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2023年1月21日

北の丸公園 紅葉 ② 2022年12月2日

北の丸公園を一回りしたように思っていたが、実は西側の池の周りを周っただけで出発点に戻ってきた。どうしようかと考えたが、九段下に出て地下鉄に乗ろうと思い、案内板を見て歩き出した。 北の丸公園の真ん中を通る、やや広い道に出る。正面に科学技術館を見て、右手に北桔門があるところを左へ、日本武道館、田安門の方へ向った。
 左(西側)に千鳥ヶ淵、右(東側)に牛が淵の濠の間の堤を渡ると靖国通りだ。高燈篭(常燈明台)や品川弥二郎、大山巌の像を見て、靖国通りの向こう側の木立の上に大きな鳥居と日の丸の旗がみえた。
 まだ行ってみたいところもあったが、今日はこの辺にしておこうと、帰路につく。靖国通りを東に下っていき、東京メトロの九段下駅に下りた。

000_221202346 X700 〇北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg
田安門 2022年12月2日 北の丸公園

063_221202293 X900 〇北の丸公園 北桔橋方面 Z50 Z18-140.jpg 63.北桔門方面
正面に科学技術庁が見えるところを右に出ると北桔橋門(きたはねばしもん)になる。北桔橋門は、東の 平川濠と西の乾濠を分ける土橋になっているところで、江戸城天守台北側と北の丸方面をつなぐ城門である。昨年(2022年)の春に皇居東御苑へ来た折に、御苑の側から北桔橋門を見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 46mm ISO125 ) 露出補正 なし
064_221202305 X900 〇北の丸公園 フヨウ Z50 Z18-140.jpg 64.フヨウ(芙蓉)の紅葉
フヨウの葉が半分黄色く紅葉している。フヨウは7-10月初めにかけてピンクや白で直径10-15cm程度の花をつける。写真に見えるのは果実だ。花のあとから球形の果実が実り、熟すと五裂する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 67mm ISO220 ) 露出補正 なし
065_221202308 X900 〇北の丸公園 コブシ Z50 Z18-140.jpg 65.コブシ(辛夷)の冬芽
コブシは早春に、葉が展開する前に、他の木々に先駆けて白い大きな花をつける。冬を越すために毛に覆われた冬芽を付け、成長をとめて休眠し、春になるとその冬芽を割ってつぼみが出てくる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
066_221202314 X900 北の丸公園 コブシ Z50 Z18-140.jpg 66.コブシの木
コブシはモクレン科モクレン属に属する落葉高木の1種で紅葉する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
067_221202318 X900 〇北の丸公園 ボケ Z50 Z18-140.jpg 67.ボケ(木瓜) -1
駐車場のある北の丸休憩所の近くへ来た。ボケの花が咲いている。もう少し経てば、自宅近くの保土谷公園で真っ赤なボケの花が見られると思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 75mm ISO250 ) 露出補正 なし
068_221202319 X900 〇北の丸公園 ボケ Z50 Z18-140.jpg 68.ボケ(木瓜) -2
このボケは白い花と、白とピンクの絞りの花をつけている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
069_221202325 X900 北の丸公園 ベルベットセージ Z50 Z18-140.jpg 69.アメジストセージ
天然石のアメジスト(紫水晶)に花色が似ていることからその名が付いたそうだ。また、メキシコから中米原産のシソ科の植物で、メキシカンブッシュセージとも呼ばれる。もこもこした質感の花に見える紫色の部分は「ガク」である。花は「ガク」から飛び出すように咲き、この写真だと白い部分が花である。初めて見る花だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
070_221202330 X900 北の丸公園 日本武道館 Z50 Z18-140.jpg 70.日本武道館
日本武道館が近くなってきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
071_221202334 X900 北の丸公園 田安門 ツバキ Z50 Z18-140.jpg 71.ツバキ
日本武道館の傍に白にピンクの絞りが入ったツバキの花が咲いていた。白い椿の品種も多いようだが、品種名まではわからない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
072_221202337 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 72.田安門 櫓門
田安門に出た。wkipediaによれば、北に面する高麗門と西側に直角に位置する櫓門からなる桝形門である。1961年(昭和36年)に「旧江戸城田安門」として国の重要文化財(建造物)に指定されている。立派な門だ。田安門は、創建年代は明らかではないが、高麗門の扉の吊り金具に残された刻銘から、1636年(寛永13年)に建てられたものと考えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
073_221202340 X900 北の丸公園 田安門 弥生慰霊堂 Z50 Z18-140.jpg 73.弥生慰霊堂 参道入り口 -1
弥生慰霊堂は、かつては弥生神社・弥生廟と言った警視庁及び東京消防庁の殉職者を祀る慰霊施設である。wikipediaによれば、神社建築に近いもので、社殿は拝殿と本殿からなり、本殿は神明造の屋根であるが千木・堅魚木がない。現在でも鞭懸(神明造の破風にある8本の棒)が残っている。拝殿は吹き抜けで土間となっている。参道入口には狛犬のようなものがあり、また本殿正面の脇には燈籠があるなど、全体的に神社だった頃の面影を漂わせている。境内には「御野立所記念碑」がある。写真は参道にある階段左側の狛犬の「うん」。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 28mm ISO220 ) 露出補正 なし
074_221202342 X900 〇北の丸公園 田安門 弥生慰霊堂 Z50 Z18-140.jpg 74.弥生慰霊堂 参道入り口 -2
1881年(明治14年)ごろから、警察・消防殉職者のための警視庁招魂社創建の議が唱えられ、1885年(明治18年)10月7日に「弥生神社」が創建されたそうだ。こちらは「あ」の狛犬。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
075_221202349 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 75.田安門 高麗門
田安門の高麗門を出て靖国通り側に出る。北の丸公園の入り口である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 24mm ISO110 ) 露出補正 なし
076_221202351 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 76.高燈篭(常燈明台)
1871年(明治4年)に靖国神社の灯籠として奉納されたもので、高台に設けられていたため東京湾の漁船の目印になったといわれる。建設当時の東京の人たちにとって、新しく出来た天皇の政府の力を見せつける、新江戸タワーだった。はじめは九段坂をのぼった右側にあったが、道路改修にあたり現在地に移したそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f8 1/500秒 41mm ISO110 ) 露出補正 なし
077_221202355 X900 〇北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 77.九段坂公園
田安門を出て、濠を渡ると靖国通りになるが、その手前が九段坂公園になっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 61mm ISO400 ) 露出補正 なし
078_221202361 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 78.九段坂公園 品川弥二郎像
品川弥二郎は、天保14年(1843年) 長州の足軽の家に生まれ、身分は低かったが、吉田松陰の松下村塾に入門して尊皇攘夷運動に参加することにより、幕末・維新の外交に重要な役割を演じる人物となった。文久時代には高杉晋作の英国公使館焼き討ちにも参加しているが、藩代表となった高杉が外国艦隊と和睦したことを知って憤り、高杉と敵対したこともある。明治後は子爵・内務大臣まで務めた。この像は明治40年(1907年)に設置された。高村光雲が監督し、本山白雲が原型を作成し、平塚駒次郎が鋳造した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 29mm ISO110 ) 露出補正 なし
079_221202363 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 79.九段坂公園 大山巌像 -1
大正8年(1919年)11月3日の建設。原型作者は北の丸公園の北白川宮能久親王騎馬銅像を制作した新海竹太郎。建設委員長に陸軍大将井口省吾、ほか現役、予備役将校、実業家、地方有志だそうだ。工費は9万5373円81銭。この像は昭和23年(1948年)にGHQ一に時撤去され東京都美術館に預けられたのち、昭和44年(1969年)に現在地へ移されたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
080_221202364 X900 北の丸公園 田安門 Z50 Z18-140.jpg 80.九段坂公園 大山巌像 -2
大山巌は天保13年(1842年)の生まれで薩摩藩出身。元帥陸軍大将日露戦争では陸軍司令官、初代の陸軍大臣となった。その後参謀総長、内務大臣を勤め元老となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 67mm ISO200 ) 露出補正 なし
081_221202366 X900 北の丸公園 田安門 柿 Z50 Z18-140.jpg 81.九段坂公園 柿の実 -1
柿の実がなっていた。とてもうまそうな柿に思えるが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
082_221202369 X900 〇北の丸公園 田安門 柿 Z50 Z18-140.jpg 82.九段坂公園 柿の実 -2
田安門の櫓を背景に柿の実も季節を告げる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6 1/500秒 105mm ISO220 ) 露出補正 なし
083_221202056 X900 〇靖国神社 G7x.jpg 83.靖国神社の大鳥居
靖国通りの向こう側に、木立の中の靖国神社大鳥居と、たなびく日の丸の旗が見えた。この靖国神社第一鳥居は、大正10年に日本一の大鳥居として誕生し、「空をつくよな大鳥居」と親しまれた。昭和18年、老朽化のために取り去られていたが、戦友・崇敬者により昭和49年再建された。最新技術の耐候性鋼で作られ、柱の高さは25m、直径2.5m、上の横木である笠木(かさぎ)は長さ34m、直径2.7m、重さは100トンという、日本最高、最大級の大鳥居という。九段坂公園を後に靖国通りを下り、東京メトロの九段下駅に出た。半蔵門線で渋谷へ、渋谷から東横線で横浜へ戻ってきた。横浜高島屋の8階に上がり、遅めの昼食にした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし

2015年12月 4日

上野寛永寺から恩賜公園を歩く (2) 11月24日

上野寛永寺の根本中堂を後にして右手に国立文化財機構を見ながら上野桜木を歩く。やがて左側に徳川綱吉霊廟勅額門が見えてくる。夕日に照らされて赤く映える。
 再び芸大のところへ戻ってきた。音楽学部の正門から中に入る。左側の手前に赤レンガ1号館、その奥に2号館があった。いずれも明治時代に建てられたもののようだ。そのあと、噴水広場を歩いて上野東照宮に出た。外国人観光客が多い。灯篭の並ぶ参道の奥には金色に輝く唐門と社殿が見える。右には五重塔が見えた。

そろそろ「上野やぶ蕎麦」へ行く時間が近づいてきた。春は花見で賑わう上野のお山を下る。途中、寛永寺の清水観音堂の「月の松」から暮れかけた不忍池を眺めて、京成上野駅へ出た。5時20分前に「上野やぶ蕎麦」に着き、予約してあった2階の奥の席に落ち着いた。ちょっと歩き疲れ、のども乾いていたので、友が来る前にビールを頼んでしまった。旨かった。

18.上野桜木辺り
右手に国立文化財機構の建物を見ながら上野桜木の道をのんびりと歩く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.スカイツリー
今日は天気が良く空気が澄んでいる。東京スカイツリーもくっきりと見えた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.綱吉霊廟勅額門 -1
やがて左手に歴代将軍の霊廟が見えてきた。夕日が当って赤く映えるのは重要文化財になっている五代将軍徳川綱吉霊廟勅額門だ。綱吉は延宝8年(1680年5月)に将軍の座につき、宝永6年(1709年)11月に63歳で没した。法名を常憲院という。勅額とは、皇帝・天皇などの為政者が国内の寺院に特に与える直筆の書で記された寺社額のこと。いくつかあった勅額門の多くは、維新後に解体されたり、第二次大戦の戦火により焼失したりしているが、宝永6年11月に竣工したこの勅額門はその霊廟とともにそれらの災いを逃れた貴重な遺構とのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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21.綱吉霊廟勅額門 -2
その勅額を見つけることはできなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 38mm ISO400 ) 露出補正 なし
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22.東京芸術大学音楽学部赤レンガ1号館
東京都内で最古のレンガ建築と言われる東京芸術大学赤レンガ1号館・2号館は芸大音楽学部の正門守衛所の裏に並んで建てられている。。東京芸術大学の前身である東京美術学校の開設前からあるこの建物は最初の校舎であり、いわば芸大のルーツともいえる歴史的に非常に大切な建物だそうだ。1号館の竣工は1880年(明治13年)で 設計は林忠恕とのこと。教育博物館​(現在の国立科学博物館)​は1877年(明治10年)に上野公園に創設され、 1881年(明治14年)7月に東京教育博物館に改称された。 1号館は明治9年に教育博物館の書庫として建てられたもので、書籍庫として耐火を重視し、すべての開口部に鉄扉を付設するなどの不燃性を重視したつくりが幸いし、127年を経た今も現存している。暗くなってきて日が当たらないところは色が出ない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 27mm ISO4000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.赤レンガ2号館
2号館の竣工は1885年(明治19年)で設計:は小島憲之だそうだ。1885年(明治18年)6月に湯島にあった東京図書館が上野公園に移り、 東京教育博物館と合併した。2号館は旧東京図書館書籍閲覧所の書庫として建てられた、洋小屋形式の木造屋根を持つレンガ造り建築だ。長い年月と共に風化しつつ、周りの緑と溶け込んでいる素朴な味わいの赤煉瓦造り2階建てである。半円アーチの窓に白色の桟が並び開口部鉄扉のデザインが印象的だ。シャッタースピードの下限を1/250秒に設定してたら、ISOが5600に上がってしまっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 2​3​mm ISO​5600​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.​東京芸術大学音楽学部正門
煉瓦造りの門柱に「東京藝術大學」とかかれた看板が架かっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 2​3​mm ISO​5600​ ) 露出補正 なし
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25.​旧因州池田屋敷表門(黒門)
東京都美術館の裏手から通りの向こうに見える​旧因州池田屋敷表門(黒門)を撮った。旧丸の内大名小路(現在の丸の内3丁目)にあった鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門だそうだ。明治時代、当時の東宮御所正門として移されたのち、高松宮邸に引き継がれ、さらに昭和29年(1954)東京国立博物館の敷地内に移築されたという。重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 112​​mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
​26.​旧因州池田屋敷表門(黒門)と東京国立博物館表慶館
表慶館の屋根に夕日が当たって、この時間しか見られない光景になっていた。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​6​2​​mm ISO​500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.竹の台噴水広場
​竹の台噴水の現在の場所は、幕末まで寛永寺の根本中堂が建っていたが、戊辰戦争の時に焼失してしまったとのこと。明治になって本堂跡に博物館を建てることになり、その前庭として大噴水と緑地公園が計画されたという。博物館に向かって左右対称の景観 となるように作られた噴水は、日本で初めて誕生した噴水​だそうだ​。竹の台とは慈覚大師​(​​794​~​894​)が唐の五台山から竹を根分けして持ち帰り、比叡山に移植したのを、更に根分けして、寛永寺のこの噴水の付近に植えられたことからこの地名に​なったと伝えられる​。​木々も紅葉し始め、噴水の周囲に植えられた花々も美しい。

​Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​34​​mm ISO​320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.上野東照宮上野東照宮大石鳥居​
1633年(寛永10年)酒井忠世​により奉納​された​。国指定重要文化財。石材には備前の御影石が使用されてい​るそうだ​。関東大震災の​時​も少しも傾かなかったほど頑丈だったことは当時大変驚かれ​たという。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​50mm ISO​3600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.旧寛永寺五重塔
上野東照宮の参道を進むと右手に五重塔が見えた。​この塔はもともと上野東照宮の一部として建てられたが、明治になってから神仏分離令により寛永寺の所属となり、さらに昭和​33​年に寛永寺より東京都に寄付され、現在では上野公園の管理下にある。塔は 寛永​8​(​1631​)年に建立されたが、同​16​年​3​月に花見客の失火により焼失、現在の塔はその後直ちに再建されたもの​だそうだ​。現在、旧寛永寺の五重塔は上野動物園の中にある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​24mm ISO​1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.上野東照宮唐門​
大石鳥居をくぐって灯篭が立ち並ぶ参道を​進むと金色に輝く唐門がある。1651年(慶安4年)造営​、国指定重要文化財​だそうだ​。正式名称は唐破風造り四脚門​(​からはふづくりよつあしもん​)という​。柱内外の四額面には左甚五郎作の昇り龍・降り龍の彫刻があり、 毎夜不忍池の水を飲みに行くという伝説があ​る​。​残念ながら社殿の拝観は午後4時までで、中に入ることはできなかった。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​27mm ISO​720 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.絵馬
上野東照宮の境内には願い事が書かれた絵馬が​奉納されていた。中国語、英語、アラビヤ文字など外国語で書かれた絵馬のほうが日本語で願い事が記された絵馬より多かった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​40mm ISO​3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.石灯籠
石灯籠は全部で​200基以上あるそうで、ほとんどが現在の社殿の建築の年1651年(慶安4年)に諸大名より奉納されたものだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​60mm ISO​4000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.上野東照宮 唐門、社殿を振り返る
参道を歩きながら​後ろを振り返って見た。唐門の上に見える社殿が立派だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO​2000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.寛永寺清水観音堂
上野の山を下ってきて左を見上げると清水観音堂というのがあった。天海大僧正は寛永2年に、二代将軍徳川秀忠から寄進されていた上野忍が岡に平安京と比叡山の関係に倣って東叡山寛永寺を開いた。そして比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎を次々と建立した中の一つが寛永8年に創建された清水観音堂だそうだ。約150年ぶりに復活した江戸時代の浮世絵師、歌川広重の代表作の一つで連作の「名所江戸百景」で描かれた「月の松」があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​34mm ISO​2800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.「月の松」
「月の松」に惹かれて上に上がってみた。「月も松」からは不忍池の辨天堂が眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​34mm ISO​2800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.不忍池 辨天堂​
この時16時20分。この日の日没時間は16時30分だった。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​48mm ISO​800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.上野駅
なんだか懐かしい上野駅だ。この建物が見られるのもあとわずかかも知れない。​この駅舎は二代目の駅舎として1932年(昭和7年)4月3日 に落成している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​66mm ISO​2200 ) 露出補正 なし
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38.鈴本演芸場
ちょうどはねたところなのだろうか、櫓太鼓の音とともに​お客さんの出入りがある。鈴本演芸場はすべて椅子席で285の座席があるという。通常興行の入場料は2800円だそうだ。新宿末広亭とともに寄席の定番だ。私はまだそのどちらにも入ったことがない。一度経験したいと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED V​R​
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​18mm ISO​6400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.上野やぶ蕎麦​
今宵の会場「やぶ蕎麦」さんだ。年に2回程度同じメンバーでここで酒を飲んでいる。閉めの「せいろ」が楽しみでとても旨い。3時間ほどお邪魔してしまった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​125​秒 ​30mm ISO​6400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年11月29日

上野寛永寺から恩賜公園を歩く (1) 11月24日

この日は大学時代のクラスメートでもあり、卓球部でともに過ごした友人でもある2人と夕方5時から上野のやぶ蕎麦で一杯やることになっていた。天気も良いので少し早目に家を出て訪れたことのない寛永寺へ行ってみようと思った。
 上野寛永寺に蟄居した​徳川​慶喜の助命嘆願のために集まった藩士や武士は「彰義隊」を名乗り、上野の山を拠点として新政府軍と対峙した上野戦争により、彰義隊は壊滅した。大政奉還、そして王政復古へと鎌倉幕府以来700年の幕府の歴史もここに終わる​。上野のお山は今まで何回か来たことがあるが、寛永寺まで足を延ばしたことはなかった。

上野・東京ラインが開通して横浜から乗り換えなしで上野まで来られる。JR上野駅の公園口へ出て、​国立西洋美術館の方へは上がらずに線路沿いに歩く。
 1970年(昭和45年)2月11日に日本で初めての人工衛星「おおすみ」を打ち上げたロケットランチャー(発射台)​の展示がある​国立科学博物館の裏手から輪王寺に着いた。輪王寺をお参りした後は、国立科学博物館の入り口を左手に見て、東京国立博物館の前に出る。左手を見ると午後の日が​当って​紅葉した銀杏が輝いてい​る​。先に寛永寺へ行って帰りに寄ろうかと思ったが、陽が陰ってしまうだろうと思い。噴水の先の旧東京音楽学校奏楽堂へ出た。その手前の東京都美術館裏の色づいた木々が傾き始めた陽の光に輝いていた。
​  両側に東京芸術大学の建物がある。右に見える煉瓦造りの建物が良い。立ち止まって写真を撮りたい気持ちをそそる。上野桜木会館がある信号を右へまがる。そこをまっすぐ行くと上野寛永寺だ。

1.東叡山輪王寺門跡​
​東京で唯一の​門跡​​寺院とある。門跡とは皇族・貴族が住職を務める特定の寺院、あるいはその住職のこと​だそうだ​。正保4年(1647)9月に、東叡山に来​た​後水尾天皇の第3皇子、一品守澄法親王は、承応3年(1654)には正式に東叡山主の座につき、次いで、翌明暦元年には天台座主とも​なって、東叡、比叡、日光の三山を​兼務した。​ただ​正確に言えば、江戸時代には輪王寺という寺は存在しない。上野は寛永寺であり、日光は満願寺であって、その両山の山主が輪王寺宮という訳である。言い換えれば、輪王寺という名は、宮様個人の称号で、寺号ではなかったの​だそうだ​。​この柱を見たときは単に輪王寺の門の跡と思ったのだが。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 35mm ISO280 ) 露出補正 なし
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2.寛永寺旧本坊表門
西隣の東京国立博物館敷地から移築した寛永寺旧本坊表門(重要文化財)​である。明治15年(1882年)東京国立博物館の前身である博物館が上野公園に移転・開館した際にその正門として使用された。関東大震災の後、博物館改築に伴い現在地に移築された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 26mm ISO320 ) 露出補正 なし
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3.輪王寺(両大師)
境内西側​、寛永寺旧本坊表門​の正面​​に本堂(1993年再建)​が見えた​。輪王寺(両大師)は、上野公園内、東京国立博物館の東側に位置する。上野公園の敷地は元は天台宗別格大本山寛永寺の境内地であり、公園中央の大噴水の位置に根本中堂​が​、東京国立博物館の位置に本坊があった。輪王寺はもと寛永寺の伽藍の一部で、開山堂または慈眼堂と称されていたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.輪王寺本堂の屋根
青空をバックに屋根がきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
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5.輪王寺阿弥陀堂
輪王寺は天台宗で本尊は阿弥陀如来である。この阿弥陀堂は新しい建物のようだ。ご本尊が祀られているかどうかはわからない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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6.国立科学博物館
1926年11月に開館されている。何年か前だが、一度見学したことがある。蝶の標本もしっかりあった。目黒の白金に付属自然自然教育園があり、春になるとツマキチョウが飛ぶ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.東京国立博物館表慶館
通常は月曜日が休館日だが、昨日が祝日だったのでこの日(11月24日)は休みだった。​wikipediaによれば、東京国立博物館の創設は1872年(明治5年)となっている。1872年(明治5年)3月、その前年に設置された文部省博物局により、日本最初の「博覧会」が湯島聖堂大成殿(現在の東京都文京区湯島)で開催された。当時の広告や入場券には「文部省博物館」と明記されており、これが日本の「博物館」の始まりであった​という​。​そして、​1881年(明治14年)、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計で上野公園の寛永寺本坊跡に煉瓦造2階建の本館が完成​した​。この本館は、同年上野で開催された第2回内国勧業博覧会の展示館として使用された後、翌1882年(明治15年)3月から博物館の本館として使用されるようになった。​この​​4年前の第1回内国勧業博覧会の際に建てられた「美術館」の建物も新博物館の「2号館」として活用されたが、関東大震災で本館・2号館共に損壊し、現存しない。上野での開館式は1882年3月20日、​そして​1889年(明治22年)、「帝国博物館」​とと改称​された。現在、特別展「始皇帝と大兵馬俑」​と表慶館では「アート オブ ブルガリ  130年にわたるイタリアの美の至宝」​が開催されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.東京都美術館の裏手
陽は大分傾いてきたが東京都美術館越しに差し込む陽光に色づいた木々の葉が輝く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 42mm ISO250 ) 露出補正 なし
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9.旧東京音楽学校奏楽堂前の広場
すっかり落ち葉で覆われた広場を犬に散歩をさせている人などが気持ちよさそうに歩く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 30mm ISO560 ) 露出補正 なし
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10.旧東京音楽学校奏楽堂
wikipediaによればこの建物は日本で最初に建てられた本格的な西洋式音楽ホールという。1890年(明治23年)に東京芸術大学音楽学部の前身である東京音楽学校のオーディトリウム(演奏会場)として建設されたそうだ。1983年(昭和58年)に台東区へ譲渡され、1984年(昭和59年)、台東区は解体・修理後に上野公園内へ移築を行い、1987年(昭和62年)10月から一般公開が開始した。翌1988年(昭和63年)1月、国の重要文化財に指定されたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 22mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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11.珈琲店
黒田記念館の前にあるその別館内に2013年にオープンしたコーヒーショップだ。煉瓦の外観が黒田記念館とマッチしている。ちょっと一休みしたいところだが、秋の日は短いのでそうはしていられない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 22mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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12.東京芸術大学
さらに進むと道の両側に東京芸術大学の建物が現れる。左側は美術館などで右側は音楽学部になっている。この門は音楽学部の正門だ。1949年(昭和24年)5月、国立学校設置法の公布施行に伴い、「東京美術学校」と「東京音楽学校」が統合され、新制「東京芸術大学」(東京藝術大学)として設立された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.東京芸術大学音楽学部赤レンガ館
右側が1号館で左側に見えるのが2号館だ。後で時間があれば、門の中に入れていただき、傍で見てみたい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 250秒 38mm ISO450 ) 露出補正 なし
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14.東叡山寛永寺
東京芸術大学のはずれを右に曲がって突き当り左側に東叡山寛永寺があった。見ていると自転車に子供を乗せたお母さん方が何人かこの門の中に入っていく。門を入ってみて解った。左側に幼稚園があるのだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 400秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.寛永寺根本中堂
​台東区文化ガイドブックによれば、​上野寛永寺(天台宗東叡山寛永寺)は、天海僧正​(​慈眼大師​)​の進言により、江戸城の艮​(​うしとら​)​、北東)の鬼門の守として、寛永2年(1625)に本坊が落成した。東叡山は東の比叡山を意味し、寛永年間に創建時の年号によって寛永寺の勅号を与えられてい​る​。上野寛永寺は、将軍家の墓を芝増上寺と二分して菩提寺として成り、上野の山一帯に本坊円頓院を初めとして諸堂、子院が​あった​が、慶応4年(1868)の東征軍と彰義隊による、いわゆる上野戦争時に、その多くが焼失し​てしまった。現在の根本中堂は、明治12年​(1879年)​に川越喜多院本地堂を移築したもの​で。寛永寺本来の建物ではない。内陣には厨子内に秘仏本尊薬師三尊像を安置する(堂内は非公開)。​写真の手前左側に見える灯篭も立派だった。​ ​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 250秒 24mm ISO280 ) 露出補正 なし
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16.大イチョウ
根本中堂の右手に回ってみると大きな銀杏の木があり、上の方に日が当たってきれいだった。 ​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 400秒 52mm ISO280 ) 露出補正 なし
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17.根本中堂の門
最初に入った門の南東側に根本中堂を正面に見る黒い門があった。少し調べてみたがこの門の由来は解らなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 250秒 32mm ISO450 ) 露出補正 なし
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2015年6月29日

蝶切手に思う 「第30回昆虫切手展」 6月13日


  私がまだ、大学生になったばかりの頃だったろうか、兄が何かの学会でスイスに出張した折り、蝶好きだった私に、1961年にチェコスロバキアから発行された美しい蝶切手の使用済みセットを買ってきてくれ、これが蝶切手に憧れるきっかけになった。その後その切手の未使用9種セットを手に入れた。これは今でも私が一番好きな蝶切手である。クモマツマキチョウ、キベリタテハ、クジャクチョウ、キアゲハ、ヤマキチョウは日本にも生息するし、この切手の画はヨーロッパアカタテハだが、近似種のアカタテハは日本で普通に見られる。

チェコスロバキアから発行された美しい蝶切手
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第30回記念 昆虫切手展」の案内パンフレット
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西田豊穂さんが2006年3月発行のJPS昆虫切手部会報の昆虫郵趣ア・ラ・カルト 第9回「カルパチア山地の蝶を愛した画家シュヴァビンスキー」でこの切手のことを記されているが、その前年の2006年・日本郵趣教会主催・第6回オープン切手展に出品され、グランプリ・郵政公社総裁賞を受賞された「虫の美術史」でもジュヴァビンスキーの蝶切手が取り上げられている。

兄がスイス出張の土産に買ってきてくれた使用済みのジュヴァビンスキー蝶切手がトリガーとなって蝶の切手を集めうようになって、一時は日本郵趣協会の昆虫切手部会にも入れていただき、切手屋さんにも通ったことがある。ところが、発展途上国などから禄でもない蝶切手が外貨稼ぎを目的に乱発されるようになり、嫌気がさして集めるのを止めてしまった。

ところが今年の5月、そのころ、昆虫切手部会入会についていろいろと教えていただいた同部会の澤口尚子さんのブログを久しぶりに拝見していたところ、西田豊穂さんが、昆虫切手部会の会報に2004年から50回にわたり連載されてきた「昆虫郵趣ア・ラ・カルト」の総集編(後編)が、昆虫切手部会から2年前に出されているのを知った。同(前篇)は保有しているので(後編)が是非欲しい。もう在庫は残っていないかなとお思いつつ、澤口さんに、メールで入手したい旨お願いしてみた。幸い在庫があって手に入れることができた。そのコンテンツに2005年・日本郵趣協会主催・第6回オープン切手展に出品され、グランプリ・郵政公社総裁賞を受賞された「虫の美術史」も含まれていた。素晴らしい内容である。

「昆虫郵趣ア・ラ・カルト」の総集編(後編)は昆虫切手部会の石原さんという方が送って下さったが、その中に6月13日~14日に開催された「第30回記念・昆虫切手展」の案内が同封されていたので、13日に会場である目白の「切手の博物館」へ出かけてきた。今回はモルフォチョウがテーマになっていた。先にご紹介した澤口尚子さんは、ご自分でカードを作成されるが、描かれた画がとても素晴らしい。蝶の画はその特徴を見事にとらえられている。小型印もまた素晴らしい。「第17回」から公式カバーの作成を、「第18回」から小型印のデザインをされている。今回の「第30回記念 昆虫切手展」の記念小型印も、また、そのデザインの原画となった記念カードも澤口さんの作品だ。当日会場で澤口さんにお目にかかれなかったのが残念だった。「昆虫郵趣ア・ラ・カルト」の総集編(後編)を送ってくださった石原さんの「創作カバー・カードの楽しみ方」は、ご自分で書かれた画をもとにカバーやカード、そしてフレーム切手の作品が展示されていた。素晴らしい楽しみ方だと思う。私も自分が撮った蝶の写真をフレーム切手にしてみようかと思う。

「第30回記念 昆虫切手展」プログラム
;クリックすると大きな写真になります。



「第30回記念 昆虫切手展」会場風景
;クリックすると大きな写真になります。

話は変わるが、日本の準蝶切手に藤島武二の「蝶」がある。切手趣味週間の切手が毎年発行されるようになり、「見返り美人」や「月と鴈」、そしてその後は浮世絵の切手などが発行されていたが、1966年(昭和41年)に初めて洋画が採用され、それが藤島武二の「蝶」だった。そこに描かれている蝶は、種名が判別できないものもあるが、キアゲハ、クジャクチョウ、ルリタテハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハなどとてもリアルに描かれている。

絵画に登場する蝶がデザインされた切手がもう一つある。それは、2003年発行の奄美群島が米軍政府統治下から日本に復帰して五十周年を迎える記念切手だ。1958年に50歳で奄美大島に移り住み、69歳で生涯を終えるまで奄美の自然を画き続けた田中一村の日本画「奄美の杜~ビロウとブーゲンビレア~」の一部分がデザインされていて、ツマベニチョウの翅を開いた♂と、翅を閉じた♀が描かれている。

絵画に蝶が、しかもはっきりと種が分かるように描かれることはそう珍しくないようだ。私の家内の友人に日本画を書く人がいて、大きな作品を画いて東京都美術館で開催される日本画院展にも入選している。家内のお供で見に行ったとき、多くの入賞、入選作品の中に蝶をテーマにした絵が4~5点あった。また、私の中学時代の友人の絵が、「ハマ展」に入選したので見に行った時にも、蝶が描かれた作品は数点出展されていて、横浜市芸術文化振興財団賞の作品には雌雄のツマグロヒョウモンがリアルに描かれていた。蝶は絵の題材としても多く登場している。

1966年発行 切手趣味週間 藤島武二の「蝶」 2003年発行 奄美群島復帰五十周年記念 田中一村の「奄美の杜」
X400 藤島武二 切手趣味週間「蝶」 1966.jpg stamp2.jpg

先にも記したように、少々嫌気がさしていた蝶切手の蒐集だが、西田豊穂さんによる 「昆虫郵趣ア・ラ・カルト」の総集編を見たり、今回「第30回記念 昆虫切手展」に行ってみて、また、目を覚ましてしまった。切手屋さんを訪れて最近発行されたデザインの優れた蝶切手が探せ出せたら、ピック・アップしておきたいと思うようになった。



2013年6月 1日

上野の森から旧岩崎邸庭園へ 5月18日


 日本画を描く家内の高校時代の友人の作品が5月12日から19日まで東京都美術館で開催されている日本画院展に入選し、展示されているとの案内をいただき、見に行ってきた。
 久しぶりに上野へ行ったが、新緑が目に優しい、さわやかな季節で、人出が多かった。上野ミュージアムウィークをはじめ、いろいろなイベントも行われていた。
 JR上野駅から、国立西洋美術館の前を通り、広場に出ると、最近できたのか「PARK SIDE CAFE」という店があったので入ってみた。この日は天気が良くオープンテラスでコーヒーとケーキを楽しんだ。
 そこから東京都美術館の日本画院展を見て、上野動物園の前から不忍池を湯島の方へ抜け、旧岩崎邸庭園を見た。
 上野公園は花見があまりにも有名だが、この新緑の季節も良い。久しぶりに上野公園を歩いたが、改めてなかなか良いところだなと思った。

1.国立西洋美術館
JR上野駅の上野公園出口を出る。東京文化会館を左手に見て進むと、右側に国立西洋美術館があった。500年目の初来日というラファエロ展が行われていた。ラファエロはルネッサンスを代表するイタリアの画家・建築家である。「大公の聖母」「アテネの学童」など、イタリアを旅行した折に、現地の博物館で見た記憶がある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 10.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
国立西洋博物館;クリックすると大きな写真になります
2.「PARK SIDE CAFE」
右手に国立博物館が見える広場に出た。広場では「えちご長岡・佐渡 広域観光フェア」が開催されていて、越後から運び込まれた雪で子供たちが遊んでいる。その手前に比較的新しくできた「PARK SIDE CAFE」があった。まだ11時前なので食事には早いが、テラス席で公園の人の動きを見ながら、コーヒーとケーキを楽しんだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/1250秒 6.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
「PARK SIDE CAFE」;クリックすると大きな写真になります
3.「えちご長岡・佐渡 広域観光フェア」
テントが設けられて、中には観光案内やら、特産品が販売されている店がある。酒も並んでいて、肴もある。サザエ、ホタテ、ツブガイやイカの串焼きがうまそうに並んでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 8.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
「えちご長岡・佐渡 広域観光フェア」;クリックすると大きな写真になります
4.旧因州池田屋敷表門
国立博物館の前の通りに面して、黒門と呼ばれる旧因州池田屋敷表門があった。国の重要文化財に指定されている立派な門だ。屋根は入母屋造、門の左右に向唐破風造の番所を備えており、大名屋敷表門として最も格式が高いといわれる。門の向こう側には国立博物館の緑が見える。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/2000秒 6.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧因州池田屋敷表門;クリックすると大きな写真になります
5.東京都美術館 日本画院展
東京都美術館に入る。入場料は無料だった。日本画院展はその名の通り日本画の展覧会で第1会場、第2会場がある。大きな絵が多かった。わたくしにとって興味深かったのは蝶が描かれた作品が数えただけでも5点もあったことだ。これは何、と種類が分かるような描かれ方をしている。この絵は福沢尚子さんという方が描かれた「旅立ちの時」と題された絵だ。描かれているのは、モンシロチョウとカラスアゲハだった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/200秒 7.0mm ISOオート ) 露出補正 なし
東京都美術館 日本画院展;クリックすると大きな写真になります
6.家内の友人の入選作品
「帽子店ニテ」と題された家内の友人、宇都宮和子さんの入選作である。日本画院展は73回を数える。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/60秒 9.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
.家内の友人の入選作品;クリックすると大きな写真になります
7.東京都美術館
東京都美術館ではレオナルド・ダビンチ展も開催されていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 9.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
東京都美術館;クリックすると大きな写真になります
8.動物園の前の遊園地
上野動物園入口の左手に遊園地がある。小さな遊園地だが、乗り物もたくさんあって子供たちがはしゃいでいる。親は動物園や遊園地で疲れ果ててしまうのではないか。そして子供たちはそれぞれの父親の背中で寝てしまう。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/2000秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
動物園の前の遊園地;クリックすると大きな写真になります
9.花園稲荷神社
不忍池を目指して進むと、幕末、彰義隊の戦では最後の激戦地(穴稲荷門の戦)として知られる花園稲荷神社があった。鳥居の奥には参道があり、中国からの観光客が記念写真を撮っていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/640秒 8.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
花園稲荷神社;クリックすると大きな写真になります
10.森鴎外の旧居
花園稲荷から五條天神社の脇を通って、不忍池に沿う道路に下りた。不忍池の淵に行こうと思うが、塀があっていけない。右へ行ってみる。と先日、「ぶらり途中下車の旅」というTV番組で石丸謙二郎さんが訪れた水月ホテルへ出た。ここに森鴎外の旧居があるというのを思い出した。水月ホテルのかたに伺ったところ快く「どうぞ」と見学させていただいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
森鴎外の旧居;クリックすると大きな写真になります
11.森鴎外の居住の跡 舞姫の間
かって、森鴎外が暮らした日本間で、ここで名作「舞姫」が執筆されたことから「舞姫の間」と名付けられている。現在は水月ホテルの食事処として使われている。写真10.の玄関になる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
森鴎外の居住の跡 舞姫の間;クリックすると大きな写真になります
12.鴎外荘
当時の梁をそのまま活かした土蔵造りの「蔵」や、文学サロンの趣を伝える「於母影(おもかげ)」など、文明開化の風情が色濃く残っていると水月ホテルのパンフレットに記されている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
鴎外荘;クリックすると大きな写真になります
13.不忍池 弁天堂
水月ホテルの前で、ちょうど郵便配達のかたが来合わせた。不忍池にはどこから入るか、また、旧岩崎邸庭園へはどう行くのが良いか、尋ねてみた。いま来た五條天神社の少し先まで戻ると不忍池に入るところがあり、池にかかる橋を渡って弁天堂の先を左に行くと旧岩崎邸庭園に行けると親切に教えてくださった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/200秒 7.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
不忍池 弁天堂;クリックすると大きな写真になります
14.不忍池
都会の中の自然だ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
不忍池;クリックすると大きな写真になります
15.不忍池 かもめ
不忍の池にはカモなどの水どりはいなかったが、カモメが一羽、池端の杭に止まっていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/2000秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
不忍池 かもめ;クリックすると大きな写真になります
16.旧岩崎邸
不忍池の反対側に出て、不忍通りを左に進むと旧岩崎邸庭園の入口があった。東京都立で65歳以上の入園料は半額の200円だった。まず、建物の中に入る。この日はコンサートが行われていた。順路に従って庭園へ出て、外側から建物を見学する。これは洋館の奥にある日本建築である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/320秒 7.4mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧岩崎邸;クリックすると大きな写真になります
17.旧岩崎邸庭園
広大な庭に面した洋館南側のベランダには列柱が並んでいた。日本の建築史に残るこの洋館は、三菱創設者である岩崎家の本邸であった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧岩崎邸庭園;クリックすると大きな写真になります
18.旧岩崎邸洋館
洋館の設計者はジョサイア・コンドルで明治29年(1896年)に完成した。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 9.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
.旧岩崎邸洋館;クリックすると大きな写真になります
19.撞球室の屋根
まず、屋根に魅かれた。建物の脇に立っていた案内板を見ると、この建物は撞球室だそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/400秒 14.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
撞球室の屋根;クリックすると大きな写真になります
20.撞球室入口
撞球室は洋館から少し離れた位置に別棟として建てられている。これもジョサイア・コンドルの設計で、当時の日本としては珍しいスイスの山小屋風の造りだそうだ。洋館から地下道でつながっているという。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 11.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
撞球室入口;クリックすると大きな写真になります
21.正面玄関側から見た洋館
この写真の右側に車寄せがあり、玄関がある。見学者はその玄関から靴を脱いで洋館に入る。昭和27年に国有財産になっているそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 11.2mm ISOオート ) 露出補正 なし
正面玄関側から見た洋館;クリックすると大きな写真になります
22.旧岩崎邸正門
江戸時代には越後高田藩の榊原氏の中屋敷であったそうだ。この正門付近の写真に見られる積み石は、当時、越後から運ばれた歴史的に貴重なものだと聞いたが。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/500秒 10.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧岩崎邸正門;クリックすると大きな写真になります


2010年2月18日

1996年 スぺイン旅行 1/2

 また、ネタが枯渇してしまったので古い写真を見ていただく。1994年、家族とのはじめての海外旅行はイタリアを訪れたが、その2年後、第2回目はスペインへ行った。長時間飛行機に乗るのが嫌だと言っていた家内も、先のイタリア旅行ですっかり病みつきになってしまったようだ。
 搭乗機は今は日本に乗り入れていないスペインのイベリア航空、途中、モスクワのシェレメチェヴォ第二空港に寄ったが、真夜中でもあり、薄暗い空港施設の中で再び飛ぶのを待っていた記憶がある。
 この旅行では、まず、首都マドリードへいき、トレドを訪れ、それから南へ、グラナダ、コスタ・デル・ソル、そして、マラガから飛行機に乗り、バロセロナへ行った。8日間の旅行である。
  この旅行に携行したカメラはNikonのD50とコンパクトカメラのOlympus μ。 実はEOS650を購入した後、Nikonのフラッグシップへの憧れからF3を買い込んだ。マニュアルフォーカス最後のNikonのFひと桁機である。それからしばらくして、中野サンプラザへ何かのコンサートを聴きに行ったとき、駅前のフジヤカメラで店頭に並んでいた中古のF50を衝動買いした。
1.マドリード プラド美術館
プラド美術館は1785年に建設が始まり、1808年に完成した。1868年までは王室の付属博物館として、311点のコレクションから出発したというが、国立となって、収集された絵画は6,000点以上に及んでいるらしい。2006年に東京都美術館でプラド美術館展が開催され、大変な人気であった。この絵は、ゴヤの「着衣のマハ」と「裸のマハ」。このほか、ベラスケスの「官女たち」などがある。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
以下同じであるので省略
マドリード プラド美術館:クリックすると大きな写真になります
2.トレド
トレドはマドリードからバスで1時間ちょっとで行ける。この日はプラド美術館を見学した後、トレドへ行った。かってスペインの首都だったトレドはタホ川が巡る海抜530mの岩山の上に広がる。タホ川を挟んで展望台から眺めたトレドの町は、なにか赤ちゃけた印象であった。中央に見えるのは大聖堂だ。
トレド:クリックすると大きな写真になります
3.マドリードのタブラオ
第1日目のマドリードの宵は、同行した娘と娘の友人が予約をしてくれ、コラル・デ・ラ・モレリアというダブラオでフラメンコを楽しんだ。夜が更けるにつれ、真打が登場する。翌朝3時までやっているということなので、まだ宵の口のようだったが、明日のこともあるので11時過ぎに引き揚げた。撮影可ということだったのでコンパクトカメラで撮った。

Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
マドリードのタブラオ:クリックすると大きな写真になります
4.アトーチャ駅
マドリードの第2日目は自由行動となった。ガイドブック片手に歩きだす。1992年まで使用された旧駅舎は外観を保存しつつ、内部は乗客サービス・商業施設・カフェテラス・待合室等に利用されて現在の駅舎の一部に組み込まれている。なかでも待合室・カフェテラスとして利用されているかつてのプラットホーム部分は、鉄とガラスを用いた天井の高い空間を、旧駅舎と同時期にヨーロッパ各地に建てられた「植物園」に見立てた演出がなされている。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
以下同じであるので省略
アトーチャ駅:クリックすると大きな写真になります
5.王宮
ムーア人によって築かれたアルカーサス(城塞)が1734年に全焼した跡に、1738年から1764年にかけて、建設された壮麗な宮殿である。王宮前には広いオリエンテ広場がある。王宮内の室数2800以上と言われている。
王宮:クリックすると大きな写真になります
6.王宮のエントランス
ここは王宮エントランスの階段部分である。王宮見学の第1歩は白と黒の大理石で作られた大階段を上ることから始まる。
王宮のエントランス
7.マヨール広場
マドリッドの中心であるプエルタ・デル・ソルからマヨール通りを経て、5分位のところにマヨール広場があった。17世紀の古い建物に囲まれた縦94m、横122mの長方形の広場で、中央にフェリペ3世像がある。ここに座ってコーラを飲んで休憩した。
マヨール広場
8.アルハンブラ
3日目はグラナダへ移動した。ここには有名なアルハンブラ宮殿がある。800年近くイベリア半島を支配していたイスラム教徒の最後の砦であった。アルハンブラ宮殿は14世紀の建築。イスラム文化の香りが高い。15世紀の終わり、1492年にカトリックのレコンキスタによってグラナダが陥落する。アルハンブラ宮殿はレコンキスタの後、大部分が改修された。
アルハンブラ:クリックすると大きな写真になります