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Studio YAMAKOで“蝶の飛翔”が含まれるブログ記事

2019年9月17日

池の平、鹿沢園地、小諸高原美術館 <8月27日~28日>(5・終) 小諸高原美術館 8月28日

小諸にある小諸高原美術館で、海野和男さんの写真展「小諸日記20年」と「蝶・多様性の世界」が7月24日から8月28日まで開催されているのをインターネットで知っていた。今日が最終日である。天気予報通り、朝から雨模様だった。チョウの撮影はあきらめて、小諸へ行って、小諸高原美術館でこの写真展を見て、美味しいそばでも食べて早めに帰ろうということになった。
 小諸高原美術館は地蔵峠から下りてきて、上信越自動車道に乗らずに下道を走ってほど近い飯綱山というところにある。カーナビに従って進むと小高い丘の上に、小諸高原美術館の建物が見えてきた。車を停めた駐車場の奥は富士見城跡のある飯綱山公園になっている。地元出身の日本画家白鳥映雪の作品や、小諸義塾にゆかりのある作家の作品が収蔵・展示された小諸市立小諸高原美術館・白鳥映雪館として平成10年(1998年)に創立された。
 小諸市にアトリエを構える昆虫写真の第一人者である海野和男さんが、インターネット上で公開されている小諸市を中心に撮影された写真とコメントで紹介される「小諸日記」は、20年の節目を迎え、各テーマごとに再構成された写真が展示されていた。同時に、海野和男さんが審査委員長をされている第5回「生きもの写真リトルリーグ」の優秀作品の展示が行われていた。これも良い写真がいっぱいあった。
 第2展示室の「蝶・多様性の世界 -世界に蝶を追って-」では、世界の蝶の高速動画の展示のほか、海野和男さんが2年間に日本を含む、10か国で撮影された蝶の写真の作品が一堂に並び、多様性あふれる蝶の世界が楽しめた。カメルーン、マダガスカル、タイ、マレーシアには複数回取材、アメリカ、オーストラリア、フレンチギアナ、フィリピン、ミャンマーは1回ずつの取材だったそうだ。 今年の3月29日から4月3日に東京のオリンパスギャラリーでもその写真展が行われたが、それには行くことが出来ず、今回この機会を得て、 ラッキーだった。
 「小諸日記の20年」 、「蝶・多様性の世界 -世界に蝶を追って-」および「生きもの写真リトルリーグ」の作品の一部についてここで載せさせていただいている。
 会場で海野和男さんにお目にかかることが出来た。以前の写真展の会場でお話をさせていただいたことがあったので、ご挨拶させていただいた。会場も良く、素晴らしい写真展だったと思う。
 小諸高原美術館で受付のご夫人から教えていただいた懐古園の傍にある「手打ちそば処 水車」という店でそばを食べ、のんびりと車を走らせ、無事、横浜に帰着した。

1.鹿島園地の朝
朝6時ごろに起床した時は予報通り雨が降っていた。ゆっくり朝食を済ませ、部屋に戻ったが、そろそろ出発しようかと思った9時少し前に、4階の部屋から外を眺めたら、空は少し明るくなっていた。右手は村上(1746m)の山すそで野草園になっている。正面は群馬県嬬恋村だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2.嬬恋村のキャベツ畑
嬬恋村の農園では「嬬恋高原キャベツ」の生産が盛んである。標高800m~1,400mの高冷地で育てられた自然たっぷりの高原野菜だ。嬬恋村のキャベツは、主に夏から秋にかけて出荷されている。その時期、嬬恋村産のキャベツの売上は全国の総出荷量の半分を占め、名実ともに「日本一のキャベツ産地」だそうだ。4階の窓から望遠側で撮った。前の写真の中央部の切り取りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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3.飯綱山 富士見城跡
10時少し前に小高いところに建つ小諸高原美術館に着いた。奥に駐車場があったが、その向こうが小諸市飯綱山公園(富士見城跡)になっていた。富士見城は400年から500年前の戦国時代に築城されたと考えられている。富士見城は戦闘の時に使用される城・砦であり、常時人が生活していなかったと考えられる。武田氏が佐久地方へ進出したころはその佐久地方統括拠点であり小諸城の前身である小諸鍋蓋城として整備された。武田氏の滅亡後は徳川家康の家臣である柴田康忠が一時布陣したそうだ。山の一番高いところに主郭(本丸)がある。上には上がらなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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4.小諸市立小諸高原美術館
今から20年前に建てられているが、なかなか近代的で立派な美術館である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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5.小諸市の市街
小諸高原美術館の前からは小諸の市街地が眺められる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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6.小諸高原美術館の入り口
開催中の写真展「小諸日記20年」と「蝶・多様性の世界」と「生きもの写真リトルリーグ 2019 優秀作品展」の案内札があった。いずれも今日が最終日であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
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7.「小諸日記20年」
受付で入館料をお支払いし、写真撮影の可否を伺ってから、「小諸日記20年」の作品が展示されている第一展示室へ入った。1月から月を追って撮られた写真が展示されていた。海野和男さんがWEBで「小諸日誌」をアップされ始めたのは1999年の2月からだったそうだ。以後、原則、毎日更新されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
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8.「小諸日記20年」浅間山の四季
左側の大きなパネルは浅間山の四季の写真で、右上の「春」から左下の「冬」の浅間山の表情の写真が組まれている。魅了された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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9.「小諸日記20年」四季彩 夏
独特の小諸の四季がテーマである。「寒かった冬が終わると、美しい花が一斉に咲き出す、夏は空が青く澄み、遠くから来た人は小諸の空はなんと青いのかと感激する」と、述べられている。このパネルは「夏」で生き生きとしたチョウの姿が写されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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10.「小諸日記20年」ハチとアブとアリ
会場で購入した「小諸日誌」ガイドブックで海野さんは「ハチとアブはよく似ているが、まったく違う仲間だ。アブはハチに似ることで身を守っているのかもしれない。アリはハチにとても近い仲間で、新しく生まれる女王やオスアリは翅を持っている。ある日、物置を整理したら、ぼくが子供のころに遊んだミニチュアカーがアリに占領されていた。パトカーはアリのゴミ捨て場になっていた。」と書かれている。「  パトカーはアリのゴミ捨て場」には驚いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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11.クラシックカメラと四季
海野和男さんは2002年に「海野和男とクラシックカメラ」という本を出されている。"クラシックカメラで自然を撮る"というサブタイトルがつけられていて、それぞれのカメラで撮られたチョウなどの自然の写真に興味があって、発売されたときに購入した。私も蝶の写真が撮りたくて、平成になったころEOS650を手に入れた。その後、Nikon F3、F90 を購入し、2001年、最後に買ったフィルムカメラはFM3Aだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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12.「小諸日誌」を支えたデジタルカメラ
海野和男さんがWEBで「小諸日誌」を始められたころは丁度フィルムからデジタルへの移行期だったと思う。「小諸日誌」 はデジタルカメラで撮られている。海野さんが2002年の3月に出された「デジカメで記録する 海野和男の里山日記」では、初めてデジカメを使ったのは1998年11月と記されている。その時のカメラは Olympus Cー1400XL という機種で140万画素だったそうだ。私がチョウの写真を撮るためにデジカメを購入したは 2002年でOlympus E10 だった。そして、その年にNikonから発売されたD100を購入したのを憶えている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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13.「生きもの写真リトルリーグ 」2015年~2018年最優秀作品賞受賞作品
2015年から始められた海野和男氏が実行委員長をされている「生きもの写真リトルリーグ 」は5年目を迎えた。2015年からの 最優秀作品賞受賞作品が紹介されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
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14.生きもの写真リトルリーグ2019 地区優秀作品 
第一会場に設置された7台のモニターでは、それぞれ北海道、東北、関東、中部・東海、関西、中国・四国、九州・沖縄 の各地区優秀作品のスライドショーが、上映されていた。これが小学生、中学生が撮ったのかと驚くほどの作品ばかりだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
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15.生きもの写真リトルリーグ2019 
中部・東海地区の優秀作品の一コマ。ヒガンバナにモンキアゲハが舞う写真が映し出されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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16.蝶・多様性の世界 ビクトリアトリバネアゲハ
第2展示室に移動した。2年間で日本を含む熱帯地域の10か国で撮影された蝶の写真が展示されていた。この写真はガダルカナルで撮影されたビクトリアトリバネアゲハ♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/200秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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17.蝶・多様性の世界 アメリカの蝶
アゲハチョウの本を作っておられるとかで、アメリカの中央部に行かれた時の写真だそうだ。それぞれのチョウの種名が示されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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18.蝶・多様性の世界 フィリッピン
ルソン島フィリッピン ルソン島へは40年ぶりに行かれたそうだ。写真のチョウはベンゲットアゲハといい、日本のナミアゲハに似ているがルソン島の標高2,000m付近だけに生息する依存種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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19.蝶・多様性の世界 アカエリトリバネアゲハ マレーシア
アカエリトリバネアゲハの写真は多く撮られているようだ。200回も撮りに行かれているという。これは生き生きとした吸水シーンである。他の作品展で、あまり見ることのできない♀の写真の写真も見せていただいている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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20.蝶・多様性の世界 フレンチギアナの蝶 ダイダミアモルフォ
仏領ギアナは南アメリカ北東部に位置する。よくこんな遠くまで撮影に行かれると驚く。流石、世界的な昆虫写真家だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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21.ヤマキチョウ 日本の蝶
中学生のころ、美ヶ原山麓の三城牧場で、採っても採りきれないほどのヤマキチョウに会ったのを記憶している。しかし、今は信州へ行ってもヤマキチョウに会えることが出来なくなってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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22.蝶のスローモーション動画
モニターでは世界各地で撮影された蝶の飛翔のスローモーション動画(45分)が上映されていた。この時、たまたまヤマキチョウの飛翔シーンが写っていた。しばらく閲覧していたが、肉眼では見取ることのできない情景である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
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23.富士見城跡の旗塚からの眺め
駐車場に戻り、先ほどの富士見城跡の入口である小高いところまで階段を上がり、小諸市内を眺めた。右側が小諸市内で、左側が上信越自動車道、高峰高原方面になる。11時過ぎに小諸高原美術館を退出し、受付の女性に教えていただいた「水車」というそば処で信州そばを食べて、帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2018年4月 8日

春の鎌倉 寿福寺 英勝寺 海蔵寺 3月28日

この日、鶴岡八幡宮の段葛の桜を見終えたのは、まだ、10時を少し過ぎたころだった。しばらく行っていなかった海蔵寺へ行こうと横須賀線の踏切を渡って、寿福寺、英勝寺、海蔵寺と続く道へ出た。観光客は少ない。ゆっくりとみることができた。
 話は違うが、佐伯元行さんという方による日本産のチョウ類全種257種の飛翔写真集が刊行された。これを知ったときに「まさか」と思った。さっそく、注文したところ、本日、手元に送られてきた。佐伯さんは2006年に日本産全種撮影を成し遂げ、さらに今回、全種飛翔写真撮影を達成された。昨今のチョウの写真は、飛んでいるところが珍重されている。私も試みることはあるが。飛翔写真の撮影は極めて難しい。そして、撮った駒に対する歩留まりが悪い。佐伯さんの「蝶の飛翔」写真集はまさに偉業と思う。

1.寿福寺 外門
鶴岡八幡宮から若宮大路を右に曲がって小町通を突っ切り、踏切をわたり、右へ進むと左手に寿福寺がある。寿福寺は臨済宗建長寺派の寺院で鎌倉五山の第三位。1200年(正治2年)に源頼朝夫人の北条政子により開山された。地味なお寺で観光客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.寿福寺の境内
寿福寺の外門の先には山門まで、長い敷石道の参道が続く。境内は「寿福寺境内」として1966年(昭和41年)3月22日に国の史跡に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
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3.英勝寺 ウスズミザクラ
次は英勝寺である。創建は寛永13年(1636年)の浄土宗のお寺である。開山は水戸光圀の姉である玉峯清因、開基は英勝院尼。現在、鎌倉唯一の尼寺という。小さな入口を入って拝観料を支払う。受付の方が「ウスズミザクラが咲き始めましたので見ていってください」と教えてくれた。 ウスズミザクラはエドヒガン系の桜で、咲き初めがピンクで、後に清楚な白い花ビラとなり、散る間際には墨をさしたような色に変わるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.英勝寺 聖観菩薩
本堂のお参りは後にして、太子堂、 聖観菩薩の矢印を見て、崖の上に上がってみる。 聖観菩薩のいわれはよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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5.英勝寺 仏殿
英勝寺の仏殿は、1636年(寛永13年)に建てられた禅宗様方三間裳階付の建物で宝珠殿(ほうじゅでん)と呼ばれる。 扁額に何と書かれているのか読みにくかったが、どうやら「寶珠殿」と書かれているらしい。 寛永20年(1643年)4月11日の裏書きがあるそうだ。仏殿は間口、奥行きとも3間、屋根は寄棟、裳階(もこし)付きの建物である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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6.英勝寺 本尊 阿弥陀如来
仏殿正面の小窓を開けると本尊の阿弥陀如来を拝観することができる。この阿弥陀如来像は徳川三代将軍家光の寄進といわれる。RX10M4でISOの上限を3200にし、シャッター速度を1/500秒より速い設定にしておくと、開放でこれより光量が少ない場合は、シャッタースピードが遅くなる。この場合1/60秒でシャッターが切れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.英勝寺 竹林
鎌倉には報国寺という、石灯篭や赤い野点傘が置かれ、孟宗竹の緑をひきたたせている立派な竹林のあるお寺があり、2010年に訪れている。しかし、わたくしは此処の竹林のほうが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.スジグロシロチョウ
この日は暖かい日だった。英勝寺の境内に咲く紫色のダイコンバナでスジグロシロチョウが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.英勝寺 手水鉢
境内を歩いているといくつかの石造物があり、その中に由緒ありそうな手水鉢があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.海蔵寺 入口
英勝寺からさらに進むと、左に曲がる海蔵寺への道がある。海蔵寺は鎌倉駅から1.4kmのところにある。海蔵寺も臨済宗建長寺派のお寺。 wikipediaによると 建長5年(1253年)に宗尊親王の命により藤原仲能が創建し、鎌倉幕府滅亡時に焼失、応永元年(1394年)に上杉氏定の開基、心昭空外を開山として再興されたと伝えられる。正面が山門だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ムラサキシジミ
海蔵寺の庭で敏捷に飛び回る小型のチョウがいた。コツバメと思ったがムラサキシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海蔵寺 鐘楼と庫裡
海蔵寺の鐘楼は秋の紅葉の頃が美しく、この寺のポイントになって入る。左奥に見えるのは、2階建て、出桁造で、江戸時代の建立である庫裡だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.海蔵寺 本堂
山門を入って正面に、十一面観音が安置された本堂がある。ミツマタの花がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.海蔵寺 カイドウの花
海蔵寺はカイドウの花が良いと聞いていた。庫裡の脇に咲くカイドウはやっと蕾が開き始めたころだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.海蔵寺 龍護殿
本堂の中は広間になっていて龍護殿と書かれた額がかけられていた。本堂は龍護殿と呼ばれているらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.海蔵寺 本堂裏手の庭園
本堂の裏手には、綺麗に手入れされた非公開の山水庭園があった。水の寺とも言われる海蔵寺だけあって、湧水から成る池や、初夏のあやめ、晩秋の紅葉と、緑色の苔とのコントラストが非常に美しいといわれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.海蔵寺 カイドウと庫裡の屋根
カイドウの花と背景とを写し込もうと思い、絞りをf11にして撮ってみた。カイドウの花までの距離があり思うようにはいかなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 39mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.海蔵寺 
本堂から山門を見て、右側に薬師堂と呼ばれる仏殿がある。1777年に同じ鎌倉にある浄智寺から移設されたそうだ。中には鎌倉十三仏のうちの一つである、薬師如来坐像が置かれていて、拝観できた。向かって右手に日光菩薩、左手に月光菩薩が祀られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/125秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.海蔵寺 出口
本堂から見て、正面の山門が入口だとすると、その左手に出口に当たるもう一つの門がある。ユキヤナギがきれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年4月22日

海野和男写真展 と 都庁展望室 3月31日

​ 昆虫写真家の海野和男氏の写真展が、3月31日~4月5日まで、新宿副都心にあるオリンパスギャラリーで開催されることを知り、行ってきた。​2009年に行われたニコンサロンでの写真展「蝶の飛ぶ風景」にも行って、ご本人と会い、お話もさせていただいた。今回の「蝶・舞う」ではマレーシア、タイ、カメルーン及び日本国内で撮影された50点ほどの写真が展示されていた。
 受付に海野氏ご本人が立っておられた。飛翔写真を中心に素晴らしい写真が展示されている。アカエリトリバネアゲハの♀の開翅写真のところで見入っていると、海野氏が来られたので「♀の写真は珍しいですね」と声をかけさせていただいたところ、撮影時の話を聞かせていただくことができた。4月1日に行われたギャラリートークも大勢の人が集まられたようだ。
 写真展の会場に行く前に、東京都庁舎を訪れてみた。45階、地上202mにある展望台にも上がってみた。あいにくの天候で見晴らしはいまいちだったが、思ったより人は多くなく、展望室にあるCafeも空いていた。新宿へ行ったときはここへきて、外の眺めを楽しんだ後、お茶(ビール?)にするのも良いと思う。都庁舎に関しての記述は東京都財務局による「東京都庁見学のご案内」というサイトを参考にした。

1.都民広場の彫刻 「犬の唄」
海野和男氏の写真展を見るのが目的で新宿に来たが、せっかく新宿へ出たのだから、ゆっくり見たことのない都庁の建物を見学して行こうと思う。湘南新宿ラインを降りて、少々迷いながら都庁方面という案内板を頼りに地下道を進む。京王プラザホテルのあたりで地上に上がり、議会議事堂から都民広場に出た。都民広場には第一本庁舎を取り囲むように彫刻があった。この作品は柳原義達氏の「犬の唄」という。向こう側に見えるビルは第二本庁舎だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.都庁本庁舎と「早蕨」
正面に都庁第一本庁舎を見る。第一本庁舎は高さ243m、地上48階、地下3階 ある。ブロンズの彫刻は佐藤忠良氏の「早蕨」。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.「アダムとエヴァ(ジュンカンムタン)」
池田宗弘氏作の「アダムとエヴァ(ジュンカンムタン)」という真鍮鍛造作品。都民広場には第一本庁舎に向かって8体の彫刻が立ち並んでいるが、これは第一本庁舎に向かって一番右側にあった。都庁舎には彫刻やレリーフなど38点のアートワークが設置されているそうだ。日本の現代美術を代表する作家や代表的な外国の作家のほか市民や若手作家による公募作品がある。この日は都民広場にある限られた彫刻作品しか見ていない。改めて見に行ってみたいと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.都庁第一庁舎 南展望室
この日はあいにくの天候だったが、展望室へ上がってみることにする。正面から第一本庁舎に入ると右側に北展望室、左側に南展望室があった。南展望室に上がることにした。地上202m、45階へ直通のエレベータがある。この日は天候が悪いためか、待っている人がいなかった。南の方を見ると明治神宮の森が見えた。こうしてみると緑は結構広い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.展望室からの眺め 南東方向
写真の中央やや左側に見える背の高いビルはNTTドコモ代々木ビルで240mある。そこから右の方にある東京ミッドタウンビル(248m)の左隣に細く東京タワー(333m)が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.新宿駅の方向
正面の大きく見えるビルは新宿センタービル、左側は新宿三井ビルだ。そしてその右側にあるちょっと変わった形のビルは朝日生命保険本社跡地に2008年に竣工したモード学園コクーンタワーという。学校法人日本教育財団の運営する3つの専門学校などが入居しているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.都民広場俯瞰
真下にある都民広場を見下ろす。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.南西方面
中央左の大きなビルは新宿パークタワー(234m)、右側に東京オペラシティータワー(234m)、その右下に新国立劇場がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.南展望室内部
展望室の内部のスペースには、「Tokyo Cafe 202」というカフェもある。この日は空いていた。展望を楽しんだ後、ここでビールを一杯飲むのもいいなと思った。また、写真のような日本全国物産展というコーナーもあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​10​​​​​​​0秒 ​10​mm ISO125 ) 露出補正 なし
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1​0.都民広場へ戻る
南展望台から降りてきた。降りる前に2020東京オリンピック、パラリンピックのピンバッジを買った売店で、「南展望台と北展望台では見えるものや見え方が違うのですか?」と尋ねてみたところ、「ほとんど変わりません。南展望台の方が良いと思います」という返事だった。エレベータで下りて都民広場に戻ったが、北展望台へは上がらなかった。もう一度、都庁第一本庁舎を見上げて、海野和男写真展「蝶・舞う」が行われているエステック情報ビル地下1階のオリンパスギャラリーへ向かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​25​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -1
久しぶりの海野和男氏の写真展である。今回は、マレーシア、タイ、カメルーンなどでオリンパスの機材を使って撮影された作品、約50点が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/​5​​​​​​​0秒 ​15​mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -2
ここはタイで撮影された蝶の写真だ。「蝶・舞う」 とあるように飛翔写真が見事だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/​3​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
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13.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -3
多くの人が来られていた。飛翔写真も多くあった。インタビューで海野氏は、蝶の撮影において、ここ数年で大きな技術変化はありましたかという問いに対し、「シャッターを半押しして、蝶が飛ぶのを狙ってシャッターを押すと、14コマ遡って撮影できるプロキャプチャーモードの登場や、手持ちで撮影できる高性能の超望遠などの登場で、蝶の飛翔の撮影が身近になった。」と述べられている。プロキャプチャーモードは、ファーストレリーズ(シャッターボタン半押し)で電子シャッターでの連続撮影とバッファーメモリーへの一時記録を開始し、セカンドレリーズ(全押し)でバッファー分も含めてSDカードへの記録を開始するというもの。ファーストレリーズからセカンドレリーズまでの間の画像は最大14コマまでさかのぼって記録することが可能という。この機能は、私は「パスト連写」ということで知っていた。2008年3月にCASIO がこのパスト連写ができる EX-F1 というデジカメを発売している。私が愛用しているP610にも同様の先取り撮影という機能があるが、うまく使えないままでいる。再度挑戦してみたい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/​5​​​​​​​0秒 ​15​mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.「蝶・舞う」 海野和男写真展 -4
左の3点がタイ北部で撮影されたキシタアゲハ、シロモンアケボノアゲハ、アタマスフタオチョウで右側の2点がマレーシアで撮られたアカエリトリバネアゲハだ。左側の吸水シーンは♂で、一番右の写真は♀である。アカエリトリバネアゲハの♀の写真は珍しいなと思って見ていたところ、海野和男氏が傍に来られたので、「♀は珍しいですね」とお話したところ、撮影されたときの様子を話してくださった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/​3​​​​​​​0秒 ​9​mm ISO125 ) 露出補正 なし
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