隠居のDIY:ウッドデッキの製作
プロと一緒に作ったブロックの基礎の上に、梅雨にはいって雨が心配であるが、DIY 好きのパートナーと二人でウッドデッキの工事をしに、パートナーの都合に合わせて2週連続ででかけた。
前のエントリーで書いたように Excel で描いた図面に従って材料は、こちら泉北ニュータウン内にあるホームセンターで調達した。
根太となる 105mm角 x 4m の節の多い檜一等3本は、基礎作りをしてくれた地元の左官屋さんが運んでおいてくれた。このような長尺物はステーション・ワゴンでは運べないし、手に入りにくいからありがたい。
根太にこの檜材を3本を基礎のブロックを作ったときに立てておいた径 10mm のボルトに固定する。その上に、多いときには2m以上にもなる積雪に備えて、とりはずしができる 2x4 SPF材で作ったすのこ状のものを置く設計である。そんなに複雑なことはしないから時間はかからないと思われたが、いろいろな作業で時間を取られた。
根太を取り付ける前に、昔のテラスの残骸として汚く残っている小屋の根太に取り付けてあった鉄のアングルを除去した。
取り付けに使ってあった錆びたボルトをはずすのに、まず時間がかかった。ボルトとナットが錆び付いていて、ディスクグラインダーで焼き切らねばならなかったりした。
築35 年は経っている安普請の小屋は、もともと土台が少し狂っていたりする。雨戸レールの支えになっていた取り外した鉄アングルの代わりに 2x4 SPF材を取り付け、戸袋の改修などの作業をするとすぐに時間が経っていく。だが、雨戸のすべりはよくなった。
パートナーは私と違って手を抜くことがないから、木部にはクレオソートをきっちりと塗布していく。
作業の手順として、デッキの手すりを取り付ける支柱を先に取り付けることにした。その支柱のために、ボルトを埋め込んでおいたが、それだけでは強度が足りないのではないかと、ホゾを掘って根太と支柱を接合することにした。 105mm角と 90mm角との材をホゾで組み合わせるのは労力と時間がかかる作業であった。最終的には、羽子板ボルトも使って補強したが、はじめからこのような設計にしておけばよかったかもしれない。
1週目は、スコールにあったり、小屋周辺に散らかしていたテラスの残骸や古いストーブ、プロパン・ボンベなど金属ゴミを捨てるのを、いつも世話になっている民宿のおじさんが手配してくれたので、それに時間が取られたりした。古い建材など燃える物は焚き火をして片づけた。おかげで、前から気になっていた小屋の周りにあった大きなゴミがかなり処分できた。
高齢者であることを忘れて朝早くから日が暮れるまで働いたが、デッキを完成することができなかった。
2週目、今回は全く雨が降らなかった。梅雨時にしてはついている。
前回、根太などの接合は羽子板ボルトが有用であることが分かったので、今回それらの金物を用意していった。それで、手すり用の残り2本の支柱はわりあい簡単に立てることができた。
この根太の上に取り外し可能のすのこを作るのは比較的簡単である。ゲレンデ側のデッキの上で、 2x4 SPF材を4本並べて、長さ 40cm に切断した角材( 30 x 40mm) 2本を両側の根太に近いところで横木として、65mm のコースレッドで止めた。 2x4 材の間隔は、網戸を作ったときに残っていたアルミ型枠をスペーサーとして使うと上手くいった。 横木の方からネジ止めしているので、表となる方にはねじくぎ(コースレッド)の痕はない。
根太の上に出ているボルト・ナットなどにあたる部分は、パートナーがノミなどを使って、彫り込みを入れてくれた。
幅 40cm のすのこは計算上、幅 360cm のデッキには9枚で上手く収まるはずであるが、わずかずつ広かったのか、最後の1枚のすのこでは、板の間隔を狭くせざるを得なかった。
このすのこ1枚の重さは 13kg ぐらいあるので、よほどの強風でも舞い上がることはないだろう。
高さ 80cm のところに 2x4 材で手すりを、シンプソン金具などを使ってつけた。図面では高さ 40cmのところに、板をわたすことになっているが、やり残した。今後時間を見つけてつけることにした。
部屋の掃き出しから 2坪ほどのデッキが広がったので、小屋が広くなった感じである。 デッキの上に立つと樹々の間を抜けてくる風と木漏れ日が気持ちよい。もう帰宅する時間が迫っていたので、ビールを飲むわけにはいかなかったが、デッキの上でくつろぎは至福のときになるにちがいない。
ブロック積みをしてくれた左官屋さんが立ち寄って、「なかなかいい具合に作りんさったな!」と地元言葉で誉めてくれた。
今年に入って、2つのデッキができた。ゲレンデ側のデッキは、自宅でパーゴラを作る前に使っていたタープを立てた。なにか作業をするときには少々の雨なら大丈夫なので、便利であるし、バーベキュー・スタンドも置いて使える。
今回の夕食は、床下から放り込んでいたBBQ スタンドを引っ張り出し、炭火でイチロー御用達の羽淵精肉店で買った但馬牛を楽しんだ。
廃材を燃やした跡で、久しぶりのファイアも楽しんだ。空には星が瞬きだしたが、悲しいかな星座はほとんど分からない。ニンテンドーのDSとソフト「星空ナビ」を手に入れて学習しないと孫にかっこわるいかもしれない。
翌日、ながしで食器を洗っていると、ジャノメチョウが飛び込んできて網戸でバタバタとしていた。
農道から小屋に続く雑草には、誰かが種を蒔いたのではないかと思うほどシロヨメナが群生して白い花をつけている。踏みつけるに忍びないが、よけては小屋にたどり着けない。
(追記:2009/6/30)二週目の早朝、デッキの製作も目途がついたので、久しぶりに小鳥の音録りをしてみた。
自宅に帰って、増幅し、いつもお世話になっている「ことりのさえずり」サイトを参照して聞こえてくるさえずりの同定をしてみたが、どうにも判断がつかない。お手数をかけるので申し訳なかったが、いつも親切に教えてくれるサイトのオーナにメールを出した。
お忙しい中、以下のような暖かい返信をいただいたので、引用させて頂いた。ありがとうございます。
上のプレイボタンをクリックするとさえずりが聞こえてくるはずです。
キビタキの姿をまだキャッチできていない。いちど、DIY ではなしに、双眼鏡を持ってゆっくりとバードリスニングにでかけようと思う。
前のエントリーで書いたように Excel で描いた図面に従って材料は、こちら泉北ニュータウン内にあるホームセンターで調達した。
根太となる 105mm角 x 4m の節の多い檜一等3本は、基礎作りをしてくれた地元の左官屋さんが運んでおいてくれた。このような長尺物はステーション・ワゴンでは運べないし、手に入りにくいからありがたい。
根太にこの檜材を3本を基礎のブロックを作ったときに立てておいた径 10mm のボルトに固定する。その上に、多いときには2m以上にもなる積雪に備えて、とりはずしができる 2x4 SPF材で作ったすのこ状のものを置く設計である。そんなに複雑なことはしないから時間はかからないと思われたが、いろいろな作業で時間を取られた。
根太を取り付ける前に、昔のテラスの残骸として汚く残っている小屋の根太に取り付けてあった鉄のアングルを除去した。
取り付けに使ってあった錆びたボルトをはずすのに、まず時間がかかった。ボルトとナットが錆び付いていて、ディスクグラインダーで焼き切らねばならなかったりした。
築35 年は経っている安普請の小屋は、もともと土台が少し狂っていたりする。雨戸レールの支えになっていた取り外した鉄アングルの代わりに 2x4 SPF材を取り付け、戸袋の改修などの作業をするとすぐに時間が経っていく。だが、雨戸のすべりはよくなった。
パートナーは私と違って手を抜くことがないから、木部にはクレオソートをきっちりと塗布していく。
作業の手順として、デッキの手すりを取り付ける支柱を先に取り付けることにした。その支柱のために、ボルトを埋め込んでおいたが、それだけでは強度が足りないのではないかと、ホゾを掘って根太と支柱を接合することにした。 105mm角と 90mm角との材をホゾで組み合わせるのは労力と時間がかかる作業であった。最終的には、羽子板ボルトも使って補強したが、はじめからこのような設計にしておけばよかったかもしれない。
1週目は、スコールにあったり、小屋周辺に散らかしていたテラスの残骸や古いストーブ、プロパン・ボンベなど金属ゴミを捨てるのを、いつも世話になっている民宿のおじさんが手配してくれたので、それに時間が取られたりした。古い建材など燃える物は焚き火をして片づけた。おかげで、前から気になっていた小屋の周りにあった大きなゴミがかなり処分できた。
高齢者であることを忘れて朝早くから日が暮れるまで働いたが、デッキを完成することができなかった。
2週目、今回は全く雨が降らなかった。梅雨時にしてはついている。
前回、根太などの接合は羽子板ボルトが有用であることが分かったので、今回それらの金物を用意していった。それで、手すり用の残り2本の支柱はわりあい簡単に立てることができた。
この根太の上に取り外し可能のすのこを作るのは比較的簡単である。ゲレンデ側のデッキの上で、 2x4 SPF材を4本並べて、長さ 40cm に切断した角材( 30 x 40mm) 2本を両側の根太に近いところで横木として、65mm のコースレッドで止めた。 2x4 材の間隔は、網戸を作ったときに残っていたアルミ型枠をスペーサーとして使うと上手くいった。 横木の方からネジ止めしているので、表となる方にはねじくぎ(コースレッド)の痕はない。
根太の上に出ているボルト・ナットなどにあたる部分は、パートナーがノミなどを使って、彫り込みを入れてくれた。
幅 40cm のすのこは計算上、幅 360cm のデッキには9枚で上手く収まるはずであるが、わずかずつ広かったのか、最後の1枚のすのこでは、板の間隔を狭くせざるを得なかった。
このすのこ1枚の重さは 13kg ぐらいあるので、よほどの強風でも舞い上がることはないだろう。
高さ 80cm のところに 2x4 材で手すりを、シンプソン金具などを使ってつけた。図面では高さ 40cmのところに、板をわたすことになっているが、やり残した。今後時間を見つけてつけることにした。
部屋の掃き出しから 2坪ほどのデッキが広がったので、小屋が広くなった感じである。 デッキの上に立つと樹々の間を抜けてくる風と木漏れ日が気持ちよい。もう帰宅する時間が迫っていたので、ビールを飲むわけにはいかなかったが、デッキの上でくつろぎは至福のときになるにちがいない。
ブロック積みをしてくれた左官屋さんが立ち寄って、「なかなかいい具合に作りんさったな!」と地元言葉で誉めてくれた。
今年に入って、2つのデッキができた。ゲレンデ側のデッキは、自宅でパーゴラを作る前に使っていたタープを立てた。なにか作業をするときには少々の雨なら大丈夫なので、便利であるし、バーベキュー・スタンドも置いて使える。
今回の夕食は、床下から放り込んでいたBBQ スタンドを引っ張り出し、炭火でイチロー御用達の羽淵精肉店で買った但馬牛を楽しんだ。
廃材を燃やした跡で、久しぶりのファイアも楽しんだ。空には星が瞬きだしたが、悲しいかな星座はほとんど分からない。ニンテンドーのDSとソフト「星空ナビ」を手に入れて学習しないと孫にかっこわるいかもしれない。
翌日、ながしで食器を洗っていると、ジャノメチョウが飛び込んできて網戸でバタバタとしていた。
農道から小屋に続く雑草には、誰かが種を蒔いたのではないかと思うほどシロヨメナが群生して白い花をつけている。踏みつけるに忍びないが、よけては小屋にたどり着けない。
(追記:2009/6/30)二週目の早朝、デッキの製作も目途がついたので、久しぶりに小鳥の音録りをしてみた。
自宅に帰って、増幅し、いつもお世話になっている「ことりのさえずり」サイトを参照して聞こえてくるさえずりの同定をしてみたが、どうにも判断がつかない。お手数をかけるので申し訳なかったが、いつも親切に教えてくれるサイトのオーナにメールを出した。
お忙しい中、以下のような暖かい返信をいただいたので、引用させて頂いた。ありがとうございます。
上のプレイボタンをクリックするとさえずりが聞こえてくるはずです。
さてさて...音声ファイル聞いてみました。
>朝、6時頃小屋の近くで鳴いていました。 前に教えて頂いたイカルかもと思ったりしますが、ヒガラにも似ているような気がします。
キビタキかな?と思います。オオルリっぽいところもあるのですが、オオルリ だとはいる「ジジッ」がないので、キビタキ!に1票。(^^ゞ
姿を見られるといいですね!黄色いのが、枝の中ほどからちょっと上あたりを 移動しながらさえずっていると思います!
>そのうしろで、ドラミングが聞こえるのですが、これは山鳩でしょうか。
コゲラでしょうか、アカゲラでしょうか...アオゲラとはちょっと違う気がしま す。これも姿を見ないと断言はできないのですが...。
さえずりが、いっぱいですね!私たちはこの週末は八ヶ岳で、クロツグミの歌 を聴いて満足してしまいました。
山の家で、素敵なバードリスニングをっ♪
>朝、6時頃小屋の近くで鳴いていました。 前に教えて頂いたイカルかもと思ったりしますが、ヒガラにも似ているような気がします。
キビタキかな?と思います。オオルリっぽいところもあるのですが、オオルリ だとはいる「ジジッ」がないので、キビタキ!に1票。(^^ゞ
姿を見られるといいですね!黄色いのが、枝の中ほどからちょっと上あたりを 移動しながらさえずっていると思います!
>そのうしろで、ドラミングが聞こえるのですが、これは山鳩でしょうか。
コゲラでしょうか、アカゲラでしょうか...アオゲラとはちょっと違う気がしま す。これも姿を見ないと断言はできないのですが...。
さえずりが、いっぱいですね!私たちはこの週末は八ヶ岳で、クロツグミの歌 を聴いて満足してしまいました。
山の家で、素敵なバードリスニングをっ♪
キビタキの姿をまだキャッチできていない。いちど、DIY ではなしに、双眼鏡を持ってゆっくりとバードリスニングにでかけようと思う。