検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“テイキンザクラ”タグの付いているブログ記事

2017年10月28日

蝶 自選年間ベスト10 (​11) 2013年

2013年2月に娘夫婦がバリ島旅行に誘ってくれたので一緒に行くことになった。娘たちは4泊5日をのんびり過ごすというが、チョウ好きの私にとっては憧れの東南アジアである。シンガポール経由で入ったバリ島で、着いた日の宿をとったのは、島の西側、海沿いのスミニャックというところだ。翌日、ホテルのプールで遊んでいる娘たちと別れて、近くを歩いてみた。ちょっと脇の空き地に入ると多くの蝶を見ることだ出来る。さすがだ。次の日はタクシーを頼んで、タバナンというところにあるバタフライ・パークへいった。ホテルへ戻る途中、バリ島の景勝地タナロット寺院に寄った。

 第3日はやはり西側の海沿いにある「ブルガリ」で昼食にした後、ウルワツ寺院でケチャ・ダンスを観る。ここにも蝶は多い。次の日は、タマン・アユン寺院を観た後、北東部の山間地であるキンタマーニ高原へ行く。ここは楽しみにしていたが、レストランで食事をしただけで蝶を追うことはできなかった。そして、ウブドに向かった。ウブドでは宿泊したプリ・ウランダリというホテルの敷地内や、ゲートを出て、すぐ近くの空き地で蝶を追いかけ、楽しんだ。詳しくはバリ島のフィールドで撮った蝶をご覧いただきたい。

 夏は、2泊3日で、八島が原湿原、美ヶ原に出かけたが、あまり成果は得られなかった。北杜市のオオムラサキセンターや上高地へは日帰りで出かけた。
  秋には新横浜公園のガガイモでカバマダラが発生しているという情報に触れた。台風が来ていたりしてなかなかチャンスがなかったが、最後の最後にやっと1頭に会うことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ヤエヤマムラサキ 2013年1月28日 グァム島
マンギラオゴルフ場に、この年もまた、ヤエヤマムラサキがいた。きれいな個体で、翅を開いて見せてくれた。♀の前翅の先は紫色に輝く。これは♂だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影(f​​5.6 1/1400秒 90mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.翅を開いたマルバネルリマダラ 2013年1月28日 グァム島
グァム島のマンギラオ ゴルフクラブでホール・アウトして、クラブハウスへ戻る道にテイキンザクラの深紅の花が咲いているところがある。毎年ここではマルバネルリマダラがその花に集まっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f​​​5.6​ 1/​250​秒 90mm ISO​8​00)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ユベンタヒメゴマダラ 2013年2月8日 バリ島 タバナン付近
初めて見るチョウだった。ランタナの花に絡みながら吸蜜しようとしている。​

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影( f​​​5.6​ 1/​800​秒 90mm ISO​400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.コモンタイマイ バリ島 タナロット寺院​
黄色いランタナの花に来ていたコモンタイマイ。ここでは普通種のようである。ウブドで見たコモンタイマイは激しく傷んでいたが、これはきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影( Ff​​​​5.6​ 1/​400​秒 90mm ISO​400)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ギフチョウ鮮やかに 2013年4月5日 神奈川県相模原市​
イワツツジが咲いていた。いつもの年よりも早いのではなかろうか。イワツツジに来たギフチョウを撮るのは初めてだった。

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro
  絞り優先オートで撮影( f​​5.6 1/​1600​秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ​6.ウラナミアカシジミ 2013年5月13日 横浜市舞岡公園
なかなか良い写真が撮れなかったウラナミアカシジミが目の前にいた。​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f​​​​​6.3​ 1/​250​秒 ISO​9​00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 7.ギンボシヒョウモン 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
観音平は標高1,570mある。ここまで登ってくるとギンボシヒョウモンが多くなる。​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( ​f​6.3​ 1/​1000​秒 ISO​4​00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 8.スジグロシロチョウの求愛 2013年8月23日 長野県上高地
2頭のスジグロシロチョウの♂が​キオンの花に止まっている♀に求愛をしている。前にいる♂の眼はしっかりと下にいる♀を見ている。しかし♀の方は尾端を上げて交尾したくないと意思表示している。私の好きな写真になった。

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro
絞り優先オートで撮影( ​​​f6.3​ 1/​800​秒 ISO​4​00 )露出補正 ​なし​​​​​​​
クリックすると大きくなります。 9.路傍のクジャクチョウ 2013年7月25日 長野県美ヶ原山麓
美ヶ原から三城へ下りてきて、松本へ向かう道の傍らに咲く黄色い花でクジャクチョウが吸蜜していた。​

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 10.カバマダラ 2013年10月31日 横浜市新横浜公園
秋になって​、カバマダラが新横浜公園で発生しているとの情報がネット上を飛び交っていた。やっと10月18日に行くことができたが、伊豆大島に大きな被害をもたらした台風26号で、ここ新横浜公園も冠水し、第三京浜の港北インターから新横浜へ向かう道(県道13号線)を挟んで、日産スタジアムの反対側の公園や運動場部分は、閉鎖されていた。新横浜公園は、国土交通省京浜河川事務所管理下の多目的遊水地の上に建設されている。台風の大雨で冠水することこそ、その目的を果たしているのだが​​​​​​​​​。​水が引いた​​10月​28日にも行ってきたが、カバマダラは飛んでいなかった。そして最後のチャンスと思って行った31日に、フジバカマの花に来ていたこのチョウを撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/​40​0秒 1​11​mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 ​補 1.アサギマダラ 2013年​10月10日 富山県五箇村
秋に能登半島ドライブ旅行をした折、往きに世界遺産「五箇村」を訪れた。北陸の秋だったが、天気が良く、五箇村の村落のフジバカマには、オオウラギンスジヒョウモンや複数のアサギマダラが舞っていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm ​f​3.5-5.6G
​プログラム​オートで撮影(​f​5.6 1/​640​秒 ​170​mm ISO400)露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 補 2.カセンソウの花畑で遊ぶオオウラギンスジヒョウモン 2013年7月18日 神奈川県 箱根湿生花園
箱根湿生花園の奥にある仙石原湿生植生復元区には、この時期黄色いカセンソウの花が咲く。一面黄色いカセンソウの花の中にいるオオウラギンスジヒョウモンを撮りたかった。ここは低地湿原として、一部が国指定天然記念物に指定されている貴重な場所。 ​

Nikon COOLPIX P90 ​f​2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( ​f​5​.6​ 1/​250​秒 110mm ISO​64)露出補正 ​-0.3段
クリックすると大きくなります。 補 3.逆さに止まるテングチョウ 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
テングチョウの写真は、地面に止まったり、下草に止まったりしているところが多い。こんな止まり方をするテングチョウは初めてだった。​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ​f​​6.3​ 1/​320秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 補 4.ヒョウモン3種 長野県八島が原湿原 2013年7月25日
この写真は、平成14年の年賀状に使用した。左からヒョウモンチョウ、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン。ほかに同じ花が沢山あるのに何で一つの花に集まるのだろうか? ​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ​f​​5.6​ 1/​3200秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 補 5.オオムラサキ 2013年7月8日 山梨県北杜市​
樹液が出ている大きな木があり、その柵にオオムラサキの♂が翅を開いて止まってくれた。まだ7月の初旬だが既に大分擦れていた。

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ​f​​5.6​ 1/​400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
171028_016.jpg 補 6.アコンテアイナズマ? 2013年2月10日 バリ島 ウブド​
ウブドの朝、散歩をしていたら、むこうからから猛スピードで飛んできた。必死になって写真を撮ったが、なんという蝶かわからない。帰国して、東南アジアの蝶図鑑を新調して同定を試みたが、確信はない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f​5.6​ 1/​800​秒 90mm ISO​400 )露出補正 なし


2016年2月11日

蝶 自選年間ベスト10 (9) 2011年

この時期、沖縄・先島諸島か東南アジア、あるいは地球の反対側へでも行かない限り、蝶の写真を撮ることができない。ブログに蝶の写真が無いと淋しいので、蝶 自選年間ベスト10​ の2011年分を見ていただくことにする。

​ 2011年は娘​たち​夫婦と2回、海外旅行の機会が​あ​った。そのうちの1回は5月に行った台湾。​いち​日​、​私に付き合わせて台北郊外の蝶の名所、陽明山へ行った。ただ、蝶の季節に1か月ほど早く、蝶の種、個体数はあまり多くなかったのが残念だった。もう1回は秋に北イタリアへ行った。これはいわばグルメ・ツアーで、パルマ近郊の、ワイナリーへ行ったり、プロシュートやパルミジャーノ・レジャーノを楽しむのが娘夫婦の望みだった。蝶の数はそれほど多くはなかったし、蝶の写真を撮るために動くことはなかった。
​  年ごとに​段々と撮る​蝶の​写真が増えてきた。年間ベスト10を選び出すのも、どれにしようかと迷うことも多くなった。
​ ​ 特記すべきことは、この年のグァム島ゴルフ・ツアーの折に撮ったシロオビアゲハの写真が、翌年の「昆虫と自然」8月号の表紙に採用されたことだった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.シロオビアゲハ 2011年1月24日 グアム島
タロフォフォにあるゴルフ場でプレイを終わり、帰りのバスまでの時間が1時間ほどあったので、クラブハウスの周囲を歩いて​い​た。シロオビアゲハが多く飛んでいた。この写真は、翌年、ニューサイエンス社発行の「昆虫と自然」という昆虫雑誌の表紙に採用された。2012年2月18日のStudio YAMAKOにアップしたグアム島のマンギラオゴルフ場で撮ったコヒゲセセリの写真がそのきっかけとなった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/98秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.テイキンザクラで吸蜜するマルバネルリマダラ 2011年1月25日 グァム島
これもグァム島のマンギラオというゴルフ場で撮った。18番ホールからクラブハウスへ戻る道の途中に深紅のテイキンザクラが咲いていて、そこに数頭のマルバネルリマダラが飛んでいた。なかなか翅を開いて​くれず、​瑠璃色​の輝き​を見せてくれない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/60秒 24mm ISO64 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.トラフシジミ 2011年4月2日 横浜市三ツ沢公園付近 豊顕寺
少々上り坂がきついが​、​自宅から30分ほど歩くと三ツ沢公園に​行ける​。4月には桜がきれいなので、行ってみた。途中にある豊顕寺というお寺にお参りしたところ、その境内でトラフシジミを見つけた。地面に止まるので撮りにくかったが、コンデジのバリアングル・モニターを使ってロー・アングルで撮った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 22mm 1/250秒 ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ギフチョウ 2011年4月6日 神奈川県相模原市
この年はまだ梅の花が咲いていた。ギフチョウの裏面を撮る。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ウラフチベニシジミ 2011年5月10日 台北近郊 陽明山
台北市内からタクシーで小1時間で陽明山に行くことができる。タクシーだったのでさらに少し奥の二子坪まで行き、そこのバス停の案内所で、どの道を歩けば蝶が多いかを訊ねてみた。選択肢は二つあり一つは左手の大屯山車道、もうひとつは二子坪歩道とのこと。大屯山車道を行くと、このウラフチベニシジミが花に来ていた。日本にいる蝶には見られない模様と色だった。​ここでは普通種のようだ。​

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.サカハチチョウ春型 2011年5月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
左の翅全体にピントが来てくれた。この年の1月に新調したTAMRON AF60mm f/2.0 Di macro で撮ったが、背景は​丸い​ボケがきれいだった。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ウスバシロチョウ 2011年5月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
2008年以来、ほぼ毎年ここにウスバシロチョウの写真を撮りにくる。のっぺりした写真になってしまったが、ウスバシロチョウのポートレート的な写真になった。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.オナガアゲハ 2011年5月19日 都下裏高尾
小学校時代のクラス会で、高尾山周辺のトレッキング・ガイドをしている友から、裏高尾のアオバセセリのポイントを​教えてもらった​。沢沿いに咲くにミツバウツギの白い花には、オナガアゲハ、ジャコウアゲハ、ミヤマカラスアゲハなど黒いアゲハも吸蜜に来ている。きれいな個体が多かった。ただ、60mmのレンズでは少々つらい。

  Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマカラスアゲハ♀ 2011年5月19日 都下裏高尾
見事なミヤマカラスアゲハの♀に出会えた。後翅裏面の白い帯が太いのが印象的だった。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.フチグロヒョウモンモドキ 2011年9月7日 イタリア パロマ郊外
  北イタリア旅行でパルマ郊外のグルメ・ツアーのコースになっていたエミリア地方の丘陵地帯にある Ariola ワイナリーで撮った。
この蝶もきれいだったが、このワイナリーのレストランでワインとともに食べたパルミジャーノ・レジャーノとプロシュートの味は忘れられない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.シロオビアゲハ 2011年1月24日 グアム島
タロフォフォでのゴルフのプレー中に5~6mの高さの美しいピンクの花に来ていたシロオビアゲハ♀を撮った。COOLPIXのP90を携行していたので、引き寄せて撮ることができた。顔が見えないのが残念。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/622秒 86mm ISO64 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.アオバセセリ 2011年5月19日 都下裏高尾
川沿いに咲くミツバウツギの花に、この日の本命だったアオバセセリが吸蜜に来ていた。俊敏に飛ぶので、飛び立たれると目で追うのが大変だ。60mmマクロでは撮りにくい。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ミヤマセセリ 2011年5月19日 都下裏高尾
​初夏、​ミヤマセセリがまだ生き残っていた。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/3200秒 60mm ISO 400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.アオバセセリ 2011年5月19日 都下裏高尾 
ミツバウツギに止まっていたアオバセセリにフォーカスしていたのだが、不意に飛び立った。ぶれてしまっているが、もう少し眼にピントが来ていれば良かった。お蔭で翅を開いたところが撮れた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO280 ) 露出補正 なし


2015年12月21日

蝶 自選年間ベスト10 (​8) 2010年

愛用している Nikon D300 ​に不満はないのだが、​2010年5月に Nikon D5000 を手に入れた。理由は二つある。一つは D300 は少し重たい。もう一つは D5000 はフリー・アングルのモニターでライブ・ビュー撮影が可能になった。ただし、古いタイプのAF NIKKOR レンズおよびその互換レンズはAFが機能しない。D300 に付けていたmacroレンズの Tokina100mm やSIGMA105mm はマニュアル・フォーカスでしか使えない。そこで、D5000 を使うときは、しばらくは2007年6月に購入した NIKKOR VR 18-200mm を使用していた。
 この年は、6回目のグァム島へのゴルフ・ツアーでヤエヤマムラサキなどを撮った。10月末から11月初めのトルコ旅行では、ヨーロッパアカタテハなどを遺跡で撮ったのだが良い写真は撮れなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ギフチョウとマメザクラ 2010年4月6日 神奈川県相模原市
ほぼ毎年のように訪れている藤野町で撮った。毎年、ギフチョウが発生する時期はほとんど変わらないが、その時に咲いている花は年によって異なる。この年はマメザクラが咲いていて、そのマメザクラにギフチョウが訪れた。この写真は平成23年の年賀はがきの写真に使った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.春のベニシジミ 2010年4月13日 横浜市舞岡公園 
舞岡公園の春は一斉にやってくる。ハルジオンが咲き、ヒメオドリコソウが咲く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​2000​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 3.黄色に黒 ジャコウアゲハ♂ 2010年5月8日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
  南足柄は毎年、ウスバシロチョウと黒いアゲハたちの春型を撮りに行くところ。ナノハナ畑にジャコウアゲハの♂が休んでいた。

​Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
   絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​800​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 4.モンキアゲハ♂ 2010年5月15日​ ​横浜市舞岡公園 
タニウツギのピンクの花が咲いていた。昼過ぎ、モンキアゲハやナガサキアゲハが吸蜜にくる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F​5.6​ 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミドリシジミ開翅 2010年6月11日 横浜市舞岡公園 ​
​なかなか翅を開いてくれないミドリシジミの♂だが、美しい金属光沢を披露してくれた。

​Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​00​0秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 6.​キタキチョウ 2010年7月31日 横浜市舞岡公園
夏の舞岡公園は蝶が少なくなる。キタキチョウは元気に飛んでいるがなかなか良い写真が撮れない。可憐さが表現できれば良いのだが。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1400秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ウラギンヒョウモン 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の終わりに信州へ高原の蝶を撮りに行った。湿原の広がりを撮るには、蝶に少なくとも10cmくらいに近づいて広角レンズで撮らなくてはならないが、コンパクトデジカメのマクロで撮ると被写界深度が深く、背景も表現できる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​5​00秒 ​7​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.サカハチチョウ夏型 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
サカハチチョウは春型の方が撮る機会が多いが、夏型の装いの方が好きだ。イタドリの花に来ていた。​

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​1600​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 9.クジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
  湿原の草地に咲くノアザミの花に鮮やかなクジャクチョウが止まっている。何とか背後に広がる湿原を映しこみたかったが、如何せん蝶までの距離が離れていた。しかし、これはこれで良い写真になったと思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
  絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 10.ジャノメチョウ 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
  ルドベキアという花でジャノメチョウが吸蜜していた。ジャノメチョウは関東周辺のゴルフ場などで、ゴルフを楽しんでいる折にもしばしば見かけるほど珍しくもない蝶だが、なかなかきれいに撮れない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​640​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.ヤエヤマムラサキ 2010年1月29日 グァム島マンギラオ・ゴルフ・クラブ
  マンギラオ・ゴルフ・クラブでアウトコースのプレーを終え、スルーで、海沿いのコースが広がるインコースへ向かう。途中、赤い花をつけた樹があり、そこに黒い蝶たちが集まっていた。前の組と少し詰まっていたので、同伴者に頼んで少しのあいだ写真を撮らせてもらった。花はテイキンザクラといい、マルバネルリマダラも好きな花だ。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/​640秒 ​7​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.高原のクジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の青空のもと、広々とした八島が原湿原を背景にクジャクチョウを狙っていた。もう少し翅表が見えるような位置にいてくれたらなお良かったのだ。こういう写真は被写界深度の深い広角レンズで蝶に寄って撮るのだが、レンズの焦点距離が短いコンパクト・デジカメのワイド端のマクロは、腕を伸ばしてモニターで撮影できることもあって、画質こそ期待できないが、その代わりをしてくれる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​125秒 ​10​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ミヤマシジミ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原​
​ヒメシジミと良く似ているがこれはミヤマシジミのようだ。後翅の黒班がつながっている。 ​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.​ウラナミシジミ 2010年10月16日 横浜市舞岡公園 
​セイタカアワダチソウなど秋の花が咲く舞岡公園で、コセンダングサの花で吸蜜していたウラナミシジミが翅を開いてくれた。背景のボケもきれいでファンタジックな写真になった。​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​640​秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし


2015年3月19日

一人旅 石垣島・竹富島そして那覇 3月9日~12日 (2) 3月10日 竹富島をめぐる


 2日目の朝、寒い。ホテルのエレベーターに張られていた天気予報では、今日も曇りで、気温はさらに低く、最高気温でも17℃だ。
  肌寒い風が吹くなか、街路を離島フェリーターミナルまで歩く。9時発のフェリーで竹富島へ渡ることにした。
 昨日、昆虫観察ガイドのかたに竹富島はどう歩けばよいか? レンタサイクルを借りた方が良いか? など尋ねたところ、島を一周するるようにのんびりと右回りに歩いて回るのが良いと教えていただいた。

 50人くらいの乗客を乗せ、石垣島を出航した高速フェリーは、港の外に出るとエンジンの音を荒立てて、白波を蹴って突っ走り、10分少々で竹富港に着いた。教えていただいたようにビジターセンターである「ゆがふ館」の先を右へ、西桟橋の方へ歩き始めた。蝶の飛ぶ気配はない。
 しかし、しばらく行くと海の方へ入る小さな道があり、ふと見るとリュウキュウアサギマダラのような蝶がひらひらと飛んでいる。そして、真っ白な大きな蝶、オオゴマダラが木陰に消えた。都会の蝶園で見る飼育されたオオゴマダラではない、生のオオゴマダラに魅了された。蝶に会えてよかった。
 西桟橋からは正面に小浜島や西表島、右手に石垣島が見えた。次にコンドイビーチに向かう。その途中で、再びリュウキュウアサギマダラが飛んでいた。昨日は擦れた個体しか撮れなかったタイワンクロボシシジミの比較的新鮮な個体にも会えた。羽化したばかりなのだろうかナミエシロチョウの♀が葉の上に止まっているのを見つけた。動けないでいる。
  コンドイビーチからさらにカイジ浜へ。ここは星の砂で有名だ。カイジ浜からは竹富島の中心部に向け、左に入る。自転車に乗った若いお嬢さんたちが行く。12時少し過ぎに石積みの塀で囲まれた民家のある集落へ着いた。1時に昼食。ここは八重山そばを食べるしかない。食後はアイアル浜へ向かって歩く。この周辺は蝶の道と言われ、天気が良く、気温が上がれば、スジグロカバマダラやオオゴマダラが多く舞うという。しかし今日は蝶の姿はない。2012年6月にオープンした「星のや 竹富島」の入り口の前を通り、アイアル浜に着いたのは午後2時を過ぎていた。
 浜には人の姿がない。午後になってまた寒くなってきた。ここからは一旦集落へ戻り、竹富港へ戻った。「ゆがふ館」で係りのおばさん「どうぞ」と差し出していただいた黒糖の甘さが疲れた体にひろがった。今日は竹富島を歩いて一周した。10km近くは歩いたと思う。そして3時45分のフェリーで石垣島へ帰り着いた。
夕食はどうしよう。昨夜は石垣牛を堪能したので、今夜は旨い「そーきそば」でも食べよう。

1.石垣港を出航
高速フェリーは石垣港を出てしばらくはゆっくりと走る。港内は結構船の出入りがあり、停泊している大型船もある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 7mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.海上保安庁
石垣港に海上保安庁の巡視船が3隻停泊していた。一番手前に見える艦にはPL83と書かれている。調べてみたら昨年12月に竣工したばかりのくにがみ型巡視船で総トン数1,500トンの「かびら」という船だった。まん中の船は"1"の文字が見え、PL81「たけとみ」に違いない。これも昨年9月竣工の新鋭船だ。いずれも海上保安庁の第11管区に所属する巡視船のようである。第11管区は尖閣諸島を含む沖縄県を管轄する。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1250秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.竹富島「ゆがふ館」
フェリーから降りた観光客の多くは、マイクロバスに乗って("乗せられて"というのが正しいかも知れない)竹富島の中心部へ向かう。そこで水牛車に乗ったり、自転車を借りたり、あるいは歩いて集落を散策するようだ。私は昨日教えていただいた「ゆがふ館」に寄る。学生さんらしい観光客が3人ほどいたが、静かだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/400秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.こりゃ旨そうだ
「ゆがふ館」の先を右に曲り、西桟橋に向け歩きはじめる。道は車が通れる広さの道と遊歩道からなっているが、そこに放牧されている牛たちが出てきていた。刺激しないように静かに横を通り過ぎた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/110秒 53mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.竹富島の墓
竹富島のお墓も、沖縄本島と同じく、大きくて上から見ると亀の形をしてる。シャネルのお墓?

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/420秒 5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.北側の海岸
西桟橋への遊歩道を歩いていると、右側に入る道がある。ちょっと入ってみると浜辺があった。ここは竹富島の北側になる。向こう側には石垣島が眺められる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.竹富港
そこから右の方を見ると、フェリーが着いた竹富港が見える。正確には竹富東港と呼ばれている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.バナナの花
きれいなバナナの花が咲いていた。今年の1月にBali島で見たバナナの花より美しい。少し小さいようだが違う品種なのだろうか。この花に見とれていたら、リュウキュウアサギマダラが飛び出した。続いてオオゴマダラが木陰に消えた。竹富島でやっと蝶に会えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/90秒 25mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.美崎(ミシャシ)
ここは美崎御嶽(ミシャシオン)という。航海安全、海上平安の神として崇められている。島の人びとが旅に出たり、帰ってきたときに祈願したり、感謝をする御嶽である。竹富島には28の御嶽がある。この日もいくつもの御嶽を見て歩いた。「うたき」と紹介するものもあるが、竹富島の人々は「オン」と呼び拝しているそうだ。小浜島、西表島が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/800秒 6mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.安里クヤマの墓
安里クヤマは民謡「安里屋ユンタ」で知られる。1722年に竹富島安里屋に生まれた絶世の美女だそうだ。集落にはクヤマの生家もある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/850秒 5mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.テイキンザクラ
深紅のきれいな花が咲いていた。Guam島のゴルフ場にも咲いていて、マルバネルリマダラ吸蜜していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 8mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.西桟橋の海
西桟橋の正面には小浜島、西表島がある。写真は西桟橋から右の方の浜を眺めたところ。石垣島が見える。竹富島では稲作が困難だったため、復帰(1972年)前までは「イタフニ」よ呼ばれる松をくりぬいた船や帆船を用いて西桟橋から対岸の西表島へ長時間かけてわたり田を耕したという。また、その間は西表島に隣接する由布島に田小屋を造り、寝泊りしたそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/340秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.ショウジョウソウ
花かと思った。しかし、良く見るとオレンジ色のところは葉である。これは花粉を運んでくれる昆虫に花の在処を示すためのもので、ポリネーター(花粉媒介者)に呼びかけているのだそうだ。トウダイグサ科のショウジョウソウだ。ショウジョウソウの名前は朱色に色づいた葉を、空想上の生き物「猩猩(しょうじょう)」に例えたものという。猩猩は顔が赤いのだそうだ。クリスマスシーズンに鉢植えでよく見かけるポインセチア の仲間。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 22mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.カイジ浜
ここカイジ浜は星の砂で有名なところで観光客は砂浜を見つめて星の砂を探している。星の砂とは有孔虫の殻だそうだ。少し、探してみたが見つけられなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.自転車に乗ったお嬢さん
カイジ浜から先は牧場やらエビの養殖場があり、立ち入り禁止区域になっている。カイジ浜は竹富港のちょうど反対側(裏側)になる。ここから左へ、東に向かって、島の中心地である集落の方へ歩いた。自転車に乗ったお嬢さんたちがやってきた。カメラを向け、手を揚げたら手を振ってくれた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.岩を捉えた木の根
集落に入ってきた。大きな岩を根で捕まえているような木があった。ガジュマルだろうか?

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.バス停
仲筋井戸というところの傍にバス停があった。時刻表がない。バスはいつ来るのかわからない。仲筋井戸というのは、その昔、仲筋村の村建ての神である新志花重成(アラシバナカサナリ)が飼っていた犬が、干ばつにも関わらず尻尾を濡らしていたため、発見されたという言い伝えのある井戸。昔は水量豊富な井戸として尊ばれていた。正月若水、お産の産水等はこの井戸水を使用していたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.竹富島の住居の屋根
日本観光振興協会HPの竹富島の街並みによると、「竹富島の民家は石垣に囲まれているため軒から下の部分は目立たない。よって民家の屋根が集落景観の大切な要素となる。竹富島の場合、民家の屋根の大半は赤瓦葺である。これはこの地方の風土条件の下で発達したもので、雌瓦と雄瓦をかぶせ、漆喰で固め、強風で瓦が飛ぶことを防いでいる。瓦の赤褐色と漆喰の白色のコントラストが鮮やかである。さらに赤瓦の上には魔除けの獅子「シーサー」が置かれる。昭和62年4月28日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定される。」と記されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 35mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.清明御嶽(マイヌオン) -1
この説明板には「この御嶽には島造りの神と石垣島オモト岳の神が祀られている。最初、この御嶽の神様が竹富島を造った。その後オモト岳の神様から依頼があり、両神は協力して石垣島を造り、それから八重山の島々を造った・・・」といったことが記されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
20.清明御嶽(マイヌオン) -2
御嶽は神聖な場所であり、鳥居から中への立ち入りは慎まなくてはならないそうだ。清明御嶽は、国仲御嶽、西塘御嶽、世持御嶽と同様に、竹富公民館が管理する村御嶽(ムラオン)のひとつであり、竹富島の氏神と氏神が招いた神がまつられる6つの御嶽、六山(ムーヤマ)とともに祭事行事の中心となる御嶽とのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/160秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
21.民家の石積みの塀
竹富島は、島の「農村集落」がよく保存されていることから、​1​​987​年(昭和​2​年)​4​月​8​日に、国より重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け​た​。 指定面積は​8.3ヘクタール​となって​る​。 ​指定を受けた​島のほぼ中央部にある玻座間・東、玻座間​・西、仲筋の​3​集落は、かつての農村集落の景観をよくとどめて​るという​。​竹富島の家屋は​屋敷を強風から守るために四方を​ウックと言われる​珊瑚の石積み​​(石灰石)で囲まれている。グックの高さは約​1.5m​mで、ちょうど歩く人の目線を遮る高さに構築​、​玄関部分には強風防止と、道を歩く人の視線を遮断するためのマヤカシ(ヒンプン)​が​設置​されている​。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/340秒 11mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
22.集落中心部の賑わい
昨年暮れにTVで紹介された石垣牛バーガーが楽しめるという「竹富島で会いましょう」という店で食事をしたあと、​​「なごみの塔」へ上がってみようと行ってみた。若い人たちでいっぱいだったのと、階段が急なのでてっぺんまでは上がらなかった。てっぺんと言っても4.5mだが。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/240秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
23.アイアル浜へ
誰も歩いていない道をアイアル浜へ向かう。開けたところに鳥居が見えた。あの奥に御嶽があるのだろう。神社はない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 26mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.アイアル浜
気温が高ければスジグロカバマダラも飛んでいるのだろうが、「蝶の道」と言われる道を20分ほど歩いてアイアル浜に着いた。誰もいない。アイアル浜は竹富島の東側にあり対岸は石垣港だ。コンドイビーチ、カイジ浜とは反対側になる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/650秒 74mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
25.デイゴの花
立ち入り禁止区域を除いては、ほぼ竹富島を徒歩で一周した。一旦集落の方へ戻り、竹富港へと歩く。途中、THE BOOMの名曲「島唄」にうたわれるデイゴの花が咲き始めていた。逆光になり鮮やかな色が出ないのでスピードライトを使った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/480秒 19mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
26.今夜はソーキソバ
今夜は旨いソーキソバを食べようと外に出た。「島そば一番地」という店に入ったが、ちょっと活気がなかった。甘く煮込まれた ゴロッとした骨付きの豚のあばら肉が3っ4っ入っている。味は良かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 8mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
27.石垣市公設市場
写真は石垣市公設市場ではない。公設市場はこの商店街(中央通り)ともう一本向こうの商店街(銀座通り)の間にある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 25mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2013年2月14日

グァム島の蝶 1月27日~29日


 今回のグアム・ツアーでも、ゴルフのラウンド中、あるいはラウンド後の短い時間に蝶の写真を撮った。今回はD5000に、新しく買ったTAMRONの90mmマクロを付けていった。現在使っているTokina100mmマクロやSIGMA105mmマクロではD5000ではAFが作動しない。そのためD5000を持って行った前回は、D5000でもAFが作動するSIGMAの17-70mmを付けていった。今回、グァムから戻って、次の週はバリ島へ行く予定がある。バリ島では蝶の写真を大いに撮りたい。しかし、D300はやはり重たい。そこでD5000で作動するTAMRON90mmマクロを購入した次第である。
 昨年、マンギラオ・ゴルフクラブのイン・コースに翔んでいたコヒゲセセリは、それらしきセセリチョウが目の前を横切るのを見るにとどまり、今回は撮ることができなかった。

シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります 29.シロオビアゲハ
相変わらずシロオビアゲハは多い。タロロフォフォ・ゴルフクラブのイン・コース10番の脇に咲く、センダングサに来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ追尾 -1;クリックすると大きな写真になります 30.シロオビアゲハ追尾 -1
センダングサで吸蜜しようとしている♀を、オスが追尾している。この光景をこの日は多く見ることとなった。時間はごご3時少し前だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
<シロオビアゲハ追尾 -2;クリックすると大きな写真になります 31.シロオビアゲハ追尾 -2
2頭とも翅表を見せてくれたところを、とらえることができた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
マルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります 32.マルバネルリマダラ
グァムではお馴染みのマルバネルリマダラだ。なかなか翅表を見せてくれない。裏面からは雄雌の区別がつけにくい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
マルバネルリマダラ半開翅;クリックすると大きな写真になります 33.マルバネルリマダラ半開翅
少しだけ羽を開いてくれた。瑠璃色が輝く。残念ながら少しブレてしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
ヤエヤマムラサキ;クリックすると大きな写真になります 34.ヤエヤマムラサキ
グァム島で見たことのあるマダラチョウは、マルバネルリマダラ、スジグロカバマダラ、タテハチョウは、リュウキュウムラサキ、とこのヤエヤマムラサキである。数は圧倒的にマルマネルリマダラが多い。リュウキュウムラサキの翅表は♂には前翅、後翅に白と紫色の紋があり、美麗だ。このヤエヤマムラサキは逆に♀の翅表が紫色に輝き、♂は地味な茶色である。どうやらこの個体は♂のようだ。2日目のマンギラオ・ゴルフクラブにて。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヤエヤマムラサキ♂ 開翅;クリックすると大きな写真になります 35.ヤエヤマムラサキ♂ 開翅
しばらくして開翅してくれた。羽化したてのきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
テイキンザクラに来たマルバネルリマダラ♂;クリックすると大きな写真になります 36.テイキンザクラに来たマルバネルリマダラ♂
28日のマンギラオ・ゴルフクラブのプレーが終わった後、昼食をして、みんながバスを待つ間、私はいつもテインキザクラが咲いていて、マルバネルリマダラが多く飛来しているポイントへ行った。コースへのアプローチ道路の途中だ。光の具合が悪く、日陰になり、瑠璃色の輝きが出ないもの、開翅をしてくれた1頭を撮る。マルバネルリマダラは翅表も♂♀ほとんど同じで、区別がつけにくいが、♂は前肢の内縁(翅の下の方の縁)が張り出している。この個体はどうやら♂のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
小枝に咲くテイキンザクラとマルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります 37.小枝に咲くテイキンザクラとマルバネルリマダラ
前の写真とは異なる個体である。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 38.クロマダラソテツシジミ -1
テイキンザクラの咲くところへ行く途中、クラブハウスの裏手でクロマダラソテツシジミが飛んでいた。個体数も多かったので、マルバネルリマダラを撮った後、戻ってきて撮った。この個体はちょっと擦れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 39.クロマダラソテツシジミ -2
きれいな♂が反開翅してくれた。光を受けてブルーが輝く。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -3;クリックすると大きな写真になります 40.クロマダラソテツシジミ -3
この個体もきれいな個体だった。細い尾状突起も健在である。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -4;クリックすると大きな写真になります 41.クロマダラソテツシジミ -4
この花はなんという花なのだろうか。2mほどの高さの木に花をつけている。その花に何匹かのクマソ(蝶の愛好家はこのように呼ぶ)が吸蜜に来ていた。花にとどまっている時間は短い。クマソは一昨年までの数年間、毎年、神奈川県でも三浦半島あたりで秋によく見られたようで、話題となった。食草とするソテツがあれば、産卵がされている。だが、関東では冬が越せるのだろうか。昨年秋は、ほとんどその話題がなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
パセオ公園で撮ったマルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります 42.パセオ公園で撮ったマルバネルリマダラ
最終日(29日)は午前中、タクシーで観光ドライブをしたが、途中立ち寄ったパセオ公園には、マルバネルリマダラが多くいた。樹のそばを通ると飛び立つ。ランデブーの邪魔をしてしまった。さて、どっちが♂で、どっちが♀だろうか。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし