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2021年1月 1日

2021年 新年のご挨拶

入笠山で逢ったチョウたち

 2020年8月4日撮影 入笠山「「入笠すずらん山野草公園」

ABCD X1000.jpg

--> 左上から右へ順次
  • ・ミドリヒョウモン♂              ヒヨドリバナにミドリヒョウモンが多い
  • ・テングチョウ                 羽化したての綺麗な個体
  • ・スジボソヤマキチョウ♀            翅を閉じて止まるので、開翅は飛んでいるときに撮影
  • ・ヒメキマダラヒカゲ(左)とジャノメチョウ   呉越同舟
  • ・ヒオドシチョウ                早春には越冬した個体が多い。この時期には少ない
  • ・キアゲハ♂                  コオニユリで吸蜜
  • ・シータテハ夏型♂               もうすぐ新鮮な秋型が出てくる
  • ・アサギマダラ♀                アサギマダラは多かった ヒヨドリバナで吸蜜する
  • ・クジャクチョウ                鮮やかなチョウだ
  • ・2頭のミドリヒョウモン♂            花はたくさんあるのに
  • ・ミドリヒョウモン♀              黒化型
  • ・キバネセセリ♀                あまり見ることのないチョウだ
  • ・メスグロヒョウモン♂             ♂はミドリヒョウモンとよく似ている。
  • ・エルタテハ                  マツムシソウで吸蜜 樹液にも来る
  • ・メスグロヒョウモン♀             その名の通り♀は♂と全く違って黒い
  • ・ミドリヒョウモン♀              裏面後翅の緑色が和名の由来

http://n-shuhei.net/studio_yamako/2020/08/14_0745.php


令和3年 みなさま明けましておめでとうございます

昨年、令和2年はコロナに始まり、コロナに終わる1年でした。みなさまいかがお過ごしになられましたでしょうか?
 WHO(世界保健機関)が公式に発表している世界最初の新型コロナ・ウイルスによる肺炎は2019年12月8日に発症したとされています。日本で最初に新型コロナ・ウイルスの患者が報告されたのは昨年2020年1月16日でした。
 私が初めて新型コロナ感染症に関心を持ったのは、1月中頃、日本人初の感染者が出たことからでした。一昨年12月以降、中国湖北省武漢市で新型コロナ・ウイルスに関連した肺炎の発生が報告されて以来、日本やアメリカでも感染者が出始めました。1月20日過ぎのNHKニュースでは、中国の感染者数が2000人近くなり、死者は50人を越えたと報じられました。驚いたのは、武漢に於いて2週間で1,000床の新病院を建設してしまったことでした。
 武漢在住の日本人が特別機で帰国を始め、体調不良を訴える人が隔離され、現実のこととして受け止めざるを得なくなりました。2月に入り、横浜に入港した豪華客船ダイアモンドプリンセス号乗船客の検査の結果、次々と感染者が増えていきました。

 2月10日の時点で中国の感染者数は、37,000人を超え、死者も800人を越えました。中国以外でも27の国と地域で、約350人が感染し、その中で日本が90人と最多でした。日本と中国の交流の深さがここでも示される結果となったのです。WHOは新型コロナ・ウイルスを「COVID-19」と命名しました。
 2月の終わりごろになると、日本の感染者はクルーズ船の乗員乗客634人を含めると745人になり、中国、日本以外でも、韓国、イタリア、シンガポールなど約1,600人以上の感染者が出ています。一方、このころから、中国の新感染者数は劇的に減ってきました。3月には、日本に対し22の国から入国禁止、或いは入国制限が掛けられています。
 3月12日、WHOは「パンデミック宣言」を発出ました。トランプ大統領は国家非常宣言を出し、イタリア、スペイン、フランス等ヨーロッパ諸国での感染が増え続ける状態が続きます。日本の富山化学が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」が「COVID-19」に対する効果が期待されたり、喘息の治療薬「オルベスコ」、慢性膵炎治療剤の「フサン」などが効果があると言われ期待もされました。英国のチャ―ルス皇太子も感染しています。

 3月27日には、お花見のシーズンを控え、東京都知事から夜間外出自粛要請が出されましたが、例えば目黒川の夜桜見物の若い人たちや、居酒屋の満席状態が取り沙汰され、外国からは日本は緩いと言われました。
 3月28日にはイギリスのジョンソン大統領が感染し、3月30日には、3月23日に陽性が判明していた志村けんさんが亡くなっています。4月には岡江久美子さんも亡くなられました。
 3月末時点で、ジョーンズ・ポプキンス大学の集計では、世界の感染者数は57万人強、死亡者は約2万7千人で、日本は感染者数2千5百人弱、死者65人でした。この時、イタリアの感染者は9万8千人、アメリカは8万5千人です。感染者が増えていた、バイオリンの世界的名器を生んだストラディバリが17~18世紀に活動したイタリア北部クレモナで、クレモナを拠点に活動する日本人バイオリニスト・横山令奈さんが、患者の治療最前線である病院の屋上から医療従事者への感謝、そして患者たちが再び音楽を楽しめる日が来ることを祈って演奏した模様が配信され、世界中の人々を元気づけることになり、感動しました。ニューヨークでは感染者が増加し、セントラルパークに野営病院(テント)の設営が始まったと伝えられたのもこの頃でした。
 4月7日、日本でも安倍首相から特措法に基づく「緊急事態宣言」が発出されました。具体的に「3密」を避ける、人との接触を7~8割減らすといった内容も示されました。 国民一人当たり10万円の特別給付金も決まりました。5月に入り支給が開始されたこの10万円は救済ではなく、景気対策だったと思うのですが、結果的にはそのほとんどが銀行預金になってしまっていたようです。我が家にも6月にアベノマスクとともに支給されました。このいわば第一波の1日当たりの感染者数のピークは720人で、国内感染者は1万人を越えました。この頃になって、韓国、台湾は感染者が急速に減っていきました。韓国はMAAS、台湾はSARSで痛い目に遭っていて情報公開による素早い対応が効果的だったと言われ、それに対して、日本の方針はクラスター対策でした。
 日本でも、GWが終わるころには、明らかな効果が現れ、「緊急事態宣言」は、5月26日をもって解除されました。
 しかし、6月末、再び、感染者が増加し、世界では1000万人を超え、死者は50万人を超えてしまいました。日本でも6月の終わり頃から、東京をはじめとして、再び感染者が増加していってしまいました。
 一方で一昨年の冬から昨年の春にかけての東京23区から報告のあったインフルエンザの死亡者数は、前シーズンの4分に1程度である65人でした。専門家は「新型コロナ・ウィルスに対する飛沫感染対策などがインフルエンザの流行に関係した可能性がある」と指摘しています。

 ここ数か月の間、新型コロナ・ウィルス対策などで休みがなかった安倍首相が、体調すぐれず辞任を表明したのは8月26日でした。 安倍首相は14年前の平成18年、戦後最年少の52歳で総理大臣に就任しましたが、持病の潰瘍性大腸炎が「悪化するなどして、在任期間366日で辞任しましたが、平成24年の衆議院選挙で政権を奪回し、5年ぶりに総理大臣の座に返り咲き、経済再生を最優先にアベノミクスを推進してきました。
 安倍首相に対し、各国から賛辞が送られました。
 そして、9月16日に菅内閣が発足しました。

 7月から再びジワジワと増加してきていた1日当たりの新規感染者数は、8月上旬には全国で1600人を超えてしまいました。しかし、打撃を受けていた観光関連業種の救済のための「Go To トラベルキャンペーン」が7月22日から今年1月31日までの予定で開始されました。東京は対象から除外されましたが10月1日から実施されています。
 いったん落ち着いていた新規感染者数ですが、11月に入って、急増してきました。そして、みなさまご承知の通り、年末も増え続け、1日あたりの感染者増加数は毎日更新されています。菅首相は、私も利用させていただいた「Go Toトラベル」は12月28日から今年1月11日までの間、全国一斉に一時停止する考えを表明しました。

 11月3日に行われたアメリカ大統領選挙は、民主党のバイデン前副大統領が、前回選挙でトランプ大統領が制したウィスコンシンとミシガンで勝利し、当選を確実にしました。菅首相からもお祝いのメッセージが送られています。

 急速な感染者増加傾向は、中国などを除き、世界共通で、トランプ大統領夫妻も感染しました。フランスのマクロン大統領も感染です。11月末での世界の感染者数は6270万人を超え、死者は150万になろうとしています。そして、12月28日現在、世界では8,100万人が感染し、176万人が亡くなっています。中でもアメリカの感染者数は1900万人を超え、死者は33万人強に及んでいます。
 そして、アメリカと比較すると、感染者数は1.2%、死者数は1.0%ほどではありますが、日本の12月28日現在の感染者数は、224,488人、死者は3,338人です。

 コロナは経済にも大きなダメージを与えています。特に11月時点で過去最多の倒産件数を更新する飲食店関係、そして、ホテル、飛行機、鉄道など運輸、生活娯楽関連サービスへの影響は大で、帝国データバンクによる、昨年はコロナ関連の国内倒産累計件数が12月29日現在で829件に及ぶとのことです。 一方で、アメリカの大手IT企業4社はアップルを覗いて大幅増収増益です。
 中国の消費回復は早く、中国が19日公表した7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)は前年同期比4.9%増となり、伸び率は4-6月期の3.2%増から加速。小売売上高や雇用、鉱工業生産といった一連の経済指標も予想以上の内容となり、中国が今年、主要国で唯一、プラス成長を維持できる可能性が高まったとしています。
 しかし、株価は上がっています。各国が金利をゼロにするなど、積極的に行った財政緩和と金融緩和により、潤沢な資金が溢れ、長期金利も下がるので、債券を買うより、株式に魅力があり、資金は株式に流れました。また、上手く景気が良くなれば業績相場に転ずるのではないかとの期待からか、株価はコロナで一時は下がったものの、いまは日経平均でも年初来高値を更新しています。

 長くなってしまいましたが、昨年を振り返ると、話題は新型コロナ・ウィルスにつきると言っても過言でなく、まだまだ、記憶にとどめておきたいことが沢山あります。
 その一つがワクチンの開発ですが、90%超の予防効果があるという米ファイザー社のワクチンが、イギリスでは12月8日から医療関係者、高齢者への接種が始まりました。アメリカのFDAは12月11日に緊急使用許可を出し、12月15日には接種が始まっています。幸い、ほとんど副作用は報告されていないようです。 日本でも臨床試験が開始されていて、順調に進めば2月には承認され、3月には接種開始されると期待されています。また、モデルナ社のワクチンも申請されています。また、12月30日には、イギリス政府は、イギリスの製薬大手アストラゼネカなどが開発した新型コロナ・ウイルスのワクチンを承認したと発表しました。このワクチンの承認は世界で初めてですが、これで日本が供給を受ける予定の3種類のワクチンが、欧米で承認または許可を受けたことになり、心強いことです。
 日本でも、阪大、アンジェス、および塩野義製薬で開発しているワクチンの臨床試験が進められています。
 だが、ここへきてイギリスで感染力が1.7倍というコロナ・ウィルスの変異種が現れ、ヨーロッパ各国でその感染者が見つかり、12月25日には英国からの入国者5人に感染が確認されました。今年もまだまだ続くのでしょうか。

 我が家の一大事としては、家内が昨年の正月早々、家を出たところの下り坂で転倒、右肩を骨折したことでした。しばらくは右手が全く使えない状態でしたが、リハビリに熱心に通い、医師が驚くほど早く良くなったことは幸いでした。

 さて、私の趣味であるチョウのことについて少し述べさせていただきますと、コロナ禍ではありましたが、マイカーで現地へ行って、野山で、密にならずにチョウを追いかけ、写真を撮る楽しみは、幸いにも継続することが出来ました。 毎年のように訪れているギフチョウの撮影には、今年も3月18日に出かけてみたものの、少し時期が早や過ぎて、1頭も見ることが出来ませんでした。4月に入り、武蔵嵐山へ行きました。ホソオチョウの良い写真を撮りたかったのですが、午後から雲が出て、気温が下がりダメでした。午前中にウスバシロチョウが撮れたのが幸いでした。春は、このほかにも南足柄、新治市民の森、八王子市郊外、そしていつもの舞岡公園へ出かけました。
 夏には、まず、再び武蔵嵐山へ。オオムラサキと、ホソオチョウの第二化が撮影できました。7月16日から2泊3日で予約していた湯の丸高原撮影行は、梅雨がなかなか開けないのと、再び増え始めた感染者数に鑑みキャンセルしてしまいました。7月22日は梅雨の晴れ間を見つけて、箱根の湿性花園へ行きましたが、ミドリシジミには遅かったようです。
 8月4日、10年ぶりに南アルプスの北端、標高1,955mの入笠山へ、マイカー日帰りで行ってみました。かっては車で入笠山の登山口まで行ってしまったのですが、今回はゴンドラを利用しました。結果、ゴンドラ終点のスキーゲレンデに沿って造られていた「入笠すずらん山野草公園」で多くの高原のチョウを撮影することが出来ました。
 9月18日からGO To トラベルを利用して1拍2日で軽井沢へ行ってきました。軽井沢へは毎年のように行く機会はあるのですが、それはゴルフが目的であり、帰路に湯の丸高原などに寄ることはあっても、いわゆる観光をしたことはありません。旧軽井沢に泊り、街を散策しましたが、翌朝、霧が出た雲場池は印象的でした。白糸の滝や、石の教会へも行きました。信濃追分にある花咲山「蝶の楽園」にも寄ってきました。秋にはテニスコート2面を潰して植えられたフジバカマに沢山のアサギマダラが憩います。
 特記すべきことは、昨年の秋はクロマダラソテツシジミというチョウが楽しませてくれたことです。9月の終わりにキバナコスモスが咲く保土ヶ谷公園近くの明神台公園でヤマトシジミと思って撮ったチョウが、帰宅してモニターで確認したところクロマダラソテツシジミだったので驚きました。インタネットで調べてみると、今年は三浦半島で大量発生しているというので、10月上旬、観音崎と荒崎海岸へ行って見たところ、荒崎海岸のソテツがあるところで、発生していました。
 クロマダラソテツシジミはもともと日本には生息していませんでした。1992年に沖縄で記録され、近年は南西諸島や九州南部で定着しています。食草であるソテツの食害が問題になるほど関東でも発生するようになってきています。私が持っている1978年発行の「原色日本蝶類図鑑」(保育社 川副昭人・若林守男著 白水隆監修)にはその名がありません。
 さらに、11月に入って、家から徒歩300mほどのところにある小さな公園の猫の額ほどの花壇に咲く、赤と白のセンニチコウの花でクロマダラソテツシジミを見つけました。そして、2週間後の暖かい日に、私が住む集合住宅の花壇に咲くローズマリーの花にクロマダラソテツシジミが飛来しました。それから時々、近くの公園の花壇を見て歩くことがありましたが、最終、12月1日まで、暖かい日にその姿を見ることが出来ました。♂も、♀も開翅したきれいな姿を見せてくれました。個体数にして、全部で10頭近くいたのではないかと思います。どこで発生して飛んできているのか分かりませんが、今年の秋が楽しみです。おそらく冬を越すことは出来ないでしょう。

201102019 X700 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg センニチコウで吸蜜するクロマダラソテツシジミ♂ 2020年11月2日 横浜市保土ヶ谷区

昨年も自然災害が多くありました。1月に発生したオーストラリアの森林火災は4か月も続き、その後の雨で鎮静化したかと思われたのですが、火災で保水機能を失っていた森林のため、火災、洪水で命を落とした動物たちは10億匹以上と言われています。
 5月末には例年より早く梅雨入りし、7月6日九州で豪雨となり、熊本県の65人をはじめ九州で76人、全国で82人の人命が失われました。7月中頃には中国地方でも大雨の被害が出ています。また、隣国中国でも長江流域などで大雨が続き200人以上の人が犠牲になったと報じられています。
 8月1日に関東甲信越地方の長かった梅雨もやっとで明けしましたが、2007年以来の遅い梅雨明けの後は猛暑でした。熱中症の発生が相次いで報道されました。
 また、カルフォルニアでは7月の終わりごろから大規模な山火事が発生し、2か月以上も続きました。カリフォルニアの焼失面積はおよそ、145万ヘクタール、および6900頭の建物が全焼したと伝えられています。さらに、その後も山火事は深刻化し、被害は拡大しています。過去3年分を上回る面積が焼けたと報じられています。
 幸いなことに、昨年は台風の被害は少なかったようです。10月10日の台風14号も、八丈島に大きな影響はありましたが、本土への上陸はありませんでした。
 一昨年の大雨で普通になっていた箱根登山鉄道は7月23日に全線開通、また、一部不通になっていた宮城と福島を結ぶ阿武隈鉄道も10月31日に全線運転が再開されました。
 12月16日から新潟県、群馬県を中心に降った雪は15年ぶりの大雪になり、新潟県内の関越自動車道は2100台の車が立ち往生し、全面的に解消したのは19日の午前4時だったということです。

 スポーツ界の出来事は、何といっても、みんなが楽しみにしていた東京オリンピック・パラリンピックが、コロナのために、今年に延期されたことです。今年の開催もなかなか厳しい状況ですが、関係者の方々が、感染防止に懸命な努力をされています。3月12日に聖火はギリシャを出発しましたが、3月24日には中止が決定され、1年後の今年7月23日開会と決定されました。
 国内外に於いて多くのスポーツイベントが中止なりました。夏の甲子園全国高校野球は中止になり、プロ野球、Jリーグは無観客試合でスタートし、7月になって制限された数の観客を入れての試合が始まりました。大相撲も5月の夏場所が中止になり、7月場所は名古屋から両国開催に変更して、通常4人のマスを1人にして開催されたのですが、その場所で5年前に関脇で優勝、大関に昇進したが、その後、ケガと病気で序二段まで下がり、この場所にやっと幕尻に帰ってきた元大関照ノ富士が30場所ぶりに2度目の優勝を果たしたのには感動しました。
 8月のウェスタン・アンド・サザン・オープンで、大坂なおみ選手は、ウィスコンシン州で黒人男性が警察官に背後から撃たれたことに対する抗議が広がる中、この大会の準決勝をいったん棄権しましたが、翌日、試合日程が1日延期されたこと、出場することによりもっと注目が集まるとして出場して勝ち、決勝に進出しましたが、結局、左太もも裏のケガで棄権することになってしまいました。その大坂なおみ選手は、9月に行われた全米オープンで2年ぶりに優勝し、グランドスラム通算3勝目を挙げたのは見事だったと思います。
 一方で、瀬戸大也選手の不祥事はとても残念でした。来年、東京オリンピックが開催されたら、是非、優勝することで償って欲しいと思います。
 母校卓球部の活躍を応援する関東学生卓球リーグ戦は、春秋とも中止になってしまいました。現役の学生さんたち、とくに4年生は気の毒に思えてなりません。
 大学の運動部で多くのクラスターが発生しています。自分が感染していると考えて仲間に移さないことを考えて欲しいと思います。
 追伸ですが大晦日に行われたボクシングは凄い試合でした。プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチが行われ、チャンピオンの井岡一翔選手が挑戦者で同級1位・田中恒成選手に8回TKO勝ちし、田中恒成選手の世界最速プロ16戦目での4階級制覇を阻止しました。試合後両選手は抱き合い、ノーサイドです。田中選手はまだまだ若いのでこれからの活躍を期待したいです。

 大晦日の東京都の感染者数は過去最多の1,337人になりました。全国でも4,515人と過去最多です。私が住む横浜市も野毛や、関内で人出が増加していて大晦日の感染者数は過去最多の588人になってしまいました。緊急事態です。

 コロナのことをはじめ、受け売りばかりですが、昨年印象に残ったことを充分に整理もせず書き綴ってしまい、長くなってしまいました。

 最後になりましたが、みなさまのご健康とご多幸をお祈りいたします。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。



  

2020年10月 9日

軽井沢を散策 一泊旅行(2) 9月17日~18日 雲場池・石の教会

翌18日は、中軽井沢にある「石の教会」へ是非行って見たかった。
 静かで、落ち着着いた雰囲気で食べたフレンチの夕食も美味しかった「ホテル音羽の森」をチェックアウトして、近くにある雲場池、諏訪神社、万平ホテルへ行くことにする。最初に行った雲場池は、どうせ大したことはないだろうと思っていたが、9時半前に着くと池には霧が立ち込め、良い雰囲気になっていた。池の周囲にはモミジの木もあり、まもなく訪れる紅葉のシーズンにも来てみたいと思った。
 軽井沢の別荘地の道路は、細くて、しかもわかり難い。もちろんカーナビを利用するが、それでも迷ってしまう。雲場池から諏訪神社へは恥ずかしながら行きつくことが出来なかった。たまたま万座ホテルの近くを通ったので、駐車場に車を停め、売店で美味しいと評判のアップルパイを購入した。
 そこから中軽井沢にある 「石の教会」へ向かう。だんだん車の数が多くなる。中軽井沢の駅前を右折して「国道146号線」を上がる。「石の教会」 の看板はなく、ここもカーナビの表示が曖昧で1本手前を左に入ってしまった。やっと「石の教会」にたどり着き見学させてもらおうと思ったら、結婚式が行われていて、20分くらいは入れないという。トイレにも行きたい。仕方なく少し戻って星野のハルニレテラスの駐車場に入った。若い人達が多く、昼食時でもあり、食事処には列が出来ていた。私たちも「丸山珈琲」でアイスコーヒーとホットドッグで軽い昼食にした。ホットドッグは美味かった。
 「石の教会」は期待通りなかなかの造りだった。 これで今回の軽井沢の観光を終わる。 かみさんがどうしても行って見たいというツルヤ軽井沢店に立ち寄る。旬のブドウが並んでいた。
 そして帰路についたが、連休前の金曜日のためか東名高速の海老名ー横浜町田の間は渋滞していた。心配してた天気も雨に降られることもなくラッキーであった。
 Canon PowerShot G7Xで撮ったが、ダイアルが知らないうちに動いてしまっていて、2日間、絞り開放・絞り優先オートで撮ってしまっていた。撮影前に確認を怠ってしまった。必要以上にISOが上がり、シャッタースピードが速くなっている。

46.旧軽井沢礼拝堂
朝はゆっくりと朝食をとった。目玉焼きにしたが、スモークされたベーコンがとても旨かった。朝食後、ホテルの敷地内を歩くと緑の木々に囲まれて、落ち着いた気分になる。ここは結婚式で利用されることが多いと聞くが教会があった。この教会は、軽井沢最古の教会である「軽井沢ショー記念礼拝堂」  の附属チャペルとして、写真の旧軽井沢礼拝堂がホテルに隣接して建てられた。「軽井沢ショー記念礼拝堂」をつくった宣教師 "アレクサンダー・クロフト・ショー" の功績を称え、聖公会の指導のもと建てられた礼拝堂で1984年落成に落成したとある。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
046_200918052 X800 ホテル音羽の森 朝 G7X.jpg  
47.雲場池 -1
チェック・アウトして、雲場池  へ向かう。すぐ近くなのだが、また、道に迷ってしまった。駐車場はなく、近くの有料駐車場に停める。長居するわけではないのに1回500円は高いなと思ったが、まあ、仕方がない。池はどうせ大したことはないだろうと思っていたのだが、行って見て、霧がかかった池に情緒があり、気に入ってしまった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_200918066 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
48.雲場池 -2
  これは雲場池の南側の入り口付近から撮った写真。池は南北に細長く、1周600mほどの遊歩道が整備されていて、誰もが散策を楽しむことができ、周辺には別荘が多く、お散歩コースとして人気があるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
048_200918071 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
49.雲場池 カルガモ -1
案内板には、雲場池は「スワン・レイクの愛称を持つ池で、初夏の緑と空の青さは何とも言えず美しく、秋の紅葉は色鮮やかに雲場池に映し出されます。せり出すように茂る木々が水面に影を落とし、四季を通じて軽井沢ならではの風景を描いてくれます。」 と英語、中国語、韓国語でも表記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2000 ) 露出補正 なし 
049_200918076 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
50.雲場池 カルガモ -2
カルガモはここで6月から7月ごろに雛が生まれているようだが、元気に育っているのだろうか。

絞り優先オートで撮影 f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 ) 露出補正 なし    
050_200918078 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
51.雲場池 紅葉
これはサクラの木だろうか、葉が色づいている。池の周りにはカエデ(モミジ)の木が多くあった。雲場池の本格的な紅葉シーズンは例年10月後半から11月上旬ころだそうだが、今朝みたいに霧がかかった時はきっときれいだろうと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1600 ) 露出補正 なし
051_200918081 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
52.雲場池 水面
この日は風がなかったので、池の水面に周囲の木々が映りこんでいる。ちなみに「池面」という言葉の使い方はあるのだろうか。辞書にはないようだ。作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象にした場合、「いけおも」と「いけも」が半々だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO1250 ) 露出補正 なし
052_200918082 X800 軽井沢 雲場池 G7X.jpg
53.万平ホテル
観光案内所を見ると万平ホテルのアップルパイが美味しいとある。朝食をしたばかりなので、売店で買って帰ることにした。学生時代、軽井沢千ヶ滝の西武のスケートセンターで夏合宿をしたことがある。その頃、万平ホテルでは、夜、バンドが入って賑やかだった。一度だけ、OBの方に連れて行っていただいた。万平ホテルの駐車場に車を置いて諏訪神社へ歩いて行こうと思ってホテルで地図をもらって、歩き始めたがその道もわかり難い。途中で諦めてしまった。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
053_200918098 X800 軽井沢 万平ホテル G7X.jpg
54.万平ホテル 廊下
   ホテルのホームページには「万平ホテルの黎明期には二人の重要な人物がいます。佐藤万平と佐藤国三郎です。佐藤万平が初代であり、国三郎は万平の娘婿です。佐藤万平の死後、国三郎が二代目万平を襲名。万右衛門の興した万平ホテルの前身である旅籠「亀屋」を発展させた初代万平、旅籠からホテルへと発展した「万平ホテル」の礎を築いた二代目万平。私たちは二人の意志を今に引き継いでいるのです。」と記され、 「亀屋ホテル」の創業は 1894年(明治27年)、「萬平ホテル」への改名は1896年(明治29年)だそうだ。1990年(平成2年)株式会社万平ホテルに社名変更し、1994(平成6年)に創業100年を迎えた。現在も残る本館は1936年(昭和11年)に新築された。写真右側がメイン・ダイニングである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし 
054_200918102 X800 軽井沢 万平ホテル G7X.jpg
55.ハルニレテラス
「石の教会」へ行ったが、結婚式をしていて入れなかった。トイレにも行きたくなり、ハルニレテラスの駐車場に入れた。ご存知の方も多いと思うが、国道18号線の中軽井沢から」行動146号線をあがっていったところの、千ヶ滝へ入る手前に、「軽井沢星野エリア」の入り口にあたる、 ハルニレの木立に佇む「小さな街」ハルニレテラスが星野リゾートにより営まれている。湯川の清流に寄り添うように自生していたハルニレの木立を生かし、16の個性あるショップやレストランを広いウッドデッキでつないだつくりになっている。トイレを使わせてもらうだけでは、申し訳なく、そのうちの1軒、「丸山珈琲」でアイスコーヒーと、ホットドッグで軽く昼食にした。写真は「丸山珈琲」の席から見えた「川上庵」という蕎麦屋。行列が出来ている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1600 ) 露出補正 なし
055_200918105 X800 ハルニレテラス G7X.jpg
56.石の教会 入り口
ハルニレテラスから「石の教会」へ戻ったのが、午後1時少し前だった。結婚式は終えていて、教会を見学することが出来た。この礼拝室への石積みの道のアプローチに感動する。1988年に竣工している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/800秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
056_200918108 X800 石の教会 G7X.jpg
57.石の教会 -1 wikipediaによれば、「明治・大正期のキリスト教指導者・内村鑑三  の顕彰を目的として建てられた教会で、地上は礼拝堂、地下には内村鑑三記念堂となっている。石とガラスの異なるアーチが重なり合う独特のフォルムは、帝国ホテルの設計者でもある フランク・ロイド・ライト  に師事したアメリカ人建築家ケンドリック・ケロッグの手によるもの。石は男性で、ガラスは女性を象徴しているとされる。」と記されている。この奥が教会・礼拝堂であるが、残念ながら撮影禁止であった。  

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし
057_200918112 X800 石の教会 G7X.jpg
58.石の教会 -2
ちょっと登り窯を連想させるような重なりである。2011年にヘルシンキを訪れたときに見学した  「テンペリアウキオ教会」  というところを思い出した。「テンペリアウキオ教会」は大岩をくりぬいた中に造られているが、上部側面にガラスがはめ込まれており、自然光が入り込むようになっていて明るかった。そこでも結婚式が行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
058_200918107 X800 ハルニレテラス G7X.jpg