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2024年4月30日

錦市場 2024年3月24日 京都旅行(3/22-3/24) ⑥終

3月24日、今回の京都旅行も最終日となった。残念ながら天気予報は見事に当たり、この日の朝も小雨模様である。この日は日曜日であり、混むことが予想されたので、帰りの新幹線は京都駅発17時09分発の「ひかり」を予約してある。
 朝はゆっくりと、帰り支度をしてスーツケースを宅配便で送ってしまった。娘夫婦は荷物をホテルに預けることにして、10時頃、近くの「高木珈琲店」で朝食をとる。地元の人、観光客で混んでいた。
 店に入る前、「高木珈琲店」の先の路上に人が集まっているのが見えた。学校のような建物だったので、卒業式があるのかなと思っていた。コーヒーとサンドウィチなどを食べ、店から出てきて見ると人の集まりは解けていない。その学校の前に桜が咲いていたのだ。京都のほとんどの桜がまだ咲いていないので、貴重な桜だったのだ。
 後で調べてみると、その学校は今は廃校になっている旧京都市立成徳中学校である。旧京都市立成徳中学校のこの桜は、卒業生に贈る早咲きの桜で、神奈川県南足柄市在住の古屋富雄さんが全国の小中学校にプレゼントしている桜のひとつでであり、ビジネス街に近く、お昼の買い出しを急ぐ会社員の皆さんも、思わず一瞬立ち止まる美しさであると説明されていた。この学校の開校はなんと1869年(明治2年)の9月だそうで、「下京九番組小学校」として誕生している。そして、1872年「成徳尋常小学校」と改名、さらに1948年には小学校から中学校に改変されたそうだ。現在の地に鉄筋コンクリート3階建の新校舎が建設されたのは1931年(昭和6年)だそうだ。成徳中学校沿革史によれば、京都市立成徳中学校は2001年(平成13年)に閉校されている。
 この桜は「春めき」という品種だそうだ。wikipediaによれば、2000年3月に品種登録された。神奈川県南足柄市発祥で発祥、別名「足柄桜」と呼ばれている。カンヒザクラとシナミザクラの交雑種とされ、花は一重咲きで、淡紫ピンクに紫ピンクのぼかしが入ったような色をしている。
 貴重な桜を見て、タクシーに乗り、錦市場へ行って見ることにした。京都市中京区のほぼ中央に位置する錦小路通のうち、「寺町通 - 高倉通」間に存在する食品販売中心の商店街が錦市場だ。私たちは高倉通の方(錦市場通りの西側)から錦市場の通りに入った。さっそく、賑やかである。外国人、特に西欧人の観光客が多い。魚、京野菜といった生鮮食材のほか、乾物や漬物、おばんざい(京言葉で日常の惣菜)などの加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場は、私たちも、ちりめん山椒や、漬物などを買ったりして、結構たのしい。お店のことについては錦市場商店街のHPを参照した。
 赤緑黄の色鮮やかなアーケードに覆われた石畳の道の距離は、およそ東西390mあるそうだ。商店街振興組合に所属する店は約130店舗、道幅は3.2 ~ 5mだが、道に迫り出して商品や商品棚を並べる店舗が少なくなく、実際はもっと狭い。やがて、錦天満宮が見えてくる。ここを右へ行って寺町通の商店街を抜けると四条通だった。
 今日の昼食は、和食割烹「祇園花咲」錦店というところを見つけてくれていた。
 14時頃に食事を終え、四条通をぶらぶらと歩きながら、高島屋に寄ったりして時間を過ごし、ホテルに戻って娘夫婦の荷物を受け取って地下鉄で京都駅に向かった。駅も混雑していて座る所もなかった。

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旧成徳中学校に咲く「春めき」桜 2024年3月24日 京都市下京区 市営地下鉄四条駅近く

120_240324239 X900 京都 高木珈琲店 G7X.jpg 120.「高木珈琲店」高辻本店
「高木珈琲店」は1976年に創業した老舗京都の喫茶店で、自家焙煎コーヒーをはじめ、昔ながらのモーニングやパンケーキが有名なようだ。ブレンドコーヒーで"モーニング"を注文した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
121_240324245 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 121.旧京都市立成徳中学校の桜 -1
「高木珈琲店」に入る前に見たときは卒業式でもあるのかなと思っていたが、どうやらこの桜が人を集めているようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO400 )
122_240324246 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 122.旧京都市立成徳中学校の桜 -2
鉄筋コンクリート3階建の建物は1931年(昭和6年)に建てられた京都市立成徳中学校である。この学校の開校はなんと1869年(明治2年)9月で、「下京九番組小学校」として誕生している。2001年(平成13年)に閉校されたそうだ。今この建物がどのように利用されているかわからなかったが、ChatGPTによれば、2022年時点では、京都市立成徳中学校の建物は旧校舎が解体され、跡地には商業施設が建設される計画が進行中だったそうだ。傘をさして桜を見上げ、写真を撮っている観光客が多かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
123_240324248 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 123.旧京都市立成徳中学校の桜 -3
今が見ごろである。見に来る人も多いのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )
124_240324241 X900 京都 旧成徳中学校 春めき G7X.jpg 124.旧京都市立成徳中学校の桜「春めき」
南足柄生まれの早咲き桜。ぼんぼりのようにvolumyな花は、咲きかけは紅く、開花するほどに淡くなる色が特徴。また、湿度が高くなると、「春めき」独特の菜の花に爽やかな甘みを加えたような優しい芳香がすることから、目の不自由な方たちにも桜を楽しめると注目を浴びている。ソメイヨシノより色が濃く、河津桜より色が薄い。頬をほんのり染めたようなかわいい桜という説明板が掛けられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO320 )
125_240324548 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 125.錦市場の店 -1
高倉通から錦市場(錦小路通のうち高倉通~寺町通の間)に入る。凄い人出ある。皆さん雨で行くところがないのだろうか。この店は「鱧秀 錦本店」。平成29年開店。店頭には色鮮やかにエビ・えび・海老串が並んでいた。店内の照明は明るく、外国人観光客も多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1800 )
126_240324549 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 126.錦市場の店 -2
この店は箸の専門店「遊膳」という。オススメはなんと言っても京都長岡の竹の箸といい、若狭や越前の塗り箸などもある。器と箸置きは清水焼や美濃焼など、手描きのものからカジュアルなものまで豊富だ。特に西欧からの観光客に人気のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/400秒 18mm ISO6400 )
127_240324552 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 127.錦市場の店 -3
ここは「山庄」という串焼き屋。店頭に並ぶ串焼きに思わず目が行く。小さなタコの串焼きが目を引く。こちらは昭和25年に先代が開業した鮮魚店。ブリ、鯛、鰆など季節ごとに変わる旬の鮮魚は、50年間市場に通ってきたご主人の目利きで選んだ新鮮なものばかり。イワシ、サバは生姜で炊き、白身魚は程よく味付けをし、それぞれの持ち味を生かしながら店の奥で調理するそうだ。写真手前に並ぶのは「タコのたまご」。頭の部分にウズラの卵が入っているそうだ。食べ歩き禁止の札が貼ってあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/400秒 57mm ISO6400 )
128_240324555 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 128.錦市場の賑わい
錦市場の通りはご覧の通り多くの人が歩き、すれ違うときも気を遣う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/125秒 140mm ISO6400 )
129_240324563 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 129.錦市場通の垂れ幕
赤・黄色・緑のアーケードは錦市場の象徴のようになっており、雨の日も散策が楽しめる。そして、東西約390mに及ぶ市場内にも江戸時代の絵師、伊藤若冲の絵をモチーフにした垂れ幕が随所にかかっている。江戸時代後半に京都画壇で活躍し、特に鶏の絵に異色の才能を発揮した絵師・伊藤若冲が1716年に生まれたその生家があり、50代半ばまで暮した錦市場も創業400年の歴史を数えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/400秒 40mm ISO6400 )
130_240324573 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 130.錦市場の店 -4
柳馬場通を横切ってさらに進むと左側に「祝鯛魚力」という魚屋さんがあった。大正8年から続く焼魚の専門店だそうだ。店内には香ばしく焼き上がっていく魚の良い香りが漂う。この店ではとくに鯛と鱧(はも)にこだわっているという。祝い鯛は地方からの注文にも応じるそうだ。年中注文を受けているが、正月には8千尾も焼くとのこと。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5 1/500秒 18mm ISO5600 )
131_240324575 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 131.錦市場の店 -5
「川勝屋」というウナギ串の店である。人気があるようだ。隣にある「串焼魚力」という店が見える。そこも「川勝屋」もさっきの「祝鯛魚力」と関係があるようだが?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/500秒 18mm ISO3200 )
132_240324577 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 132.錦市場の店 -6
富小路通りを越える。ここは「津之喜酒舗」という酒屋さんだ。日本酒では地酒を中心にしている。また、専門性が高いからとシングルモルトウイスキーに力を注いでいるそうだ。天明年間(1787年)創業。230年以上の歴史を歩んできた錦市場から、新しい発信に取り組んでいるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/500秒 18mm ISO6400 )
133_240324579 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 133.錦市場の店 -7
麴屋町通の手前右側に「野村佃煮」という店があった。ここでちりめん山椒を買いたかった。この店は約90年前に惣菜店として錦市場に開業し、惣菜で人気を博した後、佃煮店に姿を変え今日に至っているそうだ。「佃屋煮やさんのおにぎり」なんていうのがあった。ネーミングは上手そうな感じがする。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.4.8 1/500秒 49mm ISO3600 )
134_240324579 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 134.外国からのお客さん
この男性の客さんは一応は和服姿である。ただし、素足に靴を履いて、手にはビニール傘といういで立ちだった。失礼承知でノーファインダーで撮ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/160秒 18mm ISO6400 )
135_240324586 X900 京都 錦市場 Z50 Z18-140.jpg 135.錦天満宮
四条通と並行に400m弱を歩いて錦天満宮のところまで来た。鳥居は潜らず、手前で手を合わせた。寺町通を右へ、四条通へ歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5.6 1/500秒 102mm ISO5000 )
136_240324592 X900 京都 寺町京極 Z50 Z18-140.jpg 136.寺町京極商店街
昨晩、四条通を歩いて、四条通側のアーケードの入り口を見たが、その通りを反対側から歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.3.5 1/500秒 18mm ISO2000 )
137_240324597 X900 京都 四条通 Z50 Z18-140.jpg 137.四条通のカメラ屋さん
四条通に出て、河原町の方へ歩いていくとカメラ屋さんがあった。ショーケースの上の棚を見るとプレスカメラやスプリングカメラ、二眼レフなど年代物のカメラが並んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5.0 1/500秒 55mm ISO1800 )
138_240324605a X900 京都 四条通 Z50 Z18-140.jpg 138.洋食器屋さん
娘が洋食器屋さんの中に入っていった。何か興味のある物があるらしい。中に入って見ると、チョウが描かれたWedgwoodのプレートがあった。日本の陶磁器ではほとんど見たことがないが、ヨーロッパ、とくにイギリスではリアルなチョウが描かれた陶磁器がある。このチョウはアフリカ産のドルリーオオアゲハだ。はっきりと種名が判る描かれ方である。アフリカ大陸最大の蝶で、大きいものは前翅長110mmにも達するという。体内に強い毒を持っている。このあと、高島屋にちょっと寄ってサロンで一休みして、荷物を撮りに行く娘たちとホテルに戻り、市営地下鉄で京都駅に向かった。無事、予約しておいた新幹線に乗り、5分ほど遅れが出たが7時半に新横浜に着いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f.5.0 1/500秒 65mm ISO720 )

2019年2月17日

京都 本山興生寺霊山本廟と錦市場 2月13日

2月13日、昨年亡くなった娘の義母の納骨の儀が京都は清水寺近くの本山興生寺霊山本廟で営まれた。当日、大人の休日・ジパング倶楽部を利用し、新横浜8時52分発のひかりで京都に向かった。この日宿泊するホテルのロビーで娘たち夫婦と合流し、タクシーで本山興生寺霊山本廟へ向かった。娘の主人の父と、弟は現地で待ち合わせだった。一周忌と併せて行われる納骨の儀は午後1時からだった。
 本山興生寺は浄土真宗の寺院である。かつて西本願寺の脇門跡であったが、明治9年(1876年)に真宗興正派として独立した際に、同派の本山となっている。その霊山本廟はいわば本山興生寺の別院である。
 いま、この本山興生寺のことで話題になっていることがある。興生寺のご住職は門主の華園家であるが、昨年4月1日、その後継者になんと第31世華園真暢門主(60歳)の長女、華園沙弥香氏(23歳)が嗣法に就任した。沙弥香氏は9歳の時に門主後継者の資格を得る「得度」を受けていたという。3月に日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)を卒業したばかりだそうだ。
 納骨の儀は、午後2時に終えた。すぐ近くにあるイノダコーヒーで一休みする。夕方5時から食事会が予定されているがそれまでまだ間がある。娘の義父はそれまでホテルに戻って休みたい意向。義弟はこのまま横浜へ戻るという。娘夫婦と私たちは錦市場へ行くことにした。

1.三年坂(安寧坂)
タクシーに乗って、興生寺と告げたら、興生寺は2か所あるという。本山興生寺と興生寺別院である霊山本廟は別のところにあるのだ。霊山本廟でタクシーを下りたところは、清水寺のほうから三年坂を下りてきて、二年坂へ行くと続くところだった。写真は三年坂を見上げたところ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.霊山本廟(興生寺別院) 本堂
法事が始まる午後1時まで少し時間があったので、境内を歩いてみた。この本堂は昭和31年(1956)に再建されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.親鸞聖人像
鐘楼の傍に親鸞聖人の像があった。古いものではなさそうだ。wikipediaによれば、親鸞(承安3年4月1日 - 弘長2年11月28日)は、鎌倉時代前半から中期にかけての日本の僧で、浄土真宗の宗祖とされる。親鸞は法然を師と仰いでから生涯に渡り、「法然によって明らかにされた浄土往生を説く真実の教え」を継承し、自らが開宗する意志は無く、さらに高めて行く事に力を注いだといわれる。独自の寺院を持つ事はせず、各地に簡素な念仏道場を設けて教化する形をとるが、親鸞の念仏集団の隆盛が、既成の仏教教団や浄土宗他派からの攻撃を受けるなどする中で、宗派としての教義の相違が明確となり、親鸞の没後に宗旨として確立される事になる。浄土真宗の立教開宗の年は、寛元5年(1247年)とされるが、定められたのは親鸞の没後である。鐘楼は明治27年(1880年)の建立である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.霊山本廟 境内
境内は広くはないが、同院のパンフレットによれば、東山三十六峰のひとつである霊山(りょうぜん)の麓にあり、寺院一帯は自然の風光に恵まれ特別風紀地区に指定されているとあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.本廟
本山興生寺は明治9年、本願寺からの別派独立に伴い、この地を入手し、宗祖の廟堂を建て宗派の本廟とし、歴代門主の墓所とした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
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6.紅梅
三年坂を下りたところに紅梅が咲いていた。観光客がみな写真を撮っていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.イノダコーヒ清水店
写真に見える道が霊山本廟からの道で、背後が三年坂から二年坂への観光客の多い通りである。イノダコーヒ清水店はその右側にあった。イノダコーヒは創業1940年の老舗であり、本店は京都市中京区堺町通(御池烏丸)にある。店は京都には多いが、東京、横浜にはまだ少ない。横浜の高島屋に入っていて、時々利用している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.イノダコーヒ 店内から
一休みしようと店内に入る。実はイノダコーヒ清水店は京都の名店が入った青龍苑という商業施設にあり、その中庭に面していた。見事に磨かれた大きな1枚ガラスがあり、はじめは素透しかと思った。京都老舗8店舗が入っているここ青龍苑は料亭「霊鷲山荘」のあった場所を整備して、新しい店が出店し、2000年に青龍苑としてオープンしたそうだ。イノダコーヒの中から茶室のある美しい庭園を眺めることができる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO400 ) 露出補正 なし
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9.記念写真?
着物を着た観光客だと思う。ポーズの取り方もなかなか様になっている。京都には着物を貸して着付けをする店が沢山あるようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.清水坂を下る
イノダコーヒでコーヒーとサンドウィッチで30分ほど休んだ後、娘の義父と義弟を送り、4人で錦市場方面へのタクシーに乗ろうと清水坂を下る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.錦市場 -1
錦市場は、京都市中京区のほぼ中央に位置する錦小路通のうち、寺町通 - 高倉通間に存在する食品販売中心の商店街である。魚、京野菜といった生鮮食材のほか、乾物や漬物、おばんざいなどの加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場で京都独特の食材は、ほぼここで揃うという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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12.錦市場 -2
タクシーを高倉通側の錦市場の入り口で降りた。ここから126店舗あるという、延長390mの錦市場の通りを歩き始めた。道幅は広いとこでも5mほど。春節で中国からの観光客が多いようだが、こういう店が人気があり、串に刺したイカなどの食べ歩きを楽しんでいる。店からメッセージでも「食べ歩きの子持イカ。北海道産ホタテ貝柱等の串焼きが大好評です!」とある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO640 ) 露出補正 なし
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13.錦市場 -3
ここは鮮魚店である。魚河岸の食べ歩きを連想するが、立派な老舗のようだ。店からのメッセージは「江戸時代から続く鮮魚商で、朝は卸売、昼からは小売りさせていただいております。顧客にはミシュラン三ツ星を続けて獲得している料亭もありますので、同じランクの魚から、普段使いのおかずまで、いろいろな魚を扱っております。」とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.錦市場 -4
この店は昭和15年に京都島原で漬物業を始めた老舗だ。この漬物店は錦市場にこの西店と、この先の東店の2店舗を出している。失礼して店の中から、通りを歩く観光客を撮らせていただいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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15.錦市場 -5
「京風たこ焼き カリカリ博士」というたこ焼き屋さん。食べ歩きにはもってこいの店だ。錦市場の中で唯一のたこ焼屋だが、ジャンボたこ焼1パック6ヶ入180円というのは安い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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16.錦天神
高倉通側から400m弱の錦市場通りを歩いて寺町通に出た。この寺町通も寺町京極商店街というアーケードになっている。その50mくらい先に、新京極通に面して錦天満宮の鳥居とお社が見えた。天満宮は菅原道真を祭る神社で、牛の像がある。天満宮の牛は「神使(=神様の使者)の牛」という意味があり、祭神菅原道真のお使いである。古くから、傷や病気の箇所をさすると回復するとの言い伝えがある。多くの参詣者に、病気が治りますように、痛みが消えますようになど様々な願いを込めて触れられてきた。また頭を擦ると知恵を授かり、賢くなるともいわれる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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