隠居のローズアーチ用手作りプランタ
ローズアーチ作りに挑戦してなんとか庭に設置できたが、実際につるバラを匍わすのにはアーチの根元にプランタか植木鉢のような苗を植えるスペースが必要である。大きな植木鉢を置くスペースもないのでスペースに合わせたプランタを作ることにした。DIYだからできる。プランタの脚には、ガレージの改造をしたときに余ったので何かの時に使おうと業者からもらっていたアルミ角材が文字通り無用の長物化しつつあったので使うことにした。厚さ3mmあるので金ノコでは息が切れる。ディスクグラインダーに金属切断用の砥石をつけてプランタの脚用に同じ長さに切断した。また、木枠へのビス止め用に穴を開けた。電動ドリルに金属用ドリル刃をつけ、ドリルスタンドを使いアルミ角材に研削用オイルを垂らしてゆっくりしたスピードで回すとあまりいやな音もなくビス用の穴が開く。
土を入れる箱は、端材の2X6と2X4で作ることにした。何かを作るときにはいつも新しいことを試したくなる。今回、箱のコーナーを単純に直角に切ってビス止めすることは止めて、2X○を丸鋸で45度に切っての接合を試してみることにした。45度に切るには電動丸鋸の切断角度を45度に設定すればいいのだが、その設定が0.1~0.2度程度ずれていたらしくコーナークランプで合わせてみると隙間ができた。エクステリヤ用なので少しぐらいの隙間は許されるのだが、ディスクサンダーに木工用のサンダーを着けて、できるだけピッタリ90度になるように削った。初めの設定をきちんとしていないと後で苦労する。継ぎ目の隙間は後でローズアーチと同色の水性ペンキを塗る予定なので、ペンキが塗れる木工用パテで埋めた。そのようにしてできた2X6(幅140mm)の四角い枠に、2X4(幅90mm)の枠を上積みした。接合は径8mmの丸棒を30mmの長さに切ったダボでつなぐことにした。マーキングポンチを使えば、ダボ用の穴の位置を比較的容易に決められる。ただ、ダボ用の穴を開けるときドリルの垂直を慎重に確かめる必要がある。これでプランタの深さは230mmとなったが、バラを植えるには少し浅いかもしれない。(2X4でもう9cm深くしようかなと思ってる) 持ち運びびできるように枠の上部には手の5本の指が入る程度の横長の穴をジグソーでくりぬいた。 プランタの底はこれも端材の1X6を当てることにし、径35mmの穴を8つ開けた。目の細かなステンレス金網(これも何かの時にと置いていたもの)を電線用のステッパーで木枠底部に張り、その上から1X6をビス止めした。バラは水はけがいい方が好ましいとのことであるが、少し水はけが良すぎるかもしれない。アルミの脚をビス止めする前に、隙間を木工パテで埋め、乾いてからサンダーをかけローズアーチと同色のパステルグリーンの水性ペンキを塗装した。何の変哲もない箱であるが、酷暑の中結構いろいろと手間がかかったので思い出の作品となった。
ようやく秋の気配が見えてきたので、つるバラの苗を入手し植えてみたい。庭の花木の世話は私は殺虫剤を撒くのを手伝うくらいで家内任せであるが、ローズアーチについては許可を得て自分で世話をすることにした。どのような苗を植えるか楽しみながら調査中である。Googleでサーチするとバラ好きの人は五万といるようだ。
余ったペンキで、剥げて汚くなっていたチェア(もともとダイニングで使っていたものを植木鉢などを置くのに使っている)を塗装した。ペンキ塗りは塗る場所の準備とか養生とか刷毛などの後かたづけなどに時間がかかるので、できるだけ一度に済ませる方が好ましい。