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2018年2月 1日

蝶 自選年間ベスト10 (​12) 2014年

これと言った写真を撮らないまま、今年もはや1か月が過ぎてしまった。地球温暖化と言われる昨今だが、最近では珍しく寒波が押し寄せ、気温が低い日が続いている。春以降のチョウのことが気になる。
 さて、2014年、この年は海外で撮った写真はなかったが、国内では、今まで行っていなかったところでの写真もある。春はツマキチョウ狙いで目黒自然教育園や小石川植物園へ、また、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリを撮ろうと多摩川河川敷を歩いた。夏は赤城山へも行ってみた。
 信州は日帰りバスツアーで上高地へ行った。上高地滞在時間は3時間ちょっとだが、それなりに楽しめるお手軽さだ。

;クリックすると大きな写真になります。 1.スギタニルリシジミ 2014年4月9日 神奈川県相模原市
早春にこの地へ来るのは、もちろんギフチョウが主な目的なのだが、スギタニルリシジミもこの時期にしか現れない小さな蝶で見逃せない。向こう側に止まっているルリシジミに比べて色浅黒く、表のブルーも濃い。だが、なかなか翅表を見せて止まってくれない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影(F7.1 1/800秒 90mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.トラフシジミ春型 2014年4月9日 神奈川県相模原市
梅の花でトラフシジミが吸蜜していた。2m以上離れたところにいる小さなシジミチョウは90mmマクロでは撮れない。COOLPIXP90の後継として昨年9月に購入したFUJIFILM FINEPIX HS50 で撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​500​秒 1​24​mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマキチョウ 2014年4月15日 小石川植物園
舞岡公園では春の花が少なく、なかなかツマキチョウの良い写真が撮れない。昨秋、初めて行ってみて蝶が多かった文京区の小石川植物園へ行ってみた。ナノハナにツマキチョウが舞っていた。 ​

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.ギンイチモンジセセリ 2014年4月26日 東京都日野市
春になると蝶愛好者のブログの写真に多摩川上流で撮られたギンイチモンジセセリの写真が登場する。生息しているのはこの辺だろうと見当を付けて、歩いてみた。初めて見るギンイチモンジセセリを撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​800​秒 5mm ISO​1​00 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.コチャバネセリ 2014年5月17日 横浜市舞岡公園
コチャバネセセリは、良くハルジオンの花で吸蜜している。こんな時は近寄って撮ることができるほどだが、その飛翔は敏捷だ。この時期を逃すと擦れてしまって、きれいな個体は撮れない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.飛び立つサカハチチョウ 2014年5月19日 東京都下裏高尾
偶然にこんな写真が撮れた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.半分翅を開いたウラゴマダラシジミ 2014年6月10日 横浜市舞岡公園 
この年はウラゴマダラシジミが多く見られた。この蝶もなかなか翅を開いて見せてくれないが、じっと待っていたら半分開いてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影(F5.6 1/250秒 90mm ISO500 )露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ムラサキシジミ 2014年5月17日 横浜市舞岡公園
ムラサキシジミが住み着いているところがある。アラカシだろうか?食草であるに違いない。擦れていない、とてもきれいな♀だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 (F8.0 1/250秒 90mm ISO500) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマカラスアゲハ 2014年8月1日 長野県上高地
梓川が流れる散策路を歩いていると、ホテルの玄関の脇に植えられているシナノナデシコの花にミヤマカラスアゲハが来ていた。6月に入手したD5300に18-140mmのズームレンズで撮った。最短撮影距離はズーム全域で45cmだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 (f6.3 1/320秒 140mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.コヒョウモン 2014年8月1日 長野県上高地
上高地には多くのコヒョウモンが飛んでいて、クガイソウの花にも集まっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 (f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
180131_011.jpg 補1.ハチスの花とクロアゲハ 2014年8月15日 横浜市舞岡公園 
ハチスの花に一瞬、クロアゲハが立ち寄った。上手く撮れたのだが、フラットな写真になってしまった。たまたま、Amazonの広告を見て、「写真の学校 デジタル写真の色を極める!」を購入したばかりだった。そこでは、画像ソフトはAdobe Photoshop シリーズを使用して説明されているが、Nikon Capture NX2でレタッチを試みる。JPEGで撮っているのでレタッチには適さないのかもしれないが、なんとか見られるようになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.散歩道に休むヒカゲチョウ 2014年9月29日 横浜市舞岡公園 
自転車に引いて散歩されていた人が、立ち止まって撮り終わるのを待っていてくださった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/​900​秒 4​mm ISO​400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.翅を開くムラサキツバメ♂ 2014年11月19日 高知県桂浜
晩秋に3泊4日で四国一周駆け足旅行をした。桂浜に寄った日はとても良い天気だった。陽当たりの良いマテバシイ?の植え込みで、ムラサキツバメとムラサキシジミが飛び回っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影( f​5.6​ 1/​640​秒 140mm ISO200 ) 露出補正 な
;クリックすると大きな写真になります。 補4.ヒョウモンチョウ 2014年7月24日 群馬県赤城山 白樺牧場付近
コヒョウモンなのか、ヒョウモンチョウなのかと思いつつ撮ったが、どうやらヒョウモンチョウのようだ。​

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/​160秒 74mm ISO​160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ミヤマチャバネセセリ  2014年4月26日 東京都日府中市
この蝶に会うのもこの日が初めてだった。生息地は限られるようだ。クリッとした眼がかわいらしい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200) 露出補正 なし


2015年1月 1日

新年のご挨拶


皆さま 明けましておめでとうございます


 平素はStudio YAMAKO をお訪ねいただきありがとうございます。2006年にn-shuhei さんのご支援によりブログが立ち上がり、今年は足掛け10年目となります。アップする写真点数も年ごとに増えてきて、これまでに5,000点を越えました。これからも楽しみながら、続けていきたいと思っています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 
2014年に撮った蝶たち 春から秋へ
nennga.jpg

左上から右へ順次 (写真は再掲)

ルリタテハ 3月28日 鎌倉鶴岡八幡宮
ツマキチョウ 4月8日 目黒自然教育園
ギフチョウ 4月9日 相模原市緑区
トラフシジミ 4月9日 相模原市緑区
ギンイチモンジセセリ 4月26日 多摩川河川敷
ウラゴマダラシジミ 6月10日 舞岡公園
オオムラサキ 7月8日 山梨県北杜市オオムラサキセンター
アサギマダラ 7月18日 神奈川県箱根湿生花園
ウラギンヒョウモン 7月24日 群馬県赤城覚満淵
オオウラギンスジヒョウモン 8月1日 上高地
ミヤマカラスアゲハ 8月1日 上高地
コヒョウモン 8月1日 上高地
クジャクチョウ、オオウラギンスジヒョウモン、イチモンジセセリ 9月12日 日光湯元
ツマグロヒョウモン 9月15日 保土ヶ谷公園 
アカボシゴマダラ 10月7日 舞岡公園
ムラサキツバメ 11月19日 高知県桂浜



  さて、みなさまにおかれましては、昨年は如何な一年でありましたでしょうか?
4月に消費税が8%になって、GDPはマイナス成長となってしまいました。10月31日には日銀は追加金融緩和を実施、日経平均株価は暴騰し、7年ぶりの高値となったものの、景気回復の兆しはまだ見えぬままのようです。
  スポーツの世界では、ニューヨーク・ヤンキースに移籍した田中将大選手が期待通りの活躍をし、2月に始まったソチ冬季五輪では、羽生結弦選手がフィギュアスケート男子シングルにおいて、日本人初となる冬季オリンピックでの金メダルを獲得、ジャンプでは葛西紀明選手がレジェンドと呼ばれ、男子ラージヒル個人で銀メダルを獲りました。また、体操の内村航平選手は世界選手権の男子総合で5連覇という偉業を成し遂げるという明るい出来事も沢山ありました。

 一方、昨年は自然災害が多い年でありました。8月の豪雨では、広島県の安佐北区で土砂崩れが起こり、74人の方が亡くなられてしまいました。9月、10月には、台風18号、19号が被害をもたらしました。とにかく雨の多い年でした。また、9月には木曽の御嶽山が誰も思いもしなかった大噴火をし、57人の登山客が亡くなられてしまいました。小笠原諸島の西の島は拡大を続け、最近では、阿蘇山、桜島、口永良部島、十勝岳、蔵王などの火山活動が活発になっていると報じられています。1973年に制作されたされた小松左京さん原作の日本沈没という映画を思い浮かべたのは私だけではなかったと思います。今年11月に四国の祖谷、大歩危を旅行しましたが、私たちが乗ったバスが、19日に通った国道192号線が、12月5日の大雪で通行止めになり、130台の車が立往生、多くの民家が孤立してしまったことに驚きました。南関東の太平洋側に住む私は、幸いなことに大きな自然災害を蒙ることなく過ごさせていただきました。被害に遭われた皆様には心からお見舞いを申し上げます。
  そして、最後は衆議院解散総選挙、自民党圧勝で終わった一年でありました。

 私ごとでは、大学の仲間と10年間続けていたグァム・ゴルフ・ツアーが一応終了することになりました。その最後の2月のグァム島は、今までになかったような雨に見舞われ、プレイを中止しなくてはならなかったのが残念です。また、昨年は大学を卒業して50年目となり、春には塾から招待され入学式に出席して昔を思い出し、秋の連合三田会ではパーティーに招待され、日頃あまり会うことのなかった旧友と顔を合わせることができました。
  他に特記すべきことのなかった一年でしたが、お陰様で、風邪ひとつひかずに過ごせたことは幸いでした。

 みなさまにとりまして、本年が良い年になることをお祈り申し上げます。

2014年12月16日

ムラサキシジミ と ムラサキツバメ 四国 桂浜 11月19日


 蝶愛好家の皆様のブログを拝見していると、11月に入るとルーミスシジミとともに、ムラサキシジミやムラサキツバメの写真が登場する機会が多い。もう10年以上前のことになるが、マイレージがたまっていたので、急に思いたって、土日を利用して松山、高知を一泊旅行をしたことがある。その時も桂浜に寄ったが、そこで、ムラサキツバメとイシガキチョウを見たことを覚えている。ひょっとすると今回も会えるのではないかと期待していた。
 桂浜に着いて遊歩道を歩き砂浜に出る。そこからの戻り道沿いに植え込みがあり、ちらちらと数頭の蝶が飛んでいた。見ると、ムラサキシジミとムラサキツバメがいる。個体数も多い。10分ほど撮影することができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ムラサキシジミ -1
時刻は12時40分、暖かい日差しが降り注いでいる。これはムラサキシジミだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ムラサキシジミ -2
桂浜の向こうに太平洋が見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.ムラサキツバメ -1
今度はムラサキツバメだ。G12で、桂浜らしい背景を入れた開翅シーンを撮りたかったが、なかなかうまくいかない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ムラサキツバメ -2
ムラサキツバメはムラサキシジミには無い尾状突起があり、裏面の色が濃く、斑紋も違う。雌雄の判別は難しい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ムラサキシジミ♀ 開翅
開いた翅に日が当たり、ブルーが輝く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ムラサキツバメ -3
裏面の紋様がはっきりと見られる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ムラサキツバメ -4
ここにいる個体数はムラサキツバメのほうが多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ウラギンシジミとムラサキツバメ
そろそろ越冬体制に入ろうとしているのか、じっとして動かないウラギンシジミのところへ、ムラサキツバメがやってきた。2頭いる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ムラサキツバメ♂ 開翅
やっと、ムラサキツバメの開翅が見られた。♂の翅表は暗紫色で、鮮やかさはない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ムラサキツバメ♀ 開翅
今度は♀が開翅していた。前翅が青紫色に輝く。ムラサキツバメは、舞岡公園など横浜の近くでも見られるが、いままで、あまり撮影のチャンスに恵まれなかった。今回は開翅も撮れてラッキーだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし


2014年12月13日

2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日~19日 完 (5)桂浜と祖谷


 第3日目(11月19日)後半、高知市内を通り抜けて、浦戸湾を眺めながら桂浜に向かう。正午過ぎに桂浜の駐車場に到着した。すぐ、昼食になる。朝早かったので、腹も減った。食事をした後、バス・ガイドさんに従いながら、まず、坂本龍馬像を見る。思ったより大きい。桂浜へ出て、砂浜を歩く。
  天気が良く。とても暖かい。桂浜から駐車場へ戻る道筋の植え込みに、ムラサキシジミとムラサキツバメが飛んでいた。

  さて、最後は最も楽しみにしていた祖谷かずら橋、大歩危、小歩危へ行く。バスは高知自動車道から国道32号線に入り、さらに県道45号線を走って、祖谷の駐車場に着いたのはちょうど午後3時だった。
  祖谷川に掛かるかずら橋を渡ってスリルを味わい、琵琶の滝を眺め、小一時間を楽しんだ。 ここを出発したバスは国道32号線に出て、吉野川に沿って大歩危、小歩危を車窓に見ながら、高知空港へ向かった。
 19:35 発のANA540便に乗り、羽田に着いたのは夜9時だった。時間を有効に使った駆け足のツアーを無事終えた。

 あとで報道で知ったことだが、12月5日、徳島県と愛媛県を結ぶ国道192号線の三好ー池田間で大雪が降り、約120台の車両が立ち往生した。私たちのバスは、バス・ガイドから、蔦監督率いる池田高校野球部が、これまで春夏の甲子園大会では通算で優勝3回、準優勝2回の輝かしい成績を残しているという説明を聞きながら、三好市池田町から高松空港へ向かっているので、確か、この192号線というのは通っていたはずである。

88.坂本龍馬の銅像
桂浜に着いて、昼食をとったあと、バス・ガイドさんの引率で、まず、坂本龍馬の銅像を見た。坂本龍馬は言わずと知れた、維新の立役者として知られる土佐の偉人である。懐に手を入れ、太平洋の彼方を見つめるこの像は、1866年(慶應2年)に当時の写真家井上俊三が長崎で撮影した写真をもとに造形され、1928年(昭和3年)に立てられた。高さは13.4mと思ったより高い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
89.桂浜
桂浜というと、この位置からの写真が多い。桂浜の南西端に写真に見えている下竜頭岬があり、そこに竜王宮があり鳥居が立っている。北東端には上竜頭岬があり、その間に挟まれるように弓形に桂浜がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
90.竹林寺(車窓)
桂浜ではムラサキシジミやムラサキツバメの写真を撮ったりして楽しんだ。バスに戻り、祖谷に向かう。途中、五台山の近くを走ると左側の車窓から、31番札所の竹林寺が眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
91.山間の道(車窓)
桂浜から1時間半ほど走り、山間の道へ入った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
92.「かずら橋夢舞台」
午後3時、かずら橋観光の拠点である「かずら橋夢舞台」についた。大型バス34台、普通車300台を収容できる大きな駐車場があり、特産品から各種土産物、蔦の工芸品、また、「祖谷そば」もあった。その駐車場は展望台のようになっていて、紅葉する山並みをそこから撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
93.祖谷かずら橋への散策路
バス・ガイドさんの誘導で、かずら橋へと歩く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 42mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
94.「でこまわし」
かずら橋への道の途中の店には、アユの串焼きや焼き芋などが食べてみたいなと思わせるように並べられている。その中に、聞きなれない「でこまわし」というのがあった。「でこまわし」は、ほどいも(じゃがいも)、豆腐、こんにゃくを竹串に刺し、みそだれをつけて炭火で焼く田楽だそうだ。回しながら焼くようすが「でこ(人形)」に似ているので、この名が付いたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 18mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
95.アユやアメゴの串焼き
手前で焼かれているのはアメゴのようだ。アメゴはヤマメの一種で体に赤い斑点がある。アマゴとは地方による呼び方の違いで、同種だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 27mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
96.祖谷かずら橋 -1
下を流れる祖谷川の少し下流にある、県道32号線のコンクリートの橋の上から、祖谷かずら橋が眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 30mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
97.祖谷かずら橋 -2
祖谷かずら橋は、右岸から左岸への一方通行で渡る。手すりにつかまりながら一歩一歩進む。これでは両側から渡れるようにすると混乱必至だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/250秒 52mm ISO1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
98.祖谷かずら橋 -3
ツアーのお仲間のうち、半分くらいの人がかずら橋を渡っていた。私もカメラを右手に、手すりを左手に恐る恐る渡った。現在のここ、西祖谷山村善徳のかずら橋は長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mで日本三奇橋の一つであり、重要有形民俗文化財である。大正時代に一度、ワイヤーを使った吊り橋に架け替えられたが、1928年(昭和3年)、地域振興目的でかずら橋が復活されたとのこと。ただし安全のためワイヤーは使われており、かずらはワイヤーを包み込む装飾ということである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
99.琵琶の滝
かずら橋を渡り終え、少し左へ行ったところに琵琶の滝があった。祖谷の渓谷には平家の落人伝説がある。昔、平家の落人が京の都をしのび、この滝で琵琶をかなで、つれづれを慰めあっていたことから名付けられたと言い伝えられている。高さ50mの滝。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 30mm ISO5600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
100.祖谷かずら橋 -4
渡り終えた側からかずら橋を眺める。かずらとは、シラクチカズラ(重さ約5トン)だそうで、3年に一回、架けかえられるそうだ。バス・ガイドさんの説明では、次回の架けかえは来春早々だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/250秒 95mm ISO2800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
101.祖谷かずら橋 -5
だいぶ渡る人が少なくなった。渡橋料金は550円だそうで、私たちは団体扱いで500円だった。橋の下に降りることもできた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 30mm ISO1500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
102.駐車場へ
3時半過ぎ、わずかな時間であったが、今回の楽しみの一つ、かずら橋を満喫することができた。「でこまわし」の前には人が多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 30mm ISO1500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
103.スポットライト
山肌を彩る紅葉が、スポットライトを浴びていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
104.大歩危峡 -1
いよいよ、このツアーも最後に近づいた。ごご4時15分に大歩危峡にある「大歩危峡まんなか」というドライブインで、休憩となった。渓谷を眺めることができる。建物を下に下りていくと遊覧船の乗り場があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 18mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
105.大歩危峡 -2
大歩危は吉野川中流にある渓谷である。川沿いは変成岩類が露出する。この地域の地質は三波川帯に属し、8千万年~6千万年前にできた変成岩類で構成されているという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO1400 ) 露出補正 なし
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106.大歩危峡 -3
そこへ遊覧船が戻ってきた。この遊覧船は100年以上の歴史があるそうだ。大歩危とは大股で歩くと危ないの意からきているというが、ぼけというのは断崖を表わす古語だそうだ。さあ、バスの出発の時間が来た。かって蔦監督の下、甲子園で活躍した池田高校野球部のグランドなどを車窓に見て、一路、高松空港に向かう。飛行機が出るまでの時間、空港内で讃岐うどんを食べたが、とても旨かった。無事、羽田に到着。夜10時少し前に自宅に着いた。それほど疲れは感じない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 105mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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2014年12月10日

2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日~19日 (4)足摺岬から高知へ


  最終日の11月19日、この日の出発も朝7時半と早い。朝食は6時半から。朝食を済ませて外に出てみると、雲の間から上ってくる朝日を眺めることができた。
  宿へ戻ってバスに乗り込み、まず、足摺岬を訪れた。三方に広がる太平洋を眺め、四国霊場第38番札所の金剛福寺にお参りした。巡礼のグループも来られていて、外国人の姿も見られた。金剛福寺についてはインターネットでいろいろ調べてみたが、詳しい説明を見い出せなかった。

  四万十川の河口付近を車窓に眺め、くろしお鉄道の中村駅から国道56号線を走り、窪川から高知自動車道を高知市へ向かった。車窓から高知城やその大手門、山内一豊の騎馬像を眺め、桂浜へと向かった。

68.早朝
朝、6時14分。宿の部屋の窓から、明け始めた外を眺めると、中村駅行きの路線バスがやってきた。多分、始発であろう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/50秒 52mm ISO6400 ) 露出補正 なし
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69.日の出
昨夜の夕食のとき、宿のご主人が挨拶の中で、明朝の日の出は6時46分と言っていた。6時半から始まった朝食を終えて、外に出て、遊歩道を歩くと、すでに上がり始めた朝日が輝いていた。時間は6時56分で、日の出から10分経っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/2000秒 80mm ISO250 ) 露出補正 なし
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70.ジョン万次郎
バスで宿を出発し、足摺岬に着いた。ジョン万次郎は、遭難漂流してアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に助けられ、そのまま、太平洋を渡った。そのアメリカのほうを眺めている像が、朝日に輝いていた。いま、土佐清水市では、ジョン万次郎の物語をNHKの大河ドラマにという署名運動があるそうだ。ジョン万次郎は本名を中濱万次郎という。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
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71.お天気カメラ
足摺岬の展望台にこんなカメラがあった。Canon製ののU4シリーズで、NHK高知のお天気カメラだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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72.金剛福寺多宝塔
足摺岬の展望台から、これから行く、四国霊場第38番札所、金剛福寺の多宝塔が見えた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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73.太平洋の輝き
時刻は7時41分。日の出から1時間弱たった太陽がまぶしい。海がその光を照り返し、輝いている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f14 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.眼下の断崖
展望台から下を眺めると、打ち寄せる波が岸壁を洗っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/840秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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75.灯台
四国の最南端にある足摺岬灯台だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/250秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし
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76.金剛福寺 仁王門
立派な山門である。両側には朱塗りの仁王様が目を光らせている。弘法大師、橘逸勢とともに平安初期の能筆家「三筆」の1人と言われる嵯峨天皇宸筆の「補陀洛東門」と彫られた木額が掲げられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 18mm ISO320 ) 露出補正 なし
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77.金剛福寺 本堂
弘仁13年(822年)、嵯峨天皇の勅を奉じて、弘法大師がこの地に来て、金剛福寺を開創した。本尊は、三面千手観音菩薩、脇仏は、不動明王と毘沙門天である。代々皇室の勅願所として栄え、また源家一門の尊崇を受けたと伝えられる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし
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78.三菱のマークの原形 土佐柏
香炉に見える紋は、土佐山内家が用いていた土佐柏だ。三菱のマークは、岩崎家の紋である三蓋菱(三層にかさなった菱形を側面から見た形)と土佐藩主山内家の三葉柏(柏の葉三枚を図案化したもの)の紋を組み合わせたものだと云われている。 

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
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79.金剛福寺 多宝塔
足摺岬の展望台から見えた多宝塔だ。源頼光が清和天皇菩提の為に建立したもので、源氏一門ゆかりの塔として参拝者も多く訪れている。本尊は胎蔵会大日如来。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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80.金剛福寺 大師堂
本堂左手の池の畔を行くと愛染堂、権現堂、行者堂があって、大師堂がある。大師像が拝顔できる。まだ新しいように見えるが最近建て替えられたのだろか。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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81.金剛福寺 お札所
お遍路さんは、巡礼の参拝記念として寺名や朱印を集印帖などに押してもらっている。外国人の姿も見られた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/250秒 62mm ISO1400 ) 露出補正 なし
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82.金剛福寺 お遍路さん
巡礼されているお遍路さんのグループがおられた。私たちツアー一行の女性が一緒に写真を撮っていた。金剛福寺は第38番札所だが、37番の岩本寺からは94km、39番の延光寺へは74kmといずれも距離が離れている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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83.四万十川と中筋川の合流(車窓)
再びバスに乗り、高知へと向かう。土佐清水から国道321号線を北上し、四万十大橋で四万十川を渡る。ここで中筋川と合流する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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84.四万十川と後川の合流(車窓)
県道20号を北上し、車窓から四万十川に合流する後川が見られた。中村で国道56号線に出て、高知へと向かった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
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85.高知城(車窓)
11時半ごろ高知市に入った。もう何年前のことになるが、夫婦で松山、高知を旅行したことがあるが、その時に泊まった電車通りに面した旅館「城西館」の前を通り、元気のよい仲居さんと、司牡丹と、皿鉢料理を思いだし、とても懐かしかった。左手に高知城の天守閣を車窓観光。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
86.高知城 追手門(車窓)
高知城大手には追手門が、櫓門と桝形石垣、塀と共に現存する。門の入り口は枡形の巨大な石垣で囲まれていて、敵を三方から攻撃できるようになっている。馬に乗った山内一豊の銅像もあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
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87.緑の「はりまや橋」(車窓)
「はりまや橋」は赤いものと思っていたが、その赤い「はりまや橋」と道路を挟んで反対側に緑の「はりまや橋」というのがあった。明治41年に造られた、かんざしをモチーフにした鉄製の緑色の「はりまや橋」だ。何やら高知には「はりまや橋」が5つあるのだそうだ。バス・ガイドさんに説明されるまでわからなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/250秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2014年11月30日

2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日~19日 (1)金刀比羅宮参拝


  今年9月に友人夫妻と日光へ行った時、四国ツアーの話が出た。友人夫妻はすでに行かれていて、金刀比羅宮の石段の話など、興味ある話を聞かせていただいていた。
  毎月、旅行社から送られてくるブックレットの中に、「四国たっぷり20景めぐり3日間」というのがあった。2泊3日で、金刀比羅宮、四万十川、足摺岬、桂浜、祖谷・大歩危などを巡るツアーだ。20景の中には車窓から眺める高松城や高知城も入っているのだが、バスで目一杯見て歩くコースだ。行ってみようかということになり、申し込んでおいた。ところが申し込んだ旅行社から参加者申込者が少なく、不催行の通知が届いた。改めて、他の旅行社のブックレットを探すと、同じ日程で同じようなプランが載っていた。催行を確認して申し込んだ。

  第1日目は、羽田8:55発のANA281便で徳島へ飛び、空港で待っていたバスに載せられて、琴平へ行く。讃岐うどんの昼食を食べて、ガイドに引率され、金刀比羅宮へ向かう。途中、金丸座という劇場の外観を見学し、大門へ出る。この間、参道を通らず、迂回した。そこは道が狭く、土産物屋が並び、階段がきついので、高齢者の多いツアーでは避けているようだ。金刀比羅宮は御本宮まで上がった。その先まだ、奥社まで、583段の階段(約20分という)があるのだが、ツアーでは、ご本宮までだった。参道入り口から、ご本宮までは785段、奥社までは全部で1368段ある。

  バスに戻り、松山道を走って、道後温泉を車窓から眺め、今夜の泊りである奥道後温泉へ向かった。奥道後温泉は、道後温泉と違い何もないところだったが、温泉はとてもよく、のんびりすることが出来た。
  第2日目は宇和島、四万十川から足摺岬へ行く。

1.和歌山県上空
久しぶりにANAに乗った。途中、中部国際空港センチュリアと思われる滑走路を見下ろすことが出来た。ここは、和歌山県上空らしいが、どこを飛んでいるかはわからない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
和歌山県上空;クリックすると大きな写真になります。
2.高松道(車窓)
徳島空港で待ってくれていたバスに乗り込む。バスは空港を出て、間もなく高速道へ上がった。鳴門JCTで高知方面に向かう高知道と別れて、高松道を進む。この日、私たち2人のバスの指定席は最前列だった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/100秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
高松道;クリックすると大きな写真になります。
3.金刀比羅宮 参道入り口
左端に「大門まで365段」の文字が見える。石段登りはここからスタートする。さすが讃岐うどんの本場であり、うどん屋が並んでいる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 52mm ISO320 ) 露出補正 なし
金刀比羅宮 参道入り口;クリックすると大きな写真になります。
4.老舗うどん屋
参道を入ったすぐのところに、古い日本家屋の「本家とらや」といううどん屋があった。「本家とらや旅館」という看板も上がっている。この虎屋という旅館だった建物は、築400年と言われ、江戸時代から創業三百数十年という老舗旅館だったそうで、かつては昭和天皇や皇室御用達の宿だったと言われる。2階高欄に見える彫刻は手が込んでおり、歴史と風格を感じさせる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 35mm ISO500 ) 露出補正 なし
老舗うどん屋;クリックすると大きな写真になります。
5.石段かご
金刀比羅宮の石段は、特に石段下から、境内となる大門までの365段までが急峻だそうだ。そこまでを全国唯一の登山かごに乗って行くことができる。2人の男性が担いでくれるが、料金は上りが5,300円、下りは3,200円、往復では6,500円で、体重制限100kgだそうだ。子供は2人で乗ることもできる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 60mm ISO280 ) 露出補正 なし
石段かご;クリックすると大きな写真になります。
6.金丸座
大門への石段が始まる手前を左へ入り金丸座へ行く。金丸座は旧金毘羅大芝居と言い、現存する日本最古の芝居小屋だそうだ。完成は天保6年(1835年)で収容人員は740人である。「金丸座」の名称は明治33年につけられた。昭和45年に国の重要文化財に指定され、昭和47年から4年間の歳月をかけて現在の場所に移築し復元された。平成15年に復原及び耐震構造工事(平成の大改修)が行われている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
金丸座;クリックすると大きな写真になります。
7.讃岐富士
金丸座から眺める讃岐富士。讃岐富士とは、丸亀市と坂出市の境に位置する標高422mの飯野山のことだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 116mm ISO200 ) 露出補正 なし
讃岐富士;クリックすると大きな写真になります。
8.大門手前
参道の入り口から金丸座の方へ迂回したが、ここでまた参道に戻った。ご本宮まであと491段とある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 24mm ISO280 ) 露出補正 なし
大門手前;クリックすると大きな写真になります。
9.大門
参道入り口から、365段上がったところに神域の総門である大門がある。大門は1650年、初代高松藩主で、水戸光国の兄である松平頼重候から寄進された。二層入母屋造・瓦葺であり、楼上に揚げられた「琴平山」の額は、有栖川宮熾仁親王の筆だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO360 ) 露出補正 なし
大門;クリックすると大きな写真になります。
10.青銅の鳥居
参道にはいくつもの鳥居があるが、大門から続く石畳の参道を上がって行くと、この青銅の鳥居があった。この先に桜馬場西詰銅鳥居という大きな鳥居があるが、この写真の鳥居は何と呼ばれている鳥居かわからなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
青銅の鳥居;クリックすると大きな写真になります。
11.書院
桜馬場西詰銅鳥居をくぐって、石段を上がっていくと右側に、秋の特別展 ー 若冲邂逅が開催されている書院に入る社務所門があった。書院は入母屋造、檜皮葺で、萬治年間(1658-1660)の建築。円山応挙による「鶴の間」「虎の間」「七賢の間」「山水の間」の障壁画とともに、重要文化財に指定されている。円山応挙の障壁画はすべて、応挙晩年にあたる天明から寛政年間にかけての秀作であり、三井家から資金援助を得て京都で制作したといわれている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO720 ) 露出補正 なし
書院;クリックすると大きな写真になります。
12.旭社
大門からさらに264段上がって来たところに旭社があった。ここが本宮かと思うほど立派な建物だ。旭社は 天保8年(1837年)に建立された銅瓦葺の二層入母屋造の建物で重要文化財である。全体に多くの美しい彫刻がなされている。神仏分離以前の松尾寺の金堂であり、Wikipediaによれば、そのあまりの豪華さに江戸時代に参拝した森の石松は本堂と誤り、ここへの参拝のみで帰ってしまったと伝えられているとあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 100mm ISO560 ) 露出補正 なし
旭社;クリックすると大きな写真になります。
13.本宮拝殿
大門から420段、旭社から156段上がって、象頭山の中腹に鎮座する本宮に着いた。海抜251mに位置し、本殿・幣殿・拝殿は全て檜材が用いられ、檜皮葺の大社関棟造だそうだ。かつて伊勢神宮のお蔭参り、京参り、とともに庶民の三大行事の一つとして賑わったもう一つの庶民の大行事が金毘羅参りで、現在の金刀比羅宮をお参りすることを言う。金刀比羅宮の由縁には、二つの説があるそうだ。まず一つは、大物主命が象頭山に行宮を営んだ跡を祭った琴平神社から始まり、本地垂迹説本地垂迹説(神仏習合思想の一つ)により仏教の金毘羅と習合して金毘羅大権現と称したとする説。そしてもう一つが、象頭山にあった真言宗の松尾寺に金毘羅を祀った鎮守社があり、修験道の役小角が、象頭山に登った際に、金毘羅の神の霊験に遭ったのが金毘羅大権現とされるという説があるそうだ。明治維新後の神仏分離・廃仏毀釈により金刀比羅宮となり神道の神社となった。主祭神は大物主命、相殿に崇徳天皇を祀っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 22mm ISO1400 ) 露出補正 なし
本宮拝殿;クリックすると大きな写真になります。
14.琴平市街と讃岐富士
本宮の北東側は、高台に造られた広い展望台になっている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO400 ) 露出補正 なし
琴平市街と讃岐富士;クリックすると大きな写真になります。
15.本宮本殿
1878年に再建された桧皮葺、大社関棟造りの本殿は大物主神と崇徳天皇を祭る。神様は正面から写してはならない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 66mm ISO3200 ) 露出補正 なし
本宮本殿;クリックすると大きな写真になります。
16.三穂津姫社神饌殿と灯籠
本宮から、三穂津姫社まで南北に渡っている南渡殿という、長さ約40m、屋根は檜皮葺の長い廊下がある。その明治11年(1878年)に建てられた南渡殿の南端に三穂津姫社がある。本宮の御祭神である大物主神の后にあたる、高皇産霊神の御女、三穂津姫神が祭られているそうだ。三穂津姫社の向かって右側に三穂津姫社神饌殿が隣接する。青銅の灯籠は讃岐守が寄進したとされる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO1250 ) 露出補正 なし
三穂津姫社神饌殿と灯籠;クリックすると大きな写真になります。
17.神馬とスクリュー
我々のツアーは本宮までである。ガイドさんの案内で下り始める。桜馬場西詰銅鳥居の右側に広くなったところがあり、奥には厩があった。厩では、神様がお乗りになるための馬「神馬」を飼養している。その白い馬が運動をさせられていた。また、金刀比羅宮は海の守り神として、船乗り、漁業従事者、海運や海事関係者などによって崇められ、全国津々浦々からの参拝者で賑わうという。広場には画像のような巨大な舶用スクリュープロペラも奉納されている。1994年(平成6年)9月に奉納された大きさ直径6m、重量19.2トンある、自動車(5,000台)運搬専用船向けのプロペラ(真鍮製)と記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO500 ) 露出補正 なし
神馬とスクリュー;クリックすると大きな写真になります。
18.裏参道 -1
帰り道は裏参道だ。旭社の下の社務所門の階段を降りたところを左に入る。高橋由一館の前を通って静かな道をいくと、紅葉もなかなかきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 80mm ISO1400 ) 露出補正 なし
裏参道 -1;クリックすると大きな写真になります。
19.裏参道 -2
このあたりは常磐森と呼ばれているようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO4000 ) 露出補正 なし
裏参道 -2;クリックすると大きな写真になります。
20.松山、道後・奥道後温泉へ(車窓)
バスにたどり着いたのは、午後3時ごろだった。松山自動車道を松山市へと向かう。距離は100km位あるのだろうか。松山に着いたのは4時半だった。松山市内には、伊予鉄道の路面電車が走っている。2002年から運用開始された低床車両とクリーム色とオレンジ色に塗り分けられた従来からの主力車種とが並ぶ。将来は松山空港まで延伸させようとの計画があるようだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/25秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
松山、道後・奥道後温泉へ;クリックすると大きな写真になります。
21.道後温泉(車窓)
バスは、道後温泉の脇を通る。道後温泉は、「日本書紀」にも登場するわが国最古の温泉だそうだ。道後温泉のシンボル「道後温泉本館」は、本館上にどっしりとした構えの振鷺閣があり、伝説の白鷺を据え、毎朝6時に太鼓の音で開館を告げるなど、歴史ある温泉情緒がある。車窓からの撮影で、振鷺閣まで入れた良い構図で撮れなかった。バスは、この日泊まる奥道後温泉まで行く。宿は「ホテル奥道後」がリニューアルされ、「奥道後壱湯の守」と名前が変わった1軒しかない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
道後温泉;クリックすると大きな写真になります。