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2024年4月20日

京都御所 参観 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ③

京都御苑は、東西約700m、南北約1300mの範囲で、総面積は92ha(京都御所、京都大宮御所京都仙洞御所京都迎賓館を含む)ある。
794年に平安京が都となった際に建設され、以来約1200年にわたり、日本の皇室の歴史的な中心地として機能してきた平安宮(大内裏)があり、その内部の中央東寄りに南北約300m、東西約200mの内裏が存在した。
 現在の京都御所は土御門東洞院殿 の後身にあたり、元弘元(1331)年の光厳天皇即位時には、紫宸殿と清涼殿を兼用するような小規模な里内裏であったという。現在は東西で254m、南北で453mとなり中世の土御門東洞院内裏の数倍の広さになっている。築地塀に囲まれた中にある京都御所は、宮内庁の管轄で敷地面積が3万3,400坪(約11ha)ある。
 京都御所は、明治維新まで天皇の住居であり、桓武天皇が794年に平安京に都を移したのが始まりである。現在の京都御所の場所は、1331年光厳天皇がここで即位されて以降、1869年に明治天皇が東京に移られるまでの約500年間、天皇陛下の住まいとして使用された。この間、幾度となく火災に遭いその都度再建が行われたが現在の建物の多くは1855年に再建されたものだそうだ。(宮内庁ホームページ、wikipediaを参照)
 清所門が一般参観の入り口で入場は無料である。そこでいただいた案内図に参観順路が示されている。退出するまで約40分を要した。

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承明門から見た紫宸殿と左近の桜 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

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京都御所案内図

044_240322394 X900 京都御所 一般参観入口 清所門 Z50 Z18-140.jpg 44.清所門(せいしょもん) 一般参観入口
京都御所は事前申し込みがない通年公開が実施されていた。しかも、私たちが行った日は比較的すいていて待つことなく入ることが出来る。予定はしていなかったが、参観することにした。この清所門が一般参観入口である。入口で簡単な手荷物の検査があったが、面倒なことは何もなかった。番号の入った「京都御所入門証」を受け取り、首にかけて歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 20mm ISO110 )
045_240322397 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 45.宜秋門(ぎしゅうもん)
築地塀の外側を見てきた宜秋門である。平安宮内裏外郭の西正面にあり、内郭の陰明門と相対する。東西3間、桧皮葺き、切妻屋根の四脚門。宮、摂家その他公卿が参内する時に用いられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 20mm ISO110 )
046_240322402 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 46.御車寄(みくるまよせ)の屋根飾り
儀式や天皇と対面するために参内した公卿や殿上人などの限られた者だけが使用した玄関。唐破風の屋根や金飾りに威厳を感じさせる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 34mm ISO200 )
047_240322405 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 47.諸大夫の間(しょだいふのま)
清所門一般参観入口からまっすぐ南へと歩き、御車寄と棟続きで「諸大夫の間」と呼ばれる建物があった。玄関から入った者の控えの間で、三間からなり、身分の高い順に東側の清涼殿に近いほうから、襖絵にちなんで「虎の間」「鶴の間(写真)」「桜の間」と呼ばれる各部屋に控える。部屋により畳縁の柄や色も違っている。御車寄から入りここで控えるのだが、「桜の間」に控える者だけは建物手前の沓脱石から上がらなければならない。三間の襖絵は写真が掲示されているが、ガラス越し見ることが出来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO4500 )
048_240322409 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 48.新御車寄
諸大夫の間のすぐ南に「新御車寄」が建つ。説明版には大正4年(1915年)、大正天皇の即位の礼が紫宸殿で行われるのに際し、馬車による行幸に対応する玄関として新設されたものである。天皇が御所の南面から出入りされた伝統を踏まえて南向きに建てられているとあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO160 )
049_240322406 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 49.紫宸殿を囲む塀
新御車寄を過ぎて左側を見ると、白壁に朱の柱があしらわれた紫宸殿を囲む塀があった。囲いの塀には3っの門があり、これはその西側の門である月華門。月華門から反対側の東側の門である日華門が見えた。紫宸殿の正面(南側)にあるのが大きな承明門(じょうめいもん)である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO160 )
050_240322414 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 50.承明門(じょうめいもん)から紫宸殿を見る -1
紫宸殿の正面に位置する承明門へ回り込む。ここからは紫宸殿へは行けない。さらに塀に沿って進む。紫宸殿の左(西側)に見えるのが右近の橘である。左近の桜右近の橘とは、左近とは左近衛府、右近とは右近衛府の略である。紫宸殿の東側には桜が、西側には橘が植えられており、儀式の際には桜の近くに左近衛が、橘の近くに右近衛が陣を敷いたことからその名が付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 32mm ISO110 )
051_240322420 X900 京都御所一般参観 承明門 Z50 Z18-140.jpg 51.承明門から紫宸殿を見る -2
承明門という扁額がある門の正面から、庭を挟んで正面奥に紫宸殿が見える。承明門は瓦葺き切妻屋根の十二脚の門で、天皇行幸や上皇御即位後の出入りに使われるという門で、下々の者は通れないようにロープが張られている。参観者が紫宸殿の前庭(南庭)に入っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
052_240322427 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 52.雅楽会場
回廊を左に折れて北へ進む。右手(東側)の広場に蹴鞠会場、舞台のある雅楽会場があった。舞台の前に見えるのは春興殿(しゅんこうでん)という。京都御所で行われた大正天皇の即位礼に合わせて大正4年(1915年)に造営された。この日3月22日には午前10時、11時に雅楽の実演が行われた。明日23日には蹴鞠の実演も行われるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 24mm ISO110 )
053_240322428 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 53.紫宸殿(ししんでん) -1
順路に従って日華門から紫宸殿南庭(だんてい)に入った。右手にまだ咲いていない右近の桜を見ながら、紫宸殿の正面に進む。紫宸殿(ししんでん、ししいでん)は、現在の京都御所である平安京内裏の正殿。天皇元服や立太子礼、譲国の儀、節会などの儀式が行われ、のちには即位礼の舞台となった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )
054_240322431 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 54.紫宸殿 -2
紫宸殿の正面である。紫宸殿正面の前に18段の階段が設けられ、紫宸殿と南庭が一体となった、儀式のための空間となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO360 )
055_240322438 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 55.清涼殿(せいりょうでん)
紫宸殿尾西側に回ると清涼殿があった。清涼殿は平安時代中期以降(10世紀中ごろ)、天皇の日常の住まいとして定着した御殿であり、政事や神事などの重要な儀式もここで行われた。天正18年(1590年)に御常御殿(おつねごてん:天皇が日常の住まいとして使用された御殿)に住まいが移ってからは主に御式の際に使用された。伝統的な儀式を行うために平安中期の建築空間や調度が古制に則って伝えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO200 )
056_240322444 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 56.大臣宿所(だいじんしゅくしょ) 装束の展示
人形を用いた束帯(そくたい)、十二単(じゅうにひとえ)の展示がされていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO320 )
057_240322445 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 57.春興殿(しゅんこうでん)
さきに雅楽舞台の前でみた春興殿。大正天皇の即位式の際、皇位とともに継承される三種の神器の一つ「御鏡」を皇居から移して泰安し、賢所大前の儀を行った建物である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO110 )
058_240322446 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 58.御池庭の欅橋( けやきばし)-1
大臣宿所の装束の展示を見て、北へ進むと、小御所と御学問所の右に御池庭が広がる。ここは石・橋・灯籠・池・樹木を巧みに使った庭園である。春は 新緑、秋には紅葉と中島にかかる欅橋が水面に映えるという。英国エリザベス女王陛下が、昭和50年(1975年)5月の来日の際、京都御所を訪問され、この欅橋の上から、鯉に餌をあげたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 35mm ISO110 )
059_240322448 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 59.御池庭
池泉回遊式庭園の御池庭の池。石燈籠を配した中島などが王朝の庭に相応しく、池の映り込みの静けさが優雅な雰囲気である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm ISO110 )
060_240322449 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 60.御池庭の欅橋 -2
先へ進んで北側から欅橋を眺める。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 53mm ISO400 )
061_240322458 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 61.御常御殿(おつねごてん)の御内庭
御常御殿は入母屋檜皮葺の書院造で、京都御所で最も大きな建物である。天皇が日常の住まいであった御殿である。その御常御殿の前に広がる庭である。遣り水が流れ、土橋や石橋、木橋が架かっている。また、庭の橋や灯籠、庭石などの多くは、天皇への献上品が使われているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 32mm ISO180 )
062_240322461 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 62.御三間 御常御殿剣璽の間 -1
御内庭を見て、御常御殿の南側を行くと御三間(おみま)というところが公開されていた。御三間は宝永6年(1709年)に御常御殿の一部が独立したもので、七夕などの内向きな行事に使用され万延元年(1860年)の祐宮(さちのみや:のちの明治天皇)が8歳のとき、成長を願う儀式「深曾木」がここで行われた。と説明版に記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 62mm ISO2500 )
063_240322464 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 63.御三間 御常御殿剣璽の間 -2
部屋は上・中・下段と3間あり、中段の間の障壁画は「賀茂祭群参」 で、駒井孝礼 (きまいこうれい) が画いた。駒井孝礼は、円山派の吉村孝敬 (よしむらこうけい) に学び、人物画や花鳥画を得意とした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO4000 )
064_240322465 X900 京都御所一般参観 Z50 Z18-140.jpg 64.御三間 御常御殿剣璽の間 -3
賀茂祭とはいわゆる葵祭のことで、下鴨・上賀茂両神社に向かう行列の様子が部屋の四方の襖に描かれている。通常では公開していないという御三間の障壁画を見て、京都御所の参観は終了し、入場した清所門から退出した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 64mm ISO2000 )

2024年4月16日

広大な京都御苑 2024年3月22日 京都旅行(3/22-3/24) ②

ここは見ようと思っていた約200年ほど前の江戸時代後期にたてられたという、九條家の別邸として使用された拾翠亭を見終え、その池泉回遊式庭園や、九條家の鎮守社だった厳島神社を見て回り御苑内に戻った。
 そこは九條邸跡、鷹司邸跡、宗像神社に囲まれた広場になっていて、銘木・黒木の梅のある所だった。まだ御苑の南側の一部に過ぎない。
 ここから、京都御所の建礼門が正面に見える建礼門前大通りの一本西側の道にそって北へと歩くことにした。梅の花にはもう遅かったが、桃の花が綺麗に咲いていた。西側に下立売御門が見えるところまで来ると、拾翠亭の係の人が教えてくれた出水の枝垂れ桜が咲いていた。
 そこからさらに一本西側の道を北へ歩く。賀陽宮邸跡、白雲神社、西園寺邸跡、その左側にある梅園、桃園を見ながら、京都御所の南西の角に着いた。
 ちょっと、小腹が空いたので、「檜垣茶寮」という食事処に入る。海老旬菜天ぷらうどん を食べたが、美味しかったし、思ったほど混んでは無くて、ゆっくりすることが出来た。
 一休みしたあと、御所の築地塀に設けられた6っの門のうち、宜秋門、清所門、皇后門の3っがその西側にある。清所門のところまで来ると「一般参観入口」となっていた。わが奥さんは少々、足が辛くなってきていたようだったが、またとないチャンスと思い入ってみることにした。

000_240322320 X700 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg
京都御所の建礼門が正面に見える建礼門前大通り 後ろの山並みは比叡山系
 2024年3月22日 京都市上京区京都御苑

027_240322318 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 27.京都御苑は広い
京都の高島屋や大丸といったデパートがある、東京でいえば、銀座通りのような繁華街からごく近いところにありながら、京都御苑は広大である。ここはまだ南西部から入ったところである。wikipediaによれば、京都御苑は、京都市の中心部に位置し、東西南北を寺町通・烏丸通・丸太町通・今出川通に区切られた区域。東西約700m、南北約1300mの範囲で、総面積は92ha。その内、環境省が管理する国民公園である京都御苑は65haである。江戸時代から残っている九ヶ所の外周御門と六ヶ所の切り通しを持つ。この先にある京都御所および仙洞御所・大宮御所は宮内庁が管理し、京都迎賓館は内閣府が管理している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 38mm ISO110 )
028_240322324 X900 京都 黒木の梅 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 28.黒木の梅 -1
黒木の梅というのが品種名かどうなのかは解らなかったが、八重咲きの梅が残っていた。この梅は、五摂家の一つである九條家の敷地の中にあった紅梅を、大正天皇即位の大礼に際して現在地に移された「黒木の梅」という銘木とされている。原株は孝明天皇の后である英照皇太后が幼少時に過ごされていたご生家で愛でられていたものと伝っているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 20mm ISO110 )
029_240322322 X900 京都 黒木の梅 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 29.黒木の梅 -2
枝先に咲く梅を入れて、京都御所建礼門へ続くまっすぐな大通りを入れて撮りたかったが、前に工事の軽トラが停まって叶わなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 41mm ISO110 )
030_ 240322337 X900 京都 十月桜 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 30.十月桜
小さな白い花が遠慮がちについていた。これは十月桜と思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 59mm ISO150 )
031_240322339 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 31.袴姿のお嬢さん -1
中学の卒業式だったのだろうか、お母さんが、お嬢さんを梅の花の傍に立たせて写真を写真を撮っていた。撮り終わったのを見計らって「すみません。1枚撮らせていただけますか?」とお母さんにお願いしてみた。お母さんはお嬢さんの顔を見て「いい?」と聞いてくれた。お嬢さんからOKが出た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 135mm ISO110 )
032_240322342 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 32.袴姿のお嬢さ -2
「もう一枚お願いします」と。ちょっとピントが甘くなってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 36mm ISO110 )
033_240322349 X900 京都 京都御苑 出水しだれ桜 Z50 Z18-140.jpg 33.出水の枝垂れ桜 -1
下立売御門を左にみて、出水の小川の傍の道すじに枝垂れ桜が咲いていた。拾翠亭の係の方が今咲いている桜ですと教えてくれた桜だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 21mm ISO110 )
034_240322359 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 34.賀陽宮(かやのみや)邸跡に咲く十月桜 -1
この北側が賀陽宮邸跡であり、南側に下立売御門(しもたちうりごもん)が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 41mm ISO100 )
035_240322361 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 35.賀陽宮邸跡に咲く十月桜 -2
この桜は十月桜と推定する。ジュウガツザクラ(十月桜)はエドヒガンとマメザクラの雑種と推定される小彼岸系の品種で、春は染井吉野と同じように開花期間は短期間だが、秋は9月頃から咲き始め、長期間咲き続ける。東京の中央通り日本橋の袂にも植えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 41mm ISO100 )
036_240322372 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 36.梅林と桃林
賀陽宮邸跡西側の道(建礼門前大通りの一本左側の道)を北へ進むと、右手に白雲神社、西園寺邸跡があり、左側には梅林、桃林があった。流石の梅は花が少なかったが、桃はまだ咲いていた。外国人観光客が多い。今回の京都では、中国や台湾、韓国といったアジアからの方々より、欧米の方々が多いように思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 29mm ISO100 )
037_240322375 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 37.桃林 -1
桃林の濃い紅色の桃の花。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 35mm ISO110 )
038_240322376 X900 京都 京都御苑 Z50 Z18-140.jpg 38.桃林 -2
桃林の白い桃の花。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 35mm ISO110 )
039_240322377 X900 京都御所 建礼門 Z50 Z18-140.jpg 39.京都御所の築地塀
京都御所の南西に着いた。右手に東に延びる築地塀があり、その中央に建礼門が見える見える。その中が京都御所である。今日一日の素晴らしい晴天だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 19mm ISO110 )
040_240322379 X900 京都御苑 清水谷家の椋 Z50 Z18-140.jpg 40.清水谷家の椋(ムク)
御所の南西の角は、清水谷家という公家の屋敷があったことからこの木は「清水谷家の椋」といわれるそうだ。樹齢300年と苑内でも数少ないムクの大木であるという説明札が立っていた。清水谷家は西園寺家の一門で、鎌倉時代に西園寺公経の二男、実有を祖とする公家である。雅楽を家業として天皇に仕えた。この椋の木の下で、元治元年(1864年)に起こった禁門の変(蛤御門の変)の時、来島又兵衛が討死したと伝えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 )
041_240322383 X900 京都御所 宜秋門 Z50 Z18-140.jpg 41.宜秋門(ぎしゅうもん)
西側の築地塀に沿って北へ進む。そこに宜秋門が見えた。檜皮葺切妻屋根の四脚門の宜秋門は、天皇より、牛車の宣旨・手車宣旨を賜った者だけが車のまま、その奥の御車寄に向かうことが出来たという。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 18mm ISO110 )
042_240322384 X900 京都御所 宜秋門 Z50 Z18-140.jpg 42.宜秋門上部
宜秋門の切妻屋根の部分。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO220 )
043_240322388 X900 京都御苑 中立売御門 Z50 Z18-140.jpg 43.中立売御門(なかたちうりごもん)
宜秋門を過ぎて左側(西側)には御苑の中立売御門が見えた。その向こうの通りは烏丸通りである。苑内の外周部にある九つの門はいずれも日本の伝統的な建築様式の一つである本瓦葺四脚門(高麗門)である。葵祭、時代祭の行列が市中に出立する堺町御門や、幕末・禁門ノ変における激戦地として知られる蛤御門などが有名である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO125 )