検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“ヤマトリカブト”タグの付いているブログ記事

2020年9月11日

箱根湿性花園(2)花の写真撮影も難しい 8月25日

もう少し撮ってきた花の写真を載せておきたい。
 箱根湿性花園のパンフレットによると、「箱根湿生花園は、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園です。園内には低地から高山まで、日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物 1100種が集められ、その他、珍しい外国の山草も含め、約1700種の植物が四季折々に花を咲かせています。園路は低地から高山へ初期の湿原から発達した湿原へと順に植物を見てまわるようになっています。」とあるが、この日撮ってきた花は50種に満たない。まだまだ、たくさん残っている。

20.オミナエシ(女郎花)
「ヌマガヤ草原」と呼ばれるところでオミナエシが咲いていた。オミナエシはご承知の通り、秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれている。和名の由来は、同属で姿がよく似ている白花のオトコエシ(男郎花)というのがあり、そのオトコエシに対する「女郎花」で、全体にやさしい感じがするところから名付けられたとされる。別名、敗醤(はいしょう)ともいうらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
020_200824178 X800 〇箱根湿性花園 オミナエシ RX10M4.jpg
  21.コウホネ(河骨)
「ヌマガヤ草原」の池にはスイレン科の植物であるコウホネが黄色い小さな花を花を咲かせていた。アサザとは葉の形が違う。和名の由来には複数の説があるというが、一説には、川辺に生え、ワサビ状の白い地下茎が白骨のように見えることから、「河の骨」の意でこの名がついたとされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO250 ) 露出補正 なし
021_200824179 X800 〇箱根湿性花園 コウホネ RX10M4.jpg
  22.ヒメトラノオ(姫虎の尾)
オカトラノオ、ヌマトラノオなど、私が見たことのあるトラノオと名がつく花があるが、トラノオとは特定のグループを指す名称ではなく、虎の尻尾が上を向いてピンと立ち上がっている様子から、そのような植物に広く使われているのだそうだ。 入笠山で見たチョウの好きなクガイソウは、ヒメトラノオと同じ ゴマノハグサ科だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
022_200824074 X800 箱根湿性花園 ヒメトラノオ D5300 TAMRO 90.jpg
23.ヤマトリカブト(山鳥兜)
キンポウゲ科トリカブト属。トリカブトの仲間は北半球に約300種が分布し、日本にはこのヤマトリカブトなど30種ほどがあるそうだ。塊根を乾燥させたものは漢方薬や毒として用いられ、烏頭(うず)または附子(生薬名は「ぶし」、毒に使うときは「ぶす」)と呼ばれる。「附子」は球根の周りに着いている「子ども」の部分である。wikipediaには、俗に不美人のことを「ブス」というが、これはトリカブトの中毒で神経に障害が起き、顔の表情がおかしくなったのを指すという説もあるとも記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO1600 ) 露出補正 なし
023_200824197 X800 〇箱根湿性花園 ヤマトリカブト RX10M4.jpg
24.マムシグサ(蝮草)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、有毒植物だそうだ。 これも見当がつかなかったので「赤いトウモロコシのような実」でググってみたらヒットした。同じサトイモ科のミズバショウのように2枚の葉に包まれる仏炎苞を形成する。茎には褐紫色の模様があり、これがマムシの皮膚の模様に似ているのでマムシグサの和名となったそうだ。晩春に、花茎を直立させて開花する。秋には写真のように橙色から赤色に熟したトウモロコシに似た形状の果実を付ける。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO2000 ) 露出補正 なし
024_200824198 X800 箱根湿性花園 マムシグサの実 RX10M4.jpg
25.ジャコウソウ(麝香草)
ミドリシジミの食樹であるハンノキなどが生える湿生林のなかに始めて見る花が咲いていた。日本の固有種で、湿ったところに生育する。和名は茎葉をゆすると「麝香」のような馥郁(ふくいく)とした良い香りがするとして付けられたが、ジャコウソウにそれほどの香りはないそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
025_200824076 X800 箱根湿性花園 ジャコウソウ D5300 TAMRO 90.jpg
26.キレンゲショウマ (黄蓮華升麻
) ネットで調べてみると、何々ショウマと名の付く花は、このキレンゲショウマの他にレンゲショウマとサラシナショウマというのがあるようだが、キレンゲショウマはアジサイ科で、レンゲショウマとサラシナショウマはキンポウゲ科である。和名はレンゲショウマに似ているからというが、似ているとは思えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 172mm ISO3200 ) 露出補正 なし  
026_200824210 X800 〇箱根湿性花園 キレンゲショウマ RX10M4 -.jpg
27.レンゲショウマ(蓮華升麻) -1
花がレンゲに、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられた。  wikipediaによれば、本州(東北地方南部~近畿地方)の太平洋岸の温帯域に分布し、山地から深山のかけての湿り気のある林下に生える。複数の都道府県でレッドリストの絶滅危惧種(絶滅危惧I類)や絶滅危惧Ⅱ類などに指定されているとある。 毎年8月に、奥多摩の御岳山で「御岳山レンゲショウマまつり」を開催されている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1250 ) 露出補正 なし  
027_200824077 X800 箱根湿性花園 レンゲショウマ D5300 TAMRO 90.jpg
28.レンゲショウマ(蓮華升麻) -2
花が下を向いて咲いているので、下から見上げるように撮った。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし 
028_200824214 X800 〇箱根湿性花園 レンゲショウマ RX10M4 .jpg
29.ナガバミズアオイ(長葉水葵) -2
  園内を一巡して、外国の山草と園芸種が植えられているところへ戻ってきた。湿地の池に咲くナガバミズアオイに集まるイチモンジセセリなどを撮った。このナガバミズアオイは観賞用に水辺や水鉢で栽培されるというが、仔細に見ると美しい花だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
029_200824078 X800 箱根湿性花園 ナガバミズアオイ D5300 TAMRO 90.jpg
30.ヒツジグサ(未草)
地下茎から茎を伸ばし、水面に葉と花を1つ浮かべる。花の大きさは3cmから4cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほどの白い花を咲かせる。  未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから、ヒツジグサと名付けられたといわれる。ただし、実際は朝から夕方まで花を咲かせる。一般的にスイレンと呼ばれるが、植物学上はヒツジグサで、日本にはこのヒツジグサの1種類のみ自生する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 183mm ISO320 ) 露出補正 なし 
030_200824234 X800 箱根湿性花園 RX10M4 .jpg
31.サギソウ(鷺草 )
花の形を見ただけでこの花の名の由来がわかる。唇弁の開いた様子がシラサギが翼を広げた様に似ていることが和名の由来である。日当たりのよい湿地に生える。もう少し露出をアンダーにして、白い花ビラのディテイルを出せればよいと反省。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
031_200824081 X800 サギソウ 箱根湿性花園 D5300 TAMRO 90.jpg
32.ノムラカエデ(野村楓)
紅葉したようなカエデがあった。今年の4月15日に「神奈川県立四季の森」を散歩した時に、春なのに紅葉したようなモミジの木を見て興味を持った。ノムラカエデはオオモミジ系の栽培品種で、春の若葉も赤紫色を帯びているのが特徴で、鑑賞価値の高い樹木だ。江戸時代から栽培されてきたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO480 ) 露出補正 なし 
032_200824235 X800 箱根湿性花園 ノムラカエデ RX10M4 .jpg
33.サワヒヨドリ(沢鵯)   仙石原湿原植生復元区を歩いていると、ヒヨドリバナと明らかに葉の形が違うよく似た花が咲いていた。丈はヒヨドリバナより低く、ほっそりとしている。フジバカマとも違う。数は少なかった。日当たりのよい湿原周辺や湿った草地などに生える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
033_200824090 X800 箱根湿性花園 サワヒヨドリ 絶滅危惧種 D5300 TAMRO 90.jpg
34.カワラナデシコ(河原撫子) -1
ススキ草原区域にカワラナデシコが咲いていた。先日訪れた入笠山ではこのカワラナデシコにキアゲハが吸蜜に来ていた。ナデシコは秋の七草のひとつである。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
034_200824087 X800 箱根湿性花園 カワラナデシコ D5300 TAMRO 90.jpg
35.カワラナデシコ(河原撫子) -2
wikipediaによると、日本では、自生地の開発や園芸用の採集、動物による食害、外来種の影響等で減少している地域もある。また、カワラナデシコは草原等の開けた環境を好む種であり、そのような環境が遷移の進行に伴い、日当たりの悪い陰的な環境に変化すると生育に適さなくなるという。カワラナデシコはそれほど背が高くないのでだが、ローアングルで背景を入れて撮ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
035_200824276 X800 〇箱根湿性花園 カワラナデシコ RX10M4 .jpg
36.コオニユリ(小鬼百合)
前回7月22日にここへ来た時もコオニユリは咲いていた。今回は少し傷んだ花もあったが、まだまだ元気である。よく似た近縁で同属のオニユリというのがあるが、オニユリには葉の腋に珠芽(むかご)がつくが、コオニユリにはつかない。コオニユリはオニユリに比べて小さく、山地の草原や低地の湿原に生育する。チョウの好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
036_200824278 X800 〇箱根湿性花園 コオニユリ RX10M4 .jpg
37.ツチアケビ(土木通)
戻る道で見つけた。wikipediaによれば、ツチアケビは、森林内に生育するラン科植物である。ラン科植物として、また腐生植物(菌従属栄養植物)としては非常に草丈が高く、大きな真っ赤な果実がつくので、大変人目を引く植物である。和名は地面から生えるアケビの意であると考えられるが、果実は熟しても裂開せず、形状以外はさほど似ていない。本種はつる性で高さは5mにも達する日本最大のランであり、絶滅危惧IA類(CR)だそうだ。写真は果実で、6月ごろに黄色い花を付ける。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/200秒 90mm ISO3200 ) 露出補正 なし
037_200824104 X800 〇箱根湿性花園 ツチアケビ D5300 TAMRO 90.jpg
38.「湿性茶屋」
駐車場の前に3軒の蕎麦屋がある。湿性花園に来たときは大概、昼はこの店で蕎麦を食べる。とろろそばが美味い。箱根湿生花園とともに創業30年だそうだ。テラス席で食べたが、風がわたり、さわやかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
038_200824296 X800 箱根湿性花園 湿性茶屋 RX10M4 .jpg


  箱根湿性花園,オミナエシ,コウホネ,ヒメトラノオ,ヤマトリカブト,マムシグサ,ジャコウソウ,キレンゲショウマ,レンゲショウマ,ナガバミズアオイ,ヒツジグサ,サギソウ,ノムラカエデ,サワヒヨドリ,カワラナデシコ,コオニユリ,ツチアケビ,湿性茶屋

2016年9月23日

初秋の信州をドライブ 八千穂高原から松原湖 9月10日

今年の夏は信州での蝶の写真撮影が消化不良に終わってしまった。何とか9月の早いうちにもう1回チャレンジしようと思っていたが、台風が来たりして、天候が思うにまかせなかった。
9月10日、晴れそうな日はこの日しかない。しかし、土曜日だ。往復の高速道路の混雑は覚悟しなくてはならない。でも、行こうと決め、行先は八千穂高原、松原湖に決めた。時間に余裕があれば、八千穂高原スキー場のゲレンデや、海ノ口牧場へも寄りたいなと思っていた。
 朝6時に自宅を出発し、圏央道経由で中央高速に入った。談合坂S.A.でトイレ休憩し、そばでも食べておこうと思ったが、談合坂S.A.へ入る側道は手前から車が並んでいる。次のP.A.の初狩も同じようだったので、結局、双葉まで行ってしまった。須玉I.C.で下りて、国道141号線を約50km、松原湖入り口を左折して、八千穂高原自然園に着いたのは、10時近くになっていた。
  秋ぐちに多くなるキベリタテハやクジャクチョウを撮るのが目的だったが、八千穂高原自然園ではボロボロになったミドリヒョウモンの♀が飛んでいるくらいで、蝶の姿はない。カメラを持っていた地元の人がいたので話をしてみる。その方も蝶の写真を撮るそうだが、今年は蝶が極めて少ないと嘆いておられた。
 八千穂高原自然園のすぐ近くにある八千穂高原スキー場のゲレンデに何かいてくれないかと行ってみたが、残念ながらゲレンデの草はすっかり刈り取られてしまっていた。
  次に松原湖へ向かった。カーナビで松原諏方神社で行先設定すると、湖畔の駐車場にたどり着いた。松原湖は、長野県南佐久郡小海町にある湖で猪名湖・長湖・大月湖という3湖の総称であるが、一般には3湖の中でも最大の猪名湖単体を指して松原湖というそうだ。静かな湖畔を歩いてみた。松原諏方神社上社、下社、そしてその末社と思われる小さなお宮が点在し、のんびりとした時間を過ごすことができた。ここではムモンアカシジミを見たが、残念ながら撮ることができなかった。

1.八千穂高原自然園
ここへは蓼科からの帰路に、メルヘン街道を麦草峠を越えて、2度ほど寄ったことがある。2000年と2005年の記録が残っているが、その時はクジャクチョウ、キベリタテハなど多くの蝶がいた。本来、8月の終わりに来たいと思っていたが、叶わなかった。この日、蝶の姿はほとんどない。まっすぐここに来たのは初めてだが思ったより時間がかかってしまった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ヤマトリカブト 山鳥兜
有名な有毒植物だが、なかなかきれいな花だ。主な毒成分はジテルペン系アルカロイドのアコニチンで、他にメサコニチン、アコニン、ヒバコニチン、低毒性成分のアチシンの他ソンゴリンなどを全草(特に根)に含むという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.飛竜の滝
蝶がいないので、こんな写真を撮っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.3 1/125秒 39mm ISO110​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。160922_003.jpg
4.もみじの滝
八千穂高原自然園の中ほどにある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO280​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.カラマツ林
ほかに歩く人もなく、ひっそりとしたカラマツ林に静寂を感じた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 9mm ISO280​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.シラカバ林
大きなシラカバの木もある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/800秒 15mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.フシグロセンノウ 節黒仙翁
和名は茎の節が黒褐色になることに由来する。時期的には遅く、枯れてきていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 90mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.恋人の聖地
傍に、「日本一美しい白樺林が群生する八千穂高原。この地はNPO法人地域活性化支援センターの恋人の聖地プロジェクト『二人のプロポーズにふさわしいデートスポットを‼ もっと幸せになれる』の恋人の聖地に選ばれています。」と書かれた札が立てられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.松原湖
八千穂高原自然園ではアサギマダラとボロボロのミドリヒョウモン♀がいたくらいで、目当てのクジャクチョウやキベリタテハは見られなかった。早々に八千穂高原自然園を去ることにし、近くの松原湖へやってきた。松原湖も何回か来たことがあるがいずれも湖畔から湖を眺めただけで、ゆっくり過ごしたことはない。標高は1,123mある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.2 1/320秒 27mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
10.松原諏方神社 八幡宮
湖畔遊歩道を松原諏方神社上社の方へ歩いていく。八幡宮という小さなお宮さんがあった。松原諏方神社の末社のようだ。 

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.6 1/125秒 6mm ISO360​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
11.湖畔に咲くシュウメイギク 秋明菊
さらに湖畔遊歩道を歩いていくと、レストハウスがあってボートが並べられていた。釣りを楽しむ人たちがボートに乗っているが、いわゆるボート遊びをする人はいないようだ。コスモスかと思ったらシュウメイギクが咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.6 1/800秒 6mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
12.ミツバオオハンゴンソウ 三葉大反魂草
湖畔の茂みに咲いている黄色い花は高原に咲くオオハンゴンソウによく似ているが、花が小さいように思う。帰ってきて調べてみると、どうやらミツバオオハンゴンソウのようだ。北アメリカ原産で、明治中期に観賞用に導入されたそうだ。確認されたのは1955年。野生化し、現在では全国に分布するという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.8 1/125秒 6mm ISO320 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
13.弁財天宮
湖に突き出たところがあって、そこに末社の一つである弁財天宮があった。ここで大きな補虫網を持った高校生?に出会った。埼玉からきたトンボ少年だった。彼が捕獲したオオルリボシヤンマを見せてもらった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.8 1/1000秒 6mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
14.山宮(梅宮)
これも末社の一つだ。松原諏方神社には七つの末社が鎮座するという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.5 1/125秒 5mm ISO220 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
15.松原諏方神社 上社社殿 -1
上社は松原湖(猪名湖)南東岸の少し高くなったところにあった。下社は対岸の北東岸にある。ホームページによれば、松原諏方神社は上社、下社共に建御名方命(たけみなかたのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、下照比売命(しもてるひめのみこと)を祀り、明治初頭までは、仏の普賢菩薩(ふげんぼさつ)も祀っていたそうたが神仏分離令により松原より仏教はなくなったとのこと。松原諏方神社は武田信玄の崇敬が厚く、何度も信玄直筆の祈願文が届き祈願し出陣した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/125秒 12mm ISO140 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
16.松原諏方神社 上社社殿 -2
この写真は社殿を横から見たところ。現在の上社の社殿は何度か火災に遭い、明和8年(1771年)の建築らしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/1​6​​0​​​秒 9​​​​mm ISO12​5​​​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
1​7.梵鐘
この鐘は国の重要文化財に指定されている「野ざらしの鐘」という。信玄の曽祖父である武田信昌が佐久地方に乱入した時の落合慈壽寺からの戦利品で、松原諏方神社に奉納した物だそうだ。長野県の梵鐘で、銘ある鐘では最古のものだという。銘には「大和国下田村鋳物師伴長」と作者の名と、鎌倉時代に佐久を納めていた地頭大井太郎光長が信州の佐久市落合の新善光寺(今は廃寺)に寄進したと記るされている。天女のレリーフがあるが、これも珍しく、貴重だそうだ。

​Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f​3​​.5​​​ 1/12​5​​​​​​秒 ​5​mm ISO2​50​​​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
18.​​芭蕉句碑
芭蕉の句碑というのは全国至る所にあるが、長野県だけでも70か所ぐらいにあるようだ。ここの句は「名月や池をめぐりて夜もすがら」。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f​4​​​​​​​​ 1/​16​​0​​​​​​​​​秒 5​​​​​​​​mm ISO1​0​​​0​​​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
1​9.釣りをする人
ボートに乗って釣りをしている。へら鮒や鯉・ハヤ・ナマズ、冬季はワカサギなどが釣れるようだ。ブラックバスもいるらしい。対岸の方にはもっと多くのボートがでている。​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f​4​​.5​​​ 1/​4​​00​​​秒 1​5​​​mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
20.シナノアキギリ 信濃秋桐
​松原湖で発見され、長野県と群馬県の一部にだけ自生し、絶滅危惧Ⅱ類に指定されている希少種。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3​​​ 1/125​​​秒 4​​​mm ISO280​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
21.静かな松原湖
ボートハウスは何軒かあるが、この季節はボートに乗る人がいない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.​6​​​​​​​​ 1/​4​​00​​​秒 ​6​mm ISO280​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
22.カルガモ
気持ちよさそうに泳いでいる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200​​​秒 161​​​mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
23.弁財天宮と釣り人
先ほどの弁財天宮へは小さな橋が架かっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.5 1/200​​​秒 45​​​mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
24.子安宮
今度は反対方向の北東岸の方へ歩く。ここにも子安宮という、小さなお宮さんがあった。そこで、ふいに小さなオレンジ色が飛ぶのが見えた。どうやら季節と、地域を考えるとムモンアカシジミのようだ。写真を撮りたかったがチャンスを与えてくれなかった。 ​​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f​4​​.5​​​ 1/​1​​​​60​​​​​​秒 ​1​​4​​​​​​mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
25.御柱​​
御柱祭は7​年に一度、猿年と寅年に開催される。丙申(​ひのえさる)の​​​​​​​​​今年、5月7日、8日はその7年に一度の御柱祭が行われた。​​​​​​​​​​​​​​​​​松原諏方神社のホームぺージによれば信濃に​​御柱祭が伝わったのは、平安時代の延暦2​3​​​年(804年​​​​​​)征夷大将軍に任命された坂上田村麻呂が蝦夷征伐に東征したとき諏訪明神に戦勝を祈願して大勝した。この報告をきいて恒武天皇が以後信濃の国は総力をあげて寅申の7​​​​年に一度の諏訪明神造営を行えと命令したと伝わっているとのこと​​​​​​​​。その御柱は下社のそばに建てられている。​​​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f​3.6​​​ 1/​800​​​​​​秒 ​6mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
26.松原諏方神社下社社殿
下社に着いた。本殿はこの覆いの建物の中にある。​​松原諏方神社下社本殿は、承応2年(1653年)に焼失し、安永3年(1774年)に建立して現在にいたっているそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f​3.6​​​ 1/​​125​​​​​​秒 ​6mm ISO220 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
27.松原諏方神社下社本殿
覆いの建物の横の隙間から中を覗いてみた。そこにあるのが本殿のようだ。本殿の壁面には、諏訪神の神紋である梶の葉の大きな彫刻が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f​3.6​​​ 1/​​125​​​​​​秒 ​6mm ISO1400 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。