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Studio YAMAKOで“ボウ川”が含まれるブログ記事

2023年2月22日

1999年8月22日~30日 カナダ旅行 2 of 2

8月25日、アサバスカ氷河、ボウ・レイクを観光した後、1時間ほど走って、バンフに入った。バンフの宿泊は町なかではなく、少し離れた郊外のホテルだった。ホテルの名前を思い出せずネットで検索もしたがヒットしなかった。良いホテルだった。バンフもカナダのアルバータ州に属している町である。バンフ国立公園内に在り、カナディアン・ロッキー観光の中心地である。夏季の登山、冬季のスキーなどで賑わうリゾート地で、温泉保養地としても人気が高い。1972年の冬季オリンピックの開催地として立候補したが、開催の決まった札幌の32票に敗れ、16票で次点であった。
 その翌日はバンフからバンクーバーへ移動した。バンフからバンクーバーへは まずカルガリー空港へ行き、そこから飛行機で1時間半ほどでバンクーバーに着いてしまう。午後にバンクーバーに到着し、クイーン・エリザベス・パークなどへ行った記憶がある。そして、次の日はバンクーバーを観光し、27日はフェリーに乗ってビクトリアへ渡った。28日はバンクーバーで自由時間を過ごし、夕食は確か「千代田」というすし屋で、良いネタの寿司を食べたのを覚えている。だが、その「千代田」は閉店してしまったそうだ。
 バンクバーから成田へ戻ってきたのは8月30日の昼頃だったと思うが定かではない。

000_990826235S X700 カナディアンロッキー バンフ F90 アルバム用.jpg
バンフ大通りからカスケード山を望む 1999年8月26日 
カナダのアルバータ州カナディアン・ロッキー山脈自然公園

022_990825231S X900 カナディアンロッキー バンフ F90 アルバム用.jpg 22.バンフの街
バンフのメインストリートである。正面に見えるのはバンフの象徴であるカスケードマウンテン(2998m)だ。カスケードとは複数連なった滝を意味するとのことで、トップの写真ではより鮮明に、山頂の左側から山麓へまっすぐに糸のようにつながった滝が見える。今では 亡くなられてしまった大橋巨泉氏の店として有名だった「オーケーギフトショップ」はこの通りの左側にあった。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
023_990826233S X900 カナディアンロッキー バンフ F90 アルバム用.jpg 23.ボウ川に架かる橋
バンフの街の南側を流れるボウ川を渡る橋の上からも、カスケード山が見える。この写真はカスケード山に向かって右側を撮っている。ボウ川はカルガリーのほうへ流れる。連なって見える山はランドル山の山並みだ。wikipediaによると、ボウ川は、カナダのアルバータ州を流れる全長623kmの川である。名前は、川のそばに生える木を先住民が弓にして使っていたことに由来する。ボウ川の源流はカナディアンロッキーに存在するボウ氷河である。ボウ氷河の末端部で融解してボウ川となって流れ出した水は、付近に存在するボウ湖に一旦流れ込み、再びボウ川としてバンフ国立公園内を流れてゆく。なお、ボウ川の本流に存在する滝であるボウ滝も同公園内に存在する。その後カルガリーを経由し、グラッシーレイクの町の近くでオールドマン川と合流しサウスサスカチュワン川となる。この川は、飲料水や灌漑および水力発電用の水の重要な水源となっている。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
024_990826240S X900 カナディアンロッキー バンフ F90 アルバム用.jpg 24.バンフ・スプリングス・ホテル
バンフのメインストリートがボウ川を渡るところ(写真23.)から南東へ1kmほど行ったところ、ボウ川が滝となって落ちる場所を見下ろす山腹の森に壮観な外容を聳え立たせている。前にも述べた「Fairmont Chateau Lake Louise」と同じフェアモント・ホテルズ系列のホテルだ。ホテルからは峡谷を隔ててランドル山(2948m)の雄大な眺望を見ることができる。世界有数のリゾート・ホテルの1つとされ、併設されるゴルフ・コース(27ホール)も川に沿った自然の地形を利用しており評価が高い。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
025_990826386S X900 バンフ Olympusμ アルバム用.jpg 25.バンフで泊まったホテル
前書きにも書いたが、バンフで宿泊したホテルはとても良いホテルだったが、名前を思い出せなかった。ネットで検索を試みたが、全く同じと思われるホテルの画像は見つけられない。しかし、その玄関の構えなどは、バンフの中でも四つ星の高級ホテルといわれる「リムロック・リゾート・ホテル」に似ている。「リムロック・リゾート・ホテル」は、8階建ての立派なホテルだが、1993年に開業し、2008年に改築されているという。位置的にも、1883年に鉄道会社によって発見されたというなかなか歴史情緒あふれる「バンフアッパーホットスプリングス」という温泉の近くにあるというのは、わたくしたちが1999年に泊まった3階建てのホテルに似ている。ひょっとして、わたくしたちは改築前の「リムロック・リゾート・ホテル」に泊まったのかもしれない。

Orympus μ 35mm f3.5
026_990826257S X900 バンクーバー F90 アルバム用.jpg 26.バンクーバー到着
カルガリーからバンクーバーまでは飛行時間1時間30分で到着した。時差が1時間ある。到着後はバンクーバーの市内観光だった。空港から、バスの車窓に見えるのは、山を背にしたバンクーバーの大都会だった。空港のあるシー島からエリザベス女王公園へ行く。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
027_990826243 X900 バンクーバー クィーンエリザベスパーク.jpg 27.エリザベス女王公園
バンクーバーの市街地で最も高い地点にあるそうだ。52haの緑地は、カナダ植物園とバンクーバー最大の都市公園である。常緑の緑と花の海が人気で、北にはイングリッシュベイと雪をかぶった山々が見える。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
028_990826261S X900 バンクーバー F90 アルバム用.jpg 28.スタンレー・パーク
スタンレー・パークはブリティッシュコロンビア州、バンクーバー市の都市公園である。スタンレー・パーク内にトーテムポールが設置されている。wikipediaによれば、この土地は北米西海岸先住民族であるバラード族(Burrard)モスキアム族( Musqueam )そしてスクワミッシュ族( Squamish)が治めていた。公園の周りを囲むように通っている8.8kmの長さのシーウォールという遊歩道で、1918年から建設が始まり1971年に完成した。現在は公園外のカナダプレースやイングリッシュベイ方面にまで延長されており、他の公園とも繋がっているという。シーウォールの入り口から2.5kmほどのところのブロクトンポイント(Brockton Point)には、カナダ先住民によって造られたトーテムポールが9本が立ち並んでいた。有名な観光スポットとなっている。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
029_990826265S X900 バンクーバー F90 アルバム用.jpg 29.バンクーバーのビル群
スタンレーパークから眺めるバンクーバーの街は美しかった。写真のバンクーバー港の一番左側に見える三角屋根の連なりはカナダプレースの建物でコンベンション・センターなどがある。1986年に開催されたバンクーバー国際交通博覧会の時にカナダのパビリオンとして建てられた。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
030_990826270S X900 バンクーバー F90 アルバム用.jpg 30.ライオンズ・ゲート・ブリッジ
スタンレーパークから南へ、クイーン・エリザベス・パークへ向かう途中、写真のつり橋を渡った。wikipediaによると、このつり橋は、「バラード入り江のファーストナローズ(First Narrows)を跨いで、バンクーバーとノースショア(ウェストバンクーバー(地区)、ノースバンクーバー(市)、ノースバンクーバー(地区))を結んでいる。 橋長は、ブリティッシュコロンビア州道99号線と1A号線の高架部分を含めると約1,823mであり、つり橋のみでは約1,517.3mである。」

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
031_990827285S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 31.ビクトリアへ
翌日はフェリーに乗ってビクトリアを観光した。バンクーバー島の最南端にあるビクトリアは、距離的にはバンクーバーとアメリカのシアトルとの中間にあるが、陸路はない。いま、調べてみるとバスでフェリーの乗り換えなしで4時間30分ほどかかるとあるが、そんなにかかったという記憶はない。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
032_990827317S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 32.ブッチャート・ガーデン -1
まずは、ビクトリアの観光地では恐らくもっとも有名なブッチャート・ガーデンへ行った。ビクトリアはどこにでも花々の咲く美しい町であり、公園も多いが、このブッチャートガーデンはその中でも最大級、そして最上級の美しさを誇る。面積にして22万㎡、東京ドーム5個分にも相当する広大な園内は、サンケンガーデン・ローズガーデン・日本庭園・イタリアンガーデン・地中海庭園と5つのエリアにわかれており、それぞれに違った様相を楽しむことができる。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
033_990827290S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 33.ブッチャート・ガーデン -2
wikipediaによれば、「オンタリオのオーウェンサウンドに住んでいた、セメント製造業者のロバート・ブッチャート(Robert Pim Butchart)は石灰石の採石場を求めてカナダ西海岸に移り、1904年に採石場近くに邸宅を建てた。妻のジェニー・ブッチャートの発案で、横浜出身でビクトリア市で人気になっていた日本人造園家、岸田伊三郎(当時65歳)によって1908年頃、邸宅に作られた日本庭園は人気を集めた 。1909年から採掘の終わった採石場跡を庭園として整備して Sunken Gardenとして、1921年に完成した。屋敷を"Benvenuto" (イタリア語で歓迎の意)と名づけ、庭園に客を迎えた。1926年にテニスコートをイタリア式庭園に変え、1929年に家庭菜園をバラ園に変えた。1939年に21歳になった孫のイアン・ロスに庭園は贈られ、ロスは没するまでこの庭園の運営や宣伝に従事した。」夏の間しか営業していないカフェテリア方式のブルーポピーレストランで食事をした。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
034_990827300S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 34.ブッチャート・ガーデン 噴水
この噴水は60周年(1964年)のお祝いとして作られたそうだ。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
035_990827319S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 35.インナー・ハーバー -1
午後はビクトリアのダウンタウンのインナーハーバーへ連れて行ってくれた。まずはフェアモント・エンプレスホテルの威容に魅了される。ここもフェアモント・ホテルズ系のホテルで1908年の開業である。ホテルの前側は海だ。片道約30分でバンクーバーを行き来する水上飛行機が発着するところも見られるという。二階建てのバスはロンドン譲りであろう。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
036_990827322S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 36.インナー・ハーバー -2
この広場は観光客を魅了する様々なものがある。立派なホテル、二階建てのバス、そして白い馬車、街燈には花が咲きおとぎの国のようだった。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
037_990827327S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 37.インナー・ハーバー -3
大道芸人の姿もあった。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
038_990827341S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 38.インナー・ハーバー -4
街の紹介にはブリティッシュコロンビア州内の中で一番南に位置しており、気候は温暖。春から夏にかけて色鮮やかな花々に囲まれた英国風な街並みからは、本土とは違った風情を堪能することができるとあった。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
039_990827338S X900 ビクトリア F90 アルバム用.jpg 39.ビクトリアのダウンタウン
ダウン・タウン・ストリートも散策した。「KABUKI KABS」?とか書かれ、歌舞伎の絵が描かれたワッフル屋さんのリヤカーが止まっていた。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
040_990828403S X900 バンクーバー Olympusμ アルバム用.jpg 40.ガスタウン
ビクトリアは日帰りし、翌日はバンクーバーで自由時間となった。どこへ行こうかと思ったが、バンクーバー発祥の地と言われるガスタウンへ行ってみることにした。ホテルから緩やかな坂になっているダウンタウンをまっすぐ上っていったように記憶している。朝早かったので、日差しがとてもさわやかな散策だった。ウィンドウ・ショッピングも楽しい。写真に見える像は、1867年に初めてこの地域に酒場を開いたイギリス人の蒸気船船長"ギャシー"・ジャック・デイトン (John Deighton)で、この地名は彼に由来するそうだ。

Orympus μ 35mm f3.5
041_990828415S X900 バンクーバー Olympusμ アルバム用.jpg 41.蒸気時計
ガスタウンのシンボルは、キャンビー通りとウォーター通りの角に位置する蒸気時計である。写真ではその文字盤の部分が隠れてしまった。通常は15分毎に笛が鳴るが、毎時0分の笛は長い。北海道小樽市メルヘン交差点には同じ作者が制作した蒸気時計が1994年に設置されたと聞くが、そうするとこのガスタウンの蒸気時計は何時作られたのだろうかと疑問を持った。答えは1977年、レイモンド・サンダース氏によって製作されたとのことだった。現在のガスタウンは 1970年代後半以降、市の観光局によって再開発されたそうだ。

Orympus μ 35mm f3.5

2023年2月19日

1999年8月22日~30日 カナダ旅行 1 of 2

ブログのネタが切れてしまった。もう、24年も前のことだが、カナディアン・ロッキーを訪れた時のことをもう一度写真で振り返ってみようと思う。詳しいことは覚えていないが、23年前の記憶を辿ってみる。
 カメラはNikon の F90XS というフィルム・カメラだった。当時としてはAFが早いということだったが、あまり人気が出なかったカメラである。この旅行ではNIKKOR 24mm~120mmズームレンズ を付けていった。一緒にオリンパスμというコンパクトカメラを持って行ったがこれが期待以上によく撮れた。

000_990825198S (文字)カナディアンロッキー アサバスカ氷河 F90 アルバム用_.jpg
アサバスカ氷河 1999年8月25日 カナディアン・ロッキー

001_990823007S X900 トロント F90 アルバム用.jpg 1.トロントの街
8月22日に成田を発ったのだが、何時ごろの便だったか定かに覚えていない。日付変更線を超えて、同じ日の夜にトロントについたのではないかと思う。次の日はまず、トロントの市街を見学した。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
002_990823016S X900 トロント F90 アルバム用 ウェランド運河.jpg 2.ウェランド運河
トロント街を少し見学した後、バスはナイアガラへ向かった。所要時間は約2時間ほどだったと思う。途中、バスは写真の運河を渡っていった。wikipediaによれば、このウェランド運河(Welland Canal)は、カナダのオンタリオ州にある全長43.4 km の運河で、エリー湖のポートコルボーン(Port Colborne)とオンタリオ湖のポートウェラー(Port Weller)を結んでおり、五大湖と大西洋を結ぶセントローレンス海路の一部でもある。船はこの運河により、ナイアガラの滝を迂回してエリー湖とオンタリオ湖の間を行き来できる。運河の水位が違うのが見える。もうすぐナイアガラ瀑布だ。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
003_990823103 X900 ナイアガラ蝶園.jpg 3.ナイアガラ蝶園
ツアーの一行は、バスを降りて、どこか忘れてしまったが行くことになっていた。わたくしは、ツアコンに別行動でナイアガラ公園の少し離れたところにあるナイアガラ蝶園へ行きたいと頼んでみた。すると、ツアー一行が観光をしている間乗ってきたバスは待っているだけなので、そのバスで蝶園まで乗せていってくれるよう運転手に頼んでくれた。そして、約1時間蝶園で楽しい時間を過ごした後、ツアーの昼食会場でみんなと合流するところまで面倒を見てもらった。チップをはずんだのは言うまでもない。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
004_990823058S X900 ナイアガラ蝶園 F90 アルバム用.jpg 4.ナイアガラ蝶園(Butterfly Conservatory) -1
ナイアガラ蝶園で翔んでいるチョウたちは、日本の多摩動物園の蝶園や、足立生物園などで飼育されているチョウとは様子が違っていて、中南米のチョウが多かった。このチョウは中央アメリカから南アメリカに産するチャクトニアドクチョウのようだ。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
005_990823087S X900 ナイアガラ蝶園 F90 アルバム用.jpg 5.ナイアガラ蝶園(Butterfly Conservatory) -2
このチョウはメルポメネドクチョウといい、南米のペルーなどの産する蝶だ。やや小型だが、いかにも毒があるような紋様である。日本でもアサギマダラなどの毒蝶がいる。幼虫がアルカロイドを有するガガイモ科の植物を食草としていて、成虫になってもその毒は体内に残る。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
006_990823105S X900 ナイアガラ F90 アルバム用.jpg 6.ナイアガラの滝 -1 アメリカ滝
ナイアガラの滝は、エリー湖からオンタリオ湖に流れるナイアガラ川にある滝。カナダのオンタリオ州とアメリカ合衆国のニューヨーク州とを分ける国境になっている。ナイアガラの滝は、カナダ滝 (落差56m、幅675m、滝壺の深さ55m)、アメリカ滝 (落差58m、幅330m)、ブライダルベール滝 (落差55m、幅15m)の3つからなる。これはアメリカ滝である。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
007_990823106S X900 ナイアガラ F90 アルバム用.jpg 7.ナイアガラの滝 -2 カナダ滝
こちらはカナダ滝で、アメリカ滝より雄大であった。アメリカとの国境を挟んでカナダ側にある。カナダ側にあることからその名があるが、馬蹄形の形をしていることから英称で「ホースシュー・フォールズ」とも呼ばれる。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
008_990823124S X900 ナイアガラ F90 アルバム用.jpg 8.ナイアガラの滝 -3 カナダ滝
展望台からカナダ滝を見ていたら、虹がかかった。観光客をいっぱい乗せたボートが滝の落ちるところへ進んでいる。乗っている人は青いビニールの合羽を着ていた。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
009_990823148S X900 カルガリー F90 アルバム用.jpg 9.カルガリー
ナイアガラの滝を観光して、空路、カルガリーへ向かう。この日はカルガリー泊だった。東から西へ、飛行時間は6~7時間かかったように思う。車だと30時間以上かかるそうだ。空港からホテルへ行くバスの車窓から、走行する貨物列車が見えた。カルガリーは、カナダ西部にあるアルバータ州の都市だ。同州最大かつ北米有数の世界都市でもある。アルバータ州の南部、カナディアンロッキー山麓から東におよそ80 kmの高原地帯に位置する。わたくしたちがツアーで訪れた時代の人口は100万人以下だったが、2017年のデータでは134万人になっている。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
010_990824147 X900 カルガリー.jpg 10.カルガリーからレーク・ルイーズへ
距離にして200km弱ある。朝カルガリーのホテルを出発し、カナディアン・ローッキーを目指してバスは出発した(バスの窓ガラスの反射が映り込んでしまった)。カルガリーの郊外には、1988年の冬季オリンピックで、フィンランドのマッチ・ニッカネンが大活躍したスキーのジャンプ台が見えた。ニッカネンは、個人戦の70m級、90m級だけでなく団体戦もフィンランド・チームで金メダルを獲得してジャンプでは史上唯一の三冠に輝いた。日本選手では、フィギュアスケートの伊藤みどり選手が、当時の女子で最高難易度レベルのジャンプを連発し地元メディアに「flying woman(空飛ぶ女性)」と紹介され一躍人気を集めた。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
011_990825155S X900 レークルイーズ F90 アルバム用.jpg 11.レーク・ルイーズ 到着
夕方、早い時間にレーク・ルイーズのホテルに到着した。湖畔にある有名な「Fairmont Chateau Lake Louise」だ。19世紀末から20世紀初頭にカナダ太平洋鉄道が建設したもので、同じロッキー山中のバンフ・スプリングス・ホテル、ケベックのシャトー・フロンテナック等とともにフェアモント・ホテルズ系列である。憧れていたホテルである。この写真は翌朝に撮った写真だったと思う。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
012_990825154S X900 レークルイーズ F90 アルバム用.jpg 12.レーク・ルイーズ
ホテルの前には、雪を冠したカナデァン・ロッキーの山を背景に、レーク・ルイーズが静かな佇まいを見せる。レイク・ルイーズ(Lake Louise)は、カナダ アルバータ州のバンフ国立公園内にある湖及びその近くにある小村の名前である。氷河から解け出た水に含まれる岩粉により、湖は独特なエメラルド色をしている。湖周辺ではハイキングや登山の他、スキーを楽しむこともできる。水面の標高は1536m である。レイク・ルイーズの名前は、ヴィクトリア女王の四女でありカナダ総督ジョン・キャンベル夫人であったルイーズ・キャロライン・アルバータに由来している。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
013_990825376S X900 レークルイーズ朝 Olympus μ アルバム用.jpg 13・朝日を浴びるシャトー・レイク・ルイーズ
早起きして、湖のほとりで写真をとった。はやばやとハイキングに出発するグループもあった。太陽がのぼり、ホテルに陽が当たり、輝いていた。

Orympus μ 35mm f3.5
014_990825164S X900 カナディアンロッキー クロウフット氷河 F90 アルバム用.jpg 14.クロウフット氷河 -1
8月25日、この日はカナディアン・ロッキーの景勝地をめぐる。レイク・ルイーズの町の北西約32kmほどの所であり、この氷河はレイク・ルイーズの町とジャスパーの町とを結ぶアルバータ州の高速道路93号線のアイスフィールド高速道路(英語版)からも見ることができた。Crowfoot Glacier、その名の通り、カラスの足の形をしている。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
015_990825165S X900 カナディアンロッキー クロウフット氷河 F90 アルバム用.jpg 15.クロウフット氷河 -1
レイク・ルイーズから93号線を北へ、アサバスカ氷河へ行く途中、クロウフットの展望所があった。wikipediaによれば、かつてはワプタ氷原につながっていて、そこから流れ出す氷河であった。ワプタ氷原も含めてカナディアンロッキーに存在する氷河や氷原は縮小傾向にあるわけだが、ワプタ氷原が縮小して、このクロウフット氷河は氷原から分離してしまったのである。さらに縮小傾向にあるのはクロウフット氷河についても言えることで、1850年頃に小氷期が終わってから後、この氷河は後退していっている。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
016_990825173S X900 カナディアンロッキー ボウサミット F90 アルバム用.jpg 16.ボウ・サミットから見るペイトー湖
レイクルイーズから30分ほど走ったところで、ボウ・サミット(BowSumit)の駐車場に入る。展望台へ行くとペイトー湖が見下ろせた。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
017_990825183S X900 カナディアンロッキー F90 アルバム用.jpg 17.ボウ・サミットからアサバスカ氷河へ
バスは93号線からボウ川に沿って北上する。車窓の景色は変化に富んで美しかった。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
018_990825184S X900 カナディアンロッキー F90 アルバム用.jpg 18.アサバスカ氷河入り口
バスはアサバスカ氷河の入り口に着いた。ここから雪上車に乗り、氷河に向かう。アサバスカ氷河は、コロンビア氷原から流れ出す主要な6つの氷河の1つとして数えられている。すなわち、キャッスルガード氷河(Castleguard Glacier)、コロンビア氷河(Columbia Glacier)、ドーム氷河(Dome Glacier)、スタッドフィールド氷河(Stutfield Glacier)、サスカチュワン氷河(Saskatchewan Glacier)、そしてこのアサバスカ氷河である。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
019_990825185S X900 カナディアンロッキー アサバスカ氷河 F90 アルバム用.jpg 19.アサバスカ氷河
雪上車に揺られて氷河の中に入って行った。wikipediaによれば、コロンビア氷原から流れ出す氷河は、近年その規模が縮小する傾向にあって、それはこのアサバスカ氷河も例外ではない。アサバスカ氷河は近年年間2mから3mのペースで後退を続けている。さらに、この125年で1500m以上も後退し、氷河の体積も、その半分以上が失われたことで知られている。このように、急速に縮小を続けている氷河であるため、あくまで参考値でしかないが、ツアーでわたくしたちが訪れた年から13年後にあたる、2012年現在のアサバスカ氷河は、全長がだいたい6kmで、約6km2の面積を持ち、氷は90mから300mの厚みを持った場所が存在していると見積もられている。なお、2012年現在のアサバスカ氷河の流速は1日に数cmである。そして、アサバスカ氷河は末端部で融解し、アサバスカ川となって流れていっている。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
020_990825216S X900 カナディアンロッキー Bow Lake F90 アルバム用.jpg 20.ボウ・レイク
アサバスカ氷河から、来た道をこの日泊まるバンフの方へ戻る。途中、レイク・ルイーズの町の北方約30kmに位置する小さな淡水湖である。湖畔に下りて休憩したが、そのターコイズブルーの水は澄み切っていた。このボウ・レイクは長さ約3.2km、幅約1.2km、面積約3.21㎢と小規模な湖だ。しかしながら、この湖は氷河の末端で融解した水が流れ込んでおり、その水には氷河が削りだした微細な粒子が含まれているため、入射する太陽光が散乱され、湖水がターコイズブルー(トルコ石の青色)に見えるのだ。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影
021_990825226S X900 カナディアンロッキー Bow Lake F90 アルバム用.jpg 21.ボウ・レイク湖畔のロッジ
湖畔には、赤い屋根が印象的なナム・タイ・ジャー・ロッジがある。湖水面の標高は1920m。

Nikon F90XS AF NIKKOR 24mm~120mm f3.5-5.6D
プログラムオートで撮影