Top > DIY> 隠居のDIY:山小屋にミニ・デッキを作る

2009年4月19日

隠居のDIY:山小屋にミニ・デッキを作る

 2004年春に仕事から完全にリタイアしたあと、庭にプロに造ってもらったウッドデッキの堅い端材を切るのに丸のこを買ったのをきっかけに、DIY にはまった。

 友人と共同で所有している山小屋( Hutte Hachi と勝手に名前をつけているが)には、DIY することは五万とある。
 ただ、ここで何かものを作ろうとしても、作業をする適切な場所がない。屋外にテーブルでも置いて、小鳥の声を聴きながらお茶をするにも、傾斜地の土の上では落ち着かない。
 それで、小屋の横に小さなデッキを作ることにした。始めたのは、2005年の春である。先日、4年越しで一応完成したので記録として残しておきたい。

 ドゥーパ!の雑誌「手作りガーデンエクステリア」などを参考に、W360 x D180 x H20-50 のミニ・デッキを目指した。
 これぐらいの大きさなら、2 x 4 材を組み合わせれば手作りができるはずであると思ったからである。それに、長さ6フィートの 2 X 材なら私のステーションワゴンで運ぶことができる。束柱基礎:クリックすると大きな写真になります
 先ず、傾斜地に長方形で水平となるデッキを乗せるための束柱の基礎を作ることにしたが、これがなかなか難しい。6本の束柱のための基礎を置く場所は、地面が柔らかいので 30cm 四方くらいにスコップで穴を掘り小石をひろってきてモルタルを注いで突き固め、その上にコンクリート製の基礎石を置いた。
基礎石と束柱との接合は、シンプソン金具(ポストベース)を使った。
束柱の高さを水平にするために、使わなくなったスキーのストックを地面にさして、水平器で測りながら水糸を張り、基礎からの高さに合わせて、 4 x 4 を切断した。 4 x 4 を丸のこで切断するときは丸刃の深さが 90mm までとどかないので一回では切れない。
 もう一つの問題は、長方形の直角をだすことである。そばの小屋の壁から曲尺を使って直角になるように水糸を張った。あとでプロに教わった方法であるが、ロープか何かで各辺 3:4:5 の長さの三角形を作れば良かったのである。ピタゴラスの定理に、a² +b² = c² とあるのを思い出した。

根太をとりつけ:クリックすると大きな写真になります そこまで作るのに一人で何回か小屋に通った。山小屋での独り寝はあまりにも静かすぎて、ちょっとした物音に敏感となる。熊の出没も聞いている。もちろん積雪のある 12月から 3月までは工事ができない。その他に急を要する DIY がはいったりして、束柱だけ立てて3年あまり工事を中断していた。
昨年の秋になって、ようやく再開できるようになった。
 立ててから3年余り経って少し揺れている束柱に、当初買い込んでいた 2 x 6 を根太としてシンプソン金具を使ってとりつけた。そこまで工事した時点で雪の季節になったので中断していた。

コースレッドで締め付け:クリックすると大きな写真になります完成したミニデッキ:クリックすると大きな写真になります 雪も融けたのでパートナーを誘って、デッキの仕上げを目指して4月16・17日とでかけた。車には、デッキに張る 2 x 4 6フィートを 30 本積んだ。
あいにく霧雨がときどき降ったが、工事を再開することができた。到着した日の午後は、根太の上に、30本の 2 x 4 を並べ防腐用のオイルスティンを塗布した。
翌日は幸い天気が回復傾向となった。傾斜の低い(したがって束柱が高い)側から、順番に一枚ずつ 75mm のコースレッドを打ち込んでいった。コースレッドで打ち込んでおけば、のちのち板を張り替えるときには楽であろう。板の間隔は、厚さ 5mm のベニア板をスペーサーとして使った。コースレッドの締め付けは、インパクトドライバーで大丈夫と思っていたが、案外硬いので、力のあるAC電源ドライバーでほとんど締めた。それだけでは、コースレッドの頭が材に沈まないので、その部分だけインパクトドライバーを使用した。山の中なので、インパクトの高い音も周りを気にしなくてすむ。
 正確に作ったつもりの枠だったが、水平はなんとか保たれているものの長方形の直角が少し狂っていて、板の間隔を少し変えながら取り付けた。パートナーにその話をすると素人の作品だから許される範囲と慰めてくれた。

 午後3時頃を過ぎて、ようやくできあがった。早速、パートナーが淹れてくれたコーヒーを、まだ谷間に雪が残っている氷ノ山を眺め、ウグイスとシジュウカラの鳴き声を聴きながらすすった。うん、なかなかいいな!と一人満悦した。
これで、いろいろなものを作る作業場はできたので、山小屋に行く楽しみも増えてきた。
小屋の裏には、建築当初あったテラスが屋根から滑り落ちる雪の重みで壊れてしまっている。これをプロに頼んでブロックを積んでもらい、上部に取り外しのできるデッキを作る予定もある。
 連休中に泊まる予定になっている建築家の娘が、どのような評価をくだすかは不安であるが。



DIY作品集に収載

 

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://n-shuhei.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/1811

トラックバック

» 隠居のDIY作品集 from Atelier
 DIY作品の写真をLitebox-1.0でスライドショウ的にアルバムにした。... 続きを読む

» 隠居の旅:兵庫北部を巡る from Atelier
 こんな連休しか休めない娘が温泉でも入りたいというので、山小屋 Hütte Ha... 続きを読む

» 隠居のDIY:ブロック積みを学習する from Atelier
 山小屋 Hütte Hachi は部屋からの眺望を第一とするために高丸など鉢伏... 続きを読む

» 隠居のDIY:ウッドデッキの作成 from Atelier
 プロと一緒に作ったブロックの基礎の上に、梅雨にはいって雨が心配であるが、今度は... 続きを読む

» 隠居のDIY:ウッドデッキの製作(続) from Atelier
 山小屋 Hütte Hachi の部屋掃き出しの続きに作っていたウッドデッキは... 続きを読む

コメント

n-shuhei さん
Hutte Hachi に素敵なテラスが出来ましたね。遠隔地でこれだけの工作をされるなど、私にはとてもできることではありません。N-shuhei さんのHutte Hachi に対する並々ならぬ愛情が感じられます。四季折々、素晴らしい自然を楽しめる絶好のロケーションです。デッキ完成を心からお祝いいたします。 yamako

>yamsko さん
コメント&お祝いありがとうございます。

長いことかかりましたが、なんとかやっと形ができました。
いろいろと役に立てばいいのですが。
次々にやりたいことがでてくるのですが、実現するまで時間がかかります。まあ、できあがるまでの過程を楽しんでいるところもありますので、まあ、いいかと。(^^;)

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)
 MovableType または TypeKey のサインインができない方には、「匿名でコメントする」をクリックください。スパム・コメントを防止するためにコメント入力欄の下のCaptcha:画像で表示されている文字入力をお願いしています。
 できれば、MovableType または TypeKey の登録をしていただければ、Captcha:画像で表示されている文字入力の必要はありません。
MovableType のアカウントの取得は、下のサインインの文字をクリックするとでる画面で「サインイン画面のアカウントがないときはサインアップしてください。」のサインアップをクリックすれば登録画面が表示されます。「ウェブサイトURL」には、http://n-shuhei.net/atelier/ と入力ください。
 また、TypeKey は、 TypeKey サインインをクリックし新規登録ボタンから無料で取得できます。取得された TypeKey で他の多くのブログにコメントができます。)