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Atelierで“羽淵精肉店”が含まれるブログ記事

2016年8月20日

隠居の散策:真夏のHütte Hachi

涼しさを求めてでかけた兵庫県氷ノ山の麓にあるHütte Hachiに、香住での海岸遊覧を終えて、着いたのは、午後3時20分くらいだった。スマホのアプリ Altimeter では、標高700mを指しているが、窓を開け放しても生ぬるい風がときどき吹くくらいで、流石に真夏のこの時間では暑い。
 それでも、デッキに出て、深緑の中で冷たいビールで喉を潤していると渋滞の中を出かけてきて良かったと気が晴れた。この時期の音の風景は いつものように、ニイニイゼミとウグイスとキリギリスの合唱である。 まだ、ヒグラシが鳴くのは早いようだ。
 山の日の入りは早い。まだ陽が隠れないうちに、七輪に火を起こして、往路に羽淵精肉店で求めた但馬牛の焼き肉を楽しんだ。今年になって、調子の悪かった水道も、養父市の水道局が送水用のポンプを入れ替えてくれたとのことで、順調に風呂の水をはることができ、汗を流すことができた。水の確保に苦しんだ昔に比べれば、月とスッポンである。
 リオ・オリンピックの映像を見ながら眠りに落ちた翌早朝、いつものように、周辺に被写体を求めた。陽が上るまでは、さすがに寒い。野鳥は鶯のさえずりが聞こえるぐらいで姿は見えないが、セセリチョウやトンボを観察することができた。

真夏の山里:兵庫県養父市福定ウワノヤマの生き物

;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
エゴノキの実
5月には、白い可憐な花が咲いていた
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
85.0mm 絞り優先AE 1/90s f5.6 ISO800 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
マツヨイグサ
冬にはゲレンデとなる荒れ地のあちこちに咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
106.0mm 絞り優先AE 1/125s f5.6 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ボタンヅル
名前は、葉のかたちが「ぼたん(牡丹)」に似ていることからで、これが同定の目安となりました。地面に這っていたり、樹の枝に絡みついたりしていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
61.0mm 絞り優先AE 1/125s f4.5 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
葛の花
このツル性の植物も、色々なものに絡みついていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
178.0mm 絞り優先AE 1/200s f5.6 ISO160 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アジサイ
枯れかけているがまだ残っていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
178.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ガクアジサイ
フリザードフラワーのように残っている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
205.0mm 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ヘクソカズラ
葉を揉むと独特の臭気があることから、ついた名前のようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
194.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO125 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ウラジロハナヒリノキ
葉の粉末が鼻にはいるとはなひり(=くしゃみ)が出ることからの名。裏日本海の豪雪地帯に分布するそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
108.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO640 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アキアカネ
成熟しても、頭部や胸部はあまり赤くならないそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
シオカラトンボ♀
シオヤトンボとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オオシオヤトンボ♂
シオヤトンボとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アキアカネ
ナツアカネとの区分が難しいが、判別方法のページを参考させてもらうと、どうやらアキアカネのようだ。胸部の肝心なところが映っていないのだが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オニヤンマ
ずっと飛んでいるので、なかなか撮りにくいが、ようやく翅を休めてくれた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ツマグロバッタ
名前は翅端と後脛節の黒色部分が目立つことから。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
228.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ダイミョウセセリ(関西型)
関東型と違って、近畿以西の個体には、後翅には白色帯がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
228.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オオチャバネセセリ
セセリチョウの識別は YAMAKO さんに教えてもらった。セセリチョウの識別には、後翅裏面の白色点の並び方がポイントのようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO400 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
イチモンジセセリ
後翅があまり良く見えていないが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
218.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO125 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ツマグロキチョウ
キタキチョウとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO1250 露出補正 -0.7


2009年12月30日

Hütte Hachi の年の瀬

 クリスマスには二人とも特段の行事もないので、12月25/26日、パートナーと1泊で、山小屋 Hütte Hachi にでかけた。前回の洗面所床張り替えのときにやり残した電気工事などの冬支度と、二人で雪を見ながら忘年会をするのが目的である。

小屋からの冬景色:クリックすると大きな写真になります 前週に冷え込んだときに、鉢伏もかなり積雪があったようだ。今週になって好天が続いたようで、ゲレンデには雪はあるが、スキーはできないようだ。リフトが止まっている。お客がいないので、止めているのかもしれない。車では、Hütte Hachiの近くまで行けないので、小屋前の小さなゲレンデの上にある、いつも世話になっている民宿の駐車場に駐めさせてもらう。
 リフトが止まっているのは老人には堪える。下りは、昨年も使った Snow Shoe を長靴につければ、積雪に足を取られることなく体力を使うことなく下りられる。だが、上りはきつい。わずか100m程度を上がるのに、何回も停まって息を整えなければならない。

 Hütte Hachi から見る高丸方面への風景は、まだ白く覆い隠された部分は少ないが、いつもの冬景色である。
冬の夜明け:クリックすると大きな写真になります こまごました作業をしたあと、少し贅沢に羽淵精肉店で求めてきた高級和牛しゃぶしゃぶで、1年間の作業を振り返った。今年は、春のミニデッキ完成を皮切りに、山側への本格デッキなど例年になくいろいろと作業をよくしたもんだ。

 翌朝、夜半に降っていた雨も止み、朝食をしていると南の空が白んできた。二人とも歳をとっているせいで、日が高くなるまで眠ってはいられない。

 前回やり残した大きな作業は、小屋の周りの雑木に寒肥をする作業である。トイレは浄化槽ではないので、4~5年に1回くらい、この作業をしなければならない。パートナーが、前回来たときに穴を掘ってくれていたので、桶に汲んで流すだけだが、寒風の中を5M 程の距離を何回も運ぶのは、臭いとあいまって結構きつい作業である。翌日、タニタの消費カロリー計を確認すると、2,700cal を記録していた。GYM で汗を流したときよりもずっと多い。

2009年7月 5日

鉢伏高原の初夏

 環境省が絶滅危惧種に指定している蝶:ウスイロヒョウモンモドキが、山小屋 Hütte Hachi の近辺に棲息しているらしい。私のサイトで蝶を中心とした写真をアップしているブログ Studio YAMAKOのオーナーが教えてくれた。毎年、7月初旬くらいに羽化するという。

 その YAMAKO さん、住んでいる横浜からウスイロヒョウモンモドキの写真を撮りたいと新幹線でやってきた。泉北ニュータウンの近くに住んでいる同じグループの友人も誘って、Hütte Hachi にでかけた。この時期、心配していた雨も天気予報ではにわか雨が予想される程度で大丈夫のようだ。今回の訪問は、DIY ではないので気楽に過ごせそうだ。先週、ほぼ完成したウッドデッキも気にかかる。 

ガクアジサイ:クリックすると大きな写真になりますヤマアジサイ:クリックすると大きな写真になります 午後2時半ごろ、Hütte Hachi に到着。新しいデッキでお茶をして、さっそく ウスイロヒョウモンモドキを探索に鉢伏高原まで車を走らせた。 雨はなかったが、曇天でこの時期にしては気温が低い。近くの畑で会った民宿のおじさんは、昨夜はストーブをつけるほど寒かったといっていた。そのせいか、駐車場に車を駐めて歩き回ってみたが、ウスイロヒョウモンモドキどころか普通の蝶(蝶屋さん仲間ではダチョウというらしい)もあまりみかけなかった。それでも、山では珍しい種のガクアジサイが可憐に咲いていた。

 諦めて、駐車場まで帰ってきて、幼稚園児を迎えに来ていたペンションの奥さんに YAMAKO さんが話しかけてみると棲息している場所はだいたい検討はついたが、今年はまだ見かけないという。オミナエシをボランティアの人たちが殖やす作業のことなども話してくれた。オミナエシはウスイロヒョウモンモドキの食草である。が、オミナエシとはどのような植物か三人とも知らない。
 明日の好天に期待して下山。にわか雨が降ってきたが、デッキに立てたタープの下で、イチローご用達の羽淵精肉店で求めた但馬牛を炭火で焼いた。気のおけない友と辛口赤ワインとで話がはずんだ。

 翌朝、夜半の雨がやんで晴天である。朝食もそこそこに高原に。昨日、ペンションの奥さんに教えてもらった場所に行ってみる。オミナエシを知らないので、それを目印にはできない。
ウスイロヒョウモンモドキ保存会の指示で、生息している場所は詳しく書けないが、雲間から太陽が照りつけるようになって、ついに発見した。YAMAKOさんの話では、羽化したてのようだという。
 その近くで、羽が紫色のミドリシジミも発見。YAMAKO さんが感嘆の声をあげながら、シャッターを切り続けている。そうこうしているうちに、ウスイロヒョウモンモドキがあちこちに飛びまわりはじめた。気温が高くなるにつれて、いっせいに羽化し始めたらしい。特に、ノアザミに吸蜜にくると絵になるが、どうやら撮ったのはウラギンヒョウモンらしい。
 笹の茂みでキアゲハが羽を乾かしていた。
斑紋異常のウスイロヒョウモンモドキ:クリックすると大きな写真になりますオオミドリシジミ:クリックすると大きな写真になりますノアザミに吸蜜にきたウラギンヒョウモン:クリックすると大きな写真になりますキアゲハ:クリックすると大きな写真になります


 YAMAKO さん、横浜から来た甲斐があったと喜んで帰って行った。きっと素晴らしい写真をブログにアップしてくれるにちがいない。楽しみだ。
(追記:2009/7/8) YAMAKO さんがアップしてくれた。同じ被写体を撮っているのに、腕でこれだけ違う画像になるという見本である。
 初めて見て撮られた ウスイロヒョウモンモドキ は、斑紋異常ということで、非常に珍しいことだそうだ。

2009年6月27日

隠居のDIY:ウッドデッキの製作

 プロと一緒に作ったブロックの基礎の上に、梅雨にはいって雨が心配であるが、DIY 好きのパートナーと二人でウッドデッキの工事をしに、パートナーの都合に合わせて2週連続ででかけた。

 前のエントリーで書いたように Excel で描いた図面に従って材料は、こちら泉北ニュータウン内にあるホームセンターで調達した。
 根太となる 105mm角 x 4m の節の多い檜一等3本は、基礎作りをしてくれた地元の左官屋さんが運んでおいてくれた。このような長尺物はステーション・ワゴンでは運べないし、手に入りにくいからありがたい。

 根太にこの檜材を3本を基礎のブロックを作ったときに立てておいた径 10mm のボルトに固定する。その上に、多いときには2m以上にもなる積雪に備えて、とりはずしができる 2x4 SPF材で作ったすのこ状のものを置く設計である。そんなに複雑なことはしないから時間はかからないと思われたが、いろいろな作業で時間を取られた。

  根太を取り付ける前に、昔のテラスの残骸として汚く残っている小屋の根太に取り付けてあった鉄のアングルを除去した。
 取り付けに使ってあった錆びたボルトをはずすのに、まず時間がかかった。ボルトとナットが錆び付いていて、ディスクグラインダーで焼き切らねばならなかったりした。

 築35 年は経っている安普請の小屋は、もともと土台が少し狂っていたりする。雨戸レールの支えになっていた取り外した鉄アングルの代わりに 2x4 SPF材を取り付け、戸袋の改修などの作業をするとすぐに時間が経っていく。だが、雨戸のすべりはよくなった。
 パートナーは私と違って手を抜くことがないから、木部にはクレオソートをきっちりと塗布していく。

 作業の手順として、デッキの手すりを取り付ける支柱を先に取り付けることにした。その支柱のために、ボルトを埋め込んでおいたが、それだけでは強度が足りないのではないかと、ホゾを掘って根太と支柱を接合することにした。 105mm角と 90mm角との材をホゾで組み合わせるのは労力と時間がかかる作業であった。最終的には、羽子板ボルトも使って補強したが、はじめからこのような設計にしておけばよかったかもしれない。
根太の取り付け:クリックすると大きな写真になります旧テラスの残骸:クリックすると大きな写真になります雨戸レールの改修:クリックすると大きな写真になりますs手すり用支柱のとりつけ:クリックすると大きな写真になります
根太と支柱が立ち上がった 2x4 材すのこの作成:クリックすると大きな写真になりますほぼ完成のウッドデッキ:クリックすると大きな写真になりますほぼ完成のウッドデッキ:クリックすると大きな写真になります


 1週目は、スコールにあったり、小屋周辺に散らかしていたテラスの残骸や古いストーブ、プロパン・ボンベなど金属ゴミを捨てるのを、いつも世話になっている民宿のおじさんが手配してくれたので、それに時間が取られたりした。古い建材など燃える物は焚き火をして片づけた。おかげで、前から気になっていた小屋の周りにあった大きなゴミがかなり処分できた。
 高齢者であることを忘れて朝早くから日が暮れるまで働いたが、デッキを完成することができなかった。

 2週目、今回は全く雨が降らなかった。梅雨時にしてはついている。
 前回、根太などの接合は羽子板ボルトが有用であることが分かったので、今回それらの金物を用意していった。それで、手すり用の残り2本の支柱はわりあい簡単に立てることができた。

 この根太の上に取り外し可能のすのこを作るのは比較的簡単である。ゲレンデ側のデッキの上で、 2x4 SPF材を4本並べて、長さ 40cm に切断した角材( 30 x 40mm) 2本を両側の根太に近いところで横木として、65mm のコースレッドで止めた。 2x4 材の間隔は、網戸を作ったときに残っていたアルミ型枠をスペーサーとして使うと上手くいった。 横木の方からネジ止めしているので、表となる方にはねじくぎ(コースレッド)の痕はない。
 根太の上に出ているボルト・ナットなどにあたる部分は、パートナーがノミなどを使って、彫り込みを入れてくれた。
 幅 40cm のすのこは計算上、幅 360cm のデッキには9枚で上手く収まるはずであるが、わずかずつ広かったのか、最後の1枚のすのこでは、板の間隔を狭くせざるを得なかった。
 このすのこ1枚の重さは 13kg ぐらいあるので、よほどの強風でも舞い上がることはないだろう。

 高さ 80cm のところに 2x4 材で手すりを、シンプソン金具などを使ってつけた。図面では高さ 40cmのところに、板をわたすことになっているが、やり残した。今後時間を見つけてつけることにした。
 部屋の掃き出しから 2坪ほどのデッキが広がったので、小屋が広くなった感じである。 デッキの上に立つと樹々の間を抜けてくる風と木漏れ日が気持ちよい。もう帰宅する時間が迫っていたので、ビールを飲むわけにはいかなかったが、デッキの上でくつろぎは至福のときになるにちがいない。
 ブロック積みをしてくれた左官屋さんが立ち寄って、「なかなかいい具合に作りんさったな!」と地元言葉で誉めてくれた。

 今年に入って、2つのデッキができた。ゲレンデ側のデッキは、自宅でパーゴラを作る前に使っていたタープを立てた。なにか作業をするときには少々の雨なら大丈夫なので、便利であるし、バーベキュー・スタンドも置いて使える。 
 今回の夕食は、床下から放り込んでいたBBQ スタンドを引っ張り出し、炭火でイチロー御用達の羽淵精肉店で買った但馬牛を楽しんだ。
 廃材を燃やした跡で、久しぶりのファイアも楽しんだ。空には星が瞬きだしたが、悲しいかな星座はほとんど分からない。ニンテンドーのDSとソフト「星空ナビ」を手に入れて学習しないと孫にかっこわるいかもしれない。
但馬牛:クリックすると大きな写真になります久しぶりのファイア:クリックすると大きな写真になりますジャノメチョウ::クリックすると大きな写真になりますシロヨメナ:クリックすると大きな写真になります


 翌日、ながしで食器を洗っていると、ジャノメチョウが飛び込んできて網戸でバタバタとしていた。
 農道から小屋に続く雑草には、誰かが種を蒔いたのではないかと思うほどシロヨメナが群生して白い花をつけている。踏みつけるに忍びないが、よけては小屋にたどり着けない。


(追記:2009/6/30)二週目の早朝、デッキの製作も目途がついたので、久しぶりに小鳥の音録りをしてみた。
自宅に帰って、増幅し、いつもお世話になっている「ことりのさえずり」サイトを参照して聞こえてくるさえずりの同定をしてみたが、どうにも判断がつかない。お手数をかけるので申し訳なかったが、いつも親切に教えてくれるサイトのオーナにメールを出した。
 お忙しい中、以下のような暖かい返信をいただいたので、引用させて頂いた。ありがとうございます。
 上のプレイボタンをクリックするとさえずりが聞こえてくるはずです。

 さてさて...音声ファイル聞いてみました。

>朝、6時頃小屋の近くで鳴いていました。 前に教えて頂いたイカルかもと思ったりしますが、ヒガラにも似ているような気がします。
キビタキかな?と思います。オオルリっぽいところもあるのですが、オオルリ だとはいる「ジジッ」がないので、キビタキ!に1票。(^^ゞ
姿を見られるといいですね!黄色いのが、枝の中ほどからちょっと上あたりを 移動しながらさえずっていると思います!

>そのうしろで、ドラミングが聞こえるのですが、これは山鳩でしょうか。
コゲラでしょうか、アカゲラでしょうか...アオゲラとはちょっと違う気がしま す。これも姿を見ないと断言はできないのですが...。

さえずりが、いっぱいですね!私たちはこの週末は八ヶ岳で、クロツグミの歌 を聴いて満足してしまいました。

山の家で、素敵なバードリスニングをっ♪

 キビタキの姿をまだキャッチできていない。いちど、DIY ではなしに、双眼鏡を持ってゆっくりとバードリスニングにでかけようと思う。

2009年5月 6日

隠居の旅:兵庫北部を巡る

 こんな連休しか休めない娘が温泉でも入りたいというので、山小屋 Hütte Hachi に泊まって兵庫県北部にある夢千代日記で有名な湯村温泉の外湯に入りに行くことにした。車の渋滞は覚悟の上である。

出石城趾:クリックすると大きな写真になります出石蕎麦「官兵衛」:クリックすると大きな写真になります 5月3日、渋滞を避けて5号湾岸線を西宮でおり、芦有道路を抜けて西宮北ICから中国道・舞鶴道春日を経由して北近畿豊岡自動車道和田山まで、車は多いものの渋滞なし。
 昼食はちょっと寄り道をして、出石蕎麦を摂ることにした。出石城趾の新緑が眩しい。蕎麦屋は、昨秋友と入ったことのある城趾に近い「官兵衛」が娘も気に入った。自分でわさびをおろした味にも満足していた。

残雪が残る氷ノ山:クリックすると大きな写真になりますタチツボスミレ:クリックすると大きな写真になります 5月3日は日曜日、イチロー御用達の「羽淵精肉店」は休業のはずと思ってこちらで用意してきたのに、連休のためか営業していて娘が残念がった。
 キャンバスの椅子を先日仕上げた小屋のミニデッキに持ち出して、谷間に残雪が残る氷ノ山を眺めながら、缶ビールで喉を潤した。今日は作業はない。
地面に目を移すと、タチツボスミレが一面に可憐な花を開いている。家内と娘は、5月の連休に訪れたときの恒例となっているワラビなど山菜採りに精を出していた。

新「薬師の湯」:クリックすると大きな写真になります荒湯:クリックすると大きな写真になります 翌朝、国道9号線を45分ほど北西に辿って湯村温泉に。
若かったころ、浜坂あたりの海水浴へ行った帰りに、潮を落としによく通った外湯「薬師の湯」へ寄るのに車を駐めた町営の駐車場はガラガラだ。
ところがリンクしたブログにあるように噴出泉の荒湯の前にあった「薬師の湯」は小さな公園に変わっている。周章てた。
立ててある看板をよく読むと昨年、場所を変えたようである。新「薬師の湯」は、夢千代会館と春木川を挟んだ対岸にある。なんと新しい駐車場も隣接している。2時間までなら、無料の利用券が出るらしい。道理で先の駐車場はガラガラのはずだ。
 休日といっても、風呂は朝の9時台では空いている。炭酸水素塩泉という透明できれい湯舟に手足を伸ばした。小さいながらも露天風呂もついている。
 荒湯近くの土産物店で求めた卵を10分ほど高温の噴出泉につるして作った温泉卵を浜坂経由香住までの車の中で頬張った。美味かった。
 この国道178号線は、余部鉄橋の下をくぐり抜けてゆく。休日・好天とあって三脚にカメラをつけたカメラマンが群がっていた。あとで列車で来る予定なので、素通りして一路香住へ。

おまかせにぎり:クリックすると大きな写真になります 香住漁港近くにある三七十(みなと)は、3回目の訪問だ。海水浴シーズンでないので町はひっそりしているが、この鮨屋だけは季節は関係ないようだ。おまかせにぎりを注文すると、この地で獲れた魚を季節に合わせて握ってくれる。ネタを説明してくれるが、覚えきれない。100円回転すしになれている舌には、いかにも贅沢だ。

鎧の入り江:クリックすると大きな写真になります 娘の発案で香住←→余部を列車で往復することにしたので、駅にある駐車場に車を駐めた。無料である。
 駅で餘部までの往復の切符を発券してもらったが、発車までは1時間弱ある。歩いて5分ほどの香住浜海水浴場へ行ってみた。昔は整備が行き届かず汚かった海岸も、屋外ステージなどができてきれいな公園になっている。夏には、孫をつれてきてやりたいと思う。
 12:42 発の下り普通列車(気動車)に乗ると 11 分で餘部に着く。途中は、という日本海の入り江を断崖の上から望む駅がある。入り江の上には、ロープにつり下げられた鯉のぼりが海風に泳いでいた。
余部鉄橋_2.jpg 餘部からの帰りは、13:33 発の城崎行きの上りに乗る予定なので持ち時間は40分ほどしかない。鉄橋下の国道 178 号線まで急な坂道を往復するのはつらい。
 そこまでネットで調べていなかったが、カメラを構えた人によると、13:00 頃に下り特急「はまかぜ」が通過するらしい。駅近辺にとどまって写真を撮ることにした。どうせならと、CanonIXY9000IS で動画を撮ってみることにした。これなら音声も録ることができる。
左の画像をクリックすると動画がダウンロードされ、WindowsMediaPlayer で再生されるはずです。

 香住でカーナビを「自宅に帰る」にセットすると到着予定は 18:00 になっている。まあまあのリーズナブル旅行に満足しながら車を走らせると、この連休同じようにドライブを楽しんだ人たちが多いのか、あちこちで渋滞に巻き込まれてしまった。やっとのことで自宅にたどり着いたのは、20:00 を過ぎていた。

  

2008年9月 7日

Hütte:Hachi :近辺ドライブ、余部鉄橋・玄武洞・出石

 今は埼玉に住むHütte:Hachi の元のメンバーと20年ぶりに山小屋ですごした。例によって、羽淵精肉店で求めたカルビとロースの炭火焼きでもてなした翌日は、ご希望の余部鉄橋と豊岡の玄武洞をドライブすることにした。

 余部鉄橋は 1986 年にお座敷列車が日本海からの突風にあおられ、客車が橋脚から落下した事故で全国的に有名になっている。現在は、ほとんど同じ位置に鉄筋コンクリートの橋脚工事が進められている。
クリックすると大きな写真になります 香住から鳥取に向かって国道178号線をたどると正面に赤い鉄橋が見えてくる。ワゴン大型タクシーが道ばたに停まっている。そのお客さんらがもうすぐ稲刈りを迎えると思われる田んぼのあぜ道から眺めている。われわれも路肩に駐車して、見物することにした。
 あぜ道に三脚を立てた。1時間に一本くらいは列車が通るだろうと ピーヒョロロとトンビがのどかに鳴くのを聞きながら、列車の来るのを待った。15分くらいすると右側(城崎・豊岡方面)から、2両連結の気動車が橋を渡ってきた。
DSC_0089.JPG 国道178号と鉄橋と交差する真下あたりに無料の駐車場があり、観光バスが2台停まっている。海岸の防波堤横には小さな公園もトイレもあり、観光スポットになっているのだ。そこで、また三脚を立てて列車を待ったが、次の通過は1時間以上も先であることが案内板の下にある時刻表で分かった。折角行くのだから、もう少し下調べをすべきであった。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 昼近くになったので、パートナーがネットで調べてきていたすし屋「三七十鮨(みなとずし)」で昼食を摂った。美味かった。下調べは必要なのだ。
 前の漁港にはイカ釣り船が停泊していたが、今晩も漁に出るのだろうか。



 職業柄道路に詳しいパートナーの案内にしたがって、カーナビにはまだない「香住道路」を通って、豊岡へ。
 円山川の左岸は竹野海岸や日和山パーク、城崎温泉への行き帰りにかなりの回数を走ったことがあるが、玄武洞のある右岸は走ったことがない。このあたり、コウノトリでも有名なところである。玄武洞に向かう車の窓から、大きな鳥が2羽舞っているのが見える。真っ白ではなかったから、ひょっとしたらコウノトリだったかもしれない。

クリックすると大きな写真になります 玄武洞公園は無料である。無料の駐車場から、玄武岩を敷いた急な坂道は、厳しい残暑の中で堪える。
 地質学なんては疎くて専門語で説明を受けてもさっぱり分からないが、柱状節理・板状節理の岩石は、そうそうは見られないものに違いない。できている洞は、人々が玄武岩を採掘した跡らしい。庭の踏み石にしたら、ちょうどよいと思われる。ひょいと担いで帰るには余りにもひとつずつが重量がありそうだが。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります このまま伊丹空港に行くには早すぎるので、出石に寄り道をすることにした。出石は最近の市町村合併で豊岡市となっている。出石そばを食べにいったくらいでゆっくりしたことはない。鉄砲町にある公営の駐車場(¥400)にいれて、蒸し暑い大手門通りをブラブラと。
有名な時計台の辰鼓楼の下の掘を若い二人連れが覗いていた。この町は若い観光客が多い。
 観光にかなり力をいているらしく、駐車場では「出石散策絵図」という良くできた地図をくれたり、整備も行き届いている。丹波篠山と同じような感じである。

 厳しい残暑のなかを出石城趾本丸への石畳を登ったりしたので、喉が渇いた。家老屋敷跡にある洒落た喫茶店のアイスコーヒで喉を潤した。

ハチ高原近辺私的観光地図に掲載 

2008年2月18日

隠居、厳冬の山小屋で遊ぶ

 息子・娘夫婦の子供たち、つまり私にとっての孫たちが、雪で遊ぶことを楽しむ歳になった。昨年は暖冬で行く機会がなかったが、今冬は十分すぎるくらいの積雪となった。

 札幌オリンピックの後の1972年頃に、大学時代キャンプカウンセラーだった仲間8人で建てたラビットハウスは、今はDIY好きの二人が小屋の修繕を楽しむための共同所有になっている。孫のためにというのが大義名分である。

クリックすると大きな写真になります 息子・娘は、その小屋でスキーの楽しさをおぼえた。子供達にも教えたいらしい。小屋を建てた頃の交通の便や施設に比べれば、今は格段に良くなっているが、豪雪だけはいまも難儀である。山小屋への入り口へは、ゲレンデから 20m ほどの距離を下るだけであるが、誰も踏んだことのない雪が、150cm ほど積もっている。昨年使う機会のなかった、ネットで手に入れていた Snowshoe を長靴につけて歩いて下りると、メタボの私の体重でも20cm ほど沈むだけである。これは良い買い物だった。いつも足が太ももあたりまで沈んでしまうこの 20m ほどのラッセルは息の切れるアルバイトだったのだ。

 実は、この Snowshoe を求めたのは、スキーももう危険を感じ始めていたので、これを履いて雪の多いときに周辺を歩いて写真でも撮ってみたいとおもったからだ。今回は、ずっと雪が降り続いたのでやめにした。

クリックすると大きな写真になります 山小屋の楽しみは、自炊さえいとわなければ食事を豪華に(?)できることである。多くの場合、養父市の9号線沿いにある小さな精肉店(羽淵精肉店)で、焼き肉用の肉を買っていく。今回は多少たくさん買ったので、100g1250円のサーロインステーキの端が残っていたのをサービスしてくれたらしい。雪遊びに腹を減らした孫がパクついていた。隙間だらけの小屋なので、部屋の中で炭火を使ってもあまり問題はない。

クリックすると大きな写真になります 16日の午後から降り止まない雪の中、久方ぶりにチェーンを巻いて、山を下りた。高速道路でも落ちなかった車の屋根の雪が翌朝まで残っていた。この時期の高速道路は、冬用のタイヤ装着規制をするところが増えている。1年に何回も必要ではないが、スタッドレスタイヤはこの時期の必需品なのかもしれない。  

2007年6月25日

梅雨の山小屋

 共同で管理しているパートナーに時間ができたので、雨が予想されたが出かけることにした。目的は屋内の補修作業である。この頃は、地方にもホームセンターやスーパーなどが集結した大きなショッピングセンターができたので、ほとんど手ぶらで出かけられる。昨秋、思い切って瓦棒の屋根を葺き替えたので強い雨が降っても雨漏りの心配はなくなった。簡易水道も順調だ。パートナーもDIYが好きなので、二人で行くといろいろと修繕ができる。修繕だけで新しい試みはなかなかできないが。ちょっと贅沢に9号線関宮に古くから有名な肉屋(羽淵精肉店)で焼き肉用牛ロースと手羽先を求め、メタボも忘れ腹一杯食した。 
クリックすると大きな写真になります 翌早朝、快晴である。夏至ともなるとこの谷間でも日の出が早い。カメラをぶら下げて小屋周辺を散策した。ウグイスの鳴き声に混ざって、モズと思われる鳥のさえずりが聞こえる。(録音に失敗したので、このさえずりはことりのさえずりという素晴らしいサイトからもっとも似ていると思われるさえずりを拝借させてもらいました。)  スキーリフト用のワイアにとまっていた鳥はモズだと思うのですが。


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 小屋の周りは、薄い青色をしたハルジオンが繁茂している。農道の脇には、ウツギやトリアシショウマの白い花が昨日の雨に打たれて垂れ下がっている。雪があるときにはゲレンデとなる日当たりの良い坂地にアカツメクサやノアザミが紫の花をつけている。
 どのような経緯でこのような田舎に生えているのか、アスファルト舗装した道路の側には、オオキンケイギクと思われる黄色い花やシレネ・ディオイカと例によって K's Bokkshelf の「この花の名前は?」掲示板で教えてもらった青い花が咲いていた。小屋近くでは、ドクダミがかたまって咲いていたり、スイカズラの白い花が密やかに咲いている。
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クリックすると大きな写真になります 小屋のすぐ側の農道で、モンシロチョウかスジグロシロチョウか、翅を開いて朝日を浴びていました。昨日の雨で羽が濡れたのでしょうか?