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2023年8月31日

立山を抜けて黒四ダムへ ⑤ 2023年8月8日-10日 立山黒部アルペンルートとトロッコ電車・上高地3日間

室堂から立山の下を、立山トンネルトロリーバスで抜けて、大観峰(2,316m)へ。大観峰の展望台でこれから下りていく黒部湖の眺めを楽しんだ。
 大観峰へは20年も前になるが2003年の8月の終わり頃に、長野県側から逆にロープウェイで登ってきて、そこから長野側に戻る日帰りバスツアーで来たことがあった。
 立山ロープウェイは黒部平(1,828m)に下りる。2003年に訪れたときには、クジャクチョウ、アサギマダラなどが花を訪れていたが、今回は全く蝶を見なかった。
 黒部平からは黒部ケーブルカーで黒部湖へ。黒四ダムの堰堤を歩き、黒部ダム駅(1,470m)から関電トンネルバス(電気バス)に乗って、長野県の扇沢へ抜けた。途中、難工事だった破砕帯の箇所も通過した。前に来たときはトロリーバスだったが、2018年に電気バスになった。
 ちなみに、立山駅から扇沢までの立山黒部アルペンルート通り抜けの運賃は合計で9,300円だそうだ。(https://www.smarttraveljournal.info/2020/10/tateyama-kurobe-alpine-route-discount.html 参照)
 私たちが立山駅まで乗ってきたアルピコ交通のバスは、回送されて扇沢で待っていてくれた。バスは夕方5時過ぎに白馬の樅ノ木ホテルに到着した。温泉に浸って疲れをとり、バイキングの夕食、品数は少なかったが、味は悪くなかった。夜スーツケースを自宅へ宅配手配した。

000_230809159 X700 〇黒部湖と後立山連峰 ロープウェイ G7X.jpg
大観峰から眺める黒部湖と後立山連峰 2023年8月9日 ロープウェイは大観峰から黒部平へ

076_230809157 X800 〇黒部湖と後立山連峰 G7X.jpg  76.大観峰から黒部湖を望む
大観峰(2,316m)から黒四ダムの水を貯える黒部湖を見る。ここから、ロープウェイで黒部平(1,828m)に下りる。そこからケーブルカーで黒四ダムの大堤防の手前へ下りる。ープウェイに乗る時間まで、大観峰の展望台で待ちながら、雄大な景色を見下ろした。後立山連峰の頂上付近は見えないが、写真の中央やや右側がスバリ岳(2752m)と針ノ木岳(2,821m)だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 16mm ISO250 ) 露出補正 なし
077_230809161 X800 〇黒部湖と後立山連峰 ロープウェイ G7X.jpg 77.大観峰を出発する立山ロープウェイ
私たちが乗る1本前のロープウェイが下りて行った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 19mm ISO200 ) 露出補正 なし
078_230809171t X800 〇黒部湖と後立山連峰 ロープウェイ G7X.jpg 78.行き交うゴンドラ
立山ロープウェイは、途中に支柱が1本も設けられていないワンスパン方式を採用している。前の写真から3分ほど経った。片道7分となっている。高低差は488m、水平の長さは1,638m、斜長は1,710m だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
079_230809180 X800 〇黒部湖と後立山連峰 ロープウェイ G7X.jpg 79.登りのロープウェイ -1
登りのロープウェイが上がってきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO125 ) 露出補正 なし
080_230809182 X800 〇黒部湖と後立山連峰 ロープウェイ G7X.jpg 80.登りのロープウェイ -2
黒部湖の向こう側に聳え立つのは、後立山連峰の針ノ木岳(2,821m)山肌である。ゴンドラの定員は81人だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 32mm ISO125 ) 露出補正 なし
081_230809187 X800 〇大観峰ロープウェイ車窓 G7X.jpg 81.立山ロープウェイに乗車
15分くらい経って、黒部平へ下りるロープウェイに乗車した。皆さんは黒部湖の方を眺めるので、私は反対側の大観峰駅の方を撮った。このロープウェイは1968年(昭和43年)に着工され、1970年に開通し、営業運転が開始されている。今までに搬器(ゴンドラ)は2回更新されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 20mm ISO250 ) 露出補正 なし
082_230809193 X800 〇大観峰ロープウェイ車窓 後立山連峰G7X.jpg 82.まもなく黒部平に
黒部湖の向こう側に見えるのは、スバリ岳(2752m)と針ノ木岳(2,821m)山腹の岩肌である。時刻は2時半になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO250 ) 露出補正 なし
083_230809199 X800 〇黒部平 ツリガネニンジン G7X.jpg 83.黒部平に到着 ツリガネニンジン(釣鐘人参) 思ったより観光客は少なかった。この時間から室堂へ上がる人は少ないのだろうか。大観峰まで上がって、黒部湖と後立山連峰を眺めるだけでも価値はある。期待していたチョウの姿はなかった。ツリガネニンジン(釣鐘人参)が咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO250 ) 露出補正 なし
084_230809200 X800 〇黒部平 ナナカマド G7X.jpg 84.色づくナナカマド(七竈)
都会は暑い日が続いているが、ここは季節が進んでいるのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
085_230809201 X800 〇黒部平 G7X.jpg 85.黒部平
標高は1,828mである。結構、高い。後ろに見えるのは赤沢岳(2,678m)と思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
086_230809207 X800 〇黒部湖 G7X.jpg 86.黒部湖の南側
黒部平から、今度は黒部ケーブルカーに乗って、黒部湖の西端に降りつく。ここから黒四ダムの堤防を渡っていく。ツアコンさんから「右側の景色もいいですよ」と声がかかった。黒部湖の南側、後立山連峰からつながる山々を眺める。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 21mm ISO250 ) 露出補正 なし
087_230809210 X800 〇黒四ダム G7X.jpg 87.放水
6月26日~10月15日の間、ダムの観光放水が行われている。ダムの堰堤を対岸へと歩き、堰堤の左側から下を覗き込むと、迫力ある放水が見られた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
088_230809216 X800 〇黒四ダム 放水直上 G7X.jpg 88.放水された先の流れ
観光放水を上から望める。黒四ダム堰堤の長さは全長492mもある。左岸(ケーブルカーの黒部湖駅側)からの眺めと、堰堤の中ほどを過ぎて右岸(電気バス黒部ダム駅側)とで景色が異なる。写真は放水された黒部湖の水の流れていく先である。この黒部川は、昨日、黒峡谷トロッコ電車に乗って観光した方へ流れ、やがて、日本海にそそぐ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
089_230809221 X800 〇黒四ダム 放水直上 G7X.jpg 89.堰堤のほぼ真ん中から<br> 堰堤のほぼ中央から覗き込むようにして、下を眺めた。ダムから川へ放水する際には霧状にしている。これは放水の勢いで川底が削れてしまうのを防ぐためだそうだ。日が当たると虹が現れる。堰堤を扇沢への電気バス黒部ダム駅側に渡り切ると、大迫力の観光放水の全貌を最も近い場所で観ることができるレインボーテラスと新展望広場とがある。だが、階段を上がらなければならないのでやめた。毎秒10t 以上の放水をほぼ真横から楽しめるビュースポットだそうだ。関電トンネル電気バスで赤沢岳(2,678mの下を抜け、長野県側の扇沢へ抜け、宇奈月から回送されて来て待っていてくれていたアルピコ交通のバスで、今夜の宿へ向かった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels<br> プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年8月23日

富山から室堂へ ③ 2023年8月8日-10日 立山黒部アルペンルートとトロッコ電車・上高地3日間

2日目の8月9日、いよいよ、富山県側から長野県側に抜ける黒部立山アルペンルートである。
富山駅前のホテルを8:30に出発。車窓を眺めながら立山ケーブルカーの立山駅まで1時間20分ほどバスに乗った。富山駅からここまでは富山地方鉄道立山線の特急に乗っても1時間ほどで来ることができる。
 立山駅(標高475m)10:20発のケーブルカーに乗り、美女平(977m)へ向かう。急勾配のケーブルカーは所要約7分で美女平についた。
 ここから、立山黒部貫光が運営する路線バス、立山高原バスで1時間弱、標高2,450mの室堂へ上がる。車窓の眺めは左側の席が良いというが、皆さんよくご存じで左側の席に殺到する。私たち夫婦は右側に座ることになった。落差が350mある日本一の称名瀧は左側にあり、見ることはできたが、バスは写真撮影のため停車してくれたものの良い写真は撮れなかった。
 室堂に着く。ホテル立山と繋がっている室堂バスターミナルの階段を上がって展望台へ上がる。そとは雨が降っていた。山の天気である。晴れてくるのを期待していったん、室堂バスターミナルビルの2階へ戻り、無料休憩室で、予約してバスに積み込まれていた弁当を食べる。これも味は良かった。

000_230809404 X700 室堂平 RX10M4.jpg
室堂から立山三山北側の別山2792峰方面を望む 2023年8月9日 富山県 中部山岳国立公園

034_230809119 X800 〇富山市電 G7X.jpg 34.超低床車のTLR0600形(ポートラム)
出発前に、昨晩「写楽」からの帰りに路面電車を降りた停留場まで、路面電車を見に行ってきた。この車両は0600型(ポートラム)という。2020年富山地方鉄道に吸収合併された富山ライトレールの車両であった。富山ライトレールが富山港線向けに導入した路面電車車両で2007年鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 26mm ISO160 ) 露出補正 なし
035_230809125 X800 〇富山市電 G7X.jpg 35.富山地方鉄道7000形電車
東京都電8000形をモデルとしており、日本車輌製造で1957年から1965年にかけて22両、車両番号デ7000形7001 ~7023(7004は欠番)が製造された。この車両は7021番である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
036_230809138 X800 〇富山→立山駅 G7X.jpg 36.富山から立山へ
バスはホテルを8時半に出発した。私たち夫婦に与えられた席は、今日は一番前だった。車窓からの写真は撮りやすい。日本海にそそぐ常願寺川を渡る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 29mm ISO160 ) 露出補正 なし
037_230809140 X800 〇富山→立山駅 G7X.jpg 37.常願寺川
バスは富山地方鉄道立山線に沿って走っているようだ。富山県中新川郡立山町 および富山市を流れ富山湾に注ぐ一級河川である常願寺川は、富山県の七大河川の一つである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 29mm ISO250 ) 露出補正 なし
038_230809144 X800 〇富山→立山駅 立山山麓スキー場 G7X.jpg 38.立山山麓スキー場
立山駅に近いところにある、極楽坂と、らいちょうバレーの2つのエリアで構成される立山山麓スキー場が見えてきた。wikipediaによると、11本のコースがあり、最大傾斜32度、高低差は708mあり、広さは140ha、最長滑走距離3,000m、リフトは全部で7本あるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
039_230809145 X800 〇富山→立山駅 地鉄立山線 G7X.jpg 39.富山地方鉄道立山線
立山駅を発車した宇奈月行の電車が走ってきた。モハ10043形と10044形の2両編成だ。この車両はかつて京阪電気鉄道が保有していた5代目の特急形車両である。1971年(昭和46年)から1973年(昭和48年)にかけて製造された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし京阪電鉄の
040_230809369 X800 立山駅 ナナカマドRx10M4.jpg 40.ナナカマドの実
立山ケーブルカーの立山駅に着いた。駅舎の傍にナナカマドが実を付けていた。ナナカマドは5月に白い花が咲き、7月には緑の実、8月には黄色の実を付けているのが見られる。そして秋に実は赤く成り、葉は真っ赤に紅葉する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
041_230809374 X800 立山駅 RX10M4.jpg 41.黒部立山アルペンルート立山駅
公共交通機関で来ると、宇奈月から立山駅に着き、ここで立山ケーブルカーに乗り換え、美女平へと進む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
042_230809377 X800 立山駅 RX10M4.jpg 42.立山ケーブルカーのりば
駅舎の中に入る。構内にはショップがある。改札は団体と個人客に分かれていた。個人客の方が優先されるようである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO320 ) 露出補正 なし
043_230809379 X800 立山駅 RX10M4.jpg 43.立山ケーブルカーのホーム
立山ケーブルカーは、富山地方鉄道立山線との連絡駅である立山駅から、室堂への連絡バスの発着する美女平駅までを結ぶ立山黒部貫光のケーブルカー路線である。運行開始は昭和29年(1954年)という歴史あるケーブルカーだそうだ。wikiprdiaによれば、美女平までの距離は1.3kmあり、最大勾配は560 ‰(29 度14分)、高低差487mだそうだ。所要7分で結んでいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
044_230809381 X800 立山駅 RX10M4.jpg 44.柱状節理
車窓からは柱状節理の岩肌を見ることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 33mm ISO1250 ) 露出補正 なし
045_230809383m X800 美女平駅 RX10M4.jpg 45.立山ケーブルカー 美女平駅
家内は杖を使っているので、このような階段は少々苦手である。アルペンルートの乗り物の乗り降りは少々気の毒だった。ごめんなさい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO1250 ) 露出補正 なし
046_230809389 X800 〇美女平駅 RX10M4.jpg 46.モンキチョウ -1 美女平
美女平で高原バスの発車まで少し時間があった。外へ出てみる。ヒメジョオンの花にモンキチョウが来ていた。今回のツアーで始めて見る蝶だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
047_230809390 X800 〇美女平駅 RX10M4.jpg 47.モンキチョウ -2 美女平
モンキチョウは数頭いた。他に何かいないかと目を凝らしたが、いなかった。美女平の標高は1,000m弱だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
048_230809396 X800 美女平駅 RX10M4.jpg 48.立山高原バスの改札
高原バスは路線バスなので、自由席である。景色を見るには左側が良いのだが、無理をせずに右側の席に座った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO2500 ) 露出補正 なし
049_230809398 X800 美女平→室堂 高原バス 称名瀧 RX10M4.jpg 49.称名瀧
バスは富山県屈指の秘境スポットという「称名滝」が見えるポイントに差し掛かる。バスは徐行し、いったん止まったりもしてくれたが、右側の席からではよい写真は撮れなかった。「称名滝」は立山連峰を源流とする滝。その落差は350mで、日本一を誇る。弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ち、称名川となった後に常願寺川へ注ぎ込む。国指定の名勝および天然記念物、日本の滝百選、日本の音風景100選にも選ばれているそうだ。名称は、法然上人が滝の轟音を「南無阿弥陀仏」という称名念仏の声と聞いたことに由来すると伝えられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
050_230809155 X800 〇立山→美女平 G7X.jpg 50.高原へ
バスは40分近く走ってきた。車窓の景色が変わってきている。確かではないが、森林限界に達し、天狗平というあたりまで来たのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
051_230809156 X800 〇立山→美女平 G7X.jpg 51.残雪 は「雪の大谷」の名残りか?
あと少しで室堂に着くところで右側に雪が残っているところがあった。4月から5月には有名な「雪の大谷」として大勢の観光客が押し寄せるそうだが、この辺りなのだろうか? 春が来て、除雪の際にできる「雪の壁」でできた約500mの区間を「雪の大谷」と呼び、吹きだまりのため特に積雪が多く、その高さは20mを超えることもあると。室堂平では6mほどの積雪だが、「雪の大谷」はその南側にある国見岳(2,621m)からのびる稜線の風下にあたり、吹きだまりとなってこのような積雪になるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
052_230809405 X800 室堂平 RX10M4.jpg 52.室堂から眺める立山連峰
ホテル立山に直結する室堂バスターミナルに着いた。1階にあるコーヒーショップや蕎麦コーナー、立山山頂簡易郵便局を横目で見て。ツアコンさんの跡について、階段を上がり、展望台に出てみた。展望台から室堂の遊歩道に行けるのだが、残念ながら少々冷たい風が吹き雨が降っている。少し様子を見ようと、下(2階)にある広い休憩所で、弁当を食べることにした。奥のほうに空いている席を見つけた。私は写真が撮りたいので、かみさんは残して、再び展望台へ上がってみる。山の天気は変わりやすい。晴れ間が出てきていた。東側の方を見ると頂上付近に雲がかかった立山連峰を眺めたときは、大正池から穂高連峰を見たときのように感動を覚えた。右(南側)のほうが主峰の雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999m)からなる立山本峰である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし