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2019年6月16日

台北・台中・台南 その8(終) 朝の台北 帰国 5月8日

今回の台湾旅行の最後の朝を迎えた。相変わらず小雨が降っている。娘夫婦は、朝はゆっくりするというので、かみさんと一緒に朝の散歩に出た。
 何の当てもなく、中山北路を北に向かって歩いてみた。wikipediaによると、中山北路(ちゅうざんほくろ)は台北市を南北に走る幹線道路。起源は乾隆帝の時代といい、士林、北投へ続く小さな街道であった。日本による台湾統治の時代の1901年、台北北部に台湾神社(現在は円山大飯店が建っている場所にあった)が建設されると、一部が参拝道路として整備され勅使街道と名づけられた。電柱や街路樹が場所をとっていたため、道路として使える幅は10メートルほどに過ぎず、手狭になっていったので紀元2600年(1940年 昭和15年)記念事業の折に台湾神社とあわせて拡張することになった。このとき電線を地下に埋設したので電柱は設置されなかった。工事は1936-1940年度に実施され、買収して確保した周囲の土地を利用し、高速車道を中央としてその両側に緩速車道、さらに外側に遊歩道を置き、それぞれを街路樹で仕切る五線道路とし、その全幅は40メートルという規模のものとなった。台湾総督府の目論見ではこの勅使街道を東京市の昭和通りや大阪市の御堂筋に並ぶ三大道路とすることを企図していたという。セブンイレブンで朝のコーヒーを求め、備えられているベンチで飲んだ。
 いったんホテルに戻る。娘夫婦と合流して、再び外へ。さっきも通ってきた「台北の家」という元アメリカ大使館の施設を改装した、古い映画館とカフェになっているところで、朝食にする。アップルパイが旨かった。
 ホテルに戻って、チェックアウトをし、荷物を預けて再び街へ出かけた。昼食は私がとても楽しみにしている小籠包を食べに長春路の「京鼎楼」まで歩いた。今回も3回ほどそれぞれ異なる店で小籠包を食べたが、私はここのが一番好きだ。
 さて、ホテルに戻り、バッゲージをとって、タクシーで松山空港へと向かう。16時45分発の全日空で、夜の8時に無事羽田に到着した。
 5日間のうち、晴れたのは1日だけと天候には恵まれなかったが、大雨に会うこともなかった。今回も娘の主人には、飛行機、宿の予約から、現地での誘導や、煩わしいMRTなどの切符の購入、食事の場所探し等々、面倒を見てもらった。楽しい旅行だった。多謝。

1.「老爺大酒店」
最後の夜に台北で泊まった「老爺大酒店」(Hotel Royal Nikko Taipei) は中山北路にあった。中山北路の新緑の並木がきれいだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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2.中山北路の朝
朝の8時過ぎ、通勤のバイクが疾走する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO500 ) 露出補正 なし
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3.台北市政府警察局巡邏車
台中の街でも見かけたが、中山北路にも台北市政府警察局巡邏車が並んでいた。 最近ではヤマハ発動機が、台湾の電動バイクメーカーGogoro(ゴゴロ)からのOEMによる新型電動スクーターが導入されているらしいが、このスクーターがそれかどうかはわからない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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4.アンバサダー・ホテル
2011年5月、前回台湾旅行の時に泊ったアンバサダー・ホテルがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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5.セブンイレブン
台湾にはセブンイレブンの店が多い。約5,000店舗(ちなみに日本は約17,000店舗)あるそうで、2位のファミリーマートは約3000店舗( 日本は11,000店舗)だそうだ。ここで朝のコーヒーを飲んだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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6.「台北の家」
中山北路はオフィスやホテルや有名店舗がある大きな道路だが、そんな通りの一角に洋風住宅のような「台北の家」がった。恐る恐る門の中に入って見ると、台湾語と英語の説明板があり、どうやら日本統治時代のアメリカ大使館関係の建物らしい。だが、表通りのほうへ回ってみると映画の看板が立ち並んでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
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7.「光點台北」 映画の看板
いったん、ホテルに戻り、娘夫婦と朝食にしようと立ち寄ったところがここ「台北の家」だった。木々に囲まれたこの白亜の洋館は、日本統治時代にアメリカの領事館として使用され、戦後は1979年までアメリカ大使館職員の宿舎として使われていた歴史建築物でだったが、今は「光點台北」という映画館になっていて、Cafeが併設されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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8.「光點.珈琲時光」
台北観光サイトいうページを開くと、ここは1997年に内政部により第三級古蹟として指定され、現在は台湾電影文化協会が経営する映画をテーマとした芸術サロン「台北之家」となっている。館内には88の座席を有すミニシアターがあるほか、軽食を提供する映画サロン「光點.紅気球」、毎日午後5時まで開放している多目的ギャラリー、老木が立つ庭のあるオープンテラスカフェ「光點.珈琲時光」、 映画と都市をテーマにした専門書店「誠品‧城市之光」などがあると説明されていた。ここは「光點.珈琲時光」だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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9.「光點台北」
ここは映画館部分である。下に切符売り場があって、上に観覧席があるようだ。ミニシアターだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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10.「台北の家」玄関外観
ひっそりとした建物に時々人の出入りがある。映画は11時から始まる。まだ、その時間にならないので、ギャラリーや書店にくるひとたちなのだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.CMCの郵便車
CMC(中華汽車)の車は商用車が多い。これは中山北路で見かけた郵便配達車。日本では郵便局の車は赤いものと思っているが、ここでは違う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.モンシロチョウ
街の中は緑も多く、モンシロチョウも飛んでいる。これはタイワンモンシロチョウでなく、右上に飛んでいるのは、日本でも見られるモンシロチョウだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO320 ) 露出補正 なし
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13.Luxygen
この車は台湾の自動車メーカーである裕隆汽車のLuxygen U6 ターボという中型クロスオーバーSUVである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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14.「京鼎楼」 -1
今回の旅行の最後の目的である「京鼎楼」。2011年にここにきて初めて食べた小籠包の味が忘れられない。もちろんその時にも「鼎泰豊」へも行ったし、横浜高島屋にある「鼎泰豊」でも小籠包は食べた。しかし、私はここの小籠包が一番うまいと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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15.「京鼎楼」 -2
前回の2011年5月には確か10個で170元だった小籠包が、今回は10個200元になっていた。それでも800円弱である。店は地下に50席、1階に12席、2階に60席の三層になっていて1階の奥に調理場がある。 前回来たときは夜で、混んでいて地階に入ったが、この日は1階だった。きれいに改装されているようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels<br> プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/3200秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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16.「京鼎楼」 -3 調理場
清潔そうな調理場だった。京鼎樓は、小籠包の有名店「鼎泰豊」で修行した兄弟が、「京鼎小館」に続いて出店した2号店で、絶品小籠包は現地の人達にはもちろん、日本人観光客やビジネスマンにも大人気だと聞く。現在は東京(恵比寿・池袋・お台場など)、横浜(SOGO)など首都圏に多数店があり、大阪、神戸、博多にも店舗を構えている。今回の旅行の最後に「京鼎楼」で小籠包を満足するまで食べることができた。さあ、横浜へ帰ろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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2011年5月21日

台湾ファミリーツアー 5月8日~11日 その4 九份


車体を軋ませながら、頑張って走る九份行きのバスは夕方5時少し過ぎに九份の基山街の下に着いた。降りたところから賑やかな商店がならぶ細い坂道の街が始まる。とたんに臭豆腐の強烈なにおいに襲われてしまった。一昨年訪れた上海の豫園を思い出す。
 バス停から基山街を通って、台湾映画「悲情城市」の撮影に使われたレトロな石段に出る。その一角にある「阿妹茶樓」でお茶を飲んで一休みし、暗くなったバス通りに降りてきた。タクシーが停まっていたので、それに乗った。
 タクシーで鉄道の瑞芳駅まで行き、そこから台北へは列車で戻ってみたかったが、時間も押していたので、そのまま台北まで行ってしまった。タクシー代は2000元、およそ6000円であった。

九份 基山街;クリックすると大きな写真になります 28.九份 基山街
バスを降りたところから、お土産やなどの商店が並ぶ基山街が始まる。南北に延びた一番賑やかな小路である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
食欲をそそる匂い;クリックすると大きな写真になります 29.食欲をそそる匂い
基山街の途中で貝や、いかを焼く店があった。江の島を思い起こす。この貝はサザエとツブ貝の合いのこのような感じだが、とても旨そうだった。私のそういう気持ちを同行者は全く、気に留めず素通りしてしまった。せめて写真でも撮っておこう。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 34mm ISO900 ) 露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/125秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
「九份茶坊」;クリックすると大きな写真になります 30.「九份茶坊」
九份で最も古い茶芸館である。古き良き時代の空気を感じさせると人気の九份であるが、かつて「小上海」「小香港」と呼ばれたはなやかな時代があった。戦後に金鉱が閉鎖されると、九份の町はその繁栄が嘘であったかのように静まりかえったというが、その静けさが芸術家たちに愛され、非情城市をはじめとする映画や、ドラマのロケ地として利用されるようになったそうだ。奥に進み、階段を下りると、階下には、絵画のギャラリーや、陶芸の工房が併設されていて、博物館のようになっていた。記念に茶器を買った。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO1400 ) 露出補正 なし
みどりさん;クリックすると大きな写真になります 31.みどりさん
この「九份茶坊」へ嫁いだのが日本人の吉村みどりさん。2006年9月にテレビ朝日の「ポカポカ地球家族」という番組で紹介されたことがある。みどりさんはいま39歳になられただろうか。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/80秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
「阿妹茶樓」;クリックすると大きな写真になります 32.「阿妹茶樓」
ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞した映画「悲情城市」の舞台となった九份の 茶芸館「阿妹茶楼」である。BSの旅番組などでもよく登場する。ここの3階まで上がり、テラスでお茶を飲んだ。隣の席は韓国から来た4人の女性で賑やかだった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
基隆湾の眺め;クリックすると大きな写真になります 33.基隆湾の眺め
店内からの展望はすばらしく、基隆湾や遠くの山々、太平洋を見渡すことができた。太陽が沈み雲の中に入ってしまった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 48mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕暮れの「阿妹茶樓」;クリックすると大きな写真になります 34.夕暮れの「阿妹茶樓」
お茶を飲んで、外に出るとすっかり暗くなっていた。赤い提灯に火が入り、旅情を演出する。ここから石段を写真で見る手前のほうへ降り、バス通りに出た。途中で結婚式を挙げたカップルが写真屋さんに写真を撮らせていた。D5000でシャッタースピード1/125秒でISO上限を3200に設定しておくと、暗くなっても気にせずにシャッターを切れるので楽だ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 20mm ISO2200 ) 露出補正 なし
フカヒレ、アワビ、ロブスター;クリックすると大きな写真になります 35.フカヒレ、アワビ、ロブスター
先にもふれたように、帰りはタクシーで鉄道の瑞芳駅まで行き、そこから汽車で台北に帰ろうと計画していたが、遅くなったのでそのまま台北まで乗ってしまった。夜8時少し前に一旦ホテルに入り、歩いて「欣欣魚翅坊」というガイドブックにあったフカヒレのレストランに行き夕食にした。決してガラのいい場所とは言えない長春路に位置するこのお店はド派手な看板が目を引く。しかし、手頃な値段で旨かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
だめ押しで小龍包;クリックすると大きな写真になります 36.だめ押しで小龍包
「欣欣魚翅坊」の道路を挟んで反対側に「京鼎樓」という小龍包が旨いという店がある。せっかくだから入った。腹いっぱいだったのにとても旨いと思った。10個で170元。日本人の客が多かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 32mm ISO1400 ) 露出補正 なし