黒いアゲハたち - Studio YAMAKO

2008年5月27日

黒いアゲハたち

 5月の連休の頃、アゲハチョウ科のチョウたちの第一化(春型)がいっせいに飛び出す。夏に生まれてくるその子供たちより小さくてシャープな感じがするので好きだ。湘南大磯と南足柄へ行ってきた。残念ながらナガサキアゲハとクロアゲハは見かけたものの、写真を撮ることはできなかった。

クリックすると大きな写真になります1.カラスアゲハ 5月6日 神奈川県大磯湘南平
 湘南電車(東海道線)で大磯へ行き、駅前の観光案内所に駆け込んだ。ハイキングコースの道を尋ね、地図をいただいて出発した。旧安田邸の脇をとおり、古墳時代の揚谷寺谷戸横穴群を経て、湘南平(頂上)へ出る。広場があり、反対側から車でここまで上がってこれる。広場の周囲にあるツツジには春のアゲハたちが入れ替わりに吸蜜に来ていた。これは♀。ちょっと前ピンになってしまった。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/1000秒
クリックすると大きな写真になります2.モンキアゲハ 5月6日 神奈川県大磯湘南平
 美しい♂だった。何枚かシャッターを切って翅を開いているところが撮れた。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/1250秒
クリックすると大きな写真になります3.ミヤマカラスアゲハ 5月8日 神奈川県南足柄郡夕日の滝
 この日は、車で東名高速を走り、いったん伊豆箱根鉄道大雄山線の大雄山駅に出て、そこから足柄峠へ上った。足柄峠では富士山がきれいに見えたが、春霞というのか、クリアではない。ウスバシロチョウの写真を撮り、また、大雄山への道を戻って少し右へ入ったところに夕日の滝がある。その手前で民家のツツジに黒いアゲハ来ていたので車を停めて行ってみると、裏面後翅の白帯が美しいミヤマカラスアゲハ♂だった。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/500秒
クリックすると大きな写真になります4.オナガアゲハ 5月8日 神奈川県南足柄郡大雄山最乗寺
 大雄山駅前を通り、大雄山最乗寺へ行った。鶴見総持寺に次ぐ格式ある曹洞宗の大きなお寺であり、境内も広い。車で境内にある駐車場まで入れた。これは、境内に咲くシャクナゲに来たオナガアゲハ。翅に傷みのない完全な♂である。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/500秒
080525_005.jpg5.ジャコウアゲハ 5月8日 神奈川県南足柄郡大雄山最乗寺
 ジャコウアゲハの♀は、特徴あるベージュ色をしていて美しい。これは♂で黒い。飛んでいるときはオナガアゲハと紛らわしいことがある。腹部の赤が毒々しいけどおしゃれな感じがする。
Nikon D300 Tokina 100mm
絞り優先 F5.6 で撮影 ASA400 シャッタースピード 1/500秒 

コメント

黒いアゲハチョウと言ってもいろいろあるのですね。
アゲハチョウは黒以外にはどんな色がいるのでしょうか?

NWさん、アゲハチョウの仲間は、「えっ、これがアゲハ?」と思うくらい、アゲハらしくない種を含め、世界には540種いるといわれています。日本ではギフチョウ、ヒメギフチョウ、キアゲハ、アゲハは黄色を基調としています。アオスジアゲハ、ミカドアゲハなど青緑のもいますし、ウスバシロチョウ、ヒメウスバシロチョウといったように透き通った翅をもったアゲハらしくないアゲハの仲間もいます。

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