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Atelierで“ウスバシロチョウ”が含まれるブログ記事

2017年6月18日

隠居のドライブ:鳥取花回廊

昨年秋以来、なにかやとあって、ちょっとした旅行もできずにいた。
 今回、思い立って梅雨入り前の6月4・5日天気も良さそうなので、山小屋に一泊してから、9号線経由で、大山の麓にある鳥取花回廊に行ってみることにした。一泊で600kmほどのドライブである。
 1日目は、山小屋Hütte Hachiで、一泊するだけなので、気楽である。朝は、ゆっくり目に家を出て、中国自動車道や舞鶴道などのSAで時間を潰した。北近畿豊岡自動車道の八鹿・氷ノ山IC を降りたところにある、雛には稀な家庭的なイタリアンを食べさせてくれる Cafe de Manma で昼食をした。家内のお気に入りである。
 その日はHütte Hachi周辺を散策するだけで、早々に、夕食をした。例によって、国道9号線養父にある羽渕精肉店で求めた但馬牛でのしゃぶしゃぶである。
 翌早朝、9号線経由で大山の麓にある花回廊を目指した。鳥取県の国道9号線は、部分部分でバイパスができていたりして快適ではあるが、道路標識とカーナビをしっかりと確認しながら走らないと旧道に迷いかねない。浦富海岸など立ち寄りたいところもあるが、先を急いだ。
 道は良くなっていると行っても、一般道である。速度制限は、50か60kmである。目指す米子は遠い。途中、道の駅で休憩を繰り返す道中であった。
 11時半頃、花回廊に到着。フラワートレインに乗って園内を一周する。そのあと、混まないうちにと、園内のレストランで昼食する。海鮮丼はまあまあだった。
 2時間ほど、園内を歩き回って帰途についた。帰りは、米子自動車道から中国自動車道の高速ばかりだ。流石に、疲れて途中で30分ほど車中で休息をとったが、問題なく自宅にたどり着くことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/4 八鹿(豊岡市)
キセキレイ
いつもランチに立ち寄る Cafe de Manma の額縁のようになっている立看板に、キセキレイが雛を育てていた。都会では考えられないことが、起こっている。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
180.0mm AE 1/125s f/16.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/4 大久保(養父市)
タニウツギ
小屋の周りに、白いタニウツギが咲いていた。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/1000s f/2.8 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/4 大久保(養父市)
ヒメウラナミジャノメ
この蝶は、街中でもどこでも観察される。望遠端にすると手ブレがするので、シャッタースピードを早くした。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
300.0mm TV 1/800s f/6.3 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/4 大久保(養父市)
ダイミョウセセリ(関西型)
珍しい蝶に会ったときのような場合、急いでいるので、カメラの設定がメチャクチャである。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/3000s f/2.8 ISO500 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/4 大久保(養父市)
ウスバシロチョウ
前回(5月26日)同様にウスバシロチョウがヒラヒラと飛んでいた。なぜか枯れた笹の葉に留まった。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/3000s f/2.8 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/4 大久保(養父市)
カワトンボ♀ 飛翔
無色透明の翅をもつのは珍しいようだ。ひょっとしたら違うかもしれないが、図鑑では翅に白い斑点があるのはカワトンボだけだった。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/3000s f/2.8 ISO6400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 道の駅神話の里 白うさぎ(9号線鳥取)
白兎海岸

9号線を陸橋で渡ると、日本海はすぐそこである。
SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
26.0mm TV 1/640s f/7.1 ISO100 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 道の駅道の駅大栄(9号線鳥取)
ツバメ育児中

たくさんのツバメの巣があった。観光案内所の事務所の中にもよく飛び込んでくるそうだ。
SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
250.0mm TV 1/500s f/6.3 ISO1600 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
回廊とフラワートレイン

最初にフラワートレインに乗って、園内を一周した。高さ10mほどの回廊も設けられており、これを歩いて園内を巡ることもできる。雨の日はいいだろう。
SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
250.0mm TV 1/500s f/6.3 ISO1600 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
温室へのアプローチ

この花回廊は、大山の西麓にある。アプローチにはバラが咲いている。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/3000s f/2.8 ISO200 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。170605_003.jpg 2017//6/5花回廊(鳥取)
赤のバラ

時期的には、バラの季節である。あちらこちらでバラが咲いていた。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/200s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
温室の欄

大きな温室では、様々な蘭が咲いていた。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
18.0mm TV 1/640s f/4.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
コウホネ

温室そばの池で咲いていた。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/200s f/9.5 ISO80 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
ショウジョウトンボ

温室そばの池に飛んでいた。 幼虫を駆除するのか、蝶類など虫は少なかった。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
160.0mm crop TV 1/640s f/6.3 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
紫色のユリ

ユリの温室では、いろいろなユリが咲いていた。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/350s f/2.8 ISO3200 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
イングリッシュ・ガーデンから見た大山
いい天気だった。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
30.0mm TV 1/320s f/5.6 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
落水の向こうに紫陽花
回廊の屋根から、滝のように水を流していた。シャッタースピードを1/20s まで落とすと、水の向こうに紫陽花の影が写った。

SONY α7Ⅱ+SEL90M28 macro
90.0mm TV 1/20s f/19.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//6/5 花回廊(鳥取)
温室と大山
最後に回廊の上から、パチリ。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
40.0mm TV 1/40s f/13.0 ISO100 EV 0


2017年6月 9日

隠居の旅:久しぶりの山小屋Hütte Hachi

兵庫県養父市の古くからある小さなゲレンデの中腹に建っている Hütte Hachi の様子を雪が溶けたら見に行ってみたいと思っていたが、坐骨神経痛を発症して、ようやく癒えたのがゴールデンウィーク開けだった。パートナーを誘って出かけたのは、5月も終わりに近い、25・26日だった。
 何かとお世話になっている民宿のおばさんの話だと、この冬はすごい積雪だったそうで、雪下ろしを何回もお願いしたとのことだった。幸い傾斜のきつい片流れ屋根になっている Hütte Hachi は、雪はすべて滑り落ちたらしく無事だった。
 45年ちかく使ってきた小屋も、そろそろ終活をしなければならないと、その相談が今回の目的だった。パートナーも私も歳をとって、ちょっとしたメンテナンス作業も億劫になってきた。今後も維持していくには、誰かが面倒見なければならない。孫どもを連れて行ってやりたいと思っても、親たちは生活が忙しくなかなか休みが取れない生活をしているので、我々のようなわけにはいかないだろう。
 今回は、小屋の始末についての話が終わってしまうと、特段する作業もなかった。パートナーはゲレンデでまだ芽を出しているワラビ採りをしていた。娘さんが好きなそうなんだ。私は、 Sony NEX-7 にアダプターを介して新しく手に入れた Sigma 18-300mm を取り付けたカメラを首からぶら下げて、被写体を探した。YAMAKOさんの写真に刺激されたのだが、YAMAKOさんのように、なかなかうまく扱えない。
 翌朝、帰宅前に、この3月に、北近畿豊岡自動車道が「八鹿氷ノ山IC」から「日高神鍋高原IC」に延伸された区間を走りに行ってみることにした。国道9号線の村岡町から482号線で神鍋高原を通って、「日高神鍋高原IC」に回るコースである。
 山小屋Hütte Hachiを開設してから45年の間に、道路はどんどん良くなった。その間には車の性能も良くなっているから、昔に比べればアクセスはずいぶん楽になっているのだが、肝心の運転手がポンコツになってきた。
 この482号線沿いに、植村直己冒険館があるのに気がついた。以前から、少しは気にかかっていたので、立ち寄った。パートナーも私も、冬山登山の経験もないから、ただただ彼の行動に驚愕の連続であった。

;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
カキドウシ
山小屋Hütte Hachi前の草地に生えている。近くの野原は、鹿が跋扈しているらしく、背丈の高い植物はほとんど新芽が食べられるらしく、草原は背の高い草は無いので一見綺麗である。農作物を植えているところは、ネットで囲いがしてある。鹿は角が引っかかるので、ネットが苦手らしい。イノシシには、有効では無いようだが。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
150.0mm crop AE 1/250s f/6.3 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
ウスバカゲロウ
トンボと思って撮ったのだが、どうも違うようだ。似た種には、トンボ(蜻蛉)、カゲロウ(蜉蝣)、ウスバカゲロウと分かれるようだ。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
100.0mm crop AE 1/200s f/6.3 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
シオヤトンボ♀
シオカラトンボより少し小型だった。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
100.0mm crop AE 1/160s f/5.6 ISO320 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/25 大久保(養父市)
アサヒナカワトンボ
ネットでいろいろ調べてみると無色翅型(羽化後の若い固体)と思われる。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
200.0mm crop AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
氷ノ山頂上
小さく三角形に見えているのは、頂上の避難小屋である。雲ひとつないいい天気だった。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
300.0mm AE 1/500s f/7.1 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
タニウツギ
この時期、あちこちで満開となっていた。期待した蝶はやってこない。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
26.0mm AE 1/100s f/5.0 ISO100 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
オドリコソウ
シソ科の野草である。そういえば、葉がシソに似ている。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
55.0mm AE 1/100s f/5.0 ISO400 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
シロオビアワフキ
朝、農道を散歩しているとしろい綿のような泡がまとわりついている木の枝が何本かあった。撮った写真を後で調べてみると一般的にアワムシといってその中に幼虫がいるらしい。気をつけてみていると草の茎にも絡まっている。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
100.0mm AE 1/160s f/5.6 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
早朝の農道
朝、起き抜けに山小屋を抜け出し、農道を散策する。林の中では、姿は見えないが 小鳥たちがさえずっている。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
30.0mm AE 1/60s f/4.5 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 大久保(養父市)
大久保ゲレンデから高丸方面の眺望
40年以上同じ風景だ。懐かしさがこみ上げる。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
18.0mm AE 1/250s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
葛畑の棚田
鉢伏高原から9号線に出る道に、別宮の大カツラという名所がある。その前に広がる。氷ノ山は残念ながら雲をかぶっていた。このような写真を撮るチャンスも最後かもしれない。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
18.0mm AE 1/80s f/11.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
ホオジロ
この別宮の大カツラあたりには、野鳥も姿をあらわす。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
300.0mm crop AE 1/500s f/6.3 ISO800 EV -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
タニウツギ
ピンクのキレイなタニウツギも咲いていた。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
30.0mm AE 1/160s f/5.6 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//5/26 東鉢伏(養父市)
ウスバシロチョウ
小さな公園でヒラヒラしていた。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
180.0mm AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV 0
クリックすると大きくなります。 2017//5/26 植村直己冒険館(豊岡市)
Nikon F2ウエムラスペシャル
世界の冒険に帯同したカメラ。チタン製のレンズフードがひしゃげていた。そのようにして撮った写真が、冒険旅行の糧になっていたのだろう。

SONY NEX-7+Sigma 18-300mm
180.0mm AE 1/320s f/6.3 ISO125 EV 0


2016年6月18日

隠居の散策:兵庫北部のドライブ(2) 鉢伏高原あたり (付:氷ノ山ぶんまわしコース踏破記)

史跡の生野銀山を見学した後は、途中でBBQの買い物をしながら、山小屋Hütte Hachiに到着。しばらく休憩した後、羽渕精肉店で求めた但馬牛で、BBQ。生野銀山で仕入れた熟成酒はワインみたいな口当たりで、緑の風に吹かれながらの早めの夕食はごきげんだった。
 翌朝、氷ノ山ぶんまわしコースを踏破するという健脚組2人(その一人が、氷ノ山「ぶん廻しコース」 登山記録を写真とともに書いてくれた。) を、早朝に東尾根登山口へ送った後、ゆっくりと小屋の片付けをして、ハチ高原→別宮の棚田→木の殿堂あたり→但馬高原植物園(食事)とまわり、ハチ北スキー場でぶんまわしコースを歩いてきた健脚組2人をピックアップする計画で車を走らせた。

;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
エゴノキの花
Hütte Hachiの裏の林道に、3本のエゴノキがあり、満開である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
65.0mm 絞り優先AE 1/80 f5.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
エゴノキ
このような木が3本ある。果皮にはサボニンが含まれ、石けんの代わりにもなる。名前は、果皮にえぐみがあることから。別名で「ちしゃのき」とも呼ばれる。とボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
65.0mm 絞り優先AE 1/80 f5.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
ノアザミ
この辺りは、鹿の害がひどいが、このノアザミは食さないようだ。。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
65.0mm 絞り優先AE 1/80 f5.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
焼き肉
3人くらいのバーベキューは七輪でする。
SONY SO-04E
4.1mm プログラムオート 1/40s f2.4 ISO64 露出補正0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
棚田
別宮のおおかずらがあるところに小さな公園がある。その前に、棚田が広がり、その向こうに氷ノ山が眺望できる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
54.0mm 絞り優先AE 1/125s f11.0 ISO100 露出補正 -1.0
160531_001.jpg 2016/5/30 養父市別宮
ヤマトシリアゲ?ヨツメトビケラ
昆虫質問箱に投稿し、名前を質問中。土星人という方から教えていただいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
54.0mm 絞り優先AE 1/125s f11.0 ISO100 露出補正 -1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
ヒメジョオン
紫の蕾が付いていた。花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである。とWikipedia にはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
90.0mm 絞り優先AE 1/400s f11.0 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
ウツギ
別名は「卯の花」である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/80s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
ウスバシロチョウ
交尾をしているのだろうか。小さなオオカヅラ公園に5~6頭がヒラヒラと飛んでいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
172.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO125 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
アサマイチモンジ
左前翅の先端部分が欠損している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
138.0mm 絞り優先AE 1/320s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
ヤマボウシの花
街路樹的にヤマボウシがたくさん植えられている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
138.0mm 絞り優先AE 1/320s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
ガクウツギ
アジサイ科アジサイ属である。別名で、「こんてりぎ(紺照り木)」とも呼ばれる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
138.0mm 絞り優先AE 1/320s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
楓の新緑
緑が綺麗だったが、あまりうまく撮れていない。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先AE 1/320s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
コジャノメ
期待した蝶の姿は少なかった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
187.0mm 絞り優先AE 1/200s f6.3 ISO320 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
ヤマツツジ
山野にもっとも普通に見られる種だそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
89.0mm 絞り優先AE 1/100s f6.3 ISO320 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
カワトンボ♀
翅は無色透明、橙色、茶色、乳白色など様々あるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/500s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
ヤマアカガエル
ネットで調べた。脚の縞模様から推定した。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
132.0mm 絞り優先AE 1/160s f6.3 ISO400 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
半夏生
我が家の庭にももらったものが、今年は繁殖している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
シャガ
漢字では射干と書く。中国名は「こちょうか(胡蝶花)」とも呼ばれる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
キショウブ
西アジアからヨーロッパが原産。一日花である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
クリンソウ
名前は、五重塔の九輪(宝輪)にみたてたもの。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 ハチ北スキー場
ペンタス
多くの園芸品種が作出され、花色には紅色やピンク色、藤色、白色などがある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
94.0mm 絞り優先AE 1/640s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 ハチ北スキー場
キセキレイ♀
雄はのどが黒くなるらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240mmデジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/1000s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 ハチ北スキー場
キセキレイ♀
2羽いた。このように電線によく留まることがある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240mmデジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/500s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3


2016年6月12日

隠居の散策:5月の山小屋Hütte Hachiのいきもの

いろいろな事情で忙しくしていたパートナーが、ようやく時間が取れそうというので、久しぶりに一緒にHütte Hachiに行くことにした。特段の作業はないが、様子を見るためである。
 YAMAKO さんとのメールのやりとりで、この時期小屋の周りにはウスバシロチョウがとんでいるのではないかと示唆をもらった。ゆっくりと小屋の周りを散策すると、YAMAKO さんの言われる通り、ウスバシロチョウがたくさんヒラヒラと飛んでいる。それらの蝶や花などを写真に収めたので記録として残しておきたい。

;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
オドリコソウ
堺市では観察したことはない。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
45.0mm 絞り優先AE 1/500 f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
タニウツギ
わが国の北海道から本州、おもに日本海側に分布している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
134.0mm 絞り優先AE 1/200 f8.0 ISO160 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
ヤマゼリ
よく見ると5弁の小さいい花の集まりである。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
134.0mm 絞り優先AE 1/200 f8.0 ISO160 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
ニガナ
日本、朝鮮半島、中国それにモンゴルに分布している。大阪堺でも観察している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
108.0mm 絞り優先AE 1/750 f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
ウツギ?
これから花が咲くのだろうか。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
139.0mm 絞り優先AE 1/200 f5.6 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
ノイバラ
これから花が咲くらしい。「このきなんのき掲示板」で樹老人という方に教えてもらった。写真右上の赤黄の塊は虫こぶではないかという。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
139.0mm 絞り優先AE 1/200 f5.6 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
エゴノキ
枝に砂粒のような毛があるのが特徴らしいが、この写真では見分けにくい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
139.0mm 絞り優先AE 1/200 f5.6 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
エゴノキの幹
図鑑「葉で見分ける樹木」によれば、幹は黒くて縦筋があるとなっているが、この写真では見分けにくい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/350 f4.5 ISO3200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
カワトンボ♀
翅が無色透明なのは、♀らしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/350 f4.5 ISO3200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
カワトンボ♂
ミヤマカワトンボより小さく、翅端近くの幅広い濃褐色を欠いているので区分できると「日本の昆虫1400➁」にはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250 f6.3 ISO125 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
シオヤトンボ♂
シオカラトンボより一回り小さく体は太く感じられる。と「日本の昆虫1400➁」にはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
163.0mm 絞り優先AE 1/500 f5.6 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
シオヤトンボ♀
何故か簡易舗装した農道によく留まる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
184.0mm 絞り優先AE 1/200 f5.6 ISO125 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
ホオジロ
蝶と花を追っかけていると近くの萱に留まった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/350 f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
ベニシジミ
留まっているシロツメクサと同じように、何処にでも生息している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
122.0mm 絞り優先AE 1/125 f5.6 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
カラスアゲハ ミヤマカラスアゲハ
タニウツギの花に吸蜜に来たが、じっくり撮らしてくれなかった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
144.0mm 絞り優先AE 1/200 f5.6 ISO1250 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
ヤマトシリアゲ
シリアゲムシという昆虫がいることは知らなかった。なかなか面白い行動をするようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
105.0mm 絞り優先AE 1/125 f5.6 ISO400 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
ウスバシロチョウ -1
留まっているのは食草のケマンソウだろうか。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
126.0mm 絞り優先AE 1/200 f5.6 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/23 養父市福定
ウスバシロチョウ -2
比較的落ち着きなくふわふわと飛んでいるが、一度留まると長く留まっている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
122.0mm 絞り優先AE 1/125 f5.6 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
イノシシ・シカの捕獲おり
農家の方は最近シカの農業被害に困っているという。時々、このような罠にかかるらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
41.0mm 絞り優先AE 1/250s f5.6 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/24 養父市福定
イノシシ・シカの捕獲おり表札
猟友会が仕掛けているようだ。小屋の周りにも夜になるとシカが出没するようで、イタドリなど背の高い草は食いちぎられている。ただ、ワラビは食べないようだ。ただ、絶滅危惧種となっている蝶のウスイロヒョウモンモドキの食草オミナエシやオカトラノオ、オオバギボウシなどがシカに食われて、その対策に保護団体が動き出しているようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
41.0mm 絞り優先AE 1/250s f5.6 ISO100 露出補正 0
 カラスアゲハと思っていた蝶は、YAMAKO さんがミヤマカラスアゲハであると指摘頂いた。ありがとうございました。黒いアゲハには、めったに出会えない。みんな同じに見えてしまう。

  

  
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2013年5月27日

隠居の自然散策:晩春の氷ノ山山麓


 なにやかやとあって、積雪前に片付けた山小屋のウッドデッキの床板を元に戻す作業をできずにいた。パートナーとの都合が折り合って、天候がよさそうな日に出かけることにした。

 兵庫県養父市の奥、氷ノ山山麓にある山小屋へ行くのは、近年道路事情が良くなって、養父市八鹿の町を抜けるあたりまで高速(舞鶴自動車道路春日ICから先は、高速道路仕様の北近畿豊岡自動車道路という自動車専用道路である)で行くことができる。40年くらい前に山小屋を建てたころに比べれば、車も良くなっているが、アクセスは雲泥の差である。
 そのために、今まで立ち寄っていたホームセンターやスーパーがあるショッピングモールはバイパスしてしまう。今回は、パートナーが事前に食材を用意してくれていたので買い物の時間もなく、いつもより1時間以上早く着いた。彼はさっそく燻製をつくると準備を始めた。その間、わたしは小屋の近くをぶらぶらと花の写真を撮ることにした。

 ウスバシロチョウがたくさんフワフワと飛んでいるが、翅を休めることはない。道端の葉っぱの上に、一瞬かろうじて止まってくれた。
 泉北ニュータウンに比べれば、朝晩はストーブが恋しくなるくらい寒いから、異なった種の野草も生えているが、ウマノアシガタ、ムラサキサギゴケといった同じ物も多い。

いつもお世話になっている民宿の老夫婦に挨拶に行ったあと、水害で壊滅的な打撃を受けていた氷ノ山への代表的な登山口である親水公園に行ってみた。夏休みに連れて行く孫達の水遊びができるだろうかの視察も兼ねてである。
 あまり聞いたことのない鳥のさえずりも聞こえたが姿はみえない。小さな河の向こう岸に植わっている黒いアゲハが数頭戯れている。シグマ50-500mmを望遠端にして撮った。もう少し近づきたいと橋のあるところまでぐるっと回って、近づいた時には逃げられてしまった。
 例によって、YAMAKO さんに教えを乞うと「ミヤマカラスアゲハ♀」で、カラスアゲハより格上の蝶ということであった。今まで、蝶や花に目を向けて来なかったが、これからは気にしていたいものだ。遠くでは、カッコウの鳴き声も聞こえてくるが。

氷ノ山山麓の花たち
ムラサキサギゴケ:大久保;クリックすると大きな写真になります オドリコソウ:大久保;クリックすると大きな写真になります ヤマゼリ:大久保;クリックすると大きな写真になります カキドオシ:大久保;クリックすると大きな写真になります
ムラサキサギゴケ:大久保(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
105mm(35mm 換算157mm)
絞り優先オート
1/1600s F6.3 ISO100
露出補正 なし
オドリコソウ:大久保(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
105mm(35mm 換算157mm)
絞り優先オート
1/200s F6.3 ISO100
露出補正 なし
ヤマゼリ:大久保(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
105mm(35mm 換算157mm)
絞り優先オート
1/500s F6.3 ISO100
露出補正 なし
カキドオシ:大久保(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
105mm(35mm 換算157mm)
絞り優先オート
1/1250s F6.3 ISO160
露出補正 なし
ウスバシロシロチョウ;クリックすると大きな写真になります」 ヒヨドリ:大久保;クリックすると大きな写真になります ホウの木の花:大久保;クリックすると大きな写真になります タニウツギにミヤマカラスアゲハ:親水公園;クリックすると大きな写真になります
ウスバシロシロチョウ:大久保(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑105m F2.8 macro
105mm(35mm 換算157mm)
絞り優先オート
1/1250s F6.3 ISO100
露出補正 なし
ヒヨドリ:大久保(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm 換算750mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 ISO5600
露出補正 なし
ホウの木の花:大久保(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑50-500mm
380mm(35mm 換算570mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 ISO220
露出補正 なし
タニウツギにミヤマカラスアゲハ:親水公園(養父市)
2013/5/23
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm 換算750mm)
シャッター優先オート
1/800s F6.3 ISO360
露出補正 なし
トリミング


 

2009年5月17日

隠居のDIY:ブロック積みを学習する

小屋の北側の眺望:クリックすると大きな写真になります 山小屋 Hütte Hachi は部屋からの眺望を第一とするために高丸など鉢伏高原方面が眺望できる北側の開放部を大きく作った。新築当時には、このガラス戸の続きには鉄のアングルの上に組んだ薄い波板鉄板にモルタルを乗せたテラスがあった。35年以上も経つと屋根から滑り落ちる雪の重みなどでモルタルが剥げ、鉄アングル部分が腐食して無惨にもちぎれ落ちてしまった。もう何年も家の根太に接合したアングルが汚く残るだけである。

 ここに、もう一度テラスを作ることをずーっと考えてきた。単管パイプを組み合わせて作れば素人でも作れるだろうという案もあったが、どうもできあがりが工事現場みたいになって体裁が悪いのではないかと思えた。
 デッキをまるまるプロに頼むことも考えたが、高くつくだろうし、自分たちの DIY 欲求を満たさない。

 それで基礎となる部分だけプロに頼んでブロックを積んでもらおうということになった。基礎さえきちんとできておれば、それを土台として上に木製のウッドデッキは自分たちでできるだろうし、 DIY 欲求も満たされる。
 いつもいろいろとお世話になっている民宿の主人に相談すると、ちょうど民宿のトイレを修理に来ていた地元の左官屋さんを紹介してくれた。我々が助手的に手伝えば、1日でできるだろうということで、引き受けてくれた。

 約束の5月14・15日は幸いにも、この時期にしては少し寒いが晴天の良い天気になった。
 プロに頼んでいいことのひとつは、材料を現場まで運んでくれることである。60枚ものブロックやコンクリート・モルタル用の砂やセメントは、いくらワゴンタイプとはいえ乗用車で運ぶのは難しい。ブロックは小屋の裏の林道に、前もって積んでくれていた。

 プロはどのようにブロックを積むのか学習を兼ねてプロの指示で手助けをした。今後自分たちで同じようなことをする場合を考えて、記録して残しておきたい。本来、ブログとはそのためのものなのだ。
  1. 午後1時に作業を開始、先ずできあがり時の高さ・幅に合わせて、壁に墨線を引く。このような墨線を引くには、やはり昔ながら墨壺とつぼ糸とが有用である。ブロックやモルタルの上に長い墨線を引くときには、かるこは固定し難いから一人では無理であろう。
  2. この墨線に合わせて、直角にブロックを積むのであるが、そのためにはブロック4枚分の長さと幅より少し大きめの基礎を打たねばならない。
    ブロック1枚は、D120 x W390 X H190 mm となっている。ブロックをつなぐ目地を計算に入れるとテラスの幅は 1600mm となる。高さは、地面が傾斜地になっているので、高いところでブロック5枚分 1000mm である。
    基礎を打つ部分は火山灰や腐葉土で柔らかいから、すこし深めに掘って小石やガラを入れた。その上に処理に困っていた古いテラスの柱だった錆びた鉄アングルを寝かせた。
    プロによれば、そのような鉄アングルを入れておくことでブロック壁が沈むことを防げるらしい。
    その上からバラスを入れ、上からコンクリートを流し込むよう盛った。このコンクリートはトロ舟の中で練ったのだが、この作業は介護保険第1号被保険者となっている老人にはつらいのでプロ任せだ。
    この基礎を打った時点で1日目の作業は終わりになった。

  3. 壁に墨線を引く:クリックすると大きな写真になりますブロックの基礎:クリックすると大きな写真になりますブロックを積む:クリックすると大きな写真になりますできあがったデッキの基礎:クリックすると大きな写真になります
  4. 2日目は、朝8時から作業開始。職人さんの世界は朝が早い。3本のブロック壁の各一段目から積み始める。先ず、壁に近い方から墨線に合わせてレンガコテで盛ったモルタルの上にレベルで水平を確かめながら、ブロックを置いていく。
    2段目を積んだ時点で、3つの壁が平行かどうか確認すると真ん中の壁が1cmほど歪んでいることが分かった。もともと基本線となる家の壁の直角・直線が少し歪んでいるのが原因らしい。
    少し大きめのベニア板で直角を確認して、ブロックの位置を修正した。まだ、モルタルが乾いていないので修正が可能だった。
    このような直角を測定するときには、職人さんは便宜的にコンパネを使うことが多いそうだ。また、ブロックが直線に並んでいるかを確認するには、たこ糸の両端にブロックにかけられるようになった木片をつけた冶具を多用していた。これは便利である。
    このように節目節目で正確性を確認することが大事のように思われた。
     強度補強のための鉄筋は縦に2本入れ、横は家の壁にドリルで穴を開け壁の内側から4枚目まで鉄筋を通した。
  5. 昼前に、三列のブロック基礎ができあがった。
    これを基礎にしてウッドデッキを DIY する予定であるので、ブロック上部に根太を取り付けるためのボルトとデッキ・フェンス用の支柱を立てるためのボルトを埋め込んだ。
     根太の上には、積雪を考えて取り外しがきく大きなすのこ様のものを置く予定である。
    家の根太に張り付いている汚い鉄アングルは取り外す予定である。

 ブロック基礎の上に渡す長さ 360cm の根太角材は、プロが近くの木材屋で手当てし、運んでおいてあげると約束してくれた。長尺物や重量のあるものの運搬は、素人ではとんでもなく手間がかかるから、うれしい申し出である。
 今回の費用は、材料費と職人さんの手間を含めて3万円ちょっとで賄えた。私たちが助手をして丸1日で作業が終わったことが大きい。職人さんの手間賃は高騰しているのだ。

ベニシジミ:クリックすると大きな写真になります 夏には、陽の当たらない北側のこのテラスが快適となるはずである。なんとか夏までに仕上げたいものである。

ウスバシロチョウ:クリックすると大きな写真になります デッキ基礎の完成を祝してパートナーとビールで乾杯しながら少し遅い昼食を、先日できあがったゲレンデ側のデッキで摂っていると、群生しているタチツボスミレのあたりをあまり見かけない蝶が数多くヒラヒラと舞っている。
 車にしまい込んでいた Nikon D70 を取り出して追いかけた。羽を休める時間が短いので、なかなかシャッターチャンスがなかったが、幾枚かがファイルに残っていた。名前が分からないので、Studio YAMAKO のオーナーに問い合わせるとすぐに、ウスバシロチョウだと教えてくれた。同じ場所に、ベニシジミも飛んでいた。 ベニシジミは年3~4回は発生するが、ウスバシロチョウは年1回今頃だけに発生するそうだ。例年連休明けのこの頃には、あまり山小屋に訪問したことがないので、見かけなかったのかもしれない。蝶にそれほど関心がなかったせいもあるだろう。