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Atelierで“新幹線”が含まれるブログ記事

2016年9月14日

隠居の旅行:蓼科温泉、北八ヶ岳ロープウェイ (2)

朝食後、ホテルのバスで、北八ヶ岳ロープウェイの乗り場まで送ってもらって、100人のりというロープウェイで標高2237mという山頂駅まで上った。乗っているのは、7分ほどである。上は思っていたほど寒くはなく、30分ほどで散策できる坪庭を散策した。坪庭というのは八ヶ岳最後の噴火で出来た溶岩台地で、溶岩の隙間にハイマツが生育し、ところどころに高山植物が咲いている。
 途中で少し霧がかかったりして景観が隠れることがあったりしたが、天候はおおむね良好で高山の散策をたのしんだ。
 頂上付近のベンチが置いてある庭で、老人がなかなか上手なハーモニカを吹いていた。横に座る老妻と思える女性が、ハーモニカに合わせて「ふるさと」などの唱歌を歌っている。ここまで、ハーモニカを吹きに来たのだろうか。最後に吹いていた「アメージング・グレース」を聞きながら、この老夫婦の生活を思いやった。

 帰途の列車は、往きの順路を引き返すのだが、特急「しなの」が多治見駅で停車したまま動かなくなった。しばらくしてのアナウンスによれば、名古屋駅近くで信号機の故障があったとのことだ。約1時間ほどして、修復したとのことで動き出した。新幹線との乗り換えは、名古屋駅の窓口で振替指定をしてくれるという。予定より1時間20分ほど後の「のぞみ」で無事大阪に着いた。

北八ヶ岳ロープウェイ・坪庭自然園散策

;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
山麓駅
標高1,771mである。山頂駅から八ヶ岳をトレッキングするのか山ガールたちが準備をしていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
69.0mm 絞り優先 1/60s f9.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ロープウエィから -1
山麓駅の向こうに八ヶ岳の眺望が見えるはずなのだが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
72.0mm 絞り優先 1/100s f8.0 ISO100 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ロープウエィから -2
中央アルプス方面の眺望。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
66.0mm 絞り優先 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ロープウエィから -3
下りのロープウェイとすれ違う。下は冬場はスキー場のようだ。歩行の登山路も見える。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
61.0mm 絞り優先 1/180s f8.0 ISO160 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
山頂駅付近
標高は2200m以上だ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
41.0mm 絞り優先 1/100s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
坪庭散策路入り口
木道などで整備されている。多少の上り下りはあるが、普通の靴で散策ができる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
40.0mm 絞り優先 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
坪庭の多くはハイマツで覆われている。
覆われたハイマツの間に、高山植物の花がさいている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先 1/60s f8.0 ISO160 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
シラビソ?の林
散策路の近くにはシラビソ?の林がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先 1/60s f8.0 ISO100 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
シラビソ?の林 2
シラビソの寿命は短く、100年ほどで集団枯死することもあるという。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先 1/60s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
頂上駅ちかくのシラビソ?の林
立ち枯れしている樹々が多く見られる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/80s f9.0 ISO200 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ヤマハハコ
散策路脇に生えている。ボタニックガーデンには「山地から亜高山の日当たりがよくて、やや乾燥気味の礫地に生える」とある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/80s f9.0 ISO200 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。
2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
オトギリソウ
散策路脇に生えていた。ピンぼけですが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/80s f9.0 ISO200 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ハクサンフウロ
この花には、小さな虫が吸蜜にきていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先 1/250s f7.1 ISO320 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
アキアカネ
頂上駅付近でたくさん飛んでいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先 1/250s f8.0 ISO800 露出補正 +0.3


2016年9月11日

隠居の旅行:蓼科温泉、北八ヶ岳ロープウェイ (1)

毎年、9月最初の土・日には、ロテ研(露天風呂研究会)という少々ふざけた名前の集まりで、温泉地を訪れる企画がある。昨年は、能登の和倉温泉を訪ねたが、今年は長野の蓼科温泉である。
 この集まりは、某情報サービス会社の全国ユーザー会役員のOBと現役がメンバーで、東京・名古屋・大阪と居住地は分かれている。私は数の少ない大阪組の一員である。
 今回は大阪組の他のメンバーが、他の用事との関連もあって、東京からの参加となり、私一人大阪から現地に向かうことになった。集合場所の茅野駅までは、新大阪→名古屋(新幹線)、名古屋→塩尻(特急しなの)、塩尻→茅野(特急あずさ)の列車旅である。久々の一人旅にくつろいだが、名古屋駅での乗り換え時間があまりない。駅で駅弁と買おうと思っていたが、ホームの売店でサンドイッチと缶ビールを求めて、中央本線特急しなのに飛び乗った。
 スマホのアプリ Altimeter で確認すると、記録はしていないので不確かだが、名古屋駅の海抜10mくらいから、中津川、木曽福島、塩尻と進むに連れて、標高は 1000m を超えてどんどん高くなる。この急こう配を「しなの」は右左に揺れながらモーター音を高めて進んでいく。特急「しなの」は、Wikipedia によると<制御付き自然振り子方式の383系>という形式らしい。
 もう50数年も前に「ちくま」という大阪駅発の夜行列車で、信州までスキーに出かけたことを懐かしく思い出していた。夜9時ごろ出発して、現地に着いたら朝だったような記憶がある。ずいぶん時間が短縮されたものだ。 新大阪11:03 発「のぞみ」に乗ると、2時過ぎには茅野駅についているのだ。
 特急「しなの」は、8分遅れで塩尻についた。たまたま居合わせたツアーコンダクターさんが言うには、この列車よく遅れるらしい。塩尻駅では、特急「あずさ」が待ってくれていた。1番ホームから4番ホームへ、高架通路を上り下って、飛び乗った。後期高齢者には辛い作業だ。
 茅野駅で集合して、ホテルの送迎バスで八ヶ岳を遠望しながら蓼科高原にある「滝の湯」に向かう。

 渓流沿いにあるというホテルの露天風呂は、残念ながら改修中ということで入れなかったが、大浴場で、久しぶりに手足を伸ばした。
 宴会・二次会での二日酔いだったが、翌早朝ホテル近くを散策してみた。20分ほど歩いたところに大滝があるというので、行ってみたが、落差のあまりない幅15mほどの滝は少々期待はずれであった。
 帰途は、プール平という別荘地やテニスコートあたりに寄り道して歩いてみた。このあたりの別荘は、東京あたりからの車の便もいいのか、日曜日の朝ということもあって、来訪されているようだった。

蓼科温泉滝の湯

;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
蓼科グランドホテル
渓流沿いにあるホテルが宿泊場所。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
31.0mm 絞り優先 1/60s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
蓼科グランドホテル横の渓流
大浴場への廊下横に流れる渓流。
SONY SO-04H
4.2mm プログラムオート 1/32s f2.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
蓼科グランドホテル
ホテル近くの中州から。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
38.0mm 絞り優先 1/200s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。
2016/9/3 蓼科滝の湯
マツムラソウ?
葉が違うように思われるが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
38.0mm 絞り優先 1/200s f6.7 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
サワアザミにオオスカシバ
オオスカシバは蛾の一種である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
223.0mm 絞り優先 1/250s f5.6 ISO2500 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
クジャクソウ?
ちょっと花の数が貧弱なのだが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
62.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
メタカラコウ?
オタカラコウとよく似ているのだが。。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
85.0mm 絞り優先 1/90s f5.6 ISO180 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ハクサンボウフウ
根はクマの大好物だそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
139.0mm 絞り優先 1/200s f5.6 ISO1000 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ミドリヒョウモン♂
このボロボロの蝶の同定はむつかしく、YAMAKOさんにお願いしたらミドリヒョウモン♂だと教えてくれた。。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
175.0mmクロップ 絞り優先 1/200s f5.6 ISO1000 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ジャノメチョウ
よく見ると同じ葉の上に、糸トンボが留まっている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先 1/250s f6.3 ISO800 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
キツリフネソウ
大滝への小道に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
113.0mm 絞り優先 1/125s f6.3 ISO1600 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
ツルフジバカマ
大滝への小道に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
72.0mm 絞り優先 1/80s f5.6 ISO1250 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
キオン
大滝への小道に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
134.0mm 絞り優先 1/160s f6.3 ISO2500 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/3 蓼科滝の湯
大滝
紅葉の時期はきれいだろう。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
69.0mm 絞り優先 1/160s f5.0 ISO6400 露出補正 +1.0


2015年11月15日

隠居の旅:三島・伊豆長岡・修善寺 (2) 修善寺・韮山反射炉・江川邸・三島楽寿園

日暮れ近くになって伊豆長岡の旅館に到着した。この伊豆箱根鉄道の三島ー修善寺の間では、どこを掘っても温泉が出るらしく、いたるところに温泉はあるようだ。
泊まったのは結局4名だったが、普段味わえない温泉と料理はもちろんであるが、若かりし頃の懐かしい話や近頃の健康談義に花がさいた。

翌日は、伊豆箱根鉄道で修善寺まで行って散策し、また伊豆長岡駅に帰ってきて、この度世界文化遺産となった韮山反射炉とこの反射炉築造に深く関わった幕府直轄地の代官であった江川家の屋敷跡を見学することにした。伊豆長岡駅で、1時間契約でチャータしたタクシー(韮山反射炉と江川家への便はバスもなく、他はかなりの距離を歩くしか方法がない)で回ったこともあり、三島駅に帰ってきた時は12時半過ぎであった。
 私の新幹線予約が4時前だったこともあり、駅近くの食堂での昼食のあと、昨夕時間がなくて入園できなかった三島市立公園となっている駅近の「楽寿園」にみんなが付き合ってくれた。ちょうど、第63回楽寿園菊まつりが開催中で、大型盆景として展示されていた「備中松山城」のスケールと豪華さに圧倒された。
 午後4時前に乗った新幹線「ひかり」は、相変わらず外国の方々のツアー旅行と一緒だった。だが、列車内では意外に静かだ。社内販売の女性に「氷だけ売ってもらえませんか」と尋ねると、サービスということで、プラスティック・コップに氷をいれてくれた。携行していたウィスキーの小瓶を取り出してチビリチビリとやりながら、旅の余韻を楽しんだ。

修善寺・韮山反射炉・江川邸・三島楽寿園

;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
伊豆箱根鉄道駿豆線1300系
元西武鉄道101系車両らしい。伊豆長岡駅で修善寺行き
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
58.0m
絞り優先AE 1/125s f6.7 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
日枝神社
根元が一つになっていて、そこを通過できる樹齢800年の「子宝の杉」という木がそびえ立っている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/60s f11.0 ISO500
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
修禅寺山門前
近くの料理屋の人が、菊に水やりをしていた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
35.0m
絞り優先AE 1/125s f11.0 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
金剛力士像
山門にガラス張りの囲いに置かれている。左右を合成写真で。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/60s f4.5 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
修禅寺境内
この寺は、807年に空海によって創建され、当初は真言宗であったが、臨済宗に改宗され、その後北条早雲によって、現在の曹洞宗になったという。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/500s f4.5 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
鐘楼付近
この木は真っ赤に紅葉していた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/500s f4.5 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
独鈷の湯
桂川で病父を洗う少年に心打たれた弘法大師が独鈷(仏具)で川の岩を打ち霊湯を湧き出させ、温泉療法を伝授したと伝わっている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
103.0m
絞り優先AE 1/250s f6.7 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
指月殿
この地で暗殺された鎌倉幕府二代将軍源頼家の冥福を祈り、母北条政子が建立したもので、伊豆最古の木造建築と言われる。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
100.0m
絞り優先AE 1/90s f6.7 ISO400
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
源頼家の墓近くの紅葉
墓の近くは、小さな公園となっている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
100.0m
絞り優先AE 1/90s f6.7 ISO400
露出補正 +0.7
;
2015/11/12 修善寺
支那そばの店
支那そばって昔あったような。修禅寺の近くで。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
100.0m
絞り優先AE 1/90s f6.7 ISO400
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 修善寺
伊豆箱根鉄道3000系車両
修善寺駅で。三島ー修善寺を往復する路線は、駿豆線という。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
53.0m
絞り優先AE 1/200s f9.5 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
韮山反射炉
2015年7月に、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつとして、世界文化遺産に登録された。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
25.0m
絞り優先AE 1/90s f9.5 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
24ポンドカノン砲
韮山反射炉では、鋳鉄製と青銅製の大砲を製造した。青銅製。1門製造された模様。この展示品は、銑鉄製で株式会社木村鋳造所が1998年にレプリカとして製造したもの。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
25.0m
絞り優先AE 1/90s f9.5 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
江川邸から見た富士山
旅行中、殆どは見えなかったが、この時姿をみせた。電線を修復ブラシで消している。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
240.0m デジタルズーム3倍
絞り優先AE 1/500s f9.5 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
江川邸の表門
元禄9年(1696年)に建てられ、文政6年(1823年)に修復され、平成12年に解体修理をしたとある。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
32.0m
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO200
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
キササゲの枯木
一年草豆科のササゲのような莢さやがたれさがる。この木は北条早雲が植えたという、言い伝えがある。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
33.0m
絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
江川邸の土間
奥の方に、パン焼き窯がある。1842年4月12日に、日本で初めてのパン(兵糧用なので恐ろしく硬いパン)が焼かれたとのこと。4月12日は、パンの日になっている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
32.0m
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO200
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
蝶やバッタの写生図
江川英龍は、多彩な余技を持つ文化人で、数多くの書画、詩作、工芸品などを残している。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
30.0m
絞り優先AE 1/10s f9.5 ISO6400
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
屋敷内にある二つの米蔵
明治25年と大正8年に建てられた。内部を展示スペースとしている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/60s f9.5 ISO200
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
山を見まわる時用の籠
英龍は林業もてがけており、自ら山を見まわったという。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/15s f9.5 ISO6400
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 韮山
江川邸の宿り木
桜の老木に、楓と樫の木が生えている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/60s f9.5 ISO500
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
溶岩の間に植えられた菊
一万年前の富士山の噴火で流れでた溶岩が園内のいたるところにある。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/60s f9.5 ISO500
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
10月ザクラ
小さな苗木に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
38.0m
絞り優先AE 1/60s f9.5 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
菊花展入賞作品
このような菊を「管もの」というらしい。関西ではあまり見ないように思う。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
34.0m
絞り優先AE 1/60s f11.0 ISO320
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
韮山反射炉を模した盆景
世界文化遺産への登録を記念している。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
25.0m
絞り優先AE 1/60s f11.0 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
フクロウの模型
左の写真に小さく写っている。生きているみたいだ。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
240.0m デジタルズーム3倍
絞り優先AE 1/250s f11.0 ISO1000
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
第63回大型盆景備中松山城
毎年、このスケールで作製されているようだ。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
38.0m
絞り優先AE 1/80s f11.0 ISO160
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
第63回大型盆景備中松山城 -2
現物の1/2 のスケールらしい。一度行ってみたいと思う。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
38.0m
絞り優先AE 1/80s f11.0 ISO160
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
小浜(こはま)池
池の水は富士山の湧水だが、昭和37年に枯れたが、最近は徐々に回復しているようだ。国の天然記念物と名勝に指定されている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
38.0m
絞り優先AE 1/80s f11.0 ISO160
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/12 三島楽寿園
マガモ♂
万葉の森の小さな池に、数羽が飛来していた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
240.0m
絞り優先AE 1/90s f11.0 ISO6400
露出補正 +0.7
 

2015年11月15日

隠居の旅:三島・伊豆長岡・修善寺 (1) 三島散策

阪神間の高校時代に生徒会(自治会と言っていたが)の同期役員だったものたちの集まりが、全体の同窓会とは別に、年に一回程度続いている。卒業して 55年も経つと、仲間 8人のうち 5名は、関東地方に住んでいる。関東に住む仲間の一人は、事情があって夜に家を開けられないということで、東京から日帰り圏内で集まることにし、宿泊できるものは、温泉でも入ってゆっくりしようということになった。
 それで今回の旅行を企画してくれた仲間が選んだのは、三島だった。新幹線の三島駅には、上りも下りも2時間一本「ひかり」が停まる。東京からの日帰り組もかなりの時間が取れる。
 待ち合わせの12時前、三島の駅は出口が一つだろうと早合点して、新幹線改札口を出てもう着いているはずの仲間を探すも誰もいない。携帯が鳴った。どうやら在来線用の南口で待ち合わせになっていたらしい。みんなを待たせてしまった。
 駅近くの料理屋で名物のうなぎを食べながら、一年ぶりの再会に話が弾んだ。三島の町は、司馬遼太郎の碑にあるように、富士から流れてくる水がいたるところに湧いているようだ。町中の水路をかなりの速さで流れる水は、透き通っている。
 駅前の料理屋「たかはし」から、白滝公園から三嶋大社に参拝して、途中ギャラリー風喫茶店でゆっくりしていると、行こうと思っていた楽寿園は既に閉園の時間だった。東海道五十三次の三島宿の名残を残す町並みは、ゆっくりと落ち着いたいい街だった。
 東京に帰る日帰り組を送って、宿泊先の伊豆長岡に向かった。

;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三島
うな重
うなぎは三島名物だ。
スマホ SO-04E 4.1mm
プログラムオート 1/40s f2.4 ISO100
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三島
石碑(司馬遼太郎)
十返舎一九や若山牧水・井上靖などの同じような碑が疎水沿いに立っている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
41.0mm
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO250
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三島
白滝公園あたり
川の上にせり出すケヤキ?は赤くなってきている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
35.0m
絞り優先AE 1/60s f11.0 ISO1000
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三島
キセキレイ
湧水が出ている池で、お尻を振っていた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
240.0m デジタルズーム3倍 クロップ
絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO1600
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三島
白い萩の花
桜川の上にかぶさるように咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
33.0m
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三島
カルガモ
桜川ではカルガモがあちこちで泳いでいた。パンくずを与える人も見かけた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
146.0m
絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO1000
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三嶋大社
大鳥居横のケヤキ
樹齢何年になるのだろうか、幹の中に若木が生えている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO1600
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三嶋大社
七五三参り
何組かの家族が、本殿に。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
42.0m
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO640
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2015/11/11 三嶋大社
天然記念物の金木犀
樹齢およそ千二百年と立て札にある。満開時には花の香が広範に漂うのだろう
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
32.0m
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO250
露出補正 0
DSC06834.JPG 2015/11/11 三島
蔵のようなレストラン「丸平」
店のメッセージには、「国の有形文化財に登録されました。築140年の商家の趣をそのままに。うなぎと和食をお楽しみください。店内奥の蔵ではギャラリーとしての活用や定期的に音楽ライブも開催されています。」とある。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0m
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO160
露出補正 0
 

2015年9月22日

隠居の旅:能登和倉温泉・金沢

年一回、某IT会社のユーザー会のOBを含む幹事の旅行がある。この集まりは、「露天風呂研究会」なる別名がついていて、その名の通り露天風呂がある温泉を巡ることが主体となっている。メンバーは東京が主体dが、名古屋・大阪からも参加する。昨年は、青森の蔦温泉・青荷温泉・酸ヶ湯温泉を訪ねている。
 今年は、東京から金沢まで新幹線がつながったこともあって、能登の和倉温泉ということになった。ここ2~3年は、秘湯と言われるようなところを巡ったが、今年は元会長が傘寿を迎えられたので、お祝いするのが主体だったかもしれない。

大阪からは、大阪駅発和倉温泉行きのサンダーバードに乗れば、4時間ほどで着く。東京から新幹線で来る方が早いだろう。この特急列車には、車内販売はないから、駅弁も飲み物も大阪駅で調達していかねばならない。ウィスキーの小瓶をバックザックに忍ばせていたので、エキナカのコンビニでパックに入った氷を買った。これが案外長持ちして、金沢に着く頃までは、スマホに落としたラジオ深夜便の録音から編集した高橋真梨子のカバーソングなどを聴きながら、ウィスキーの水割りをちびりちびりという状況だった。

和倉の駅で、東京組と落合い旅館のバスに。知らない間に、この集まりでは、元会長に続く年寄りになってしまった。風呂に行く前に、私の次に年寄りの仲間と散歩にでかけた。残念ながら、空はどんより曇っている。
 足湯のあるスポーツ公園から、和倉温泉を代表する加賀屋が近くに望める弁天橋公園に行くと海底から引いているという源泉を飲めるところがある。少し口に含んでみるとやけに塩辛かった。
 遅くまで続いた二次会で寝るのは遅かったが、翌早朝、朝風呂を浴びてから、一人で散策にでかけた。和倉温泉のある七尾市は、花を育てる運動をしているらしく、あちらこちらで花が咲いていた。ECO にも力を入れているのか能登島には、風力発電の施設があったり、電気自動車の充電ステーションがあったりした。

和倉温泉街風景

;クリックすると大きな写真になります。 弁天橋から加賀屋を見る
2015/9/5
世の中景気が良いのかたくさんのお客が泊まっているようだった。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
プログラムオート 1/45s f9.5 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 能登島の風力発電設備
2015/9/5
手前の突堤には、ユリカモメが等間隔に並んでいる。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
200.0mm (35mm換算:300mm)
プログラムオート 1/350s f6.7 ISO100
露出補正 +0.5
;クリックすると大きな写真になります。 EV車への充電設備
2015/9/5
この観光会館以外にも、充電設備を見かけた。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
プログラムオート 1/60s f4.5 ISO125
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 ヤマモモソウ?
2015/9/5
色々な花がお宅の庭に咲いていた。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
64.0mm (35mm換算:96mm)
プログラムオート 1/90s f5.6 ISO4000
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 青林寺
2015/9/5
曹洞宗の寺である。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
プログラムオート 1/60s f4.5 ISO500
露出補正 -0.5
;クリックすると大きな写真になります。 おびんづるさん
2015/9/5
おびんづるさんは弁天橋公園近くにもあった。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
24.0mm (35mm換算:36mm)
プログラムオート 1/60s f4.5 ISO6400
露出補正 -0.5
;クリックすると大きな写真になります。 和倉の湯壷
2015/9/5
和倉は、湧く浦からきている。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/125s f4.5 ISO100
露出補正 +0.5 合成
DSC01436.JPG 明治初期の和倉温泉の図
2015/9/5
図にあるパーシヴァル・ローエルは、能登の穴水町にきている。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/125s f4.5 ISO100
露出補正 +0.5 合成
;クリックすると大きな写真になります。 のと鉄道七尾線の列車
2015/9/5
和倉温泉から北へはのと鉄道となっている。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
59.0mm (35mm換算:88mm)
絞り優先AE 1/100s f5.6 ISO125
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 サンダーバード大阪行き
2015/9/5
七尾線は単線であり、サンダーバードはここで引き返す。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
61.0mm (35mm換算:91mm)
絞り優先AE 1/90s f5.6 ISO125
露出補正 0

サンダーバードが金沢につく頃には、すっかり強い雨が降りだした。この雨では歩いての金沢散策はつらかろうと、幹事がバスの1日フリー乗車券を買ってくれた。昼食は、兼六園内の兼六亭である。金沢らしい華やかなものだ。
 昼食後は解散となって、三々五々、好きなところに散らばった。私は、金沢は何回か来ているが、金沢城を訪ねたことがない。昨日も和倉散策をご一緒した仲間と、雨は強いけれども城址を歩いてみることにした。この金沢城址は、現在公園になっているのだが、それまで(1995年まで)は金沢大学だった。それ以降、金沢城公園として整備され、第一期工事が完成したのは、2001年だから、金沢に来たのはそれ以前だったのどろう。

金沢周遊1日フリー乗車券
Kanazawa-bus.jpg Kanazawa-bus2.jpg



兼六園・金沢城公園など

 
;クリックすると大きな写真になります。兼六亭昼食
2015/9/5
団体向け加賀殿定食。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/80s f5.6 ISO800
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 浴衣姿の美人女性と外国人
2015/9/5
外国人の雨武装と浴衣姿とは対照的だ。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
絞り優先AE 1/80s f5.6 ISO800
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 金沢城五十軒長屋
2015/9/5
長屋とはもともと兵糧などの倉庫らしい。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
22.0mm (35mm換算:33mm)
絞り優先AE 1/200s f4.5 ISO100
露出補正 -0.5
;クリックすると大きな写真になります。 橋爪門あたり
2015/9/5
橋爪門続櫓からの眺め

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
20.0mm (35mm換算:30mm)
絞り優先AE 1/125s f5.6 ISO100
露出補正 -0.5
;クリックすると大きな写真になります。 ベンガラ格子
2015/9/5
近江市場近く。何屋さんだろうか。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
20.0mm (35mm換算:30mm)
絞り優先AE 1/125s f5.6 ISO100
露出補正 -0.5
;クリックすると大きな写真になります。 大きな岩牡蠣
2015/9/5
近江市場で。二つに切ってもらった。

SONY α7Ⅱ+E3.5-6.3/18-200 OSS
38.0mm (35mm換算:57mm)
絞り優先AE 1/60s f5.6 ISO250
露出補正 0

金沢駅で東京からの仲間と別れて乗った大阪行きサンダーバードは、思ったより空いていた。行きしなとおなじように、ウィスキーの水割りをちびりちびりとすすりながら、雨の北陸線・湖西線の風景をぼんやりと眺めながら帰途についた。

 

2015年6月 7日

隠居のドライブ:遠州灘西部を走る(2)


 早朝に、日の出の写真を撮りたいと思った。フロントでくれた宿泊案内には、日の出は、4時45分となっている。ずいぶん早い。気になって、早く目が覚めたので、スマホでラジオ深夜便を聴きながら、日の出を待った。天気はいい。
 部屋はサンライズ側になっているが、どのあたりから日が昇ってくるかよく分かっていなかった。外気との温度差か、一面の窓ガラスは曇ってきた。バスタオルで拭って、陽の差してくる方向を見ると、どうやら太陽は太平洋からではなくて、渥美半島の東側から上がってくるようだった。
 朝食のレストランは、サンセット側である。昨日夕日を見た恋路ヶ浜は、白い波が静かに打ち寄せていた。

ホテルからの朝の風景

150521_003.jpg ホテルの部屋から見た日の出
2015/5/21
遠州灘に打ち寄せる白い波が印象的だ。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
39.0mm (35mm換算:58mm)
プログラムオート 1/100s f9.0 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 食堂から見た恋路ヶ浜
2015/5/21
船の向こうに見えるのは神島。

Sony SO-04E 4.1mm
プログラムオート 1/1000s f2.4 ISO40

伊良湖岬からの帰りは、同じ道を引き返すのは嫌なので、名古屋方面のどこかにいきたいと思ったが、伊良湖岬から知多半島に渡るフェリーは廃止されているという。それではと思い切って浜名湖にあるフラワーパークに足を伸ばしてみることにした。11年前に、東京単身赴任を終えて手伝いに来てくれた家内と引っ越し荷物を送った後、帰阪の途中、その時に丁度開催されていた浜名湖花博に寄っている。フラワーパークは、その跡地である。

 もちろん、渥美半島には高速道路はない。カーナビで、フラワーパークを目的地にセットしてみると、国道42号・1号経由で浜名湖に至るのが、お薦めのようである。

 国道42号は、延々と続く遠州灘の海辺からすこし内陸に入り込んだほぼ真っ直ぐな一本道である。(海辺近くにはサイクリングロードがつづいているようだ。)制限速度は、ほとんどが 50k/h である。道路の両側にビニールハウスが続くような畑作地帯を、クルーズコントロールを設定して、ラジオ深夜便で録音し切り出した歌曲を鳴らしながら、ゆっくりと走った。このようなとき、クルーズコントロールがあれば極めて楽ちんである。

伊良湖岬から浜名湖・伊勢湾道:drive recorder の記録

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 8:40
国道42号伊良湖岬あたり。遠州灘がこのように見られるのは初めだけだ。
2015/5/21 9:20頃
国道42号線。このような畑作地帯を走る。表浜街道と呼ばれている。
2015/5/21 9:40
国道42号線から1号線へ。ナビは、浜名湖バイパスは指示しなかった。
2015/5/21 9:58
浜名湖近くの1号線。横に新幹線。
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 150521-14b.jpg ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 10:02
国道1号線から県道323号線(舘山寺街道)へ。浜名湖沿いに走っている
2015/5/21 10:08
県道323号線(舘山寺街道)は、一部、浜名湖の中を走っている。
2015/5/21 10:10
県道323号線(舘山寺街道)。浜名湖ガーデンパークは目的地ではない。
2015/5/21 10:21
フラワーパーク駐車場。ここで、2時間を過ごした。
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 12:46
舘山寺の小さなうなぎ屋。フラワーパークで教えてもらった店は定休日だった。前にも同じような思い出がある。
2015/5/21 13:34
東名高速浜松西IC入り口。東名→伊勢湾道路→東名阪→新名神→名神京滋バイパス→第二京阪道路→近畿自動車とたどる。
2015/5/21 13:58
東名高速浜名湖SA。浜名湖を見渡せる大きなSAである。ここのレストランで売っているうな重はずいぶん高かった。
2015/5/21 14:40
東名高速から伊勢湾道路へ。浜名湖をこのあたり3車線。道幅は広い。
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
2015/5/21 14:50
伊勢湾道路刈谷PA。PA となっているが大きなSAである。
2015/5/21 15:40
伊勢湾道路木曽川上。TVコマーシャルで馴染みの長島スパガーデンが左に見える。
2015/5/21 15:46
伊勢湾道路から東名阪自動車道へ。名神高速への選択はここで行う。
2015/5/21 16:02
亀山JCT 東名阪自動車道から新名神へ。名阪自動車道への選択はここで行う。


 フラワーパークは、浜松花博の面影を残している。11年も前だから、記憶はあやふやであるが、公園内を歩くうちにだんだんと思い出してきた。だが、あの時にあったモネの絵を模した睡蓮の池や、温室にいたオオゴマダラなどは見られなかった。
 エントランスを入って園内に歩き出してすぐに、ツツジの植え込みにモンキアゲハが飛び回っていた。幸先がいいと思ったが、その他に蝶が撮影できたのはウラギンシジミだけだった。

浜名湖フラワーパーク風景

;クリックすると大きな写真になります。 モンキアゲハ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
噴水池のツツジの植え込みで。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
37.0mm (35mm換算:55mm)
絞り優先AE 1/250s f6.3 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 ウラギンシジミ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
水鳥の池岸で。開翅してくれなかった。

NIKON COLLPIX P610
143.3mm (35mm換算:800mm)
絞り優先AE 1/640s f6.3 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 ローズアーチ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
保育園?の親子連れのバスがたくさん駐まっていた。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
29.0mm (35mm換算:43mm)
絞り優先AE 1/320s f6.3 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。
真っ赤なバラ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
ローズガーデンは11年のままだった。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
29.0mm (35mm換算:43mm)
絞り優先AE 1/250s f6.3 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 青いバラ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
11年前と同じ場所に。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
46.0mm (35mm換算:69mm)
絞り優先AE 1/80s f6.3 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 青いバラ:11年前
200416/29 浜松花博
11年前は珍しかったようだ。

NIKON D70+Tamron SP AF 28-75mm
70.0mm (35mm換算:105mm)
プログラムオート 1/800s f8.0 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 カルガモのこどもたち
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
水鳥の池には、マガモ交雑種もいた。

SONY NEX-7+3.5-5.6/18-55 OSS
40.0mm (35mm換算:60mm)
絞り優先AE 1/320s f5.6 ISO100
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 アオサギ
2015/5/21 浜名湖フラワーパーク
小魚を狙っていたが・・・。

NIKON COLLPIX P610
64.5mm (35mm換算:360mm)
絞り優先AE 1/250s f6.3 ISO100
露出補正 -0.7
 

2014年10月29日

隠居のドライブ:雨の丹波路を訪ねる


 学生時代に教育キャンプ場のカウンセラーをしていた仲間が、年一回集まる。今までは、一泊での計画が多かったが、多くが70歳を越えるようになり、平日の昼間に少しの散策と食事をするような集まりになった。
 ただ、埼玉から来る友は、前泊したり、開催当日に泊まって帰るという予定になる。わざわざ、新幹線に乗って関西にくるので、その会とは別に、どこかに案内しようと企画する。私が、何かの用事で東京に出かけるようなときには、彼はどこかに連れて行ってくれる。

 今回はどこに行くかと考えたが、あまり良い案が浮かばない。京都・奈良は、この時期観光客でいっぱいだ。パートナーと維持している兵庫県氷ノ山麓鉢伏にある山小屋に出かけるときに、いつも高速道路で通りすぎてしまう丹波篠山あたりを訪ねてみることにした。
友を迎えに行った新大阪駅の本屋で見つけた「訪ねてみたくなる関西の寺社」という本を「ひかり」がつくまでの間見ていると、篠山から少し先だが、高源寺という山寺があることが分かった。空模様がもう一つなので、篠山市をぶらぶらするには空模様がもう一つなので、思い切って足を伸ばすことにした。
 ところどころ楓は紅くなっているが、紅葉にはまだ早い。雨が降っているので参拝客はほとんどいない。方丈や鐘楼、多宝塔がある場所に行くには、少々きつい石の階段を上っていく。階段の両側から枝を伸ばしている楓(天目楓というらしい)がトンネルを作っている。これが、色づけばきっときれいに違いない。鉢伏の山小屋に行く時でも、再度寄ってみたいと思う。

 帰途、篠山まで戻り、紅葉が綺麗という大国寺にいってみた。高源寺に比べれば小さいが、裏山は深いらしい。が、足元が悪く散策はできなかった。ここもまだ楓は早かったが、銀杏の葉は黄色く色づいていた。
 その後、もともと計画していた篠山城跡を訪ねた。篠山城跡には、天守閣はない。大書院が復元されているだけである。だが、城跡近辺は、綺麗に整備されており、天気のいい時にゆっくりと散策してみたいようなところである。

丹波篠山:高源寺・大国寺・篠山城跡
山門への石段:高源寺;クリックすると大きな写真になります。 山門への石段:高源寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
5.9mm(35mm換算34mm)
1/13s f3.2 ISO200
山門:高源寺;クリックすると大きな写真になります。 山門:高源寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
7.0mm(35mm換算40mm)
1/13s f4.0 ISO200
鐘楼:高源寺;クリックすると大きな写真になります。 鐘楼:高源寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
9.7mm(35mm換算55mm)
1/45s f3.6 ISO400
鐘楼近くのお地蔵さん:高源寺;クリックすると大きな写真になります。 鐘楼近くのお地蔵さん:高源寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
9.7mm(35mm換算55mm)
1/45s f3.6 ISO400
多宝塔:高源寺;クリックすると大きな写真になります。 多宝塔:高源寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
9.7mm(35mm換算55mm)
160s f3.6 ISO320
多宝塔下から麓の村落を見る:高源寺;クリックすると大きな写真になります。 多宝塔下から麓の村落を見る:高源寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
9.7mm(35mm換算55mm)
160s f3.6 ISO320
色づいた銀杏:大国寺;クリックすると大きな写真になります。 色づいた銀杏:大国寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
9.7mm(35mm換算55mm)
160s f3.6 ISO320
色づいた楓:大国寺;クリックすると大きな写真になります。 色づいた楓:大国寺
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
8.1mm(35mm換算46mm)
17s f3.6 ISO400
篠山城跡;クリックすると大きな写真になります。 篠山城跡
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
8.1mm(35mm換算46mm)
75s f3.6 ISO400
篠山城跡のお堀;クリックすると大きな写真になります。 篠山城跡のお堀
2014/10/22
FUJIFILM FinePix HS50
7.3mm(35mm換算41mm)
42s f3.2 ISO400


book

2014年9月17日

隠居の旅行:青森の秘湯を巡る:蔦温泉・青荷温泉・酸ヶ湯温泉


 情報システム部門の仕事をしていた現役時代の某システム研究会の役員だった(まだ現役もいる)人たちが、年一回集まる行事がある。「露天風呂研究会」と称して、各地の秘湯を巡る旅をしている。昨年は、同じ9月の初旬に、高山・奥飛騨温泉郷を旅している。

 今年は、元会長夫妻が訪れて良かったという八甲田山麓にある蔦温泉とランプの宿として有名な青荷温泉を訪れるという計画が立てられた。

 日本旅行がアレンジした旅程では、大阪からの二人は伊丹空港からJAL で青森まで飛び、新幹線でくる東京組と新青森駅で合流することになっている。名古屋小牧空港から FDA というLCCで来た名古屋組2名と空港で合流して、3日間世話になるツアーバスに乗り込んだ。
 この旅行、温泉を楽しむことが主目的であるが、アルコール好きが多く、東京組が到着するのを待つ間、10時から空いていた駅のレストランで、ホヤの刺し身をあてに、再会を祝して乾杯した。東京組は、新幹線の中で一升瓶を開けたという。

 はじめに訪れた三内丸山遺跡は、日本最大級の縄文集落跡ということである。浅学の身にとっては、あまり有り難みがよくわからないが、野球場が計画されていた土地を掘り返していて発見されたという遺跡は広大である。野球場の工事を中止し、遺跡を保存するとの当時の北村知事の決断を掲載した1994年7月27日付け新聞が展示されていた。
 ボランティアガイドの案内で、一通り見学した後、施設内にあるレストランで昼食をしてから、八甲田山雪中行軍遭難資料館に向かった。

 新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』を原作とした高倉健主演の映画「八甲田山」の一部が上演される映像が15分ほど映写される。館の説明員は多弁である。建物横にある幸畑陸軍墓地は清掃が行き届いているが、亡くなった時の軍における地位がそのまま墓の大きさや場所に反映されているのには、いささか違和感を覚える。

 バスは八甲田山麓森林の中の山道を1時間あまり曲がりくねりながら走り、国道103号線沿いにある森に囲まれた一軒宿の蔦温泉に到着する。
 早速、浴衣に着替えて、古くからの内湯「久安の湯」に入る。熱い。蔦温泉の風呂はいずれも源泉の上に浴槽がありブナ材を使用した湯船の底板から湧き出す空気に触れていない「生の湯」ということである。確かに、風呂の下に敷かれた板の間から、熱い湯が湧いてくる。43.5度はあるということだ。

 翌早朝、もう一つの湯「泉響の湯」に浸ってから、朝食までの間、一周3kmという沼巡りの散策路を歩いた。ブナの森林浴は、気持ちが良い。鳥の鳴き声は、ときたま聞こえるが姿は見つけられない。トチの実が何回か音を立てて落ちてくる。
 朝食を済ませて、出発までまだ時間があるので、付近を歩いてみた。 蔦温泉には、大町桂月の墓がある。桂月は青森県の十和田湖と奥入瀬をことに愛し、晩年は同地の蔦温泉(現:十和田市)に居住し、1925年(大正14年)4月には本籍も蔦温泉に移したが、ほどなく胃潰瘍のため死去、57歳。と Wikipedia にはある。

 バスは奥入瀬渓流に向かう。2005年の11月に、奥入瀬にはレンターカーで訪れている。その時は、紅葉はもう終わっていたが、今回はまだ早い。その時は、渓流沿いの道は歩くことはなかったが、今回はバスツアーなので、1kmちょっとを歩くことができた。

 十和田湖の団体目当てのレストランで昼食を摂った。横には、中国から来られた方々が、昼食をとっていた。蔦温泉には、韓国の方々が泊まられていたし、近隣の国からの観光も着実に増えているようだ。
 40分ほどの遊覧船は、十和田湖をぐるっと回ってくれるが、緑が続く湖岸の景色はあまり変化がない。

 バスは、十和田湖の縁を巡ってから、緑一杯の国道102号線を外れて、ランプの宿青荷温泉に向かう。国道102号線を外れてからは、谷底に転げ落ちるように急坂を下っていく。
 谷底の幅10mほどの川沿いにある一軒宿は、ランプの宿という文字通り電気が通じている気配はない。スマホももちろん通じない。翌日の朝まで、電気のない夜を経験することになった。たまにはいいもんだ。
 この湯には、滝を見ながら浸かれる「滝見の湯」という露天風呂がある。泉質は炭酸泉であり、透明度の高い綺麗な湯である。風呂は、宿の敷地内に 5つありそのうち 2つが露天風呂である。宿の入り口にある「健六の湯」は、内湯ながら窓越しにせせらぎが見える最大の風呂であり、ゆっくりと手足が伸ばせる。
 LED 電球に慣れた眼には、ランプだけの夕食ははじめのうちは、何を食べているのかよくわからないが、段々と目が慣れてわかるようになってくる。

 翌日、八甲田で有名な酸ヶ湯(すかゆ)温泉に向かった。ここの公衆浴場は千人風呂といわれる混浴の広い風呂がある。男女の区分は、低い衝立があるだけである。
 泉質は、酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉) であり、白く濁っている。酸性がかなりキツイらしい。誤って金属製のバンドの腕時計をしたまま風呂に入ってしまったが、今も動いているところを見ると被害はなかったらしい。
 宿は、八甲田山中の一軒宿で登山帰りに立ち寄る登山客も多いということだ。入浴後、付近を散策してみると、日曜日とあって山登りの服装をした老若男女と多く出会った。

 名古屋に帰る二人(LCC のFDA は、昼前にしか便がない)を青森空港に送って、「青森県観光物産館アスパム」に休息する。りんご以外は土産に買うものもなく、隣接する青森港を見渡せる木製の散策デッキを歩いてみた。近くにねぶた会館があったが、見学する時間がなかった。
 東京に帰る仲間と新青森駅で別れた後、バスは大阪に帰る二人を青森空港まで送ってくれた。 天気に恵まれ、秘湯と緑にどっぷりと浸った、気の合う仲間との思い出に残る楽しい旅であった。

 行程地図を例によって Google Maps API で作ってみた。前回に作成して以来に、マップタイプに地形図がついかされているので、地形図で表現してみた。青荷温泉が、いかに谷底にあるかがよく分かるように思う。



 この旅行では、野鳥の姿をあまり見かけず、写真にも収めることができなかったが、蝶については、何種類かの写真をとることができた。名前を YAMAKO さんに同定してもらうと、こちら関西では見かけない蝶がほとんどであった。

旅行中に見かけた蝶・トンボ
アキアカネ;クリックすると大きな写真になります。 アキアカネ:葛温泉
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
50.9mm 1/160s f/5.0 ISO200
メスグロヒョウモン♂:葛温泉;クリックすると大きな写真になります。 メスグロヒョウモン♂:葛温泉
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
138.4mm 1/160s f/5.6 ISO320
ヒメキマダラヒカゲ:葛温泉;クリックすると大きな写真になります。 ヒメキマダラヒカゲ:葛温泉
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
43.9mm 1/200s f/5.0 ISO200
クモガタヒョウモン:十和田湖;クリックすると大きな写真になります。 クモガタヒョウモン:十和田湖
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
55.0mm 1/900s f/7.1 ISO200
メスグロヒョウモン♀:十和田湖;クリックすると大きな写真になります。 メスグロヒョウモン♀:十和田湖
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
55.0mm 1/480s f/5.6 ISO200
ウラギンヒョウモン:酸ヶ湯;クリックすると大きな写真になります。 ウラギンヒョウモン:酸ヶ湯
2014/9/7
Sony SO-04E
4.1mm 1/160s f/2.4 ISO40


2013年6月18日

隠居の旅行:群馬県北部を訪ねる(2):尾瀬のハイキング


 古希を超えた、普段の運動といえばゴルフくらいしかやらない老人の尾瀬ハイキングを地図にしてみた。撮った写真の表示に、EXIF のデータを使って撮影時刻を入れた。

 尾瀬に入る前日、尾瀬戸倉温泉でたくさんの種類の山菜料理に満腹となった。すべすべとした温泉にも入って、早めの就寝をした。
翌朝、6時に昼食を済ませ、6時半に出発した。民宿がタクシーの手配をしてくれていた。バスと同じ値段(¥900)で、鳩待峠まで送ってくれる。鳩待峠までの国道は、マイカーは規制されている。

 鳩待峠から尾瀬へのアクセスは、下り坂である。道は階段や木道で整備されているが、なれない足ではすぐヘトヘトになり極端にスピードが落ちた。普通に歩いて、1時間のところを1時間20分もかかってしまった。昨日の足慣らしで筋肉疲労を起こし、逆効果になっている。
   山ノ鼻から尾瀬ヶ原を歩くのは、すべてほぼフラットな木道である。この木道は、湿地帯では冠水しないように高さ1~1.5mの高架橋となっている。幅は片側60cmくらいあるから普通に歩くには問題ないのであるが、遠近両用メガネをかけて歩くと足元が揺れるように見えて、自然に足元がおぼつかなくなる。校外学習に来ている中学生のグループに、さっさと追いぬかれてしまう。

 途中、休憩したこともあるが、山ノ鼻から牛首分岐点まで90分もかかっている。普通の足では、40分の工程と地図にはある。健脚組2人が、中田代の撮影ポイントまで往復してくるあいだ、牛首の休憩所で足を休めさせてもらった。
 牛首分岐点からヨッピ吊り橋までは、ほぼ1時間、東電小屋までは地図に案内されている目安の時間の1時間20分で歩くことができた。が、その日は限界のように思われた。

 民宿で作ってもらったおにぎりの昼食を食べたあと、健脚組二人は三条の滝に行くという。往復4時間以上かかるらしい。三条の滝というのは見たかったが、もうこれ以上二人に迷惑はかけられない。私は、小屋でゆっくり休ませてもらうことにした。

 東電小屋には、イワツバメがたくさん巣を作って、飛び交っていた。その中で、セグロセキレイの番が東電小屋別館のひさしに巣を作っていた。ウグイスやカッコウが掛け時計で時を告げるようにさえずっている。

 その夜、心配していた雨がトタン屋根を激しく叩いた。雨の中の歩行は、仲間二人にさらなる迷惑をかけそうである。当初の予定では、鳩待峠には竜宮十字路から長沢新道を登り、アヤメ平経由で帰ることになっていた。普通に歩いて6時間以上というコースでは悪くすると帰りの新幹線の時間に間に合わないかもしれないということで、元の道を帰ることに変更してくれた。
 幸い朝には雨も上がり、青空さえ顔をのぞかせるほどになった。昨日、午後からゆっくりしたせいか、高架橋でのスピードは落ちるものの、足は快調に動いてくれた。下田代あたりで、湧水をみたり、写真をとったりしたが、ヨッピ橋⇒竜宮十字路⇒牛首とたどって、山ノ鼻には9時半についた。ここで早めの昼食を摂るなどゆっくりしたあと、鳩待峠までの登りを歩きはじめた。最後の200mほどの階段は息を切らしながら登ったが、1時間半ほどで登り切ることができた。

 タクシーの乗合で車を駐めている尾瀬戸倉温泉まで下り(路線バスの出発10分前までは乗合タクシーがバスの切符で乗れるルールになっている)、日帰り温泉に浸かって、着替えを済ませた。それでも、予約していた上越新幹線の時間まではたっぷり時間があり、国道291号線沿いの喫茶店でよもやま話に花を咲かせた。
 私がもう少し歩けたら、予定通りだったはずで、二人には迷惑をかけてしまったが、50年ぶりの尾瀬を楽しむことができた。 感謝!
 東京からののぞみは、ビジネスマンで満席であった。 

尾瀬ハイキング地図
  クリックするとGoogle 地図として機能します。
oze.JPG


なお、尾瀬で撮った花の写真は、次回に掲載する予定です。 

2013年6月14日

隠居の旅行:群馬県北部を訪ねる(1):天神平


 50年も前の大学時代に教育キャンプ・カウンセラーをしていた同期の仲間の集まりで、尾瀬に行こうという話が持ち上がった。埼玉に住む年中山を歩き回っている仲間の一人が、関西組3人を案内してくれるという。だが、尾瀬行きをもっとも楽しみにしていたそのうちの一人は、病院の検査で軽い脳梗塞が見つかり、断念せざるを得なくなった。山に素人は私一人になった。心細い。
 工程など計画してくれた埼玉の友は何回か尾瀬を訪ねており、今年の春も、アイゼンをつけて至仏山に登ってきたという。

 ルートは、関西組は新幹線で東京に出て、その先、上越新幹線で上毛高原へ行く。そこに、彼が車で迎えに来てくれるという。尾瀬へは翌日入るということで、その日は尾瀬戸倉温泉に一泊する。
 上毛高原駅には昼過ぎについたので、そのまま宿へ向かうのは早すぎるということで、谷川岳の天神平に連れて行ってくれた。標高 1,319m の天神平には、麓の駐車場からフニテルという方式のロープウエイで7分ほどでつく。そこからペアリフトで、標高 1,502m の天神峠に登って、散策がてら(?)ロープウエイの駅まで歩いて下った。軽い気持ちでついていったが、下るとはいえまだ雪がのこっていったりする急な坂道を普段山に行き慣れている友二人のスピードにはついていけない。途中で尻餅をついたりして、なんとか天神平駅までたどり着いた。
 だが、まだ雪が残っている谷川岳を新緑の向こうに眺めたり、足元に咲くシラネアオイなどの花を楽しんだ。

天神平の花たち
谷川岳ロープウエイ ゴンドラ;クリックすると大きな写真になります 谷川岳;クリックすると大きな写真になります エチゴキジムシロ;クリックすると大きな写真になります イワカガミ;クリックすると大きな写真になります
谷川岳ロープウエイ ゴンドラ
2013/6/10
谷川岳
2013/6/10
エチゴキジムシロ:天神平
2013/6/10
イワカガミ:天神平
2013/6/10
ヤマツツジ:天神平;クリックすると大きな写真になります ヤマアジサイ:天神平;クリックすると大きな写真になります コブシ:天神平;クリックすると大きな写真になります シラネアオイ:天神平;クリックすると大きな写真になります
ヤマツツジ:天神平
2013/6/10
ヤマアジサイ:天神平
2013/6/10
コブシ:天神平
2013/6/10
シラネアオイ:天神平
2013/6/10