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2017年10月23日

ツマグロヒョウモンは今秋も元気 10月8日

やっと晴れて、気温も上がってきた。舞岡公園へ行こうかと思ったが、今日は日曜日なので敬遠する。
 キバナコスモスに集まるツマグロヒョウモンでも撮りに行こうと保土ヶ谷公園に出かけた。バス停を降りたところにキバナコスモスの植え込みがあるが、そこにはチョウの影はない。公園の南側、バス通りの下にある下池の方へ下りていく途中で、数本のセイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせていたが、そこに夢中で吸蜜するツマグロヒョウモンの♂がいた。きれいな個体なので、時間をかけて20?30カット撮影した。
 せせらぎが造られている下池、上池の周囲は、最近、ずいぶんと整備がなされ、ナガサキアゲハでも来ていないかと楽しみにしていた白いブッドレアの花は剪定され、花は咲いていなかった。

保土ヶ谷公園地図.jpg
?神奈川県立保土ヶ谷公園管理組合ホームページより

 次に、秋にはキバナコスモスがたくさん咲いている明神台公園へ行ってみる。ここは児童公園なのだが、日曜日なのに子供連れの姿は少ない。少し遅いかなと思ったが、キバナコスモスは咲いていて、ツマグロヒョウモンが舞っていた。

クリックすると大きくなります。 1.ツマグロヒョウモン♂ -1
星川駅前からバスに乗って、明神台で降りる。帰りは歩くのだが、往きは上りで少々辛いのでバスを利用する。バス停から、保土ヶ谷公園の下池の方へ下りていく途中に、数は多くないが、セイタカアワダチソウが咲いていた。とても小さなツマグロヒョウモンの♂が吸蜜をしていた。??

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ツマグロヒョウモン♂ -2
落ち着いて吸蜜しているので、いろいろな姿を撮ってみよう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマグロヒョウモン♂ -3
他にモデルになってくれるような蝶もいない。今度は翅を開いて見せてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツマグロヒョウモン♂ -4
頭を下にして蜜をさぐる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ツマグロヒョウモン♂ -5
こんどは裏面を見せてくれた。前翅裏面の赤味がかった色がこのチョウの特徴と思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ツマグロヒョウモン♂ -6
こんどは横向きに展開。ここまでおよそ10分間、吸蜜を続け、楽しませてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.ツマグロヒョウモン♂ -7
このチョウは一旦セイタカアワダチソウから離れ、近くの木の上に静止した。P610で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f5.6 1/400秒 116mmISO100? )? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ツマグロヒョウモン♀
そこへ♀が飛んできた。セタカアワダチソウで吸蜜を始めるが、さっきの♂がすぐに追いかける。2匹はどこかへ飛んで行ってしまい、戻っては来なかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f5.6 1/200秒 90mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.下池から桜丘高校側(西側)の眺め
この辺りは11月下旬には紅葉がきれいだ。この時期はカエデの類はまだ色づいていないが、1本だけ葉が黄色くなっている木があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(? ?f4.5 1/640秒 12mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.カツラの黄葉
その木は何の木だろうかと後で調べてみた。葉の形を見ると、どうやらカツラのようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.ツバメシジミ♀
下草の上を飛んでいるツバメシジミがいた。尾状突起は無くなっているようだが、きれいな♀だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.イチモンジセセリ -1
イチモンジセセリが飛んできて、目の前で止まった。だいぶ擦れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.チャバネセセリ
これはチャバネセセリ。イチモンジセセリに比べ個体数は多くない。イチモンジセセリとは良く見ないと区別をつけ難い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.イチモンジセセリ -2
明神台公園に着いた。花壇にはイチモンジセセリが多い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.ウラナミシジミ♀ -1
秋になるとウラナミシジミが現れる。年4回くらい発生するるようだが、9月を過ぎるころから個体数が多くなる。南方系のチョウだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.ウラナミシジミ♀ -2
ウラナミシジミはキバナコスモスにも来る。この個体はすごく小さい。左側の翅が伸び切らなかった羽化不全のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.ツマグロヒョウモン♂ -7
明神台公園に咲くキバナコスモスには、数頭のツマグロヒョウモンが飛んでいた。しかし、♂ばかりだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1600秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.ツマグロヒョウモン♂ -8
下から撮れるところに止まってくれた。ツマグロヒョプモンの裏面は好きだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.ツマグロヒョウモン♂ -9
この日(10月10日)はツマグロヒョウモンは元気で、数も多かった。しかし、翌週になるとすっかり気温が下がってしまった。10月の中ごろとしては46年ぶりの寒さなどと報じられている。ツマグロヒョウモンが元気に翔ぶのもこれが最後だったかも知れない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.ベニシジミ
ベニシジミがまだ飛んでいた。このチョウも春早くから11月ごろまで見られる。たくさんいるので大事にしないが、ユニークな柄をした、なかなかきれいなチョウである。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.アオスジアゲハ
元気にキバナコスモスの花を、次から次へと飛び回っていたが、さすがに大分擦れてきている。そろそろ、チョウの季節も終わりになる。それにしても今年の天候不順は、チョウたちにも厳しい年になったのではないだろうか。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.モンキアゲハ♀
保土ヶ谷公園から星川へ下りてきた。保土ヶ谷区役所の花壇にモンキアゲハを見つけた。しかし、後翅は傷み、片方の尾状突起はない。トリミングして、傷を隠してやろう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 90mm ISO320 )露出補正 -0.3段


2017年1月19日

蝶 自選年間ベスト10 (?10) 2012年

冬は撮れたてのチョウの写真が無く淋しいので、過去に撮った写真の中から、自選した写真を取り出してみている。昨年2月11日に「蝶 自選年間ベスト10 (?9) 2011年」をアップしたがその後滞っていた。
  2012年も相変わらず、1月にグァム島へ行き、4月は神奈川県でギフチョウを求め、5月には南足柄と裏高尾、6月には舞岡公園で平地産のゼフィルスを撮り、前半を過ごした。夏は信州だが、安曇野の烏川渓谷緑地でコムラサキの良い写真が撮れたこと、旧国鉄篠ノ井線の廃線敷でミヤマカラスシジミが撮れたことくらいだろうか?まずは平年並みの1年だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.オーキッドツリーの花に遊ぶシロオビアゲハ 2012年2月6日 グァム島
この年のグァム島ゴルフツァーは第8回目となった。仲間で10回まではやろうと言っている。前の年と同じところに咲くオーキッドツリーの花にこの年もシロオビアゲハが来ていた。次から次へと花を移り飛び、まるで遊んでいるようだった。オーキッドツリーの花は見上げる高さに咲く。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.アセビとギフチョウ 2012年4月9日 神奈川県相模原市
ここではギフチョウは、その時に咲いている花で吸蜜をするが、この年はアセビの花が咲いていた。そのアセビの花に来たモデルに何人ものカメラマンがレンズを向けた。幸い私は良いポジションにいたので、しゃがみ込んでややローアングルで数ショット撮った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.林道のサカハチチョウ 2012年5月14日 東京都下裏高尾
林道を進んでいくと、開けたところに出た。サカハチチョウがその林道に浸みだした水を吸っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミツバウツギの花とアオバセセリ 2012年5月14日 東京都八王子市
この年は裏高尾ではアオバセセリが撮れなかった。ごご3時、高尾駅の近くまで移動して、やっと撮れた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.白いアカボシゴマダラ 2012年6月4日 横浜市舞岡公園
春型のアカボシゴマダラは白い。初めて見たときは何が飛んでいるのだろうかと思った。この個体は♀だろうと思うが、後翅にうっすらと赤い斑紋が出ていて、なかなかの別嬪さんだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメシジミ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
見事な日の丸構図になってしまったが、反面、アカツメクサとのバランスも良く気に入った1枚である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.テリトリーを守るコムラサキ 2012年7月14日 長野県安曇野 烏川渓谷緑地
渓谷沿いの梢にコムラサキの♂が止まって、睨みをきかせていた。他の♂に侵入させないように我がテリトリーを守っているのだろう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマカラスシジミ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
廃線となった篠ノ井線の線路を撤去した砂利が敷かれた跡を歩いた。両側に咲くいろいろな野の花に蝶が来ている。ミヤマカラスシジミは箱根の湿生花園にもいるが、ここで見た同種は新鮮な個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ルリタテハ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
今まで撮ってきたルリタテハの写真は越冬した個体のものが多かった。ここで見たルリタテハは、とてもきれいな瑠璃色の帯をしていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.翅を開いて休むクジャクチョウ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷 廃線跡の砂利の上は暖かくて、気持ちが良いのだろう。クジャクチョウが翅を開いてくれた。なるべくローアングルにして、上から押さえつける摂り方にならないように配慮した。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.翅が透けるウスバシロチョウ 2012年6月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
ハルジオンの花で吸蜜するウスバシロチョウ。翅が透けてそのハルジオンの花が透けて見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.ミドリシジミAB型 2012年6月18日 横浜市舞岡公園
舞岡公園のミドリシジミのメスはAB型が比較的多いように思う。羽化したてなのだろうか、とても美しい個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ウラジャノメ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
地味な蝶だが私は好きだ。金色に縁どられた黒い紋が粋だと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補4.飛び立つモンキアゲハ 2012年8月30日 横浜市舞岡公園
8月はクサギの花が咲き、その花の匂いに誘われて黒いアゲハたちがやってくる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6 
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ベニヒカゲ 2012年9月3日 長野県池の平湿原
キオンの花でベニヒカゲが吸蜜していた。発生時期的には少し遅く、きれいな個体は♀が多くなっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補6.キタテハ 2012年10月5日 横浜市舞岡公園
柿の葉に止まる秋型のキタテハ

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補7.ゴイシシジミ 2012年9月3日 長野県地蔵峠
私が昆虫少年の頃は、ゴイシシジミはそれほど珍しい蝶ではなく、都内でもいくらでも見ることができたという記憶がある。しかし、最近はまったく見る機会がない。舞岡公園にもいると言われるが、10年以上通っているがまだあったことがない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段


2016年8月16日

舞岡公園 夏の蝶 8月3日

前日の横浜は激しい雨が降っていた。今朝は晴れ間が出て熱くなりそうだ。しかし、天候は不安定で、突然雨に見舞われることもありそうである。
  クサギの花は咲いているだろうか、黒いアゲハたちの発生状況はどうかなどが気になっていた。雨が降った時にカメラを入れるビニール袋をポケットに突っ込んで、久しぶりに舞岡公園へ行ってみることにした。
 クサギの花は咲き始めだった。心配していた通り、昼前に夕立のような雨が降ったが、その後、クサギの花の咲くところへ行くと、黒いアゲハの姿があった。珍しくナガサキアゲハもいる。しばらくは咲きはじめのクサギの花に絡むモンキアゲハと、ナガサキアゲハを撮った。しかし、モンキアゲハもナガサキアゲハも擦れた個体が多い。あと一週間もすると、クサギの花はさらに開き、その匂いが蝶を誘うと思うが、新鮮な黒いアゲハ達は見られるのだろうか。

;クリックすると大きな写真になります。 1.モンキチョウ♀
ツメクサの葉に羽化したばかりのようなきれいなモンキチョウの♀が静止していた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?640?秒 185mm ISO200???? ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.クロアゲハ♂ 吸水 -1??
古民家への入り口でクロアゲハが吸水していた。背景を入れてローアングルで撮ろうとしたが、旨くいかなかった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250?秒 300mm ISO320 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.クロアゲハ♂ 吸水 -2
?? 前の写真と同じ個体。前の日に降った雨で道に水溜りがある。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250?秒 300mm ISO450 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.キタキチョウ??
古民家の裏庭で、葉の裏にキタキチョウが逆さまに止まっていた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250?秒 175mm ISO720 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ヤマトシジミ????
離れたところにヤマトシジミが止まっていた。手ぶれ補正のある SIGMA18-300 の望遠端だが、1/250秒で何とか止まっている。解像もまあまあだと思う。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
絞り優先で撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250?秒 175mm ISO1000 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ムラサキシジミ ♂
古民家の庭に♂のムラサキシジミがいた。飛んだ時に翅の表側が見えたが、♀に比べ深い紫色が鮮やかだった。開翅したところを撮りたかったが開いてくれなかった。クモにつかまらなければよいが。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先で撮影  (? ?f6?.3??? 1/?160秒 300mm ISO3200 ?) 露出補正? ?+0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.咲き始めのクサギの花とモンキアゲハ -1??
雲行きが怪しくなり、雨が降りそうになってきた。今日はこれまでと思い、駐車場への道を歩き始めたところ、降ってきてしまった。仕方なく止むまで雨宿りしようと古民家へ戻り、その縁側に座って雨をやり過ごした。一時、激しく降って、止んだのは小一時間後だった。雨が上がり、空が明るくなると、さっそく蝶が飛び始める。クサギの花のところへ行ってみると、雨が降る前はいなかった黒いアゲハが来ていた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? 絞り優先で撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 155mm ISO220 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.咲き始めのクサギの花とモンキアゲハ -2
?? クサギの花は咲き始めだったが、モンキアゲハはだいぶ擦れていた。その中でこの個体は比較的きれいだった。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 155mm ISO720 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.咲き始めのクサギの花とモンキアゲハ -3??
?? 翅が傷んだところはできるだけ写らないように撮ってやる。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 300mm ISO1400 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.クサギの花にきたナガサキアゲハ -1
?? クサギの花に珍しくナガサキアゲハが吸蜜に来た。しかし、だいぶ擦れてしまっている。左側の翅の方が傷が少ない。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 116mm ISO320 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.クサギの花にきたナガサキアゲハ -2
?? 前の写真と同じ個体で♂だ。ナガサキアゲハらしい後翅裏面基部の朱色の紋が目立つ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 300mm ISO400 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.アカボシゴマダラ -1??
?? これから秋にかけてアカボシゴマダラを多くみられる季節になる。これは♀のようだ。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 165mm ISO1000 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.アカボシゴマダラ -2????
前の写真と同じ個体。開翅してくれた。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??????
絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 165mm ISO640 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.アカボシゴマダラ -3
これも前の写真と同じ個体。開翅したところを正面から撮る。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 70mm ISO1100 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.アカボシゴマダラ -4??
これは違う個体だ。多分、♂だと思う。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO????
絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?250秒 300mm ISO320 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ツバメシジミ産卵
ハギの新芽にツバメシジミが産卵しようとしていた。このレンズ、丸いボケがきれいに出た。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO??
絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?640秒 300mm ISO200 ?) 露出補正? ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ムラサキシジミ
いつものところにムラサキシジミがいた。食樹であるシイの生垣があるここでのムラサキシジミは♀しか見たことがない。開翅するのを待って撮る。

Nikon D5300 S?????IGMA? 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
?? 絞り優先オートで撮影  (? ?f6?.3??? 1/?640秒 300mm ISO360 ?) 露出補正? ?なし


2016年7月 8日

オオミドリシジミ乱舞 八王子市郊外 6月10日

6月4日に梅雨入りして、雨こそほとんど降らなかったが、さすがに晴れる日は少なくなった。天気予報によると6月10日が晴れるようだ。よし、八王子市の郊外へオオミドリシジミを撮りに行こう。
  当日、予報通り朝から日が差している。現地には8時少し過ぎについた。すでに同好のカメラマンが数人来られている。挨拶をして仲間に入れていただいた。ネットを持った方が2人おられたが、邪魔すまいとの配慮からかカメラマンのいるところから離れておられた。
  少し高いところだが、数頭のオオミドリシジミが飛び交っている。3?4頭が絡み合うこともある。そしてちょっと落ち着くと梢の葉に止まる。ただし、高い位置なのでなかなか撮りにくい。しかも距離もある。P610でしか撮れない。日が当たるところに止まるので、コントラストが強く、肝心のオオミドリシジミが露出がオーバーになる。-0.3?-0.7の露出補正をするが、もっとアンダーにしてもよかったくらいだ。
 小1時間ほど撮って車に戻り、次に長池公園へミズイロオナガシジミを撮りに行った。だが、個体数は多くなく1頭を撮っただけだった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ウラギンシジミ -1
7時45分、車をコイン・パーキングに停めて、目的地に向け歩き出す。途中、民家の庭先にウラギンシジミが飛んできた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 64mm ISO140? ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラギンシジミ -2
表翅が見えないので雌雄がわからない。開翅してくれているので後ろに回り込むと♂であることが分かった。夏型だ。秋型のように前翅の先がとがっていない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 64mm ISO140? ) ? 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.オオミドリシジミ -1
地元の方に道を尋ねながら現地に到着したのは8時半ごろだったろうか。少し広くなったところに若木があって、新緑の葉が輝いていた。そこに何本かの木の周りをオオミドリシジミが複数飛び交っている。しばしば、梢の葉に止まり、開翅する。飛んでいるのは全部♂だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/200秒 64mm ISO161? ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 4.オオミドリシジミ -2
オオミドリシジミはこれらの木の周りを飛び回り、時々このように止まる。止まると半分開翅することが多かった。止まっているところは3?4m先だ。P610の望遠端(35mm版換算1440mm)で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.5 1/125秒 258mm ISO110? ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 5.オオミドリシジミ -3
少し傷んでいる個体もいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.3 1/200秒 236mm ISO100? ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 6.オオミドリシジミ -4
自分の眼より高いところに止まることが多い。せっかく開いてくれているのに裏面しか撮れない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.3 1/125秒 236mm ISO180 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 7.オオミドリシジミ -5
深緑色の金属光沢がきらきらと輝く。「チャンス」と思ってシャッター・ボタンを押すと、力が入ってしまいカメラぶれしてしまう。たとえば木の幹に体を押し付けて動かないようにシャッターを切るとうまく止まってくれることが多い。300mmの望遠レンズを付けた一眼レフで撮っておられた方に「カメラを手持ちで、シャッター・スピードはどれくらいで撮っていらっしゃいますか」と尋ねたところ1/350を最低にして撮っているとのことだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/320秒 161mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 8.オオモドリシジミ -6
この若木はコナラだろうか。この木の周りを多い時は5?6頭が飛び回る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.5 1/200秒 258mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオミドリシジミ -7
頭を向こうにして開翅して止まった。この位置から撮ると緑色が黒ずんで写る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.5 1/125秒 258mm ISO180 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 10.オオミドリシジミ -8
こんなところにも止まる。翅が透けている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 161mm ISO110 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.オオミドリシジミ -9
こういう姿勢で止まることが多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/200秒 108mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.オオミドリシジミ -10
前の写真と同じ個体で、しばらく同じところに止まってくれていた。レンズを伸ばして撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.3 1/125秒 236mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.オオミドリシジミ -11
眼が合ってしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/250秒 197mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 14.オオミドリシジミ -12
完全に開翅してくれた。しかもその向きは深緑の金属光沢が一番鮮やかなところだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.5 1/500秒 258mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 15.オオミドリシジミ -13
オオミドリシジミの撮影を始めてから1時間くらいたった。被写体には事欠かないが同じ姿勢の蝶を撮ることが多くなる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f6.3 1/160秒 236mm ISO100 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 16.オオミドリシジミ -14
この位置からだと深緑色がやや黒ずんで見える。オオミドリシジミのいろいろなシーンを撮ることができた。前々日に舞岡公園で撮ったオオミドリシジミも貴重だが、この日は開翅シーンも撮ることができ満足だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 161mm ISO110 ) ? 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 17.モンキアゲハ♀
帰路についた。来たときと違う道を駐車場へと向かう。ふいにモンキアゲハが飛んできて、草むらに止まって翅を休める。♀は時々このような静止をすることがある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (? ?f5.6 1/125秒 116mm ISO360 ) ? 露出補正 -0.7段
160707_018.jpg 18.ミズイロオナガシジミ -1
次に多摩ニュータウン近くの長池公園へ行く。公園についたのは11時だった。まず、長池公園自然館に入った。その展示館で偶然、 小檜山賢二氏のマイクロ・プレゼンス写真展が行われていた。素晴らしいゾウムシなどの写真を見せていただいて、長池へ向かう。池の近くで1頭だけミズイロオナガシジミに会うことができた。葉が邪魔になって頭としっぽが隠れてしまう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ミズイロオナガシジミ -2
じっと止まっていてくれるので、左手で枝先を下へ引っ張って、右手だけでカメラを持ってシャッターを切った。なんとかブレを少なく撮ることができた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年12月21日

蝶 自選年間ベスト10 (?8) 2010年

愛用している Nikon D300 ?に不満はないのだが、?2010年5月に Nikon D5000 を手に入れた。理由は二つある。一つは D300 は少し重たい。もう一つは D5000 はフリー・アングルのモニターでライブ・ビュー撮影が可能になった。ただし、古いタイプのAF NIKKOR レンズおよびその互換レンズはAFが機能しない。D300 に付けていたmacroレンズの Tokina100mm やSIGMA105mm はマニュアル・フォーカスでしか使えない。そこで、D5000 を使うときは、しばらくは2007年6月に購入した NIKKOR VR 18-200mm を使用していた。
 この年は、6回目のグァム島へのゴルフ・ツアーでヤエヤマムラサキなどを撮った。10月末から11月初めのトルコ旅行では、ヨーロッパアカタテハなどを遺跡で撮ったのだが良い写真は撮れなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 ?1.ギフチョウとマメザクラ 2010年4月6日 神奈川県相模原市
ほぼ毎年のように訪れている藤野町で撮った。毎年、ギフチョウが発生する時期はほとんど変わらないが、その時に咲いている花は年によって異なる。この年はマメザクラが咲いていて、そのマメザクラにギフチョウが訪れた。この写真は平成23年の年賀はがきの写真に使った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.春のベニシジミ 2010年4月13日 横浜市舞岡公園 
舞岡公園の春は一斉にやってくる。ハルジオンが咲き、ヒメオドリコソウが咲く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F?5.6? 1/?2000?秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ?なし?
;クリックすると大きな写真になります。 ?3.黄色に黒 ジャコウアゲハ♂ 2010年5月8日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
  南足柄は毎年、ウスバシロチョウと黒いアゲハたちの春型を撮りに行くところ。ナノハナ畑にジャコウアゲハの♂が休んでいた。

?Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
   絞り優先オートで撮影  ( F?5.6? 1/?800?秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ?なし?
;クリックすると大きな写真になります。 4.モンキアゲハ♂ 2010年5月15日? ?横浜市舞岡公園 
タニウツギのピンクの花が咲いていた。昼過ぎ、モンキアゲハやナガサキアゲハが吸蜜にくる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F?5.6? 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 ?なし?
;クリックすると大きな写真になります。 ?5.ミドリシジミ開翅 2010年6月11日 横浜市舞岡公園 ?
?なかなか翅を開いてくれないミドリシジミの♂だが、美しい金属光沢を披露してくれた。

?Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1?00?0秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ?なし?
;クリックすると大きな写真になります。 ?6.?キタキチョウ 2010年7月31日 横浜市舞岡公園
夏の舞岡公園は蝶が少なくなる。キタキチョウは元気に飛んでいるがなかなか良い写真が撮れない。可憐さが表現できれば良いのだが。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1400秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ウラギンヒョウモン 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の終わりに信州へ高原の蝶を撮りに行った。湿原の広がりを撮るには、蝶に少なくとも10cmくらいに近づいて広角レンズで撮らなくてはならないが、コンパクトデジカメのマクロで撮ると被写界深度が深く、背景も表現できる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/?5?00秒 ?7?mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?8.サカハチチョウ夏型 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
サカハチチョウは春型の方が撮る機会が多いが、夏型の装いの方が好きだ。イタドリの花に来ていた。?

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F?5.6? 1/?1600?秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ?なし?
;クリックすると大きな写真になります。 9.クジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
  湿原の草地に咲くノアザミの花に鮮やかなクジャクチョウが止まっている。何とか背後に広がる湿原を映しこみたかったが、如何せん蝶までの距離が離れていた。しかし、これはこれで良い写真になったと思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
  絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1?250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ?なし?
;クリックすると大きな写真になります。 10.ジャノメチョウ 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
  ルドベキアという花でジャノメチョウが吸蜜していた。ジャノメチョウは関東周辺のゴルフ場などで、ゴルフを楽しんでいる折にもしばしば見かけるほど珍しくもない蝶だが、なかなかきれいに撮れない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
  絞り優先オートで撮影  ( F?5.6? 1/?640?秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.ヤエヤマムラサキ 2010年1月29日 グァム島マンギラオ・ゴルフ・クラブ
  マンギラオ・ゴルフ・クラブでアウトコースのプレーを終え、スルーで、海沿いのコースが広がるインコースへ向かう。途中、赤い花をつけた樹があり、そこに黒い蝶たちが集まっていた。前の組と少し詰まっていたので、同伴者に頼んで少しのあいだ写真を撮らせてもらった。花はテイキンザクラといい、マルバネルリマダラも好きな花だ。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/?640秒 ?7?mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.高原のクジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の青空のもと、広々とした八島が原湿原を背景にクジャクチョウを狙っていた。もう少し翅表が見えるような位置にいてくれたらなお良かったのだ。こういう写真は被写界深度の深い広角レンズで蝶に寄って撮るのだが、レンズの焦点距離が短いコンパクト・デジカメのワイド端のマクロは、腕を伸ばしてモニターで撮影できることもあって、画質こそ期待できないが、その代わりをしてくれる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/?125秒 ?10?mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 ?補3.ミヤマシジミ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原?
?ヒメシジミと良く似ているがこれはミヤマシジミのようだ。後翅の黒班がつながっている。 ?

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1?250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ?なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.?ウラナミシジミ 2010年10月16日 横浜市舞岡公園 
?セイタカアワダチソウなど秋の花が咲く舞岡公園で、コセンダングサの花で吸蜜していたウラナミシジミが翅を開いてくれた。背景のボケもきれいでファンタジックな写真になった。?

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1?640?秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ?なし


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2015年9月19日

やっと晴れた舞岡公園は実りの秋、蝶も元気だった (1) 9月12日

8月の前半は暑い日が続いたが、8月後半になると日照時間「0」の日が多くなった。晴れたと思う日がほとんどない。関東に大きな被害をもたらした二つの台風と秋雨前線が抜けて、9月11日、12日はやっと晴れ間が出た。前回舞岡公園へ行ったのは8月27日、曇り一時晴れの日だった。その時はきれいなウラギンシジミがいたぐらいで蝶の数は少なかったがこの日の舞岡公園は久しぶりに蝶が多かった。

水車小屋の近くに大きな柿の木がある。柿の実は熟してきていて、それを鳥が突いたのだろうか、傷ついた実から果汁が染み出している。そこへ蝶たちが集まってくるのだ。舞岡公園にこんなにアカボシゴマダラがいるのかと思うほど、アカボシゴマダラが乱舞している。柿の実で吸汁したり、飛び立っては♂が♀を追いかけたり、近くの葉や木の幹に止まり一休みするアカボシゴマダラたちの天国のようだ。

そんな中で1頭のゴマダラチョウを見つけ出した。われながら良く見つけたものだと思う。アカボシゴマダラは後回しにしてゴマダラチョウを追った。距離があるところの熟れた柿の実に止まり吸汁するゴマダラチョウは撮りにくい。P610を使わざるを得ないが、ピント合わせが難しい。だが、久しぶりに撮影を楽しむことができた。

公園は秋の気配が濃くなってきた。クサギの花は終わり実を付けはじめ、クズの花や曼珠沙華が咲き始めていた。
アップしたい写真点数が多くなったので経時的に2度に分ける。

;クリックすると大きな写真になります。 1.アカボシゴマダラ
今年はほとんどアカボシゴマダラの写真を撮っていなかったが、この日は早々にそのチャンスが訪れた。なかなか静止してくれないので追いかけていたら茂みの中に入ってしまって、こんな写真しか撮れなかった。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1800秒 ?140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ガガイモ
こんな花が咲いていた。なんという花かわからなかったので後で調べたところガガイモの花だった。ガガイモ(蘿?、鏡芋、?蘭)は夏から秋にかけて葉腋から出た集散花序に淡紫色から白色の花がつくとある。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 ?105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.真正ゴマダラチョウ
久しく舞岡公園でゴマダラチョウの姿を見ていなかったが、この日、多くのアカボシゴマダラに混じって1頭のゴマダラチョウがいた。見つけたときはうれしかった。

?Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 236mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ -1
熟した柿の実にゴマダラチョウとアカボシゴマダラが来ていた。一旦飛び立ってはまた戻ってくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ -2
ゴマダラチョウはこの1頭のみ。侵略者、いや侵略蝶アカボシゴマダラはこの柿の木の周りに10頭くらいいるようだ。ゴマダラチョウよ頑張れ!

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 116mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ -3
柿の実に穴が開いている。鳥が啄んだのだろうか? その匂いで蝶たちが寄ってくるのだろうか?ゴマダラチョウの眼はオレンジ色だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.柿の実とアカボシゴマダラ
ポツンと離れたところにある一つの柿の実をアカボシゴマダラが独占していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 116mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.アカボシゴマダラ
梢の葉の上で一休みするアカボシゴマダラ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 112mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.キリのみ
水車小屋の近くにはキリの木があり、春にはきれいな花をつけ、秋には実がなる。wikipediaによれば、「キリは日本国内でとれる木材としては最も軽い。また、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきた。日本では箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞である」とある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 81mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.アカボシゴマダラ♀
2頭で飛んでいた一方のアカボシゴマダラが葉上に止まった。♀のようだ。♂に比べ一回り大きく前翅が丸みを帯びている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR +Kenko Close-up1 絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 ?112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.静止するアカボシゴマダラ -1
柿の木の周りにはアカボシゴマダラが10頭ほどいるのではないだろうか。あるものは柿の実でストローを伸ばし、あるものはペアになって飛び回る。そして、一休み。カメラを近づけても飛び立たない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/200秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.静止するアカボシゴマダラ -2
これは10.の写真と同じ個体だった。じっくり撮らせてくれる。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ?95mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.静止するアカボシゴマダラ -3
これも10.の写真と同じ個体だが、P610のレンズを10cm位まで近づけて撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/200秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.インゲンマメの花?
同定は定かではない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
150919_015.jpg 15.ヒメウラナミジャノメ開翅
この蝶も数は多いのだがなかなか良い写真が撮れない。これは良いところで翅を開いてくれた。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ?140mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.タムラソウで吸蜜するイチモンジセセリ -1
まず、D5300で撮る。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ?140mm ISO750 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.タムラソウで吸蜜するイチモンジセセリ -2
次にそばを通る農作業のリヤカーを入れてP610の広角端でとる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.ウラギンシジミ
この時期のウラギンシジミはこのように道に止まって吸水することが多い。こんな撮り方では絵にならない。ローアングルで撮る以外ないのだが、逃げられてしまう。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ?140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.アブラススキ?
調べてみたがよく解らない。すすきの仲間ではあるようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.フヨウ
何も言うことはない。見事に開いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ムラサキシキブ
小谷戸の里へ移動した。クサギのあるところへ行く途中、ムラサキシキブの実がなっていた。花は淡紫色の小花が散房花序をつくり葉腋から対になって出て、6月頃咲くそうだが、記憶にない。紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」にたとえたといわれる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/400秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.クサギ
クサギの花はほとんどが落ちた。花が落ちた後、実の紫色の萼(がく)が花のように見える。果実が熟すと萼が平開する。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 59mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.クサギの実
萼(がく)が開いて中から、藍色の実が出てくる。果実は草木染に使うと媒染剤なしで絹糸を鮮やかな空色に染めることができ、赤い萼からは鉄媒染で渋い灰色の染め上がりを得ることができるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/500秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.モンキアゲハ
僅かに残ったクサギの花にモンキアゲハが寄ってきた。モンキアゲハも傷んでいる。

Nikon D5300AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR+Kenko Close-up1
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ?140mm ISO360 ) 露出補正 なし


2015年8月21日

秋が近づく舞岡公園 8月18日

昨日は久しぶりに雨らしい雨が降った。時々、日は差すものの曇り空だ。さすがに気温も下がっていた。

5月、6月と足しげく通ったが、7月は一度も行っていなかった舞岡公園へ行ってみようと思う。そろそろクサギの花が咲くころで、そこに集まる黒いアゲハの夏型を撮ろうと思う。

いつものように駐車場に車を停め、公園へと歩きはじめる。谷戸までの道はキタキチョウくらいしか飛んでいない。田んぼは稲が実り、鳥たちから守るためにネットが掛けられていた。秋の気配を感じる。蝶は少ないが、新鮮なイチモンジセセリが飛び始めている。

小谷戸の里にクサギの花が咲く頃だ。近くへ行くとクサギ独特の匂いがしてきた。これは黒いアゲハたちが来るだろうと期待したのだが、来ていない。もう一か所、奥にもクサギの木がある。そちらに行ってみると、カラスアゲハとクロアゲハがいた。割ときれいな個体だった。クサギの花は傾斜地の上の方で咲いていて、吸蜜に来る蝶を撮りにくい。そのアゲハたちもクサギを離れてしまった。また、もとのクサギの花へ戻る。ボロボロのモンキアゲハの♀が来ていた。しばらく粘ってみたが、他には来てくれなかった。

いつものように、狐久保へ行く道を入り、また戻って、瓜久保ヘいった。瓜久保のかっぱ池は昨日雨が降っているのに干上がっていた。帰り道でもう一度古民家のクサギの花を見て行った。ナガサキアゲハ、モンキアゲハが来て、ようやくナガサキアゲハを撮ったが、良い写真は撮れていない。

この日、それらの蝶のほかに、数は少ないながら見かけた蝶は、アゲハ、キアゲハ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジチョウ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ、モンシロチョウ、ヅバメシジミ、ルリシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ムラサキシジミなどだったが、アカボシゴマダラの数は少なく、ツマグロヒョウモン、ヒメアカタテハ、アカタテハは全く見られなかった。秋には出てくるのだろうか。

;クリックすると大きな写真になります。 1.キタキチョウ
ハギの花の周りをキタキチョウたちが飛んでいる。♂の黄色はとても鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.実りの秋
谷戸の田んぼのイネには実が育っている。鳥たちに食べられないように広範囲にネットが掛けられていた。そろそろ、案山子たちも出てくるだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 21mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.イチモンジセセリ
小谷戸の里へ行く途中の道端の低い草の上を、新鮮なイチモンジセセリが飛んでいた。発生初期なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツバメシジミ
擦れたツバメシジミが元気に飛んでいた。暑い夏を生き延びてきたのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 8mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ユウガギク
マーガレットを小型にしたような花が咲いていた。「柚香菊」と書く。一般に野菊と呼ばれる種類の1つである。 和名の由来は、柚に似た香りのする菊ということからきているとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヤブガラシ
この花は蝶の好きな花だ。特にアオスジアゲハが良く吸蜜にくる。しかし、この日、アオスジアゲハを見なかった。和名の「藪枯らし」と書くが藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さを示しているそうだ。wikipediaによれば、別名ビンボウカズラ「貧乏葛」とも呼ばれ、その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されている。どれも邪魔者扱いである。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.サルスベリ
小谷戸の里の入り口を入ったところに一本の百日紅の木があり、いま、見事なピンクの花を咲かせていた。サルスベリは「百日紅」書くが、「猿滑」とも書く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.クサギの花
私はこの花が咲くのを毎年、待ち望んでいる。8月の中頃から咲くこの花には黒いアゲハたちが良く集まってくるからだ。クサギ「臭木」の花は傍に行くと独特の匂いが漂うが、嫌いな匂いではない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 9mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.小谷戸の里に咲くオミナエシ
秋の七草「女郎花」が咲いていた。キタキチョウがその周りを飛んでは花に止まり吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.トウギボウシ
オオバギボウシともいう。「唐擬宝珠」。花は下向きに咲いているので、ローアングルで撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.クサギの花に来たクロアゲハ
裏面では雌雄の区別が難しいが、後翅の赤い斑紋からすると、♂のようだ。比較的きれいな個体だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.クサギの花に来たカラスアゲハ♀
やっと近くの花に来てくれたが、良い写真は撮れなかった。クサギの花ではじっと留まって吸蜜せず、ホバリングをしながら吸蜜し、花から花へすぐ移っていく。このカラスアゲハは♀だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 72mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.クサギの花に来たモンキアゲハ
最初のポイントのクサギの花で吸蜜をしていた。しかし、大きく破損している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 197mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.ウラギンシジミ
夏のウラギンシジミはこのように路上で吸蜜するものが多い。こういう時は開翅して止まってはくれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/250秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.トロロアオイ
「黄蜀葵」。一日花で、夕方早い時間に閉じる。根の部分が粘っこいらしい。オクラに似た花を咲かせることから花オクラとも呼ばれる。この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに利用されるそうだ。大きな花だった。次に咲く蕾が、咲いている花の後ろにいっぱい付いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.ガビチョウ
餌を咥えたガビチョウが目の前を横切って茂みの中に入って止まった。見るとそこにはもう一羽ガビチョウがいて、自分が加えてきた餌を口移ししていた。残念ながらそのシーンを撮ることはできなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 54mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.ベニシジミ
チダケサシの花にきれいなベニシジミが止まっていた。箱根湿生花園ではこの花でミドリシジミも吸蜜している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/160秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.干上がったかっぱ池
この様子を見たときは、今年の夏の暑さを一層思い知らされた。昨日はここも久しぶりに雨らしい雨が降ったはずなのに、このありさまである。蓮の花はどうなってしまうのかな。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.カワセミ
帰り道、もう一度クサギの花を見て行こうと小谷戸の里を歩いていたら、瑠璃色の鳥が前を横切って10m位先の小枝に止まった。カワセミだ。こちらを向いて止まったので背中の瑠璃色の翅が見えなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.クサギの花に来たナガサキアゲハ♂
ナガサキアゲハがクサギの花に来たのを見るのは初めてだった。擦れていないきれいな個体だった。撮った時は気が付かなかったが、向こう側にもう1頭いるようだ。帰りに小谷戸の里のクサギを見に来てよかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.ヤマトシジミ♀
この頃なぜかヤマトシジミを見る機会が少なくなっているような気がする。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.ムラサキシジミ♀
この日も駐車場の植え込みにムラサキシジミがいた。待つことしばし、やっと開翅してくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段


2015年6月22日

午後遅い時間の舞岡公園 6月1日


舞岡公園へ行くときは、いつもだいたい9時半ごろに家を出て、午後1時半くらいに帰宅している。現地での滞在は10時過ぎから昼過ぎまでということが多い。このいつもの時間帯とちがう時間帯、たとえば午後遅くにはどんな光景があるのだろうかと思い、この日は午後遅くに行ってみることにした。ゼフィルスが飛び交うのを見られるかもしれない。

3時半ごろ公園に入った。さっそくゼフィルスのポイントへ行ってみる。ゼフィルスの姿は見られない。ときどきアカシジミらしき蝶が、樹上近くを飛ぶ。そのうち1頭がひらひらと降りてきて、下草に止まった。ミドリシジミらしきものも飛んでいるが、種の判別もできない。

5時近くまで公園にいたが、成果はなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ルリシジミ
ルリシジミのきれいな個体が多く見られた。飛んでいると翅表の鮮やかなライトブルーが輝くが、止まると翅を閉じてしまう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ヒメジャノメ開翅
時刻は午後4時を過ぎている。午後の陽を浴びてヒメジャノメが翅を開いて止まっていた。

?Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 143mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.アカシジミ
樹の高いところをアカシジミかウラナミアカシジミが舞っていた。そのうち1頭がひらひらと降りてきて、葦が生えている下草に止まった。アカシジミだった。葦の葉の間を抜いてフォーカスを合わせる。手振れ補正が効果的だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 197mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.サトキマダラヒカゲ
夕日を浴びて止まっていた。P610のレンズは100mm前後の焦点距離で撮ると、少し離れた背景はきれいなボケをしてくれる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 125mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.アジサイの葉に止まるサトキマダラヒカゲ
この蝶も夕方になると活発に飛び回る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/500秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒカゲチョウ -1
夕日を浴びてヒカゲチョウが開翅した。これはお気に入りのショットになった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ヒカゲチョウ -2
前の写真と同じ個体。角度を変えて寄って撮った。夕日を浴びて輝く表翅の色がいつも見慣れているヒカゲチョウとは違って見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.モンキアゲハ
5時半、そろそろ引き上げようと駐車場へ戻る。駐車場にはツツジが植えられているが、今年はツツジの花の時期が長いように思う。そこにモンキアゲハが吸蜜に来ていたが、モンキアゲハのほうは大分擦れてしまっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/125秒 258mm ISO560 ) 露出補正 なし


2015年6月13日

日本一周鉄道の旅 5月15日?19日 (5) 最終日 指宿?新横浜


日本一周鉄道の旅から戻って、6月4日に小学校のクラスメートS君が、西調布にある西部地域福祉センターで行われた落語会で高座に上がるというので仲間3人と聞きに行った。演じた「饅頭怖い」はなかなかの熱演で、集まられたのはご高齢の方々だが、みなさんを笑わせ、拍手喝さいを受けていた。終わった後、クラスメートS君のほかに、もう一人の高座に上がられた方と、その活動の世話をしていらっしゃる方の3人でのお疲れさま会に加えていただき、計7人で、たのしい時間を過ごせた。ボランティアで人を楽しませる活動をされている方々に敬意を表する次第だ。


前置きが長くなったが、その時、鹿児島のご出身で81歳になられたという市民活動の世話をされているかたのお話で、終戦直後、鹿児島から東京に出て行くのに、急行「霧島」という汽車があり、なんと、東京まで32時間かかったと聞かされた。座席を確保するには前の日から並び、座席を確保してもトイレにも行けないすし詰め状態だったようだ。少し調べてみると、急行「霧島」は1950年(昭和25年)に運用開始となったようで、1950年当初の鹿児島・東京の所要時間は、下り32時間丁度、上り32時間25分掛かっているという記述を探し出せた。


本題に戻るが、5月19日はいよいよ最終日、朝から青空が出て、すがすがしい。「白水館」は海に面した大きな庭園があり、プールもある。また、「白水館」が創業以来60年の歳月をかけて蒐集した幕末から明治にかけて、ひときわ輝いた薩摩の歴史と文化を伝えるコレクションを展示する「薩摩伝承館」という立派な造りの美術館がある。


8時半過ぎ、この日半日、長崎鼻と鹿児島の城山を観光するバスに乗って「白水館」を後にした。

薩摩半島の最南端にある長崎鼻へ行く途中は、バスの車窓から開聞岳の全景が眺められた。また、長崎鼻からは、硫黄島さらに屋久島の島影が見えた。屋久島が見えるのは本当に珍しいという。次に行った城山公園は桜島の展望台になっているが、この日は頂上付近は雲に覆われ、その雲の上から煙が見えていた。


私は、この日は何か蝶の写真が撮れるのではないかと楽しみにしていた。ツマベニチョウは、薩摩半島、大隅半島が北限の生息地とされ、食樹であるギョボクが多い長崎鼻では良く見られると聞いたことがある。しかし、発生時期は7月で、今は飛んでいない。城山公園ではこの旅行での最初で最後の蝶の写真、モンキアゲハを撮った。このとき、アオスジアゲハにしては白っぽい蝶が飛んでいるのを見た。吸水に下りてくるかと思ったが、そのまま飛び去ってしまったその蝶は、ミカドアゲハではなかったかと思う。


バスは、12時45分、鹿児島中央駅に着いた。いよいよ帰路に着く。13時40分発の「さくら558号」に乗り、新大阪で「ひかり532号」に乗り継ぐ。最後の駅弁が鹿児島中央駅で調達されるようだが、4人そろって無性にラーメンが食べたくなり、駅構内のラーメン屋で薩摩ラーメンを食べた。


新横浜着20:52、鹿児島中央から約8時間、昭和50年の急行「霧島」に比べると4分の1の時間でたどり着いた。ツアーで一緒だったご夫婦、そして、今回この旅行に誘っていただいた家内の友人夫妻に別れを告げ、タクシーに乗った。ご主人には、それぞれの列車の詳細な時刻表を見やすく作成していただき、それがこのブログを綴るのに大変役にたった。車窓から写真を撮っていたが、ファイルに記録された撮影日時で、その時刻表と合わせ見て、どの辺を走っていたかを確認できたのがありがたい。


今回のツアーは「クラブツーリズム」の企画だった。添乗員の女性がとても良い方で、説明がとてもわかりやすく、迷うことはなかった。感謝したい。


98.「白水館」の庭
「白水館」には、海に向かって広くて美しい庭があった。これはバリ島のリゾートホテルにあるようなプールだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
99.こいのぼり
海に面した「白水館」の庭に、こいのぼりがたなびいていた。もう5月も後半である。こいのぼりは何時まで飾られるのだろうかとの疑問を持った。飾る時期と同様にしまう時期は特に決まりはないそうだ。一般的には5月5日以降、5月の連休や中旬ぐらいまでにしまわれることが多い。 また、旧暦の場合は大体一ヶ月遅れになるので、5月いっぱい揚げられることも多いという。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
100.「薩摩伝承館」
昨日、指宿駅前からマイクロバスに乗って「白水館」の入り口に入ってきたとき、左手に立派な和風建築の建物があった。これが「薩摩伝承館」だった。早朝に散歩したのでまだオープンしていなかったが、ここには、先に記したとおり、「白水館」が創業以来60年の歳月をかけて蒐集した幕末から明治にかけて、ひときわ輝いた薩摩の歴史と文化を伝えるコレクションが展示されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1160秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
101.開聞岳
8時45分、私たちの乗った観光バスは「白水館」を出発し、長崎鼻に向かった。バスの車窓からは、昨日は雲に覆われて見えなかった開聞岳の全景が見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
102.長崎鼻から見えた硫黄島
30分ほどで長崎鼻に着いた。ここは薩摩半島の最南端である。バスを降りて展望台のある長崎鼻の先端まで歩く途中、硫黄島が見えるとバスガイドさんが教えてくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/800秒 59mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
103.屋久島の影
さらに「あっ!今日は屋久島も見えてます」という。私の視力では、かすんでいてなかなか確認できなかったが、やっと判別できた。宮之浦岳の上の方は雲に隠れている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 179mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
104.長崎鼻から見る開聞岳
長崎鼻から開聞岳は西北西の方向に、海に突き出たように見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 5mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
105.池田湖
バスは長崎鼻を出発して池田湖の西側を通って、鹿児島市へと走る。車窓から一瞬見えた池田湖と開聞岳を撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
106.石油基地
池田湖の北側から鹿児島湾沿いの国道226号線に出て、JR指宿枕崎線に沿って走る。JX日鉱日石石油基地が見えてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
107.桜島噴火
車窓から桜島が見えていたが、気が付いたら黒い煙が上がっていた。桜島の噴火は、2010年以来毎年1000回くらい記録されているが、今年は4月までですでに700回以上噴火しているという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
108.鹿児島市電 1011号
鹿児島交通局の国産初の超低床車として2001年12月に完成・搬入されたという。もう15年もたっているのに斬新な車両に感じる。ここでは軌道敷緑化整備事業が実施され、軌道敷や停留所がグリーンで覆われている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
109.鹿児島市電 2111号
鹿児島市電では、いろいろなタイプの車両が走っている。この車両には「大垣・鶴岡号」とペイントされているが、鹿児島市と姉妹盟約や友好都市にあるところの名前を付けて運行されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
110.城山公園
バスは城山公園に到着した。晴れているのだが、残念ながら桜島の山頂付近は雲がかかっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/1250秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
111.モンキアゲハ
城山公園には蝶の姿があったが、ゆうゆうと飛んでいてなかなか撮影のチャンスがない。やっと、モンキアゲハが、「どうぞお撮り下さい」と言わんばかりに梢に静止してくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
112.鶴丸城の石垣
バスは城山から下りて、鹿児島中央駅に向かう。車窓からは1601年(慶長6年)に島津忠恒(家久)により築城された鹿児島城(鶴丸城)の石垣が見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
113.鶴丸城の堀
鶴丸城の遺構として石垣や堀、西郷隆盛の私学校跡地である出丸跡、大手門との間に架かる石橋が現存しているそうだ。私学校の石垣には西南戦争の際についたといわれる弾痕が多数残っているといわれる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/800秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
114.鹿児島中央駅
鹿児島中央駅に到着して、バスガイドさんともお別れだ。私が現役時代、鹿児島に出張していたころは西鹿児島駅だった。東京からのブルートレインなどの列車も西鹿児島行きだったように記憶している。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 16mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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115.「さくら558号」
最後の行程となった。ここから13:40発の九州新幹線「さくら558号」に乗車し、新大阪18:16発「ひかり532号」に乗り継ぎ、新横浜へ帰る。新横浜到着予定は20:52だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
116.新大阪到着の「さくら558号」
予定通り、17.42に新大阪に到着した。乗り継ぐ「ひかり532号」の発車までの時間、551(蓬莱)の豚まんを買ったり、ビールを買ったり、残り2時間36分を楽しむ準備をした。車内に匂うかも知れないが、周りはお仲間だから許していただこう。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
117.米原駅に停車した「ひかり532号」
最後はグリーン車だった。鹿児島中央駅で配られた最後の駅弁も車内で食べる。このあと「ひかり532号」は定刻に新横浜に到着した。2日目から3日目にかけては少々疲れもしたが、列車に揺られた時間が長かったのに、それほど?疲れを感じていない。良い添乗員さんにも恵まれ楽しい旅行だった。いつもながら、誘っていただいた家内の友人ご夫妻に感謝する。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年5月13日

舞岡公園 P610 テスト 5月3日


  1年半使用してきた FINEPIX HS50EXR はまだまだ使えるのだが、最近、セレクターボタンの動きが緩慢になり、マクロ撮影に切り替えたい時など、花マーク(マクロのマーク)を押してもすぐ切り替わらないことが多くなった。また、撮影済みのファイルをモニターで見る時も、画面の移動がスムースでなくなった。というのは表向きの理由で、実は少々飽きてきたのと、より優れた機能を持つ同系統の新機種の発売があり、新しいものが欲しくなったのだ。4月末にCOOLPIX P610 を買ってしまった。

この日、新しく購入したP610だけを持って舞岡公園へ出かけた。また季節は進んでいる。4月23日に歩いたときは見かけなかったアオスジアゲハやモンキアゲハが飛んでいる。一方、コチャバネセリやベニシジミはすっかり少なくなってしまっていた?。羽化したてのサトキマダラヒカゲを見た。また、4?5人で歩いていた愛好家の方々が葉の裏を熱心にご覧になっていたので、あとでそこを見たところ、イボタの葉の裏にウラゴマダラシジミの前蛹がついていた。もうすぐゼフィルスの季節なのだ。

;クリックすると大きな写真になります。 1.アカツメクサ
P610で初めて撮る。丸いひとつの花のように見えるが、写真を拡大してみると、小さな花が密集して球状の総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつくっている。解像力は良いと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/500秒 54mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.タニウツギ
4月23日に来たときは、可愛い蕾があったが、それから10日も立って花を咲かせていた。昼ごろになるとナガサキアゲハかモンキアゲハが来るかもしれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/60秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒメウラナミジャノメ
望遠側(35mm版で約1300mm)相当で撮る。シャープに撮れた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 236mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.キリの木
「古谷戸の里」の脇にキリの木がある。葉は茂らずにたくさんの紫色の花が咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.キリの花
高いところに咲いているキリの花を撮ったが、ピントが合わせにくく少し外してしまった。258mm、望遠端で撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/500秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ルリシジミ
既に擦れてしまっている個体だった。広角側で撮ったがピントはシャープに合った。遠くがボケたのが少し気になる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 5mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.アオスジアゲハ吸蜜
10m位離れていたろうか、望遠端まで伸ばしてはいなかったのは後でデータをみて知った。35mm版相当では1000mm位のところ。シャープに撮れた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 197mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.アオスジアゲハ飛翔
プログラムオートでは被写体振れは如何ともし難い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 197mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.コミスジ
被写界深度は適度に深く、眼から翅全体がシャープに撮れた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 125mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.サトキマダラヒカゲ
おそらく羽化したての個体と思う。葉の上にじっと止まって動かなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.タニウツギの花に来たモンキアゲハ -1
時刻は12時40分、来たときに咲いているのを確認してきたタニウツギの花に、期待していたモンキアゲハが来ていた。花を付けたタニウツギの木は2本ある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/200秒 54mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.タニウツギの花に来たモンキアゲハ -2
後翅裏面の赤い斑紋がきれいだが、表翅の赤い斑紋からこの個体は♂だと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/160秒 54mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.タニウツギの花に来たモンキアゲハ -3
裏面と表側の後翅の赤い斑紋が見られる位置で撮れた。後でデータを見るとISO感度が400に上がっていた。この日はすべてプログラムオートで撮っていたが、何を評価してISO感度が上がったのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/100秒 54mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.タニウツギの花に来たモンキアゲハ -4
モンキアゲハもタニウツギの花も良い位置で撮れたと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/60秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし


 この日は試撮りをしようとP610だけを持って舞岡公園を歩いた。プログラム・オートで撮る。今まで愛用していたHS50との比較になるが、私個人の感想なのでお許しいただきたいと思う。
 まず、一回り小さく軽い。ズームは35mm版相当では光学24mm?1440mmと、HS50の望遠端1000mm相当をしのぐ。ただ私の場合は、1000mmと1440mmはあまり意味を持たないが。

  ネットでP610に関する評価を見ると、概ね評判は良く、特に手振れ補正機能が優れているとされているが、今回使ってみて確かにそう思った。アオスジアゲハを10m位離れて撮ったが、なかなか良い。HS50の手振れ補正機能も悪くないが、P610の方が良い。
  ISO感度はAUTOで撮った。 明るさが十分でないとき、ISO1600まで上がるように設定されているようだが、まず、シャッター速度を遅くしていき、それからISO感度を上げて適正露出にしていく傾向にある。シャッター速度が30分の1までになってから、ISO感度が100から1600に向けて上がっていくようだ。ただ、この日のテスト撮影では、1/100秒でISO感度が400に移動したのと、1/60秒でISO200に移動したのがあった。なお、シャッター速度の下限設定ができるようなので、次回は下限設定125分の1秒で試してみようと思う。
  連写も試してみた。H(高速)は速すぎる。L(低速)はちょっと遅い。H(高速)は撮るには良いのだが、記憶するのに時間がかかり、次のシャッターチャンスを逃す恐れがある。
  さて画質であるが、最初に撮ったアカツメクサをみるとなかなかの解像力と思う。NIKKORレンズが良いのだろうか。蝶や花を撮るのなら、はじめからマクロに設定しておいた方が合焦が速いようだ。

  HS50は一眼レフのレンズと同じように手動ズームである。P610は電動ズームだが、マクロ設定でも望遠端の無限遠に合焦する。左サイドにあるズーム・レバーはなれれば便利と思う。
 HS50の操作は電源を入れるところから一眼レフと同じようにできる。それは手動ズームとともに気に入っていた。P610はコンパクト・デジカメの操作だ。慣れれば問題はないと思う。

2月26日にこのP610が新発売になり、3週間後の3月21日にCOOLPIX P900が新発売された。なんとP900の望遠端は光学ズームで35mm版相当で2000mmという。量販店で実機を見たが、大きい。私が使っているD5300より大きく見えた。だが、撮像素子は小さいとはいうものの2000mmまで撮れるというのは、鳥の愛好家には魅力ではなかろうか。P610を買った後、P900の発売を知った人はどう思われただろうか。

2014年9月 8日

蝶は夏の終わり 舞岡公園 9月2日


  ここ一週間ほど晴れる日がなく、気温も30度を越えなかったが、今朝は青空が出ている。涼しかったので蝶たちはどのような状況になっているか、3週間ぶりに舞岡公園へ出かけることにした。
ゴマダラチョウやクロコノマチョウなどにも会えるかと期待もあったが、結果は、いつもの年と同じく夏の終わりの蝶相だった。しかも蝶の数は少なく、ツマグロヒョウモンや、アカボシゴマダラ、ウラギンシジミにも会えなかった。

ツバメシジミの交尾 -1;クリックすると大きな写真になります。 1.ツバメシジミの交尾 -1
長久保池の近くで交尾中のツバメシジミがいた。まず、D5300+NIKKOR18-140 で撮る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツバメシジミの交尾 -2;クリックすると大きな写真になります。 2.ツバメシジミの交尾 -2
奥行きのある写真を撮ろうとHS50に持ち替える。翅の白トビを避けるため、-0.7段の露出補正をした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
クモに捕まったイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 3.クモに捕まったイチモンジセセリ
公園を歩くとクモが巣を張っていることが多いが、狭くなった道で、自分がクモの巣に引っかかりそうになって凝視すると、イチモンジセセリが捕まっていた。捕まってからあまり時間が経っていないようだ。クモの名前はわからない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/160秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
イチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 4.イチモンジセセリ
イチモンジセセリは9月になると多くなる。クモに捕まらないように・・・。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
クサギの花に来たモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 5.クサギの花に来たモンキアゲハ
古民家の裏のクサギの花にモンキアゲハが来ていた。クサギの花は先月(8月15日)に来たときにはまだ咲き初めであったが、まだ咲いていた。これから開く花も多い。このところの涼しさで長持ちしているのだろうか。モンキアゲハは傷んだ個体が多い。これはまだ良い方だが、右前翅の前縁と左後翅尾状突起が破損していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
ヤブガラシに来たモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 6.ヤブガラシに来たモンキアゲハ
狐久保に入る道の途中のヤブガラシの花に複数のモンキアゲハが舞っていた。モンキアゲハのほかに、クロアゲハ、カラスアゲハやアオスジアゲハもヤブガラシが好きだ。ヤブガラシの花までは距離があったので、飛び道具、HS50で撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 124mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
葉上で休むモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 7.葉上で休むモンキアゲハ
ヤブガラシの小さな花の吸蜜に飛び回っていたモンキアゲハは、時々、葉の上に翅を拡げて止まり、休む。残念ながらこのモンキアゲハも後翅が破損していたので、"上半身"だけ撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/90秒 103mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カマキリに捕まったアブラゼミ;クリックすると大きな写真になります。 8.カマキリに捕まったアブラゼミ
何かバタバタと音がするので何がいるのだろうかと見ると、カマキリがアブラゼミを捕まえていた。まだ、捉えたばかりのようで、捕まったアブラゼミが翅を打ち振るわせていたのだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 翅表;クリックすると大きな写真になります。 9.ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 翅表
かっぱ池のそばのヤブガラシにはカラスアゲハの♀がいた。大分擦れている。尾状突起も破損していたので、トリミングした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 裏面;クリックすると大きな写真になります。 10.ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 裏面
同じ個体である。お腹が大きい。前翅裏面の白帯の幅が広い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 640mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヤマトシジミ♀ HS50 で撮る;クリックすると大きな写真になります。 11.ヤマトシジミ♀ HS50 で撮る
ヤマトシジミもいつもより数がとても少ないように思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ヤマトシジミ♀ D5300+NIKKOR18-140 で撮る;クリックすると大きな写真になります。 12.ヤマトシジミ♀ D5300+NIKKOR18-140 で撮る
前の写真と同じ個体だ。じっくりと目にピントを合わせた。シジミチョウを撮るにはもう少し蝶に寄りたいところだ。トリミングした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 640mm ISO200 ) 露出補正 なし
イチモンジセセリ翅表;クリックすると大きな写真になります。 13.イチモンジセセリ翅表
イチモンジセセリが開翅しているところは、写真に撮れることが少ない。もう少しきれいな個体だったらよかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
秋の収穫;クリックすると大きな写真になります。 14.秋の収穫
古民家の作業棟の軒には、房は小さいがトウモロコシが吊るされていた。秋の気配が感じられる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 52mm ISO1400 ) 露出補正 なし
産卵するアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 15.産卵するアゲハ
長久保池の近くのカラタチの植え込みでは、アゲハの♀が産卵に来ていた。カラタチの新芽にホバリングをしながら腹を曲げて、産卵している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハの産卵;クリックすると大きな写真になります。 16.アオスジアゲハの産卵
駐車場に戻る途中、アオスジアゲハが茂みの中を飛んでいた。見ていると、どうやら産卵をしているようだ。産卵するアオスジアゲハは良い写真が撮れなかったが、飛び去った後を見ると葉の上に1卵生みつけられていた。葉っぱからみて、食草のクスノキの新芽だと思う。

上:FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/160秒 32mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
下:Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし


2014年8月19日

酷暑の舞岡公園 8月15日


 2、3日ぐずついた天気だったが、この日は朝から晴れていた。風が少し強いが、暑さを覚悟の上で、しばらく行っていなかった舞岡公園へ行ってみることにする。
  さすがに暑くて公園を歩く人は少ない。蝶の数も少ないような気がする。特に目的もなかったが、クサギの花が咲き始めていると思うので、それに集まる黒いアゲハを撮ろうと思ったのと、あわよくば、クロコノマチョウの夏型にでも出会えればと思って行った。

  瓜久保のかっぱ池の近くで、きれいなゴマダラチョウを見かけた。最近はアカボシゴマダラに押されてか見る機会がとても少ない。何とか撮ろうと機会をうかがったが、残念ながら飛んで行ってしまった。
  瓜久保も他に何も現れず、古民家のほうへ戻ることにし、歩いていると交尾中のウラギンシジミがいた。古民家の裏手に咲くクサギのところまで戻って、黒いアゲハを待つ。しばらくしてカラスアゲハがやってきた。しばらく粘って、撮った。
 駐車場の手前で、何か黒い蝶が飛んでいた。なんだろうと思って近づくと、ルリタテハだった。閉じていた翅も開いてくれ、何か得したような気分になった。

140819_001.jpg 1.アゲハチョウ
長久保池の先に炭焼き小屋に入る道があり、そこにカラタチが植えられている。そのカラタチにアゲハチョウの♀が産卵に来ていた。上手く翅を開いたところを撮れた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
アゲハチョウ 産卵姿勢;クリックすると大きな写真になります。 2.アゲハチョウ 産卵姿勢
腹端を曲げて産卵の姿勢をとる。しかし、産卵しているかどうかは確認できなかった。周りには蜘蛛が糸を張っている。それをかわすように新芽に近づく。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/280秒 89mm ISO100 ) 露出補正 なし
ナンバンキセル;クリックすると大きな写真になります。 3.ナンバンキセル
古民家の裏手に「ナンバンキセルが咲いています」という立札があった。しかし、どこに咲いているのかわからない。庭の手入れをされている方がいらっしゃたので、「どこで咲いているのですか」と尋ねてみると、群生するミョウガの葉をかきわけて、その下で隠れるように咲いている紫色の独特な形をした花を見せてくださった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/75秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ムクゲに来たクロアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 4.ムクゲに来たクロアゲハ
古民家の庭に咲いているムクゲ(ハチス)の花にクロアゲハが吸蜜に来た。この花で蝶を見るのは初めてだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 5.モンキアゲハ♂
舞岡公園には何本かクサギの木があり、花を咲かせ始めている。小谷戸の里にあるクサギの花にはモンキアゲハがやってきていた。新鮮な個体だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります。 6.モンキアゲハ♀
1頭が来ると、なぜか集まってくるようだ。こちらのモンキアゲハは大型の♀のようだ。だいぶ傷んでいる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
コミスジ;クリックすると大きな写真になります。 7.コミスジ
きれいな個体だった。なかなか敏感で近づこうとすると飛び立ってしまう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 148mm ISO100 ) 露出補正 なし
シオカラトンボ;クリックすると大きな写真になります。 8.シオカラトンボ
水田にはシオカラトンボがたくさん飛んでいた。複眼が青みがかってきれいだ。♀のムギワラトンボは少なかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO100 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 9.モンシロチョウ
この白い花はヒヨドリバナの仲間だろうか。モンシロチョウが吸蜜に来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/600秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンシジミの交尾 -1;クリックすると大きな写真になります。 10.ウラギンシジミの交尾 -1
ヒヨドリバナにいたモンシロチョウを撮って、しばらく行くと、道端の茂みに銀色が、しかもふたつ見えた。交尾中のウラギンシジミだった。上が♂のようである。♀のほうに focus する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミの交尾 -2;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラギンシジミの交尾 -2
連写したシャッター音に驚いたのか少し飛び上がって、再びすぐ下の草に、つかまる様に止まった。今度はオスに focus して撮る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミの交尾 -3;クリックすると大きな写真になります。 12.ウラギンシジミの交尾 -3
今度はHS50で撮る。雌雄両方にピントを合わせる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/600秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ひまわり;クリックすると大きな写真になります。 13.ひまわり
夏らしい光景だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.0 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
キタキチョウ HS50 で撮る;クリックすると大きな写真になります。 14.キタキチョウ HS50 で撮る
再び小谷戸の里に戻ってきた。歩いて汗をかいた。今日は風がある。古民家の裏庭に面した縁に座っていると、目の前に植えられているミソハギの花にキタキチョウが止まった。黄色は飛んでしまうことがあるので、露出補正をする。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/900秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
キタキチョウ D5300+NIKKOR 18-140 で撮る;クリックすると大きな写真になります。 15.キタキチョウ D5300+NIKKOR 18-140 で撮る
オリジナルのファイルを拡大してみると、目の下から首の部分まで、とてもシャープに撮れている。ボケもまあまあきれいだし、使いやすい優れた汎用ズーム・レンズだと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
クサギの花を飛び回るカラスアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 16.クサギの花を飛び回るカラスアゲハ♂
先に撮ったモンキアゲハがいたクサギの花に、今度は2頭のカラスアゲハが来ていた。こちらの個体のほうがきれいなようなので、辛抱強くチャンスを狙う。花から花を落ち着きなく飛び回るので、捉えにくい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
カラスアゲハの輝き;クリックすると大きな写真になります。 17.カラスアゲハの輝き
連写で撮ったが、旨いタイミングで収まった。飛び上がって翅を開いたところに陽の光が当たり、美しく輝く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR阿
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
カラスアゲハ裏面;クリックすると大きな写真になります。 18.カラスアゲハ裏面
先日上高地で撮ったミヤマカラスアゲハと比べると、後翅裏面外縁の赤い紋はより明瞭だ。夏型はミヤマカラスアゲハとの区別が難しいことがある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
クヌギの若い実;クリックすると大きな写真になります。 19.クヌギの若い実 暑い日が続くが、秋は近づいてきている。クヌギが若い実を付けていた。この中に、ミズナラやコナラと比べると、より丸く、ずんぐりとしたどんぐりがある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/250秒 74mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ルリタテハ 裏;クリックすると大きな写真になります。 20.ルリタテハ 裏
駐車場のほうへ歩いていくと、黒っぽい中型の蝶が独特のはばたきで飛んでいた。すぐにルリタテハだなと分かった。ちょっと近づけないところに止まってしまった。飛び道具(HS50の望遠端)で撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
ルリタテハ 表;クリックすると大きな写真になります。 21.ルリタテハ 表
「開いてくれ」と呟いたら、スーと翅を開いてくれた。HS50の望遠端で撮ったが、思ったよりシャープに撮れている。良い写真ではないが、最後に開翅したルリタテハを撮れたのはラッキーだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段


2014年2月 4日

蝶 自選年間ベスト10 (1) 2005年


 蝶は気温が15℃以上にならないと飛ばないという。従って、概ね12月から3月の中ごろ過ぎまでは、南国へ旅行をするか、蝶の温室へ行かない限り、蝶の写真を撮ることが出来ない。ブログの写真が淋しくなる。そこで、2005年以降、自分で選んだ毎年のベスト10を探してみようと思う。
 選び出す基準は、眼にピントが合っていること、手振れがない(少ない)こと、背景がきれいにボケているか、あるいは、背景にその蝶の棲む環境を映しこめているか、そして、モデルとなってくれる個体が美しい(破損が少ない)こと、珍しい種であること、などだが、要は「自分で気に入った写真」である。2005年から順次選んでいこうと思う。
  2005年は、石垣島、竹富島へ行った。憧れのアオタテハモドキやオオゴマダラを見て、ドキドキしたのを思い出す。2005年中に撮ったベスト10の候補となる写真を選び出したところ、68点になった。これを敢えて10点に絞り込んだが、うち5点が石垣、竹富で3点が箱根湿生花園と偏ってしまった。
 すでにStudio YAMAKOにアップしたショットで再掲となることもあるが、お許しいただきたい。

ヤエヤマウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 1.ヤエヤマウラナミジャノメ  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄城林道
2005年は石垣島へ蝶の写真を撮りに行った。JALの直行便で石垣空港に付き、前もって撮影ガイドを電話でお願いしておいた「昆虫 愛ランド 石垣島」のIさんが、車で迎えに来てくださっていた。この日はご主人は先約があり、奥様にガイドお願いすることになった。「何か撮影目的はありますか」と聞かれたので「石垣島の蝶たちをできるだけ多く撮りたい」と告げたところ、まず、真栄里林道へご案内いただいた。ヤエヤマウラナミジャノメは裏面が私の知るヒメウラナミジャノメと明らかに異なる。

Nikon D100
データ不詳
ファイルをCDに落として保存していたが、その段階で撮影データが失われてしまった。
アオタテハモドキ♂ ;クリックすると大きな写真になります。 2.アオタテハモドキ♂  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄里林道
子供のころから図鑑を見ては、なんときれいな蝶だろうと思い、憧れていた。その憧れの蝶が、林道で翅を開いてくれた。

Nikon D100
データ不詳
ジャコウアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 3.ジャコウアゲハ♂  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄里林道
センダングサは蝶が好む。ここで見たジャコウアゲハの♂は、こちらで見るジャコウアゲハに比べ、後翅裏面の赤い紋と、腹部の赤が際立っている。

Nikon D100
データ不詳
タイワンクロボシシジミ ;クリックすると大きな写真になります。 4.タイワンクロボシシジミ  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄里林道
初めて見た蝶だったが、南西諸島では極く普通に見られる蝶のようだった。

KONICA MINOLTA Dimage A200 F2.8-F3.5 7.2?50.8mm 8.0 Mega Pixels
データ不詳
オオゴマダラ;クリックすると大きな写真になります。 5.オオゴマダラ  2005年5月9日 沖縄県竹富島
石垣島真栄里林道で撮った翌日は、船で竹富島へ渡った。竹富島の民家の植え込みにきれいなオオゴマダラがいた。沖縄以南の南西諸島に生息する蝶だが、日本各地の蝶園でも飼育されている。沖縄、石垣、竹富に来てはじめて「生」のオオゴマダラに会えた。

Nikon D100
データ不詳
ヒオドシチョウ;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒオドシチョウ  2005年6月17日 栃木県真岡市井頭公園
早春にギフチョウなどを撮りに行くと、越冬後の擦り切れそうに傷んだ翅をしたヒオドシチョウに出会うことが多いが、羽化したてのきれいな個体にはなかなか会うことが出来ない。生まれてきて、これから出ていく世界を伺っているように見えた。このときはオオヒカゲが目当てだったが会えなかった。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 7.モンキアゲハ  2005年7月20日 神奈川県箱根湿生花園
「蝶とあるく箱根」という本で箱根湿生花園に自生するハンノキにミドリシジミが多いと知り、撮りに出かけた。「花園」の名の通り園内には花が多い。少し離れたところのコオニユリにモンキアゲハが来た。だが、柵があって、これ以上は近づけない。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
ミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります。 8.ミドリシジミ♂  2005年7月20日 神奈川県箱根湿生花園
箱根湿生花園のミドリシジミは発生時期が少し遅い。この日、個体数は多く、新鮮な♂の開翅姿を撮ることが出来た。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
アゲハチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 9.アゲハチョウ♂  2005年7月20日 神奈川県箱根湿生花園
ミソハギの花にアゲハチョウが絡んでいた。綺麗な個体だった。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
スジボソヤマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 10.スジボソヤマキチョウ♂  長野県八島湿原 2005年9月1日
アザミの種類もたくさんあって、私には判別が難しいが、これは多分ノアザミだと思う。そのノアザミに来たスジボソヤマキチョウは、翅が透けて見えて綺麗だった。  

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳


2013年5月24日

裏高尾と八王子城跡 -2 八王子城跡 5月15日


 日影沢林道の入り口付近に停めておいた車に戻り、持参したサンドウィッチで腹ごしらえをし、八王子城跡へ向かった。JR高尾駅を右手に見て左折し、八王子城跡の駐車場に着いたのは、午後1時半頃だった。

 八王子城は、小田原に本拠を置いた後北条氏の三代目氏康の三男、北条氏照が築いた山城で、天正年間(1573-1592)に築城が開始され、天正12年から15年の間に、氏照が滝山城(八王子市丹木町)から拠点を移した。そして、豊臣秀吉の関東制圧の一環で、天正18年(1560)6月23日、前田利家、上杉「景勝軍に攻められ、落城したという。
  駐車場の手前に、八王子城跡ガイダンス施設というのが出来ていた。昨年秋に竣工したそうだ。八王子城跡ガイダンス施設は、八王子城跡見学の拠点として、広大な山城である八王子城と、城主の北条氏照について学べる施設になっている。
 そこからエントランス広場を通って、以前からある管理棟から、昨年アオバセセリが飛んでいた城山林道の入り口まで歩いた。途中にある御主殿跡も昨年来た時より、さらに整備されていた。 ここでもアオバセセリには会えなかったけど、最後にねばって南足柄で撮れなかったウスバシロチョウを撮ることができた。

八王子神社鳥居;クリックすると大きな写真になります 14.八王子神社鳥居
間違えて山の上にある八王子城跡の方へ歩き始めてしまった。入口に八王子神社の鳥居がある。八王子城跡本丸は標高460mあり、約40分で行けるが、日が差し込まない林の中の道のようなので、ここからいったん管理棟まで引き返し、昨年と同じように、管理棟の南側から御主殿跡への道を歩く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/50秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
曳橋;クリックすると大きな写真になります 15.曳橋
大手門跡から城山川左岸の古道を進むと、その城山川を再び右岸へ渡る曳橋が架かっている。御主殿への導入路として、戦国時代当時の雰囲気を考えて架けられている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/72秒 9.2mm ISO138 ) 露出補正 なし
虎口;クリックすると大きな写真になります 16.虎口
虎口とは曲輪の出入り口のことをいう。石垣や石畳はなるべく当時のものを使い、忠実に復元されているという。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 7.3mm ISO64 ) 露出補正 なし
御主殿跡;クリックすると大きな写真になります 17.御主殿跡
御主殿跡とは北条氏照の館などがあったとされている。落城後は幕府直轄領や国有林であったため、当時のままの状態で残っていたという。発掘調査の結果、建物の礎石、水路跡、多数の遺物が出土した。平成24年度には、御主殿跡の復元的整備工事が 完了した。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/218秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
野鳥の森;クリックすると大きな写真になります 18.野鳥の森
御主殿跡の向こう側は深い森がある。野鳥を撮る方々の、この森に向けた長い望遠レンズを付けたカメラを据えた三脚が並んでいた。新緑が美しい。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/76秒 11.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
城山林道;クリックすると大きな写真になります 19.城山林道
昨年アオバセセリがいたところを目当てに、城山林道をさらに進む。新緑に注ぐ陽が、木漏れ日となってすがすがすがしい。この先に少し開けたところがあり、昨年はそこでアオバセセリやウスバシロチョウルリタテハ、カラスアゲハなどが飛んでいたが、この日は見かけることもできなかった。そこから引き返したが、この林道は圏央道の八王子城跡トンネルのあたりで行き止まりになってしまうようだ。     

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/65秒 10.3mm ISO64 ) 露出補正 なし   
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 20.モンキアゲハ
御主殿の滝というところへ下りて、城山林道を先に進む。路傍に咲いていたシャガの花にモンキアゲハが吸蜜に来ていた。シャガの花に来る蝶はあまり見たことがない。トリミングしている。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスバシロチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 21.ウスバシロチョウ -1
午後3時近くなったので、そろそろ帰路に着こうと車にいったん戻ったが、渋滞するといけないのでトイレに行っておこうと八王子城跡ガイダンス施設へ寄った。トイレから出てくると、駐車場へ戻る道の右側にある原っぱにウスバシロチョウが舞っていた。先日、南足柄で撮れなかったので、ねばってハルジオンに止まるのを待った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスバシロチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 22.ウスバシロチョウ -2
-1 と同じ個体である。顔と黄色い襟巻を撮った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
130523_023.jpg 23.ウスバシロチョウ -3
これも同じ個体。今度は上から狙う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウスバシロチョウ -4;クリックすると大きな写真になります 24.ウスバシロチョウ -4
少し余裕ができたので、こんどはP90の広角端で環境を入れて撮った。ここでコンデジを持ったご婦人が「撮らせてください」と来られた。「どうぞ」とお譲りして、私は車へ戻った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし

2012年10月 1日

舞岡公園 夏の終わり 9月14日


 22日には秋分の日を迎えようとしているのに、一向に涼しくならない。舞岡公園へ出掛けてみたが、公園内は人が少ない。いつもは野鳥の写真を撮る人が多いポイントにも誰もいない。それほど今日も暑かった。
  先月末に訪れた時 は、クサギの花が最盛期で、そのクサギの花の匂いに誘われてかモンキアゲハが吸蜜に来ていた。その時のモンキアゲハ達は傷みが少ないきれいな姿を見せてくれた。ところが、それから2週間経つこの日は、クサギの花はほとんど終わり、残った僅かな花を訪れるモンキアゲハやクロアゲハの翅は大きく傷んでいた。キタテハもまだ夏型で秋の蝶の季節はまだまだである。

ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になります 1.ムラサキシジミ
公園の南門の近くで、飛びだした小さな蝶が葉の上に止まった。ムラサキシジミだ。羽化したばかりであろうか、とてもきれいな個体だった。陽のあたる反対側に回って撮ろうとしたが逃げられてしまった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO2000 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 2.ヒメウラナミジャノメ
このヒメウラナミジャノメはとても小さな個体だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
イチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります 3.イチモンジセセリ
この蝶は秋に近づくにつれて多くなる。今年の夏は長いが、秋の気配は感じる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO1100 ) 露出補正 なし
クサギの実;クリックすると大きな写真になります 4.クサギの実
クサギの花は僅かに残って咲くだけになり、多くは実を付けはじめてていた。いい加減に撮ったのでピントが奥に行ってしまっている。赤く見える萼片(がくへん)が、熟すまでやさしく実をすっぽりと包んで守っている。実は熟すると瑠璃色になり、「クサギ染め」に用いられる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クロアゲハ;クリックすると大きな写真になります 5.クロアゲハ
クロアゲハの♀が咲き残ったクサギの花で吸蜜していた。しかしその姿は痛々しい。良く見ると触覚も切れて途中から亡くなっている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ
同じクサギの木にモンキアゲハも来ていた。しかし、先月末に来た時に比べ、多くはその翅が傷んでいる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1600秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
みのりの秋;クリックすると大きな写真になります 7.みのりの秋
谷戸の田んぼは黄金色になっていた。日差しは夏のようでも季節は移り変わる。ISO1600に設定し、F6.3の絞り優先で撮っていたが、シャッタースピードの上限1/4000秒を超える明るさがあると、ISOレートが下がる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO800 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリの産卵;クリックすると大きな写真になります 8.ダイミョウセセリの産卵
道端でダイミョウセセリが止まっていたのでカメラを向けた。シャッターを切ったら飛び去ったが、その後に小さな卵がうみつけられていた。ダイミョウセセリの食草はヤマノイモやオニドコロだが、これはオニドコロのようだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
上:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
下:絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2500秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -1;クリックすると大きな写真になります 9.アカボシゴマダラ -1
アカボシゴマダラは多くを見ることができた。なかなか撮れないでいたが、やっと止まってくれた。しかし、その前翅は大きく傷んでいる。鳥に食いちぎられたのだろうか?

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/2000秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
アカボシゴマダラ -2;クリックすると大きな写真になります 10.アカボシゴマダラ -2
9.と同じ個体である。翅の傷みが目だたないように撮る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/800秒 200mm ISO1600 ) 露出補正 なし
カラタチとアゲハ;クリックすると大きな写真になります 11.カラタチとアゲハ
瓜久保のカラタチにアゲハの♀が産卵に来ていた。このアゲハも尾状突起がない。アゲハの蛹の形はカラタチのとげに似ているように思える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/4000秒 200mm ISO640 ) 露出補正 なし

2012年9月 6日

モンキアゲハと空中戦 舞岡公園 8月30日


 11日前の8月19日にも舞岡公園を訪れた。その日もとても暑く、クサギの花は咲き始めていたが、狙っていた黒いアゲハはそこにはいなかった。第2化と第3化の端境期だったのかもしれない。その時は10時頃に公園を歩き始め、暑くて2時間も滞在しなかった。時間的にも昼ごろが良いのかもしれない。蝶にも昼食時間があるのだろうか。
 そこで、この日は家を出るのを遅くして、12時少し前に公園の駐車場に着くようにした。クサギの花が咲く最初のポイントで3頭のモンキアゲハが訪花していた。この日、黒いアゲハはモンキアゲハのほかにクロアゲハとカラスアゲハを目撃した。ナガサキアゲハがクサギの花を訪れているのを見たことがない。
  この日も Nikon D300 に、もう古くなったが SIGMA のAPO70-300mm を付け、ISOは1600にして、絞り優先で、少し解像度が良くなることを期待し、300mmでの開放のF5.6からひと絞り絞ってF6.3に設定した。それでも解像度はイマイチで、眠い画像になるので、Nikon Capture NX2 のアンシャープマスク で少し調整した。

コミスジ;クリックすると大きな写真になります 1.コミスジ
いつものように南門から入り谷戸の方へ下っていくと、コミスジが スィー パタパタ スィー と飛んでいた。この場所ではシーズン中、良くコミスジを見かける。コミスジの道だ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 2.モンキアゲハ
期待通り、クサギの花にモンキアゲハが来ていた。比較的破損の少ない個体だった。このクサギの木には、入れ替わり立ち替わり、常に2?3頭が舞っていたが、全くいなくなる時もある。モンキアゲハの足は思ったより長い。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/5000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
2頭のモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 3.2頭のモンキアゲハ
クサギの花が満開だ。周囲にはその強い匂いが漂う。モンキアゲハが追いかけごっこをしている。2頭とも♂のようだ。なかなかじっとしていてくれないので、撮るのも空中戦になった。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/4000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
花から離れるモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 4.花から離れるモンキアゲハ
モンキアゲハは止まったかと思うとすぐ移動する。連写しているとこんなシーンが撮れる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ開翅;クリックすると大きな写真になります 5.モンキアゲハ開翅
これは比較的きれいな♂だった。開翅のタイミングで撮れた。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハ飛翔;クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ飛翔
花から飛び上がってこちらに翅の表を見せてくれた。今日見られるモンキアゲハはすべてといってよいほど♂が多い。第3化の発生初期なのだろう。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハの吸蜜 -1;クリックすると大きな写真になります 7.モンキアゲハの吸蜜 -1
止まって、翅を休めて吸蜜するのではなく、hovering しながらストローを伸ばしている。じっとしていてくれない。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
モンキアゲハの吸蜜 -2;クリックすると大きな写真になります 8.モンキアゲハの吸蜜 -2
7.と同じ個体である。連写して撮った。長い脚を、身体を支えるためではなく、位置を保つために花に触れているようだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
長い脚;クリックすると大きな写真になります 9.長い脚
モンキアゲハだけではないかもしれないが、その脚は伸ばすと意外と長いのだ。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/4000秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
枯れたヒマワリ;クリックすると大きな写真になります 10.枯れたヒマワリ
11日前の8月19日に舞岡公園を訪れた時には見事に咲いていたヒマワリは、連日の暑さで枯れてしまっていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +1.0段
実りの秋;クリックすると大きな写真になります 11.実りの秋
瓜久保にあるこどもの田んぼの稲穂は実りの時期に向かい、こうべを下げていた。秋はそこまで来ているのに、この暑さはいつまで続くのだろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 12.ウラギンシジミ
このウラギンシジミの♂は夏型だろうか、秋型だろうか? 前翅の角の尖りが少なく、どうやら夏型のようだ。300mmは、こういう写真をとる時は、working distance がとれる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
池の水も干上がりそう;クリックすると大きな写真になります 13.池の水も干上がりそう
瓜久保のかっぱ池の水も干上がりそうだ。住みかを奪われそうな蛙が、干上がりかけた池の底に、心配そうに顔を出した。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段


2012年7月 2日

舞岡公園 6月14日 1/2 ミドリシジミの発生がピークに


 6月14日、今日こそは平地産ゼフィルスの写真を撮ろうと、舞岡公園へ出かけた。途中、吸水するアカボシゴマダラや、擦れたモンキアゲハの♀などを撮りながら、ハンノキがあるミドリシジミのポイントに近づく。すでに何人かの方がカメラを構えておられた。
 そこには複数の個体が葉上に止まっていた。羽化したばかりの♂だった。しかし、なかなか開翅はしてくれない。この日は、蝶のほかにもいろいろな虫や、生き物が見られ、舞岡公園で生命が躍動する季節である。

アカボシゴマダラの吸水;クリックすると大きな写真になります 1.アカボシゴマダラの吸水
午前10時20分、だいぶ擦れてしまったアカボシゴマダラが路上で吸水していた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 2.モンキアゲハ♀
今年、舞岡公園では春型の黒いアゲハが撮れなかった。モンキアゲハもやっと撮れたのが、この写真。すでにぼろぼろの♀だ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 3.ミドリシジミ♂
古民家の近くのハンノキのあるところに行くと、すでに数人の方々が撮っておられた。見ると羽化したてのミドリシジミが止まっている。なかなか開翅はしてくれなかったが、♂のようだ。G12の望遠端で撮る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメジャノメ;クリックすると大きな写真になります 4.ヒメジャノメ
ミドリシジミはじっとしていて動きがない。ほかにミドリシジミか、ウラゴマダラシジミはいないかと、あたりを見回すと、ヒメジャノメがハルジオンで吸蜜していた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウラゴマダラシジミ;クリックすると大きな写真になります 5.ウラゴマダラシジミ
ウラゴマダラシジミが飛んできて、ハルジオンに止まった。この個体はすでに破損している。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
2頭目のミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 6.2頭目のミドリシジミ♂
この個体は先ほどの♂とは別の個体である。近くに止まってくれたが開翅はしてくれない。前翅の襟元から金属光沢のある緑色が見える。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
1頭目のミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 7.1頭目のミドリシジミ♂
最初に見たミドリシジミが少し動いて、再び薄日が当たる葉の上に止まった。しばらく開翅を待つが駄目だった。だがこれはこれできれいな被写体と思う。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ また別の個体が現れた;クリックすると大きな写真になります 8.ミドリシジミ また別の個体が現れた
ミドリシジミは発生のピークを迎えているらしい。これも♂のようである。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウ 交尾拒否 -1;クリックすると大きな写真になります 9.スジグロシロチョウ 交尾拒否 -1
スジグロシロチョウの♀が、葉上で翅を休めていたところへ、♂が求愛してきた。♀は尾端を上げて交尾拒否する。オスは諦めずに何回も言いよるが、♀は受け入れようとしない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウ 交尾拒否 -2;クリックすると大きな写真になります 10.スジグロシロチョウ 交尾拒否 -2
♂は♀の翅の上に脚を乗せ、促すが、それでも♀は応じようとしない。しばらく繰り返していたが、とうとう諦めて♂は離れてしまった。離れた♂はあっさりしたもので、5mも離れていないハルジオンで吸蜜を始めた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
キタキチョウ;クリックすると大きな写真になります 11.キタキチョウ
古民家の庭に咲いていたノアザミの花でキタキチョウ♂が吸蜜していた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段

2011年6月18日

ゼフィルスは? 舞岡公園 5月31日


 しばらく行けなかった舞岡公園へ、そろそろアカシジミやウラゴマダラシジミが出ているのではないかと、出かけた。前回はツマキチョウ狙いだったが、季節はどんどん進んでいる。
 ナガサキアゲハ♀でもいないかと公園入口のタニウツギの花に期待したが、その木は枝が切られていて、花を付けていなかった。
 この日はゼフィlルス狙いで焦点距離が長めのSIGMA 105mm macro を選択したが、このレンズはD5000ではAFが動かないので久しぶりにD300を使用した。しかし、残念ながらゼフィルスは姿を見せなかった。

コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 1.コチャバネセセリ
コチャバネセセリは4月末にここへ来た時も飛んでいた。この個体はだいぶ擦れてきている。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ゴマダラチョウ;クリックすると大きな写真になります 2.ゴマダラチョウ -1
ゴマダラチョウを見るのは久しぶりである。アカボシゴマダラに追われて舞岡公園からいなくなったのではと心配していたが、会えてうれしい気がする。もちろん春型であるが、後肢を鳥に食いちぎられていた。バリアングルモニター付きのコンデジで撮った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 7.3mm ) 露出補正 なし
ゴマダラチョウ;クリックすると大きな写真になります 3.ゴマダラチョウ -2
上の写真と同じ個体である。ちぎれた後肢が見えないように撮った。黄色い口吻がいい。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります 4.アオスジアゲハ
4月には見られなかったアオスジアゲハが元気に飛び回っていた。白いウツギの花が満開で、アオスジアゲハのたまり場になっていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
上:絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 105mm ISO400) 露出補正なし
下:絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400) 露出補正なし
サギとカラス;クリックすると大きな写真になります 5.サギとカラス
田植えが終わった谷戸の田んぼにサギとカラスが餌を探していた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリ;クリックすると大きな写真になります 6.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリが元気に飛びまわっている。この蝶も地味ではあるが、清楚で美しい。イボタの花に来ていた。

上:Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  (F5.6 1/250秒 105mm ISO400) 露出補正なし
下:Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 7.3mm ) 露出補正 なし
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 7.モンキアゲハ
この日は何匹かのモンキアゲハを見たが、みんなどこか翅が傷んでいた。黒いアゲハ達の美しい春型を見るのはやはりゴールデンウィークごろがよさそうだ。上はスイカズラの花で吸蜜する♂。下は葉上で休む♂。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
上:絞り優先オートで撮影  (F5.6 1/1600秒 105mm ISO400) 露出補正なし
下:絞り優先オートで撮影  (F5.6 1/1250秒 105mm ISO400) 露出補正なし
コミスジ;クリックすると大きな写真になります 8.コミスジ
舞岡公園でもコミスジが多くなった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
イチモンジチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.イチモンジチョウ
擦れていないきれいなイチモンジチョウがいた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
イチモンジチョウ;クリックすると大きな写真になります 10.イチモンジチョウ そろそろ引き上げようと駐車場のほうへ歩いて行くと、道で陽を浴びるイチモンジチョウがいた。もしかしてアサマイチモンジではないかと思って、じっと見るが違う。ここにはアサマはいないようである。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 7.3mm ) 露出補正 なし


2010年5月27日

快晴の舞岡公園 Nikon D5000


 5月9日に Amazon でNikonのD5000を買った。新発売からちょうど1年経過し値段がこなれてきている。17-55mmレンズ付きのレンズキットのほうが、ボディーのみの価格よりも安いというおかしな状況になっていた。もちろんレンズキットを購入。今までのNikonのレンズ資産がすべてオートフォーカスで使えるわけではないが、しばらくはこのレンズキットについていたレンズと、D5000でもオートフォーカスが使えるVR18-200と、SIGMAの17-70mmとを併せて使っていこうと思う。
 先週一週間は、千代田線の綾瀬にある東京武道館や、八王子の創価大学新体育館で行われた母校卓球部の春季リーグ戦の試合の応援などに出かけ、フィールドに出ることができなかった。
 5月15日、まだ気温が低いが素晴らしい快晴である。舞岡公園へ春のセカンドステージの蝶を撮りに行った。
 D5000購入の動機はバリアングルモニターによるライブビュー撮影である。今までは、D300とコンデジを使い分けなくてはならなかったが、D5000なら1台で出来るだろうと期待してのことである。しばらく使っていなかった遠近両用眼鏡をかけて出かけた。

ダイミョウセセリ;クリックすると大きな写真になります 1.ダイミョウセセリ
新鮮なダイミョウセセリを多く見ることができた。良く見ると、脚に毛束がある。黒字に白い斑紋というすっきりしたいでたちの蝶だ。D5000では、愛用のTokina 100mm macro はオートフォーカスが使えない。D5000では、レンズ側にモーターが付いているレンズでしか、オートフォーカスができないのだ。この日は、SIGMAの17-70mm を付けて行った。このレンズだとファインダーでのオートフォーカスは可能であるが、ライブビュー撮影ではオートフォーカスができない、したがって、ライブビュー撮影ではマニュアルフォーカスになる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
ダイミョウセセリ♀;クリックすると大きな写真になります 2.ダイミョウセセリ♀
ダイミョウセセリは、後翅に白帯がかかる関西型と後翅はほとんど無地になる関東型がある。関東型も♀ではうっすらと白い帯が現れる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 3.コチャバネセセリ
コチャバネセセリが夢中でハルジオンで吸蜜している。ハルジオンとヒメジオンとは区別が付き難いが、ハルジオンの茎は空洞になっているという。今日はかわいそうだったけど、何箇所かで茎を折って、空洞かどうか確かめてみたところすべて空洞の茎だった。舞岡公園のはハルジオンである。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/3200秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ 翅表;クリックすると大きな写真になります 4.コチャバネセセリ 翅表
コチャバネセセリの表は黒褐色である。オオチャバネセセリやイチモンジセセリと良く似ていて、翅表では区別が付き難い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 5.モンキアゲハ -1
公園の入口にタニウツギの花が咲いていた。実はこの花がなんという花か解らなかったが、Webの「この花の名は?掲示板」で日陰のモモの木さんに教えていただいた。公園に入った時には、ダイミョウセセリが吸蜜していたが、まだ、アゲハの吸蜜時間帯には早い。帰りがけに期待をしていたが、やはり、モンキアゲハ訪れていた。時刻は午後1時。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ -2
比較的新鮮な♂で、翅の破れがない。青空と、タニウツギの花のピンクとが、ファインダーの中できれいだった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 7.ナガサキアゲハ -1
動きながらモンキアゲハを撮っていると、ナガサキアゲハの♂がふわぁっと飛んできて、近くの葉上に止まった。なかなか撮影できないナガサキアゲハを撮れるチャンスに感謝した。願わくば、もう少し新鮮な傷のない個体であって欲しかったが。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 8.ナガサキアゲハ -2
一休みしたこのナガサキアゲハは、タニウツギの花に来て吸蜜を始めた。花から花へ飛び回る。前翅の付け根にある小さな赤い紋がワンポイントとなっている。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 9.ヒメウラナミジャノメ
最後にバリアングルモニターでローアングルから撮った写真を1枚見ていただく。焦点距離は広角端の17mm。フォーカスをマニュアルに設定した。ピントを合わせるのは楽ではない。かけていた遠近両用眼鏡でモニターを見て、モニターの画像を拡大してピントを合わせた。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1000秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
マニュアルフォーカス


2009年8月28日

300mm リベンジ

 5日前に、Σ70mm-300mmを付けて、舞岡公園へ黒いアゲハ達を撮りに行ったが、常用のISO400では、シャッタースピードが1/125秒より早くならず、手ぶれのショットばかりになってしまった。
 どうにも口惜しいので、8月19日、再挑戦に出かけた。この日は、望遠端の300mmに固定し、絞りはF5.6の開放。ISOをはじめから1600に設定した。結果、概ね1/500秒より早いシャッターが切れ、5日前よりはよい写真が撮れた。D300のISO1600は、コンデジのISO1600とは比べ物にならないほど、画像は荒れない。
ヤブガラシのカラスアゲハ♂:クリックすると大きな写真になります 1.ヤブガラシのカラスアゲハ♂
傷みの少ないカラスアゲハのオスが、ヤブガラシにやってきた。はじめ、花の周りを落ち着きなく飛び回っていたが、そのうち吸蜜をはじめた。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/640秒 ISO1600 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
カラスアゲハ♀:クリックすると大きな写真になります 2.カラスアゲハ♀
カラスアゲハの♀は♂に比べて、翅の色が緑色になり、金属光沢は乏しい。落ち着いた美しさで、こちらを好む愛好家も多い。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 ISO1600 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
クロアゲハ♀:クリックすると大きな写真になります 3.クロアゲハ♀
前翅の模様が渋い。♂はもっと黒くなり、後翅の表側の付け根に白い紋が出るので容易に区別できる。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 ISO1600 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
モンキアゲハ♀:クリックすると大きな写真になります 4.モンキアゲハ♀
クサギの花で新鮮なモンキアゲハの♀に出会えた。後のカラスアゲハの♂のように、擦れた個体が多くなっているが、これはきれいだった。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/400秒 ISO1600 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
クロアゲハ♂:クリックすると大きな写真になります 5.クロアゲハ♂
傷のない固体かと思ったが、後翅の付け根のところが破れていた。5日前の写真のクロアゲハ♂は羽化したてのような美しさだったが。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/800秒 ISO1600 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
モンキアゲハ♂:クリックすると大きな写真になります 6.モンキアゲハ♂
クサギの花に、モンキアゲハ♂のきれいな個体がやってきた。裏側もなかなか美しい。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒 ISO1600 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
モンキアゲハ♂の飛翔:クリックすると大きな写真になります 7.モンキアゲハ♂の飛翔
連写モードにして、撮った。1/2500秒でシャッターが切れたので、動きが止まった。♀は後翅の表側に赤い紋がでる。また、前翅は緑がかった色になるので区別できる。タイミングよく表翅を見せてくれたこの♂の漆黒と白い紋とのコントラストが美しい。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2500秒 ISO1600 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準

2009年8月24日

真夏の舞岡公園

 やっと真夏を実感する日が数日続いた8月14日、舞岡公園へ行ってみようと思いたった。夏休みで、お盆休みというのに、暑さのためか人は少ない。しかし、カメラを持った中高年は相変わらず多い。
 今日は、黒いアゲハ達が狙いで、特にナガサキアゲハが撮りたかったが、適わなかった。クサギの花に吸蜜に来る黒いアゲハを撮るには、どうしても離れて狙うことが多くなる。そこで、ここ何年も使っていなかったΣ70mm-300mmをD300に付けて出かけた。
アオスジアゲハ:クリックすると大きな写真になります 1.アオスジアゲハ
試しにアオスジアゲハを撮ってみた。被写体までの距離は5m位とれるので狙うのは楽だ。しかし、暗い。レンズも望遠端の300mm(35mm版450mm相当)はF5.6である。一般に手ブレの限界は焦点距離分の1、つまりこの場合、1/300秒と言われる。設定した1/125秒ではやはりぶれる。しかしそれよりシャッタースピードを早くしたくとも、暗くてどうにもならない。ISOをはじめから1600くらいにする手はあるのだが、1/125秒で何とか収めようと試みた。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO900 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
サトキマダラヒカゲ:クリックすると大きな写真になります 2.サトキマダラヒカゲ
この日はこの蝶が多かった。暗いところにしか止まらない。手ぶれしている。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO800 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
クロアゲハ♂:クリックすると大きな写真になります 3.クロアゲハ♂
舞岡公園にクサギの花の咲くところは何箇所かあるが、そのひとつへ行くと、待つことしばし、クロアゲハの新鮮な♂がやってきた。300mmあると蝶と少々離れていてもこの程度に撮れる。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 ISO800 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
モンキアゲハの雌雄:クリックすると大きな写真になります 4.モンキアゲハの雌雄
クロアゲハがいた所と違うクサギの花に、モンキアゲハの♀が吸蜜に来て、それを♂が追ってきた。ここは幾分明るいが、それでも1/160秒。手ぶれ、被写体ぶれ、ご容赦いただきたい。シャッタースピードの下限を1/125秒にして、ISO400からISO1600までオートで感度が上がるように設定しているが、撮れ具合を見ると、次回は思い切って、初めからISO1600に設定してみよう。

Nikon D300 Σ70mm-300mm macro
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/160秒 ISO400 ) 300mm 露出補正 -0.3段
アクティブD-ライティング標準
ウラギンシジミ:クリックすると大きな写真になります 5.ウラギンシジミ
ウラギンシジミの夏型もそろそろ姿を消す。だいぶ擦れた個体が地面にいた。地面に止まっている蝶を撮るのは難しい。背景を入れようとすると一眼レフではファインダーを覗けない。バリアングルモニターの出番になる。これは Canon PowerShot で撮ったが、バリアアングルモニターつきの、Nikonのデジイチ D5000 の評判が良いので欲しくなった。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 ISO80 ) 7.3mm
クロコノマチョウ夏型:クリックすると大きな写真になります 6.クロコノマチョウ夏型
そろそろ帰ろうと駐車場への道を歩いていると、サトキマダラヒカゲが4?5頭飛び出した。その中に1頭だけ形が大きいのがいて、そばの葉上に止まった。もしやと思って近づいてみるとやはりクロコノマチョウだった。今年の春、舞岡公園で初めて撮ったクロコノマチョウは、秋型の越冬個体だったが、これは夏型である。裏の眼状紋がくっきり出ている。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 ISO80 ) 7.3mm

2008年5月27日

黒いアゲハたち

 5月の連休の頃、アゲハチョウ科のチョウたちの第一化(春型)がいっせいに飛び出す。夏に生まれてくるその子供たちより小さくてシャープな感じがするので好きだ。湘南大磯と南足柄へ行ってきた。残念ながらナガサキアゲハとクロアゲハは見かけたものの、写真を撮ることはできなかった。

クリックすると大きな写真になります1.カラスアゲハ 5月6日 神奈川県大磯湘南平
 湘南電車(東海道線)で大磯へ行き、駅前の観光案内所に駆け込んだ。ハイキングコースの道を尋ね、地図をいただいて出発した。旧安田邸の脇をとおり、古墳時代の揚谷寺谷戸横穴群を経て、湘南平(頂上)へ出る。広場があり、反対側から車でここまで上がってこれる。広場の周囲にあるツツジには春のアゲハたちが入れ替わりに吸蜜に来ていた。これは♀。ちょっと前ピンになってしまった。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/1000秒
クリックすると大きな写真になります2.モンキアゲハ 5月6日 神奈川県大磯湘南平
 美しい♂だった。何枚かシャッターを切って翅を開いているところが撮れた。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/1250秒
クリックすると大きな写真になります3.ミヤマカラスアゲハ 5月8日 神奈川県南足柄郡夕日の滝
 この日は、車で東名高速を走り、いったん伊豆箱根鉄道大雄山線の大雄山駅に出て、そこから足柄峠へ上った。足柄峠では富士山がきれいに見えたが、春霞というのか、クリアではない。ウスバシロチョウの写真を撮り、また、大雄山への道を戻って少し右へ入ったところに夕日の滝がある。その手前で民家のツツジに黒いアゲハ来ていたので車を停めて行ってみると、裏面後翅の白帯が美しいミヤマカラスアゲハ♂だった。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/500秒
クリックすると大きな写真になります4.オナガアゲハ 5月8日 神奈川県南足柄郡大雄山最乗寺
 大雄山駅前を通り、大雄山最乗寺へ行った。鶴見総持寺に次ぐ格式ある曹洞宗の大きなお寺であり、境内も広い。車で境内にある駐車場まで入れた。これは、境内に咲くシャクナゲに来たオナガアゲハ。翅に傷みのない完全な♂である。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/500秒
080525_005.jpg5.ジャコウアゲハ 5月8日 神奈川県南足柄郡大雄山最乗寺
 ジャコウアゲハの♀は、特徴あるベージュ色をしていて美しい。これは♂で黒い。飛んでいるときはオナガアゲハと紛らわしいことがある。腹部の赤が毒々しいけどおしゃれな感じがする。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/500秒