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2024年2月 7日

秋たけなわ 保土ヶ谷公園のチョウたち その1 2023年11月2日 横浜市保土ヶ谷区

11月に入ってから近所で撮ったチョウの写真のアップを後回しにしていたが再開する。   昨年11月上旬、横浜は暖かい日が続く。この日も日中は25℃近くになるほどで快晴の日だった。
 保土ヶ谷公園は鮮やかな黄色のセイタカアワダチソウが真っ盛りだった。コセンダングサも咲いている。例年なら、保土ヶ谷公園の近くの明神台公園で、キバナコスモスに来るチョウを撮って楽しむのだが、昨秋はすっかりそのキバナコスモスが公園の整備で刈られてしまっていて、花がないのが残念だ。
 しかし、保土ヶ谷公園の下池、上池の近くの土手に咲くセイタカアワダチソウには秋のチョウが多かった。

000_231102022 X700 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg
セイタカアワダチソウに来たキタテハ秋型 2023年12月2日 横浜市 県立保土ヶ谷公園

001_231102003 X900 保土ヶ谷公園 イチョウ G7X.jpg 1.イチョウ坂の銀杏
特に日当たりのよいところのイチョウは黄色くなっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 11mm ISO160 )
002_231102005 X900 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 2.キタテハ秋型 -1
バス通りから下りて来て、下池の少し手前には、コセンダングサが咲くところがある。秋にはこの花に、キタテハや、ツマグロヒョウモン、ウラナミシジミなどが集まって来る。晩秋に入ると赤銅色の秋の装いになったキタテハ秋型が多くなる。私はこのキタテハの秋型が好きだ。コセンダングサ(小栴檀草)は空き地などでよくみられる黄色い小さな雑草の花だが、チョウが好む。花が終わると先端にある棘が衣服などに付きやすく、ひっつき虫である。今シーズンは花が咲くのが少し遅かったと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_231102006 X900 〇保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 3.キタテハ秋型 -2
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)は花粉症の元凶であるブタクサと似ているため間違えられることが多いが、セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く、形状も風で飛ぶのには不適であるため花粉症とは無関係であると考えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 143mm ISO200 )
004_231102014 X900 保土ヶ谷公園 ウラナミ RX10M4.jpg 4.ウラナミシジミ(上)とベニシジミ
セイタカワダチソウには、シジミチョウの仲間も吸蜜に来る。クロマダラソテツシジミの寒冷期型と思しき姿も目撃したのだが、撮りそこなってしまい、二度と現れてくれなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 192mm ISO160 )
005_231102017 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 5.キタテハ秋型 -3
セイタカワダチソウの黄色はレモンイエローではなく、タンポポ色である。鮮やかな黄色であり、キタテハ秋型の赤銅色を浮き立たせる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 250mm ISO250 )
006_231102018 X900 △保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 6.飛び立つウラナミシジミ
ウラナミシジミも秋になると多くなるチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
007_231102034 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ -1
吸蜜するウラナミシジミ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 160mm ISO200 )
008_231102036 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 8.キタテハ秋型 -4
表も裏も魅力的だ。雌雄を同定するのは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO250 )
009_231102038 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 9.ベニシジミ -1
いままで、ベニシジミをこの時期に見ることは多くなかった。暖かいところでは年3〜4回の発生だが、夏型は橙色の部分が黒くなる。だが、この個体のオレンジ色は明るい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
010_231102039 X900 〇保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 10.ベニシジミ -2
ベニシジミもセイタカアワダチソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 )
011_231102046 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニシジミ RX10M4.jpg 11.ベニシジミ -3
前の写真の個体と色彩が異なる。前翅の形から♀のように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 )
012_231102058m X900 〇保土ヶ谷公園 河津桜 RX10M4.jpg 12.河津桜開花
まだ、11月の初めである。上池から下池へと流れるせせらぎの傍に植えられている河津桜が開花していた。wikipediaを見ると「東京の花期は通常は2月から3月上旬で、稀に早い年には12月に開花することもある。」と記されていた。11月初めの開花は「狂い咲き」であろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 13mm ISO800)
013_231102061 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンもセイタカアワダチソウの花に来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 180mm ISO200)
014_231102068t X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 14.キタテハ秋型 -5
コセンダングサにも来た。裏面にも味がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
015_231102069 X900 △保土ヶ谷公園 チャバネ RX10M4.jpg 15.チャバネセセリ
チャバネセセリやイチモンジセセリもセイタカアワダチソウに集まって来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 190mm ISO200)
016_231102072 X900 ◎保土ヶ谷公園 RX10M4.jpg 16.キタテハ秋型 -6
キタテハの雌雄の判定は難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 186mm ISO125)
017_231102078 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツバメ RX10M4.jpg 17.ツバメシジミ♂
ブルーの美しいチョウだ。ヤマトシジミやルリシジミに比べると見る機会は少ない。裏面の尾状突起あたりの橙色の斑紋が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO180)
018_231102084 X900 ◎保土ヶ谷公園 ベニ RX10M4.jpg 18.ウラナミシジミ -2
キタテハの秋型とともに平地の秋を代表するチョウである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 31mm ISO160)
019_231102086 X900 保土ヶ谷公園 マユミ RX10M4.jpg 19.マユミ(檀・真弓)
上池から下池へ流れるせせらぎの途中に、マユミの小さな木がある。淡紅色の実が成っていた。美しい色だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels 絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 50mm ISO1600)
020_231102091 X900 保土ヶ谷公園 セイヨウマユミ RX10M4.jpg 20.マユミの実
wikipediaによれば、「淡紅色の果実は熟すと4つに裂けて、中から赤い種子が現れる。秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木としても親しまれ、盆栽に仕立てられることもある。果実は有毒であるが、春の新芽は山菜として利用される。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 196mm ISO1600)

2023年12月15日

星川駅から保土ヶ谷公園南側へ 2023年10月27日 横浜市保土ヶ谷区

 10月21日に保土ヶ谷公園の東側に位置する家内の姉がいる施設の近くでクロマダラソテツシジミを見かけた。ひょっとして保土ヶ谷公園、あるいはその周辺にもいるのではないかと思い、この日、歩いてみることにした。
 まずは、先日見かけたソテツの木が植えられているところへ行ってみたが、その姿はなかった。そこをまっすぐ先へ歩くと保土ヶ谷公園のバス通りの下の辻広場や、下池、上池のあるエリアに入れる。
 コセンダングサが咲き、しばらく行くと、下池の先の右側の土手にはセイタカアワダチソウの群落がある。濃い黄色鮮やかに咲いていた。

000_231027031 X700 河津桜 保土ヶ谷公園 G7X.jpg
せせらぎに植えられた河津桜が開花 2023年10月27日 横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷公園

001_231027004 X700 柿と崖 星川 G7X.jpg 1.崖と柿の木
保土ヶ谷辺りは起伏の多いところである。大雨が降った際には、土砂災害の避難勧告が出されるところもある。この写真の右上の高いところは、保土ヶ谷公園の方向だと思う。しっかりとコンクリートの擁壁で保護されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 13mm ISO160 ) 
002_231027007t X900 ウキツリボク 星川 G7X.jpg 2.ウキツリボク(浮釣木)
星川から相鉄線を超えて進むと、沿道に建つ家の庭に植えられた数々の花が眺められる。これは、ウキツリボクで、まっすぐ吊り下げたランタンに見立てられる赤と黄色のコントラストが鮮やかな花を咲かせ、温室栽培や、鉢植え・地植えの庭木として観賞用に栽培される。花弁の一部にも見える鮮赤色の部分が見える萼の写真の状態から、筒状で5つに裂けるその萼の中から、5枚の鮮黄色の花弁がのぞく。写真は、赤い萼が裂ける前だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 )
003_231027012 X900 〇ツバメ 星川 G7X.jpg 3.ツバメシジミ♂
ヤマトシジミかと思ったら尾状突起があり、ブルーも鮮やかだ。ツバメシジミだ。ヤマトシジミより見る機会は少ない。G7Xでチョウの写真を撮るのにだいぶ慣れてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
004_231027017 X900 ソバ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 4.ソバ(蕎麦)の花
保土ヶ谷公園の南西端にあたる公園では最も低いところに入った。野生化しているソバの花が咲いていた。畑に真っ白に咲くソバの花は見る機会があるが、ポツンと咲いているのは初めて見た。ソバの花は茎頂や枝先に短い総状花序を出し、白色か淡紅色で、花には、花弁がなく、萼が深く5つに裂けて、短期間で開花結実するという。 ソバの実は三角錐形。花期は8〜10月。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 37mm ISO200 )
005_231027021 X900 ◎キタテハ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 5.キタテハ秋型 -1
きれいな秋型のキタテハがいた。コセンダングサで吸蜜する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
006_231027023 X900 ◎キタテハ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 6.キタテハ秋型 -2
夏型に比べて翅が大きくくびれた形をしていて精悍な感じがする。シータテハの秋型を想起させる。この個体は多分♂だと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
007_231027029 X900 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 7.赤い帽子の子供たち
引率された子供たちが下池から上池へと歩いている。その右側に、季節外れに数輪咲いたカワズザクラの木が数本ある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_231027037 X900 〇河津桜 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 8.季節外れに咲いたカワズザクラ
このカワズザクラの木がここに植えられたのはそれほど前のことではない。10年位前だろうか。はじめのころは目立たなかったが、毎年どんどん成長して高さ4〜5mになっている。通常2月に開花するのだが、今、数輪が開花していた。自宅近くのソメイヨシノといい、このカワズザクラといい、今年は少し変である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 10mm ISO125 )
009_231027046 X900 〇ウラナミ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 9.キタテハ秋型の裏面
キタテハの秋型は夏型に比べて、色が濃く、赤銅色は逞しく見える。好きな姿だ。セイタカアワダチソウが良く似合う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
010_231027053 X900 ◎ウラナミ セイタカアワダチ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 10.ウラナミシジミ♀ -1
上池のバス通り側(テニスコート側)の斜面にセイタカアワダチソウが咲いていて、そこに秋のチョウが集まってきていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
011_231027054t X900 ◎ウラナミ セイタカアワダチ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 11.ウラナミシジミ♀ -2
前の写真と同じ個体。翅を開いてくれた。♂との違いがよくわかる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
012_231027066t X900 ◎キタテハ 保土ヶ谷公園 G7X.jpg 12.コセンダングサのキタテハ秋型 -1
この個体は♀のように見える。キタテハ秋型の裏の模様のグラデーションは繊細だ。♀の方が色が濃いように思える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
013_231027078 X900 ◎保土ヶ谷公園 ツマグロ G7X.jpg 13.ツマグロヒョウモン♂
セイタカアワダチソウにはツマグロヒョウモンも来る。この花は、キク科アキノキリンソウ属の多年草で、虫媒花である帰化植物だそうだ。よく似ているといわれるブタクサとは違う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 )
014_231027083 X900 〇保土ヶ谷公園 キタテハ G7X.jpg 14.コセンダングサのキタテハ秋型 -2
いずれも黄色い花だが、キタテハはセイタカアワダチソウとこのコセンダングサが好きなようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )
015_231027088 X900 星川 トキワサンザシ G7X.jpg 15.トキワサンザン(常磐山査子)の実
星川へ戻る道筋で、見たことのない黄色い実をつけた木があった。似た仲間にタチバナモドキやカザンデマリ(ヒマラヤトキワサンザシ)があり、合わせてピラカンサと呼ばれるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250)
016_231027092 X900 峰岡公園 ヤマト G7X.jpg 16.ヤマトシジミ♀
いつもの小さな公園に寄った。チョウの数は少ない。裏面が黄色味を帯びたヤマトシジミがいた。♀だろうと思う。この小さな公園のヒャクニチソウとセンイチコウもそろそろ終わるのか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO250)

2020年2月22日

梅にメジロ 保土ヶ谷公園 2月11日

良い天気だった。この日は暖かくなるという。じっとしてはいられなくなり、再び近くの保土ヶ谷公園に出かけた。2月1日に行ったときに1輪咲いていたカワヅザクラはどうなったか、まだ開花していなかった梅の品種は花を咲かせているだろうか、暖かいからチョウや鳥は出てくるだろうか、などと思いながら、まず、上池の近くに咲くカワヅザクラを見に行く。
 カワヅザクラはまだ一分咲きというところだった。暖冬で開花は早いかと思ったが、それほどでもなさそうだ。そこから、上池の奥にある花見台へ行ってみた。バス通りで停留所がある。梅が何本か咲いていたが、他に見るものはない。梅園へ下りていく。
 梅園は大分色濃く咲き揃ってきていた。2月1日には咲いていなかった「思いのまま」や「緑萼春日野」も咲き始めていた。
 ほぼ満開になっている白梅にメジロが来ていた。「梅にウグイス」という言葉はよく聞くが、梅の花に来たウグイスは見たことがない。メジロは梅にも桜にもよく来るし、良く似合う。「梅にウグイス」というのは実は間違いであり、梅に来るのはメジロで、正しくは「梅にメジロ」なのだということを耳にしたことがある。「梅にウグイス」という言葉を検索してみると、その意味は "取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。" また、"梅に鶯(うぐいす)"とは、日本の詩歌や絵画における伝統的な"絵になる良い取り合わせ"、または"仲のよい間柄"のたとえと解説されていた。「梅にウグイス」という言葉は万葉の時代にさかのぼり、正しいとか間違いであるとかいうことではないのだ。美しい声で早春を告げるウグイスと、美しい花で春の訪れを知らせる梅の取り合わせであり、日本人の早春のイメージであり、理想であり、文化なのだという。しかし、私はその鳴き声はしばしば聴くが、ウグイスの姿を見たことがない。

1.カワヅザクラ -1
いつものように明神台でバスを下りて、公園の北口から左の方へ下りていく。下池から上池への散策路に数年前に植えられたカワヅザクラがあるが、今月1日に来たときは1輪だけ咲いていた。あれから10日経つが、咲いているだろうかと行ってみた。ご覧の通り三分咲きというところか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO160 ) 露出補正 なし
200211_001.jpg
2.カワヅザクラ -2
蕾が可愛い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
200211_002.jpg
3.花見台のウメ
いつもは行かないところだが、上池からさらに上がっていくと、プールがあり、さらに上がるとバス通りに出る。花見台というバス停がある。ほぼ満開の八重の白梅がびっしりと花を付けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
200211_003.jpg
4.梅園
戻ってテニスコートのわきを通って梅園へ行った。10日前に来た時と比べ、八重寒紅はほぼ満開になり、その時は咲いていなかった品種も花を咲かせ始め、梅園は賑やかになってきていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO100 ) 露出補正 なし
200211_004.jpg
5.「道知辺」
10日前には咲いていなかった「道知辺」という品種の紅梅が花を咲かせていた。初めは淡紅色でそののち紫紅色に変わる一重咲きの大輪の花を咲かせるやや早咲きの梅だそうだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
200211_005.jpg
6.ツグミ
何か動くものに気づき目を凝らしてみると、ツグミがいた。wikipediaによると、ツグミは夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、冬季になると中国南部などへ南下し越冬する。日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。和名は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説があるそうだ。鳴き声は聞いたことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO125 ) 露出補正 なし
200211_006.jpg
7.「大湊」
「道知辺」に似ていたが、こちらは八重のようだった。この花の咲く木の幹に「大湊」の札がかかっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO125 ) 露出補正 なし
200211_007.jpg
8.「白加賀」
検索してみると「白加賀」は花より実梅として有名なようだ。関東地方に多く流通している青梅で、サイズは25~30g程度。果皮は淡黄緑色で、肉厚で緻密だそうだ。実の旬は6月中旬からで、用途としては梅干しや梅酒、梅シロップなどに向いている。江戸時代から栽培されていたようだが来歴は不明とのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
200211_008.jpg
9.「緑萼春日野」 -1
10日前に来たときはまだ蕾が固かった。この写真ではあまり顕著ではないが、ガクが緑色をした白梅だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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10.「緑萼春日野」 -2
よく見ると新しい枝は緑色をしている。他の梅の木と趣を異にする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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11.「緑萼春日野」 -3
この写真ではガクが緑色なのが良くわかる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
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12.「鹿児島紅」
前回来たときは、ほんの数輪しか咲いていなかったが、この日見た「鹿児島紅」はほぼ満開だった。濃い紅色の八重だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO100 ) 露出補正 なし
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13.「思いのまま」 -1
2月11日にはまだ蕾で、花はなかったが、この日は三分咲きほどに咲いていた。紅梅と白梅を一つの枝に咲かせているところを探した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 130mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.「思いのまま」 -2
なぜ同じ枝に紅と白の花を咲かせられるのだろうかと興味を抱いて、検索してみた。やはり突然変異が始まりのキメラ(同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態や、そのような状態の個体のこと )で、嵌合体(かんごうたい)ともいい、「異質同体」なのだ。ウメのもとになったのは紅梅でアントシアンという色素の色なのだそうだ。この色素はいくつかの反応を順番に経て作られ、一つ一つの反応にはそれぞれ特有の酵素が必要であるが、遺伝子の突然変異で、変異が起きた細胞から分裂して増えた細胞も、すべて同じ変異を持った細胞になる。だから、変異が最近起きたばかりなら、1本の枝、それも枝先の方だけ白い花が咲くことになる。逆に、木の成長の極く初めに変異が起きれば、根元に近いところから枝ごとに、2色の花が咲き分けるパターンになりやすいという。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 208mm ISO100 ) 露出補正 なし
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15.白梅
八重の白梅が満開になっていた。木に札が付いていないので品種名が判らない。まだ蕾も残っているがびっしり花を付けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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16.メジロ -1
満開の白梅の枝がそっと揺れたので、その方を見るとメジロが来ていた。ウメの花は甘い香りがするし、花がいっぱい咲いているので身を隠すことが出来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.メジロ -2
目の周りが見事に白い輪になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
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18.「紅梅」
木には「紅梅」という品種名の書かれた札がかけてあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
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19.メジロ -3
wikipediaによれば、メジロは全長約12 cmで、スズメよりも小さい。翼開長は約18 cm。緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、雌雄同色。東アジア(日本、中国、朝鮮半島、台湾、海南島)から東南アジア(ベトナム、タイ、フィリピン)にかけて分布する留鳥または漂鳥。日本では冬季の寒冷地を除く全国で、低地から山地にまで広く分布する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
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20.メジロ -4
次の枝へ移動しようと身構えているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
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21.メジロ -5
と思ったら、また首を伸ばして花の蜜を吸っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 800秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
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22.ニホンズイセン
メジロの写真も撮れたし、帰路につく。いつも通り法性寺へと下りていくと、水仙の花が咲いていた。花びらが白く、花の中心が鮮やかな黄色で、葉が深い緑色という彩りを見て撮りたくなった。水仙にもいろいろと種類があるようだが、これは良く見かけるニホンズイセンだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1000秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
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23.法性寺のウメと鐘楼
法性寺の境内にも何本かのウメの木がある。鐘楼の屋根を背景にしたが、ボケ過ぎてしまった。今日も気持ちの良い保土ヶ谷公園散策だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1000秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし
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SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixelsプログラムオートで撮影 ( f4 1000秒 102mm ISO100 ) 露出補正 なし