ガラス窓にシャンデリアの灯りが写る。落ち着ける珈琲タイムを楽しんだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 31mm ISO640 ) 露出補正 なし
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111.ロマネ・コンティ
棚を見ると、ロマネ・コンティや、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴーといったワインの瓶が並んでいた。空き瓶だったけど。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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112.星野リゾート「青森屋」
午後1時、まっすぐ三沢へ行くには早すぎる。どこか見るべきところはないかと、探していると三沢にある旧渋沢栄一邸というのがあった。小牧温泉というところにある。スマホで検索していくうちに、星野リゾート「青森屋」の中にあるということが分かった。少々道に迷ったが、午後3時過ぎに小牧温泉 元湯というところに到着し、そこで聞いて、「青森屋」のフロントへ行って、旧渋沢栄一邸が青森屋の22万坪あるという公園の中にあることが分かった。八甲田から古牧温泉へ向かう途中、ブナ林の林間道路が素晴らしかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO250 ) 露出補正 なし
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113.西大門
古牧温泉渋沢公園は 青森屋公園 となっているが、行き方をフロントで聞いて、その入り口にあたる西大門から入る。案内係の女性がとても愛想良く教えてくれた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
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114.八幡馬ラウンジ
西大門を公園内に入ってすぐのところに八幡馬ラウンジがあった。八幡馬とは、良馬の産地として知られていた青森県南部地方の伝統工芸品で、華やかな柄が描かれた馬の形をしているそうだ。 その工芸品を設えに取り入れ、赤と黒で一対になる本来の八幡馬だけではなく、八幡馬をモチーフにした障子や掛け軸、照明などに彩られるラウンジだそうだ。中には入れなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO400 ) 露出補正 なし
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115.渋沢大門
しばらく行くと左手に渋沢大門という大きな門があった。この中が、旧渋沢栄一邸のある所になる。旧渋沢邸の建っている庭園( 祭魚洞庭園というらしい)の入口にあるのがこの壮大な渋沢大門であり、15,000坪の広い敷地には渋沢邸を含めて5棟の建物が建っている。しかし、青森屋では、旧渋沢栄一邸はまだ公開していないので、青森屋の公園案内図には載っていない。だが、その近くまで行って、外から眺めることはできた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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116.澁沢神社
旧渋沢栄一邸の前までくる。旧渋沢栄一邸と向かい合って、渋沢栄一と澁沢栄一の孫である 渋沢敬三 の秘書・執事を長期にわたって務めた杉本行雄氏(当時:十和田観光開発社長) が 栄一、敬三を祀った「澁沢神社」があった。向かって左が渋沢栄一像、右側が渋沢敬三像だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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117.旧渋沢栄一邸
旧渋沢邸は、1877年に東京・深川に建てられた渋沢栄一邸で、1909年に東京・三田綱町に移転し、戦後、政府に物納され、大臣官邸、共用会議所として使われたのち、当地に移築されたものだそうだ。渋沢栄一の孫の敬三が昭和4年、西側部分を一部解体して英国王朝風の洋館を増築し、33室、総面積328坪の現在の建物になっているとのこと。洋風の増築部分は応接室、書斎、小書斎、食堂、玄関など大小7室88坪だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
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118. 旧渋沢栄一邸の和館部分と庭
明治10年、37歳の渋沢栄一が深川福住町に自宅として最初に建てた建物が右側の和館部分であり、左側が渋沢敬三が増築した洋館部分だ。平成3年10月15日、敬三の命日に古牧温泉の地への移築が完了したという。和館・洋館328坪の建物が屋根瓦と畳以外はすべて忠実に復元されたといわれているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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119.かっぱ沼
かっぱ沼というのだろうか、公園の中心には大きな池がある。池の周囲は散策路になっていて、八幡馬ラウンジ、南部曲輪、楓林橋、浮見堂、津軽金山焼廻廊、鐘撞堂などの建物が点在する。池の周囲は散策路になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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120.散策路
散策路は「こもれび小道」と名付けられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/250秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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121.三沢の寿司屋
星野リゾート「青森屋」から三沢空港まではすぐだった。レンタカーを返却し空港からタクシーに乗って「宝寿司」行った。ここもKさんの奥様が探してくれた。水槽ではフグや鯛が泳いでいる。寿司はネタが大きく新鮮だった。焼いたつぶ貝が旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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122.羽田へ
三沢空港19:00発のJAL0158便は、到着の機が遅れたため、15分ほど遅れての出発となった。残照の中、雲の上を飛んで無事、羽田に到着した。今回も、コースの選定やら、列車、航空機のチケットの予約、宿の予約などすっかりKさんにお世話になってしまった。天候こそすぐれなかったが、それはそれで、あまり行くことないところへも行けたし、とても楽しい旅行だった。感謝。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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2018年4月11日

2泊3日で山陰山陽を周遊(1) 倉敷美観地区 3月29日

3月29日~31日、1日目 倉敷美観地区→姫路城→大山、 2日目 足立美術館→出雲大社→萩城下町、 3日目 津和野→宮島 をめぐる2泊3日の某旅行社の周遊ツアーに参加した。初日は新横浜から新幹線に乗り、岡山まで行って、そこからバスに乗り換えて倉敷美観地区へ行く。これから3日間、下津井電鉄の観光バスで山陰山陽をめぐる。
 のぞみ7号は10:19に岡山に着いた。小1時間バスに乗り、倉敷美観地区へ着いたのは、11時半ごろだった。バスガイドさんの後について大原美術館前まで行き、そのあと自由行動となった。といっても大して時間があるわけではない。倉敷川に沿った街並みを見て、アイビー・スクエアというところへ行ってみることにする。大原美術館にも入館してみたかったが、時間がなさそうだ。
 倉敷市は1928年(昭和3年)に都窪郡倉敷町の市制施行に伴い、最初の市が発足した。その後、1967年(昭和42年)の初代倉敷市・玉島市・児島市の3市による新設合併に伴い、現在の二代目倉敷市が発足している。 平成25年の人口は約48万人だそうだ。
 白壁の街並みの残る倉敷川沿いの街並みを歩き、アイビー・スクエアでは倉紡記念館などを見たあと、12時半にバスに戻り、姫路に向かった。なぜ新幹線で先に姫路で降りて姫路城を観光せずに、岡山から姫路へ戻るのか釈然としなかった。

1.大原美術館分館
バスガイドさんに引率されて駐車場から美観地区へと向かう。そこに大原美術館の分館があった。この彫刻はイギリスのヘンリー・ムーアの「横たわる母と子」という。1975年から76年の作品だ。

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プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 35mm ISO250 ) 露出補正 なし
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2.大原美術館
新渓園という庭園のわきを抜けて、倉敷川に出る手前に 大原美術館 の本館があった。写真などでよく見るこの建物は大原孝四郎の3男で、大原家7代目、大原孫三郎(1880年-1943年)が、自身がパトロンとして援助していた洋画家児島虎次郎(1881年-1929年)に託して収集した西洋美術、エジプト・中近東美術、中国美術などを展示するため、1930年に開館した。西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初のものである。大原孫三郎の支援で1908年に渡欧した洋画家の児島虎次郎(1881~1929)はクロード・モネやアンリ・マティスから直接作品を購入するなどした。バスガイドさんの説明によると、第二次大戦で大原美術館が戦火を免れたのはその美術品を守るためといわれているそうだ。エル・グレコの受胎告知やモネの睡蓮などが収蔵されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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3.倉敷川 今橋
大原美術館の前には倉敷川にかかる今橋があり、ここから倉敷美観地区がはじまる。 倉敷美観地区一帯は倉敷川沿いの柳並木と町並みで有名である。 倉敷川は、倉敷市の倉敷美観地区から岡山市南区の児島湖に流れる二級河川だそうだ。桜も満開だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
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4.倉敷川 中橋
今橋を渡ったところから、中橋を見る。まず、アイビー・スクエアへ行ってみようと思う。倉敷川は川というよりは堀のようである。 

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
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5.倉敷川
中橋の上から、下流を眺める。両側の街並みがまさしく美観である。向こうに見えるのは高砂橋だ。アイビー・スクエアへの行き方を、客待ちをしていた人力車の車夫さん尋ねたところ、この先の路地を左へ入っていくのだと教えてくれた。乗りもしないのに申し訳ない。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
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6.川舟乗り場
かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川では、その風情を味わえる観光川舟が運行されている。観光客に人気らしい。500円だそうだ。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
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7.倉敷館
倉敷川が直角に折れるところにかかる中橋のほうを振り帰ってみると、その左側に倉敷館があった。 施設を長持ちさせるため、また、、バリアフリー化や、利用者の利便性向上に向けた改修工事のため、現在休館中だが、倉敷館は1917年(大正6年)に倉敷町役場として建てられた洋風木造建築である。現在は観光の起点や情報収集に観光案内所となっている便利なスポットだそうだ。建物は、国登録有形文化財に指定されている。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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8.路地
倉敷川から左に折れて、路地に入った。食べ物屋、土産物店などが軒を連ねる。倉敷はジーンズや帆布が名産だそうだ。

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プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO320 ) 露出補正 なし
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9.アイビー・スクエア入口
アイビー・スクエアは、江戸幕府の代官所跡に1889年(明治22年)に建設された倉敷紡績創業の旧工場で、1973年(昭和48年)に改修され、観光施設として再生された。倉敷紡績の関連会社「株式会社倉敷アイビースクエア」が経営・管理し、現在も倉敷紡績の登記上の所在地だそうだ。場所は倉敷美観地区に含まれ、建物は2007年(平成19年)11月30日に経済産業省より「近代化産業遺産」に認定されているという。 明治時代の倉敷紡績所を そのまま改装開発したホテルとなっている

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.児島虎次郎記念館
アイビー・スクエアのアーチをくぐって左側に、昨年12月に閉館された児玉虎次郎記念があった。 この建物は,明治39年に倉敷紡績が5度目の工場増設を行った時、製品倉庫として建てられたものだ。煉瓦造り(一部木造)の平屋建物で、屋根は寄棟桟瓦葺、小屋組はトラス組だそうだ。昭和47~56年にかけて,大原美術館の分館として利用するために改装されたが、保存状態が良く、往時の姿をとどめているという。閉館に際し、収蔵品は、同美術館が活用策を検討してきた旧中国銀行倉敷本町出張所(同所、国登録有形文化財)に移転し、大原美術館開館90周年の2020年11月に「新児島館」(仮称)として開館する計画だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
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11.倉紡記念館 -1
倉敷紡績 株式会社(クラボウ)は明治21年倉敷紡績所として創立された。初代社長に大原孝四郎が就任。翌22年、江戸時代の倉敷代官所跡地に当時としては最も近代的な紡績工場が操業を開始した。倉紡記念館は、昭和44年、クラボウの創立80周年の記念行事のひとつとして造られた。明治の創業期に建てられた工場は、その後現在の倉敷アイビースクエアとなり当時の原綿倉庫が倉敷の町並みに合わせて改造され、記念館に生まれ変わった。ここにはわが国紡績産業の時代の移り変わりを背景に、クラボウの歩みが、写真・模型・文書・絵画などによって展示されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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12. 倉紡記念館 -2
これは大原孝四郎の3男で、2代目大原孫三郎社長の執務机である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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13. 倉紡記念館 -3
昭和天皇は昭和25年3月、愛媛県行幸の折、当時国内で最も新しい紡績工場であった北条工場を視察された。後ろの書画は宗像志功のものである。宗像志功は 大原總一郎 の知遇を得て、戦時中倉敷を訪れてた時、倉紡従業員の教育に資するものと請われて、協力会社の倉敷工業㈱萬壽航空機製作所(旧倉敷紡績萬壽工場)の礼法室の襖に仕上げたのがこの書画だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/160秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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14.蔦が絡まる建物
この建物は倉敷紡績の発祥工場で明治22年(1889年)に建設された。そして、昭和20年(1845年)、終戦とともに長年にわたる操業に終止符をうち、休止工場として保存されていたのを昭和49年(1974年)に改装された。この壁面の蔦は、昭和の初期に西日のため室内の温度が上がるのを防ぐために植えられたものである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 39mm ISO320 ) 露出補正 なし
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15.考古館
そろそろバスに戻らなくては時間になってきた。来た道をアイビー・スクエアからたどっていく。中橋のところへ来ると、さっきは倉敷館しか気が付かなかったが、考古館というのがあった。考古館は1950(昭和25)年、江戸時代の土蔵作り米倉を改装して開館した。今では考古館の建物は、倉敷を象徴する倉として、ポスターや切手をはじめ、様々なデザインにも使用されており側面壁の貼り瓦の美しさも注目を集めているよいうだ。内部の展示品は、「吉備」地方である岡山県と周辺一帯を中心にした遺跡から発見された遺物が中心で数多くあるという。中を見る時間はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
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16.倉敷川舟流し
大原美術館を目標に倉敷川沿いに歩いていると、川舟が観光客を乗せて進んできた。かつて物資を積んだ川舟の往来でにぎわった倉敷川。その風情を味わえる観光川舟が運行されている。ゆったりと進む舟に腰を下ろして眺める白壁の町並みは、川舟流しならではの表情を見せてくれるというのだが、そんな時間的余裕はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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17.有隣荘
中橋を渡って倉敷川の対岸へ回り込んだ。有隣荘という建物を背景に入れて川舟を撮りたかった。有隣荘は大原孫三郎が病弱だった妻を気遣って、家族で住むために建てた大原家の旧別邸だそうだ。独特の製法で焼かれた瓦は、見る角度によって緑色に光り、地元では「緑御殿」とも呼ばれているという。ここには昭和天皇も宿泊されたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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18.新渓園
大原美術館の本館と分館との間に新渓園というところがあった。 この新渓園は明治26年、倉敷紡績の初代社長大原孝四郎の別荘として建設されたもので、和風建築として高く評価されたそうだ。その後、広く一般に開放されて、市民の憩いの場として親しまれてきたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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19. 下津井電鉄の観光バス
私たちが3日間お世話になるバスだ。 下津井電鉄は岡山県に本社があり、鉄道事業が創業時からの中核事業であったが、1991年に全線を廃止し、撤退したそうだ。その子会社である下電観光バスという会社のバスだ。バスガイドの話では、この地方では大手であり、これから行く観光地ではよくお目にかかるはずとのことだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
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