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2023年10月 2日

信州 夏の高原のチョウと花 ⑥ 終 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

再び「入笠すずらん山野草公園」の一番端、八ヶ岳展望台へ来ている。この周辺でもう少しクジャクチョウなどを撮っていきたい。
 マツムシソウにはクジャクチョウが多い。コオニユリにはまた、キアゲハが吸蜜に来るのを期待する。
 この日は、チョウの種類こそ多くはなかったが、久しぶりにクジャクチョウをたっぷり撮影できたし、スジボソヤマキチョウの良い写真が撮れ、楽しむことが出来、充実感があった。
 チョウと花とは切っても切れない。写真にタイトルを付けるにしても、「花に止まるチョウ」ではなく「マツムシソウにきたクジャクチョウ」としたい。今回は花の写真も撮り、PictureThisで検索もしてみた。一遍には覚えきれないが、これからも学んでいきたい。
 午後2時、そろそろゴンドラに乗って下る時間になった。帰りも安全運転で無理をせず、休憩をとりながら走りたい。午後3時に富士見パノラマリゾートの駐車場を出発した。中央道は工事渋滞が2か所あり、圏央道から東名に入り、厚木―横浜町田、そして最後の保土ヶ谷バイパスが混雑し、4時間かかってしまったが、無事自宅に帰着した。

000_230822704xm2 X700 入笠山 キアゲハ コオニユリ RX10M4.jpg
コオニユリに来たキアゲハ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

104_230822639t X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 104.マツムシソウとクジャクチョウ -21
マツムシソウが咲くところでは午後になってもクジャクチョウが多く翔んでいた。裏が真っ黒なところへ赤い翅表が見え、精悍な感じがする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 193mm ISO320 ) 露出補正 なし
105_230822643x X900 〇入笠山 クジャク RX10M4.jpg 105.マツムシソウとクジャクチョウ -22
マツムシソウの頭花は4-7cmで、小さな花が集まっている。その小さな花に口吻を入れて吸蜜している。マツムシソウの雄しべは4本、花糸は淡青色、葯は淡紫色、花粉は白色。雌しべは1本、柱頭は頭状。外側から内側に咲き進むそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 198mm ISO125 ) 露出補正 なし
106_230822747 X900 ◎入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 106.マツムシソウとクジャクチョウ -23
視界に2〜3頭のクジャクチョウが目に入る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
107_230822646x X900 入笠山 ウラギン♂ RX10M4.jpg 107.ウラギンヒョウモンとマツムシソウ
ウラギンヒョウモンはマツムシソウにも来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO500 ) 露出補正 なし
108_230822652x X900 入笠山 クジャク撮る人 RX10M4.jpg 108.クジャクチョウを撮る人
マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウを草の上に横たわって撮っている愛好者もおられた。レンズの先には別の個体がいた。私の場合、あのような姿勢になると起き上がるのが容易ではない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 50mm ISO250 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 109.マツムシソウとクジャクチョウ -24
隣に咲くヤマハハコに止まるクジャクチョウを一度見たが、やはりマツムシソウの方が好きなようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
110_2308220133 X900 入笠山 クジャクZ50 Z105mc.jpg 110.マツムシソウとクジャクチョウ -25
マツムシソウとヤマハハコ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO160 ) 露出補正 なし
109_23082266tx X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 111.ミドリヒョウモン♂ -3
このフジバカマ(PictureThis ではヘンプアグリモニー)にいたミドリヒョウモンは比較的破損していなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 219mm ISO250 ) 露出補正 なし
112_230822680 X900 入笠山 ミドリ♀ アキノキリンソウ RX10M4.jpg 112.ミドリヒョウモン♀がアキノキリンソウに
きれいな♀の個体だった。アキノキリンソウによく似合う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 132mm ISO1250 ) 露出補正 なし
113_230822688tx X900 入笠山 ヤマトスジグロ RX10M4.jpg 113.ヤマトスジグロシロチョウ
スジグロシロチョウか、ヤマトスジグロシロチョウか迷ったが、後者と同定した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
114_230822692x X900 入笠山 サラシナショウマ RX10M4.jpg 114.サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
上高地ではサカハチチョウが吸蜜していたこの花を見たが、ここでは群落になって咲いていた。和名サラシナショウマは、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来するのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 128mm ISO500 ) 露出補正 なし
115_230822694x X900 入笠山 ホソバエゾリンドウ RX10M4.jpg 115.ホソバエゾリンドウ(細葉蝦夷竜胆)
wikipediaによれば、エゾリンドウという種もあり、それはこのホソバエゾリンドウの変種で学名をGentiana triflora var. japonica という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 37mm ISO1250 ) 露出補正 なし
116_230822698x X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ ヘンプアグリアモニー RX10M4.jpg 116.ヒヨドリバナに来たヒメキマダラヒカゲ
PictureThisではヘンプアグリモニーと同定された。ヒヨドリバナ属にもフジバカマをはじめ、いろいろな種があるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
117_230822699 X900 入笠山 キアゲハ RX10M4.jpg 117.コオニユリとキアゲハ
先ほどもこのコオニユリに来たキアゲハを撮った。必ず、また来てると思い、狙っていると翔んできてくれた。先ほどのとは違う個体で、尾状突起も切れていない。このショットは、顔が花に隠れてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
118_230822709s X900 入笠山 ミドリヒョウモン RX10M4.jpg 118.ミドリヒョウモン♂ -4
ミドリヒョウモンの破損のないきれいな個体が葉っぱの上に静止して、翅を開いていた。ミドリヒョウモンは、信州の高原では最もポピュラーな種である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
119_230822714x X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 119.八ヶ岳を背景に咲くヤマユリ
このヤマユリも一株にたくさんの花を付けていて、見事に咲いていた。wikipediaによれば、「山地に生える日本特産のユリで、夏に咲く花は大型で白く、山中でもよく目立ち、強い芳香を放つ。鱗茎は食用のユリ根になり、別名リョウリユリともよばれている。」と解説されている。ただし、山地に生えるユリがヤマユリの語源であるようだが、ヤマユリは舞岡公園などの平地でも咲く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 43mm ISO160 ) 露出補正 なし
120_230822716 入笠山 X900 クジャク RX10M4.jpg 120.クジャクチョウ翔び立つ
ヤマハハコで吸蜜していたと思われるクジャクチョウが花を離れた。そろそろ、ゴンドラの山頂駅へ向かう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 147mm ISO160 ) 露出補正 なし
121_230822752 X900 〇入笠山 帰路 G7X.jpg 121.下りのゴンドラ
午後2時半、まだまだ日は高く、降りる人も少ない。籠に乗るのは一人である。自転車を載せてしtから上がってくる人もいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし

2020年8月30日

入笠山 ゲレンデは花盛り(5・終) 8月4日

午後1時半、2巡目の八ヶ岳展望台に来た。これから、ゆっくりゴンドラ山頂駅へ戻り、ゴンドラで下りようと思う。
 この日は、入笠山で初めてゴンドラに乗って上がったが、思いもかけずに, 標高1,780m~1,740Mのスキーゲレンデに沿って設けられている「入笠すずらん山野草公園」を知った。人の手で植えられたものなのかどうかはわからないが、ヒヨドリバナやクガイソウといったチョウたちの好きな花が沢山咲いていた。そして、高原のチョウたちの天国だった。
 それほど広くない「入笠すずらん山野草公園」で20種弱のチョウが舞うのが見られたが、種類の多さ、そして、それらの個体数の多さには驚いた。予定では、大阿原湿原や、入笠牧場、入笠山斜面の花畑、入笠湿原などを歩こうと思っていたが、その意欲は消されてしまった。
 次回は季節を変えて訪れてみたい。その時には、大阿原湿原など、この日歩かなかったところも巡ってみたいと思う。

086_200804649 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 86.八ヶ岳展望台 -2
コナシゲレンデの端からパラグライダーが飛ぶ。左側が正面から八ヶ岳が展望ができ、その右側(南側)は、雲がかかって見えなかったが、富士山、鳳凰三山 、甲斐駒ヶ岳の方向になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
087_200804655t X800 入笠公園 RX10M4.jpg 87.エゾカワラナデシコに来たキアゲハ
ナデシコは「愛しい子」を表す「撫し子」がその名の由来だそうだ。「撫でるほど可愛い子」から名づけられたと云う説もあるそうだ。この花は、ミヤマカラスアゲハなどのチョウにも好まれる。このキアゲハは残念ながら後翅が破損していたので、トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO200 ) 露出補正 なし
088_200804659 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 88.ミドリヒョウモンと八ヶ岳
ヒヨドリバナに来ていたミドリヒョウモンをシモツケの群落の背後に八ヶ岳を入れて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
089_200804032 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 89.ヤマトスジグロシロチョウ
私が昆虫少年だったころはヤマトスジグロシロチョウという名はなかった。スジグロシロチョウと、エゾスジグロシロチョウだったが、エゾスジグロの方が近年の研究で、北海道にいる亜種と本州にいる亜種が別種とされて、北海道にいる亜種がエゾスジグロシロチョウという和名を継承し、本土亜種がヤマトスジグロシロチョウと呼ばれるようになったのだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし  
090_200804035 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 90.2頭のミドリヒョウモン♂
2頭両方の顔にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
091_200804042 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 91.ソバナに来たアサギマダラ♂
ツリガネニンジンソウによく似た花だが、花が輪生していないのでソバナだと思う。アサギマダラとの取り合わせが良い。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
092_200804663 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 92.クジャクチョウ -9
クジャクチョウは発生適期なのだろうか個体数も多く、ほとんどがきれいな個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
093_200804678 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 93.メスグロヒョウモン♂ -2
メスグロヒョウモン♂とミドリヒョウモンの♂は、翅表はよく似ている。メスグロの裏面は、オオウラギンスジヒョウモンに似ていて、ミドリとは明らかに相違するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
094_200804048 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 94.ヒメキマダラヒカゲとジャノメチョウ
異種同卓。左がヒメキマダラヒカゲ、右がジャノメチョウ。共に♂のようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
095_200804051 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 95.アサギマダラ♀とミドリヒョウモン♂
クガイソウの花にアサギマダラとミドリヒョウモンが同席。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
096_200804062 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 96.ヒメキマダラヒカゲ♂
ヒメキマダラヒカゲは「入笠すずらん山野草公園」の下のほうから、中ほどのあずまやの辺りに多く見られた。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO1000 ) 露出補正 なし
097_200804683 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 97.ウラギンヒョウモン♂ -3
クガイソウにウラギンヒョウモンがいた。ウラギンヒョウモンの♂は擦れている個体が多いように思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO160 ) 露出補正 なし
098_200804687 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 98.ギンボシヒョウモン♂ -1
ギンボシヒョウモンと同定したが、ウラギンヒョウモンと区別がつけ難い。「入笠すずらん山野草公園」の上の方はウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが多くなる。コナシゲレンデの方にも飛んでいる。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO250 ) 露出補正 なし
099_200804074 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 99.ギンボシヒョウモン♂ -2
ノアザミにギンボシヒョウモンが来ていた。これはきれいな個体だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
100_200804077 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 100.ギンボシヒョウモン♂ -3
前の写真と同じ個体である。裏面後翅の斑紋が見える。これでギンボシヒョウモンと同定できる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
101_200804697 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 101.スジボソヤマキチョウ♀ -1
歩いている「 入笠すずらん山野草公園 」から、ふとコナシゲレンデを見ると、スジボソヤマキチョウが飛んでいる。柵があってすぐにゲレンデには入れないが、カフェがある上の方まで行ってから、コナシゲレンデを下りてきた。小さなピンクの花で吸蜜していた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 217mm ISO100 ) 露出補正 なし
102_200804703 X800 〇a入笠公園 RX10M4.jpg 102.スジボソヤマキチョウ♀ -2 開翅
ゲレンデに咲く小さなピンクの花から花へとはばたいていたが、タイミングよく表が旨く撮れた。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
103_200804707 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 103.スジボソヤマキチョウ♀ -3 開翅
スジボソヤマキチョウは、花などに止まるときは必ず翅は閉じる。翅表を撮るにはこういうチャンスを待つ以外にない。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
104_200804095 X800 〇入笠公園 D5300 TAMRON 90.jpg 104.スジボソヤマキチョウ♀ -4
スジボソヤマキチョウは、高原の花畑を楽しんでいるようだった。このチョウは成虫で越冬し、翌春には色は退職し、傷んで透けそうな翅で姿を現す。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_200804715 X800 入笠公園 RX10M4.jpg 105.ゴンドラのキャビン
午後2時を過ぎた。このゴンドラで駐車場へ戻る。8人乗りだが、往復とも他のお客さんは乗ってこなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 -1.0段
106_200804719 X800 〇入笠公園 RX10M4.jpg 106.「すずらんゴンドラ」
全長2,489m、高低差730mのゴンドラで、標高1,050mの山麓駅までいっきに下る。キャビンの中からマウンテンバイクのコースが見え隠れする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
107_200804723m X800 入笠公園 RX10M4.jpg 107.パラグライダー
ゴンドラのキャビンの中から滑空するパラグライダーが見えた。wikipediaによると、スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエアーパラシュート(四角いパラシュート)で下りたのが始まりとされる。  日本で普及し始めたのは1986年から。当初は滑空性能が低くスキー場のゲレンデを斜面と並行に滑空を楽しむ程度のもので飛行時間にして約3〜5分程度であったそうだ。入笠山には「JMB富士見パノラマ パラグライダー・スクール」がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 151mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段

過去5回ほど入笠山に行っているが、今回、初めてゴンドラを利用したことで、今までその存在さえ知らなかった「入笠すずらん山野草公園」で、思いもかけず多くのチョウたちに会うことが出来、楽しい時間を過ごした。全部で2,000ショットほどのシャッターを切ったなかから選んだが、同じような写真が多く、ご退屈なことだったと思うがお許し願いたい。


2013年8月15日

信州蝶撮りの旅 7月25日~27日 -5 美ヶ原で撮った蝶


 7月26日、9時45分に美ヶ原の西側からの入り口である、美ヶ原自然保護センターに着いた。車も通れるような道を登り始める。まずは王が鼻に向かった。ヒメキマダラヒカゲが活発に飛ぶが、なかなか撮らせてくれない。収穫はきれいなエルタテハが撮れたことだった。蝶の数はそれほど多くない。王が鼻、王が頭の分岐まで来ると、ギンボシヒョウモンやキアゲハが飛び始めるが、めぼしい蝶はいない。王が頭へ行ってもクジャクチョウがいたくらいで、あまり収穫はなかった。

ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。 1.ヒメキマダラヒカゲ
美ヶ原自然保護センターからの登り始めは、ササが多く、ササ類を食草とするヒメキマダラヒカゲが活発に飛び回る。新鮮な個体が多い。なかなかゆっくり撮らせてくれなかった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
きれいなエルタテハ -1;クリックすると大きな写真になります。 2.きれいなエルタテハ -1
歩いている道の先の方で、赤い蝶が飛んでいるのが見えた。小走りに近づいてみるときれいなエルタテハだった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
きれいなエルタテハ -2;クリックすると大きな写真になります。 3.きれいなエルタテハ -2
同じ個体を100mmマクロで撮る。上から押さえつけるようにしか撮れない。でも、きれいなエルタテハが撮れたのは収穫だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ウラジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラジャノメ
ヒメキマダラヒカゲに比べて、ゆっくり飛ぶ。ウラジャノメだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバダケブキとキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 5.マルバダケブキとキアゲハ
右へ行くと王が鼻、左へ行くと王が頭の分岐点へ来た。まず、王が鼻へ向かう。マルバダケブキがきれいに咲いている。そこにキアゲハが来ていた。少々遠い。P90の望遠端でも撮ったが手振れしてしまった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 6.ギンボシヒョウモン -1
マルバダケブキで吸蜜するギンボシヒョウモンが多い。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 (F5.0 1/250秒 110.4mm ISO88) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 7.ギンボシヒョウモン -2
マルバダケブキがたくさんの蕾を付けている。もっともきれいな時期ではないだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 8.ギンボシヒョウモン -3
マルバダケブキもキンボシヒョウモンもフレッシュで美しい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ギンボシヒョウモン -4;クリックすると大きな写真になります。 9.ギンボシヒョウモン -4
北アルプスこそ見えなかったが、王が鼻の頂上で、しばし、眺めを楽しんだ後、王が頭へ行く。広い道を離れて、景色の良い散策路を進むと最後は急な登りとなった。ノアザミに来ているギンボシヒョウモンをG12で、背景を入れて撮る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 10.コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -1
草原にはコウリンカが咲いているが、この花を訪れる蝶は比較的少ない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヤマトスジグロシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 11.ヤマトスジグロシロチョウ
恥ずかしながら、私は、スジグロシロチョウとエゾスジグロシロチョウしか知らなかった。その限りにおいては、これはエゾスジグロシロチョウだと思う。近年、エゾスジグロシロチョウの本州産(北海道南部を含む)を別種(ヤマトスジグロシロチョウ)として扱うようになったものだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ -1;クリックすると大きな写真になります。 12.クジャクチョウ -1
王が頭から塩くれ場の方へ歩いていくと、黒っぽい蝶が飛び立つ。クジャクチョウだ。擦れのないきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ -2;クリックすると大きな写真になります。 13.クジャクチョウ -2
同じ個体。近づくと飛び立つが、また戻ってくる。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 14.コウリンカで吸蜜するウラギンヒョウモン -2
標高2,000mの草原をウラギンヒョウモンが飛び回る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ノアザミとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 15.ノアザミとウラギンヒョウモン
王が頭ホテルまで戻ってきて、牛乳でのどを潤し、美ヶ原自然保護センターの駐車場へ戻る。電波塔の脇にはノアザミが咲き、ウラギンヒョウモンが吸蜜していた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段