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Atelierで“パレード”が含まれるブログ記事

2018年1月 8日

隠居の散策:堺のイルミネーション

昨年の12月16日、コミュニティ紙に堺市役所近辺で、プロジェクションマッピングの催しがあるというので、出かけることにした。
 泉北ニュータウンから市役所のある堺東までは、結構の距離がある。最近、自宅近くの南海バス停から、堺東駅行きの直通バスが出ていると言う。時間はかかるが、老人向けの「おでかけ応援カード」を使えば、100円ですむ。
 数多くのバスストップに停まりながら30分ほどかかって、南海高野線の堺東駅前についた。近くの商店街を抜けるとすぐ市役所だが、それらしき催しは感じられない。まあ、暗くなってからだろうと、市役所から南海本線の堺駅までつながっている大小路をぶらぶらと歩くことにした。
 秋には、この大小路通りで堺市パレードというイベントが行われる。6年前に、イベントを見にいっている。
 大小路通りの堺市立市小学校の塀には、南蛮貿易の様子を描いた壁画がある。近くで見るとなかなか精細に作られている。
 南海本線の堺駅に着く頃には、陽が暮れた。だが、大小路通りのイルミネーションは、並木に僅かな電飾がされている程度でまことに貧相である。駅前で自転車などの整理をしていた作業員の人に、イルミネーションの様子を聞いてみると、いつもこれぐらいものだという。がっかりしながら、市役所まで引っ返した。
 市役所前では、プロジェクションマッピングらしきものが、広場の上に張られたテントに何やら投射されていたが、よく分からない。それより、メタセコイアにされた電飾の方が余程きれいだった。
 駅前の商店街にある「磯丸水産」という酒場に家内が付き合ってくれたので、ビールとホタテの炭火焼きなどで夕食にした。少々歩いたあとだったせいかうまかった。
 帰りは、電車で帰った。駅前を出ると、西原公園で何かイベントをしている。泉北ニュータウンまちびらき50周年記念行事として、キャンドルナイトをしていたのだ。キャンドルナイトは、市内の帝塚山学院大学とプール学院大学の学生が中心になっているようだった。大小路通りより西原公園のけやき通りにされたイルミネーションの方がよっぽどきれいだった。

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2017/12/16 堺大小路通り
阪堺線大小路駅
大小路通りと阪堺線が交差するところにある。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE(1/40s f2.8 ISO800) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺大小路通り
南蛮貿易を描いた壁画
堺市立市小学校の大小路通りに面した塀に装飾されている。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm 内蔵フラッシュ使用 AE(1/40s f2.8 ISO3200) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺大小路通り
南海本線堺駅東口
昔は寂しい駅だったのだが。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm 内蔵フラッシュ使用 AE(1/40s f2.8 ISO560) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺大小路通り
南海本線堺駅駅ビル植え込み
イヌではなく、鹿かトナカイをモチーフにしているのだろう。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE(1/40s f2.8 ISO560) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺大小路通り
マンホール
かなり古いマンホールだろう。港の灯台が描かれている。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
30.0mm AE(1/60s f4.50 ISO12800) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺大小路通り
イルミネーション
並木に電飾を巻きつけただけの簡素な物。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
26.0mm AE(1/60s f4.5 ISO25600) EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺大小路通り
光のオブジェ -1
何を現しているのかよくわからなかった。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
70.0mm AE(1/125s f5.6 ISO5000) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺大小路通り
光のオブジェ -2
これも何を現しているのかよくわからなかった。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
70.0mm AE(1/125s f5.6 ISO5000) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 堺市市役所
プロジェクションマッピング
どういう風に見たらいいのかよく分からない。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
18.0mm AE(1/60s f3.5 ISO10000) EV 0
171216_017.jpg 2017/12/16 堺市市役所
メタセコイアの電飾
赤茶色に紅葉しているメタセコイアに映えて華やかだった。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
30.0mm AE(1/60s f4.0 ISO6400) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 西原公園
キャンドルサービス
けやき通りのイルミネーションとあいまって、なかなかいい演出だ。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
35.0mm AE(1/60s f4.5 ISO4000) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 西原公園
キャンドル作品
西原公園グランドの半分くらいが、キャンドルで埋められていた。
SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
45.0mm AE(1/60s f5.6 ISO12800) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/16 西原公園
花火
西原公園に隣接する桃山台小学校のグランドからフィナーレをつげる花火が打ち上げられた。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm crop AE(1/40s f2.8 ISO2200) EV 0


     

2011年10月24日

隠居、堺まつり大パレードを見物する


 10月16日、孫が堺まつり大パレードに薙刀を持って行進するというので、写真撮りかたがた、堺の大小路通りまで出かけていった。

 大小路通りとは、堺の「玄関口」・堺東(南海高野線)と旧港近くの南海本線・堺駅を結ぶシンボル道路であり、いろいろと整備されている。大阪の御堂筋でも、大々的なパレードが行われるが、これを真似しているらしい。京都の時代行列的なものもとりいれているようだ。とにかく、堺の各種団体さんを寄せ集めたパレードである。パレードの最後には、百舌鳥八幡あたりで有名なふとん太鼓の山車も行進するようだが、行進は見ずに帰ってきた。

風船の放天;クリックすると大きな写真になります南蛮船の山車に楽団;クリックすると大きな写真になります出をまつふとん太鼓;クリックすると大きな写真になります薙刀の演技;クリックすると大きな写真になります
風船の放天
2011/10/16
南蛮船の山車に楽団
2011/10/16
出をまつふとん太鼓
2011/10/16
薙刀の演技
2011/10/16


2010年5月22日

隠居の庭:4年目のローズアーチ

 2006年の夏にローズアーチを作って、その冬に苗を植えたツルバラが4年目になって、アーチのアール部分までツルが伸びて、ようやく形になってきた。ピンクはパレード、白はフェルスィテ・エ・ペルペチュという。パレードは年中一つ二つと咲いているが、この時期が最も花がつく。咲く時期は、1週間ほどずれているが。
フェルスィテ・エ・ペルペチュ;クリックすると大きな写真になりますパレード;クリックすると大きな写真になります

2010年4月21日

隠居の庭:春花で賑やかに


 例年のように、桜の時期が過ぎると庭の花も賑やかになる。家内も庭に出ている時間が長いようだ。今年力を入れているのは、パンジー・ビオラ みたいで、あちらこちらの鉢植えや壁掛けに溢れている。

 例年、この時期に黄色いたくさんの小さな花をつける垣根の、 モッコウバラ も咲き出した。モッコウバラの横には、昨年と同じように、カロライナジャスミン が黄色い花をつけている。4年前に作ったローズアーチの足もとに、その秋買い求めたピンクのバラ パレード も蕾をいくらかつけた。その一輪が咲いた。今年も黒星病が出ているが、昨年ほどのことはない。スプレー式の薬剤を散布した。

 玄関先のパンジーとの寄せ植えに埋め込んでいたチュリップの球根が開花するまでになった。庭の鉢には、変わり種のパンジーがピンクの花を咲かせている。昨年は見かけなかった花だ。

 あまり土がない庭の地面に目をやると、昨年は鉢に植えていたナデシコが地植されている。地植されている花々は、以前に寄せ植えを習っていたときの花が多いようだ。
 ユリオプス・デイジーは、年中花を咲かせているようであるが、この時期がもっとも花数が多い。エリカ・オーデシーも花の時期が長い。
 ヒメウツギは花を咲かせ始めたが、コデマリはまだのようだ。

 その他、ミヤコワスレ、ランタナ、マーガレット、チョウジザクラ、イワナンテンなどが例年のように花を咲かせている。
門扉のパンジー;クリックすると大きな写真になります垣根の柱に架けたパンジーの鉢;クリックすると大きな写真になります垣根のモッコウバラ;クリックすると大きな写真になりますカロライナジャスミン;クリックすると大きな写真になります
ローズアーチのパレード;クリックすると大きな写真になります鉢植えのチューリップ;クリックすると大きな写真になります変わり種のパンジー;クリックすると大きな写真になります額縁プランタの寄せ植え;クリックすると大きな写真になります
ナデシコ;クリックすると大きな写真になりますユリオプス・デイジー;クリックすると大きな写真になりますエリカ・オーデシー;クリックすると大きな写真になりますヒメウツギ;クリックすると大きな写真になります

2009年5月19日

隠居の庭:3年目のローズアーチ、黒星病に

 自作のローズアーチツルバラを植えて3年目になった。
 植えてから2年目の昨年は、それなりの花が咲いたが、今年は花つきが悪い。
冬から春先にかけての手入れを怠ったのが要因である。うどんこ病、黒星病おまけに花柄にはアブラムシが発生している。ピンクのバラ パレードも、白のバラ フェルスィテ・エ・ペルペチュも 幾輪かパラパラと元気なく咲く程度であった。
 やはり、花の手入れは家内に任せた方がいいようだ。
パレード:クリックすると大きな写真になりますフェルスィテ・エ・ペルペチュ:クリックすると大きな写真になります黒星病:クリックすると大きな写真になります

2008年5月28日

2年目のローズアーチ

 2006年8月に作ったローズアーチの足もとに木製プランタを自作して、ツルバラの苗を植えたのは、その年の11月だった。

 翌年5月には、背丈は低いがそれでも何輪かの赤(パレード)と白(フェルスィテ・エ・ペルペチュ)の花が咲いた。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 2年目の今年は、ツルがアーチの上までかかるようになった。誘引や剪定の仕方がまずかったのか、根元の方はあまり太くない幹だけになったが、かなりの数の花が開いた。ただ、赤い方が2週間くらい先に咲いて紅白でどちらも満開と言うことはない。垣根のモッコウバラも、黄色の方が先に咲き、白い方はかなり遅れる。

 ローズアーチらしくなってきたが、接合部が歪んできたりしている。少し、修理が必要かもしれない。来年は、もう少し繁茂しているだろうか。

2008年4月14日

平安神宮神苑・岡崎あたり

 また家内のアッシーで京都に出かけた。娘の休日に合わせているので、当然土日となる。
 醍醐寺の桜などソメイヨシノの満開時には、出かけるのは億劫であるが、時期は少しずれている。

クリックすると大きな写真になります ソメイヨシノの満開は終わったが、平安神宮の枝垂れ桜は見頃ということをTVで言っていたいうので混雑を覚悟で行ってみることにした。予想どおり、岡崎界隈は観光バスが溢れていた。それでも、岡崎公園の地下駐車場へは、待機の列の最後尾につくと 30 分ほどで入れることができた。

クリックすると大きな写真になります  太極殿の前の広場には、人が溢れていた。顔立ち体格からあきらかに外国人と思われる人たちも多いが、バスのツアー客は話し言葉から判断すると中国人が多いようだ。太極殿の向こうに、満開の大きな枝垂れ桜が見える。皆のお目当ては、太極殿を取り巻くように造られている神苑なのだ。入るには拝観料 600 円がいる。今の平安神宮は後ほどの引用記事にあるように明治 28 年に建てられているが、この神苑もそのときに造られたらしい。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 神苑に入ったところからすぐに、枝垂れ梅が溢れている。それをカメラに収めようと人も溢れている。いまや携帯にも画素数の多いデジカメがついているから、全ての人がカメラマンである。順路表示に従って、東神苑の方に回ると池端に貴賓館(尚美館)があって、そこでは今夕行われる観桜コンサートの準備が行われていた。
 この神苑には菖蒲など季節毎に咲く花も配されているようである。桜が終わった喧噪のない平日にまた訪れてみたいものだ。

 神苑の喧噪から離れて琵琶湖疎水の鴨東運河あたりをブラブラすることにした。その途中に、漬け物の「大安」がある。フラフラと立ち寄って、味見をした牛蒡などの漬け物をいく点か求めた。店の横に、奥行きの深い観光バスが5台ほど入れるガレージを持っていて、入れ替わり立ち替わり入ってくるバスを巧みにガイドしていた。京都人って、大阪人より商売はうまいのではないか。

クリックすると大きな写真になります080412_005.jpg 琵琶湖疎水のインクライン跡にも、家族連れなどが多く散策していた。そういえば隣は京都動物園である。ここには、バスのツアー客はこない。遅咲きの桜や葉桜が川面に花びらを散らしていた。

 日曜日朝、自宅に帰って昨日の毎日新聞夕刊をめくっていると、「建築夢伝説」という特集記事に、平安神宮が取り上げられていた。ちょうど、娘から平安神宮と御所とはどのような関係にあるのかと質問を受けたが、明確に答えられなかったところであった。昨日の体験から、「うん、なるほど!!」と独り言がでた。
 京都三大祭の一つ「時代祭」をつかさどる平安神宮は年間150万人以上が訪れるランドマークで、国内外に広く知られている。しかしもともとは、イベントの記念建造物として計画されたことはさほど知られていない。それがなぜ巨大な神社に変わったのか。国際日本文化研究センター教授(風俗史)で建築評論家の井上章一さんがその歴史を追った。
 平安京は、今から1200年ほど前にいとなまれた。その年代を794年、なくようぐいす平安京とおぼえた人は、多かろう。京都へ都をうつさせたのが桓武天皇であることも、ひろく知られていると思う。  平安神宮は、その桓武天皇と、あとひとり孝明天皇を神としてまつっている。幕末史のファンには言うまでもないが、孝明帝は明治維新の直前になくなった。京都が都であった時代の、その最後をかざる天皇である。皇都=京都のはじまりとおわりに位置する天皇が、ここでは神になっている。
 たてられたのは、1895年、明治28年であった。この年は、平安遷都からかぞえて1100年と1年にあたる。その建都1100年をいわうために、建設された。
 スケジュールが1年のびた点については、訳がある。1895年には、大規模な内国勧業博覧会をひらくことが、きめられていた。内務省が主催するこの博覧会を、なんとしても京都へひっぱりたい。そんな誘致の名目に、平安建都1100年という歴史がつかわれた。建都1100年の事業が、1101年の年へもちこされたのは、そのためである。
 この博覧会は、当初大阪でおこなわれる予定になっていた。それを、京都は大阪からうばいとっている。歴史を都市間競争の武器にする、そのさきがけでもあったろうか。
 くりかえすが、平安神宮の主だった建物は、1895年にできている。だが、はじめから神社としてたてられたわけではない。当初は、建都1100年祭の記念殿として、いとなまれた。もとは、イベント用のモニュメントだったのである。
 建設にあたっては、市民からの寄付金も、よせられた。いわゆる町衆の京都へよせる熱い想いも、この建物をみのらせている。都としての地位をうしなった街の、くじけるものかという気持ちも、そこにはあったろう。
 だからこそ、できあがった記念殿は、のちのちまでのこされることが、のぞまれた。そのためにひねりだされたのが、これを神社にしてしまおうという着想である。はじめに信仰があったわけではない。夢の結晶ともいうべきこの建物を、後世へもつたえよう。そんな情熱が最初にあって、記念殿は神社へとくみかえられた。
 桓武帝と、のちには孝明帝が、祭神にされたのも、皇都としての京都をしのぶためである。どうやら、この街では、王座を東京にうばわれ、かえって尊王精神が高まったようだ。  そういえば、平安神宮でおこなわれる時代祭も、まことに尊王的である。足利氏にはつめたいし、南北朝時代も吉野朝時代としてしめされる。いわゆる皇国史観でそめあげられたパレードが、ここではくりひろげられている。まあ、足利氏のあつかいは、ごく近年になって、やや好転しだしたが。
 記念殿の建築は、平安時代の大極殿にならおうとしている。といっても、正確な復元がなされたわけではない。いくらかの資料は参照されたが、想像でくみたてられたところもある。近代の京都が、平安京のまぼろしをよみがえらせたということか。
 そういえば、建築のかまえもどことなくファンタジーめいている。ディズニーランドが、西洋の中世を幻視しつつ、シンデレラ城をつくりあげた。あれによく似たやりくちが、ここでもとられたように思う。とりわけ東西両翼の楼閣に、私は絵本で見る竜宮城のようなおもむきを、感じる。
 記念殿のすぐ南側で同時にひらかれた博覧会も、ここには影をおとしているかもしれない。私には、楼閣部分が、博覧会のパピリオンめいた建築としてもうつる。外人観光客がおおぜいやってくるのも、そのせいか。


京都・奈良私的観光地図に掲載 

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2007年10月23日

隠居、時代祭を楽しむ

 家内が時代祭にかこつけて、しばらく家に帰ってこない娘の世話をしに京都に行くというので、アッシーをすることにした。この7月に見に行った祇園祭も初めてだったし、時代祭も初めてである。60何年間か人出の多いところが嫌いで行くことがなかったのに、この歳になってどちらも見物である。毎日が日曜日ということもあるが、娘が京都に住まいしなければ死ぬまで見物することはなかっただろう。
 娘が京都の人から聞いた話では、見るところはなんと言っても御所がある京都御苑が一番いいらしい。車を二条城の駐車場に駐めて、京都御苑まで歩いた。この時代祭は、毎年10月22日に行われるようだ。(雨天の場合は順延されるらしい。) 桓武天皇が長岡京から都を移し新しい都に入ったとされる日、すなわち京都の誕生日とも言える日が10月22日だからだそうだ。幸い、空に鰯雲が浮かんで絶好の秋日和である。京都御苑には、時代行列が平安神宮に向かって出発する正午までまだ2時間以上前に着いた。
 しかし、既にTV放映用の巨大な移動車が駐まっていたり、TVカメラ用のやぐらが組まれていたりする。行列は御所建礼門前を出発し堺町御門から市中に出るようだが、建礼門からのまっすぐの砂利道の両脇には招待席と有料観覧席(2000円)の折りたたみ椅子が並んでいる。有料観覧席は要するに、ツアー客の場所取り料である。その先の堺町御門へカーブするあたりに、報道カメラマンが脚立を並べている。どうやら、そのあたりが絶好の撮影ポイントらしい。なるほど下ってくる隊列の向こうに御所の建物が見える。その脚立群と仕切りのロープとの間は、もうアマチュア・カメラマンが三脚を立てていた。この隙間に潜り込ませてもらった。太陽が直接照りつけるので、家内は木陰がある場所に座り込んだ。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります そうこうしているうちに、行列に参加する時代装束をまとった人たちや馬などが三々五々堺町御門から入ってきた。平安神宮から、ここに移ってきているらしい。12時前になると置いてあった脚立に、次々と各社のカメラマンが大きなカメラを持って登ってきた。12時になると京都市のイベント紹介パレードを先頭に、行列がゆっくりと御所建礼門前から出発してきた。プロのカメラマン達は写真を撮って記事用に送る隊列はほぼ決めているらしく、安土桃山時代の牛車あたりと今年から始まった「室町時代列」で盛んにシャッターを切っていた。夕刊に間に合わすためか、脚立の上でノートブックのパソコンを取り出し、ケイタイで繋いで写真を送っているようだった。
 朝10時前から1時半くらいまで立ちつくすとさすがにくたびれてきたので、行列の途中だったが失礼することにした。見る方も大変だが、慣れない装束を付けて隊列を組んで歩く人たちはもっと大変だろう。家内が座り込んだ隣の京都の人の話では、隊列は小学校の校区毎に割り当てられるのだそうだ。それでなくとも京都はお祭りが多そうだ。京都市内に住むには、それなりの覚悟がいるだろう。
 遅い昼食を名神の京都南インターチェンジ近くの蕎麦屋で摂った。腹が減ったいたためか、むやみに美味かった。
 時代祭の詳細については、京都新聞のサイトなどインターネットで検索すると詳しく出てくる。

京都・奈良私的観光地図に掲載

2007年7月 4日

隠居の庭:夏の花(2)

クリックすると大きな写真になります まあまあ、梅雨らしい日々が続いている。梅雨の晴れ間に庭の花を撮った。5月に花開いたローズアーチのバラ ピンクのパレードはその後も次々にツボミをつけ花をつける。重くなった花が垂れ下がるのでアーチに誘引してやらねばならない。白のフェルスィテ・エ・ペルペチュは、5月に花を付けたきりで後はツルが伸びるだけである。


クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります ギボウシの白い花や山小屋近くに自生していたヒメヒオウギスイセンの赤い花が庭のあちこちで咲いている。家内が株分けをしたようだ。玄関先の寄せ植えの鉢やハンギングには、赤紫色の5弁花をつけたニチニチソウやアオイ科のアブチロンが赤いランプのようにたれさがっている。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 隣の寄せ植えには、ハクチョウソウが変わった白い花を付けている。家内が、これはマーヤという名前だというので調べてみれば、住化農業資材という会社がつけたブランド名である。花の名前は呼び方がいろいろとあるので難しい。家の壁のガーデンパネルの白のベゴニアは、今が満開である。

2007年5月20日

ローズアーチのバラが咲きました

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  昨年、製作したローズアーチ木製プランタに、バラの苗木を買い求め植えたことは以前にアップした。7ヵ月経ってようやく花が咲いた。購入したときに参考にした写真見本のようには、まだまだ時間がかかるだろうが、花の種は間違いなくピンク(パレード)と白(フェルスィテ・エ・ペルペチュ)のようだ。
 パレードの大苗はしっかりしていたが、うどん粉病に罹ったので薬を散布したり、白くなった葉を手で取り除いたりしてやった。フェルスィテ・エ・ペルペチュは、ひょろ長い苗であったのでいくらか切りつめてやった。なかなか面白い少しピンクがかった白い花が咲く。ツボミになってから開花するまでは時間がかかるが、一晩で花びらがパッと開く。