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Atelierで“山桜”が含まれるブログ記事

2018年5月 3日

隠居のドライブ:Hütte Hachi の春

歳をとって自分たちだけではメインテナンスできなくなった山小屋Hütte Hachiを引き継いでくれるものもなく、いよいよ取り壊すことにした。その打ち合わせのために、雪解けを待ってパートナーと一緒に現地を訪れた。
 新名神高速道の開通効果か、いつも渋滞が起きる中国自動車道の宝塚東トンネルはスーズだった。山小屋を建ててから46年、交通の便は格段によくなった。
 土地の登記関係についてはパートナーが詳しいのでずいぶん助かっており、お任せしている。登記の現況を確かめるために、八鹿にある法務局によったが、現地についたのは、それでも早くについた。
 水道が屋外栓からか出なかったので、水道局に電話すると昼から修繕にきてくれるようだった。水は出るようになったが、濁っている。冬の間使わなかったせいかもしれない。
 解体した後土地を元の地主さん(いつもお世話になっている民宿の女主人)に譲渡する段取りの話し合いを済ませると後はすることはない。パートナーがわらび採りに精を出している間、私は山桜・草花や風景の写真を撮ることにした。もうこんな時間も持つ機会もなくなると思うと、草花の一つ一つが愛おしくなってきた。
 ここに載せた写真は、別のブログに記録したように、SONY の PlayMemories HOME を使った。

;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
山桜
小屋の裏の林道脇に植わっている。今シーズンは少し早く満開となっている。桜が咲いているときにいつも来ているわけではないので、こんなところにも桜が咲いているという新たな発見がある。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
35.0mm 1/125 f/6.7 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
モミジイチゴ
小屋の回りの草花をいつも丁寧に観察していないせいもあるが、いつも新しい発見がある。四季の山野草というサイトでサーチしてみると、どうやらモミジイチゴと思われる。斜面に咲いていたので、下向きに咲く花を見ることができたのだろう。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
230.0mm 1/750 f/6.7 ISO1600 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
タチツボスミレ
このスミレは古くから見かけていた。スミレ属は世界に400種類以上あり、日本には約50種類あるという。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
120.0mm 1/200 f/5.6 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
マルバネコノメソウ
これも初めて観察するような気がする。いつもこの時期に来ることがなかったせいかもしれない。ユキノシタ属ということだが、我が家の庭に生えているユキノシタの葉ににている。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
120.0mm 1/200 f/5.6 ISO250 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
トキワハゼ
この花は、大阪堺でもたくさん咲いている。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
230.0mm 1/350 f/6.7 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
ヤマブキ
黄色が鮮やかだった。小屋の回りにたくさん生えていることを夏場にはあまり気づかなかった。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
90.0mm 1/200 f/5.6 ISO320 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。
2018/4/23 大久保(養父市)
山桜
普段にはあまり気が付かなかったが、小屋の迎に見える雑木林には山桜がかなり生えているようだ。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
60.0mm 1/125 f/5.6 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2018/4/23 大久保(養父市)
山桜と氷ノ山
民宿のご夫婦が、この景色を見ながら花見をしていたのを思い出す。
SONY α7Ⅱ+Sigma 18-300mm F3.5-6.3
100.0mm 1/200 f/5.6 ISO100 EV 0


2017年4月25日

隠居の散策:桜の時期も終わって

ソメイヨシノ花盛りの時期は過ぎたのに、少しはましになったものの坐骨神経痛の回復は思わしくない。カメラを持って歩き回れるのはもう少し時間がかかりそうだ。それで、家内の電動自転車で動けないかと試してみると、自転車なら痛みなしに動けることが分かった。
 自転車なので、畑のあぜ道などは散策できないが、戸外に活動範囲が広げられるのは嬉しい。自転車の前籠にカメラバッグを収める。電動なので、坂道でもあまり負荷なく上ってくれる。

;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台公園(堺市)
家内の電動自転車
しばらく自転車というものは乗っていなかったが、このようなときにはありがたい。しばらくはお世話になるだろう。

Sony SNEX-7+SEL2870
35.0mm AE 160/1s f/6.3 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台公園(堺市)
タンポポ
あちらこちらでタンポポが黄色く咲いている。花をひっくり返してみたらカンサイタンポポだった。

>Sony SNEX-7+SEL2870
59.0mm AE 1250/1s f/5.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台公園(堺市)
カラスノエンドウ
別名:ヤハズエンドウ。これも春の野草の代表である。

Sony SNEX-7+SEL2870
59.0mm AE 500/1s f/5.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 野々井遺跡(堺市)
タンポポとカラスノエンドウ
ローアングルで写してみた。

Sony NEX-7+SEL2870
47.0mm AE 125/1s f/11.0 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台公園(堺市)
八重桜
八重桜は満開だった。緑道に10数本が植えられている。

Sony NEX-7+SEL2870
57.0mm AE 250/1s f/8.0 ISO100 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台公園(堺市)
ヒラドツツジ
公園のヒラドツツジが咲き出している。色は、白・ピンク・紫紅がある。

Sony NEX-7+SEL2870
51.0mm AE 200/1s f/7.0 ISO100 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/19 桃山台公園(堺市)
東谷池
土手には山桜が満開で、池の枯れ木にはカメが並んで日向ぼっこをしていた。

Sony NEX-7+SEL2870
51.0mm AE 200/1s f/7.0 ISO100 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/20 和田川(堺市)
セイヨウカラシナ
和田川の川床にはセイヨウカラシナが満開である。その中をモンシロチョウが飛び交っている。

Sony α7Ⅱ+SEL24240 zoom
240.0mm ME 1000/1s f/6.3 ISO400 EV +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/20 檜尾アドプトリバー(堺市)
ハナミズキ
つい先日は、まだ固い蕾だったのだが。

Sony α7Ⅱ+SEL24240 zoom
113.0mm ME 1000/1s f/5.6 ISO400 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/20 檜尾アドプトリバー(堺市)
チューリップ
色々な花を少しづつ植えられている。

Sony α7Ⅱ+SEL24240 zoom
113.0mm ME 1000/1s f/8.0 ISO500 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/20 檜尾(堺市)
オニノゲシ
鋸葉の先は鋭く、触ると痛い。望遠端で背景をぼかした。

Sony α7Ⅱ+SEL24240 zoom
240.0mm ME 1000/1s f/6.3 ISO640 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/21 西原公園(堺市)
フヨウカタバミ
公園に人の手で育てられている。名前がわからなかったので、「この花の名は?掲示板」で教えを乞うと、"日陰のモモの木"という方が即座に教えてくれた。

Sony NEX-7+SEL50M28
50.0mm AE 250/1s f/6.3 ISO100 EV -1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/21 西原公園(堺市)
ウマノアシガタ
公園の樹木の下に、タンポポと一緒に群生している。カタバミやキツネノボタンなどと類似しているが、見比べてみると、どうやらウマノアシガタのようである。

Sony NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 640/1s f/2.8 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/21 西原公園(堺市)
ヒメウラナミジャノメ
今年初めて蝶の写真を撮った。モンシロチョウやキチョウ・アゲハも飛んでいるのを見たが、なかなか留まってくれない。

Sony NEX-7+SEL50M28 macro
50.0mm AE 160/1s f/5.6 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/21 西原公園(堺市)
ヒラドツツジ
咲き始めである。これからしばらくは、公園に彩りを与えてくれる。レンズを付け替えた。特別意味は無いのだが・

Sony NEX-7+SEL2870 zoom
54.0mm AE 160/1s f/6.3 ISO100 EV +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/21 西原公園(堺市)
春の公園風景 -1
実際は、前のタンポポに焦点を当てたつもりだった。カメラを地面に置いてローアングルで撮ったら、タンポポが前ボケになってしまった。これはこれでありかと・・

Sony NEX-7+SEL2870 zoom
29.0mm AE 20/1s f/9.0 ISO100 EV +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/21 桃山台公園(堺市)
キジバト
頸に青と黒の縞模様があるのが特徴だ。人をあまり恐れる気配はない。

Sony NEX-7+SEL2870 zoom
54.0mm AE 100/1s f/5.0 ISO125 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/21 桃山台公園(堺市)
災害用トイレ
公園で何やら工事をしていると思っていたら、こんなものが出来上がっていた。使用することがないのを祈っている。

Sony NEX-7+SEL2870 zoom
28.0mm AE 250/1s f/8.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/23 西原公園(堺市)
カンサイタンポポ
タンポポを撮る時は、いつも花の萼が気になるので、ローアングルで狙いたくなる。カントウタンポポとカンサイタンポポの区分は定かではない。在来タンポポと言った方がいいのかもしれない。

NIKON COLLPIX P610
4.3mm TV 500/1s f/4.2 ISO100 EV 0
;
2017//4/23 西原公園(堺市)
ドウダンツツジ
ドウダンツツジも咲き出した。秋の紅葉もきれい。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
58.0mm AE 500/1s f/9.0 ISO100 EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017//4/23 西原公園(堺市)
公園風景 -2
この日は日曜日だった。近くに子供用遊具の施設もあるのだが。

SONY NEX-7+SEL2870 zoom
68.0mm AE 320/1s f/9.0 ISO100 EV 0


2016年5月12日

隠居のドライブ:穀雨末候のころ、山小屋 Hütte Hachi (1)

GWの5月1・2日は天気が良さそうである。永らくご無沙汰している山小屋Hütte Hachiに、行くことにした。家内も付き合うという。少々の交通渋滞は覚悟の上である。
 中国自動車道の池田を過ぎたあたりで事故があり渋滞していた以外は、交通量は少々多いもののトラックは少なく順調に流れた。
 途中「赤松SA」でトイレ休憩を挟んで、Hütte Hachiに行くまでに、途中立ち寄ることにしていた朝来市和田山にある白井大町藤公園に着いたのは10:00であった。ここ数年は毎年訪れている。全くの奇遇であるが、娘夫婦とばったり鉢合わせした。びっくりポンである。
 娘夫婦は、ここから竹田城に向かうというので、別れた。後で聞いた話だが、竹田城に上る駐車場にはバスがぎっしりと駐まっていたので、諦めて近くのカフェで昼食をして帰ってきたということだ。
 我々も、どこかで昼食をいうことで、パートナーとHütte Hachiに行った帰りに寄ることが多い Cafe de manmaに立ち寄った。いつも空いているのに、この日は連休中の日曜日とあって、ほぼ満席だった。
 そこから20分ほど走って、いつもの羽渕精肉店で、夕食用の焼き肉を求めた。このお店、娘さんが PEAKS というカフェを始めたらしい。若いカップルが訪ねてきていたが、5月は日・月は休みということで、車の中でどこか食事ということらしくスマホ検索をしている様子がみてとれた。
 山小屋Hütte Hachiに着いたのは、一時半すぎ、窓を開け放った。新緑の風が心地良い。この冬は雪が少なかったので、傷みはあまりない。
 積雪対策で外してあったデッキの床板を元に戻す間、家内はワラビ採りに精を出していた。
 久しぶりに、七輪に火をおこして新緑の中で食したビールと焼き肉は格別だった。水圧が低く水仕事は、いささか手間取ったが、それでも一風呂浴びると疲れが飛んだ。
 よく早朝、日の出を待って、近くを散策した。ゆっくりと歩いて行くと、今まで気が付かなかった花 も見つけられた。林間では、たぶん キビタキのさえずりも聞こえてきた。携帯していたPCM録音機で録ってみた。

白井大町藤公園(兵庫県朝来市)

;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1 白井大町藤公園
ほぼ全景。園の上段から。
満開には、まだ少し早かった。
Nikon COOLPIXP610
17.0mm プログラムオート 1/640s f4.6 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1 白井大町藤公園
新緑に鯉のぼり
GWの日曜日。多くの人が訪れている。
Nikon COOLPIXP610
17.0mm プログラムオート 1/320s f4.6 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1 白井大町藤公園
噴水とフジ
噴水の周りに、座ってのんびりとしている。
Nikon COOLPIXP610
12.5mm プログラムオート 1/500s f4.5 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1 白井大町藤公園
満開の藤
薄紫のふじは満開だった。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1 白井大町藤公園
ツマグロヒョウモン♂
こんなところにもツマグロヒョウモンが飛んでいる。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります 2016/5/1 白井大町藤公園
タンポポにヒメウラナミジャノメ
蝶はこの2種類くらいしかみなかった。。ここのタンポポはセイヨウタンポポのようであった。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1 白井大町藤公園
水車小屋
水車は回っているが、観光用のようだ。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200s f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1 白井大町藤公園
藤棚の通路
園内はこのような通路でつながっている。。
Nikon COOLPIXP610
9.9mm プログラムオート 1/250s f4.0 ISO100 露出補正 -0.3


山小屋Hütte Hachi 付近の草花など

;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
新緑の氷ノ山山麓
山桜は終わって、新緑が眩しい季節になった。
Nikon COOLPIXP610
10.7mm プログラムオート 1/160s f4.2 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
新緑の氷ノ山山麓
山の中腹に山桜が満開のようだ。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/500s f5.6 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
わらび
根本に、トキワハゼが咲いている。。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200s f4.5 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
収穫したワラビ
家内が収穫したワラビ。新聞紙にくるんで保存するのがいいそうだ。
Nikon COOLPIXP610
4.3mm プログラムオート 1/100s f3.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
トキワハゼ
小屋の周りにたくさん咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/125s f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
ウマノアシガタ
「名前は、根生葉のかたちを馬の蹄に見立てたものといわれるが、似ているようには思えない。別名で「キンポウゲ(金鳳花)」とも呼ばれている。」とボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/250s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
ニョイスミレ
小屋の周りにたくさん咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/125s f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
シャク
「若芽は山菜に、根は薬用に利用される」と、ボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
パピリオナケア
外来種である。原産地は北アメリカだが、日本各地で野生化しているらしい。別名をビオラ・ソロリアともいう。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90s f4.5 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
カキドオシ
「隣接地から垣根を通して進入してくることがカキドオシの名前の由来となっている」と Wikipedia にはある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90s f4.5 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
オドリコソウ
「名前は、花のかたちを菅笠を被った踊り子に見立てたもの」と ボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200s f4.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
アケビの花(雄花)
自生のヤマナシの木の根本から生えていたので、ヤマナシの花芽と思ったが、掲示板で教えを乞うとアケビの花とすぐに返答があった。更に追伸があって、中央下の 二つ以外は雄花だそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90s f2.8 ISO500 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
ムラサキケマン
「名前は、仏殿に飾られる華鬘(けまん)に花の咲く姿が似ていることから。」と ボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200s f4.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
アケビの花(雌花)
アケビの実は知っているが、花は知らなかった。これらは、アケビの雌花ということだ。「この花の名は?掲示板」で、K.oさんという方が親切に教えてくださった。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200s f4.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
新緑
早朝、朝日があたって綺麗だった。写真ではよく表現されていないが。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/20s f8.0 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/1-2 山小屋Hütte Hachi
キセキレイ
ゲレンデにある電線に留まった。。
Nikon COOLPIXP610
197.1mm プログラムオート 1/400s f5.6 ISO100 露出補正 -0.3


2015年5月 6日

隠居のドライブ:兵庫県佐用町、しゃくなげの里を訪ねる


 山小屋Hütte Hachi の夏支度に、4月23・24日、パートナーと出かけた。今年の豪雪でダメージを受けているところがないかの調査もある。
 水道が前立腺炎のように、ちょろちょろしか出ないことは、正月に出かけたパートナーから聞いていた。確かに、屋外の立水栓から少し出る程度で出が悪い。漏水がないかを家内への引き込み栓のメーターで確かめてみたが、漏水はないようだ。どうも、水圧が弱いようなので、養父市の水道局に電話して、調べに来てもらった。その結果、ゲレンデの下に設置しているポンプが故障しているとのことであった。部品を取り寄せるのに時間がかかり、すぐには治らないという。が、連休前までには直しておくと約束してくれた。(5月の連休に、孫とでかけたパートナーの報告によれば、快調になっていたということだ。)
 その他は、屋根からの落雪でウッドデッキの手摺支柱が谷側に傾いていた。毎年のことだ。なんとか恒久処置を考えねばならない。
 パートナーが防腐塗料キシラデコールを塗布してくれたウッドデッキ基礎の木部に、冬の間外してあった床板をはめ込んだ。 2X4 で、すのこ状に作っている床板は、まだ当分は持ちそうである。その夕、ウッドデッキの上に置いたBBQコンロで、焼き肉をした。新緑のなかのビールは喉にしみた。
 氷ノ山の7合目くらい上には、まだ雪が残っている。小屋よこのマルバウツギは浅い緑の新芽を出し、小屋の下の谷に咲く山桜は満開である。

兵庫県養父市大久保の遅い春

;クリックすると大きな写真になります。 ヤマナシの花
2015/4/24
秋には硬い小さい実をつける。

FUJIFILM] Finepix HS50EXR
185.0mm (35mm換算:1036mm)
絞り優先AE 1/950s f8.0 ISO400
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 マルバウツギの新芽
2015/4/24
夏に咲く白い花には蝶がくる

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
55.0mm (35mm換算:82mm)
絞り優先AE 1/100s f5.6 ISO200
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 ツクシ
2015/4/24
ワラビは、まだ見つけられなかった。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
49.0mm (35mm換算:73mm)
絞り優先AE 1/80s f5.0 ISO200
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 マルバスミレ
2015/4/24
葉が丸あるいはたまご型なので。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
55.0mm (35mm換算:82mm)
絞り優先AE 1/100s f5.6 ISO250
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 鉢伏から氷ノ山を見る
2015/4/24
珍しく雲ひとつない。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
55.0mm (35mm換算:82mm)
絞り優先AE 1/800s f5.6 ISO100
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 山桜の向こうに氷ノ山が見える
2015/4/24
鉢伏にはあまり桜はない。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
35.0mm (35mm換算:52mm)
絞り優先AE 1/180s f5.0 ISO100
露出補正 -0.3


 翌朝も天気がいい。いつも世話になっている民宿の奥さんに挨拶に行ってから、先日NHKテレビで紹介していた兵庫県佐用町にある「しゃくなげの里」に行ってみることにした。
 テレビを見た時に、スマホ・アプリの NaviCon にブックマークしていたので、氷ノ山の裏側にある目的地は簡単に設定できる。ただ、今度装着したカーナビではルートが5つ表示される。あまり走ったことのない氷ノ山を超えて戸倉峠に抜ける道を選択した。季節によっては通れない箇所があるとの表示があるが、最近の天候では雪で道が閉鎖になっていることはあるまい。
 走ったコースを今年の1月につけたドライブレコーダーに記録されている映像から切り出してみた。

しゃくなげの里への路:ドライブレコーダーからの切り出し画面

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
関宮町大久保出発国道9号線剣大橋右折県道272号線へトンネルを抜けて県道6号線を右折南但石油大屋給油所を右折県道48号線へ
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
若杉峠への途中に、氷ノ山登山口大段ケ平へ続く横行渓谷への案内板がある。若杉峠近くの雪崩修復中、片側通行となっていた。若杉峠を超え、宍粟市に入って、間もなく、国道29号線を左折する。国道右側に、音水湖・引原ダムが現れる。
;
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
「道の駅はが」で休憩。山菜の"こごみ" "こしあぶら" とを求める。帰ってから、家内に天ぷらにしてもらったら、美味しかった。29号線を宍粟市街まで走って、国道429号線に入る。志引峠にかかると道幅は狭くなる。志引峠を超えると一時的に岡山県美作大原に入る。
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
宮本武蔵で有名な岡山県大原あたりで左折し、国道373号線を走る。国道373号線のバイパス的な鳥取自動車道路の無料区間を走る。佐用平福ICで無料区間を下りると国道373号線に合流する。しゃくなげの里を通り越して、腹ごしらえに道の駅平福へ。レストランが満員で、鹿肉入のコロッケでごまかす。


 しゃくなげの里から、中国自動車道を通って大阪に帰った道の記録写真は省略するが、上記の途中20分ほどの休憩を入れて2時間ほどのコースは緑の多い快適なドライブコースであった。
 フレームレートを15fps で設定した 32GBの micro SDHC には、全工程が記録されていた。取説によれば、映像サイズが 1280x720 で、8時間が記録されることになっている。

 しゃくなげの里は、国道373号線沿いにある。石楠花の咲くときだけ開放しているのか、鉢植えの石楠花を売るテントで入園料(¥600)を徴収していた。法師塚があるが、なんという法師が祀ってあるのかは、ネットで調べてもわからなかった。

 急な坂道の階段を上っていくといくつかの展望台がある。これらの展望台からは、眼下に、鳥取自動車道と、その横に沿って智頭急行智頭線の単線のレールが見える。列車がやって来れば、石楠花の向こうの遠景に列車が走る絵になりそうだったが、スマホで通過時間を十分に調べられなかった。しかし、列車が近づいてくる音をパートナーが教えてくれた。偶然に、特急スーパーはくとを捉えることができた。

しゃくなげの里で撮った写真

;クリックすると大きな写真になります。 しゃくなげの里を下から見る
2015/4/24
小高い丘に約150種15000本植わっているという。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
38.0mm (35mm換算:57mm)
絞り優先AE 1/180s f5.0 ISO100
露出補正 -0.3
1504024_003.jpg 赤い石楠花
2015/4/24
色は、赤・白・紫・ピンクとあるようだ。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
55.0mm (35mm換算:82mm)
絞り優先AE 1/400s f5.6 ISO200
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 白い石楠花
2015/4/24
露出の設定がよくわからないので、AEブラケティングを使っている。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
35.0mm (35mm換算:52mm)
絞り優先AE 1/640s f5.0 ISO200
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 法師塚
2015/4/24
敷地内には、小さなお堂もある。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
21.0mm (35mm換算:31mm)
絞り優先AE 1/320s f5.0 ISO200
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 園内風景
2015/4/24
急な斜面に階段の散策路がある。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
28.0mm (35mm換算:42mm)
絞り優先AE 1/400s f5.0 ISO200
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 園内風景
2015/4/24
楓の新緑も綺麗だ。

SONY NEX-7+E 3.5-5.6/18-55 OSS
31.0mm (35mm換算:46mm)
絞り優先AE 1/500s f5.0 ISO200
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 智頭急行智頭線を走る特急スーパーはくと8号
2015/4/24
後で調べると佐用(平福の次の駅)着13:48のようだ。

FUJIFILM Finepix HS50EXR
29.2mm (35mm換算:164mm)
絞り優先AE 1/150s f8.0 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 ベニシジミ
2015/4/24
蝶を期待したが、モンシロチョウ以外はこの一頭だけだった。

FUJIFILM Finepix HS50EXR
73.7mm (35mm換算:413mm)
絞り優先AE 1/170s f8.0 ISO200
露出補正 0


2012年5月 2日

隠居の花見:氷ノ山麓の山桜


 この冬は、豪雪であった。パートナーの家族が大雪の正月に訪れて以来、行くことのなかった兵庫県鉢伏山麓の山小屋 Hutte Hachi がどうなっているのかが心配であった。まだ仕事をされている人たちにはゴールデンウィークの2日目(4月29日)、少し体調をこわしていたパートナーも回復したので、渋滞覚悟で行って見ることにした。

 大阪池田を6時過ぎに出発すると、宝塚あたりで少々混んだものの、他はいつもよりスムーズに走ることができた。昨年、5月3日に北近畿豊岡自動車道のいっぷく茶屋に立ち寄ったときは、ツバメが巣作りの最中であったが、今年はもう抱卵をしていた。この春は、季節の進むのが遅いと思っていたが、ツバメの世界はそうでもないらしい。

 心配していた山小屋のダメージは、昨年と同じように、テラスの冊が少し歪んでいるくらいで、他は大丈夫であった。
 外していたデッキの床板をはめ込んだり、昨年秋にやり残していたゴミの焼却や小屋の周りを清掃すればあとは大してすることはない。
 持ってきていたシジュウカラ用にひまわりの種をいれた給餌箱を近くのクリの木に括りつけた。やってくるかどうかは疑問であるが。
 小屋の下の農道脇に、ちょっと大きな山桜が咲いている。落花さかんというところだが、その桜の向こうにまだたっぷり雪を残した氷ノ山が遠望できる。
 いつもこの時期には、ワラビが沢山顔をのぞかせるであるが、今年はほんの僅かにしか生えていない。足が不自由になっている民宿の老夫婦が畑作の準備をしているのを手伝った。畑に囲いをしておかなければ、イノシシや鹿にせっかく作った作物を食べられてしまうのだ。
 久しぶりにデッキで炭火を起こして、食したBBQ についついアルコールの度が過ぎた。

ツバメの抱卵:いっぷく茶屋
2012/4/29
ホオジロ:小屋近くの檜木てっぺんで
2012/4/29
山桜と氷ノ山
2012/4/29
山桜とHutte Hachi
2012/4/29
ツバメの抱卵;クリックすると大きな写真になります ホオジロ:小屋近くの檜木てっぺんで;クリックすると大きな写真になります 山桜の向こうに氷ノ山;クリックすると大きな写真になります 山桜とHutte Hachi;クリックすると大きな写真になります


2012年4月25日

隠居の花見:京都、京北と美山の桜を訪ねる


 京都に住む娘から荷物運びを頼まれた。ただの運送屋で京都に行くのはもったないので、前から訪ねてみたいと思っていた美山へ、荷物を降ろしたら行って見ることにした。美山は京都の北の方に位置するので、まだ桜が咲いているらしい。
 娘が住む下鴨から美山町観光協会に目的地を設定して走りだすと、右京区の山を走る離合が困難な山道に誘導された。這々の体で国道162号線にでることができたが、162号線も2車線はあるものの曲がりくねった山道である。162号線は、いわゆる周山街道と呼ばれる道で手入れの行き届いた杉林の間を縫って走っている。
 休憩した京北町の道の駅にあった付近地図に、常照皇寺というお寺があり、九重桜が今きれいらしいとある。急ぐ旅でもないので、よって見ることにした。この桜、京北町では有名な桜らしく観光バスが何台も駐まっていた。大きさは、大宇陀の又兵衛桜に比べれば、少し小さいが、淡いピンクの花がたわわに咲いていた。
 境内にも、古い山桜や芍薬、アセビなどが咲いていた。古い味わい深い寺である。

 ちょうど昼時分になったので、娘がスマホで付近の和食を探すと何軒かがヒットしたが、京蕪庵(きょうぶあん)という店で蕎麦を食べることにした。小さな店の中は満席で、外の満開の桜の下にある手作りの木のテーブルに通された。前には、田起こしたが終わった田んぼが広がっている。いささか待たされたが、暖かい蕎麦と鯖寿司は美味であった。そばの満開の桜では、ヒヨドリが盛んに吸蜜をしていた。

 美山町観光協会は、道の駅【美山ふれあい広場】にある。このあたりは、ツーリングのメッカらしく、若者たちのオートバイが沢山とまっていた。ここには牛乳工房があり、娘・家内はジェラートを楽しんでいた。私も一口もらったが、まろやかに腑に落ちた。
 観光協会の女性の話では、大野ダムの桜はすでにさかりを過ぎており、5~6km先の茅葺の里あたりの桜が満開であろうということであった。 茅葺の里は、正式には【南丹市美山町北伝統的建造物群保存地区】となっており、茅葺の主屋は30棟あると案内板にはある。のんびりと歩いても30分ほどの小さい集落である。

 帰りは、観光協会の女性に教えてもらって、県道19号線で園部から京都縦貫自動車道に入り終点沓掛から9号線などで、京都市内を東西に走った。京都市内を走るには、かなりの忍耐が必要である。娘を下鴨で降ろし、今度は河原町通りを南への忍耐の運転であった。やっぱり、京都は歩くところかもしれない。

京北弓削川堤の桜;クリックすると大きな写真になります 石楠花;クリックすると大きな写真になります 山桜 九重桜;クリックすると大きな写真になります
京北弓削川堤の桜
2012/4/21
石楠花:常照皇寺
2012/4/21
山桜:常照皇寺境内
2012/4/21
九重桜:常照皇寺
2012/4/21

満開の桜にヒヨドリ;クリックすると大きな写真になります 茅葺の里の鯉のぼり;クリックすると大きな写真になります 茅葺の里の枝垂れ桜;クリックすると大きな写真になります 茅葺の里;クリックすると大きな写真になります
満開の桜にヒヨドリ:京蕪庵
2012/4/21
Nikon D90 Nikkor18-200mm 200mm
(35mm相当300mm)
シャッター優先オート(1/750s ISO200 F5.6)
露出補正 なし
茅葺の里の鯉のぼり
2012/4/21
Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 170mm
(35mm相当255mm)
シャッター優先オート(1/2000s ISO1250 F5.6)
露出補正 なし
茅葺の里の枝垂れ桜
2012/4/21
Nikon D90 Nikkor18-200mm 34mm
(35mm相当51mm)
絞り優先オート(1/750s ISO200 F8.0)
露出補正 なし
茅葺の里風景
2012/4/21
Nikon D7000 ΣAPO50-500mm 78mm
(35mm相当117mm)
絞り優先オート(1/125s ISO100 F10.0)
露出補正 なし

京都・滋賀・奈良近辺私的観光地図】に掲載

2011年12月14日

初冬の兵庫鉢伏の山小屋 Hütte Hachi:浴室のドアを替える


 山小屋 Hütte Hachi の冬準備に、11月26・27日と12月9・10日とパートナーと出かけた。
11月26・27日は、晩秋の暖かい日和だった。作業は、先月に行ったときにやり残しているデッキへの防虫・防腐剤の塗布の残りをすることと、積雪対策のために、すのこ仕様になっている北側デッキを取り外し収納すること。および、小屋近くにある根元が一抱え以上あり、高さは15mくらいある枯れたクリの木を切り倒すことである。もしや強風が吹いて、小屋の屋根に倒れかかってこないかと心配したからである。

ムラサキシキブ;クリックすると大きな写真になります 防腐剤の塗布とデッキの収納は出かけた日の午後に済ませることができた。パートナーは、床が緩んでいる箇所を床下に潜って補強してくれた。
 翌朝、栗の木を電気チェーンソーで切り倒しにかかったが、これがなかなか手強い作業だった。倒す方向にロープで引っ張って、チェーンソーで根元の幹に切れ目を入れていくが、木の重みでチェーンソーが切れ目に食い込まれてしまった。二人がかりでロープを引っ張ったが、びくともしない。我々だけでは、どうしょうもないので、いつも世話になっている民宿の主人に相談に行くとワイアロープウィンチがあるという。なれない道具の設定に少々手間取ったが、ウィンチでロープを引っ張ると切れ目に隙間ができてチェーンソーを外すことができた。
 ウィンチで引っ張りながらチェーンソーでさらに切り込みを入れていくとほぼ狙った方向に倒れたが、近くにあった山桜の枝に引っかかってしまった。再度、方向を変えて、ウィンチで引っ張ると小さな雑木の枝を押し曲げながら、ドォーと倒れてくれた。うっかり、地面に置いていたアルミの折りたたみ式脚立がへしゃげてしまったが。枯れて脆いと思っていたクリの木だったが、枝を払ったり、木肌をめくってみると、まだ中心はしっかりとしていた。長さ1mくらいに切断したが、根元の方の部分は重くて簡単に動かせそうにない。来春への宿題として、今回の作業は切り上げた。なれない筋肉を使ったせいか、2~3日は節々が痛んだ。

 12月9・10日は、パートナーが注文していた浴室の二つ折れドアを取り付けに行くことになった。この日は、冬型の気圧配置になって、兵庫県北部の標高が高い所では雪が降るという。車は、すでにスタッドレスにはきかえており、4WD なので心配はない。まあ、そうはいっても、12月の初旬である。小屋の近くまで、車でいけると思ったが、さすがスキー場である 30cm 以上の積雪で一面は真っ白である。冬場にはいつも駐めさせてもらっている民宿の駐車場も、車を駐めるスペースをスコップで雪かきをしなければならなかった。リフトの準備はできているが、営業はしていない。仕方なく、長靴で荷物を運ぶ羽目になった。
 だが、今シーズン初めての雪景色はふんわりと樹々や建物を包んでいた。

 パートナーは、古くなって裾の部分が腐ってきていた浴室のドアを取替るのが前からののぞみだったらしい。イージオーダーで注文したアルミ枠と擦りガラスの二つ折れドアをはめ込むために、パートナーが埃まみれになってする浴室の一部に溝を掘り込みや古い木枠の取りしなどの作業をただ眺めるだけだった。その晩は夕刻に嵌めこまれたドアの 浴室で湯に浸かった。
 翌朝、私も隙間にはめ込む木部の切り出しやペンキ塗りなど多少のお手伝いをした。パートナーのおかげで、水場回りはずいぶん綺麗になった。
昨日、降っていた雪も止んで、すっきりとした青空となった。雪は、汚いものをすべて覆い隠すのか、我が Hütte Hachiも輝いていた。

 
駐車場での雪かき;クリックすると大きな写真になります初積雪30cmの大久保ゲレンデ;クリックすると大きな写真になります新しい浴室のドア;クリックすると大きな写真になります初冬の Hutte Hachi;クリックすると大きな写真になります
駐車場での雪かき
2011/12/9
Sony Ericsson SO-02C
焦点距離:4.1mm
ISO80 1/1600s F2.4
初積雪30cmの大久保ゲレンデ
2011/12/9
Sony Ericsson SO-02C
焦点距離:4.1mm
ISO80 1/1250s F2.4
新しい浴室のドア:Hutte Hachi
2011/12/9
Sony Ericsson SO-02C
焦点距離:4.1mm
ISO1000 1/25s F2.4
雪化粧の Hütte Hachi
2011/12/10
Sony Ericsson SO-02C
焦点距離:4.1mm
ISO80 1/1000s F2.4


2011年5月 5日

朝来市白井大町藤公園


  DSC_9051.JPG 兵庫県氷ノ山山麓にある、友と共同で所有する小屋に出かけた。積雪シーズンが終わって、友が今年の豪雪で傷んでいるところはないかと点検に行ってくれていた。その報告によると、屋根からおちた雪の重みであろうテラスの柵が一部外れているとの写真を送ってくれていた。テラスの床は、スノコ様にして冬は外しているので大丈夫と思っていたが、かなりの雪が屋根から滑り落ちたようだ。

 私が応急修理をしている間、家内と娘はわらび採りにでかけたが、小さなのが一本あっただけといって帰ってきた。どうやら季節の進むのがずいぶん遅れているらしい。それでも山桜はさいていたが、その向こうに見える氷ノ山に連なる山々には、まだまだ雪が残っていた。

 例によって、夕食は羽渕精肉店(知らない間に、ホームページができていた)で求めた焼肉を食して、早々に就寝した。前線が通っているのか、夜なか中雨を伴った風速10m以上の風が吹いて安普請の小屋をゆらした。TV のデータ放送の気象情報では、兵庫県養父市には強風注意報がでている。
 翌朝、少し散策をしてみたが、野鳥の姿も見られない。早めに帰り支度をして、9号線沿いの道の駅【ようか 但馬蔵】のすぐ近くにある【とがやま温泉 天女の湯】に入っていくことにした。小さいが露天風呂もあり、朝風呂はなかなか快適であった。

 まだ時間もあったので、気になっていた和田山の【大町藤公園】へ寄り道をしてみることにした。ところが、こちらも藤が咲いていないという。藤の花が咲いているときは、入園料を¥300取るらしいが、無料で開放していた。みやげ物は、しっかりと売っていたが。ここも季節の遅れで、大連休のあてが外れたようだ。公園は、谷の上部に造られたダムの下にあり、そこから見える棚田には田植えのための水が張られ、カエルが鳴いていた。
 帰途、高速道路は宝塚トンネルで、12km 渋滞しており、30分ほど余計にかかったが、まあ連休中の高速道路はしかたがない。

咲きかけた藤の白い花;クリックすると大きな写真になります咲きかけた紫の藤の花;クリックすると大きな写真になります公園内に植栽されているラッパ水仙;クリックすると大きな写真になります公園上部から見た棚田;クリックすると大きな写真になります
咲きかけた藤の白い花:大町藤公園咲きかけた紫の藤の花:大町藤公園公園内に植栽されているラッパ水仙:大町藤公園公園上部から見た棚田:大町藤公園


2010年12月13日

隠居の探鳥ウォーク:初冬の泉北ニュータウン栂地区


 24節季の20番目大雪が過ぎて、ようやく早朝の気温は師走らしく低くなってきた。毎朝、同じようなところを歩くのに、そのたびに新しい発見がある。
 探鳥ウォークの記録は、探鳥日誌に残しているが、この1週間ほどの出来事についてまとめておきたいと思う。12月5日から12月12日までの記録である。

 この時期になると色づいた樹々の葉は散って、赤や黒い実が目立つようになる。野鳥は、この樹の実を狙ってやってくる。前回のエントリーで掲載したエノキには、イカル・ツグミ・キジバトなどがやってくるが、その横にあるマテバシイ(?)の黄色い実には、ヒヨドリがやってきている。ヒヨドリについては、探鳥日誌に記録していないが、この時期は特に数も多く、さえずりがうるさいほどである。
 先日から散策路にいれたすぐ近くの和田川沿い大森には、ちいさなお社があって、その近くに真っ赤な実をつけたカナメモチやもう白くなった実をつけているセンダンがある。このセンダンの実をシジュウカラとスズメが啄んでいた。

カナメモチの実;クリックすると大きな写真になりますセンダンの実とスズメ;クリックすると大きな写真になりますセンダンの実とシジュウカラ:大森;クリックすると大きな写真になりますスズメ:三木閉;クリックすると大きな写真になります
カナメモチの実:大森(堺)
12/12/2010
Canon IXY 900 IS
9.1mm(35mm相当221mm)
ISOauto 1/100s F4.0
センダンの実とスズメ:大森(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング
センダンの実とシジュウカラ:大森(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング
スズメ:三木閉(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング


 この1週間は、新しく観る鳥やご近所ではあまり見かけない鳥たちとの出会いもあった。図鑑では見ていたものの実物に出会ったことのなかったジョウビダキ・シメといった小鳥たちに遭遇した。畑の横にある葦原で、ホオジロの雄・雌にあった。ホオジロといえば、兵庫県北部の山林で、梢の先で「一筆啓上仕り候」という聞きなしでさえずる姿しか知らなかったので、撮った写真を【野鳥識別掲示板】で、ホオジロだと教えてもらったときはびっくりした。そういえば、小宮輝之さんの「日本の野鳥」には、
 平地から山地の畑、川原、草原、伐採地、林縁などに生息し繁殖する。地鳴きはチチ、チチと二声ずつで、・・・・」
とある。確かに、その地鳴きで畑の横にある葦原に眼を凝らしたのだ。

ジョウビダキ;クリックすると大きな写真になりますシメ;クリックすると大きな写真になりますホオジロ雄;クリックすると大きな写真になりますホオジロ雌;クリックすると大きな写真になります
ジョウビダキ:大森(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO2200 1/640s F5.6
トリミング
シメ:摺鉢池畔(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング・レタッチ
ホオジロ雄:大森(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
ホオジロ雌:大森(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO320 1/640s F5.6
トリミング


 この春から撮りたいと思っていたカワラヒワが堺市大庭寺のゴミゴミとした松池畔の山桜の実を啄みに6羽ほど現れた。この鳥も敏感でなかなかいい写真は撮らせてくれない。
 ハゼノキ(?)と思われる低木に、モズの雄が留まった。少し寒くなって、数が減ってきたように思う。ツグミとカワセミが、田辺池の岸護岸近くに接近した。狙っているものは異なるようであるが。この頃は、カワセミの姿がよく見られるようになった。相変わらず敏感な鳥ではあるが。

カワラヒワ;クリックすると大きな写真になりますモズ;クリックすると大きな写真になりますツグミ;クリックすると大きな写真になりますカワセミ;クリックすると大きな写真になります
カワラヒワ:松池畔(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/400s F5.6
トリミング
モズ:美木多上(堺)
12/5/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/100s F5.6
トリミング
ツグミ:田辺池畔(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO250 1/50s F5.6
トリミング
カワセミ:田辺池畔(堺)
12/8/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO400 1/50s F5.6
トリミング


 水鳥も種類と数が増えてきた。それぞれの池で、口に入れられる餌が異なるためか、種類ごとに今春の居場所とほぼ同じである。ヒドリガモは田辺池以外には見当たらないし、反対にキンクロハジロは筆池以外ではあまり見かけない。今年の特徴は、ハシビロガモが多く飛来していることである。摺鉢池には、ゴイサギの成鳥と幼鳥が多く棲息している。どうも夜行性らしく、昼間は木の茂みで休息している。鳴き声を聞いたことがないが、夜に飛びながら一声ずつ区切ってクワッと鳴くらしい。摺鉢池に面したタウンハウスの方達は、気味わるくないのだろうか。

ヒドリガモ;クリックすると大きな写真になりますカイツブリ;クリックすると大きな写真になりますハシビロガモ雄;クリックすると大きな写真になりますハシビロガモ雌;クリックすると大きな写真になります
ヒドリガモ:田辺池(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F6.3
トリミング
カイツブリ:東谷池(堺)
12/10/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
ハシビロガモ雄:摺鉢池(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング
ハシビロガモ雌:摺鉢池(堺)
12/12/2010
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/500s F5.6
トリミング

2007年5月 2日

GW:トカイナカではありませんが、鉢伏の花など

 娘家族の都合に合わせて、渋滞覚悟でGWの初日に兵庫県養父市大久保にある山小屋に出かけた。朝6時に出発したのと裏道を走ったので渋滞には一度も会わずである。特に、昨年夏に開通した北近畿豊岡自動車道は、全くスムーズであった。私が使っているトヨタのDVDカーナビの最新版では表示されないから、まだ良く知られていないかもしれない。仕様は高速道路並みであるが、遠坂峠のトンネルを除けば他は無料なので、より快適に感じる。いろいろと議論はあるようだが、このような道路建設は賛成である。鉢伏に出かけるのはもう45年あまりになるが、この間の道路整備のおかげで時間がかからなくなってきた。それでも、トカイナカというには遠すぎる。
070428_1.jpg070428_2.jpg070428_3.jpg070428_4.jpg





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070428_12.jpg070428_11.jpg  このシーズンは何十年ぶりかでスキーが満足にできる積雪はなかったとのことであるが、氷ノ山の頂上付近にはそれでも雪が残っていた。この季節の楽しみにワラビ取りがある。小屋の周りには毎日のように新しいワラビがヨモギなどの中で頭をもたげてくる。民宿のおばさんがヨモギとワラビを一緒に天ぷらにすれば美味しいと教えてくれた。ウグイスなどの小鳥の鳴き声を楽しみながら、里山を散策した。(左のプレイボタンをクリックすると鳴き声が聞こえてきます。)
 このあたりに桜の名所はないが、里山らしく山桜が満開である。桜より目立つのは鮮やかな黄色の花をつけているヤマブキである。人家の垣根などに見かけられるから、人工的に植えられているのかもしれない。もっと目をこらすと青色の小さなスミレ(タチツボスミレ?)があちこちに咲いている。また、"K's Bookshelf"での花の辞典で調べるとキバナジキタリスと思える壺状の花が群生していた。
 農道をぶらぶらと散歩していると見たことのない花?を見つけた。枝には小さな新芽がついている。"K's Bookshelf"この花の名は?掲示板にアップした。すぐに皆さんが教えてくれた。ミツマタということである。これから黄色い花が咲くようである。小鳥が梢にとまって鳴いていたが、VR(Vibration Reduction:手ブレ補正)がついた望遠レンズでも焦点があっていない。ボケタ写真でよく分からないが、「日本の野鳥」という図鑑で調べてみると"ヤマガラ"ではないかと思う。チャンスが少なく動きが速いので小鳥を撮るのは難しい。
 40年ほど昔には、このあたりは豊岡の名産品である柳行李の材料である柳の皮の産地だった。夏だと思うが、農家の人たちが緑色に染まりながら柳の皮を剥いていたのを思い出す。数少ない現金収入だったのだろう。その名残のコリヤナギの花が猫の尻尾のように垂れ下がっていた。このごろ小屋の側の秋になればクマが現れるという栗の木には、宿り木が球形に絡まっていた。