隠居ブロガーの読書:五木寛之「林住期」
毎日新聞朝刊の一面下に、五木寛之の「林住期」というエッセイが広告されていた。音読みしたときの響きは良くないが、広告コピーに引かれて Amazon で発注した。
表紙をめくった次ページに、「林住期」の説明がある。
この本を読みながら、”うん、そう!そう! 賛成賛成!”と何度も声が出そうになった。 曰く、
隠居のお遊びに、強力な応援隊をもらった気分でいる。
表紙をめくった次ページに、「林住期」の説明がある。
古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。
「学生期(がくしょうき)」、「家住期(かじゅうき)」、そして、「林住期(りんじゅうき)」と「遊行期(ゆうぎょうき)」。
「林住期」とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことである。
この本を読みながら、”うん、そう!そう! 賛成賛成!”と何度も声が出そうになった。 曰く、
- 林住期は、まず身のまわりのモノ(肥大化した人間関係、あふれ返るモノ、名刺や年賀状)を捨てることからスタートすべきである。
- 50歳からの人生をジャンプする。生きる目的を変える。生活のために働くのを変える。
- 本来の自己を生かす。自分をみつめる。心のなかで求めていた生きかたをする。他人や組織のためでなく、ただ自分のために残された時間を日々をすごす。
- 「林住期」においては、金のためになにかをしない、と決めるべきなのだ。
- 林住期は「オマケの人生」である。オマケと考えれば、どう生きようと勝手ではないか。
- 人生のクライマックスを、50歳からにおく。「黄金の林住期」の始まりである。その「林住期」を、より良く生きるために、私たちはこれまで学び、働き、社会に奉仕してきたと考える。青少年時代だけでなく壮年期もまた、林住期のための長い助走の期間にほかならない。
隠居のお遊びに、強力な応援隊をもらった気分でいる。
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