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2017年10月28日

蝶 自選年間ベスト10 (​11) 2013年

2013年2月に娘夫婦がバリ島旅行に誘ってくれたので一緒に行くことになった。娘たちは4泊5日をのんびり過ごすというが、チョウ好きの私にとっては憧れの東南アジアである。シンガポール経由で入ったバリ島で、着いた日の宿をとったのは、島の西側、海沿いのスミニャックというところだ。翌日、ホテルのプールで遊んでいる娘たちと別れて、近くを歩いてみた。ちょっと脇の空き地に入ると多くの蝶を見ることだ出来る。さすがだ。次の日はタクシーを頼んで、タバナンというところにあるバタフライ・パークへいった。ホテルへ戻る途中、バリ島の景勝地タナロット寺院に寄った。

 第3日はやはり西側の海沿いにある「ブルガリ」で昼食にした後、ウルワツ寺院でケチャ・ダンスを観る。ここにも蝶は多い。次の日は、タマン・アユン寺院を観た後、北東部の山間地であるキンタマーニ高原へ行く。ここは楽しみにしていたが、レストランで食事をしただけで蝶を追うことはできなかった。そして、ウブドに向かった。ウブドでは宿泊したプリ・ウランダリというホテルの敷地内や、ゲートを出て、すぐ近くの空き地で蝶を追いかけ、楽しんだ。詳しくはバリ島のフィールドで撮った蝶をご覧いただきたい。

 夏は、2泊3日で、八島が原湿原、美ヶ原に出かけたが、あまり成果は得られなかった。北杜市のオオムラサキセンターや上高地へは日帰りで出かけた。
  秋には新横浜公園のガガイモでカバマダラが発生しているという情報に触れた。台風が来ていたりしてなかなかチャンスがなかったが、最後の最後にやっと1頭に会うことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ヤエヤマムラサキ 2013年1月28日 グァム島
マンギラオゴルフ場に、この年もまた、ヤエヤマムラサキがいた。きれいな個体で、翅を開いて見せてくれた。♀の前翅の先は紫色に輝く。これは♂だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影(f​​5.6 1/1400秒 90mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.翅を開いたマルバネルリマダラ 2013年1月28日 グァム島
グァム島のマンギラオ ゴルフクラブでホール・アウトして、クラブハウスへ戻る道にテイキンザクラの深紅の花が咲いているところがある。毎年ここではマルバネルリマダラがその花に集まっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f​​​5.6​ 1/​250​秒 90mm ISO​8​00)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ユベンタヒメゴマダラ 2013年2月8日 バリ島 タバナン付近
初めて見るチョウだった。ランタナの花に絡みながら吸蜜しようとしている。​

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影( f​​​5.6​ 1/​800​秒 90mm ISO​400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.コモンタイマイ バリ島 タナロット寺院​
黄色いランタナの花に来ていたコモンタイマイ。ここでは普通種のようである。ウブドで見たコモンタイマイは激しく傷んでいたが、これはきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm ​f​2.8G macro
絞り優先オートで撮影( Ff​​​​5.6​ 1/​400​秒 90mm ISO​400)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ギフチョウ鮮やかに 2013年4月5日 神奈川県相模原市​
イワツツジが咲いていた。いつもの年よりも早いのではなかろうか。イワツツジに来たギフチョウを撮るのは初めてだった。

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro
  絞り優先オートで撮影( f​​5.6 1/​1600​秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 ​6.ウラナミアカシジミ 2013年5月13日 横浜市舞岡公園
なかなか良い写真が撮れなかったウラナミアカシジミが目の前にいた。​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( f​​​​​6.3​ 1/​250​秒 ISO​9​00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 7.ギンボシヒョウモン 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
観音平は標高1,570mある。ここまで登ってくるとギンボシヒョウモンが多くなる。​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影 ( ​f​6.3​ 1/​1000​秒 ISO​4​00 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 8.スジグロシロチョウの求愛 2013年8月23日 長野県上高地
2頭のスジグロシロチョウの♂が​キオンの花に止まっている♀に求愛をしている。前にいる♂の眼はしっかりと下にいる♀を見ている。しかし♀の方は尾端を上げて交尾したくないと意思表示している。私の好きな写真になった。

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro
絞り優先オートで撮影( ​​​f6.3​ 1/​800​秒 ISO​4​00 )露出補正 ​なし​​​​​​​
クリックすると大きくなります。 9.路傍のクジャクチョウ 2013年7月25日 長野県美ヶ原山麓
美ヶ原から三城へ下りてきて、松本へ向かう道の傍らに咲く黄色い花でクジャクチョウが吸蜜していた。​

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/200秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 10.カバマダラ 2013年10月31日 横浜市新横浜公園
秋になって​、カバマダラが新横浜公園で発生しているとの情報がネット上を飛び交っていた。やっと10月18日に行くことができたが、伊豆大島に大きな被害をもたらした台風26号で、ここ新横浜公園も冠水し、第三京浜の港北インターから新横浜へ向かう道(県道13号線)を挟んで、日産スタジアムの反対側の公園や運動場部分は、閉鎖されていた。新横浜公園は、国土交通省京浜河川事務所管理下の多目的遊水地の上に建設されている。台風の大雨で冠水することこそ、その目的を果たしているのだが​​​​​​​​​。​水が引いた​​10月​28日にも行ってきたが、カバマダラは飛んでいなかった。そして最後のチャンスと思って行った31日に、フジバカマの花に来ていたこのチョウを撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/​40​0秒 1​11​mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 ​補 1.アサギマダラ 2013年​10月10日 富山県五箇村
秋に能登半島ドライブ旅行をした折、往きに世界遺産「五箇村」を訪れた。北陸の秋だったが、天気が良く、五箇村の村落のフジバカマには、オオウラギンスジヒョウモンや複数のアサギマダラが舞っていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm ​f​3.5-5.6G
​プログラム​オートで撮影(​f​5.6 1/​640​秒 ​170​mm ISO400)露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 補 2.カセンソウの花畑で遊ぶオオウラギンスジヒョウモン 2013年7月18日 神奈川県 箱根湿生花園
箱根湿生花園の奥にある仙石原湿生植生復元区には、この時期黄色いカセンソウの花が咲く。一面黄色いカセンソウの花の中にいるオオウラギンスジヒョウモンを撮りたかった。ここは低地湿原として、一部が国指定天然記念物に指定されている貴重な場所。 ​

Nikon COOLPIX P90 ​f​2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( ​f​5​.6​ 1/​250​秒 110mm ISO​64)露出補正 ​-0.3段
クリックすると大きくなります。 補 3.逆さに止まるテングチョウ 2013年7月8日 山梨県北杜市 観音平
テングチョウの写真は、地面に止まったり、下草に止まったりしているところが多い。こんな止まり方をするテングチョウは初めてだった。​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ​f​​6.3​ 1/​320秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 補 4.ヒョウモン3種 長野県八島が原湿原 2013年7月25日
この写真は、平成14年の年賀状に使用した。左からヒョウモンチョウ、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモン。ほかに同じ花が沢山あるのに何で一つの花に集まるのだろうか? ​

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ​f​​5.6​ 1/​3200秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 補 5.オオムラサキ 2013年7月8日 山梨県北杜市​
樹液が出ている大きな木があり、その柵にオオムラサキの♂が翅を開いて止まってくれた。まだ7月の初旬だが既に大分擦れていた。

Nikon D300 Tokina 100mm ​f​2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( ​f​​5.6​ 1/​400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
171028_016.jpg 補 6.アコンテアイナズマ? 2013年2月10日 バリ島 ウブド​
ウブドの朝、散歩をしていたら、むこうからから猛スピードで飛んできた。必死になって写真を撮ったが、なんという蝶かわからない。帰国して、東南アジアの蝶図鑑を新調して同定を試みたが、確信はない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8G macro
絞り優先オートで撮影 ( f​5.6​ 1/​800​秒 90mm ISO​400 )露出補正 なし


2016年9月27日

八千穂高原、松原湖、観音平 蝶は少なかった 9月10日

八千穂高原、松原湖、そして観音平と八ヶ岳の東側を周ったが、蝶の数は極めて少なかった。八千穂高原自然園で会った地元の同好の方も今年は蝶が少ないと嘆いておられた。クジャクチョウすら見ていないという。
 八千穂高原では、遠くに止まったアサギマダラとボロボロのミドリヒョウモン♀数頭見ただけで、あとはイチモンジセセリくらいしかいない。松原湖では二度ほどムモンアカシジミが飛ぶのを見たが、撮影することはできなかった。手ぶらでは帰りたくないので、観音平へ寄ってみた。ここでも蝶の数は少なく、アサギマダラとスジボソヤマキチョウ以外、成果はなかった。
 今シーズン最後と思って出かけた信州は、惨敗に終わったが、それでも何とか晴れ間を見ながら、のんびりとドライブを楽しむことができた。特に今までも一二度寄ったことはあるが湖畔をゆっくり歩くことはなかった松原湖では、のんびりと歩き、よい時間を過ごすことができた。
 予想通り、帰路の中央高速は相模湖手前で渋滞となってしまった。上野原で中央高速を降り、相模原から国道16号線を抜けた。しかし、国道16号線に出るまでの道は片側一車線で信号も多く、時間がかかった。途中のファミレスで夕食にし、自宅に着いたのは夜9時少し前だった。

;クリックすると大きな写真になります。 28.アサギマダラ
八千穂高原自然園の散策路を歩いていると、アサギマダラがフアフアと飛んできた。止まってくれないかと行く手を見守っていると、少々離れたところの梢に静止した。しかし遠い。35mm版1440mm相当のP610の望遠端で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO280​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 29.ミドリヒョウモン♀
ミドリヒョウモンは何頭か見たが、すべて♀ばかりで、破損が激しい。これは比較的破損が少ない方だった。ゴマナの花で吸蜜する。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.5 1/1000秒 5mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 30.ミドリヒョウモン♀ 裏面
表はオオウラギンスジヒョウモンとよく似ているが、裏面を見せてくれるとミドリヒョウモンと判る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 143mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 31.ミドリヒョウモン♀ 開翅
ここにいたミドリヒョウモンの♀はすべて黒化型だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.ツバメシジミ♀
あらためてツバメシジミの分布が広いことを思う。松原湖畔で撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.アサギマダラ -1
八千穂高原、松原湖で全く収穫のないまま、清里から八ヶ岳高原ラインに入り、観音平へ寄ってみる。この日は土曜日で観音平の駐車場からは車が溢れ、路上駐車の列が続く。しかし、到着したときは時間も遅く、駐車場まで登っていくと十分スペースが空いていた。そんな駐車場の脇に咲くノハラアザミにアサギマダラがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/200秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 34.アサギマダラ -2
アサギマダラは2頭いた。いずれもきれいな個体で、♀だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/400秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 35.アサギマダラ -3
90mmマクロで撮る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.アサギマダラ -4
ノハラアザミの花から花へと移っていく。正面から撮れた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.ミドリヒョウモン♂
ボロボロのミドリヒョウモンの♂が元気に吸蜜している。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.スジボソヤマキチョウ♂ -1
これより先に、駐車場の少し先にある南アルプスの展望台付近でこの蝶を目撃したが、撮ることができなかった。今度は慎重に、まず遠くから撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/800秒 64mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 39.スジボソヤマキチョウ♂ -2
やっと信州の高原らしい蝶に会うことができた。ノハラアザミの花に止まっていたが、飛び立とうとしている。この蝶も止まるときは翅を閉じる。翅の表が見られるのはこんな時しかない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 40.スジボソヤマキチョウ -3
落ち着いてノハラアザミで吸蜜している。蝶も花も新鮮だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年7月17日

久しぶりに晴れた週末(2) 八ヶ岳山麓 観音平 7月11日

11時少し前にオオムラサキ・センターを出た。JRではここ日野春の次の駅である長坂へ向かう。深沢温泉のあたりの「オオムラサキの森」を少し探索してみようと思う。長坂駅前に車を置いて、山梨県農業大学校の先から森の中を大深沢川の流れる深沢温泉のあたりへ下りてみようと思ったが、長坂駅前の駐車場は満車で停められない。仕方なく、そのまま車で深沢温泉の近くまで行った。道端に車を停めて、深沢温泉の方へ歩いてみたが、オオムラサキはもとより、蝶の姿はない。森の中にも入ってみたが、樹液が出ている木のあるところは見当もつかない。仕方なく撤退した。

車に戻って、小淵沢方面へ。何回か行ったことのある観音平へ向かう。観音平への道を上がっていくと、観音平の駐車場に近づくころ、反対車線に縦列駐車をした車が並んでいる。さては観音平の駐車場も満杯なのか。行ってみると止められるスペースがかろうじてあった。こんなことは初めてだ。やはり久しぶりの週末の晴れで来ている人が多いのだろう。

ここはアブが多いので、今回は虫よけスプレーを持参し、車を降りるときに頸や腕など露出しているところに噴霧して行った。効果抜群である。

ただ、ここでも蝶は少ない。遊歩道を歩くと咲き始めたアザミでヒメキマダラセセリが吸蜜している。スジボソヤマキチョウらしき黄色い蝶を見たが、飛んで行ってしまった。車で登ってきた道を少し下りて行ってみる。甲斐駒や北岳が眺められる富士見平という展望台にくると、やっとヒョウモンチョウがヨツバヒヨドリの花に来ていた。

2時半、帰途につく。美味しい桃を買おうと小淵沢の道の駅に寄るが、良いものがなかった。結局、談合坂S.A.で買い求めたが、帰宅して冷やして食べたところ、これはなかなか旨かった。

;クリックすると大きな写真になります。 22.長坂、オオムラサキの森
大深沢沿いの道から、沢の向こうに茂る森を眺める。この森の向こうが山梨県農業大学校であり、長坂駅の方角になる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/800秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.オオムラサキ自然観察歩道
長坂駅から日野春駅までの間、オオムラサキ自然観察歩道というのがある。何年か前の暑い日に歩いてみたことがあった。その時はオオムラサキはもとより、アサマイチモンジ、オナガシジミ、ウラミスジシジミなども観察できた。ところがこの日はオオムラサキも観ることができなかった。写真は長坂駅の方から、大深沢川が流れる深沢温泉のあるところへ下りてきたところ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.観音平の展望台から見た甲斐駒ケ岳
途中、小淵沢の道の駅で30分ほど休憩し、午後1時に観音平に到着した。先にも記したとおり、車がいっぱいだった標高1570mにある観音平駐車場で駐車するスペースを探し出した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 25.ヒメキマダラセセリ ♂2頭
遊歩道を歩くとアザミが咲き始めた開けたところがあり、そのアザミにヒメキマダラセセリが多くいた。裏面ではコキマダラセセリとの区別は難しいが、前翅の前縁から翅頂へかけての上がり方などから、これはヒメキマダラセセリと思う。この日は18-140mmのレンズにclose-up1をアタッチして、少し蝶に近寄って撮れるようにした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ヒメキマダラセセリ ♂
前の写真と同じところで撮った。発生初期と思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.遊歩道のヒメキマダラセセリ
P610で周囲の環境を入れて撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/400秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 28.ヒカゲチョウ
最近どうも目が悪くなって遠くにいる蝶の同定が困難な場合がある。ウラジャノメかなと思い撮ったが、モニターで大きくしてみるとヒカゲチョウだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/320秒 59mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 29.ヒメキマダラセセリ♂開翅
翅を開いているところを見ると、ヒメキマダラセセリだというのが良くわかる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.ヒメキマダラセセリ
♂なのか、♀なのか解りにくい。この花は何だろう。クララに似ているように思うが、オレンジ色のところが不可解だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.アサギマダラ
車で登ってきた車道を少し下って、富士見平展望台まで行ってみた。オレンジ色の蝶が飛ぶ展望台の縁まで行ってみるとヨツバヒヨドリの花が咲き始めていて、その花にアサギマダラが飛来した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 32.ヒメキマダラセセリ ♂と♀
ハギの花でヒメキマダラセセリの♂と♀が仲良く吸蜜していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.富士見平展望台から南アルプスを望む
右の一番高い山が甲斐駒ケ岳(2967m)、左の、少し遠くに見える、三角形の山が北岳(3093m)のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1600秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 34.メスグロヒョウモン♂
ヨツバヒヨドリの花にはメスグロヒョプモンの♂とミドリヒョウモンの♂が集まってきている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5。6 1/1640秒 116mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 35.ミドリヒョウモン♂
きれいな個体だ。close-up レンズを付けているので被写体から1m以上も離れているとピントが合わない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.メスグロヒョウモン♂
これもきれいな姿だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
150716_037.jpg 37.中央にミドリヒョウモン、左右にメスグロヒョウモン
P610の広角側で撮った。こんなところにヨツバヒヨドリの花が咲き、ヒョウモンたちが飛んでいた。その背景の右側は、小淵沢の街の向こうに南アルプス、左側は甲府盆地と秩父連山が広がる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5。6 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2013年7月16日

北杜市オオムラサキセンターから、観音平、富士見高原へ 7月8日


 オオムラサキセンターのビバリウムから出るとき、先ほどお目に掛かった職員の方が、「ここの自然公園の中のクヌギの木に、オオムラサキが来ていると思いますよ」と言って、その場所を教えてくださった。行ってみたところ、確かに樹液の出てている木があって、スズメバチやカナブンと一緒にオオムラサキ数頭とルリタテハが吸汁していた。公園内とはいえ、自然環境でのオオムラサキを観察でき、写真に撮ることができた。
 今日の昼飯は、先日、TVの旅番組で紹介された甲斐小泉にある「豪蕎麦」にしようと決めていた。一般道を30~40分ほど走り、12時少し前にその「豪蕎麦」に着き、1台分だけ空いていた駐車スペースに車を停めた。評判の店で、お客さんが多い。午前中は私が最後の客で、次に来たグループは断られていた。しばらく待って、食べたせいろ蕎麦は、評判通り、美味しかった。
 さて、せいろ蕎麦を堪能した後、八ヶ岳高原ラインに出て観音平への道を上がった。観音平に着くと、その砂利が魅かれた駐車場広場から、沢山のテングチョウが飛び立つ。なかに、ひときわ大きく美しいヒオドシチョウも飛んでいた。ところが、車から降りて写真を撮ろうと歩き始めると、アブの大群に襲われてしまった。一匹が腕に止まるとあっという間に10匹くらいが寄ってくる。カメラを構えて静止すると、遠慮なく刺してくる。チクンと痛さを感じて振り払うが、刺されたところから血が出ている。汗に集まってくるのだろうか。これでは落ち着いて写真も撮れない。早々に切り上げて、長野県に入ったところにある富士見高原へ行ってみる。ここには、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、ウラギンヒョウモンやクジャクチョウがいた。山梨県はこの日、39.1℃の猛暑(甲州市勝沼)。3時少し前に離脱した。

ビバリウム外観;クリックすると大きな写真になります 20.ビバリウム外観
ビバリウムを出て、公園を歩く。外からビバリウム見る。この囲いの中に100頭以上のオオムラサキが飛んでいる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F3.2 1/250秒 7.3mm ISO71 ) 露出補正 なし
公園内のクヌギの樹液に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります

21.公園内のクヌギの樹液に集まるオオムラサキ
職員の方に教えていただいた樹液の出ているクヌギのところへ行ってみる。柵で囲われた大きなクヌギの木には複数のオオムラサキとカブトムシ、カナブン、スズメバチなどが集まっていた。ここは、オオムラサキ専用食堂ではない。暗い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/200秒 ISO3200 ) 露出補正 なし
2頭のルリタテハも;クリックすると大きな写真になります 22.2頭のルリタテハも
樹液は2~3か所から出ているが、そこで2頭のルリタテハが吸汁していた。保護色になってわかりにくいが、カナブンの上に翅を閉じたルリタテハが見える。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO3200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ開翅;クリックすると大きな写真になります 23.オオムラサキ開翅
1頭のオオムラサキの♂が樹液の匂いを感じたのか、飛来してきてクヌギの木の柵に止まった。少し擦れているが破損の少ない♂だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♀ -1;クリックすると大きな写真になります 24.オオムラサキ♀ -1
きれいな♀がスズメバチと並んで吸汁している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO2000 ) 露出補正 なし
130715_025.jpg 25.オオムラサキ♀ -2
外界のオオムラサキもいまは♀の発生期のようだ。食堂の主になっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO2200 ) 露出補正 なし
ルリタテハ開翅;クリックすると大きな写真になります 26.ルリタテハ開翅
この樹液にいた蝶はオオムラサキとルリタテハだけだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO3200 ) 露出補正 なし
観音平駐車場 テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 27.観音平駐車場 テングチョウ
観音平の駐車場に車を乗り入れるとたくさんのテングチョウが飛び立った。アブが多いのには閉口する。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 4.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
ヒオドシチョウ;クリックすると大きな写真になります 28.ヒオドシチョウ
きれいなヒオドシチョウが飛んでいた。この蝶は見栄えがする。もっと、良いシーンを撮りたかったが、何せ、アブが寄ってきて落ち着いて撮っていられない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
展望台から南アルプスを望む;クリックすると大きな写真になります 29.展望台から南アルプスを望む
この時期はなかなかくっきりとは見えない。正面右が甲斐駒ケ岳、左端に尖っているのが北岳だ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F8.0 1/250秒 18.8mm ISO64 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 30.ギンボシヒョウモン
網笠岳の方へ少し歩いてみる。開けた草原のアザミの花にギンボシヒョウモンが来ていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 31.テングチョウ
もう少し撮っていたいところだが、アブが多くて落ち着かない。切り上げて富士見高原へ回ってみることにする。観音平から下り始めた途中の富士見平で車を停めて周囲を歩いてみる。梢にテングチョウが止まっていた。また、アブが寄ってきた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/320秒 ISO400 ) 露出補正 なし
富士見高原「ゆりの里」;クリックすると大きな写真になります 32.富士見高原「ゆりの里」
八ヶ岳高原ラインを大平で右折して、鉢巻道路に入り、富士見高原へ行く。「富士見高原スキー場」のゲレンデに 2004年7月に「ゆりの里」が開園している。静岡県の「可睡ゆり園」が提携し、30種類以上500万本のユリが植えられ夏には花が咲き乱れるというが、このときはまだ蕾だった。7月13日開園ということで人影がない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 32.7mm ISO209 ) 露出補正 なし
呉越同舟 -1;クリックすると大きな写真になります 33.呉越同舟 -1
富士見高原「ゆりの里」の東屋のあたりで、オレンジ色の蝶が飛び交っている。何頭かは地面にストローを伸ばしている。左からメスグロヒョウモン♂2頭、ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモンだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.5 1/250秒 37.7mm ISO613 ) 露出補正 なし
呉越同舟 -2;クリックすると大きな写真になります 34.呉越同舟 -2
左から、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン♂、ウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモン♂

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
2頭のメスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 35.2頭のメスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモン
「ゆりの里」の花畑を背景に、P90で撮ろうとするが、意外と敏感に飛び立ってしまう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO1600 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 36.クジャクチョウ -1
そろそろ引き上げようと車を停めたところまで戻る途中、クジャクチョウに出会った。第1化は6月の中旬から発生している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 37.クジャクチョウ -2
今度は柱の上に止まった。「開け護摩」と唱えたが、開いてくれない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ -3;クリックすると大きな写真になります 38.クジャクチョウ -3
同じ個体だが、地面に止まってやっと開翅してくれた。さて、時刻はまだ、2時45分だが、暑いのと、アブの(気分的)後遺症で、帰路につくことにした。暑さのためか、バッテリーがちょっと弱っているようでエンジン始動音が頼りない。そういえば3年半も交換していない。幸いエンジンは一発でかかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし


2011年7月17日

八ヶ岳 観音平 7月5日


 この日、オオムラサキセンターを昼ごろに引き上げ、途中八ヶ岳PAで山の写真を撮った後、観音平へ向かった。小淵沢インターで下りて、八ヶ岳高原ラインを清里の方向にしばらく走った後、左に入って観音平への道を登っていく。
 途中、道のわきに咲くアザミの花にオレンジ色のヒョウモンが絡んでいる。観音平は八ヶ岳の南西側の端に当たる編笠岳の麓にある。観音平の標高は1,560mで展望台からは南アルプスが眺められる。観音平の駐車場に車を停めて、周囲に設けられた遊歩道を歩いてみるが、蝶の姿は少なかった。
 何日か前のTV番組で小淵沢の「但馬家幸之助」という焼肉屋さんが紹介されていた。観音平から下りて寄ってみたが、残念ながら昼の営業時間が終わった後だった。そこでお友達がやっていると紹介してくれた「かっこう」というところに廻り、ピザを食べたが、これがなかなか美味しかった。
 帰路は小淵沢インターから中央高速に上がり極めて順調に走れ、夕方6時半に帰宅できた。

観音平の展望台から;クリックすると大きな写真になります 1.観音平の展望台から
観音平の駐車場から少し下がると南アルプスの展望台があった。八ヶ岳PAでは見えなかった北岳がここからは見える。一番左の尖った山が日本で2番目の標高を誇る北岳(3.192m)だ。右側に見えるのが甲斐駒ケ岳(2,967m)である。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/6400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
オダマキ;クリックすると大きな写真になります 2.オダマキ
可憐なオダマキの花が咲いていた。ただ、この花は下を向いて咲く。そこでG12のバリアングルモニターで下から見上げるような角度で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 15.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
アヤメで吸蜜するヒメキマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 3.アヤメで吸蜜するヒメキマダラセセリ♂
舞岡公園でよく見かけるキマダラセセリと表側は類似しているが、裏で区別できる。周りを見回しても花はこのアヤメしかない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ヒメキマダラセセリ♂;クリックすると大きな写真になります 4.ヒメキマダラセセリ♂
こちらはマクロレンズで撮った。3.と同じ個体である。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 5.テングチョウ
駐車場ではテングチョウが数頭飛んでいた。相変わらず地面に止まるので撮りにくい。こういう場面は+側の露出補正が必要になる。G12はダイアルで露出補正が設定・変更できるので操作しやすい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります 6.ヒメウラナミジャノメ
何もここで撮るような蝶ではないが、G12の練習である。蝶の翅が影になってしまっている。背景は明るいので+補正を試みた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
愛車とギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 7.愛車とギンボシヒョウモン
上がってくるときにアザミの花にヒョウモンが来ていたので、撮りたいと思い、観音平からの下りの途中で車を停めた。そこにヒョウモンとテングチョウが地面に止まって口吻を伸ばしている。愛車とギンボシヒョウモンのツーショットが撮れた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
アザミで吸蜜するヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 8.アザミで吸蜜するヒメキマダラセセリ
車を停めたところから道路沿いにアザミが咲いているところまで歩いてみる。アザミもヒメキマダラセセリも旬だった。カメラに記録された露出をチェックすると、F4で1/30秒になっていてほんとかなと思った。ISOは100である。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/30秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
コチャバネセセリとヒメキマダラセセリ♀;クリックすると大きな写真になります 9.コチャバネセセリとヒメキマダラセセリ♀
左側がコチャバネセセリで右側がヒメキマダラセセリである。両方にピントが合うようにカメラを移動させて撮った。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒョウモン3題;クリックすると大きな写真になります 10.ヒョウモン3題
上がギンボシヒョウモン、中がウラギンヒョウモン、下がメスグロヒョウモンの♂である。ギンボシとウラギンは表翅だけではなかなか見分けにくいが、微妙な差がある。メスグロヒョウモンの♂はウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンと裏翅が良く似ている。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
上:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/500秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
中:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
下:絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400) 露出補正 なし
ウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります 11.ウラジャノメ
車に戻ろうと歩いていると私にまとわりつくようにひらひらと飛んで来たウラジャノメが目の前の葉に止まった。昨年入笠山で撮った個体より奇麗だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
ウラジャノメ マクロ撮影;クリックすると大きな写真になります 12.ウラジャノメ マクロ撮影
同じ状況で105mmマクロで撮った。D300のファインダーをのぞいて撮ると上から撮るようになる。開翅したところを撮れないかとしばらく待ったが駄目だった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ホシミスジ;クリックすると大きな写真になります 13.ホシミスジ
観音平での撮影を終え、小淵沢で食事にしたが、その「かっこう」というお店に入ろうとすると、ホシミスジが飛んでいた。止まるのを待って撮影。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 14.クジャクチョウ
「かっこう」ではピザを注文したが、出来上がるまで外へ出てみた。するとスーと飛んできて石塀に止まった黒い蝶がいた。クジャクチョウだった。これは越冬蝶ではなく今年羽化したのだろう。裏はほとんど黒だが、陽の光が透けて表の模様がわかる。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 15.ミドリヒョウモン
前後してしまったが、これはクローズになってしまい入れなかった「但馬家幸之助」の店先にいたミドリヒョウモンである。焼き肉は食べられなかったが、ミドリヒョウモンを撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし