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2012年1月14日

隠居のスマートフォン備忘録:(19) Chrome ブックマークを android スマホと同期する


 私は、スマホは携帯の延長ではなくて、電話もでき、カメラ・GPS 機能・音楽プレーヤー・録音機能もついた palm size のインターネットに接続しているパソコンと考えているから、いわゆるPC でできていることは、スマホでもできると思っている。
 友人が携帯からスマホ(docomo Galaxy) に変えたという。それで、ちょっとだけ先輩の私に、いろいろな質問がくる。

 前回の備忘録:【PCのGoogle 自分用ホームページ(iGoogle) をスマホ(Xperia acro)と同期する】も彼の質問で、当方でサーチした結果である。使ってみるとなかなか便利である。
 もう一つの質問に、「Chrome のブックマークをスマホと同期することができるらしいが、うまくいかない。」というものだった。サーチしてみたが、なかなか適切なヒットがない。
Google のブックマークは、Google ツールバーブックマークに収められる。Internet Explorer のお気に入り(Favorites) と一緒のものと思っていたが、趣を少し異にする。Google ブックマークバーは、Google ホームページ(iGoogleでも同じ)の右上にあるレンチアイコンChrome-option2.JPGをクリック⇒ブックマーク⇒ブックマークバーを表示 で画面に表示される。ここに、表示されているものが、Google Chrome ブックマークと思われる。
InternetExplorer のお気に入りを取り込みたいときには、レンチアイコンChrome-option2.JPGをクリック⇒ブックマーク⇒ブックマークと設定をインポート の選択で取り込むことができる。

 実は、私も混同したのであるが、Google が関係するブックマークは、Google Bookmarks というのもある。今まで知らなかったのだが、これは、ソーシャルブックマークの一種なのである。
 Google Bookmarks とは の説明をサーチしてみると以下のような文書がヒットした。
Google Bookmarks is a free online bookmark storage service, available to Google Account holders. It was launched on October 10, 2005. Google Bookmarks allows one to bookmark favorite websites and add labels or tags, and also notes.

Bookmarks and other Google products
Google Bookmarks currently supports Google Maps, Google Toolbar, and Google Web Search. Items you bookmark or star in any of these products will appear on your Google Bookmarks home page, where you can add labels or organize them in lists.
If you currently use another program or application to create bookmarks, you can use a bookmarklet to easily create Google Bookmarks instead.
Drag this bookmarklet to your browser's bookmarks bar: Google Bookmark
Any time you visit a webpage that you want to save to your Google Bookmarks page, simply click the bookmarklet in the bookmarks bar.
 これで、なんとなく分ってきた。Google Chrome Bookmark と Google Bookmarks とは文字は似ているが別物なのである。

 私は、Android スマホとPC上のこれらのブックマークと同期するのに、サーチの結果、Google Chrome Bookmark との同期には ChromeMarksbookmark-2.gif というアプリ、 Google Bookmarks との同期には GBookmarkbookmark-1.gif というアプリをインストールした。どちらも基本的に無料でであるが、ChromeMarks にはCM がはいらない¥169 の有料版がある。私は、有料版を購入した。購入するときに、spモードメール契約時のPWが求められれる。ただ、Google Bookmarks は、使い方がもうひとつよく分からないので、 ChromeMarks の使い方についてのみ記録しておきたい。

 Google Chrome のホームページは、私は iGoogle として自分用のホームページにしている。このページに、ブックマーク バーを表示している。ここに、Internet Explorer の【お気に入り】を取り込んでいる。(方法:ブックマークをインポートする
 IE のブックマークをインポートしたあとは、以下のような画面になる。
iGoogle-1.JPG

 スマホで ChromeMarks を立ち上げて、メニューボタンを押すと、?の画面となるので設定をタップすると、?の画面となる。?で標準設定を選択した ?の画面で【戻るでアプリを閉じる】のチェックを外しておいたほうがよい。他は初期設定でいいのではないかと思う。

ChromeMarks-1.jpg ChromeMarks-2.jpg ChromeMarks-3.jpg
?ChromeMarks のメニュー画面 ?ChromeMarks の設定画面 ?ChromeMarks の標準設定画面

?の画面に戻って、同期設定を選択すると、?の画面となるので、ここで自動同期を指定をタップする。すると?の画面となる。私の場合、連絡先・Gmail・カレンダーの同期は別に手当しているので、ChromeMarks を同期だけにチェックを入れた。連絡先・Gmail・カレンダー・ChromeMarksの同期にチェックをいれた。Picasa Webalbum の同期にチェックをいれると重たくなる。
設定画面?での他の項目は、初期設定で問題はなさそうだ。
このようにしておいて、?メニュー画面で同期をタップすると?のように、同期が始まる。
ChromeMarks-4.jpg ChromeMarks-5.jpg ChromeMarks-6.jpg
??で同期設定を選択した画面 ??で自動同期指定を選択した画面 ??で同期をタップした画面

 同期が終わると?のような画面が出て、Google が最後に受信したデータと同期される。
 同期されたトップ画面は、?のような画面となるが、Other Bookmarks と Search Engines がなぜ表示されるのか(PC 上のブックマークバーでは表示されていない)よく分からない。ここで、Bookmark Bar をタップすると、PC 上のブックマークバーでは表示されているフォルダーが表示され、それぞれのフォルダーの中身を確認するとPC 上のフォルダーと同じであると確認できる。
ChromeMarks-7.jpg ChromeMarks-8.jpg ChromeMarks-9.jpg
?同期が完了したことを示す。 ?ChromeMarksのトップ画面 ?Bookmarkbar が表示された。


 このアプリを使って、スマホとGoogle Chrome Bookmarks と同期するためにはiGoogleの同期の最初に書いたように、 Chrome にログインしておく必要があることはいうまでもない。。  

2012年1月11日

隠居のスマートフォン備忘録:(18) PCのGoogle 自分用ホームページ(iGoogle) をスマホ(Xperia acro)と同期する


 私の使っているスマホは、SonyEricsson の Xperia acro である。OS は、Google が開発した android (現在のバージョン:2.3.4)である。
 だから、初期設定では PC上の Google アプリケーションとの親和性が高い。特に、Gmail 、カレンダー(予定表)は重宝してきた。これらのアプリケーションは、PC では Google のホームページを自分用にカスタマイズする iGoogle から選択して使用している。
 最近、android スマホを使い出した友人から、スマホでも iGoogle が表示できないのかと質問を受けた。それで、スマホに表示する方法を探ってみた。現在のところ分かっている方法を備忘録として記録しておきたい。もう少し、ましな方法があるのかもしれないが。
   
  1. PC で iGoogle を開いた画面右上のレンチアイコンChrome-option2.JPGをクリックして、【オプション】⇒【個人設定】の【ログイン】が、下のスクリーンショットのように、Chrome にログインしているかを確認する。ログインしていない場合は、【chrome にログインする】ボタンがあるので、これをクリックして、chromeにログインして、同期する。
  2. Chrome-option.JPG
  3. Google アカウントの設定を確認する。【メニューボタン】⇒【設定】⇒【アカウントと同期】に、google アカウント(普通は、XXXXX@gmail.com )が同期ON になっていることを確認する。
  4. ブラウザigoogle-1m.jpgで、検索欄に【m.google.com 】と入力する。
  5. 検索結果から、一番上の Google m.google.com/ をタップする。
  6. タップすると【Google モバイル】画面が出てくるので、iGoogle igoogle-4m.jpgをタップする。
  7. タップするとログイン画面が出てくるので、ログイン をタップし、正確に メールアカウントとパスワードを入力する。
  8. ログインできると、PC の iGoogle 画面で表示されているガジェットがリストされている。ガジェットをタップすると内容へ案内してくれる。あとは、PC での操作と似ているが、乗り換え案内などまだ十分に機能していないものもある。(1月11日現在)
    PC の iGoogle で表示している Gmail や Google カレンダーもここから確認できる。
    一度、ログインしておくと、次回からはログイン無しに、自分のガジェット・リストが表示される。
    なお、いろいろなガジェットをいじっている途中で、画面が固まったり、ループをおこすことがあるが、このような場合 メニューボタンから新しいウインドウをタップすると抜け出すことができるようだ。

m.google.com の検索;クリックすると大きな写真になります 【Google モバイル】画面;クリックすると大きな写真になります ガジェット・リスト;クリックすると大きな写真になります ガジェット天気予報
m.google.com の検索結果画面 【Google モバイル】画面 iGoogle ガジェット・リスト画面 iGoogle ガジェット天気予報画面


2011年11月21日

隠居のパソコン備忘録:モニターを CRT から LCD に変える 


 私のパソコンは、いわゆる自作PC で、いろいろな部品や機器をアセンブリしたものである。モニターは、10年前くらいに娘の大学入学祝いにと自作したときに求めた SAMSUNG の 19インチ CRT を、娘が新たに SONY Vaio を買い求めたので舞い戻ってきたものを使ってきた。

 特段問題はなかったのであるが、デスクの上に大きな場所を占めており、動かすのも重たい。それに、家内の LCD の方が、掲載している写真が明るく綺麗に見える。私のブログに訪れるほとんどの人も、パソコンのモニターは液晶になっているはずである。ブログ・ページを作るときにも、液晶で確認しておいたほうがよい。節電にもなるので、思い切って、モニターを LCD に変えることにした。

 PC のモニターとして使うだけなので、余計な機能はいらない。Amazon で探すと、Iiyama の 20 インチの液晶モニターが一万円を切ってある。思わず飛びついた。Amazonn の配達は早い。注文した翌日には品物が届いた。今までのぎっくり腰にならないか心配しながら持ち上げていた CRT のモニターに比べると無茶苦茶軽いし、容積が小さい。

 このモニターには、PC 本体との接続は、DVI-D という接続と従来からの D-Subミニ15ピンの接続との2系統がある。PC 本体の裏側を見ると、DVI-D のソケットもある。一緒に、DVI?D のケーブルも注文した。
 早速、DVI?D のケーブルで接続し設置してみた。しかし、これはかなりの勉強不足であった。画面が表示されるのは表示されるが、横長のワイドに映る。つまり、もともと横:1024 縦:768 のXGA 比率のものが、1600X900 で写ってしまうのだ。このために、このIiyama のモニターには、画面を XGA 比率にする画面調整機能がついていて、「フル」ではなく、「アスペクト」にすると XGA 比率で表示されるようになっている。ただ、DVI?D 接続では、この比率を調整する「画面モード」が、グレイアウトし、切り替えができない。それで、 D-Subミニ15ピンの接続に切り替えて(モニターに付属しているケーブルはこのケーブルである)みると、「画面モード」が機能するようになった。知識不足の頭では、原因は分からない。また、ビデオカードの性能も強く影響するらしい。まだまだの学習が必要であるが、ここまでにわかったことを記録しておくことにした。


(追記:2011/11/23)使っていたビデオカードは、Aopen FX5200-DVP128LP(AGPスロットから抜き出して確認した)で、DVI-D 接続ではワイドモニターには対応しないことが分かった。そこで、高解像度対応のビデオカードを求めることにしたが、乏しい知識ではネットサーチだけでは何を購入したらいいのかよく分からない。近くの「パソコン工房」に行って教えを乞うとAGP対応のビデオカードは、2つしか置いていなくて、その内の一つ(NVIDIA FX5200)が私のパソコン・マザーボードで許容しているAGP4Xでもいけることが分かった。これを求めて、ビデオカードを取り替えると、高解像度でもOK であった。接続コードも、D-subミニからDVI?D ケーブルに変えても「画面モード」が機能するようになった。

 XGA 比率で作成しているブログの写真も歪みがなくなった。当面は、新しい LCD display の画面の解像度を 1600x900 と設定して、水平方向をXGA モードの幅に設定して運営することにした。iGoogle の画面などは 1600x900 モードでも問題はなく見やすくなった。

2010年1月 7日

隠居のパソコン備忘録:Internet Explorer 8 をインストールする

 昨年末の投稿に記載したように、私のブログの、どのページに、どれぐらい数の方々が訪問されているかなどを分析する無料のアクセス解析サービス Artisan を導入している。

 この分析には、アクセスする方が使用されている ブラウザ、OS 、解像度なども表示される。
 昨年の12月1日からの分析をみると、それぞれのベスト5は、以下のようになっている。
Artisan による分析(2009/12/1?2010/1/5)
順位ブラウザ%OS%画面解像度%
1
2
3
4
5
Internet Explorer 8
Internet Explorer 6
Internet Explorer 7
Firefox
Safari
33.9
21.6
20.4
14.0
3.5
WindowsXP
WindowsVista
MacOSX
WindowsNT
Windows2000
65.2
21.0
4.1
3.7
1.9
1024x768
1280x1024
1280x800
1680x1050
1440x900
29.0
19.1
14.9
6.3
5.5


 少し前までは、ブラウザは Internet Explorer 7 (IE7) が一番多かったのだが、2009年3月に Internet Explorer 8(IE8) がリリースされ、5月の終わり頃から画面上に 自動更新による自動インストール通知が現れるようになってきたことが、原因していると思われる。
 IE6 から IE7 へバージョンアップしたときの不具合に懲りているので、自動インストール通知を無視してきたが、上のように Artisan の解析で、IE8 がトップを占めてきたので IE8 をインストールしてみた。
 インストールする前に、"IE8 不具合"でネットサーチしてみると、goo! のQ&A に私も導入しているスパイウエアの検索と修復ソフトである「Spybot - Search & Destroy」 で不具合が起こる場合があることが分かった。それで、回答にあるように、IE8 をインストールする前に処理しておいた。
 また、IE8 に対応していないアドオンを導入している場合などでは、動作しないことも報告されている。たとえば、講談社の「日中辞典」CD-ROM は上手く動作しないようである。
 そのような準備をしてインストールするとすんなりと動くようになっている。

 まだ、使い始めたところであるが、気がついた点を備忘録として記録しておきたい。
 IE8 では、IE7 と比較すると文字の大きさが異なるようである。Firefox(=Google Crome)と同じように大きな表示になる。こちらが標準HTMLの表示のようである。ただ、ツールバーのURL を入力するボックスの右にある「互換表示」ボタンをクリックすれば、IE7 の表示に変えることができる。互換表示については、Microsoft のページに次の解説がある。
互換表示
 Internet Explorer 8 はリリースされて間もないため、一部の Web サイトは Internet Explorer 8 に対応していない場合があります。この場合は、[互換表示] ツール バー ボタンをクリックすることで、Internet Explorer 7 で表示するのと同じように Web サイトを表示できます。これにより、テキスト、画像、テキスト ボックスの位置がずれるといった問題を解決できます。このオプションはサイトごとに設定できるので、他のサイトは引き続き Internet Explorer 8 の機能を使用して表示されます。そのサイトを Internet Explorer 8 の機能で表示するように設定を戻すには、単に再び [互換表示] ボタンをクリックするだけです。

 また、アクセラレータという機能があり、ウェブ・ページの文中にある文字を選択するとその近くにのようなマークが出る。 このマークをクリックすると「Google で検索」など検索オプションを選択するセレクトボックスが出てくるので、たとえば、「Google で検索」をクリックすると、Google で検索したと同じ結果になる。文中で選択した言葉が建造物や地名だと セレクトボックスから「Live search 地図」をクリックすると Google の地図検索と同じような結果になる。これは、今まで使ったことはなかったが、Microsft の地図検索サービスのようである。要するに、IE8 は Microsoft が iGoogle を意識したサービスになっているようだ。

 詳細は、Internet Explorer 8: ホーム ページを参照すればいい。

2009年2月16日

隠居のデジカメ写真整理:Picasa で取込・編集・送信する

 同窓会の写真や友人との旅行したときの写真、あるいは会食時に撮った写真を、プリントアウトするのはもちろんCD に焼いたりすることも面倒なので、Google が提供する写真管理サービスPicasa を使って Web 上にアルバムを作成し、それを見てもらうことにしている。それらの方法について同世代の老人(といっても失礼ではない歳と思うが)からよく質問されるので、自分の学習も含めて Picasa の操作方法をあまりパソコンが得意ではない同世代の人向けに整理してみたいと思う。

 最近は写真を撮るのはデジカメだから、整理は楽になっている。だが、ほとんどの人は購入したデジカメに付属してついてくる、そのメーカ固有のソフトを使って写真を整理しておられるようだ。

 たとえば、私のパソコンにも Canon ではZoomBrowser EX, Panasonic では Lumix Simple Viewer, Nikon では PictureProject といったソフトが入っている。ほとんどのソフトは、該当するメーカーのデジカメを USB 接続すれば自動的に立ち上がるようになっている。
これが便利なようでたちが悪い。カメラを変える毎に該当するソフトが立ち上がり勝手に保存するフォルダーを作成したりするので、その操作方法を覚えなければならない。歳とった頭ではいささか面倒くさい。

 そこで私はデジカメの写真の取り込みや整理・発信などは、Google がフリーで提供してくれている Picasa に特殊な場合を除いて統一している。Picasa は写真修整のできるフォトレタッチ機能も持っているので、写真管理のほとんどは Picasa ですんでしまう。Picasa の現在のバージョンは、Picasa 3 となっている。

 まずはじめに、Picasa を使った写真の取り込み・整理・編集から、記しておきたい。
 説明のスクリーンショットは、クリックすると大きく表示されます。screenshot_2screenshot_1
  1. Google のホームページ の下の方にあるサービス一覧にある写真管理ではなく、 サービス一覧>> をクリックすると表示される詳細の右列下方に、picasa があるのでこれをクリックすると Picasa3 ダウンロードボタンを表示する画面が出てくる。
    ダウンロードボタンクリックすると自動的にダウンロードが始まる。ただし、IntertExplorer の場合、セキュリティのため一時的にブロックする表示が出るが、ダウンロードを許可すると screenshot_1 のような画面がでてくるので、「実行」ボタンをクリックするとセキュリティ上の注意メッセージがでるが、これを「OK」とすると、ダウンロードが始まり、ライセンス契約書に同意を求めてくる。これに同意すると Picasa を保存するフォルダーを指定する画面がでるので、私の場合、"Program Files" フォルダーではなく、写真用のフォルダーの下にサブフォルダーを作って、そこに保存した。(screenshot_2)
    好みの問題であるが、"Program Files" フォルダーには知らない間にどんどんソフト・サブフォルダーができてしまい、あとで見つけるのに苦労することがあるからだ。
    私は、外付けのHDD も取り入れて写真を中心としたドライブ(D:)、音楽ファイルを中心としたドライブ(E:)というようにドライブを区分している。
  2. screenshot_3
  3. この画面の「インストール」ボタンをクリックするとインストールが始まり、セットアップが終わると screenshot_3 のような完了画面が出てくる。
    ここでは、デスクトップ画面にショートカットができているかどうかを確認するために、「Picasa を実行」のチェックをはずしているが、もちろんチェックをつけておいても問題はない。
    デスクトップ画面には、Picasa のアイコンができているはずである。
  4. screenshot_4
  5. このアイコンをクリックすると、screenshot_4 のようにパソコンに持っている写真(画像)のスキャンを問いかける画面が出てくる。
    マイピクチャーにしか写真を保存していない場合は下のボタンのチェックでよいが、いろいろなデスク(USB接続しているものも)のフォルダーに写真を保存している場合、上のボタンをチェックして「続行」ボタンをクリックする。


  6. このスキャンというのは、パソコンのどのデスクに・どのようなフォルダーに・どのような画像ファイルがあるかを探して、データーベースを作っている作業と考えれば理解しやすい。
    私の場合、音楽ファイルのデータベースは WindoesMediaPlayer であり、写真(画像)ファイルは Picasa ということになる。
    スキャンが完了するには、パソコンのスペックも影響すると思うが、写真の枚数が多いとかなりの時間がかかる。スキャンの途中で、「フォトビューアの設定」という画面が出てくると思うが、設定をしておけばエクスプローラなどで写真を表示するときに、私のブログで写真を表示するときに使っている lightbox のような表示(画像の背面が黒くフェードアウトする)がされる。ファイル形式の指定はデフォールトのままでいいであろう。
  7. screenshot_5
  8. スキャンが完了すると screenshot_5 のように、デフォールトでは撮影(作成)日付降順にフォルダーが表示される。写真ファイルが持っている日付データを読んでいるようだ。
    この表示をお馴染みのフォルダー構造に変えるには、画面上部にあるツールアイコンの左から4つめ「フォルダーのツリー階層が表示されるように表示を設定」をクリックするとが出てくる。
    一度スキャンを完了しておけば、あとは写真(画像)を追加するたびに、データベースに追加される。
  9. screenshot_6
  10. デジカメからの取り込みは、デジカメをパソコンにUSB接続(カードリーダーからのとりこみでも同じ)する。接続して電源をONにすると大抵の場合そのカメラに付属していたソフトが立ち上がるが、これをすべて終了させ、Picasa を立ち上げる。
    画面の左上のツール・アイコンの「インポート」→「デバイスの選択」でリムーバブル・ドライブをクリックするとデジカメにつながり、デジカメに保存されている写真のサムネイルが表示される。(screenshot_6)
  11. screenshot_7
  12. 取り込む写真を選択して(連続して選択する場合は Shift キーを、とびとびで選択する場合は Ctrl キーを押しながら)、その画面の左下にある「選択したアイテムをインポート」ボタンをクリックすると screenshot_7 のようにインポート先(保存先)を聞いてくる画面がでるので、「参照」ボタンをクリックして保存先メイン・フォルダーを選ぶ。一番上の入力欄「これらの写真のフォルダー名を入力してください。」に、新しいフォルダー名(私の場合、090215 というような日付にしている)を入力するとサブホルダーとなり、下の「写真の保存場所」に、フルパスが表示される。
    「終了」ボタンをクリックするとインポートがはじまり、保存されたフォルダーは左のフォルダーツリーの一番上部に表示される。
  13. screenshot_8
  14. 取り込んだ写真を編集(広い意味のレタッチ)するには、サムネイルで表示されている写真をダブルクリックすると screenshot_8 のように、左に編集する項目が表示されるので、編集したい項目を選択する。


    screenshot_10screenshot_9例えば、写真の切り抜きをするときには、
    1. 切り抜きボタンをクリックする。
    2. 切り抜きしたい部分の左上のポイントをクリックして、そのまま右下にドラッグして大きさを決める。
      このとき切り取ったあとの写真の縦横比を下の選択ボックスにある 10X15 しておけば、イチデジで撮った写真の縦横比となる。
    3. screenshot_10 は切り抜きをした後の写真である。このようにすれば、大きいサイズで写真を撮りトリミングすれば拡大した写真にすることもできるようである。

    写真にテキストを表示する場合には、screenshot_12 screenshot_11
    1. screenshot_8 の画面で「テキスト」ボタンをクリックする。
    2. すると右の screenshot_11 のような画面になるので、テキストのフォントや大きさ、色などを指定して、画面上のテキストを表示したい位置にカーソルを置き、文字を入力する。日本語の場合、画面の左下ボックスに文字変換が表示される。
    3. テキストの位置などはあとで修正できるのでいろいろと試してみるとおもしろい。

    I'm Feeling Lucky ボタンをクリックするとコントラストや明るさを自動調整してくれるので便利である。
    その他にもいろいろな修正ができるので、いろいろと試してみればいいと思う。

  15. 次に、画像のサイズを小さくする方法について記しておきたい。
    ほとんどの方は、デジカメで写真を撮るときのサイズはかなり大きく設定されている。私の場合、イチデジでは 3008X2000 ピクセル(約2.7MB )で撮っている。このくらいの大きさで撮っていると先に紹介した写真の切り抜き(サイズが小さくなる)に耐えられる。
    ただ、写真をそのままメールで送ると一度に送れるメールの容量が制限されている(Gmail の場合20MB )ので、サイズを小さくしておきたい。
    ブログに載せる写真などは、幅700 ? 800 ピクセルでいいと思う。これだと写真にもよるが、200 KB 程度になると思う。
  16.  screenshot_13
    1. 私は、ブログに載せるために Picasa で写真のサイズを圧縮するときは、サムネイル表示画面の下にあるツール・アイコンで「エクスポート」を選んでいる。
    2. ブログに載せる写真をクリックして「エクスポート」アイコンをクリックすると、右の screenshot_13 ような画面が出てくるので、保存するフォルダーを指定して、「画像のサイズオプション」で「サイズの変更」を選択し、私の場合 800 ピクセルを指定している。この数字は、画像の横幅を指定しているので、縦長の写真では 600 ピクセルにする。
    3. 画質は元の画質を保存する「自動」で「OK」を押すと、新しいフォルダーに 800X600 ピクセルにリサイズした写真が保存される。エクスポートは、複数枚の写真でも一度に保存できる。
      リサイズした写真は元に戻せないので、オリジナルとは異なるフォルダーに保存するのがよいだろう。
    4. (追記:2009/2/19)新しく作成したフォルダーにあるファイル名は、Renamin というソフトを使えば、一括してファイル名を変更できる。

  17.  このように保存した写真を送信するときは、サムネイル画面で送信する写真を選択し(複数OKである)、サムネイル表示画面の下にあるツール・アイコンで「メール」を選べばよい。screenshot_14
    1. 「メール」アイコンをクリックすると、右のようなポップアップ画面( screenshot_14 )が出てくる。
      Google のアカウントがない方は、「アカウント作成」をクリックして作っておけば、Google が提供する他のサービス(Web Album や自分向けのポータル画面を作る iGoogle など)を利用するにも便利である。
    2. 私は、最近は専ら Gmail を使っているので Gmail をクリックすると Gmail のアカウントを入力する画面が出てくるので、これを入力し Gmail にログインする。2回目からは省略できるようだ。
    3. screenshot_15
    4. ログインするとようやく写真を貼付してメールを送信するフォームが出てくる。
      普通のメールと同じように、複数の宛先を指定できるし、表題も変えられる。
      送信文も変更挿入できるし、送付する写真のファイル名が出ているので、その横に説明を挿入すればより親切である。
    5. ただ、ひとつ落とし穴がある。「ツール」→「オプション」→「メールアドレス」→「出力オプション」で、「元のサイズ」を事前に選択しておかないと、初期設定では 460x380 ピクセルぐらいになっているので、折角リサイズしておいても、460x380 ピクセルで送信されるので気をつけたい。
      元の大きなファイルからリサイズせずにメールをするときは、上の「出力オプション」で、たとえば 800 ピクセルを事前に選択しておくと、送信するファイル(写真)はリサイズして送信される。
    6. なお、?で記したメールプログラムの設定もこのポップアップ画面で設定できる。
    7.  

  18. その他にも、Picasa には数多くの機能がある。
    このうち、写真を仲間内で共有する方法(ウェブアルバム)については、別の機会に記録しておきたいとおもう。


 この記録をまとめることで、今まで知らなかった Picasa の新しい機能を発見したり、進化していることを学習した。
ブログを書くことは、よい学習の機会である。

2008年12月25日

隠居、Google Chrome をインストールしてみる

 最近、ブラウザーは Internet Explorer もどきの Slepnir を使い、トップ画面は iGoogle としている。
  • 予定が書き込めるGoogle カレンダー
  • Google の WebMail である Gmail へのリンク表示
  • Google 乗り換え案内
  • 気になるサイトへリンクするダイジェスト表示
  • Google Map
などGoogleが提供する種々のサービスを自分の好みで配置できるので、ポータル画面として便利である。

 この iGoogle で最近 Google が開発した(?)まだベータ版であるがブラウザーの案内が Gmail をより高速に と表示される。うたい文句は、"スピード、安定性、セキュリティに優れたブラウザ" とあり、Gmail の展開が早くなるらしい。
 ISP やレンタル・サーバーへのアドレスに送られてくるメールを転送している Gmail の動きが最近悪くなっているのが気になっていたのでインストールしてみることにした。

 体感的に、Gmail の展開は圧倒的に早いようである。通の間では、Google がGoogle Chrome を発表したときからそのスピードに注目をしていたらしい。
 Google Chrome は、文字の表示などが下のscreenshot で見ていただいたら分かるように、Mozilla Firefox と似ている。Google は、この Mozilla の大口出資者でもあるから当然かもしれない。最近リリースされた FireFox 3.0 でも、Gmail の展開が早いことをうたっているから、同様の技術なのかもしれない。

左から Google Chrome、 Mojilla Firefox 3.0、 IE 7.0 、Slepnir 2.8 の画面
クリックすると大きな写真になります
 Google Chrome の画面
クリックすると大きな写真になります
 Firefox 3.0 の画面
クリックすると大きな写真になります
 Internet Explorer 7.0 の画面
クリックすると大きな写真になります
 Slepnir 2.8 の画面


 右端の Slepnir 2.8 は、IEとほぼ同じであるが IE でありがちなバグが少ないので愛用している。
 Google Chrome をまだ少ししか使っていないが、Gmail など Google が提供するサービスには使い勝手が良さそうだ。

クリックすると大きな写真になります 私のブログへのアクセスを解析するフリーのサービス Artisan のデータでは、12月1日?24日まで訪問していただいた 9230 人が使っているブラウザーは、23種類である。その割合は、左の screenshot にあるように 73% が Internet Explorer 7, 6 であり、次が firefox で 18% くらいである。 Google Chrome は9月にリリースしたばかりなのに第5位で 2%となっている。
  Google Chrome を含めて Mojilla Firefox 系が増えてきているので、ブログの表示は Internet Explorer だけを意識するだけでなく Mojilla Firefox 系を考慮する必要がある。
 現在分かっている Google Chrome での問題点は
  • 私のブログ表示で、上の screenshot で分かるように IE にくらべて文字や行間が大きくなることがある。
  • 画像を拡大表示するときに使っている lightbox のキャプション部分が隠れてしまう。
  • VISAの利用明細がMycrosoftMoneyにダウンロードできない
などである。同じURLコードを書いていてもブラウザーによって表示が異なるのは困りものである。
  Internet Explorer と Netscape 以来の確執の世界であるが、なんとか細かい点まで統一をしてほしいものだ。

2008年2月21日

隠居、ネット時代の「知的生産の技術」を考える?日記と記録など:終

 私と同じように、「知的生産の技術」の現代的意味を読み解いておられる中学校の理科の先生がおられる。学校の先生らしく、深く深く読んでおられる。多分、そのようにこの本に傾倒されおられるのは、9章の「日記と記録」の記述に、ご自身で記録的に続けておられるブログの賛同意見を見いだされたのではないかと、かってに推測している。少なくとも、私はそうだからである。

 勤めていた頃は、私もメモ帳的な日記をつけていた。ただ、この日記的なものは、サラーリーマンとして仕事上のことばかりであったから、退職と共にすべて捨ててしまった。五木寛之のいう「黄金の林住期」になって、過去を捨てて新しい世界を楽しみたいという気持ちになったせいもある。
 新しい世界を楽しむためにはじめたブログは私にとっては、<ネット時代の「知的生産の技術」を考える?>で書いたように、梅棹さんが「知的生産の技術」でいう 日記と記録 になった。
 梅棹さんは、
日記というのは、要するに日づけ順の経験の記録のことであって、(中略) 航海日誌とか業務日誌のたぐいをおもいうかべればよい。
と説いておられるが、まさしく私のブログ( Web Log=航海日誌) も林住期生活の気ままな 日記と記録 なのである。

 私が日記としているのは、 Movable Type というソフトで作るブログである。ブログはそれ自身がポータル・サイト的な性格を持っているが、私はそれをカスタマイズして、さらに自分用のポータル・サイトにするつもりでつくっている。 これらの大部分は、iGoogle などのポータル・サイトでほとんど実現できることが多いが、自分の日記なので自分がもっとも使いやすいようにしたいと思っているのである。

 ここまでこだわらなくても、「知的生産の技術」の9章に書かれている 「バラ紙にかく日記」「日記をかんがえなおす」「日記と記録のあいだ」「記憶せずに記録する」「カードにかく日記」「個人文書館」の項目で記述されている記録の方法はブログによってクリアできると思う。
 とくに最後の「個人文書館」の項の中で、
ぼう大な記録カードや日記の蓄積は、いわば個人のためのアルキーフ(文書館)である。わたしがいっているのは、知的生産にたずさわろうとするものは、わかいうちから、自家用文書館の建設を心がけるべきである、ということなのである。
と説いておられるが、アルキーフ(独語)とは英語でアーカイブのことであり、ブログではデーターベースが自動的に文書館をつくってくれるのである。

 問題は、「メモをとるしつけ」「野帳の日常化」である。この項目における要点は、いつでも記録できる体制にあれということであろうから、コンデジを常にポケットに忍ばせておくとか、ケイタイで文書を書くのを習熟するとかでネット時代ではカバーできるだろう。さらに小さなMP3レコーダーでも携帯しておれば鳥の鳴き声だって、簡単に明瞭に録れるのだ。40年前に比べれば、記録することははるかにたやすくなっている。しかし、重要なことは、道具が変わっても、なんにでも好奇心をもっておくことであろう。これは、40年経っても変わらない。

 歳をとって物忘れがひどい。日記を自分のための生活記録と考えて、新しく経験したことについて記録をしておけば、あとで役に立つ。経験したことの感想だけではあとで役に立たない。9章の「自分のための業務報告」の項にでてくる宮廷の台所日記という『御湯殿上日記(おゆどののうえのにっき)』的でなければならない。
 例えば、自分で作ったブログ・サイトに何か新しい Plugin をインストールしたときには、そのインストール方法や苦労した点あるいは参照した Web URL などについて記録しておく。そうすれば、また同じことにぶつかったときに役に立つ。
 私は、この自分のための生活記録を隠居の気楽さで恥も外聞もなくブログという形で公表している。Google や Yahoo! などの検索にひっかかって、私と同じようなPC上のトラブルとか、音楽編集の方法などのエントリーへ訪問される方が、一日200人を越えるようになった。いちど訪問して、「なんや、つまらん!」と思う人がほとんどだと思うが、梅田望夫さんがいうように、
個人が、しらべ、読み、考え、発見し、何か新しい情報を創出し、それをひとにわかるかたちで書き、誰かに提出するまでの一連の行為(「ウェブ時代をゆく」 p.146)
 を知的生産と位置づけるなら、私も少しは 知的生産 をしているのかもしれない。

 一日に200人もの人が訪れるようになったので、ブログを自分への経験記録だけでなく、「知的生産の技術」の10章(原稿)・11章(文章)で書かれているように、他人のために「かく」ことを意識せざるをえなくなってきた。
 それも、ブログのおかげで私のような隠居でも気軽に簡単に発信できるようになったからである。活字にする必要がなくなったからである。私の父は、下手な短歌を作るのが趣味であったが、彼が唯一外に向かって発信したのは、なけなしの退職金をはたいて歌集を自費出版したことであった。今のネット時代なら、もっと気楽に発信できたであろう。

 梅棹さんは、11章「文章」「まずわかりやすく」のなかに、古くからからいわれている 文章は俳句のつもりでかけ という心得をとりあげて
 この忙しい世の中で、俳句をあじわうようなつもりで、論文をなんどもよみかえして、あじわってくれる人はあるまい。一ぺんよんで、すっとわからぬような文章は、やはりぐあいがわるいのではないか。わたしは、苦心して文章をみじかくすることの愚をさとった。みじかいことよりも、わかることのほうがたいせつである。文章は、電報ではないのだから、
 賛成である。特に、記録としての意識をもてば、文学作品を書く必要はない。ただ、私のエントリーが分かりやすいかどうかには自信がない。良い文書をかくようにこころがけたいと思う。と同時に、ブログの体裁を整える方法も、もっと習熟する必要がある。歳をとってからの学習は、はかがいかないが。

 このシリーズのエントリーは、今回で終わりにしたいと思う。第1回で書いたように、40年前の「知的生産の技術」を、今のネット時代で実施するとどのようななるのかを、浅薄な知識は承知の上でシリーズで書いてきた。どんな意味があるのというようなことは問わないで欲しいが、何人かの方々が隠居の日記に興味を持っておられるのがせめてもの救いと思っている。