このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Atelierで“照準器”が含まれるブログ記事

2010年6月26日

隠居の探鳥ウォーク:梅雨の晴れ間の堺市南区鉢ヶ峯


 6月24日木曜日、梅雨の晴れ間となったので、鉢ヶ峯に出かけた。狙いはキジである。丘の上にあるビニールハウスのそばで、鳴いているのが聞こえた。急いで丘を上がって姿を確認したが、撮影ポイントに回りこむうちに見えなくなったしまった。しばらく、農家の方とおしゃべりをしながら、姿をあらわすのを待ったが、どこかに移動したのか出てこなかった。

 ホオジロでも撮ろうと、以前のポイントでデジスコをセットしたが、ここでも振られた。デジスコの照準器をセットしていると、散歩中だという60代くらいの男性に声をかけられた。鉢ヶ峯に近い御池台で住んでおり、毎日の散歩コースだという。車は通行止めにしている工事中の道路をたどっていくと鉢ヶ峯霊園にでる道があって、そこらあたりは野鳥の姿が多いという。デジスコを担いで歩いてみようと思ったが、一周すると2時間あまりかかるというので、次の機会に ΣAPO 120-400mm をつけたイチデジでもぶら下げていくことにした。

 少し、ぶらぶらしているとハーベストの丘へ通じる工事中の道路の上の電線でホオジロがさえずりだした。このハーベストの丘は、一日中 私の好きなカントリーソングの Bluegrass が流れている。小鳥のさえずりとミックスして耳に入ってくるこのあたりの音風景は、心地がよい。*註:ここで流している音は、実際を摸して、SoundEngine で合成したものである。

 まだ通行に供していない高架の橋から見下ろすため池の遙か向こう岸の松の木のてっぺんに、アオサギがじっと留まったままである。このような小ささでも、デジスコならなんとか撮れる。
 車まで戻って、デジスコをしまいかけていると、犬の散歩に来ていた別の60代と思われる男性が声をかけてきた。この方も、御池台に住まいしているという。団塊の世代がいっせいにリタイアしているのだと実感した朝だった。

ホオジロ;クリックすると大きな写真になりますデジスコセット;クリックすると大きな写真になります池の向こうのアオサギ;クリックすると大きな写真になりますデジスコでの撮影;クリックすると大きな写真になります
電線の上でさえずるホオジロデジスコセットコンデジでの撮影:アオサギが点でみえるデジスコでの撮影
35mm版換算2290mm


   

2009年12月 9日

隠居のデジスコ:伊丹市昆陽池

昆陽池野鳥観察橋:クリックすると大きな写真になります 12月8日、朝から冬日和の快晴である。前から友と一度行ってみようかと言っていた伊丹の自衛隊駐屯地近くにある昆陽池公園に行ってみることを思い立った。友に電話すると空いているという。
 イチデジのNikonD70をデジスコにした場合、視野の狭さが問題であったので、照準器をつけたコンデジのSonyDSC-W300で撮ってきた。それでも、イチデジでのデジスコ写真も捨てがたい。イチデジの欠点であった視野の狭さを助けるストロボシューに装着する KYOEI マルチドット高輝度照準器を手に入れたので、試してみたかったこともある。

 野鳥観察橋がある給餌池近辺には、飼育しているらしいコハクチョウとカモ類に混じってドバトが沢山いる。動物園みたいだ。これでは、デジスコでなくても、イチデジの望遠で十分撮れる距離である。
 それでも敢えて、NikonD70によるデジスコで撮ってみた。操作になれていないこともあって、家に帰ってパソコンで見てみるとあまり良い写真はない。ただ、何枚かの写真はイチデジらしい画像であった。
ゆりかもめ:昆陽池;クリックすると大きな写真になりますゆりかもめ:昆陽池:クリックすると大きな写真になりますキンクロハジロ:昆陽池;クリックすると大きな写真になりますアオサギ:昆陽池;クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
カメラ・アタッチメント FSA-L1
デジカメ Nikon D70
ISO800 F13.0 1/1600 1000mm
(35mm版換算1500mm)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.6 1/200 15mm
(35mm版換算2625mm)
スコープ Nikon ED82
カメラ・アタッチメント FSA-L1
デジカメ Nikon D70
ISO800 F13.0 1/1000 1000mm
(35mm版換算1500mm)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.6 1/400 7.6mm
(35mm版換算1330mm)

 デジスコではなく、普通のレンズ(Nikkor28-200mm)をつけたくて、デジスコはSonyDSC-W300につけかえた。この方が、被写体が近い場合は圧倒的に機動的である。
 野鳥観察橋を離れて駐車場に戻りかけると池畔で超望遠レンズをつけたカメラを一脚の上で固定してさかんにシャッターを切っている女性がいる。何を撮っているのかと聞いてみると100mほど先の池面にミコアイサが泳いでいるという。初めて聞く名前である。早速、三脚を開いて観ると目のあたりが黒いカモ(雄)を中心に4匹ぐらいで泳いでいる。シャッターを数多く押したが、帰ってパソコンで確認するとピントが甘い。当たり前であるが、距離が遠いほど動いている被写体に焦点あわせることは難しい。
ゆりかもめ:昆陽池;クリックすると大きな写真になりますヒドリガモ:昆陽池;クリックすると大きな写真になりますキンクロハジロ:昆陽池;クリックすると大きな写真になりますミコアイサ:昆陽池;クリックすると大きな写真になります
デジカメ Nikon D70
レンズ Nikkor28-200mm
ISO800 F10.0 1/1250 120mm
(35mm版換算180mm)
トリミング
デジカメ Nikon D70
レンズ Nikkor28-200mm
ISO800 F9.0 1/320 75mm
(35mm版換算112mm)
トリミング
デジカメ Nikon D70
レンズ Nikkor28-200mm
ISO800 F8.0 1/1000 170mm
(35mm版換算225mm)
トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F4.5 1/320 17.2mm
(35mm版換算3010mm)
トリミング レタッチ

 それでも、今日も今まで写真に収めることがなかったユリカモメミコアイサを野鳥の写真集に加えることができたので満足している。

2009年11月 3日

隠居のデジスコ:初めてのキセキレイ

 10月の終わり、朝晩少し冷え込むようになったので、新しい野鳥が見つけられないかと散歩がてら双眼鏡を首からぶら下げて近くの西原公園をあるいて回った。
 近所に住む友人が警察署近くの池でカワセミを見かけたというので、そちらから回ってみた。カワセミの気配はなかったが、マガモのペアーが、池の岸近くで水中に首を突っ込んで餌を探していた。
 公園の木立では、ヒヨドリの甲高いさえずりが聞こえたが、それ以外の鳥は見つけられなかった。

 西原公園から離れて、9月中旬に幾種類かの野鳥を撮った和田川のポイントに寄って帰ることにした。カルガモがすぐに目に入ったが、その他に目新しい鳥はいそうになかった。川沿いに少し下っていくとセキレイが一羽チョコチョコと動き回っている。双眼鏡でよく見ると、なんとお腹あたりが黄色くてきれいだ。写真ではよく見ていたが、初めて見るキセキレイである。こんな汚い川にはふさわしくない鮮やかさである。デジスコセットは手元にない。取りに帰るには時間が遅すぎた。まだしばらくは現れるだろうと写真を撮るのは次回にすることにした。

 山小屋Hütte Hachi の大工作業や帰ってきてからも雨が続いたりして撮影に行きそびれた。文化の日、良い天気となった。今回は空振り覚悟で、前回キセキレイをみつけたポイント近くに車を駐めてデジスコセットを組み立て、首に双眼鏡をぶら下げた。いつものように、コサギとアオサギがゆっくりとした動きをしている。コサギを撮っていると、その後ろでセキレイが尻尾を上下にしているのが見える。双眼鏡で確かめると、キセキレイである。やはり、いた。汚い川岸やゴミのところでチョコチョコと動き回っている。撮りながら、三脚を持ち上げて少しずつ近づいた。レリーズでかなりの数のシャッターを連続した。照準器の扱いにも慣れてきた。

 カルガモのペアーを撮っていると、川の中に生えている雑木に鳥が留まるのが見えた。双眼鏡で確かめるとモズのようである。このところモズをよく見かけるようになった。堺市の鳥はモズであるから、たくさん見かけて当然なのかもしれないが、双眼鏡かフィールドスコープでもなければ、さえずりに気がつかなければスズメと思ってしまうかもしれない。 
キセキレイ:クリックすると大きな写真になりますモズ:クリックすると大きな写真になりますカルガモ:クリックすると大きな写真になりますコサギ:クリックすると大きな写真になります
  

2009年10月 5日

隠居のデジスコ:秋の大仙公園

自転車乗り方教室(初心者スクール):クリックすると大きな写真になります 孫が小学2年生にもなるのに自転車 に乗れない。友達との公園での野球をしにいくのに、自分だけ歩いていかねばならない。
 堺は自転車の町である。大仙公園の片隅に、自転車博物館サイクルセンターという場所がある。ここに、自転車乗り方教室(初心者スクール)があってボランティアの方々(ほとんどは老人であるが、若いアメリカ人もいる)が無料で教えてくれる。9:20 ~ 16:00 まで無料で乗れるようにしてくれる。だから、なかなか予約がとれないが、ようやく10月の初めの日曜日に連れていくことができるようになったらしい。幸い、晴天である。
 昼から応援をしてやりに、デジスコセットも持参して行ってみた。側のグランドでは、どこか大きな幼稚園の運動会が開かれていた。

 そこから 200m ほど離れた公園内の木立で、小鳥のさえずりが聞こえる。よく見るとヒヨドリに混じって、スズメより少し小さな小鳥が動き回っている。その木立近くに三脚を立て、照準器で小鳥を狙った。今までデジスコで撮れている野鳥は、電線に留まっているものか水辺にいる鳥が多いので、何とかして木に留まっているところを撮りたかった。100ショットくらい撮ったファイルをPCで確かめて見ると、5~6ショットましなものがあった。シジュウカラの写真は私の拙い「野鳥の写真サムネイル」に幾枚かあるが、今回の写真が最も面白いと思う。コゲラは、残念ながら木の枝が邪魔になって全身を入れたものが撮れなかった。
ヒヨドリ:大仙公園:クリックすると大きな写真になりますコゲラ:大仙公園:クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ:大仙公園:クリックすると大きな写真になりますシジュウカラ:大仙公園:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/80 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/125 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/125 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/60 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 トリミング


こわがりの孫は、大きな進展はあったもののスイスイとまではいかなかった。もう一度くるチャンスがあるかもしれない。

2009年9月26日

隠居のデジスコ:自宅2階窓から野鳥を撮ってみる

 彼岸も過ぎて、朝夕は少し涼しくなってきた。それにつれて、堺泉北の自宅の周りで鳥のさえずりが聞こえる時間が増えてきた。ほとんどは、電柱や電線に留まってさえずっている。

 デジスコは視野が狭いぶん小さな隙間から遠くの被写体を導入できる。お隣の屋根の先の向こうに高い電柱があり、そのてっぺんあたりに鳥がよく留まる。ハシブトカラスがもっぱらであるが、時には肉眼では見分けのつかない鳥も留まってさえずっていたりする。今朝も、スズメくらいの大きさの鳥が、電柱のすぐ近くの電線に留まった。デジスコの照準器を合わせてスコープの焦点を合わせてみると、どうやら先日、和田川で撮ったモズらしい。

 近くの電柱に、スズメが4~5羽、チュンチュンとないている。スズメをまともに大きく撮った写真がないので撮ってみることにした。安西英明さんという方の「スズメの少子化、カラスのいじめ」という新書に、スズメとよく似た鳥、例えばホオジロ、アオジ、ニューナイスズメ(イエスズメ)との見分け方についての記述がある。
  1. くちばしは鉤型に曲がっていない。確かにモズのように鉤型ではない。
  2. 尾羽は、ツバメのように二股に分かれていない。
  3. 指は普通の鳥と同じように、前向きに3本、後ろ向きに1本の計4本である。
  4. スズメの腹は白っぽく模様がない。
  5. スズメの顔のほっぺには、黒い斑紋がある。これはスズメだけの特徴である。

 この本は、身近にいるスズメとカラス、ドバトについて詳しい記述があり、とても面白い。 この本の記述によれば、今朝のスズメの動きは求愛行動だったかもしれない。

 夕刻になって、順光が朝とは入れ替わり別の窓から、これもお隣の屋根の向こう 15m くらい先のコンクリート製電柱のてっぺんにキジバトが現れた。腹の方向から撮ったデジスコ写真は、少し気味悪い。やはり背の方から見た方がいいようだ。
モズ:クリックすると大きな写真になりますスズメスズメ:クリックすると大きな写真になりますキジバト:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/320 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/250 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.0 1/400 13.1mm
 (35mm版換算2290mm)
 露出補正 なし
  トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.0 1/200 13.1mm
 (35mm版換算2290mm)
 露出補正 なし


スズメ
スズメの少子化、カラスのいじめ 身近な鳥の不思議な世界 [ソフトバンク新書]
安西 英明
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 31548
おすすめ度の平均: 5.0
5 身近な野鳥でバード・ウォッチング
5 身近にいる鳥は面白い
5 バードウオッチング入門に最適です
5 「面白い」物語が自然のことを教えてくれる

2009年9月14日

隠居のデジスコ:イチデジとコンデジを比較する

 デジスコを始めようと思ったときに、最初に揃えたのは Nikon のフィールドスコープED82 である。Nikon のデジスコーピングの案内をみると、私の場合イチデジの D70 を持っているので、アタッチメントの FSA-L1 を求めるだけでデジスコセットができると分かった。それで恥ずかしい話であるが、よく調査もせずに ED82 と Nikon D70 を連結するために Nikon FSA-L1 を購入した。

 求めてからよくよく調べてみると、このセットではF値は 13 に固定され、合成焦点距離も 35mm 換算値で 1500mm に固定されていることが分かった。また、デジカメの AF 機能は働かず、フィールドスコープで正確に焦点を合わせなければならない。期待している 3000mm 超の撮影は無理だし、初心者には取り扱いが難しそうだ。ということで、折角やるのだからと今のデジスコセットを泣く泣く揃えた。

 それでも一度試したくて、先日ちょうどよい機会だったので、あまり動かないコサギを被写体にして撮ってみた。被写体までの距離( 12~3m )・晴天など撮影の条件はほぼ同等である。コンデジ・セットとイチデジ・セットとを使ってみて気が着いた点を思いつくまま挙げてみると次の表のようになる。まだ、どちらも使いこなしているとは言えないのだが、イチデジによるデジスコも使いようによっては、いい画像が得られるのではないかという印象である。

デジスコ:コンデジとイチデジの比較
Written on Sep. 14th, 2009
画像Sony DSC-W300:クリックすると大きな写真になりますNikon D70:クリックすると大きな写真になります
デジスコ・セットスコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
スコープ Nikon ED82
カメラ・アタッチメント FSA-L1
デジカメ Nikon D70
理論上の性能絞り:F2.8 - 8.0
合成焦点距離:1330mm - 3990mm
 (35mm版換算)
ISO:80 - 400(連写モード)
絞り:F13
合成焦点距離:1500mm
(35mm版換算)
ISO:200 - 1600
撮影データ ISO80 F5.6 1/500 7 .6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 ISO640 F13.0 1/640 1000mm
 (35mm版換算1500mm)
 露出絞り優先
デジカメ設定液晶画面を見ながら設定するので、同じ姿勢でできる。
液晶フードを使っているので、容易に設定を確認できる。
一般的にはカメラの上部にある表示パネルで行うので、ファイダーを覗く姿勢ではできない。カメラ位置を変える必要がある。
液晶画面でも設定できるが、日の光の中では見がたいし、手間がかかる。
被写体の導入照準器の Red Point を被写体に合わせ、液晶画面で確認する。事前に、 Red Point を合わせておく必要があるが、照準器の視野は広いので、被写体を導入しやすい。ファインダーで行う。フィールドスコープをつけるとファインダーの視野は狭くなるので、被写体導入はかなり難しい。
雲台の動きバランスはフィールドスコープ部分の方が少し重い。ロングプレートで簡単に調節できる。バランスはカメラ部分が重くなる。ロングプレートで簡単に調節でき、動きに問題はない。
シャッター操作専用のカメラブラケットにケーブル・レリーズをつける。
ケーブル・レリーズをつけたまま収納しにくいので、その都度装着する必要がある。
リモコンで行う。
リモコン・モードは 15分間ロックできるが、その都度設定する必要がある。
連写は効かない。
使い分け機動性に優れている。場所を変えたり、異なる被写体を導入しやすい。
超望遠 3000mm ぐらいまでは良い画像が得られそうだ。
設定に手間取るので、置きピンをして狙いを定めておく場合は、画像は良さそうだ。暗い場合は、ISO を大きい値にしても画像はそれほど荒れないようだ。


2009年9月 3日

隠居のデジスコ:蝶を撮ってみる

 この時期、近くの公園などには野鳥の姿はほとんどない。9月の第一水曜日、干潟には何らかの水鳥がいるだろうと大阪南港野鳥園に向かってみた。

 駐車場は、9時開門になっている。よくよく見ると水曜日は野鳥園は休みで、それに伴い駐車場も閉鎖されるらしい。前のコンテナヤードに出入りするコンテナ・トレーラーが行き来する道路端に車を駐めて、歩いて入れる入り口から中の様子を見に行ってみると、干潟への入り口は高い鉄柵が閉められていて近づけない。諦めて帰ろうかと思ったが、「さえずりの丘」「羽ばたきの丘」で、ハクセキレイムクドリヒヨドリを見かけた。

 野鳥園の近くにある以前に孫を連れて行ったことのある「なにわの海の時空館」近くの有料駐車場に車を駐めて、三脚にフィールドスコープをつけてかついだ。ハクセキレイを見かけた「さえずりの丘」の木陰でデジスコのセットアップをして、しばらく待っていると 50m ほど先の腰掛け用の丸太の上に、ハクセキレイが飛んできた。この鳥は、チョコチョコと動き回るので液晶画面への導入が難しい。コンデジのAF機能が動き出す前に、位置を変えている。写真データで露出時間をみると 1/15 だから被写体ブレしているのかもしれない。という言い訳で良い写真は撮れなかった。
 野鳥園から車の方に帰りかけると 20m ほど先歩道の上でキジバトとムクドリがチョコチョコと動き回っている。これも練習と思って、ムクドリに焦点をあててみた。これも木陰で露光が足りないのかもひとつだ。
 歩道横の高さ 5~6m の並木を見上げると巻き付いたヤブガラシにアオスジアゲハが吸蜜している。これも練習と照準器を合わせた。光の明るいせいもあって、この被写体では光はたりているようだった。これだけ近いと蝶の胴体もくっきりと鮮明である。
ハクセキレイ:クリックすると大きな写真になりますミミズをくわえたムクドリ:クリックすると大きな写真になりますアオスジアゲハ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.0 1/15 13.1mm
 (35mm版換算2290mm)
 露出補正 なし
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/125 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/160 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 なし
 レタッチ 

2009年8月25日

隠居のデジスコ:晩夏の堺市大泉緑地

大泉池:クリックすると大きな写真になります 暑さも少し和らいだ地蔵盆の日の昼過ぎ、今まで気になりながら行ったことのなかった堺市北部にある大泉緑地に野鳥を求めた。遊具もあるようなので夏休みの宿題がようやく終わった孫も一緒である。

 自宅から車で 25分ほどのところに、こんなに大きな緑地があるとは驚きだ。第一駐車場から少し歩くと大泉池という、水面の半分ほどを蓮が占める大きな池に出る。数はあまり多くないが葉陰には、蓮の花が開いていたり、蕾をつけている。

 2~30m 先の刈り取った蓮の葉の上であろうか、ダイサギが餌を狙っていた。サンデー毎日の老人たちが涼をとっている中央休憩所とは 池の反対にある「緑水亭」あたりからみると、200m ほど先にダイサギが5~6羽群れていた。
 3~40m 先で体長がそれほど大きくない水鳥が5~6羽潜水したりしている。カルガモと思っていたが、帰宅して確認してみるとどうやらカイツブリらしい。初めて見る鳥である。
 どの写真も、もう一つピントが甘い。照準器と雲台につけたロング・バランスプレートで被写体の導入はやりやすくなったが、ピントはもう少し慎重に合わせる必要があるようだ。それと、デジカメのセッテングは状況に応じて素早く変更できるように慣れる必要もありそうだ。
ダイサギ:クリックすると大きな写真になりますダイサギの群れ:クリックすると大きな写真になりますカイツブリの群れ:クリックすると大きな写真になりますカイツブリ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/400 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/320 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.5 1/125 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/160 15mm
 (35mm版換算2625mm)
 露出補正 +1.0
 レタッチ トリミング

 ネットで大泉緑地での野鳥を調べてみるといろいろな鳥が棲息しているようである。大泉緑地公園探鳥マップによれば、カワセミの撮影ポイントもあるらしく多くのカメラマンが望遠レンズを構えるらしい。もう少し、習熟してから仲間に入らせてもらおうかと思っている。

2009年8月19日

隠居のデジスコ:兵庫県鉢伏の夏鳥

 ようやく夏らしい夏になった盆休みあけに、孫たちを兵庫県鉢伏の山小屋Hütte Hachiに連れて行った。
 川遊びをしに、子どもが小さい頃によく連れて行った滝にいってみた。今は、氷ノ山への夏山登山口となっている「不動の滝」近くの小川は小さな子どもでも遊べるように整備されている。もともとスキー客を対象にしていたこのあたりの民宿村も、夏の林間学校や合宿に力を入れているのだ。

 先月に完成したばかりのウッドデッキでの但馬牛でのBBQ を楽しんだあとファイアをしてやると、焚き火などの経験のない子どもたちはハイになって喜んだ。

 翌早朝、空が白み始めた頃に小屋を抜け出し、車中に置いていたデジスコ・セットを組み立てた。谷間のいつものポイントにいくと少し明るくなってきた。この時期・この時間は、ホオジロが 30~40m ぐらい斜め先の杉の梢でさえずりを始める。今回は、照準器をつけているので液晶画面への取込はやりやすくなったが、ルーペのついた液晶フードを覗いて構図を決めようとするが、雲台などの微妙な操作がなかなか上手くいかない。Verbon FHD-61Q に元々ついているコルクつきのプレートが起因しているかもしれない。
 三脚を置いているほぼ真上に近い高い電線に、巣立ちしたばかりと思われるツバメ2匹が少し間隔を置いてとまっている。このような角度の時には、重心が後ろにあるデジスコ・セットでは特に被写体の導入が難しい。2匹同時の写真は撮れなかった。
 それに、谷間では陽があたるのが遅く、デジカメを光量がある時のように設定したままだったので、帰宅後、自宅で画像を確認すると明らかに露光不足である。Picasa のレタッチ機能を使って修正を試みると少しましになった。まあ、最初の写真よりはピントがあっているようだ。
ホオジロ:鉢伏:クリックすると大きな写真になりますホオジロ:鉢伏ツバメ:クリックすると大きな写真になりますツバメ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/320 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.0 1/400 13.1mm
 (35mm版換算2292mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 レタッチ トリミング

2009年8月13日

隠居のデジスコ:アオサギは格好の練習台

 液晶画面に見つけた鳥の姿を素早く導入するために、デジスコのセットに追加発注した照準器(デジスコドットコム:DOS-CS1) と液晶フード(デジスコドットコム:HD-2027W)が届いた。また、最広角側で写すとケラレがでるカプラーを TA4+3 から TA4 に変更した。
 実際に使ってみたいと思ったが、今の時期、練習台となるような被写体を見つけるのは難しい。前回カプラーなどを忘れて空振りに終わった仁徳御陵に行ってみることにした。隣接する大仙公園ではなく、御陵の周囲を歩いてみたが水かさの増えている掘には、野鳥は全く見あたらない。歩道そばの草むらにハクセキレイを見かけたが、デジスコをセットしている間に姿が見えなくなった。動きの速いこのような鳥は、ビギナーには難しい。

 堀端は諦めて、前回アオサギとマガモを見かけた堺市博物館の横にある池に行ってみることにした。途中、見かけたハトとカラスで照準器を使う練習をしてみた。照準器がなかったときに比べるとはるかにやりやすいが、ハトもカラスもチョコマカと動き回るので液晶画面の真ん中に収めるのは結構難しい。
 博物館への途中、緑陰将棋に夢中の老人たちの向こう古墳の堀にアオサギがじっととまって餌を狙っている。これは格好の練習台である。20m ほど離れた草地に三脚を立てて、照準器の赤い光点をアオサギの頭あたりに合わせた。だが、液晶フードから覗いたモニターに映るアオサギは少しずれている。照準器の設定には、もう少しの慣れが必要である。
 カプラーを変更したので、最広角側のケラレはなくなった。

 博物館近くの池に流れ込む小さな流れにハクセキレイがチョコチョコと動き回っていた。この被写体の動きは速いから、液晶画面に取り込むのは難しい。ハクセキレイがどのように動くかを予測してあらかじめピントを置いておく、いわゆる「ピン置き」をする必要があるのかもしれない。結局、あまりよい写真は撮れないうちに、飛び去ってしまった。
 目当ての池には、野鳥らしき影は見あたらなかった。まあ、それでも練習相手の被写体に会えたので満足だった。
カラス:クリックすると大きな写真になりますアオサギ:広角側;クリックすると大きな写真になりますアオサギ(テレ側):クリックすると大きな写真になりますハクセキレイ:クリックすると大きな写真になります
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO250 F2.8 1/40 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F5.6 1/160 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F4.5 1/250 17.2mm
 (35mm版換算3006mm)
 露出補正 -0.7
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
 ISO80 F2.8 1/25 7.6mm
 (35mm版換算1330mm)
 露出補正 -0.7
 トリミング