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2022年1月 8日

原鉄道模型博物館 4 of 4 ユニオン・パシフィックのビッグボーイ ほか 11月27日

日本の車両ではED16形が旧式客車を牽く列車や、相模鉄道の「YOKOHAMA NAVYBLUE」新型車両を、そして、西ドイツ国鉄のV200形ディーゼル機関車が牽く貨物列車、EO3形の電気機関車が牽く旅客列車を見てきたが、いちばんテツモパークのジオラマには、ほかにも興味深い模型が走っていた。
 DBのEO3形の量産車である103形電気機関車は、機関車と同色に塗られた客車を牽く特急列車として周回し、その試作車でありEO3形と交代で2ルートの外回りを走行する。原鉄道模型のドイツのDR E94電気機関車はV200形とED16形と同じルート3を入れ替わって走行していた。
 原鉄道模型のアメリカのUP4000 ビックボーイ 蒸気機関車が牽く貨物列車 やフランスの NORD 3.1252形が牽く旅客列車、および、2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー は1ルートを走行し、ドイツ国鉄 BR96 蒸気機関車が牽く貨物列車は2ルートの内回りを相模鉄道の12000形と交代で走行していた。
 説明し難いが、ジオラマの一番手前のルート4には30分だけ京福電気鉄道3号車が走っていた。また、入り口を入ってジオラマの一番奥のライン内側に小さな円のルート5があり、そこには単行の阪神電気鉄道301形のトロリーポールの電車が走っていた。その阪神電気鉄道301形が走行する小さな円になったジオラマの山の上にはケーブルカーの駅があり、ジオラマの上に渡された架線をキャビンが行ったり来たりしていた。  

000_211127159 X700 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg
駅で行き交うBR96 蒸気機関車が牽く貨物列車と103形電気機関車が牽く特急列車 2021年11月27日 原鉄道模型博物館 

047_211127099 X800 〇原鉄道模型 DR E94 RX10M4 - コピー.jpg 47.DR E94電気機関車
原鉄道模型(シャングリ・ラ鉄道)の車両はあまり長い時間は走らせていないようだ。この日のこの模型の走行予定は午前中30分と午後30分のみである。実車は1940年に大型貨物列車用に設計され、製造され、ニックネームをクロコダイルというそうだ。第二次世界大戦まで機関車のほとんどはDB(ドイツ連邦鉄道)にあり、終戦後も、機関車は既存の部品から作られ、DBとオーストリア連邦鉄道(ÖBB)で稼働した。ÖBBは合計44台を受け取り、1020シリーズとして稼働し、1995年まで使用した。原鉄道模型ではBOCKHOLT製品を入手、2個モーター駆動だったのを6個モーターにするなど、シャングリ・ラ鉄道で大改造しているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし  
048_211127106 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 48.DB BR96 マレー型蒸気機関車
ドイツ国鉄BR96は、バイエルン王国邦有鉄道Gt.2/4X2型として、25輌製造されたマレー式タンク蒸気機関車である。その後ドイツ国有鉄道に編入され、形式はBR96と改められた。バイエルン地方の勾配線区に投入され、優秀な成績を収めたが1954年に全廃され、1輌も保存されなかった。ホームページをみると「模型は阪神大震災の際、高さ1.5mの陳列棚から転落してしまった。しかし、少しの歪みも出ず、BOCKHOLTというメーカーのすばらしさに驚嘆した。」と記されているが、ホームページに掲載されているモデルと塗色が異なる。塗り替えられたのだろうか、それとも違うモデルなのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 36mm ISO3200 ) 露出補正 なし
049_211127113 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 49.アメリカのUP4000 ビックボーイ 蒸気機関車が牽く貨物列車
実車は、アメリカのユニオン・パシフィック鉄道が1941年から1944年にかけて製作した、世界最大・最強級の蒸気機関車である。アメリカン・ロコモティブ(アルコ)社の手で25両(4000 - 4024号機)が製造され、ビッグボーイの愛称で一般によく知られている。ホームページジを見ると、走っていた模型はアスター製品を利用、電動式とライブスチームを1台ずつ用意しているとあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし
050_211127115 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 50.UP4000 ビックボーイ -1
鉄橋から顔を出したUP4000 ビックボーイ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 81mm ISO3200 ) 露出補正 なし
051_211127126 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 51.UP4000 ビックボーイ -2
照明が落とされた時間帯である。ライトが光っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/25秒 73mm ISO3200 ) 露出補正 なし
052_211127283 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 52.UP4000 ビックボーイ -3
機関庫の前のプラットホームの荷捌き場を通過する。駅員や作業する人のフィギュアが良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
053_211127381 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 53.フランスの NORD 3.1252形が牽く旅客列車 -1
手前をBR96 蒸気機関車が牽く貨物列車が通過する。その向こうにフランスの NORD 3.1252形が停車している。ホームページによると、NORD 3.1252形はロンドン~パリ間の特急「ゴールデンアロー」「フレッシュドール」などの牽引機として有名な、複式内側4気筒の美しい機関車だそうだ。BOCKHOLT製の模型の電気装置をベベルギアに改造したと記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 50mm ISO3200 ) 露出補正 なし
054_211127394 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 54.フランスの NORD 3.1252形が牽く旅客列車 -2
茶色の機関車と緑の客車がユニークだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 76mm ISO3200 ) 露出補正 なし
055_211127207 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 55.2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー -1
ドイツの高速ディーゼル列車だったようだが、いろいろ調べてみたが、素性が良く分からなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 55mm ISO3200 ) 露出補正 なし
056_211127352 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 56.2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー -2
走行時間は長いのだが、あまりインパクトがない。やはり大きなジオラマは、長い編成の列車が印象に残る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 43mm ISO3200 ) 露出補正 なし
057_211127252 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 57.2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー -3
ビッグボーイや、NORD 3.1252形 が走行するのと同じ1ルートを交代して走っていたが、いちばんテツモパークの走行予定表を見ると、ビーグボーイが30分走行すると、SVT 04 が1時間、次にNORD 3.1252形が30分動くと、SVT 04 が1.5時間走行するという具合である。稼働率が高い。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
058_211127142 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 58.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -1
ドイツの鉄道高速化のさきがけとなった有名な電気機関車で、現在は103形と呼ばれている。原信太郎さんは1982年に実物を運転したことがあるそうだ。5年間にわたる前出の試作車、EO3の運用実績などを踏まえ、量産車の103形は1970年から1974年にかけて、出力増強などの改良を実施した145両が製造された。量産車の型式は100番台 (103 101 - 103 245) となり、試作車と区別する意味で、103.1型と呼ばれることがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
059_211127107 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 59.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -2
試作車と量産車の外観上の主な相違点としては、試作車は腰部に銀色の細帯を巻いているのに対して、量産車にはそれがない。また、側面の通風用ルーバーが試作車では1段だが、量産車では2段となっている。いちばんテツモパークのジオラマでは、試作車のE03形は青緑色とクリーム色に塗り分けられた客車を牽いていたが、103形では機関車と同色の客車を牽いていたので区別出来た。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 43mm ISO3200 ) 露出補正 なし
060_211127123m X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 60.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -3
2ルート外回りを行く DB 103 形電気機関車が牽く客車編成である。wikipediaによれば、1979年に103型の後継機としてインバータ制御・三相交流誘導電動機を本格的に採用した120型電気機関車(試作車)が製造され、1987年からは量産車も製造された。しかし、特に高速運転時において120型の不具合が頻発したため、103型を高速新線で走行可能なように改造することとなった。具体的には、運転台の気密化やブレーキの改良などが挙げられる。その結果、1990年代に入ってからも103型の第一線での活躍が続くこととなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 27mm ISO3200 ) 露出補正 なし
061_211127142 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 61.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -4
夜間走行の場面だが、スポットライトが当たったようにきれいに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 97mm ISO3200 ) 露出補正 なし
062_211127151 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 62.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -5
少し引いて、アングルを下げて撮ってみる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 97mm ISO3200 ) 露出補正 なし
063_211127276 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 63.クラッシクカーのフィギュア
駅舎の脇に止まるこのクラッシックカーの模型は素晴らしかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO3200 ) 露出補正 なし
064_211127388 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 64.ケーブルカー
いちばんテツモパークの外周の内側にある、小さな円になったジオラマの山の上には、ケーブルカーの駅があり、ジオラマに渡された架線をキャビンが行ったり来たりしていた。丁寧に作られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 175mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2022年1月 4日

原鉄道模型博物館 3 of 4 ドイツ V200形ディーゼル機関車とEO3電気機関車 11月27日

年を越してしまったが、久しぶりに行った原鉄道模型博物館のことを、続けたい。
wikipediaによれば、西ドイツ国鉄V200形ディーゼル機関車は、ドイツ連邦鉄道(DB、西ドイツ国鉄)の急行用液体式ディーゼル機関車である。初期に製造されたものはV200.0形と呼ばれ、1962年からは出力を増大したV200.1形が製造された。それぞれ、1968年に220形および221形と改称されている。
 一方、EO3形電気機関車は103形と呼ばれる量産車の試作車である。西ドイツ国鉄では1960年代に入り、特急列車 (TEE, F-Zug) の最高速度200 km/h 運転を計画し、そのための線路の改良や新型機関車の製造などの準備を行った(航空網への対抗、あるいは、日本の新幹線に刺激されたとも言われている)。その際、200 km/h 運転対応の電気機関車として製造されたのが本機である。1965年にまずE03形 (E03 001 - E03 004) として、試作車4両が製造された。量産型との違いは、側面の空気取入口が1列しかないこと。量産型は2列になっている。次回に登場する量産型の103形もジオラマを走っていたが、試作車EO3形と量産型103形と区別するのは難しかった。このEOの模型は1975年に作られているが、これはシャングリ・ラ鉄道(原鉄道模型製)ではなさそうだ。
 ジオラマを走るV200とEO3は存在感があった。

000_211127146 X700 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg
鉄橋を渡る 西ドイツ国鉄 V200形 2021年11月27日 原鉄道模型博物館 

031_211127135 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 31.DB V200形ディーゼル機関車 -1 
改めてコメントを書くことはない。DB V200 018 が鉄橋を渡ってくる。この日は原鉄道模型博物館で初めてRX10M4を使用したが、フォーカスが速いので扱いやすかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 102mm ISO3200 ) 露出補正 なし
032_211127165 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 32.DB V200形ディーゼル機関車 -2
正面の曲面が好きだ。堅実でかつ力強さを感じる。貨物列車は貨物の荷捌きをしているプラットフォームにさしかかる。ジオラマを生き生きとさせるフィギュアも素晴らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 35mm ISO3200 ) 露出補正 なし
033_211127171 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 33.DB V200形ディーゼル機関車 -3
DB V200形ディーゼル機関車の引く列車が通過する。上の高架は旅客列車が走る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 29mm ISO3200 ) 露出補正 なし
034_211127188 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 34.DB V200形ディーゼル機関車 -4
踏切で列車の通過を待つ小型トラックがリアルだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 39mm ISO3200 ) 露出補正 なし
035_211127223 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 35.DB V200形ディーゼル機関車 -5
鉄橋を渡ってくる。左側は海岸になっていて、砂浜にはカフェがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 67mm ISO3200 ) 露出補正 なし
036_211127238 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 36.DB V200形ディーゼル機関車 -6
人の営みを感じるエリアを通過する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/400秒 27mm ISO3200 ) 露出補正 なし
037_211127265 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 37.DB V200形ディーゼル機関車 -7
賑やかな駅付近を通過。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 31mm ISO3200 ) 露出補正 なし
038_211127277 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 38.DB V200形ディーゼル機関車 -8
荷捌き場の手前の旅客用プラットフォームを通過中である。フォームにいるお客さんたちは、通過貨物列車を見送る自然な姿に見える。向こう隣りに停車しているのは、箱根登山鉄道の3両編成だ。模型の世界である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO1600 ) 露出補正 なし
039_211127170 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 39.DB EO3形 電気機関車 -1
同じく西ドイツ国鉄の電気機関車 EO3 が牽く旅客列車が走行していた。試作車として4両が製造された特急列車用の電気機関車だ。mokeiha 1975年に制作されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 42mm ISO3200 ) 露出補正 なし
040_211127192 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 40.DB EO3形 電気機関車 -2
ピントをシャープに合わせられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO3200 ) 露出補正 なし
041_211127210 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 41.DB EO3形 電気機関車 -3
高架線の手前ルート2は旅客列車が走る。これはパリのリヨン駅を模したという駅のプラットホームから抜け出しところ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 55mm ISO3200 ) 露出補正 なし
042_211127226 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 42.DB EO3形 電気機関車 -4
夜間のシーンに移っていく。ヘッドライトが輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし
043_211127231 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 43.DB EO3形 電気機関車 -5
いちばんテツモパークのジオラマでは、模型を動かすのに実際と同じように架線から集電している。ディーゼル機関V200が牽く貨物列車は、このラインの向こう側のルート3を走っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 39mm ISO3200 ) 露出補正 なし
044_211127245 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 44.DB EO3形 電気機関車 -6
駅の付近を走行している。新聞をひろげて読んでいるオジサンがいる。これから駅に入るところだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 27mm ISO3200 ) 露出補正 なし
045_211127300 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 45.DB EO3形 電気機関車 -7
DBらしい青緑色の客車を牽いている。鉄橋の柱の汚れ具合もリアルだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/400秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
046_211127321 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 46.DB EO3 電気機関車の牽く客車
SPIESERAUMの文字が見える。英語ではPLAY ROOMとなるが。ハンブルグ⇔ミュンヘンのサボ(行き先表示版)も見える。フォームで待つ人は通過列車に背を向けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 67mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2021年12月29日

原鉄道模型博物館 2 of 4 ジオラマを走る日本の車両 11月27日

原信太郎さんのコレクションは約6,000両と言われるが、展示されているその代表的な模型を見終えて、いよいよ、いちばんテツモパークと呼ばれるジオラマを走る鉄道模型を楽しむ時間に入る。ここは写真撮影が許可されている。
 世界最大級と言われるいちばんテツモパークは、30m x 10m の1周約70mという大きさで、1番ゲージという軌間45mmのレールが6路線あり、1周の長さは約70mで、全線路の長さは約450mある。そのジオラマを本物の車両が本物の街を走るように、鉄道模型が走り、見ている者を魅了する。
 ジオラマを数々の鉄道の車両が走るが、まずは日本の車両に注目する。
 横浜の原鉄道模型博物館は2012年に開設された。さっそく足を運んだが、素晴らしさに魅了され、早速購入した原信太郎さんの著書「原信太郎 鉄道模型のすべて 技術の極み、躍動美」を購入した。勝手ながら、ブログの記述はその著書の内容を参照・引用させていただいている。

000_211127299 X700 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg
ジオラマを走る相鉄線新型車両 リオン駅を通貨 2021年11月27日 原鉄道模型博物館

010_211127096 X800 〇原鉄道模型 京福電気鉄道 3 RX10M4.jpg 10.京福電気鉄道 No.3
13歳の時にブリキ缶を材料に第1号となる模型を作られたそうだが、この京福電気鉄道 No.3 は1978年に原鉄道模型(シャングリラ鉄道)で制作された。著書の説明には。「最初は2本ポールだったが、その後パンタグラフに改造した。模型の台車は、本物はドイツのマン社製だったが、色気がないので高野山鉄道の登山用のものを流用した。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 43mm ISO3200 ) 露出補正 なし
011_211127129 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 11.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -1
1931年上越線清水トンネル開通に合わせて製造された電気機関車だそうだ。私はこのED16形という電気機関車は、南武線で時々見たことがある。wikipediaによれば、本形式は最後に18両全機が立川機関区に集められ奥多摩駅 - 浜川崎駅間などで運転される青梅線・南武線の石灰石列車の牽引に使用されたからだ。1984年(昭和59年)6月19日をもって全車廃車となった。国鉄初期の旧型電気機関車としては実に53年間の長きにわたって運用された長命な形式であった。原鉄道模型博物館では、国鉄の旧形客車を牽いて走行していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012_211127130m X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 12.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -2
原鉄道模型博物館のジオラマでは、スハ43など国鉄の旧形客車を牽いて走行していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_211127196 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 13.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -3
ジオラマの駅を通過するところだが、プラットフォームにいる人などフィギュアがとてもリアルである。高架下の自動車などのクラシックな車が良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 38mm ISO3200 ) 露出補正 なし
014_211127307 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 14.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -4
原鉄道模型は架線から集電している。パンタグラフも機能するように作られているが、架線集電のための材料は日本では手に入り難いため自作されたのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
015_211127314 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 15.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -5
貨物列車とすれ違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 46mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_211127329tm X800 ▲原鉄道模型 RX10M4.jpg 16.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -6
いちばんテツモパークのジオラマは、照明も工夫されている。写真を撮るには少々つらいのだが夜景も演出される。客車の室内には明かりが灯る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_211127335 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 17.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -7
鉄橋を渡る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_211127339 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 18.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -8
列車が通過すると信号が赤に変わる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 73mm ISO3200 ) 露出補正 なし
019_211127358 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 19.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -9
DB(ドイツ国鉄)のV200形ディーゼル機関車がけん引する貨物列車と行きかう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO2000 ) 露出補正 なし
020_211127359 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 20.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -10
夜間の照明演出の間はシャッタースピードが遅くなってしまう。向こう側のプラットフォームに入っているのは、箱根登山鉄道タイプと称される3両編成だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 21mm ISO2000 ) 露出補正 なし
021_211127274 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 21.箱根登山鉄道 チキ2形 -1
この車両は箱根登山鉄道の雰囲気を取り込んだシャングリラ鉄道(原鉄道模型)の創作模型である。1970年に制作されている。この車両は12時半からの運転予定になっていて、走行を見ないで退出しまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 29mm ISO1200 ) 露出補正 なし
022_211127275 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 22.箱根登山鉄道 チキ2形 -2
箱根登山鉄道の電車が停車しているホームで、4人に人がそれぞれくつろいでいる。このフィギュアがとてもリアルである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO3200 ) 露出補正 なし
023_211127344t X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 23.箱根登山鉄道 チキ2形 -3
先に見てきた展示室に、箱根登山鉄道 チキ1形 チキ1 が展示されていた。原信太郎さんは幼いころに祖母と最も急な勾配の箱根登山鉄道に乗った。うなりを上げるモーターの力強さ、急カーブの続く山道、そして万全のブレーキ装置、自分と同じ1919年生まれのこの電車が大好きになったという。手前に見えるくらっひくな自動車の模型が素晴らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO1600 ) 露出補正 なし
024_211127198 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 24.阪神電気鉄道301形 301
ジオラマのいちばん奥に、外周を走る線路の内側に円周のレールがあるが、ここを単行の車両が走る。この日、私がいた時間には 阪神電気鉄道301形 301 が走行していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 65mm ISO3200 ) 露出補正 なし
025_211127182 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 25.相模鉄道 12000系 -1
マレー型の蒸気機関車が牽く貨物列車が走っていた2番内回りの線路を、11時ごろから相模鉄道の新型車両12000系が走行を始めた。相模鉄道は私が横浜から自宅の最寄り駅星川迄利用する路線である。2019年11月14日(木)から、相鉄・JR直通線開業を記念し、新型車両12000系の1番ゲージ模型の走行を開始しがアナウンスされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 39mm ISO3200 ) 露出補正 なし
026_211127228 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 26.相模鉄道 12000系 -2
wikipediaによれば、本線及びいずみ野線に加え、2019年(令和元年)11月30日開業の相鉄新横浜線の一部区間(西谷駅 - 羽沢横浜国大駅間)及びその先の相鉄・JR直通線対応車両Jとしてのの運用を想定し投入された。同年度末までに全6編成が製造されている。「YOKOHAMA NAVYBLUE」の塗装が採用されている。なお、12000系が営業運転を開始する前に、2022年度下期に開業予定でである相鉄・東急線対応車両として、先行して20000系が2018年(平成30年)2月11日に横浜駅10時30分発の特急海老名行きより営業運転を開始している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし
027_211127236 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 27.相模鉄道 12000系 -3
ジオラマの線路をそれなりのスピードで走行する編成を1/160秒では、止めることが出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_211127255 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 28、相模鉄道 12000系 -4
「YOKOHAMA NAVYBLUE」の塗装は、照明が落ちるとピントが合わせ難くなる

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
029_211127294 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 29.相模鉄道 12000系 -5
動体ブレはしているが、スポットライトを浴びたように撮れた。実際の相鉄線もこういうところを走ってくれると楽しいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
030_211127403 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 30.HOゲージ 横浜ジオラマ
いちばんテツモパークのジオラマを抜けると左手に横浜ジオラマと称される、横浜の今昔を再現したHOゲージの部屋があった。原鉄道模型博物館の見どころガイドには、かっての横浜駅周辺の様子や、馬車道や中華街エリアなど、横浜の町並みが再現されていると記されていた。写真は現在の桜木町駅の高架ホームと想像できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2021年12月25日

原鉄道模型博物館 1 of 4 11月27日

前回、原鉄道模型博物館へ行ったのは、2017年11月だった。その後、久しぶりに行って見ようと思って、ホームページを開いてみると、コロナ感染防止のため閉館になっていた。
 今年も秋になってようやくコロナ感染者数が減少し、10月1日に緊急事態宣言も全面解除となって、原鉄道模型博物館は10月14日に営業再開された。ただ、密にならないように、事前にチケットの購入が求められる。久しぶりに行って見たくなって、11月27日の10時の予約をとった。
 当日は開館時間前に10名ほどの列が出来ていた。子供さんを連れて来られているかたもいるが、むしろ大人の入場者が多い。この日は SONY RX10M4 を携行する。写真を撮りながら2時間ほど滞在した。写真撮影は許可されている。

000_211127004 X700 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg
JR九州の観光列車「在る列車」の原型となった模型のこと 2021年11月27日 原鉄道模型博物館

001_211127002 X800 原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 1.「在る列車」
wikipediaを見ると、明治時代末期に九州鉄道がアメリカ合衆国のJ.G.ブリル社より輸入した豪華客車のイメージを持たせて設計された車両とあるが、写真が原信太郎さんが制作したその模型である。 今回のJR九州の観光列車である「在る列車」の専用車となった車両は、四国旅客鉄道(JR四国)で2011年4月に廃車となったキハ47形気動車のキハ47 176・1505を譲り受け小倉総合車両センターで改造した2両編成 で、2015年7月18日に報道関係者向けに公開され、同日小倉総合車両センターから出場した。その車両は世界的に著名な鉄道模型愛好家の原信太郎が製作した模型をベースに、次男で原鉄道模型博物館副館長である原健人の監修のもと、水戸岡鋭治がデザイン・設計を行ったと記されていた。列車名の「或る列車」は、この車両のコンセプトの基となった豪華客車に対して当時の鉄道趣味者が付けた呼び名である。また、キーワードの"ARU"には A - AMAZING(「素晴らしい」九州の魅力を広く紹介) R - ROYAL(「豪華な」デザイン、「素晴らしい」スイーツコース) U - UNIVERSAL(「世界中の」「皆さま」に愛される列車を目指して)の意味が込められている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/200秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_211127030 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 2.ブダペストの地下鉄
電車を使った地下鉄として、世界最古のハンガリーの首都ブダペストの地下鉄1号線が開業時に導入した木造車両の模型。私が2009年11月に中欧旅行をした折、ブダペストでその古い駅舎跡を見たようなな記憶があるが定かではない。一号線は2002年に世界文化遺産の一部になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/320秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_211127033 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 3.ボストン高架鉄道の車両
私は路面電車が好きだ。広島とか熊本へ行くとしばしば見とれていることがある。高知の土佐電鉄もいい。ここではケースの中に多くの路面電車の車両が展示されていて、見惚れてしまう。ボストン高架鉄道の車両が何両かあった。wikipediaでは、ボストン高架鉄道は、マサチューセッツ州ボストンとその周辺地域の街路の上、下、を運行する路面電車と高速輸送鉄道だった。 1894年に設立され、最終的にリースと合併によりウェストエンドストリート鉄道を買収し、市内の主要な公共交通機関のプロバイダーとなった。と記されていた。しかしこの車両のことかどうかわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO2200 ) 露出補正 なし
004_211127040 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 4.京阪電気鉄道60号 びわこ号
説明板には、1930年代の流線形の流行をいち早く採用し、電力方式の異なる2路線を直通するため、パンタグラフとトロリーポールを持つ。日本初の2車体連接構造を採用して急曲線の輸送力確保を両立した。と記されている。1934年に製造され、現役時代の形式は60型で3編成が製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/400秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_211127044 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 5.阪神電気鉄道 71型
説明板には、1937年に登場した14.5mの路面電車用大型車両。大きな窓と当時関西で流行していた流線形の外観から「金魚鉢」の愛称でも親しまれたとある。1937年に製造されて1975年にい引退した。10両製造され、71号が水明公園(尼崎市水明町)、74号が蓬川公園(尼崎市崇徳院3丁目)、79号が民間企業敷地内(滋賀県)の3両が保存されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/400秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_211127058 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 6.パリ・リヨン・地中海鉄道(上)とチェサピーク・オハイオ鉄道の蒸気機関(下)
車 上のパリ・リヨン・地中海鉄道の蒸気機関車は151A型、151A3 (1932年製造)で、蒸気圧の使用効率を高めるため、前後2基、左右合計で4基のシリンダーを搭載している。1,520tの貨車を牽引して1/125の勾配を50km/hで登った。下のチェサピーク・オハイオ鉄道の蒸気機関車 H8型 H8 1601(1941年製造) は、アメリカ東部アリゲーニー山脈を越えるルートで使われた。最大5,200tがけん引可能でウェスト・バージニア州で採掘された石炭の輸送などで活躍した。UP(ユニオン・パシフィック)のビッグボーイを超える強力な機関車と云えると説明されている。展示ケースにはまだまだたくさんの美しい車両たちの模型があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/200秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_211127083 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 7.世界の模型店巡り
原信太郎さんは海外旅行をすると鉄道模型店巡りが楽しみだったようだ。ひとたび店に入ると、引っ越しの荷物のような木箱をいくつも持ち帰ったと記されている。海外では鉄道模型は大人の趣味のひとつであるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
008_211127085 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 8.原信太郎さんの「青年時代満州への旅」
青年時代になると大陸の鉄度を見たいと思うようになる。大学入学前には、北朝鮮の当時最新の鋼製電車である金剛山電気鉄道を見た。1942年には戦争の緊迫感のなか、東京から下関、下関から連絡船で釜山へ連絡船で渡り、釜山から北京へ行き、北京から国際列車「大陸」で奉天(現瀋陽)へ行った。奉天からソ連製の寝台列車で異国情緒溢れるハルピンに到着した。なお、wikipediaによれば、有名な「あじあ号」は南満州鉄道(満鉄)が1934年(昭和9年)から1943年(昭和18年)まで大連駅 - 哈爾濱(ハルビン)駅間の約950kmを連京線・京浜線経由で運行していた特急列車である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
009_211127090 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 9.貴重なメルクリン社の模型
下の3両の電車模型は20世紀初頭、ドイツのケルン・ボン鉄道が重役15人に記念品として贈るため、ドイツのメルクリン社に発注した15台(45両)のうちの1台(3両)だそうだ。原信太郎さんはこれを1950年にスイスで購入したとのこと。世界で15台しかない希少性に加え、メルクリン社の歴史としても貴重な模型であり、同社から譲って欲しい懇願されたことのある1品という。「メルクリン」は150年以上の歴史を持つ、ドイツの老舗玩具メーカーの名前であり、1895年に最初の鉄道模型を発売して以来、世界中の人たちに愛されて、世界最大級のシェアを持ち続けている。私も子供の頃はあこがれたが、親にねだれるほど安くはなかった。なお、メルクリン社は2009年2月4日 、 資金繰りに行き詰まって裁判所に破産手続きを申請したが、2010年10月 に自己再生をはたしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/200秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2019年10月31日

苗場の紅葉 田代ロープウェイと苗場ドラゴンドラ(前) 10月26日

10月25日は、 九州南部から太平洋側を進む低気圧と、小笠原に被害をもたらし、列島から離れたところを通過していった台風21号のため、また、千葉県を中心に大雨が降った。千葉では9人の方々が亡くなり、福島でも1人のかたが死亡された。ご冥福を祈る。
 翌26日は、2か月前に予約していた某旅行社の「越後紅葉5景! 日本最長5481m!苗場ドラゴンドラ 日本一の瞬間地上高230m!田代ロープウェイ&二居湖」という日帰りバスツアーがあった。大雨の予報からキャンセルかなと思っていたが、旅行社からその連絡はない。当日、雨は止み、朝焼けを迎えた。
 横浜に午前7時に集合。バスは首都高から第三京浜に入り、環八の練馬ICから関越自動車道に上がった。渋滞もあり、三芳SA 9:10 → 上里SAで弁当を積み込み 10:10出発 → 赤城高原PAでトイレ休憩 10:50 → 月夜野ICで下り、国道17号(三国街道)に入る。猿ヶ京温泉、法師温泉温泉への入り口を経て、標高900mの三国トンネル(三国峠)を抜けてバスは二居田代スキー場の駐車場に入った。そこから91人乗り、全長2,175mの田代ロープウェイに乗り込む。紅葉のベストシーズンの土曜日ということで混雑が予想されたが、思いのほか空いていて待たずに乗ることが出来た。所要時間約10分、12:10 標高802mの山麓駅を発車、標高1,413mの山頂駅に着いた。
  田代ロープウェイの山頂駅から、約25分ほど、緩やかな下りの散策路を苗場ドラゴンドラというロープウェイの山頂駅へ歩く。
 この日は Nikon D750 に2006年に購入した古い Nikkor 28-105mm f3.5-4.5 を付けていった。

1.初冠雪の富士山
横浜駅東口に朝7時の集合だったが、集合場所が初めての場所なので少し余裕を持って、6時に我が家を出発した。昨日の雨は嘘のように、朝焼けの空を背景に、22日に初冠雪した富士山が輝いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし 
191026_001.jpg
2.横浜ベイクォーター
横浜ベイクォーター という商業施設の前が集合場所だった。横浜港に注ぐ帷子川の対岸は日産グローバル本社ビル、その右隣に原鉄道模型博物館がある横浜三井ビルが見える。手前はシーバスの乗り場だ。舟の赤い屋根が見える。写真で左側に見える「みなとみらい大橋」の路上にバスが迎えに来る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO800 ) 露出補正 なし
191026_002.jpg
3.関越道から望む赤城山
上里SAを出てしばらく走り、前橋の近くになると右手に赤城山の山並みが見えてきた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
191026_003.jpg
4.利根川を渡る
添乗員さんが、藤岡JCTを過ぎたあたりで、「利根川を渡ります」と教えてくれた。やはり水量が多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
191026_004.jpg
5.三国街道の紅葉
関越自動車道を月夜野ICで下りて、三国街道と呼ばれる国道17号線を走る。標高が上がるにつれ、周囲の山々の紅葉が鮮やかになってきた。ただ、この辺りに来ると雲が多くなり、イマイチきれいな色が出ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
191026_005.jpg
6.田代ロープウェイから見る二居湖
苗場プリンスホテル、苗場スキー場を左手に見ながら、三国街道沿いの二居田代スキー場の駐車場に入った。ここから田代ロープウェイに乗る。全長2,175mのロープウェイは91人乗りで、我々ツアーの一行40数名は1回で乗り切ることが出来た。ロープウェイからは通称「二居湖」 が眺められた。二居湖は新潟県と長野県の境、苗場山に端を発し信濃川に注ぐ清津川に建設された二居ダムのダム調整池である。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_006.jpg
7.田代ロープウェイ 山麓駅方面
ロープウェイは二居ダムの上空に差し掛かる。瞬間地上高は230mあるという。紅葉が美しい。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_007.jpg
8.田代ロープウェイ シースルー床窓
ロープウェイの床には下を見下ろせるアクリル板の窓が設けられていた。眼下の紅葉の彩りは見頃だった。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 52mm ISO720 ) 露出補正 -0.3段
191026_008.jpg
9.田代ロープウェイ山頂駅
山頂駅で降りると眼前に広がる高原一帯は、プリンスホテルが運営しているかぐらスキー場である。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 38mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_009.jpg
10.田代ロープウェイ 山頂駅付近の紅葉
田代ロープウェイ 山頂駅は標高1,413mにある。木々はそれぞれに色づいている。山麓駅から山頂駅まで約10分で標高差約600mを上がってきた。

     Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 105mm ISO360 ) 露出補正 -0.3段
191026_010.jpg
11.かぐらスキー場
かぐらスキー場は、新潟県南魚沼郡湯沢町にあるスキー場で、日本屈指の広さを誇り、株式会社プリンスホテルが運営している。かぐらエリア、田代エリア、みつまたエリアの3っのゲレンデがある。右手に見えるのは通称「田代湖」と呼ばれる。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 38mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
191026_011.jpg
12.高原の散策路
田代ロープウェイの山頂駅から、次に乗る苗場ドラゴンドラの山頂駅まで、緩やかな下り坂を散策する。右手に広がる高原(スキー場)を見ながらのんびりと歩ける。爽やかだ。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 52mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
191026_012.jpg
13.田代湖
高原の散策路から苗場山、かぐらスキーゲレンデ方面を眺める。広大な景色に見とれてしまう。時間があれば湖畔まで歩いていきたいところだ。右下に見えているのが通称「田代湖」で、新潟県南魚沼郡湯沢町、信濃川水系カッサ川に建設されたカッサダム湖(カッサ調整池)である。カッサダムは写真の右奥にありここからは見えない。また、このカッサ調整池と、ロープウェイで見た二居ダム調整池とは、繋がっていて、カッサ調整池からの水が二居ダムにある奥清津発電所に落とされる。また、夜間の電力を利用してカッサダム調整池に水を戻す。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_013.jpg
14.白樺林の紅葉
田代湖の左手に見えていた白樺林がいい感じだ。よく見ると散策路もある。

  Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
191026_014.jpg
15.パノラマリフト
スキー場にはいくつものリフトがある。この辺りは春から夏にかけて、きっとチョウもいるだろう。その頃に来てみたいと思った。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 98mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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16.苗場ドラゴンドラ山頂駅付近
あっという間に田代ロープウェイの山頂駅から苗場ドラゴンドラの山頂駅に来てしまった。此処には数軒のクレープ、ホットドッグ、コーヒーといった旗を立てた模擬店が出ていた。

Nikon D750 Nikon 28-105mm f3.5-f4.5
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 66mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
191026_016.jpg


2019年1月17日

機関車トーマス 原鉄道模型博物館 1月11日

帆船日本丸の20年ぶりの大改修工事の現場を見たあと、久しぶりに原鉄道模型博物館へ行ってみた。  正月明けの平日でもあるので空いているかと思ったら、意外に多くのお客さんが入っていた。車いすの年配のご婦人たちが何人か介護士さんに引率されて来られていた。興味をお持ちの方もおられるようで、熱心にご覧になっていた。  2012年7月に横浜三井ビルディングにオープンした原鉄道模型博物館であるが、私はすでに5~6回は訪れている。いろいろと工夫を凝らしたイベントも開催されている。12月6日から1月21日まで「きかんしゃトーマス スペシャルギャラリー」が催されていたので、お母さんに連れられた子供達も多かった。  いちばんテツモパークと称される1番ゲージの大きなレイアウトを走る模型を、RX10M4で撮るのは初めてだったが、フォーカスが早く、連写した場合のピントの追従もいいようだ。もう少し、構図や撮影方法を習熟しなくてはならない。

1.パシフィック・エレクトリック鉄道1000形
ケースに展示されている模型車両は博物館オープン以来、あまり変わっていないようだ。私は路面電車が好きである。最近の路面電車は、どの都市でも同じような連接車両が走っているが、昔の車両はそれぞれ特徴があって興味がある。このケースには、10数台ものクラッシックな路面電車が展示されている。この車両は1913年のパシフィック・エレクトリック鉄道1000型の模型だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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2.DBの定番
いつ行ってもこのDBの機関車が牽く列車が走っていて、いわばこのジオラマの定番である。この西ドイツ国鉄103型電気機関車 (DB Baureihe 103) は、ドイツ連邦鉄道(西ドイツ国鉄、現・ドイツ鉄道)が保有・運行した特急旅客用交流電気機関車である。1970年~1974年に量産車が製造されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 60mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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3.DB V200形
この車両もいつも走っているなと思う。DBのディーゼル機関車の定番模型である。実車では初期に製造されたものはV200.0形と呼ばれ、1962年からは出力を増大したV200.1形が製造された。それぞれ、1968年に220形および221形と改称されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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4.阪神電気鉄道311形314
ジオラマの一角に、「いちばんテツモパーク」と称される1番ゲージの大きなレイアウトとは切り離されたエンドレスの小さなレイアウトがある。単行車両などがここを周回する。この車両は原信太郎さんが作ったいわゆる原鉄道模型と称される車両で、連結運転を実施するため、総括制御をめざして量産された木造車両と紹介されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 73mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111004.jpg
5.カーブを通過するDB103牽引列車
写真を撮るには良いカーブと思う。しかし、車両との間に入る構造物が多く、すっきりはしない。ピント合わせも難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111005.jpg
6.きかんしゃトーマスの仲間たち
きかんしゃトーマスが牽く客車の後ろ側を見て、"おやっ"と思った。機関車トーマスと一緒に走る仲間として、アニーとクララベルという客車がある。アニーは乗客を乗せ、クララベルは荷物と車掌も乗せるのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 117mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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7.きかんしゃトーマス並走 -1
きかんしゃトーマスとなかまたち オフィシャルサイトを見ると、きかんしゃトーマスにはざっと18種類もの機関車がある。その「きかんしゃトーマスとなかまたち」の中でトーマスとその一番の仲良しというパーシーを並走させている。レイアウトで複線になっているいわばメインの線路を同方向に並走する。ブルーがトーマスでグリーンがパーシーだ。子供たちが大喜びで、フロアでトーマス達と並走する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111007.jpg
8.きかんしゃトーマス並走 -2
wikipediaによれば、きかんしゃトーマス(Thomas and Friends) は、鉄道模型及びCGアニメーションで制作されるイギリスの幼児向けテレビ番組である。 原作は、イギリスのウィルバート・オードリー牧師が1945年より創刊した「汽車のえほん」。 イギリスのアイリッシュ海に浮かぶとされる架空の島ソドー島に敷かれたノース・ウェスタン鉄道(ソドー鉄道)で働く、顔と意志を持った蒸気機関車や車両たちと、それに関わる人々を描く。1986年には第2シリーズの放送が始まり、以後、放送形態・制作会社・制作形態を変更しながらもシリーズは現在まで続いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111008.jpg
9.きかんしゃトーマス並走 -3
日本では1990年よりフジテレビ系の子供向け番組「ひらけ!ポンキッキ」内のコーナードラマとして放送が開始された。10年以上前のことになるが、2007年現在で日本国内のきかんしゃトーマスのキャラクター商品の売上額は年間300億円に上った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 39mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111009.jpg
10.きかんしゃトーマス並走 -4
この日、トーマスとパーシーの並走は、11:30-12:00、14:10-14:40 の1回30分を2クール行われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 106mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111010.jpg
11.きかんしゃのトーマスの仲間
原鉄道模型博物館の「きかんしゃトーマス スペシャル ギャラリー」のページには「イギリスで放送が始まったTVシリーズの撮影に使われていたトーマスたち(一番ゲージ鉄道模型、全16種類)が、冬のイルミネーションバージョンの装いで登場! 」とある。機関庫に休む機関車たちは、定かではないが、左からステップニー、オリバー、ジェームス、エドワードだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/25秒 129mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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12.DB E44形電気機関車
DB E44形電気機関車が牽引する貨物列車が駅を通過する。駅員やホームのベンチに座る乗客のフィギュアが良くできている。列車もさることながら、これらのフィギュアにフォーカスした写真も良いと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO2500 ) 露出補正 なし
190111012.jpg
13.C&O H8 1655 大型蒸気機関車 -1
この蒸気機関車は原信太郎さんが制作されたいわゆる「原鉄道模型」である。この動輪6軸の2-6-6-6型蒸気機関車は、チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道(C&O)向けにライマ機関車製造会社で製造された。この機関車に付けられたアレゲニーの名称はC&Oの石炭を運搬する路線のアレゲーニー山脈に由来する。 2-6-6-6型は2クラスが製造されたのみで、1941年、チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道の「アレゲニー」とバージニアン鉄道の「ブルーリッジ」である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/80秒 102mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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14.C&O H8 1655 大型蒸気機関車 -2
前の写真から連写で撮ってきた一コマである。フォーカスは良く追従していると思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 102mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111014.jpg
15.石垣の下のフィギュア
石垣の上の鉄路を貨物列車が離れていく。この写真は、その車両を入れて石垣の下のフィギュアを撮りたかった。いわばフィギュア中心のつもりだ。石垣の下は海辺になっていて、その砂浜で絵を描く人、語らう夫婦、本を読む人などのフィギュアが置かれている。次回来たときはフィギュアを主として、列車を従とする構図をもう少しうまく撮ってみたい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 76mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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16.きかんしゃトーマス並走 -5
トーマスとパーシーの並走は 間もなく終了する。ジオラマは時々夜間の照明になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 76mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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17.C57形蒸気機関車
C57 5という赤いプレートを付けた蒸気機関車が国鉄の当時の客車を牽いて停車していた。私が滞在している時間内での走行はなかった。実物のC57 5 は姫路市御立交通公園に保存展示されている。C57 5 は1937年(昭和12年)に産声を上げ、梅小路機関区に配属された。その後昭和17年から19年まで姫路機関区で働くなど、1974年(昭和49年)に引退するまで、37年間活躍した。昭和50年に姫路市御立交通公園に保存展示されることとなったそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 56mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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18.大阪鉄道デイ1形
現在の近鉄南大阪線である大阪鉄道が1923年の電化に際して製造した木造電車。これも「原鉄道模型」で原信太郎さんがお気に入りの車両だそうだ。ジオラマの中央の高架駅の下に路面電車の停留所が造らているが、その奥の線路に停められている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 114mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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19.仕事を終えたパーシー
14:40でトーマスと並走の仕事を終えたパーシーが高架線の箱根登山鉄道(箱根登山鉄道の雰囲気を撮り込んだシャングリラ・ラ鉄道による創作模型)の隣に停車した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 125mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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20.DB E03形
先ほどのDB 103とともにこのDB E03 も走行していた。機関車はよく似ているが、牽引する客車も違う。このE03型 は1965年に103形の試作車として4両が製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 46mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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21.箱根登山鉄道 チキ2形 8
箱根登山鉄道の前身である1919年に開業した小田原電気鉄道が導入した電車だそうだ。チキとは、「チ」が地方鉄道線用車両を示し、「キ」は客車の意味である。チキ2形は1935年に製造されている。模型はレイアウトの一番手前の路面電車のルートを行ったり来たり、反復運転されていた。実車は、その後モハ108形となり、1956年6月には鋼製車体となった。2000年代に入ってから、2004年9月からはモハ108号が窓回りを黄色とし、それ以外の部分を水色とする塗装デザインに変更された。さらに2008年9月からは、1957年に登場したSE車と同様の塗装デザインに変更されている(wikipediaによる)。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 36mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190111021.jpg
22.横浜三井ビル1階スペースのきかんしゃトーマスレイアウト 原鉄道模型博物館は横浜三井ビルの2階にあるが、2階に上がるエスカレータの手前の1階フロアにきかんしゃトーマスのレイアウトが設けられていた。お母さんと一緒の子供たちがプラレールで遊んでいる。ただし、ここで遊ぶには原鉄道模型博物館の入館券を見せなくてはならない。

Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
190111022.jpg


2017年11月22日

ジオラマを駆ける鉄道模型 11月11日

横浜ブルフ13というシネマ・コンプレックスに、朝9時開映の「ミックス」という映画を見に行った。最近人気が出てきた卓球にかかわる映画で、練習や試合の場面もあるが、それが俳優さんが演じているとは思えないほど、現実感があった。練習したのだと思う。オリンピック・メダリストの水谷準も登場する。ちょっとストーリーのテンポは遅かったが、満足した。
 昼食後、かみさんは買い物をしていくというので、私は久しぶりに原鉄道模型博物館へ行くことにした。
 原鉄道模型博物館は、2012年の7月10日に、同年2月に竣工した横浜三井ビルディングの2階にオープンした。私はその年の10月に初めて原鉄道模型博物館を見学したが、それから5回くらい訪れている。2013年4月に行われた同博物館の写真展で私の撮った写真が優秀賞のひとつに選ばれ、翌年同館のカレンダーの写真、12枚のうちの1枚に採用された。
 2年半ぶりに原鉄道模型博物館を訪れ、ジオラマを疾走する鉄道模型の撮影を楽しんだ。

1.高架線を走るDB V200
商店の屋上で洗濯物を干すフィギュアの向こうをドイツ国鉄のDB V200が姿を現した。V200ディーゼル機関車(実車)は1953年から翌年にかけて、クラウス=マッファイにて試作機が5両製造され、1956年より量産が開始され、同社にて61両が、マシーネンバオ・キール(現MaK、のちフォスロ)にて20両が製造されたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/640秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.DB E03 002
西ドイツ国鉄では1960年代に入り、特急列車 (TEE, F-Zug) の最高速度200 km/h 運転を計画し、そのための線路の改良や新型機関車の製造などの準備​が行われ、それまでの特急旅客用電気機関車としては、最高速度160 km/h 運転に対応したE10.12型(後の112型→113型)が運用されていたが、103型が後継機として開発されることになり、1965年にまずE03型 (E03 001 - E03 004) として、試作車4両が製造された。この模型のえんじとクリーム色は通称TEEカラーと呼ばれる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.蒸気を吐く入替用蒸気機関車
奥に見える操車場では、運搬される荷物が置かれ、荷が積まれた貨車を入れ替える小さな蒸気機関車が待機している。作業をする人を表すフィギュアも良く作られている。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.列車通過
ホームのベンチに座って列車を待つ親子連れをしり目に、電気機関車が牽引するDBの列車が通り抜けていく。フィギュアをもっとシャープに写し取りたいが、列車にピントを合わせるとこうなってしまう。客車に乗客がいればよかった。列車のピントを外して、フィギュアにフォーカスしても良いかなと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/320秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.すれ違う列車
駅のホームに列車が入ってくる。反対側の線路を列車が通過する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.列車到着
ジオラマでは、この列車は停車しないで走り続ける。写真で停車しているように見えるので、親子連れの客は乗車するのかなと思ってしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.原鉄道模型 スイス国鉄 SBB Ae3/6Ⅱ 10412
収蔵されている鉄道模型車両が1500台を超すという原鉄道模型博物館だが、その中には、「原鉄道模型」と言って2014年7月5日に亡くなられた原信太郎さんが自ら作られた模型がある。その「原鉄道模型」が1番ゲージジオラマを走るときには、その旨、案内のアナウンスがある。この車両は13時20分から10分間運転されたスイス国鉄の SBB Ae3/6Ⅱ 10412 電気機関車だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.箱根登山鉄道タイプの電車
この電車は箱根登山鉄道の雰囲気を取り込んだ「原鉄道模型」の創作模型である。いつもこの辺りに置かれているようだ。フィギュアも効果的だ。前の車両には乗客の姿も見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/320秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.高架駅に到着
E03 電気機関車が牽引する旅客列車が高架上に造られた駅に入ってきた。車寄せに止まっている乗用車や歩く人の姿が駅の雰囲気を備えている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.DB E103 193-9 電気機関車
先に登場した試作機のあと、量産型として、TEEやICを牽くE103型となり、名実共に西ドイツ国鉄を代表するフラッグシップ電機となった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ディーゼル車両 DB SVT 04
この2両編成の車両はドイツ国鉄のディーゼルカーだ。強い日差しの海岸沿いを走行する。海岸で海水浴をする人、絵を描く人、また、名所案内の立て札もあり、リアルだ。もっとフィギュアにフォーカスして撮るべきだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.阪神電気鉄道 311形
「いちばんテツモパーク」と呼ばれる「1番ゲージジオラマ」の右手奥に、サークルになった線路があり、そこを「原鉄道模型」である阪神電気鉄道 311形が走行を始めた。実車は大正期に量産された木造車両だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.DB E44
西ドイツ国鉄の貨物用電気機関車 E44形 がホッパー貨車を牽いて、操車場で作業をするフィギュアのそばを走り抜ける。ピントが中途半端になってしまったが、これもフィギュアにフォーカスすると良かったかと思う。次回、原鉄道模型博物館を訪れた際は、フィギュア―にフォーカスした各場面を撮ってみたい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.発車待ち
情景としては発車を待つ電車のようだ。ともに「原鉄道模型」で手前は、箱根チキ2形 8、奥に停車しているのは京福電気鉄道デナ1形 3 だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.DB E103 193-9 電気機関車
大ジオラマの一番外側の周回線路を DB E103 193-9 電気機関車が引く旅客列車が行く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.DB AG-218
高架線の下は川は流れていて、釣りを楽しむ人がいる。ジオラマの脇に張り出されている走行列車表を見ると、機関車は DB AG-218 で意味が分からないがルートヴィッヒシアター専用機となっていた。旧西ドイツ国鉄の液体式ディーゼル機関車だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 25mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.DB AG-218 が牽く旅客列車と町の風景
機関車の先頭に架かれた 218 473 -7 の文字が何とか読み取れる。保線する人や、町を走る車、歩いている人、また、屋根があるプラット・ホームで列車を待つ人などが俯瞰できる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.クラシック・カー
駅前に停められているクラッシックな車が気に入った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/320秒 15mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.高架線の下
貨物列車が通過する高架線の下は川になっていて、その川の向こうには車が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/100秒 12mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.レールツェペリン号
wikipediaによれば、​​ドイツの飛行機技術者であるフランツ・クルッケンベルク によって1929年に設計・開発された、プロペラ推進式の鉄道車両とのこと​​​。​​​1両のみが試作されたそうだ​​​。ツェッペリン飛行船に外観が似ていることから、その名があるという​​​。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.大型の蒸気機関車
さっきまで操車場で休んでいた「原鉄道模型」 C&O H8 1655 というアメリカの大きな蒸気機関車が牽く貨物列車が走り始めた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.DB V200 旅客列車
この日、このV200が牽く列車は、1回1時間づつ、3回走行していた。この機関車は「原鉄道模型」ではなく、一般車両だ。照明の具合で昼なのか、夜なのか判らない情景となってしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/500秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.箱根登山鉄道チキ2形 8
ガード下に川が流れる高架線沿いの道路に単線の線路があり、そこをさっきまで発車待ちをしていた「原鉄道模型」の箱根登山鉄道チキ2形が行ったり来たりする。掲示されている走行列車表によると、1日2回のみ、それぞれ1回10分間走行する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/640秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.ガード下の情景
高架線の下の情景である。路面電車の線路と川があり、停留所らしきところにはベンチが並んでいて、猫もすわっている。フィギュアと併せてほんとによく作られたジオラマと思う。ただ、写真を撮るには光が難しい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/640秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.「横浜ジオラマ」
「いちばんテツモパーク」ジオラマを切り上げて、隣にある「横浜ジオラマ」に移動した。ここは狭いが、みなとみらいの光景を凝縮したジオラマになっている。24時間の光の演出がされれいるが、これは夕方の情景で、乗客が乗った通勤電車の車内にはに明かりが灯る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 24mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.桜木町駅前?
イメージとしては高架駅に通勤電車が停車している夜の桜木町駅だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/200秒 15mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.鉄道好きの女の子
このジオラマはHOゲージなので、線路幅は16mmだ。1番ゲージは45mmなので縮尺はその1/3くらいになる。このジオラマでは、深夜には列車は動かない。鉄道好きの女の子も列車が動き出すのを待っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.朝6時のみなとみらい
夜が明けて、観覧車の時計が 6:00 になった。ジオラマは明るくなる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.昔の停車場
桜木町は、明治5年に初めて鉄道が走ったところ。その頃の駅舎と小さな汽車の情景が造られている。朝5時、まだ汽車は動かない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/50秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.汽笛一声発車
その小さな汽車は明るくなった駅を出発した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
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2015年11月13日

久しぶりに原鉄道模型博物館へ 10月28日

午前中、野毛山動物園、野毛山公園を歩いた後、桜木町駅の方へ下ってくると、たまたまバス停で横浜駅行きのバスが来たので、閉まりかけたドアを開けてもらい乗車した。
 昼食は後回しにして、その足で久しぶりに原鉄道模型博物館へ行く。この日は「京急展」と「原信太郎フォトライブラリー~日本編~」が公開されていた。原鉄道模型博物館が平成24年7月10日にオープンして間もないころは「いちばんテツモパーク・フォトウィーク」など一部のイベント期間を除き、 館内での撮影は禁止されていたが来場者からの要望も多く、平成25年11月1日(金)より全館で撮影が解禁された。

わたくしも​「いちばんテツモパーク・フォトウィーク」​のコンテストに応募し、2013年4月4日~26日の第3回いちばんテツモパーク・フォトウィークで優秀作品​に選ばれ、2014年の同博物館の卓上カレンダーの8月の写真に採用された
 今回はP610で写真を撮ったが、館内の照明はなかなかの難敵である。昼間の情景で明るい照明になっている時に通過する模型の列車を狙っていると、突然夜の照明に切り替わることもしばしばだった。

23.ある列車
この「或る列車」は明治39年(1906年)、当時の「九州鉄道」がアメリカのブリル社に豪華客車を発注したものの、「九州鉄道」が国有化されたため、活躍する機会のなかった「九州鉄道ブリル客車」のことで、通称「或る列車」と呼ばれる。当時の日本で最も豪華な設備を備えていた"幻"の豪華客車が今年(2015年)夏、「ななつ星 in 九州」に続く、JR九州の10番目のD&S(デザイン アンド ストーリー)列車として「或る列車」が生まれて話題となった。鉄道をこよなく愛し、世界的な鉄道模型の神様といわれた故・原信太郎氏が作成した模型を元に、水戸岡鋭治氏がデザイン・設計したそうだ。原鉄道模型博物館副館長を務める原健人氏が監修している。8月には、大分⇔日田間で運行され、11月1日からは長崎⇔佐世保間で走り出す。スィーツ付きでひとり片道20,000円から33,000円だそうだ。車両はキハ47から改造されている。その「或る列車」の模型が展示されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/40秒 39mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.ポールの電車
一つ一つ個性のあるポールの単行車両が展示されている。上はボストン高架鉄道の51型、下は丸みを帯びた車体と大きな窓から「金魚鉢」の愛称を持つ1937年製造の阪神電気鉄道の71型だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 14mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
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25.スペイン マジョルカ島の木造電車
下段の車両はマジョルカ島のソイエル鉄道を今も走る現役で、島の中心都市パルマと北の町ソイエルとを結び1912年に蒸気機関車の鉄道として開通し、1929年に電化された。マジョルカ島は地中海の楽園とも呼ばれるリゾート地であり、音楽家のショパンと作家のジョルジュ サンドが一冬をともに過ごした地しても有名だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
26.ブダペストの地下鉄
電車を使った地下鉄として世界最古のハンガリーの首都ブダペストの地下鉄一号線が開業時に導入した木造車両。トンネル径が小さく車体高が抑えてあり、車内の天井高を確保するために弓のような曲線を描く台車で荷重を支え、パンタグラフを屋根に載せる余裕もないので、架線に追従させる機構を車体側面に取り付けた独特の構造が特徴だったと解説されている。2009年に中欧旅行をした時に見てきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 10mm ISO560 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
27.「いちばんテツモパーク」
ケースに展示されていた名車を見た後、ジオラマのある「いちばんテツモパーク」へ移動した。この日の入場者は多くはなかった。この写真、被写体ぶれが著しい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/15秒 64mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
28.流し撮りに挑戦
右から左にカメラを動かしながら撮ってみた。列車は止まっていないが、躍動感がある。この機関車はドイツ国鉄のE03形(後の103形)である。E03形は、卵のようなスタイルをしており、TEEカラーと呼ばれるクリームと赤の塗装を身にまとっていた。また、後に登場する量産機とは違って、屋根も銀色に塗装されていた。1965年にDBの最新型の急行用電気機関車として発表された。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/15秒 36mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
29.ジオラマのメイン駅
DBの103 193-9が牽く列車が駅を通過する。これは多分メルクリンの模型と思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/60秒 48mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.原鉄道模型の運転
やがてアナウンスがあって原鉄道模型のDB BR96 022が牽く貨物列車を走らせるという。ドイツで最大のマレー式蒸気機関車だそうだ。原信太郎著の「原信太郎 鉄道模型のすべて」によればこの黄色い蒸気機関車は1985年にBOCKHOLTというメーカーで作られた1/30のスケールの模型だそうだ。この模型は阪神大震災の際、高さ1.5mの陳列棚から転落したが、少しの歪も出なかったとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/40秒 59mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.DB BR96 022
DB BR96 022が牽く貨物列車が停車した。今日、原鉄道模型博物館に入った時の入場券の絵がこの黄色い機関車だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/40秒 116mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.快走するDBの103 193-9
wikipediaによれば、全盛期には西ドイツ国鉄の看板列車であった「ラインゴルト」などのTEE牽引機としても運用されたほか、1971年からは従来のF-Zugを再編した全車1等車のインターシティ (IC) が運転を開始し、その牽引にも運用されるようになる。1970年代末には特急列車 (TEE, IC) の最高速度が160 km/h から200 km/h に引き上げられ、ICの2等車連結で編成美は崩れるものの(2等車はクリーム色と藍色の塗り分けだった)、当時200 km/h 運転が可能な機関車は103型しかなく、200 km/h 運転の専用機としてその本領を発揮したそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/60秒 30mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.おかしな編成
PENNSYLVANIA鉄道の5475蒸気機関車が、JNRのブルートレイン客車を牽引している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/30秒 17mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.高架駅を抜けてくる列車
DBののE03形が牽く列車が高架駅を通過してこちらに向かってくる。右下の小さな町並みのフィギュアが良くできている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/80秒 22mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.SHELLの石油運搬車を牽引する蒸気機関車
模型のナンバープレートは24 025 となっているが、機関車の形式が良くわからない。DB BR42形に似ているのだが。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/60秒 116mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
36.高架駅を通過する列車
DB E03形が牽く旅客列車が高架駅を通過する。この編成は休みなく走っていた。結果、撮る機会が多くなる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/40秒 17mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
37.踏切
この日撮った写真の中で気に入った写真だ。手前は1978年に作られた京福電気鉄道の3号車で路面を走る。その路面から右の方につながる踏切をDBのE03形が牽く夜行列車が通過する。クラシックなトラックとフィギュアが気に入った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/60秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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38.Ae6/8形電気機関車
この写真を撮ったあと、Ae6/8形電気機関車が牽く貨物列車を走行させるとのアナウンスがあった。ベルン-レッチュベルク-シンプロンの鉄道Ae6/8形電気機関車だそうだ。この後すぐ動き出した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/100秒 15mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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39.流し撮り
流し撮りがうまくいった。DBのDB E03形電気機関車が止まって背景が流れている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/60秒 32mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
40.疾走するAe6/8形電気機関車
現在ではスイスの最大の私鉄であるBLS AGとなっているベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道やその後身であるBLSレッチュベルク鉄道で使用された電気機関車だそうだ。実機は1943年製で、この形式で最後に製造された車両のようだ。最高時速100km/hで、27パーミルの勾配では610tを75km/hで牽引可能なAe6/8形201-208号機として1990年代半ばまで使用されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/50秒 48mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
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41.京急展
原鉄道模型博物館ではこの8月31日から11月3日まで、秋の特別催事として京急展が開催されていた。京急の車両は独特の美しさがある。創業当初の1900年製造の1号車から歴代車両の模型が並べられていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/100秒 27mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年8月16日

映画を見た帰りに NISSAN Gallery へ 8月11日


TVなどでも紹介されていた「アリのままでいたい」という映画を見たいと思っていた。夏休みの子供向けの映画だが、昆虫写真家 栗林慧氏が総監督で、その映像がとてもリアルで迫力があるらしい。ネットで予告編をみると、カブトムシが樹液食堂の席取りでノコギリクワガタを投げ飛ばすシーンや、モンキアゲハの吸蜜シーンなどがあった。

栗林慧氏は1939年生まれで私より2っ年上だ。私と同じく中国大陸でお生まれとのこと。医療用内視鏡などを基に、改良を重ねて作った自家製のレンズは、「虫の目」で見える風景を再現しているといわれており、国内外で高い評価を得られている。是非その映像を見てみたかった。

ところが、前日の夜に、インターネットで予約しようと試みると、いつもの桜木町のシネコンの「ブルグ13」では先週に上映が終了している。他の映画館も調べてみたが横浜界隈では上映されているところがなかった。夏休みだというのに何故だろうか?

この日は映画を見ようと決めてしまっていたので、「ブルグ13」の上映作品の中から、「日本のいちばん長い日」を選び出し、見ることにした。戦後70周年の終戦記念日を前に、TVでは連日、関連した番組や話題が多い。

8月9日に長崎にも原爆が投下され、同じ日には日ソ中立条約を一方的に侵犯してソ連軍が満州に進攻したため、8月10日に「天皇の国法上の地位を変更しないこと」を条件にポツダム宣言を受諾する回答を発した。アメリカからの回答は、「日本国の政治形態は日本国民の意思で決まる。国家統治の権限は、連合国軍最高司令官に"subject to"する」とあった。この subject to という言葉が「制限下に置かれる」なのか「隷属する」なのかの解釈をめぐって紛糾したが、8月14日午後11時、ポツダム宣言受諾を連合国に通達したという。この映画では、昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年)8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている。

「日本のいちばん長い日」​は確か前作があったと思い、​調べてみた。それは1967年​の​作​​品​で​ 監督​ ​岡本喜八​、鈴木総理​ ​笠智衆​、阿南陸相​ ​三船敏夫​、昭和天皇 ​ ​松本幸四郎(八代目​)で原作​は大宅壮一​のノンフィクション『日本のいちばん長い日』​だったが、今回私が見たのは、監督​ ​原田眞人​、​鈴木総理​ ​山崎勉​、​阿南陸相​ ​役所広司​、昭和天皇 ​本木雅弘​で、原作は​半藤一利​の「日本のいちばん長い日​ ​決定版」​だった。​

この映画を見て、いろいろと考えさせられることが多かった。もし、日本がポツダム宣言を受諾しなかったら、今の日本はどのような姿になっていたのだろうかと。遡って戦争を始める前に、日本にとって不利なことがあったとしても、和平の道を選択できなかったのだろうか、戦争をはじめてしまった後でも、もっと早く和平を模索できなかったのか。もちろん、そう考えた人はたくさんいたのだろうが・・・ 今の世でも1億2千7百万人を導くのはリーダーの資質なのだが、本当のことを知ることが出来る国民の意志が反映されなくてはならない。

今年の1月に閉館となったみなとみらいの「109シネマズ」に映画を見に行っていたときは、その帰りには、横浜駅への通り道にある日産自動車の本社ビルの NISSAN Gallery に必ずと言っていいほど立ち寄っていた。NISSAN Gallery​ では、いろいろと趣向を凝らして、クラシックカーや最新の車が展示されていて楽しい。「ブルグ13」に行くようになって、その機会は減ったが、この日は横浜で昼飯にしようと​いうことになり、そのあと NISSAN Gallery​ に寄った。
写真6.以降は、以前に撮った写真を載せて NISSAN Gallery​ を取り上げてみた。

私が初めて自分の車を持ったのは、福岡勤務から東京へ戻ってきて数年たった、今から20数年前のことだった。家族ともども福岡へ行っていたので、その間、それまで住んでいたマンションの自宅は人様に貸していた。そのマンションに戻って、そろそろ車を持ちたいと思い、駐車場の空きを待っていたところ、運よくすぐに空きが出た。それでは車を買おうと近くにあるディーラーへ行ってみることにしたが、最初に入った日産の店で、即決したのがプリメーラという車だった。以来、同じセールスさんがずっと担当してくれていて、良く面倒を見てくれている。昨年の秋に13年間乗った愛車グロリアから、新しい小ぶりな車に換えた。というわけで日産車には愛着がある。

1.桜木町駅前 出勤時間
映画「日本のいちばん長い日」​は朝9時から始まる。自宅からバスに乗り、桜木町の駅前に着いたのは8時40分だった。「ブルグ13」は駅前のTOCみなとみらいビル・コレットマーレのの6階にある。駅前広場からランドマークタワーに向けて、蟻の道のようにサラリーマンの方々が歩いていく。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.109シネマズのお別れ落書き 2015年1月23日撮影
それまで映画を見に行っていたみなとみらい・高島町の109シネマズは2015年1月25日に閉館した。閉館の日を前に館内には"10年間ありがとう"という落書き板が設けられ、来場者は思い思いにカラフルに"落書き"をしていた。

Apple iPhone 4S F2,8 4.3mm 8.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/20秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.はたらくクルマ展
「日本のいちばん長い日」​を見た日の NISSAN Gallery はたらくクルマ展というテーマで日産車の消防車、救急車やパトカーが展示されていた。夏休みということもあり、お子様向けの解説がされている。これはフェアレディ 240ZG ハイウェイパトロールカーだ。1972年製で排気量は2,393cc。神奈川県警察高速道路交通警備隊のパトロールカーとして採用されたそうだ。市販車の240ZGは当時150万円だったという。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/80秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.大きな車
北米仕様のQX80という。V8の5.6l のエンジンが搭載されている。全長5.298mで、ホイールベースは3.076mだそうだ。今の私の車は全長が4.100m、ホイールベースは2.600mしかない。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 8mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.自動ブレーキ
最近、日産自動車のTVコマーシャルをみると自動ブレーキを訴えている。類似体験コーナーへ行ってみると「体験してみませんか」と声を掛けられた。座って専用ゴーグルとヘッドフォンを装着してみる。影像では前を走る車が急ブレーキをかけて止まると、自分が運転している車の自動ブレーキがかかる。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/100秒 19mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.ニッサン リーフ ニスモ 2012年3月21日撮影
量販型電気自動車「日産リーフ」と同じリチイムイオンバッテリーとモーターが採用されたレーシングカー。2011年4月のニューヨーク国際オートショウお披露目された。最近は街でリーフを見る機会が増えている。2015年、リーフの世界累計販売台数は、およそ17万2,000台に達するという。これは2位と3位の販売台数を合わせても届かない圧倒的な数字だそうだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 8mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.スカイライン スポーツ 1962年製 2012年3月21日撮影
懐かしい車が展示されていた。デザインは外国に依頼され、1960年のトリノ自動車ショウに出品されたのち1962年に発売された。クーペとコンパーチブルがあり、生産台数は合計で60台。エンジンはグロリア用の1,900ccで、ボディはほとんどハンドメイドだったという。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/800秒 5mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.ザナヴィ ニスモZ 2012年3月30日撮影
  GT500用マシンとして2004年にデビューしたフェアレディZ33のレーシングカーが展示されていた。エンジンは4,494ccのV8。ニスモ(NISMO)というのは、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(英語:Nissan Motorsports International CO.LTD.)で日産自動車の連結子会社としてモータースポーツ向け自動車部品の設計・製造・販売、レースへの参画などを行う会社。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/400秒 7mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.ボルトが来る 2012年10月11日撮影
2012年10月11日、この日私はとなりのビルにある原鉄道模型博物館へ写真を撮りに行った。原鉄道模型博物館を退館し帰路に着こうとしたところ、NISSAN Gallery に人が集まってにぎやかだった。中に入ってみるとこれからウサイン ボルトが来るとのこと。記念のTシャツが配られていたので並んでいただいてきた。この年、日産はボルト選手を起用した広告を、世界中の空港で展開していたそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.インフィニティ エマージ E 2012年10月11日撮影
2012年のジュネーブモーターショウでお披露目されたハイブリッドエンジンをミッドシップにレイアウトした先進的なスーパースポーツカー。1.2l、3気筒のガソリンエンジンをレンジエクステンダーとして使用するシリーズ方式のハイブリットが採用されている。この方式は発電専用エンジンの動力で発電機を駆動してバッテリーに充電し、モーターを駆動する方式のことだそうだ。ただ、この1.2l、3気筒のガソリンエンジンはノートやマーチに搭載されている日産製のエンジンではなく、イギリス・ロータス社製のエンジンが採用されているそうだ。何故だろう?

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 8mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ニッサン チェリー 2015年1月3日撮影
そういえば、こういう車もあった。チェリー X1 4ドア セダンで1970年製である。日産初のFF(フロントエンジン フロントドライブ)車。FFは小さなボディサイズで大きな車内空間を確保できる。総排気量1,171cc。日産自動車の80周年を記念したヘリテージ カーの特別展示だった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/250秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.伝統のスカイライン 2015年2月16日撮影
フルモデルチェンジされた13代目のスカイラインである。2014年2月末に発売された。V6 3.5l のハイブリット車と、2.0l のターボ車がある。輸出用モデルと同じ「インフィニティ」のバッジがグリルに付いている。カッコイイ!

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.日産の高級車 フーガ 2015年2月16日撮影
今のフーガは2009年に発売されたが、2015年2月13日に大規模なマイナー・チェンジが行われ、展示されていた。370GTと3.5lのハイブリト車がある。370GTの最高グレードは6百万円、ハイブリット車の最高グレードは7百万円近くする。スカイラインとこのフーガには輸出用モデルと同じ「インフィニティ」のマークが付いている。Lexusを意識してのことだろうか。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/50秒 11mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2014年11月14日

眞葛焼 眞葛ミュージアム 11月2日


 先日、神奈川県立歴史博物館を訪れた折、横浜のやきものとして展示されていた眞葛焼をはじめて見て、驚きと感動を覚えた。
  インターネットで検索していくと、横浜駅近くのポートサイド地区に、眞葛ミュージアムというところがあり、土曜、日曜に公開されていることを知って、さっそく行ってみることにした。

 横浜開港間もない明治3年(1870年)、京都の陶芸工宮川香山は、薩摩藩の御用商人の薦めに応じて横浜野毛山に窯を築いた。翌明治4年に横浜市の南太田に移転し、本格的に陶磁器の制作を開始した。明治10年代にかけて、高浮彫という技法で立体的な装飾を器に施し、輸出陶磁器の主力となった。ジャポニズムブームに沸く欧米諸国で大いに人気を得たという。
 しかし、高浮彫は生産が難しいだけでなく精度を上げるほど完成まで何年もの時を必要とする生産効率の低さが問題であったそうだ。加えて、陶磁器の流行の世界的な流れがアール・ヌーボー様式へと変化していくなか、高浮彫の需要が次第に失われてくるのを読んでか、初代宮川香山は明治の10年代の後半に入ると釉薬(ゆうやく・うわぐすり)の研究に没頭し、明治20年以降は釉薬彩の技法による作品を精力的に制作したそうだ。
  しかし、私の印象に強く残ったのは、高浮彫のほうである。

 初代の宮川香山は1916年(大正5年)に75歳で亡くなった。その後、眞葛焼は、二代、三代と引き継がれたが、1945年(昭和20年)横浜大空襲により壊滅的な被害を受け、窯は閉鎖された。四代目香山による復興もむなしく、その歴史の幕は閉じられたとのこと。「幻のやきもの」といわれる所以である。

  フラッシュなしでの撮影はOKということなので、作品も撮ったが、なにせガラスのケースの中に入っていて、暗い上に光線も難しい。眞葛ミュージアムのホームページに、きれいな写真が載せられているので、是非、そちらをご覧いただきたいと思う。
 (記述は神奈川県立歴史博物館発行の「新葛焼」パンフレットと、眞葛ミュージアムガイドブックから引用・参照させていただいた)

1.ポートサイド地区
訪れることの多いのは、109シネマズや日産ギャラリー、三井ビルの原鉄道模型博物館だが、この日は、そごう、ベイクォーターの向こう側にある、ポートサイド地区に行くことになった。横浜駅北口といわれる辺りもすっかり大きなビルが立ち並んでいる。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1600秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
ポートサイド地区;クリックすると大きな写真になります。
2.眞葛ミュージアム
お目当ての眞葛ミュージアムはヨコハマポートサイドロア参番館にあった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
眞葛ミュージアム;クリックすると大きな写真になります。
3.展示室
展示室は広くない。その一角に畳の敷かれた展示スペースがあり、見学者はその畳にあがって、鑑賞することができる。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/30秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
展示室;クリックすると大きな写真になります。
4.高浮彫 「崖二鷹大花瓶(一対)」
その畳の展示室には高浮彫の6っの作品が展示されていた。初代宮川香山は、模様を金彩で描く代わりに、身近な動物や植物を精緻な細工で表現する手法を考案した。これは、6体の右端と左端に置かれていた「崖二鷹大花瓶(一対)」の左側の作品である。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/20秒 15mm ISO1600 ) 露出補正 なし
高浮彫 「崖二鷹大花瓶(一対)」;クリックすると大きな写真になります。
5.「崖二鷹大花瓶(一対)」 部分
「崖二鷹大花瓶(一対)」の左側の作品の部分である。精緻な鷹の細工が見事だ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/60秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「崖二鷹大花瓶(一対)」 部分;クリックすると大きな写真になります。
6.「崖二鷹大花瓶(一対)」 4.5.の対の作品
畳の展示室の「崖二鷹大花瓶(一対)」 4.5.の作品の対となる作品。こちらの鷹は抱きかかえた3羽の雛を見ている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「崖二鷹大花瓶(一対)」 4.5.の対の作品;クリックすると大きな写真になります。
7.「崖二鷹大花瓶(一対)」 4.5.の対の作品 部分
鷹に抱かれた3羽の雛に餌を与える様子が、精緻に細工されている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/20秒 10mm ISO1250 ) 露出補正 なし 
「崖二鷹大花瓶(一対)」 4.5.の対の作品 部分;クリックすると大きな写真になります。
8.「桜二鳩花生装飾品」の部分 左向き
畳敷きの展示室を下りて、フロアの作品を見て回る。これは「桜二鳩花生装飾品」という作品。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/60秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし 
「桜二鳩花生装飾品」の部分 左向き;クリックすると大きな写真になります。
9.「桜二鳩花生装飾品」の部分 右向き
これも高浮彫、鳩の細工も素晴らしいが、桜の蕾の感じが実に精巧だなと思う。また、器に施された絵も彩り豊かである。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 4.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
「桜二鳩花生装飾品」の部分 右向き;クリックすると大きな写真になります。
10.「磁製蟹細工花瓶一対」
渡り蟹の細工がついた一対の花瓶。ガイドブックによると、細工の技巧や彩色などに未だ荒削りな部分も見受けられるが、実物大の渡り蟹を彫刻的に施すという意匠と技巧は、ここに展示されてはいなかったが、重要文化財となっている「褐釉蟹貼付台付鉢」にもつながる作品であり、とても興味深い、と記されている。 

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2。8 1/100秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「磁製蟹細工花瓶一対」;クリックすると大きな写真になります。
11.「葡萄鼠細工花瓶(一対)」
白い鼠が葡萄を食べている様子が細工されている。花瓶に描かれた葡萄の葉の絵も写実的だ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2。8 1/100秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「葡萄鼠細工花瓶(一対)」;クリックすると大きな写真になります。
12.「葡萄鼠細工花瓶(一対)」 部分
その部分。葡萄の木、蔓、葉に至るまで、花瓶の形を作っている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2。8 1/80秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「葡萄鼠細工花瓶(一対)」 部分;クリックすると大きな写真になります。
13.「葡萄鼠細工花瓶(一対)」 一対のもう一方の作品
こちらは褐色の鼠が細工されている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2。8 1/100秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「葡萄鼠細工花瓶(一対)」 一対のもう一方の作品;クリックすると大きな写真になります。
14.「氷窟鴛鴦花瓶」と「氷窟白熊花瓶」
ケースの中に展示された一対の花瓶は、氷が垂れ下がる岩窟が彫られ、その岩窟の中には生き物が彫られている。左側が「氷窟鴛鴦(ひょうくつおしどり)花瓶」で右側が「氷窟白熊花瓶」と題されている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2。8 1/100秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「氷窟鴛鴦花瓶」と「氷窟白熊花瓶」;クリックすると大きな写真になります。
15.「氷窟白熊花瓶」 部分
氷が垂れ下がる洞窟の中から、白熊が顔をのぞかせている。箱庭のようだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/300秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
「氷窟鴛鴦花瓶」と「氷窟白熊花瓶」;クリックすると大きな写真になります。
16.釉下彩 展示作品
精緻な細工を特色としていた初期の眞葛焼だったが、1882年(明治15年)を境に、その写実的な作品の制作数は減少する。初代宮川香山は彫刻的技法に達成感を抱いていたことも一つの理由と言われる。そして、眞葛焼はその作風を一変させる。宮川香山は中国清朝の磁器を研究、模倣することだった。これにより、さまざまな新しい色の釉薬や釉法を開発することに成功する。明治20年以降、特に高い評価を得たのは、釉下彩と言われる技法を用いた磁器作品だったそうだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし 
釉下彩 展示作品;クリックすると大きな写真になります。
17.初代宮川香山遺作の花瓶 「琅玕釉蟹付花瓶」 部分
宮川香山は1916年(大正5年)、75歳でこの世を去るが、これは遺作「「琅玕釉蟹付花瓶」である。琅玕とは美しい玉という意味のようだ。細工と釉下彩という、初期と後期の特徴を併せ持っていて、香山の一生を凝縮したような作品である。初期の眞葛焼には見られなかった上品な洗練された風情が漂い、初代宮川香山が最後に求めた美は、伝統的な日本固有の美であったことを物語っているとされている。手振れしてしまったが、ご容赦いただきたい。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/15秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
初代宮川香山遺作の花瓶 「琅玕釉蟹付花瓶」 部分;クリックすると大きな写真になります。
18.ポートサイド公園
鑑賞を終え、受付の方と、展示作品の入れ替えなどについて話をし、外に出た。道路を挟んで反対側にポートサイド公園があった。日産本社ビルをいつもと違う側から眺める。公園を歩いてベイクォーターに戻った。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2,8 1/800秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
ポートサイド公園;クリックすると大きな写真になります。