検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“ヒメアサギマダラ”タグの付いているブログ記事

2022年10月18日

足立区生物園 9月21日

昆虫切手研究会のSさんから、足立区生物園で保全のための飼育をしているツシマウラボシシジミを9/18から同23まで大温室に放蝶、公開するというお知らせをいただいた。足立区生物園ではツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動を行なっている。大温室の一部区画にて本種の交配を行ない、交配済みの 成虫から採卵する。孵化した幼虫は個別に飼育管理し次世代へと繋ぐ活動をされている。生物園では本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標にしている。
 wikipediaには1969年に「ツシマウラボシシジミ繁殖地」が上県町(対馬の北部西岸の町)の天然記念物となり、2005年の市町村合併により対馬市の天然記念物に指定された。その後、急激なシカの増加に伴う林床植生の食害およびこれに伴う林内の乾燥化で、本種の好む林床植生が破壊され、幼虫の食草であるヌスビトハギ類や成虫の吸蜜植物が激減し、2013年にはほぼ野生絶滅の状態にまで陥った[3]。2017年には環境省の「種の保存法」の国内希少野生動植物種に指定された。と記されている。先日も舞岡公園でヌスビトハギを見たが、恥ずかしながら、そのときはツシマウラボシシジミの食草であるとは知らなかった。
 私は足立区生物園には過去3回訪れている。2015年2月に西新井大師のお参りを兼ねて、初めて行った。2回目は2016年のGWに日本チョウ類保存協会からのお知らせで知って放蝶されたツシマウラボシシジミを見に行った。3回目は2018年の2月で、新しく購入したカメラである SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ の蝶撮りを試しに行き、今回が4度目である。
 いつもはマイカーで行くのだが、この日初めて電車を利用した。地下鉄日比谷線に乗って竹ノ塚迄行き、駅からタクシーで750円の距離だった。だが、2時間たっぷりかかってしまった。8時15分ごろ家を出て、撮影を始めたのは10時半だった。  期間中、毎日8~10頭程度で放蝶されるのはすべて 。放蝶された個体は夕方には回収される( は産卵の問題があり、放蝶出来ないそうだ)。保全活動にご尽力されている方々のご苦労には申し訳ないが、残念ながら放蝶されていた個体は、擦れていて、鱗粉の脱落、また、個体識別のためのマーキングがなされていた。
 この日は正午ごろまで撮影した。

000_220921115t X700 ◎足立区生物園 飛翔 Z50 MC105.jpg
ホナガソウの花に絡むツシマウラボシシジミ 9月21日 足立区生物園温室

001_220921007 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 1.ツシマウラボシシジミ -1
  10時半過ぎに温室の中に入った。クロテンシロチョウが迎えてくれた。まずは、何が翔んでいるか温室の中を見回す。さっそく、1頭の小さなチョウを見つけた。足立区生物園のHPによれば、この日、ツシマウラボシシジミは8頭が放蝶されているようだ。クサギのような花に止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
002_220921012 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 2.ツシマウラボシシジミ -2
  最初の写真とは別のの個体である。後翅裏面に茶色の個体識別のマーキングがされている。裏面外縁の薄茶色の縁取りは薄れてしまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
003_220921017 X800 〇足立区生物園 タイワンレンギョウ Z50 MC105.jpg 3.ツシマウラボシシジミ -3
  また別の個体のようだ。xの識別マークが付けられている。紫色のタイワンレンギョウの花にストローを伸ばしている。ツシマウラボシシジミは、日本国外ではインド北東部のアッサム地方やミャンマー、ベトナム、中国、台湾に分布する。日本では対馬にのみ生息する。環境省レッドリストの絶滅危惧ⅠA類および、「種の保存法」における国内希少野生動植物種に指定されている種である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
004_220921036 X800 〇足立区生物園 ヒギリ Z50 MC105.jpg 4.ヒギリ(緋桐)の花に来たクロアゲハ  -1
温室にある大きなヒギリ(シソ科の低木)の木がいっぱい花を咲かせているが、そこに黒いアゲハたちが飛来する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
005_220921049 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 5.カバタテハ -1
カバタテハは、日本では以前は迷チョウであった。1967年に石垣島と西表島、1973年に西表島で記録された。1980年から波照間島や竹富島で継続的に見られるようになった。八重山のほぼ全域に生息していたが最近では、あまり見られないそうだ。私は2005年5月に竹富島で撮影している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 720 ) 露出補正 なし
006_220921058 X800 〇足立区生物園 タイワンレンギョウ Z50 MC105.jpg 6.リュウキュウアサギマダラ デュランタ(タイワンレンギョウ)の花で2頭のリュウキュウアサギマダラが吸蜜。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし
007_220921062t X800 △足立区生物園 Z50 MC105.jpg 7.ツシマウラボシシジミ 飛翔
ツシマウラボシシジミは止まるときは翅を閉じている。表側を撮るには翔んでいるところを狙うしかない。このショットはホナガソウ (穂長草)に絡んでいるところを撮ったが、多少被写体ブレはしているものの、翅表の黒褐色に縁取られた金属光沢のある青藍色を見せてくれた。 の表面は一様に黒褐色である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 2200 ) 露出補正 なし
008_220921072 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 8.カバタテハ -2
カバタテハは比較的破損の無いきれいな個体が多かった。 だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 500 ) 露出補正 なし
009_220921080 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 9.ツシマウラボシシジミ -4
ホナガソウに逆さまに止まって吸蜜している。絞り優先オートで撮る。最低シャッタースピード1/500秒でISO100より暗くなると、ISO感度で露光をコントロールしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
010_220921087 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 10.アサギマダラとヒメアサギマダラ
ランタナ(和名はシチヘンゲ 七変化)の黄色い花で吸蜜するアサギマダラにヒメアサギマダラが絡んできた。アサギマダラの後翅には "9・14" というマーキングがされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 900 ) 露出補正 なし
011_220921096 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 11.ツマグロヒョウモン
横浜でもお馴染みのチョウである。きれいな個体だったので撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
012_220921101 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 12.イシガキチョウ -1
他の種には見られない特異な模様の衣装をまとっている。よく見ると尾状突起が付いている。多化性で、成虫は越冬を終えた春から発生を繰り返し、秋遅くまで見られる。食樹はクワ科のイヌビワ・イチジク・オオイタビなど。温暖化により北上している蝶のひとつでもあり、国内では年々分布域を広げている。確実に土着しているのは紀伊半島以南・四国・九州・南西諸島である。四国に旅行した時、高知でレストランの看板に止まる本種を見て、驚いたのを覚えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
013_220921105 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 13.ツシマウラボシシジミ -5
これは比較的擦れていないきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 320 ) 露出補正 なし
014_220921107 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 14.ツシマウラボシシジミ
ホソバソウの花に着地し、止まって翅を閉じる直前の姿だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
015_220921127 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 15.ツシマウラボシシジミ -7
写真13~15は同じ個体のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 140 ) 露出補正 なし
016_220921121 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 16.イシガキチョウ -2
本種が止まるときは、ほとんどこのように翅を開いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO 1400 ) 露出補正 なし
017_220921132 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 17.ジャコウアゲハ  -1
ホナガソウはチョウたちの好きな花のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
018_220921138 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 18.ジャコウアゲハ  -2
前の写真と同じ個体。後翅尾状突起のあたりの赤い紋がはっきりしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 180 ) 露出補正 なし
019_220921152 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 19.ヒギリの花に来たクロアゲハ  -2
この花に止まるとクロアゲハも小さく見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 105mm ISO 200 ) 露出補正 なし
020_220921165 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 20.クロテンシロチョウ
ゆっくりと翔ぶのだが、方向定まらず翔んでいるところは撮れなかった。以前は台湾などからの迷蝶だったが、1980年代の終わりから与那国島、波照間島、西表島、石垣島と分布をゆっくり広げているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 100 ) 露出補正 なし
021_220921180 X800 〇足立区生物園 ツマムラサキマダラ♀ Z50 MC105.jpg 21.ツマムラサキマダラ  -1
ツマムラサキマダラも以前は国内には定着しておらず、迷チョウとして扱われていたが、1992年頃から沖縄島に定着し、現在では奄美から八重山諸島にかけて分布が確認されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 400 ) 露出補正 なし
022_220921184 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 22.ツマムラサキマダラ  -2
♂は前翅が紫青色に輝くが、 ♀はその輝きは鈍い。後翅の斑紋は雌雄で異なる。比較的きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
023_220921193 X800 〇足立区生物園 Z50 MC105.jpg 23.ヒギリの花に来たオキナワカラスアゲハ
本土にいるカラスアゲハやミヤマカラスアゲハに比べ、後翅の青の輝きが特徴的で、一見して識別できる。この個体はその後翅の破損が大きく残念だ。美麗な蝶と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 250 ) 露出補正 なし
024_220921196 X800 〇足立区生物園 アサギマダラ ツマウラボシ Z50 MC105.jpg 24.ツシマウラボシシジミとアサギマダラ -1
タイワンレンギョウの花に、マーキングされたツシマウラボシシジミと、マーキングされたアサギマダラが吸蜜していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
025_220921209 X800 ▲足立区生物園 アサギマダラ ツマウラボシ Z50 MC105.jpg 25.ツシマウラボシシジミとアサギマダラ -2
両者はさらに近づいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 360 ) 露出補正 なし
026_220921221 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 26.ヒギリの花にクロアゲハとオキナワカラスアゲハ
破損ができるだけ目立たないように撮る。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
027_220921226 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 27.カバタテハ -3
取り分けてきれいな個体だったので撮った。温室内で羽化しているのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
028_220921227 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 28.スジグロカバマダラ
見栄えのするチョウである。 は後翅に性標がるのが、この写真ではよくわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 280 ) 露出補正 なし
029_220921245 X800 ◎足立区生物園 Z50 MC105.jpg 29.リュウキュウヒメジャノメ
石垣島では林道などでよく見たチョウである。関東で見るヒメジャノメやコジャノメに比べ裏面前翅から後翅にかけての白い帯が目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 1250 ) 露出補正 なし
030_220921253 X800 ◎足立区生物園 ヒメアサギマダラ Z50 MC105.jpg 30.ヒメアサギマダラ
本種もかっては迷チョウであったが、1980年代後半から与那国島で継続的に発生するようになった。八重山諸島各地で記録されている。今回はツマベニチョウやコノハチョウに会えなかったのは残念だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f2.8 VR S
絞り優先優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 105mm ISO 560 ) 露出補正 なし


2021年7月18日

足立区生物園 ツシマウラボシシジミを見に行く 3 of 3 7月3日

午後1時半になった。ツシマウラボシシジミは十分観察させていただくことが出来た。
 蝶園は大温室である。とても暑くて湿気も多い。入園者も多くなってきた。もうひと廻りして退出しようと思う。

039_210703258 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 39.リュウキュウアサギマダラ -3
  前翅の先端が丸いので♀だと思う。羽化したばかりのようだ。翅の地色である水色がきれいだ。ヒメアサギマダラよりやや大きい。竹富島で多く見た。その時は3月の多少気温の低い時だったが、ふわふわと飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO1250 ) 露出補正 なし
040_210703267 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 40.スジグロカバマダラとリュウキュウアサギマダラ
左側に止まっている少し擦れたスジグロカバマダラは、私の好きなチョウだ。カナダからメキシコまで渡りをするオオカバマダラに似ている。2005年5月に石垣島へ行ったときに、林道に咲くセンダングサの花で吸蜜する多くの本種を見ることが出来た。写真の個体は後翅中央のやや肛角部寄りに黒い性標があり♂である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO1250 ) 露出補正 なし
041_210703272 X800 ◎足立区生物園 カバタテハ卵 ヒマ RX10M4.jpg 41.カバタテハとその卵
大温室の一角にカバタテハの食草のヒマが植えられているところがある。そこにはカバタテハが多くいた。ヒマのやや大きな葉の表面にばらばらと卵のようなものがあった。カバタテハの卵のようだ。ずいぶん無防備な産卵をするなと思った。淡い 青緑色をした卵には金平糖のよう突起がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO320 ) 露出補正 なし
042_210703277 X800 ◎足立区生物園 カバタテハ卵 ヒマ RX10M4.jpg 42.カバタテハの求愛
そのカバタテハの多くいる一角では、カバタテハが求愛している場面があった。ここでは相手を探すのに不自由しないだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO500 ) 露出補正 なし
043_210703287 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 43.ヒメアサギマダラ -4
この花はトウワタ(唐綿)だと思う。トウワタはカバマダラの食草として名を知っていたが、こんなきれいな色の花が咲くことは知らなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1000 ) 露出補正 なし
044_210703289 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 44.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリがいた。チリメンナガボソウの花で吸蜜している。一般的にはこのような蝶園では飼育されない種と思う。何かに紛れ込んできたのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1000 ) 露出補正 なし
045_210703292 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 45.モンシロチョウ -2
♀のようである。普通モンシロチョウも蝶園では飼育しないと思うが、園内に掲示されている「今大温室で見られるチョウ」で紹介されているので、意図的に放蝶されているのだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 62mm ISO1000 ) 露出補正 なし
046_210703302t X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 46.セセリチョウとリュウキュウアサギマダラ
ピントが合っている左側のセセリチョウは、イチモンジセセリか、オオチャバネセセリと思うが、これも飼育されたものとは思えないが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 78mm ISO2500 ) 露出補正 なし
047_210703306 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 47.餌台
蝶園ではよく見かける花を置いた餌台だ。花びらをちぎって置いただけでなく、何か蜜がトッピングされているのだろうと思う。「昆虫ゼリー」なるものがあって市販されているようだが。オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ、ヒメアサギマダラ、ツマムラサキマダラ、そしてツマベニチョウが食事中だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし
048_210703312 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 48.ツシマウラボシシジミ -18
そろそろ退室しようと思う。そばに半開翅しているツシマウラボシシジミがいたので撮る。さっき半開翅していたのと同じ個体ヵも知れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO800 ) 露出補正 なし
049_210703316 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 49.足立区生物園 館内の天井
一旦、大温室から退室した。館内は涼しい。ふと見上げるとここにも大きなチョウがはばたいていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
050_210703319 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 50.ツシマウラボシシジミの飼育
本種の分布は長崎県対馬北部のみに限られ、杉林の林床などに生息するという。良く管理されていた杉林ではほど良い光が地面に差し込み、食草のヌスビトハギもたくさん見られたが、近年、杉の需要が少なくなり、杉林は放置され、枝が伸び放題になってしまった。林は暗くなり、植物が生えにくくなり、さらに増えたシカによって、残っている植物も食べられてしまうことがあり、ツシマウラボシシジミの生息環境が悪くなった結果、近年生息数が急激に減少している。2017年1月には環境省が定める種の保存法において、「国内希少野生動植物種」に指定された。ホームページには、足立区生物園では「ツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動を行なっている。大温室の一部区画にて本種の交配を行ない、交配済みのメス成虫から採卵し、孵化した幼虫は個別に飼育管理し次世代へと繋いでいる。生物園では本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標に活動している」と述べられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし
051_210703327tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 51.クロテンシロチョウ -1
そういえばクロテンシロチョウの写真が撮れていなかったと思い、もう一度大温室に戻る。このチョウは飛びまわっていてなかなか静止してくれなかった。やっと撮ったカットである。バリ島へ行ったときに見ているがその時も良い写真は撮れていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 201mm ISO1250 ) 露出補正 なし
052_210703354 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 52.クロテンシロチョウ -2
この時間になって、花に来て吸蜜する個体が見られるようになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO1600 ) 露出補正 なし
053_210703337 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 53.ツシマウラボシシジミ -19
最後にもう1枚。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
054_210703358 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 54.ツシマウラボシシジミ- -20
最後の最後にあと1枚。14時15分大温室を出て、何も食べずに帰路についた。梅雨時の大温室はたいして動かないのに汗びっしょりになり、帰宅しての冷えたビールが旨かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO1250 ) 露出補正 なし


2021年7月14日

足立区生物園 ツシマウラボシシジミを見に行く 2 of 3 7月3日

今朝は6時半から近所のゴルフの練習場へ行き、小一時間汗を流し、8時半には家に戻って、MLBオールスターゲームの中継を見んとテレビの前に座った。昨日のホームラン競争はちょっと気の毒な感じがしたが、今日はまず、アメリカンリーグの1番指名打者、そして、その裏の先発投手としてオータニさんを応援したい。先頭打者としてはヒットが出なかったが、その裏のピッチングは素晴らしかった。160kmの速球も投げナショナルリーグの強打者を3者凡退に退けた。すばらしい。
 さて、7月3日にもどる。足立生物園での小一時間もあっという間に過ぎてしまった。園内には20種ほどの暖地性のチョウが放たれている。アクリル板の窓で囲われた蝶園のチョウは、その窓にぶつかり前翅の先端が擦れてちぎれていることが多いが、ここにいるチョウは比較的それが少ない。良く管理され、入れ替えられているのだと思う。
 しばらくツシマウラボシシジミ以外のチョウを撮ったりしていたが、再びこの日の目的に戻る。

020_210703144 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 20.ツシマウラボシシジミ -8
日本では沖縄県南西諸島に生育する南アメリカ原産の帰化植物、チリメンナガボソウ(縮緬長穂草)で吸蜜する。望遠端で撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
021_210703151 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 21.ツシマウラボシシジミ -9
マーキングのないきれいな個体だった。この日は SONYのRX10M4 しか携行していなかったが、TAMRON 90 macro を付けた Nikon も持ってきておくべきだった。なにせ被写体が小さい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 なし
022_210703153 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 22.ツシマウラボシシジミ -10
前の写真と同じ個体である。チリメンナガボソウの茎に止まっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 なし
023_210703174m X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 23.ツシマウラボシシジミ -11
葉先に止まって開翅し始めたツシマウラボシシジミがいた。しかし、これ以上は開いてくれない。これは♂だろうか? ♂ならもっと青紫色が輝くと思うのだが。♀にしては明るすぎる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 32mm ISO2000 ) 露出補正 なし
024_210703175 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 24.ツシマウラボシシジミ -12
前の写真と同じ個体。少し下がって周囲の様子を映し込んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO1250 ) 露出補正 なし
025_210703181 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 25.ツシマウラボシシジミ -13
もう1枚。とうとうこれ以上は開いてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO1250 ) 露出補正 なし
026_210703182 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 26.ツシマウラボシシジミ -14
同じ個体。翅を閉じたところ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
027_210703191 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 27.ツシマウラボシシジミ -15
これはまた、別の個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
028_210703196tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 28.ツシマウラボシシジミ -16
これは遠慮がちにマーキングされた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
029_210703207tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 29.ツシマウラボシシジミ -17
27.の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
030_210703203 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 30.お嬢ちゃんとオオゴマダラ
オオゴマダラは人懐こい。しばしばこういう光景が見られる。梅雨の晴れ間の土曜日の午後、家族連れの入場者が増えてきた。お父さんも Canon を持ってこられていた。「撮らせてください」とお断りして撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO1000 ) 露出補正 なし
031_210703208 X800 足立区生物園 RX10M4.jpg 31.オオゴマダラ
成虫は白地に黒い模様の端麗な姿だが、オオゴマダラの蛹は黄金色で、食草のホライカガミなどにぶら下がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO500 ) 露出補正 なし
032_210703214 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 32.リュウキュウアサギマダラ -2
少し園内に放蝶されている他のチョウを撮っていく。このチョウは石垣島、竹富島へ行ったときに多く見ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO1250 ) 露出補正 なし
033_210703220 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 33.イシガキチョウ
このチョウも蝶園ではおなじみのチョウだ。台湾、沖縄本島、石垣島で見てきたが、高知へ行ったときにカレー屋さんの黄色い看板に止まって翅を開いていたこともあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
034_210703228tm X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 34.ヒメアサギマダラ -1
リュウキュウアサギマダラよりは小さく、可愛いチョウだ。2頭とも♂で、後翅の肛角部付近に黒い性標がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
035_210703229 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 35.ジャコウアゲハ♀
「どうぞ撮って下さい」と言わんばかりに止まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO500 ) 露出補正 なし
036_210703232 X800 〇足立区生物園 RX10M4.jpg 36.ヒメアサギマダラ -2
この花が好きなようで集まってきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO500 ) 露出補正 なし
037_210703237 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 37.ヒメアサギマダラ -3
私はヒメアサギマダラは石垣島や竹富島で見たことがない。かっては迷蝶だったとのことで1980年代後半から与那国島で継続的に発生しているという。1990年代中ごろに一時記録が途絶えたが、近年再び発生し、八重山諸島各地で見られるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO800 ) 露出補正 なし
038_210703245 X800 ◎足立区生物園 RX10M4.jpg 38.リュウキュウアサギマダラとツマムラサキマダラ
左側のツマムラサキマダラは上を飛んでいるのが♂で、下で翅を閉じて吸蜜しているのが♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし


2018年3月 5日

足立区生物園 SONY RX10 M4 試し撮り 後編 2月27日

初めて使ったSONY RX10 Ⅳだったが、まずまず気に入ってしまった。合焦が早いのは気持ちがよい。望遠端(35mm版換算600mm)でも被写体から72cmまで近づけて、マクロレンズで撮るような画が得られる。その望遠端での撮影倍率は0.49倍(35㎜版換算)と十分だ。また、100mm~150mmくらいの焦点距離にしておくと、マクロレンズのような感覚で撮れる。広角端はレンズ先端から3cmまで近寄れる。
 はじめはプログラムオートで撮り始めたが、シャッタースピード1/250秒では望遠端ではちょっと手振れをしてしまうので、シャッタースピード優先で1/500秒に切り替えた。これでよさそうだ。1/500秒で光量が不足するとISO感度が上がっていくが、この日の撮影では全く問題なかった。
 難点は少々大きいこと。今愛用しているNIKON D5300 よりもほんの少しだけど大きく感じる。P610に比べるとはるかに大きくて重い。ちなみにNikonのD5300にTAMRON 90mmマクロを付けた場合の重さは930gだが、RX10 M4は1050gある。しかし、このRX10 M4 1台で済ませられるのなら耐えられる。実際にフィールドに出て撮るのが楽しみである。

;クリックすると大きな写真になります。 18.コノハチョウ -5
  眼にピントが合うと締まった写真になると思う。望遠端220mmで1m以内に近づいて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.オオゴマダラ -1
オオゴマダラは大温室の中で無数に飛んでいる。これは150mmくらいの焦点距離で撮った。マクロレンズで撮るのと同じような感覚で撮れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f4 1/500秒 155mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.コノマチョウのペア
とまっていたコノマチョウに、もう1頭コノマチョウが飛んできて求愛を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f4 1/500秒 164mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.保育園の子供たち
大温室に入った10時半ごろには、複数の幼稚園の子供たちが、それぞれ保育士さんたちに引率されて、嬌声を挙げながら見学していた。11時半ごろになるとその幼稚園の子供たちの数も少なくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f3.2 1/500秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.シロオビアゲハ -1
すごく小さなシロオビアゲハだ。低温期だからか?この♂も尾状突起がないが、この温室で飛んでいる黒いアゲハたちは、みな破損していて、特に尾状突起はとれてしまっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 97mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.スジグロカバマダラ -3
スジグロカバマダラは比較的きれいな個体が多かった。これは♂。プログラムオートで絞りは開放のままシャッタースピードが速くなった。焦点距離が長い場合はシャッタースピードを速くして適正露出にしていくようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/320秒 220mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.シロオビアゲハ -2
比較的きれいなシロオビアゲハだったが、やはり尾状突起はない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.クロアゲハ
このクロアゲハも大きく破損している。大温室の中に鳥はいないと思うので、温室内の網や植栽などに接触して破損するのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.オオゴマダラ -2 
オオゴマダラには申し訳けないが、撮影にあまり積極的になれない。どこのチョウ園でも定番になっていて、数も多く放たれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.シロオビアゲハ -3
これはベニモン型シロオビアゲハの♀だ。近づいて広角端で撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ヒメアサギマダラ -4
ヒメアサギマダラはこの花にも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ヤエヤマカラスアゲハ -1
きれいなヤエヤマカラスアゲハを撮りたかったが、どの個体も破損している。トリミングして傷を隠した。プログラムオートでは、望遠端で撮ると、シャッタースピードは1/250秒を維持してISO感度が上がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30. ヤエヤマカラスアゲハ -2
被写体ブレをしてしまっているが、ヤエヤマカラスアゲハの表が撮れた。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO120 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.ツマベニチョウ
マルチ測光の場合、シロチョウ科のチョウを撮るときはマイナス露出補正をしなくてはならない。この写真は露出補正なしで撮ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.シロオビアゲハ求愛中
葉の上にとまる♀に対し、♂は何度もアプローチするが成就することはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.コノハチョウ -6
きれいな個体が撮りやすいところに止まってくれた。焦点距離を短くして近寄って撮る。満足できるショットだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 34.ヒメアサギマダラ -5
また、ムラサキカッコウアザミが咲くところでヒメアサギマダラを撮った。このチョウは初めて見るチョウだったので興味があった。裏面もきれいだが、表も良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 129mm ISO250 ) 露出補正 なし


2018年3月 3日

足立区生物園 SONY RX10 M4 試し撮り 前編 2月27日

昨年10月に発売された SONY RX10 Ⅳ (RX10 M4) に興味を持った。35mm版換算で24mm~600mmのZEISSのズームレンズ付きコンパクトカメラだ。カメラ雑誌を見ていて、「世界最速の高速AF」というのが印象的だった。撮像素子の大きさは1.0型で、APS-Cよりは小さいが、今使っているP610よりは良い画が期待できる。インターネットでユーザーの評価をみるとなかなか良いようだ。SONYのα7やα6500、NIKONのD650、D7500やフルサイズのD750なども検討してみた。 デジイチについては、α7およびα6500は現在の手持ちのレンズのこともあり、すくなくとも、もうしばらくはNIKONを愛用しようと思う。D500、D7500、あるいはフルサイズのD750については次回にしようということで、コンパクトカメラとしては少々高価ではあったが、SONYのRX10 M4の購入を決めた。
 2月末に入手し、さっそく、 試し撮りがしたくなった。以前にも2度ほど行ったことがある足立区生物園へ行き、大きな温室に飛ぶチョウを撮ってみることにする。

;クリックすると大きな写真になります。 1.「チョウの大温室」入口
足立区生物園 は 1F、2Fの屋内展示と屋外展示場からなる。 屋外展示場にはふれあいコーナーがあり、様々な動物に触れることが出来きる。チョウの大温室は1F2F吹き抜けとなっている。この入り口から温室の中に入るのだが、この日は大きな屋根から日光がふりそそぎ、温度管理された温室では、チョウたちが元気に飛び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/250秒 18mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.リュウキュウアサギマダラ -1
近くにいるチョウを撮っていく。これはリュウキュウアサギマダラ。焦点距離は220mm、35㎜版換算では600mmになる。1.5mほど離れて、開帳8cmくらいのチョウをこの大きさで撮れる。以降、特にコメントする場合を除き、すべてトリミングはしていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒメアサギマダラ -1
このチョウはリュウキュウアサギマダラによく似ているが、どうやらヒメアサギマダラのようだ。ピントが2頭の間に合ってしまい、目のピントが甘い。この花の名はよくわからないが、ムラサキカッコウアザミの仲間ではないだろうか。数頭のヒメアサギマダラが群がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.コノハチョウ -1
開帳して10cmくらいの蝶だが、望遠端の220mmでこの大きさに撮った。望遠端で被写体から72cmまで近寄ることができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 220mm ISO160 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.リュウキュウミスジ
コミスジかと思ったが、後翅の白い帯の幅が広いのでリュウキュウミスジと思う。このショットは、シャッタースピード優先にして、1/500秒で撮った。広角端にして撮ったので望遠側よりピントが合わせやすく、手振れも気にしなくてよい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.スジグロカバマダラ -1
望遠端近くで撮影。1/500秒で手振れもなく、ピントもシャープに撮れた。以降、シャッター優先オート1/500秒で撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f2.5 1/500秒 203mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.リュウキュウムラサキ
少し擦れてしまっている。望遠端220mmで撮った。1/500秒にして手振れはないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO500 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.コノハチョウ -2
比較的きれいなコノハチョウがいた。ISOが640になっているが全く問題ないと思う。背景のボケも悪くない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO640 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ヒメアサギマダラ -2
再びさっきのムラサキカッコウアザミらしき花のところへ戻ってきて、ヒメアサギマダラを撮った。カメラを仰角に構えなくてはならないので、カメラの動きを抑えるのが難しいが、よく止まってピントもシャープに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 129mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.コノハチョウ -3
温室の中にはコノハチョウが多くいた。手振れを恐れてシャッタースピード優先で撮っているが、よさそうだ。開放で光量が足りないとISO感度が上がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 201mm ISO640 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.リュウキュウアサギマダラ -2
2.の写真よりはシャープに撮れた。右前翅や後翅の破損状態をみると、同じ個体だったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ヒメアサギマダラ -3
ひと房のムラサキカッコウアザミに3頭のヒメアサギマダラが群がっている。リュウキュウアサギマダラはこの仲間には入ってこない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 129mm ISO800 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ナガサキアゲハ
黒いアゲハは、クロアゲハ、カラスアゲハ(ヤエヤマカラスアゲハ?)、シロオビアゲハと、このナガサキアゲハがいたが、多くは後翅をが破損した個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.スジグロカバマダラ -2
少し離れたところから望遠端で撮った。ピントはシャープで、ぶれもなさそうだ。背景のボケもいいと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO320 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.コノハチョウ -4
コノハチョウが木にとまった。焦点距離9mm(35mm版換算24mm)の広角端で近づいて撮った。背景をもう少しはっきりさせたいときは、絞りリングでf8くらいまで絞るとよいのか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.リュウキュウヒメジャノメ -1
このチョウは2015年に石垣島へ行ったときに多く見た。ファインダーを覗いて、ピントを合わせたいところにフレームを当てると、さっと気持ちよく、ピントが合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 220mm ISO500 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17. リュウキュウヒメジャノメ -2
16.とは違う個体だ。ズームを125mmくらいの焦点距離にすると、いつも使っているマクロレンズと同じような感覚で撮影できた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オート撮影( f4 1/500秒 125mm ISO200 )露出補正 なし