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2019年6月24日

岩手・秋田・山形 ドライブ旅行<5月19日~22日> (2) 岩手山溶岩流、八幡平、玉川温泉 5月20日

2日目、休暇村岩手網張温泉で迎えた朝は青空がなかった。朝食は和洋バイキングだった。ところが、そのバイキングが失礼ながら意外とおいしかった。館内の専用工場で毎朝焼いている小さめのパンも旨かった。
 この日は、八幡平から玉川温泉のほうへ回って、田沢湖の近くまで行って、戻ってくるという周回コースである。まず、北へ向かい岩手山「焼走り溶岩流」を見る。そこから岩手山の東側山麓を走って松尾鉱山跡の廃墟群ををみた。そして、両側に雪が残こる八幡平アスピーテラインを上り、「八幡平山頂レストハウス」に着いた。女性2人を残して、八幡平山頂への道を鏡沼まで行って、まだ眼球がないDragon Eye「龍の目」を眺める。

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Dragon Eye 八幡平山頂の雪解け時期、鏡沼に現れる神秘の現象 5月中旬~6月中旬にぐらいに見ることができる
  八幡平ビジターセンターで購入した絵葉書

 山頂レストハウスに戻って食べたすじ肉がごろっと入った、名物「カレーうどん」がとても旨かった。
 八幡平山頂から西へ、岩手県から秋田県へと入る。秋田県に入ると青空が広がってきた。温泉の噴気孔を見ようと、秋田県側の八幡平ビジターセンターに車を停めた。雪が残る駐車場の向こう側には大沼が見える。水芭蕉を鑑賞できたのは思いがけなかった。
 今度は国道341号線を南に下り、玉川温泉に寄った。大勢の湯治客が噴気の熱を浴びておられた。田沢湖はわれわれ4人とも以前に行ったことがあるので、寄らなかったが、その近くにある「山のはちみつ屋」が目的の一つだった。午後3時過ぎ、今度は国道46号線を東へ走る。休暇村岩手網張温泉に着いたのは5時近くになっていた。この日は湯の沢大橋というつり橋を渡って、日帰り入浴施設にもなっている「薬師の湯」に入る。露天風呂で疲れを癒した。夕食はバイキングだったが、味は良い。

1.岩手山「焼走り溶岩流」 -1
まず最初に行った「焼走り熔岩流(やけはしりようがんりゅう)​」​は、十和田八幡平国立公園の特別保護地区であり、昭和27年に国指定特別天然記念物に指定されている。 天然記念物に指定された面積は149.63ha、溶岩流の延長は約4km、岩石の種類は「含かんらん石 紫蘇輝石普通輝石安山岩」だそうだ。一般的に輝石安山岩溶岩は粘性が大きいが、焼走り熔岩流の溶岩は粘性が小さく流動性に富んでいると言われている。噴出年代は1719年とされてきたが最近の噴火史研究などにより、1732年説が定着しつつあるそうだ。(現地説明板、wikipedia)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2.岩手山「焼走り溶岩流」 -2
「 焼走り熔岩流」は、岩手山の北東斜面山腹から山麓にかけた、標高約550-1200mに広がり、形成された岩原である。溶岩流の延長が4kmというのが見て取れる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
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3.岩手山「焼走り溶岩流」散策路
北西には八幡平の山並みが見られる。熔岩流末端に片道約1キロメートルの観察路が設けられており、積雪で閉鎖される冬季以外は自由に見学することができる。またここ散策路の終点には、当地を訪れた宮沢賢治による詩、「溶岩流」の碑が建てられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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4.松尾鉱山廃墟
次に松尾鉱山跡を見に行った。突然現れたのは廃墟となったアパートだった。松尾鉱山は、19世紀末から1969年まで岩手県岩手郡松尾村(現在の八幡平市)に存在した鉱山である。主な鉱物は硫黄で、黄鉄鉱も産し、一時は東洋一の硫黄鉱山であった。 現在はそれらの建物が山中に廃墟として残っている。wikipediaによれば、1911年(明治44年)に横浜の貿易会社増田屋が参画し、経営を掌握してから、多額の投資による本格的な採掘が始まった。しかし、需要減、輸入の増加、石油精製工場において脱硫装置の設置が義務付けられたことで、脱硫工程の副生成物として得られる硫黄の生産が活発化し、硫黄鉱石の需要は完全になくなっていった。 1969年(昭和44年)に会社更生法を申請して倒産、全従業員が解雇された。黄鉄鉱に絞った新会社が設立されたが、これも1972年(昭和47年)に鉱業権を放棄して倒産し、完全な閉山になったそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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5.旧松尾鉱山アパート群の跡
八幡平アスピーテラインに戻り、八幡平に向かう途中、廃墟となったアパート群を見ることができた。標高900メートル前後の無人の山間に開かれた大鉱山は、必然的に鉱山町の形成を伴った。鉱山地域の人口は1920年(大正9年)に1132人、1935年(昭和10年)に4145人、1940年(昭和15年)に8152人、最盛期の1960年(昭和35年)には1万3594人に達したといわれる。現在も強酸性の鉱毒水を中和するために年間5億数千万円を要する処理費用は岩手県にとって大きな負担となっているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 90mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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6.フキノトウ
天気は相変わらずさえない。八幡平アスピーテラインは左側に展望が開けている。展望駐車場もあった。フキノトウの花が咲いていた。フキノトウはキク科フキ属の多年草で、春を表現する山菜として日本料理には欠かせない食材となるのは雪の消え間からポコポコと道路端に顔を出すフキの新芽のことをいう。 フキノトウは蕾の部分にあたり、この花が咲いた後には地下茎から伸びる葉(フキ)が出てくる。ご覧の通り、フキノトウの時期は過ぎ、花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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7.アスピーテライン 「雪の回廊」
今年、アスピーテラインが除雪されて通れるようになったのは、4月15日だそうだ。立山の「雪の回廊」ほど雪の壁は高くないが、積雪を除雪して拡幅し、雪の壁面をきれいにして、「雪の回廊」が形成される。まだ、雪の壁が残っているところを走ってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 41mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
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8.鏡沼 ドラゴン・アイ(龍の目) -1
午前11時、八幡平(1613m)の山頂下にある「八幡平山頂レストハウス」に到着した。女性2人を残して、Kさんと20分ほど歩くという鏡沼を目指した。しばらく上ると道は雪で覆われ、踏みつけて歩かないと転びそうになる。やがて鏡沼が現れた。この沼が「龍の目」になるのだ。時期的にまだ少し早かったようで、瞳が形成されていない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
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9.鏡沼 ドラゴン・アイ(龍の目) -2
もう少し暖かくなって溶けてくると、黒目の部分にあたるところが溶けてきて瞳のようにみえるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
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10.鏡沼 ドラゴン・アイ(龍の目) -3
雲がとれて、青空が出てくれないかと少し粘ったが、駄目だった。この位置は、上の絵葉書の写真とほぼ同じあたりと思う。珍しい光景を見ることができた。足元に気を付けながら下山する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 14mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
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11.秋田県へ
「八幡平山頂レストハウス」の駐車場を出て、アスピーテラインに出ると、そこは県境だった。私たちは右手の岩手県側から上がってきて、今度は左へ秋田県側に下っていく。「雪の回廊」の名残がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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12.八幡平からの展望
左手には八幡平からの展望が開ける。何という山並みなのかよくわからない。秋田駒ケ岳(1,637m)の方向だろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 31mm ISO125 ) 露出補正 なし
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13.雪の斜面
秋田県側に入ると、みるみる青空が広がっていった。道路の右側は雪の斜面だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f9 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.「八幡平ビジターセンター」
20分ほど下ると秋田県側の「八幡平ビジターセンター」があった。車を停める。ここは環境省のビジターセンターで、八幡平の大自然の成り立ちや環境、動植物の生態系などについて、ジオラマ等を使い分かりやすく紹介するとともに、変化に富んだ大自然をハイビジョン映像で見ることができるそうだが、時間を割くことはできない。駐車場からはアスピーテラインの向こう側に沼が見えた。大沼といい八幡平の中で最も大きな沼で標高は944mある。駐車場にはまだ雪が残っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 17mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.噴気孔
Kさんがビジターセンターのかたに、たてものの裏側を100mほど登ったところに小規模ながら噴気孔が見られるという。女性2人を残して上がってみる。 近くの後生掛には珍しい泥火山があり、蒸ノ湯では噴気や地滑り地形がみられる。八幡平山頂周辺は台地の火山地形が広がっているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
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16.大沼とミズバショウ
噴気孔からも出ってくると女性2人がいない。どこへ行ったのかと、沼のほうに目をやると遊歩道を歩いている姿が見えた。行ってみる。遠くから見ていると何かわからなかったが、白く水鳥のように見えていたのはミズバショウだった。大沼にはミズバショウ、ワタスゲなどの高山植物の群生が見られ、秋はダケカンバ、ナナカマドなどの紅葉が美しいという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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17.ミズバショウの群落
穢れのないミズバショウが、今を盛りと咲いている。背景にアスピーテラインの向こう側に立つ「八幡平ビジターセンター」が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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18.玉川温泉
午後2時前に玉川温泉に到着した。これは駐車場から今は立派な施設になっている湯治宿を見下ろしたところ。この左側に温泉の噴出孔がある。よく言われる癌の療養について、wikipediaによれば、「玉川温泉が癌との関係を特に注目されるようになったのは、鹿角市にて鹿角タイムズ社を経営していた阿部真平が1974年に出版した「世界の奇跡玉川温泉」以降である。ただし読む際には医学的な根拠がある本ではない事に注意が必要であり、前述の効能記述にもあるようにあくまでも癌は当温泉地の禁忌症である。」とされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
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19.遊歩道 玉川温泉源泉流
湧出した源泉は川となって湯治宿のほうへ流れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 81mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
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20.「大噴」 -1
「大噴(おおぶけ)」というところへきた。目の前に噴出する源泉は大噴と呼ばれ、温度98℃、PH 1.05ほどの日本一強酸性水が毎分9.000リットルほどの大量に噴出している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 18mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
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21.「大噴」 -2
単一の湧出孔からの湧出量としては日本一を誇る。湯治される方が遊歩道にゴザを強いて横になっている。ここは傍にいるだけで熱気がある。湧き出た湯は幅3mにも及ぶ湯の川となる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 18mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
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22.「大噴」 -3
「大噴」の下流側では樋に温泉水を引き、湯の花を採取している。湯の花は暑い温泉水に含まれている硫化物などが、温泉水が冷えるときに結晶し固まったものでいろいろな薬効があると言われ、利用されているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 11mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
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23.玉川温泉の岩盤浴場
遊歩道をさらに進んでいくと岩盤浴場があった。この地帯は地下のマグマにより地表が40~50度まで温められている。熱がこもり本格的に岩盤浴ができるテント小屋のような囲いがあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 20mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
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24.「山のはちみつ屋」
玉川温泉から国道141号線を下ってくると、道沿いに赤い二階建てのバスが目印となっている「山のはちみつ屋」があった。女性軍にとってはここも目的地のひとつである。ここは秋田県仙北市、日本で最も深い湖として知られる田沢湖の近くに1977年創業の地元で採蜜した国産はちみつを扱う蜂蜜専門店だそうだ。いろいろな蜂蜜があったが、国産蜂蜜というトチとアカシアを試食してみた。アカシアはくせのない味で、トチはややコクがある感じだ。試しにこのアカシアとトチをお買い上げ。ここからは田沢湖(畔)には寄らず、休暇村岩手網張温泉へ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2019年6月19日

岩手・秋田・山形 ドライブ旅行<5月19日~22日> (1) 岩手山と小岩井農場 5月19日

年に1~2回、御一緒に旅行を楽しんでいるKご夫妻と、今回は、東北地方は岩手、秋田、山形を周る、3泊4日のドライブ旅行をしてきた。総走行キロは1,500kmを超えた。コースはおおよそ次のとおりである。

第1日 5月19日
横浜→首都高湾岸線→東北自動車道→盛岡JCT→国道46号→小岩井農場→県道219号→休暇村岩手網張温泉(泊)
第2日 5月20日
休暇村岩手網張温泉 →岩手山焼走り溶岩流→松尾鉱山跡→八幡平アスピーテライン→八幡平山頂レストハウス(鏡沼)→八幡平ビジターセンター・大沼(秋田県)→国道341号→玉川温泉→「山のはちみつ屋」→ 休暇村岩手網張温泉(泊)
第3日 5月21日
休暇村岩手網張温泉→県道1号・国道107号→横手市増田町→国道107号・国道7号→酒田(本間美術館・山居倉庫)→休暇村庄内羽黒(泊)
第4日 5月22日
休暇村庄内羽黒→羽黒山有料道路→羽黒山山頂→羽黒山有料道路→月山ビジターセンター→五重塔→鶴岡市内→加茂水族館→山形自動車道→東北中央自動車道米沢経由→福島JCT→東北自動車道→首都高箱崎羽田経由→横浜

 第1日目はK夫妻が自宅まで迎えに来てくれた。今回もKさんの車を使わせていただく。今日は盛岡まで行かなくてはならないので、早朝5時半に出発した。途中、東北自動車道の羽生SAで朝食にする。次は9時30分に安達太良SAで休憩して、12時ごろ、前沢SAで昼食にした。前沢牛のすき焼き丼を食べたが、まあまあというところか。
 良い天気だったので、車窓から吾妻連峰や蔵王の山並みも見えた。
 予定していたより早く午後1時ごろ、東北自動車道を盛岡で下りた。時間があればということにしてたが、これなら小岩井農場へ行くことができる。小岩井農場からは岩手山の全容を見ることができた。途中の菜の花畑も色鮮やかだった。
 予定通り、本日の宿である休暇村岩手網張温泉に着いた。ここはは十和田八幡平国立公園、岩手山南麓の岩手県雫石町にあり、標高は750mある。
 休暇村は会員になっていて、いろいろなところを利用している。さっそく風呂に入った。部屋に戻ってきて、TVをつけたら、4日前(4日目)に御嶽海に勝った時に膝を痛め、3日間休場していて、再出場した貴景勝の取り組みだった。残念ながら碧山に敗れてしまった。
 夕食はK夫人が前もって注文しておいて下さった「食材王国いわて旬菜膳」という懐石を楽しんだ。岩手県産黒毛和牛と八幡平杜仲茶ポーク豆乳鍋もが付いていて満腹になった。今朝早かったのと、長時間の運転、そして腹いっぱいで、部屋に戻ったら爆睡してしまった。

追記 昨夜(6月18日)TVを見ていたら、突然番組が中断され、10時22分、新潟県と山形県で大きな地震があったと報じられた。新潟県の村上では震度6強。今朝のTVで、このドライブ旅行の最終日(5月22日)に訪れた鶴岡市でも震度6弱が記録され、民家やあつみ温泉の旅館の屋根瓦が崩落している状況が報じられた。幸い津波は微弱でその被害がなかったのが幸いだった。

1.吾妻連峰
東北自動車道を快適に走る。左側に吾妻連峰が見えてきた。吾妻連峰は福島県福島市と山形県米沢市との境界に位置する。西吾妻山(2035m)を最高峰に、西大巓、東大巓、一切経山、中吾妻山、東吾妻山、高山などの2000m級の峰々が東西に連なるのを総称して吾妻連峰と呼ばれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.蔵王連峰
白石のあたりから、左手に蔵王連峰が見えてきた。山肌にはまだまだ雪が残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.小岩井農場へのアプローチ
東北自動車道を盛岡で下りて、国道46号線を走って右へ、岩手山に向かって小岩井農場へ向かう。やがて遮るものがなくなり岩手山が見えてきた。ヤマツツジが咲いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.菜の花 -1
何も説明することはない。小岩井農場が近くなったころ、菜の花が目に鮮やかだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.菜の花 -2
深い緑と、牧草の緑と、菜の花のコントラストが鮮やかだ。天気が良いときれいな色が出る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.岩木山と菜の花畑
岩木山は道路の左側に見える。菜の花畑は右側だ。菜の花畑の上に岩木山という構図はかなわなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.菜の花 -3
青空を入れて撮った。白い雲も良いところにあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.小岩井農場入り口
駐車場から砂ぼこりの中を少々歩いて、入場券売り場に来た。今日は日曜日なので家族連れも多い。入場料は一人800円。小岩井農場は総面積3000ha(東京ドーム約640個分)、南北13km、東西5kmと広大である。生産現場は通常非公開だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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9.小岩井農場ゲート
入場ゲートの正面には岩手山が聳える。ただ、中に入って見るとそこは農場というイメージはない。広大な公園である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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10.岩手山
岩手山が救ってくれる。雲がとれて山頂まで望むことができた。岩手山は標高2,038mある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 62mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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11.シャクナゲ
シャクナゲの花が咲いていた。広い場内を家族連れが歩く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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12.広い農場と岩手山
小岩井農場というと、牛が放牧され、牧草を食む姿を連想し、またパンフレットにもそんな写真が載っているのだが、ここで目に映るのはただ広さだけだった。約15分ほど歩いて「上丸牛舎」というところへ行けば牛が見られるようだが、そのことがわからなかった。事前勉強不足を反省。「上丸牛舎」というところには、日本の酪農の発展とともに歩んできた小岩井農場のその100年を超える歴史の中で作られ、使用されてきた牛舎や、サイロなど計6棟が、国登録有形文化財となっているという。すべて明治末期から昭和初期にかけて建てられたもので、特にレンガサイロは、国内に現存する一番古いものだそうだ。また、小岩井農場酪農発祥の地である「上丸牛舎」には、およそ90本のソメイヨシノの木があり、4月下旬~5月上旬には岩手山を背景に、国の重要文化財に指定されている牛舎群と桜の見事な景観が楽しめるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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13.ヒツジ
遠くにヒツジが何頭かいて、草を食んでいた。よく見ると毛を刈られている羊がいる。「羊の毛刈り」実演が行われるらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.毛を刈られた羊
2頭見えるヒツジのうち、左側のヒツジは毛を刈られたのだろう。

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プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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15.サギゴケ
カキオドシかと思ったが、サギゴケのようだ。見落とし勝ちな小さな花だが、ローアングルで岩手山を背景に撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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16.トラクター
小岩井農場の東南のほうに100年の森エリアというところがあって、トラクターがけん引する手作りの客車で、専任のガイド付きで散策するコースがある。これはそのトラクター。1630 JOHN DEER の文字が見える。メーカーはディア・アンド・カンパニーというアメリカの会社で、このトラクターは1981年製のようだ。kさんはトラクターに詳しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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17.岩手山とヤエザクラ
ヤエザクラがまだ咲き残っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 35mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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18.秀麗 岩手山
木立の間から見える、すっかり雲がとれた岩手山の姿は、ここに来た甲斐があった。結局、私たちは小岩井農場の入り口近くのごく一部を歩いたに過ぎなかったが、次に来ることがあれば、もう少し時間をとって範囲を広げて歩いてみたいと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 25mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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