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2021年4月17日

小石川植物園 ツマキチョウを撮りに (2) 4月9日

発生しているかどうか心配だったツマキチョウも11時半ごろには姿を見せ始め、♂が♀を求めて飛ぶ姿が見られるようになった。アブラナなどの花に止まってゆっくり吸蜜する姿は少なかったが、カメラに収めることは出来た。
 アブラナの花が咲くポイントへは、また後で戻ってくることにして、日本庭園の方へ歩く。咲いていてくれた枝垂れ桜や八重桜を眺め、日本庭園へ向かうと、ツツジが咲き、フジも咲いていた。
 旧東京医学校本館を左に見て、日本庭園の北側から、ツツジが咲く丘を登って大きな木が茂る高台に着いた。大木に咲くトキワマンサクの白い花や、ツクシカイドウを見たり、数人の女性の方々が見ておられた雄株の木に実のなったオオモミジの説明を伺ったりした。
 サクラは、ソメイヨシノは散ってしまい、サトザクラの一葉や普賢象が咲き残っていた。

26.藤棚とツツジ
日本庭園の池にかかる橋は藤棚になっていてフジが咲いていた。その手前にはアゲハが来ていたツツジが咲く。この時は青空が見えていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_210409147 X800 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
27.旧東京医学校本館
きれいに刈りこまれたツツジの植栽が池に映っている。  この建物は、当初は東京大学の前身である東京医学校の施設として1876年に本郷キャンパス鉄門の正面に建てられたが、1911年に赤門わきに移築され、さらに1969年に小石川の現在地に移築された。国指定重要文化財となり保存修復され、博物館として一般公開されている。明治初期らしい擬洋風建築で、擬洋風建築としては昨秋訪れた滋賀県近江八幡市の白雲館を思い起こす。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館手続きを要するが、館内も見学できるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
027_210409155 X800 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg
28.ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
日本庭園の旧東京医学校本館の前の草地に、一面に可愛い花が咲いていた。和名は、花が紫色で、形がサギに似ていることからだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
028_210409159 X800 サギゴケ 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg
29.日本庭園東側
藤棚のある橋の上から日本庭園の東側を眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_210409161 X800 日本庭園 小石川植物園 RX10M4.jpg
30.ツツジが咲く道
藤棚の橋を渡り北へ高台に向かって歩く。ツツジの群落が見えた。受付でいただいた園内案内図によればこの辺りにはキリシマツツジがあるはずだ。藤棚のそばに咲いていたケラマツツジに似ているが、さらに色が濃いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1250 ) 露出補正 なし
030_210409165 X800 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
31.旧東京医学校本館を見下ろす
振り返ると、 旧東京医学校本館の北東側の棟が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO320 ) 露出補正 なし
031_210409167 X800 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
32.カラスアゲハ
キリシマツツジにカラスアゲハ♂が飛来した。こんなに擦れていないきれいな春型のカラスアゲハを見るのは久し振りである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 102mm ISO1000 ) 露出補正 なし
032_210409169 X800 ◎カラスアゲハ 日本庭園上 小石川植物園 RX10M4.jpg
33.熱心な観察者
大きな木が茂る高台に上がった。カエデと思われる大きな木を見上げている4~5人のグループの女性たちがいた。何を見ているのかなと思い、その方々の視線の先を見る。この木はオニモミジ(別名 カジカエデ 梶楓 )といい、雌雄異株の樹木であり、雌株の木には実がなるが、雄株の木には実はつかない。しかし、このご夫人たちが見ているオニモミジの木は雄株でありながら、実が付いている。一対の翼果になっている。珍しいのだと教えてくださった。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
033_210409182 X800 オニモミジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
34.オニモミジの実
右側の2枚の翅を広げたように見えるのが、オニモミジの実(翼果)だそうだ。その左にあるのが咲き終えた花だという。 wikipediaによれば、花期は4-5月。葉が展開する前に、長さ3-5cmの散房花序を前年枝の側芽から出す。花はふつう暗紅色で、雄花と比べ雌花の方が色が淡い。雄花序は花が5-15個垂れ下がり、花柄は長さ1-3cm、萼片と花弁が部分的に合着した長さ5mmになる鐘形の花被筒になり、雄蕊は7-10個で花被筒より長く、退化雌蕊は微小。雌花序は花が3-9個やや上向きにつき、萼片、花弁は5個ときに4個で合着せず、雄蕊はなく、子房は短毛が密生し、花柱は外曲する。果期は7-8月。果実は翼果で、黄褐色の長剛毛があり、分果の長さは2.5-3cmになり、翼果は鋭角に開くか、ほとんど開かない。雄株では雄花が、雌株では雌花が咲くのが雌雄異株だそうだ。と記されていた。また、ややこしいが、カエデ類の性には3タイプがあり、まずは雌雄異株。次いで雄株と両生花の株のある雌雄異株。最後にハウチワカエデのような雄性同株。このタイプはひとつの株に雄花と両性花がつくそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
034_210409180 X800 〇オニモミジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
35.オニモミジの葉
あとで確認できるよう葉の写真を撮っておいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO800 ) 露出補正 なし
035_210409183 X800 オニモミジ葉 小石川植物園 RX10M4.jpg
36.トキワマンサク(常磐万作)
マンサクの花は春先に舞岡公園や保土ヶ谷公園などでよく見かける。しかし、こんな大きなマンサクの木は始めて見る。また、白い花が咲くマンサクを見たのも初めてだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO250 ) 露出補正 なし
036_210409185 X800 トキワマンサク 小石川植物園 RX10M4.jpg
37.トキワマンサクの花
写真のような細長い4枚の花弁の花を咲かせる。花の色は、基本種はごく薄い黄色であるが、紅色の変種であるベニバナトキワマンサクがよく栽培されている。トキワマンサクは日本での自生は極めて限定的で、静岡県湖西市・三重県伊勢神宮・熊本県荒尾市で知られるのみだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
037_210409188 X800 トキワマンサク 小石川植物園 RX10M4.jpg
38.ツクシカイドウ (筑紫海棠)
  右の方に白い花が咲いているのが見えた。何かなと思って行ってみると、ツクシカイドウという札が架かっていた。カイドウと云えばピンクの花を想いうかべるが白い可憐な花が咲いていた。 環境省レッドリストによれば、日本では野生絶滅種である。熊本、大分に分布していたが、現在は絶滅が確認されているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
038_210409191 X800 ツクシカイドウ 小石川植物園 RX10M4.jpg
39.モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)
スズカケの木の大木が並ぶところへ来た。この木は モミジバスズカケノキという。スズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種だそうだ。大木である。現在街路樹として広く使われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
039_210409194 X800 モミジバスズカケノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
40.スズカケノキ( 鈴懸の木) プラタナスの大木だ。この木は明治9年に導入された日本で最も古いスズカケノキだそうだ。ここにはスズカケノキ、アメリカスズカケノキ、そして、その交配種であるモミジバスズカケノキの、3種類のスズカケノキがある。樹皮は白っぽく剥離する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO250 ) 露出補正 なし
040_210409200 X800 スズカケノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
41.ユリノキ(百合の木)
スズカケノキの傍に樹高が高いユリノキがあった。ステンレスの立派な説明板には、「ユリノキ(モクレン科) ユリノキとシナユリノキはそれぞれ北米と中国に分布しており、近縁な種が隔離分する例にあげらます。この木は明治の初めの頃に植えられたわが国で最も古い株のひとつで、理学部植物学教室の員外教授として植物園で活躍した伊藤圭介が米国からもらい受けた種子を育てたものです。明治23年、大正天皇が皇太子の頃に御来園された際に、この木を見てユリノキと命名されたと言わtれています。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
041_210409197 X800 ユリノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
42.ツバキの品種 熊坂
ツバキ園に寄ってみた。このツバキは熊坂(C. japonica cv. Kumasaka)という園芸品種である。小石川植物園のホームページによれば、ツバキ属は日本・中国・ヒマラヤ・東南アジアに約120種が知られ、日本には4種1変種が自生している。お茶として栽培されるチャノキの他、ツバキ(C. japonica)はその花の美しさから日本では古くから親しまれ、多くの園芸品種が生み出されてきた。ツバキ園では、ツバキの園芸品種を中心に約80品種と、日本産種・外国産種をみることができるとあった。また、ツバキ園にあった「椿品種群」説明板には、園芸品種の多くはヤブツバキの突然変異体であるが、侘助など多種との間で生じた異種交配によって生まれた園芸系統もある記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
042_210409207 X800 ツバキの品種 小石川植物園 RX10M4.jpg
43.絞りのツバキ
始めて見るような咲き始めのツバキの花があった。ツバキの品種は私が思っていたよりはるかに多いのだ。このツバキは何という品種なのだろうか? 品種が書かれた札がない。「椿品種群」という説明札の隣に、「侘助椿の来歴」という説明札が立てられていた。「侘助ツバキは謎に満ちたツバキである。本品種は胡蝶侘助とも言われ、古く18世紀増補地錦抄にも記録が残る古い品種。(中略)近年様々な解析から、侘助品種群は中国産のヤブツバキ近縁種と日本のヤブツバキ近縁種との交雑して出来た有楽をルーツとすることが明らかになってきた。(後略)」と書かれていたので、これはその説明板の写真から、胡蝶侘助かと思って、帰宅後ネットで調べて見たところ、あるサイトで「胡蝶侘助」は、ツバキ園の一番奥の暗いところまで入って、「これは何というツバキか?」とひとつひとつ見て確認していかないと見つからないという記述があったので、私が撮った写真のツバキは胡蝶侘助ではないのだろう。ネットで絞りのツバキを検索してみたが、菊更紗(キクサラサ)、古金欄(コキンラン)、光源氏(ヒカルゲンジ)あたりかなと思えるが。難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 43mm ISO800 ) 露出補正 なし
043_210409210 X800 ツバキの品種 小石川植物園 RX10M4.jpg
44.サトザクラ(一葉) -1
一葉は先日訪れた新宿御苑でも見てきた。随分長く、散らずに咲いているのだなと思った。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
044_210409212 X800 サトザクラ 一葉 小石川植物園 RX10M4.jpg
45.キヨスミミツバツツジ(清澄三葉躑躅)
キヨスミミツバツツジの特徴は、雄しべは10本、雄しべの花糸と雌しべに毛がなく、子房に長く白い毛が生えるとのこと。先日ギフチョウが飛来していたミツバツツジの雄しべは5本だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし  
045_210409214 X800 キヨスミミツバツツジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
46.サトザクラ(一葉) -2
サトザクラの枝は、地面近くまで垂れて伸びている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
046_210409214 X800 サトザクラ 一葉 小石川植物園 RX10M4.jpg
47.トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)
    wikipediaには、関東の山地に多いことからこの名が付いた。代表種のミツバツツジとは違い、おしべが10本あり、主に5月中旬~6月上旬にかけて咲く。ミツバツツジよりも花期がやや遅く、標高の高い場所(概ね標高1000m以上)に見られる。平地では咲く場合は、早く咲くのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
047_210409216 X800 トウゴクミツバツツジ 小石川植物園 RX10M4.jpg
48.サトザクラ(普賢象) -1
普賢象はオオシマザクラを基に生まれたサトザクラ群のサクラで日本原産の栽培品種のヤエザクラだそうだ。名前の由来は、花の中央から出ている雌しべの先端が曲がっており普賢菩薩の乗る白象の鼻に似ているためという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
048_210409218 X800 サトザクラ 普賢象 小石川植物園 RX10M4.jpg
49.サトザクラ(普賢象) -2
八重の花が咲くのを見上げる。wikipediaによると、東京の花期は4月下旬。開花が進むほど花弁が白くなっていき最盛期を過ぎると花の中心部が赤く染まっていく。命名の由来となった中央から2本出ている雌しべは正常な柱頭と花柱ではなく細い葉のように葉化していて生殖能力を失っており、結実できないため接ぎ木や挿し木でないと繁殖ができないそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし  
049_210409219 X800 サトザクラ 普賢象 小石川植物園 RX10M4.jpg
50.甘藷試作碑跡
享保20年(西暦1735年)に青木昆陽が、この地でサツマイモの栽培を試みた。この試作の成功により、サツマイモが全国的に栽培されることになった。この記念碑は大正10年(西暦1921年)にその功績をたたえて建てられたもの。

    SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
050_210409220  X800 甘藷試作跡小石川植物園 RX10M4.jpg
51.オオバベニガシワ (大葉紅柏)
サクラを見て、植物園本館の方へ歩いて行くと20cmほどある大きな葉を付けた、目立つ小さな木があった。以前も見たことがあるオオバベニガシワだ。若葉のときは赤い色をしている。葉は成長すると緑色になるようだが、これはその途中というところなのか。5月にはさらに色が変わり始め、初夏にはすっかり緑色になるそうだ。いつもツマキチョウの時期に来ていると、それがわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし  
051_210409222 X800 オオバベニガシワ 小石川植物園 RX10M4.jpg
52.植物園本館
正門からまっすぐ坂を上がっていくと、左側に、正門を背にして建つ位置にある。逆に私のように、サクラの林から正門へ戻るとき見えるこの建物の構成は左右対称で、中央には装飾のない列柱のある玄関が見える。建物は左右対称のウイングが横に伸びていく形で、中央には大きな窓が付き、中に階段が見える大きな塔がある。塔の横には象徴的な壁時計が付いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
052_210409227 X800 植物園本館 小石川植物園 RX10M4.jpg
53.アカタテハとイラクサ
正門の手前まで坂を下りて、さあ、もう一度アブラナの花が咲くところへ行こうと歩き始めると、右手の草むらに何かタテハチョウが飛んできた。アカタテハ♀だ。そして開翅して止まった葉をみると、その食草であるイラクサのようだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし  
053_210409229 X800 アカタテハ イラクサ 小石川植物園 RX10M4.jpg


2017年5月 4日

桜咲く小石川植物園 4月14日

今年も小石川植物園へツマキチョウの写真を撮りに行った。
  いつものように都営地下鉄の白山で下車し、10分ほど歩く。正門へ続く塀の向こうには桜が咲き、白いチョウが元気に飛んでいる。園内のソメイヨシノも咲いていると思う。
 10時40分に着いた。ツマキチョウのポイントへは後で行くことにして、少し園内を歩くことにした。今まで知らないでいた柴田記念館へ入ってみた。木造の建物は大正7年に、当時植物園内にあった東京大学植物学教室の柴田桂太教授が、植物生理化学の研究業績に対して授与された学士院恩賜賞の賞金を寄付し、それをもとに翌大正8年に建設され、植物園に残っているもっとも古い建物だそうだ。
  柴田記念館を出て、園の中心部へ歩いていくと、新緑に輝くイロハモミジの並木があり、その南側にはソメイヨシノが咲く広場になっている。ソメイヨシノはすでに花は散り始めてはいたが、まだきれいに咲いている。
  その奥にあるハンカチノキを見て、日本庭園へ下りる。ここまではモンシロチョウしか見なかった。
  11時過ぎに菜の花が咲くツマキチョウのポイントへ行く。そこで2時間ほど粘ったが、写真撮影の成果は上がらなかった。

1.裏門
都営地下鉄三田線を白山駅で下車し、白山下へ出る。白山通りを超えて、しばらく行くと小石川植物園の裏門跡に出た。この門は今は使われていない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/800秒 8mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
2.小石川植物園 正門
裏門跡から植物園の塀に沿って坂を下りて右へ曲がったところに正門がある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1600秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
3.本館への道
入口からタンポポが咲く道をますぐ進むと、ソメイヨシノが大きな枝を張り出していた。この道は植物園本館への道で、本館には、東京大学大学院理学系研究科に属する研究室があり、植物分類学・系統学などの植物の進化多様性の研究の他、植物生理学の研究が行われているという。また、東京大学植物標本庫、図書室があり、所蔵している約70万点の植物標本、図書は内外の多くの研究者によって利用されているそうだ。本館は関係者以外は立ち入り禁止になっている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.2 1/400秒 11mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
4.柴田記念館
本館の先をさらに右のほう(北東)へ行ってみると柴田記念館というところがあった。小石川植物園には何回か来ているが、初めて入館してみる。この建物は、もともと生理化学の研究室として使われていたが、2005年春に外装を改修し、内部も展示・講演を目的とした部屋に改装された。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/125秒 4mm ISO400​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
5.柴田記念館裏手
展示されている柴田桂太博士の肖像画や遺品、牧野富太郎画「大日本植物志」第1巻3集の聖紫花(セイシカ)の画などを見て、記念館を退出し、建物の裏手に廻ってみた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/640秒 4mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.イロハモミジ並木
柴田記念館を退出し、本館の方へ戻る道の右側(北西)に新緑のイロハモミジの並木が続いていた。紅葉の頃にも来てみたい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.6 1/400秒 6mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.ソメイヨシノが咲く広場
イロハモミジの南側にはソメイヨシノが立ち並ぶ広場があった。花は少し散り始めてはいるが花見ができた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.6 1/800秒 6mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.ソメイヨシノの花
wikipediaによると、遺伝子研究の結果、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑してできた単一の樹を始源とするクローンであることが判明しているという。明治の中頃からサクラの中で圧倒的に多く植えられた品種であり、今日では、メディアなどで「桜が開花した」というときの「桜」はソメイヨシノ(の中の、気象台が定めるなどした特定の株)を意味するなど、現代の観賞用のサクラの代表種である。花弁は5枚で葉が出る前に花が開き、満開となる。開花期は九州・四国地方で3月下旬ごろ。花色は蕾では萼等も含めて濃い赤に見えるが、咲き始めは淡紅色、満開になると白色に近づく。ソメイヨシノに結実した種子では同じゲノム構成の品種にはならない。各地にある樹はすべて人の手で接木(つぎき)などで増やしたものである。また、自家不和合性が強い品種である。よってソメイヨシノ同士では結実の可能性に劣り、結果純粋にソメイヨシノを両親とする種子が発芽に至ることはない。このためソメイヨシノ同士の自然交配による純粋な子孫はありえないとされている。ソメイヨシノの寿命はよく60年と言われるが、ここ小石川植物園には1877年ごろに植樹された樹齢約140年の現存する最古のソメイヨシノと言われる株があるらしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/1600秒 5mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.ソメイヨシノの花吹雪
この日は風はそれほど強くはなかったが、そろそろ散り始め、地面をピンクに染めていく。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/1600秒 5mm ISO100​ )​ 露出補正 -0.3段
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10.ハンカチノキ
桜が咲く広場の先には、小石川植物園で最も人気のあるハンカチノキがあった。花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つためハンカチに例えられるが、まだ、ハンカチはできていなかった。開花はゴールデンウィークのころらしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/640秒 8mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.日本庭園の桜
南の方へ下りていくと日本庭園だ。いくつかの池があるが、その池に桜が垂れている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.2 1/400秒 11mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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12.リキュウバイ(利休梅)
リキュウバイという札の下がった木に白い花が咲いていた。星川の法性寺にもリキュウバイが植えられている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
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13.ニリンソウ(二輪草)
日本庭園から南東へ歩くと路傍にいろいろな花が咲いている。ニリンソウの白い花にカメラを向ける人が多い。上品な感じのする花だ。良く見ると、2輪に分かれた花のうち、ひとつの花は6弁なのに、もう1輪のほうは8弁というのがある。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
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14.ショカツサイ(諸葛菜)
別名ムラサキハナナ(紫花菜)、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)、ハナダイコン(花大根)と呼ばれる。アブラナ科の植物で、昨年来たときはツマキチョウの♀が産卵することもあった。今年は♀の姿は見られなかった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
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15.セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
葉が芹(せり)の葉のように細かく(ギザギザに)切れ込んでおり、燕が飛んでるような形の花であるところからこの名がある。花径2cmほどの小さな花だが、昨年はこの花にツマキチョウの♂が良く来た。しかし、今年のツマキチョウは飛び回ってばかりいて、ちっとも止まってくれない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/1250秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
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16.オオアマナ(大甘菜)
アマナに似てい​ることからこの名があるが​​​​​​​​が、アマナと異なり有毒植物の為注意が必要​​とのこと。ハナニラの花とよく似ている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/1000秒108mm ISO100​ )露出補正 -0.3段
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17.カタバミ(酢漿草、片喰、傍食)
花が咲く季節に、カタバミとわかってこの花を見たことがなかった。近所の帷子川公園にも生えているヤマトシジミの食草である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/640秒 90mm ISO200 )露出補正 なし
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2013年10月16日

都心の蝶 小石川植物園 10月3日 その2


 前半は植物園の南側を歩いたので、戻り道は北側の高台の方へ上がった。大正12年9月1日の関東大震災で焼け出された東京市民3万人以上が一時的にこの植物園に避難したというが、その関東大震災記念碑のあるところを進むと、ユリノキ、スズカケノキ、ボダイジュ並木など、何本もの大きな樹木が立つところに出る。ハンカチの木も見てきた。
  旧養生所(徳川幕府が設けた貧困者のための施療所)井戸の先に、分類標本園というのがあり、何種類もの草木が植えられ、ここでもツマグロヒョウモンや、アゲハが舞っていた。   この時期はあまり花が咲いていない。5月か6月にもう一度訪れてみたいと思う。
時間は12時を少し回ったところ。小石川植物園の受付の方に道を聞いて、小石川後楽園へ行ってみることにした。

ヤマトシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 17.ヤマトシジミ♀
ヤマトシジミは多く飛んでいる。この個体は前翅表の青が比較的鮮やかだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 73.7mm〈Equiv.135≑400mm〉 ISO160 ) 露出補正 -0.3段
モミジバスズカケノキの葉;クリックすると大きな写真になります。 18.モミジバスズカケノキの葉
この植物園には、明治9年に導入された日本で最も古いスズカケノキがある。街路樹として現在広く使われているモミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種であることが知られていると書かれていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 11.5mm〈Equiv.135≑63mm〉 ISO250 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモンの求愛;クリックすると大きな写真になります。 19.ツマグロヒョウモンの求愛 -1
地面に止まっている♀に♂が盛んに求愛している。手前が♀で、♂は♀の向こう側に寄り添っている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/422秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモンの求愛 -2;クリックすると大きな写真になります。 20.ツマグロヒョウモンの求愛 -2
♂は♀の翅の上に上がって、促しているのだが♀はなかなか受け入れようとしない。とうとうこのカップルは結ばれることなく、♂は諦めて離れて行った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 56.9mm〈Equiv.135≑310mm〉 ISO160 ) 露出補正 +0.3段
旧養生所の井戸;クリックすると大きな写真になります。 21.旧養生所の井戸
小石川植物園のほぼ中央に位置する旧養生所の井戸に出た。この小石川養生所は幕府が設けた貧困者のための施療所で、享保7年にこの場所に開設され、明治維新で廃止されるまで続いたそうだ。この井戸は水質も良く、水量も豊富で、関東大震災のときは避難者の飲料水として、大いに役立ったとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/588秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
ツマグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 22.ツマグロヒョウモン♂
旧養生所井戸の向こうに、分類標本園というところがあり、いろいろな草花が植えられている。そこに咲く花に、蝶が舞っている。フサフジウツギの花には多くのツマグロヒョウモンが来ていた。 

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/400秒 38.1mm〈Equiv.135≑207mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
ミドリヒョウモン♂ 23.ミドリヒョウモン♂
沢山飛んでいる鮮やかなツマグロヒョウモンの中に混じって、ちょっと色あせたのがいた。よく見るとミドリヒョウモンだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 68.5mm〈Equiv.135≑372mm〉 ISO200 ) 露出補正 +0.3段
ハンカチの木;クリックすると大きな写真になります。 24.ハンカチの木
小石川植物園にあるハンカチの木をぜひ見たいと思っていた。旧養生所井戸の近くにあった。5月頃に咲く花は白く色づいた苞と呼ばれる大きな葉っぱが2枚と、花の本体からなり、花びらはないという。この時期はただの木でしかない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/107秒 17.3mm〈Equiv.135≑90mm〉 ISO400 ) 露出補正 +0.3段
キタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります。 25.キタテハ秋型
再び分類標本園に戻る。新鮮なキタテハ秋型がいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/218秒 63.6mm〈Equiv.135≑345mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
ツマグロヒョウモン 秋の青空を背景に;クリックすると大きな写真になります。 26.ツマグロヒョウモン 秋の青空を背景に
高い位置に咲いているフサフジウツギの花に、ツマグロヒョウモンが止まる。青空が背景になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/867秒 5.0mm〈Equiv.135≑27mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
アゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 27.アゲハ♂
飛んでいるアゲハは、どれも新鮮なきれいな個体だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 138.4mm〈Equiv.135≑753mm〉 ISO640 ) 露出補正 +0.3段
キバナコスモスとツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 28.キバナコスモスとツマグロヒョウモン
薬園保存園の隣に売店があった。そこに植えられているキバナコスモスにもツマグロヒョウモンが来ている。ここは東京大学付属小石川植物園というが、その元は東京大学が開設した施設ではなく、江戸幕府によって開園された小石川御薬園(こいしかわおやくえん)であった。幕府は、人口が増加しつつあった江戸で暮らす人々の薬になる植物を育てる目的で、1638年(寛永15年)に麻布と大塚に南北の薬園を設置したが、やがて大塚の薬園は廃止され、1684年(貞享元年)、麻布の薬園を5代将軍徳川綱吉の小石川にあった別邸に移設したものがこの御薬園であるとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.3段
小石川植物園 本館;クリックすると大きな写真になります。 29.小石川植物園 本館
明治10年に東京大学が設立されると、小石川御薬園はただちに付属植物園となった。この 小石川植物園本館は昭和14年に完成し、時計塔が有名である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/910秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 +0.7段
アゲハ♀;クリックすると大きな写真になります。 30.アゲハ♀
本館から出口へ向かう。もう一度タムラソウが咲いていたところへ行ってみたくなった。黒いアゲハに会いたかったが、飛んでいるのは、やはりアゲハとツマグロヒョウモンだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 110.8mm〈Equiv.135≑600mm〉 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
アオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 31.アオスジアゲハ
そこへ、アオスジアゲハ飛んできた。しばしの間、タムラソウの花で吸蜜する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 71.0mm〈Equiv.135≑385mm〉 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
イチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 32.イチモンジセセリ
秋の定番、イチモンジセセリも元気に花から花へ飛び回る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 130.0mm〈Equiv.135≑706mm〉 ISO320 ) 露出補正 -0.3段
ツマグロヒョウモン♂ 出口に向かって;クリックすると大きな写真になります。 33.ツマグロヒョウモン♂ 出口に向かって
時間は12時を回った。そろそろ切り上げようと思う。10時に入園して2時間、十分楽しませていただいた。都心にこれほどの蝶がいるとは驚きだった。次回は季節を変えて、5月頃に来てみたい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/596秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段