このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Atelierで“ロングテール”が含まれるブログ記事

2012年1月 1日

謹賀新年:今年もよろしくお願いします


   頌春

 昨年夏に満年齢古希を迎えましたが、歩ける間はと、鳥を追っかけています。
 撮った写真を恐竜の尻尾の先ぐらいのところ(ロングテール)で続けているこのブログに載せています。 同年齢二人(Studio YAMAKO :蝶と国内・海外旅行の写真集、Masajii's Blog :他分野にわたる読書記録と紀行文)とのコラボ・サイトでもあります。

 
カシラダカ;クリックすると大きな写真になりますシロハラ;クリックすると大きな写真になりますアトリ;クリックすると大きな写真になりますイソヒヨドリ;クリックすると大きな写真になります
カシラダカ:野々井(堺)
1/4/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO250 1/800s F5.6
トリミング
シロハラ:甲斐田川(堺)
1/6/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO2500 1/800s F5.6
トリミング
アトリ:庭代台公園
1/16/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO450 1/1000s F5.6
トリミング
イソヒヨドリ♂:檜尾・和田川(堺)
1/21/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/800s F5.6
トリミング
オオバン;クリックすると大きな写真になります ホオアカ;クリックすると大きな写真になります シメ;クリックすると大きな写真になります オオタカ;クリックすると大きな写真になります
オオバン:大阪狭山池
1/23/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO720 1/1000s F5.6
トリミング
ホオアカ:野々井・和田川(堺)
1/28/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1100 1/1000s F5.6
トリミング
シメ:桃山台(堺)
1/31/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO720 1/1000s F5.6
トリミング
オオタカ:野々井(堺)
2/2/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1000 1/800s F5.6
トリミング
アオジ;クリックすると大きな写真になります ツグミ;クリックすると大きな写真になります シロハラ;クリックすると大きな写真になります 冠羽を立てたヒバリ;クリックすると大きな写真になります
アオジ:野々井(堺)
2/11/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/800s F6.3
トリミング
ツグミ:荒山公園(堺)
2/17/2011
Nikon D90
Σ120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/800s F5.6
シロハラ:東谷池(堺)
2/19/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1800 1/800s F5.6
トリミング
冠羽を立てたヒバリ:野々井(堺)
2/21/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO450 1/800s F5.6
トリミング
エナガ;クリックすると大きな写真になります 白梅にメジロ ジョウビタキ雌;クリックすると大きな写真になります イカル;クリックすると大きな写真になります
エナガ:桃山台公園(堺)
2/24/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1000 1/800s F5.6
トリミング
アオジ:美木多上(堺)
2/27/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO250 1/800s F5.6
トリミング
ジョウビタキ雌:三木閉(堺)
3/6/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/800s F5.6
トリミング
イカル:野々井(堺)
3/25/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/750s F9.5
トリミング
キンクロハジロ;クリックすると大きな写真になります ヨシガモ;クリックすると大きな写真になります カワウ;クリックすると大きな写真になります アカハラ;クリックすると大きな写真になります
キンクロハジロ:泉ヶ丘大蓮池(堺)
3/28/2011
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO400 1/750s F5.6
トリミング
ヨシガモ:賀茂川(京都)
2011/4/9
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO720 1/750s F5.6
トリミング
カワウ:尾美濃池(堺)
2011/4/12
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO900 1/750s F5.6
トリミング
アカハラ:桃山台公園(堺)
2011/4/28
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO3200 1/1000s F5.6
トリミング
オオヨシキリ;クリックすると大きな写真になります カワラヒワ;クリックすると大きな写真になります カイツブリの親子;クリックすると大きな写真になります バン:美木多上;クリックすると大きな写真になります
オオヨシキリ:大庭寺(堺)
2011/5/5
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/1000s F5.6
トリミング
カワラヒワ:桃山台公園(堺)
2011/5/13
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO2500 1/1000s F5.6
トリミング
カイツブリの親子:摺鉢池(堺)
2011/5/25
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO900 1/750s F5.6
トリミング
バン:美木多上(堺)
2011/5/26
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO900 1/1000s F5.6
トリミング
ツバメ;クリックすると大きな写真になります キジ雌;クリックすると大きな写真になります ウグイス;クリックすると大きな写真になります 黒いカワラバト;クリックすると大きな写真になります
ツバメ:野々井(堺)
2011/5/31
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO640 1/1000s F5.6
トリミング
キジ雌:鉢ヶ峯(堺)
2011/6/6
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO3200 1/1000s F5.6
ウグイス:鉢ヶ峯(堺)
2011/7/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO500 1/1000s F6.3
トリミング
黒いカワラバト:美木多上(堺)
2011/7/23
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO450 1/750s F6.3
ダイサギが小魚をキャッチ;クリックすると大きな写真になります ゴイサギ幼鳥(ホシゴイ);クリックすると大きな写真になります シジュウカラ;クリックすると大きな写真になります ジョウビダキ;クリックすると大きな写真になります
ダイサギが小魚をキャッチ:高野川(京都)
2011/8/17
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1800 1/750s F6.3
トリミング
ゴイサギ幼鳥(ホシゴイ):松池(堺)
2011/10/3
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO3200 1/750s F6.3
トリミング
シジュウカラ:桃山台(堺)
2011/10/8
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO640 1/1000s F6.3
トリミング
ジョウビダキ:大森(堺)
2011/10/31
Nikon D90
ΣAPO50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO1250 1/750s F6.3
トリミング
キセキレイ;クリックすると大きな写真になります ハシビロガモ;クリックすると大きな写真になります カワセミ;クリックすると大きな写真になります キジ;クリックすると大きな写真になります
キセキレイ:尾美濃池(堺)
2011/11/30
Nikon D90
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO450 1/750s F6.3
トリミング
ハシビロガモ:尾美濃池(堺)
2011/12/5
Nikon D90
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO200 1/750s F6.3
トリミング
カワセミ:筆池(堺)
2011/12/12
Nikon D90
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO900 1/750s F6.3
トリミング
キジ:美木多上(堺)
2011/12/21
Nikon D7000
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO800 1/800s F9.0
トリミング
ホシハジロとコガモ;クリックすると大きな写真になります モズ;クリックすると大きな写真になります マガモ;クリックすると大きな写真になります セグロセキレイ;クリックすると大きな写真になります
ホシハジロとコガモ:咄池(堺)
2011/12/26
Nikon D7000
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO800 1/800s F14.0
露出補正 -1.0
トリミング
モズ:三木閉(堺)
2011/12/23
Nikon D7000
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO6400 1/1000s F6.3
露出補正 なし
トリミング
マガモ:松池(堺)
2011/12/5
Nikon D90
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO200 1/750s F9.5
トリミング
イソシギを追い払うセグロセキレイ:和田川・檜尾(堺)
2011/12/28
Nikon D7000
Σ50-500mm 500mm
(35mm相当 750mm)
ISO800 1/800s F10.0
トリミング


 昨年もこの泉北ニュータウンで多くの野鳥と出会いました。まだまだ、満足のいく写真はあまりありませんが、なんとかブログに載せることができました。
 動き回れる健康に感謝しつつ、70歳を越えた今年も、野鳥撮影やDIY作業などブログのコンテンツを追っかけるつもりです。
 今年に、どのような新しい野鳥と出会え、DIYの作品を作れるかと期待しつつ、もう少し隠居生活を楽しみたいと思います。
今年も、隠居の生活記録をご笑覧ください。

2010年3月25日

隠居の読書:「強欲社会主義」


強欲社会主義 中国・全球(グローバル)化の功罪 (小学館101新書)
遊川 和郎
小学館
売り上げランキング: 99924
おすすめ度の平均: 5.0
5 日本のメディアでは知り得ない最新の中国の実態を10年余の中国滞在経験と多くの情報パイプを持つ筆者がわかりやすく教えてくれる必読の本です。
5 日本式社会主義(官僚主義)の発展型?
5 「強欲経済」と「国家戦略」の境目
5 中国と付き合う上で必読の書
5 発評論

 このところ、Google の中国撤退が喧伝されている。この報道を聞いて、最近読んだ「強欲社会主義」(中国・全球化の功罪)遊川和郎著)を再度開いてみる気になった。
 この本によれば、中国のネット人口は3億3800万人(2009年6月現在)で、一昨年にアメリカを抜いて世界一になったそうだ。巨大市場である。Gogle は、この巨大市場から撤退するというのだから、よほど当局の情報管理に腹を据えかねたのだろう。ちょっと企業哲学が違うと思う Microsoft はそれをチャンスとみているようだが。
 中国でのネット利用は、チャットや掲示板が多いようであるが、個人ブログ開設者も多く、過去半年(2009年後半?)の間に更新した人は1億人を超えているらしい。ロングテールにいる人々の意見も、情報として取り込めるようになっているのだ。
 しかし、ここにも当然、情報統制が働いているようだ。2006年に開設された新興のブログサイト「牛博網(Bullog.cn)」には、リベラルなブロガーが名前を連ねていた。このサイトへのアクセスが2009年1月に不能になった。理由については、著者は以下のように記している。
 2009年1月、「牛博綱」へのアクセスが不能になった。同時期、91のウェブサイトが「猥褒」「低俗」といった理由で閉鎖されていたが、サイト主宰者の羅永浩は「牛博」 については政治的理由であることを示唆している。前年12月10日付で303名の知識人らが実名で政治体制の民主化や国民の人権状況改善を訴える「零八憲章」を発表していたが、サイト内に同憲章に署名した知識人のブログのあったことが「政治的に有害な情報を流布Lているとされた」とされたもの見られている。その後米国のサーバーに移して「牛博国際」として両スタートしたか、中国からのアクセスはできなくなっている。このような、政治的に問題視されるサイトが突然閉鎖、アクセス不能、といった現象は特に珍しいことではない。

 このように、ネットでの情報管理一つを見ても、政府の体制を崩すような報道は封鎖してしまうらしい。そのような報道管制のもとで育った中国の新人類「80后(バーリンフォー)」はネット世代でもあるが、愛国主義者が多いらしい。先ほどの Google 撤退ニュースにでてくるインタービューでも、当然といった反応が多かった。この「80后」や「鳥の巣世代」については、この著書に、いささか引用が長いが次のような記載がある。
 2008年の北京五輪を経て「80後」にはさらに「鳥の巣世代」「聖火世代」といった呼び方が加わった。「鳥の巣世代」とは、北京五輪のメイン会場「鳥の巣」からとった呼称で、四川大地震や北京五輪でのボランティア活動、また聖火リレーで見せた愛国的な団結がその特徴で、「80後」につきまとう「自己中心」「政治に無関心」といったイメージを変えたことで、異なる呼び方が与えられるようになった (「聖火世代」も同様)。
  「鳥の巣世代」は中国の貧しかった時代、政治に翻弄された時代を知らない。かつてのような西洋崇拝や卑屈なところがないどころか、自尊心が強く自分たちが下に見られたと感じると強烈に反発する。チベット騒乱に関する西側の報道と聖火リレーが海外で妨害を受けたことはこの世代を刺激した。国内では「反CNN」サイトが立ち上がり (開設者は清華大学卒業の23歳)、「歪曲、偏向報道が中国の名誉を汚している」と例証して訴えたところアクセスが殺到、またCNNキャスターは中国人を侮辱する発言をしたとして公式謝罪に追い込まれた。
   また海外では、聖火リレーを妨害行為から守ろうと留学生を中心に沿道に大量集結していた光景は記憶に新しい。中国国内ではさらに、フランスの小売り大手カルフールの不買運動の呼びかけがメールで広まった。「カルフールの大株主がダライ:フマ十四世に寄付をしている」といったデマが流布したためだが、それを信じた行動もさることながら、妨害に憤り、ネットは不買運動を「愛国的な行動」「支持する、称賛したい」とする意見一色となったところに、この世代の怖さもある。国際社会の善意に基づく意見も冷静に受け入れられず強く反発する。
「鳥の巣世代」は自分たちがこれまで生きた時代(改革開放)を肯定し、その政権である中国共産党を熱烈に支持する一群であり、文化大革命に熱狂した紅衛兵とある意味通底するところがある。1919年の五四運動的な愛国行動に酔いしれる若者の行動に西側諸国は、異質さやある種の不気味さを感じるのである。『中国青年報』の調査によれば、この世代を表わすキーワードとして「自信」が第一位になったという。良くも悪くも挫折を知らず、自分や国家に自信が溢れているのである。

 中国は100年遅れてやってきた大国であるといわれる。どうやら、日本の「坂の上の雲」時代と共通する部分が多いらしい。そのように、最近の中国の動きをみていると頷ける部分が多い。

 著者は中国が鉱物資源を獲得するためのアフリカへの進出行為を例にあげて、
 ここまでしつこく中国、中国人の外に向かう動きを見てきたが、その何が問題なのか、次のように整理できるだろう。一つは、資源獲得のように企業行動の形をとりながら背後に国家の影を感じる不気味さ。二つ目は逆に国が相手国へ援助しているはずであるが、現地の主役は中国企業で、その実体は経済活動にすぎないこと。三つ目に、外に向かった経済行為の凄まじさであり、実利のためには手段を選ばないことである。
---中略----
 さらに言い換えれば「実利のためにはなりふり構わない」というあけすけな行動様式のことである。本来、そうしたバイタリティは賞賛されるべきことも多く、それが経済成長を実現した大きな原因の一つであろう。しかしその貪欲さ、旺盛な行動力、生命力、あるいは独特のビジネス手法が国際社会や現地の秩序を撹乱し、各所で「和諧」(調和)が困難を生じていることに世界は困惑し、どう向き合えばよいのかを模索しているのである。移民といえば犯罪など治安悪化といった問題を連想するがそうではない。譬えて言うならば繁殖力の旺盛な新しい種が元からある生態系を破壊しているということだろうか。つまり中国が外に向かうことで地球全体の生態系を変えているのではないかということだ。
 私はこの記述を読みながら、琵琶湖の生態系を乱しつつある繁殖力の強いブルギルを思い出していた。日本の生態系が、強欲社会主義に乱されないようにしたいものだ。

 何となく理解していたと思っていた中国を、この著者は現実の動きの詳細や数字をあげて説明しており、彼らの行動の本質を理解する上で多いに参考になっている。

 余談だが、彼らがネットで利用するサービスのトップは、音楽(MP3)ということになっているが、私がLive365 に開設している Jazz 専門局 Radio Senboku  へ、people's republic of china の過去1ヶ月間での訪問は、たった一人で、約7分間チャネルを合わせていたようだ。アクセスがあるということは、体制にとって好ましくない音楽ということにはなってなさそうだ。ただ、Jazz のように退廃した文化には、彼らは興味はないのだろう。 

2006年8月20日

隠居部屋への訪問者は??

 あまり取り柄のない私のサイトをそれでも1日30~40人の人たちが訪問してくれているようなので、どのような訪問者なのか知りたくなったのとまだまだ先のことと思うが丁度節目の1万人目のアクセスは誰かを特定したくて、そのような方法を調べてみることにした。
analog01.gif サーバーをレンタルしている lolipop のサービスにアクセスログ解析がある。このサービスは Analog というアクセス解析ソフトを使っており、どのようなURLからアクセスしてきているかや、screenshot でご覧いただけるように検索サイトで入力した[litebox, DIY・・]といった語句の頻度がレポートされる。検索サイトからの訪問者はDIYerが多いのか「DIY]や「手作り」などの検索単語が多い。ロングテールの端っこの先に位置していると思う私のサイトにも、Google などの検索サイトからアクセスしてくれているようであり、なかなか興味深い。アクセス・ログの生データも手に入るが、これを処理する能力が必要だ。ただ、アクセスログ解析は昨日までのものでありタイムラグがある。
 blog のカスタマイズなどいつも有用な手法を丁寧に紹介してくれる小粋空間」さんが、<バナー広告不要・アクセス解析ツール「Research Artisan」>というエントリーで、フリーのアクセス解析サービスを紹介されている。この「Research Artisan」に私も早速登録した。Altizan01.JPG小粋空間」さんもメリットして挙げておられるように、このサービスではアクセス解析情報をほぼリアルタイムに取得することができるので、節目の1万人目のアクセスは誰かをタイムラグなく特定できると思われる。「Research Artisan」 では、アクセスをしてくれる人が使っているブラウザはもちろんのこと設定している解像度まで解析してくれる。私は歳をとって眼が衰えてきているので解像度は 1024X768 に設定しそれにあわせてエントリーを編集しているが、ノートブックPCなのか1280X1024 で設定しておられる方も多いようだ。エントリーの編集もそのことを知っていないと画面が崩れてしまう。これはなかなか有用な情報である。その他に、昨日のアクセス内容をメールで送信してくれるサービスもある。また、こちらもアクセス・ログの生データが手に入る。「Research Artisan」は、screenshot でもお分かりのようにレポートのデザインもすっきりしている。
 

2006年6月10日

MTBigTemplateWindow

 2006年の4月5日に、What Is New? のエントリーを個別エントリーではなくテンプレートにした。それ以降HPに手を加えるに従って20回近くにわたって、このテンプレートの内容を書き換えている。何か他に良い方法がないか模索していたときに、「小粋空間」で紹介されているLee, Joonさんという韓国の方が作られたBigTemplateWindowというプラグインを見つけた。このプラグインをCaramel*Vanillaさんという日本の方が日本語版にされている。今年の1月でMovableTypeのblogは閉じられているが、日本語版はそのまま置かれている。ありがとうございます。
 早速このプラグインを導入し、"What's New?"ページを編集した。今までと違ってHTMLタグが簡単に使えるので重宝する。本来の目的はMTタグを使いやすくすることだと思うが。トロット夫妻が作ったMovableTypeは多くはロングテールに属する様々な人々によって時々刻々進化している。Japanese WOM(Write Only  Member in Japanese:私の造語)では、この世界では置いてきぼりを食うようである。

2006年5月18日

隠居部屋の「ウェブ進化論」

 久しぶりに本に没頭した。梅田望夫さんの「ウェブ進化論」(ちくま書房)である。リタイア後にHow To本以外で寸時を惜しんで読んだ本はこの本くらいかもしれない。サラリーマン現役時代は某製薬会社の情報システム関連の仕事をしていた。パソコンが勃興を始めたころから激動の10年程度である。そのころ肌に感じていたITの潮流とその後の変化が見事に描かれ、文中にもあるが「ふーん、そうだよね!」とうなづきの連続であった。ITの世界はDog Yearといわれるくらい変化の激しい世界であるが、その動きはムーアの法則とともに今も続いていいるらしい。だから、ITに携わりだしてからの時間は、物理的にはあまり長くないのにずいぶん長年やってきた感じがしている。

dog year

情報技術分野における革新のスピードを表す概念。通常 7 年で変化するような出来事が 1 年で変化すると考える。〔人間の 7 年が犬の 1 年に相当することから〕

 この本で筆者は、Googleビジネスを通してインターネットをマイクロソフトが代表する「こちら側」とグーグルが代表する「あちら側」に区分して現状をとらえ未来を予測している。
 Googleは「ハーバード大学の生物学科を卒業しエール大学の医学部をでた本職は脳神経外科医のジム・リース(Jim Reese)という人物を運用部門のトップに据えて、オープンソース・プロジェクトから生まれたリナックスLinux)サーバーを1万台以上使ったシステムであるという。そのあたりに、Googleの「あちら側」文化が現れているように思う。
 この本には、Googleが行っている様々な事業が紹介されている。その一つにというかビジネスの中心となっているアドセンス(AdSense)という事業がある。あまり贅沢をしなければ生活をしていけるだけの年金で暮らしているのでお金を稼ぐという意欲はもうないが、技術的な興味で登録してみることにした。また、この本の中に「恐竜の首」と「ロングテール」の話が出てくるが、私もGoogleのロングテールの一番先っぽくらいに位置することにしたのである。
 ふつうの人よりは少し早い時期にMP3の楽曲をダウンロード(DL)して収集するようなことをしてきたが、Copy Rightを頑なに守ろうとする「恐竜の首」派のレコード会社などに疑問を持っていたので、広く安く公開することで愛好者が広がるというロングテール派の考えは「あっ、それそれ」というような感じであった。歌手のJanis Ianは、DLをフリーにしている。決してロングテールに入る歌手ではないが、私は彼女にAgreeする。
 インターネットという「不特定多数無限大」の人たちの一人である自分も、インターネットが次世代に移行してきているのを実感している。インターネットがあるから、そしてそれがどんどん進化するから、リタイア後も社会からの疎外感なしに生きていられるのではないかと思っている。
 今年に入って自らのブログ・サイト作りにフローな時間を費やしているが、つぎのような梅田さんのブログのとらえ方に、また「ふーん、そうだよね!」と頷いている。
ブログ 「知的生産の道具」 
  1. 自系列にカジュアルに記憶でき容量に事実上限界がないこと。
  2. カテゴリー分類とキーワード検索ができること。
  3. 手ぶらで動いていても(自分のPCを持ち歩かなくても)インターネットへのアクセスさえあれば情報にたどりつけること。
  4. 他者との間で知的生産の創発的発展が期待できること。


 インターネットの世界が今どうなっているのか関心のある方に是非お勧めしたい一冊である。