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Studio YAMAKOで“横浜自然観察の森”が含まれるブログ記事

2020年4月25日

県立四季の森公園 散歩 4月15日

横浜市には多くの緑地公園がある。いつも行く舞岡公園をはじめ、先日行った横浜自然観察の森などがそうだ。4月15日、昨日は風が強かったが、この日は暖かくなるという。どこか公園へ散歩に行こうと思い、決めたのが車で30分ほどの緑区にある 四季の森公園 だった。JR横浜線の中山駅から徒歩15分のところだ。ここは市立ではなく、保土ヶ谷公園と同じ県立公園だ。リーフレットによれば、昭和47年に神奈川県が住宅用地(西側)、県立高校用地(東側)として取得したが、市街化調整区域で周辺の土地整備が立ち遅れていること、さらに市街地に残された貴重な樹林地であったことから、その自然の保全と活用を図ることとし、都市地域における「みどりの拠点」として、また増大するレクリエーション需要に応えるべく公園化構想が打ち出され、昭和59年に公園として都市計画決定がなされた。
 その後整備が進められ、昭和63年(1988年)に一部開園の後、平成2年(1990年)に開園(36ha)した。平成4年に隣接する東側緑地を新たに取り込み、平成9年(1997年)に全面開園(43.9ha)、さらに平成17年(2005年)に北西の森(1.4ha)を加え現在に至っている。

四季の森案内図.jpg
神奈川県立四季の森公園リーフレット より

10時半に入園したが、普通車165台が停められる駐車場はほぼいっぱいだった。駐車場のある南口から、西へ歩き、途中を北へ下りて、また戻って西口広場へきた。持参したおにぎりを食べて、東側の水田の方へも行ってみた。午後1時半に退出したが、子供連れの若いご夫婦、中高年のご夫婦、学校が休みの大学生など、思っていた以上に人が出ていたが、「密」になることはない。
 チョウの個体数は少ない。菜の花にはモンシロチョウが飛んでいたが、ツマキチョウはいない。ベニシジミ、ヤマトシジミ、クロアゲハ、越冬したルリタテハを見たくらいだった。この日は Nikon D750 に NIKKOR 28-105mm を付けていった。近寄れば macro も撮れるのだが、チョウを撮影するチャンスはなかった。池の杭に止まっていた カワセミ は105mmでは無理だった。SONY RX10M4 があればと思ったが、2台持ち歩くのもちょっと辛い。

1.「展望広場」
駐車場に車を停めて、西へと歩き始める。「展望広場」があった。女子高生がオーボエの練習をしていた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/640秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415001.jpg
2.石積みの道
さっそく森の道に入る。右側(北側)は谷になっていて、左手(写真では右側)は石積みが施されている。かっては城があったのかなと思われるような風情だが、そうではないようだ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 46mm ISO1600 ) 露出補正 なし
200415002.jpg
3.森を歩く
ここで西口への道と、谷あいの森を「あし原湿原」、「はす池」から北口へ下っていく道に分かれる。北口方面へ歩いた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415003.jpg
4.「しょうぶ園」
右手に「しょうぶ園」が見えてきた。梅雨の時期になると、深い緑に囲まれた谷戸に約4,500株のハナショウブが咲くという。約1,500㎡ある。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
200415004.jpg
5.石橋
「あし原湿原」と「はす池」をつなぐ流れに、趣のある石橋がかかっていた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
200415005.jpg
6.県立四季の森公園の石碑
立派な石で造られていた。通ってきた道の石積みと同じように思えるが、この辺にあった石なのだろうか?

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 38mm ISO140 ) 露出補正 なし
200415006.jpg
7.菜の花咲く
この時期、花が少ない。咲いているのは菜の花くらいで、あとは目立たない野草の花だ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/640秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415007.jpg
8.ヤエヤマブキ
濃厚に咲くヤエヤマブキがあった。「七重八重 花は咲けども 山吹の  実のひとつだに  なきぞかなしき」という有名な歌がある。山道の一軒家に雨宿りを願った太田道潅に、貸す蓑すらないその家の女性は、八重山吹を差し出して短歌を詠んだ。八重山吹は実をつけないことから、"実のひとつだになき"を 掛けた歌だ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/800秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415008.jpg
9.カラスノエンドウ 烏野豌豆 
標準和名はヤハズエンドウ(矢筈豌豆)というが、カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着している 。烏野豌豆は妙な名だが、中国名の野豌豆から出た言葉だそうだ。 古い時代には地中海沿岸地方などで食用とされたという。 macro で撮った。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO140 ) 露出補正 なし
200415009.jpg
10.ショカツサイ 諸葛菜 
和名はいろいろあるようだ。ショカツサイというのは諸葛孔明が広めたとの伝説から来ているという。wikipediaによればオオアラセイトウ(大紫羅欄花、Orychophragmus violaceus)が正式和名のようで、アブラナ科オオアラセイトウ属の越年草である。他にムラサキハナナ(紫花菜)とも言われる。また、ハナダイコン(花大根)とも呼ばれることがあるがアブラナ科の植物の一種にハナダイコン(花大根、学名Hesperis matronalis)というのがあり別種である。紛らわしい。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/640秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415010.jpg
11.菜の花と池
「あし原湿原」の池と手前の遊歩道の間には菜の花が咲く。モンシロチョウは飛んでいるが、撮影する意欲がわかない。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/640秒 78mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415011.jpg
12.カメラの放列
「はす池」の対岸から、多くのカメラマンが池に向かってレンズを向けているのが眺められる。カワセミでもいるのだろう。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 78mm ISO160 ) 露出補正 なし
200415012.jpg
13.「はす池」の主
池にはコイとカメが住んでいる。カメはもっと大きいのが沢山いた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415013.jpg
14.ヤブレガサ
傍にヤブレガサと書かれた札が立てられていた。キク科の多年草だそうだ。ほんとに破れた傘のような葉の形をしている。wikipediaを見ると花期は7-9月で茎の先に円錐花序に白色から淡紅色の頭花をつけるのだそうだ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 98mm ISO360 ) 露出補正 なし
200415014.jpg
15.狙いはカワセミ
「はす池」の反対側を歩く。さっき、カメラマンが三脚を立てていたところでは、思った通りカワセミが池から突き出た杭に止まっている。しばらく眺めていると、一度飛び立って背中のコバルト・ブルーに輝く羽を見せてくれて、また、元の杭に止まった。カメラマンの皆さんは、じっと待って、飛び立つタイミングや、池に首を突っ込み魚を捉えるチャンスを狙っているのだろう。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO220 ) 露出補正 なし
200415015.jpg
16.シダレザクラ
シダレザクラは、エドヒガンの系統が多く、品種もさまざまであるようだ。私には品種名まではわからない。この花は小さな八重の花で、まだ蕾もつけている。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415016.jpg
17.「水車小屋」
案内図に「花木園」というところがあったので、行ってみようとした。「花木園」の手前にこの水車小屋があった。 

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 60mm ISO1250 ) 露出補正 なし
200415017.jpg
18.「花木園」
「花木園」に花は何もなかった。ロウバイやウメが咲くらしいが今は咲いている花はない。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
200415018.jpg
19.ベニシジミ
ベニシジミが菜の花に来ていた。近寄って撮ることが出来ないので、望遠端105㎜では小さなチョウは無理だ。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415019.jpg
20.「あし原湿原」
この「あし原湿原」から「しょうぶ園」の辺りにはホタルが生息するらしい。6月中旬の天気の良い蒸す日によくみられるとのこと。この期間には駐車場の利用時間が8時50分まで延長されるというが、今年は開催されるのだろうか。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 66mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415020.jpg
21.春から赤いモミジ -1
ここ四季の森公園は、秋の紅葉も美しいらしい。その季節に是非来てみたいと思う。モミジの新しい葉はいま新緑でとてもきれいなのだが、四季の森公園では、今、赤い葉のモミジの木が何本かあった。カエデ(モミジ)の新芽が赤いのも、アントシアニンで余分な光を遮り、傷つきやすい新芽を強い日差しから守るためなのだそうだ。この種のモミジはノムラモミジというらしいが、今日、ここで見た赤い葉のモミジは、それぞれ少し違っていた。この木の葉は色は深みのある赤で、それぞれの葉は下向き加減で、細い。品種を検索してみたが、よくわからない。紅セイガイというのに似ている。葉の切れ込みが深い。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO140 ) 露出補正 なし
200415021.jpg
22.春から赤いモミジ -2
この木の葉は、柿の実のような色で、7つに分かれている。 これがカエデ科落葉樹であるイロハモミジの赤葉品種であるノムラモミジではなかろうか。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO250 ) 露出補正 なし
200415022.jpg
23.春から赤いモミジ -3
この木の葉は、9つに分かれている。-1と葉は同じような形をしているが、色は鮮やかな緋色だ。 前2つとは違うように思う。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO160 ) 露出補正 なし
200415023.jpg
24.「南口広場」
今は水もなく、噴水も出ていないが、ここは噴水の広場で「南口広場」という。花壇の上段は宿根草、下段は一年草を中心に栽培されている。宿根草の方は何年にもわたって株が生き残り、花や葉のない時期もあるがその成長を長い目で見ていくことが出来る。駐車場に停めた車からコンビニで買ってきたおにぎりを取ってきて、ここのベンチで昼食にした。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 28mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415024.jpg
25.「ジャンボすべり台」
南口の前に「展望広場」があり、その先には展望台が設けられていた。展望台は、標高約78メートルで東京スカイツリーや新宿副都心、富士山、丹沢の山並みが眺望できるそうだが、良く見えなかった。この展望台の向こう側に写真の「ジャンボすべり台」があった。子供たちが順番を待って野外ステージのある所へ滑り降りていく。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
200415025.jpg
26.「水田」
車に戻る前に、「もりの連絡橋」を渡って、「ふるさとの森」の階段を下り、平成4年に拡げられた公園の東側に位置する「清水の谷」、「水田」へ行ってみた。水田と、昔の農耕作業機が展示されているワークセンターがあった。この「清水の谷」では近隣小学校の児童が田植えから稲刈、晩秋の餅つきまで、一年を通した体験型学習を行っている。約1,200㎡の「水田」は中山中学校のすぐそばにある。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 50mm ISO110 ) 露出補正 なし
200415026.jpg
27.ツルニチニチソウ 蔓日々草
「水田」に下りてきた階段を今度はフウフウいって上り、南口まで戻ってきた。ふと足元を見るとツルニチニチソウが咲いていた。wikipediaによれば、 ツルニチニチソウ(学名:Vinca major)はキョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウ(学名:Campanumoea maximowiczii)という植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである。よく似た、やや小型のヒメツルニチニチソウというのもある。駐車場に戻り、2時半には我が家に帰り着いた。

Nikon D750 NIKKOR 28-105㎜ f3.5-4.5 D
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO280 ) 露出補正 なし
200415027.jpg


2020年4月18日

横浜自然観察の森 散歩 4月8日

葉山にゴルフに行くときに良く利用する横浜横須賀道路の港南台インターを過ぎ、円海山トンネルを抜けると円海山の森が広がる。円海山は、横浜市磯子区に位置する三浦丘陵の北端部で標高153.3mである。長らく横浜市の最高地点とされてきたが、測量が進んだ結果、最高峰は南側の横浜自然観察の森に近い大丸山(156.8m)で、最高地点は鎌倉市の大平山(159.4mへの尾根とされたそうだ。横浜の方から横横道路の円海山トンネルを抜けて次のインターが朝比奈インターである。
 この円海山周辺の森は多摩から三浦半島に続く「多摩・三浦丘陵群」の一部であり、横浜市最大の緑地である。この一帯には、最南端に位置する横浜自然観察の森をはじめとして、隣接して、金沢市民の森、氷取沢市民の森、瀬上市民の森、そして横横道路を挟んで金沢自然公園、釜利谷市民の森がある。
 朝比奈インターで下りて10分ほどで園内の上郷・森の家の駐車場に到着した。上郷・森の家は本館、別館とも COVID19 のため休館になっていたが、園内は自由に散策できた。

横浜市環境創造局ガイドマップIMG_20200412_0001.jpg
横浜市環境創造局ガイドマップ より

1.上郷・森の家
環状4号線の森の家前バス停を右に入って、上郷・森の家本館の先の駐車場に車を停める。来園者は少ない。この上郷・森の家は休館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<>br> プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_001.jpg
2.円海山の森
10時半、車を停めて、上郷・森の家本館から「タンポポの道」と称された散策路を「自然観察センター」の方へ歩き始めた。左側(東側)に大丸山の尾根の森が眺められる。サクラの花やミズキの花が咲いてるのが見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_002.jpg
3.分岐路の標識
しばらく行くと、「観察小屋」への道との分岐路に来た。「観察小屋」へは後で廻るとして、まっすぐ「自然観察センター」への道を行く。分岐路には必ず標識があって行きたいところが分っていれば、迷うことはない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_003.jpg
4.ヒラドツツジ
道端に鮮やかな色をしたツツジの花が咲いていた。帰宅してネットで調べてみたところ、どうやらヒラドツツジのようだ。ヒラドツツジは古くから長崎県平戸市で栽培されてきたことが名前の由来とされ、1712年に出た「和漢三才図会」 にはすでにヒラドツツジの名で紹介されていたという。平戸市の花に定められ、市内の崎方公園には300種からなる原木園があるそうだ。ヒラドツツジは江戸時代に平戸藩でケラマツツジ、タイワンヤマツツジ、モチツツジ、キシツツジ、などを交配して生まれたもので、350種類以上あり、オオムラサキもそのひとつであるが、オオムラサキより花は小ぶりで、色鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO320 ) 露出補正 なし
200408_004.jpg
5.休館中の「自然観察センター」
明るく陽が注ぐ「タンポポの道」を、右側に炭焼き窯を見ながら、のんびり歩いて「自然観察センター」に着いたが、COVID 19 感染拡大防止のため休館になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixelsプログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO160 ) 露出補正 なし
200408_005.jpg
6.アオキの花
道端に小さな渋い濃い紫色をした花咲いていた。帰宅して調べてみたらアオキの花だった。アオキという木は日本特産種で北海道から沖縄まで生えている普通の常緑低木だそうだ。これは雄花のようで、雌株の方が花序は小さく、花が少ない。花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄花では白く見える4本の雄しべが退化して無い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_006.jpg
7.「モンキチョウの広場」
横浜霊園の方へ下りる階段を過ぎると、「モンキチョウの広場」というところがあった。モンキチョウなど全く飛んでいない。後で観察員の女性と出会ったので、チョウの話をしてみた。「モンキチョウの広場」は名ばかりですと言っていた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_007.jpg
8.モンシロチョウ ここまででチョウを見たのは、ベニシジミとルリシジミくらいである。チョウの姿はほとんど見ない。やっと白い小さなチョウが飛来したので、ツマキチョウかと思い、追って止まったところを撮ったが、モンシロチョウだった。この日撮ったチョウの写真はこの1枚のみだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_008.jpg
9.ヤエザクラ
大きな八重の花を咲かせていた。ヤエザクラはソメイヨシノが咲き終わった後、薄紅紫色〜薄紅色の花を咲かせる。ヤエザクラにもいろいろな品種があるようだが、この花の品種は判らない。カンザンという品種に最も近いように思う。

   SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_009.jpg
10.「ヘイケボタルの湿地」
ミズキの道と名付けられた散策路を北へ歩くと「ヘイケボタルの湿地」があった。窪地に斜面から浸み出した水や雨水がたまってできている。水辺の柔らかい土はヘイケボタルにとっては大切であり、人によって踏み固めらえないように木道が設けられている。ヘイケボタルの幼虫はサカマキガイなどの巻貝を食べて育つ。羽化は7月~8月で、交尾、産卵し、卵は8月~9月に孵化して幼虫になり、水の中で巻貝を食べて育っていく。幼虫で越冬し翌年の6月~7月に水から出て土の中で前蛹から蛹となる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_010.jpg
11.「ミズキの道」
さらに進むと、左へ「ミズキの道」と、右へ「コナラの道」との分岐点来た。「コナラの道」は大丸山方面への尾根道であり、瀬上市民の森へ至る。瀬上市民の森までは1時間ほどかかるようなので、ここは左へ「ミズキの道」へと入る。木漏れ日が当たる気持ちの良い路だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
200408_011.jpg
12.下ってきた階段
しばらく行くと、「ノギクの広場」という原っぱがあった。そこからは尾根を背に谷へ下る道となる。まだかまだかと思うほどの階段が続く。良く整備はされていて歩き易いのだが、後で、2~3日、久しぶりの筋肉痛が続いた。やっと下りきり、振り返ったのがこの写真である。逆に歩いていたら、大変だったと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
200408_012.jpg
13.「ゲンジボタルの谷」
横浜自然観察の森の長倉口からの道に突き当たる。そこを左へ行ったところに「ゲンジボタルの谷」があった。ゲンジボタルはヘイケボタルと違って流れのあるきれいな水のあるところに生息する。ヘイケボタルよりひと月ほど早く羽化し、交尾して、水辺のコケに卵を産む。幼虫は川の中でカワニナ(巻貝)を食べて育ち、翌年の4月に雨の夜に自ら出て、前蛹、蛹となり、6月ごろ羽化する。ヘイケボタルはよどんだ水でも生活するが、ゲンジボタルは流れのあるきれいな水で成長する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_013.jpg
14.ヤマモミジ
カエデの新緑に陽の光が当たって輝いていた。葉が大きかったのでオオモミジかと思ったが、葉の切れ込み方が深いのを見るとヤマモミジのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
200408_014.jpg
15.「ミズキの谷 観察小屋」
道は谷沿いに進み、ミズキの谷へ出た。ここはいたち川の源流だそうだ。ここから始まるいたち川は、瀬上沢や荒井沢などの支流の水を集めながら約8km先で柏尾川に合流する。柏尾川は戸塚区柏尾町から藤沢市川名で境川と合流するまでで、境川は藤沢市片瀬海岸で相模湾にそそぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
200408_015.jpg
16.「観察小屋」から
その覗き窓からしばらく眺めていたが、鳥の姿は確認できなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200408_016.jpg
17.ヤエザクラ咲く道
野鳥の「観察小屋」からヤエザクラの咲く道を駐車場へ戻る。ウグイスの鳴き声がたくさん聞こえてくる。近くに居そうだが、姿を見ることはできなかった。タイワンリスも見かけた。日本の森では冬は木の実が少ないので、タイワンリスはその間、気の汁を舐めるために木の皮をかじる。木の幹にその横じま模様が見られる。12時半ごろ車に戻り、おにぎりとサンドイッチで昼食にした。2時間ほどの散歩だったがリフレッシュすることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
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