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2022年5月 9日

舞岡公園に春が来た 4月23日

4月11日にツマキチョウを撮ろうと思って小石川植物園で出かけたが、事前チェックを怠り、あいにくの休園日だった。その後、所用も重なり、天気も悪く気温も低い日が続いていた。せっかく晴れた19日は運転免許の高齢者講習で動けなかった。それからまた2日間ほど天気が悪く、良い天気となった22日は他に予定が入っていた。
 4月23日、土曜日だったが、手に入れたZ50に18mm-140mmのレンズを付けて、チョウの写真を撮ってみようと思い、舞岡公園へ出かけた。土曜日なので車が停められなくなると面倒だと思い、少し早めに出発した。10時前には晴れてきて、その後、気温は26℃まで上がる。
 今年になって初めて舞岡公園に来たのは、2月1日だった。その時は南門から古民家の手前まで散策路が工事中だった。その工事も終わり、散策路はでこぼこがなくなり、とてもきれいに整備されていた。
 9時ごろ駐車場に着いたのだが、まだ気温は低い。トラフシジミの春型でもいないかと、もみじ休憩所の方を歩いてみた。トラフシジミはいなかったが、可愛いリスにあった。小さかったのでニホンリスかもしれない。戻って、南門から整備された散策路を歩き始める。タニウツギが蕾を付けていた。この時間はまだチョウは飛ばないだろうと、のんびりと歩く。
 10時近くなって、谷戸の田んぼの畔にベニシジミが飛ぶようになった。古民家の鯉のぼりを眺め、休耕畑から狐久保へと歩く。休耕畑に植えられたダイコンの花に、ジャコウアゲハがきていた。ツマキチョウも見られる。ただ、柵があって近づくことが出来ない。このダイコンの花と、狐久保への小径に咲くハルジオン、タンポポで吸蜜するベニシジミ、ツマキチョウを撮った。
 帰りがけに、けやき広場の辺りに咲く1本のヤマツツジに、クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハが次々にやってきて、楽しませてくれた。ただなかなか落ち着いて花にとどまってはくれなかった。

000_220423047 X700 舞岡公園 Z50 18-140.jpg
古民家の庭に泳ぐ鯉のぼり 2022年4月23日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220423001 X800 舞岡公園 ヤマツツジ Z50 18-140.jpg 1.ヤマツツジ
まだ、気温も低いのでチョウは飛ばないだろうなと思い、のんびりと南門へ歩いて行く。けやき広場が終わる辺りに1本のヤマツツジがあり、満開だった。舞岡公園には春にも何回か来ているのに、今までこのヤマツツジになぜ、気が付かなかったのだろうか。これは、昼頃になればきっと黒いアゲハたちが来るのではないかと思いながら歩く。 ヤマツツジは 日本の野生ツツジの代表種で、日本の野生ツツジでは分布域がもっとも広いという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
002_220423004 X800 舞岡公園 ドウダンツツジ Z50 18-140.jpg 2.ドウダンツツジ(灯台躑躅)の花
馬酔木に似たような白い花が咲いていた。最近、スマホで花の写真を撮ると、検索してその花の名前を示してくれる「Picture This」というアプリをインストールした。初めて見るこの小さな白い花をスマホで撮ってみた。答えはドウダンツツジだった。後でパソコンでドウダンツツジの花を調べてみると、確かにそのようだ。ご承知のよう、市街地に植えられている本種は、10月中旬から11月上旬頃、温暖な地では11月中旬から12月中旬頃にまっ赤に紅葉する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
003_220423010 X800 舞岡公園 リス Z50 18-140.jpg 3.タイワンリス
トラフシジミはいないだろうなと思いつつ、もみじ休憩所へ行くと、小さなリスがいた。舞岡公園はタイワンリスが多いが、今まで見てきた個体より体が小さい。ニホンリスかもしれないと思ったが、耳が丸くて小さいのでやはりタイワンリスだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_220423023 X800 舞岡公園 タニウツギ蕾 Z50 18-140.jpg 4.タニウツギの蕾
さくら休憩所にタニウツギの木がある。以前はもっと木に勢いがあり、5月の初めには多くの花が咲かせ、モンキアゲハや、ナガサキアゲハが吸蜜に来ていたが、10年ほど前に枯れてしまって花が咲かなくなっていた。手を入れられたとみえ、一昨年あたりからわずかだがまた花を咲かせるようになった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 なし
005_220423027 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ヤマフジ(山藤)
南門から園内に入り、古民家の方へと歩く。野鳥の鳴き声が聞こえる散策路の右側(南西)にはヤマフジが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_220423029 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 6.谷戸の田植え体験
毎年4月になると、舞岡公園小谷戸の里のイベントとして、谷戸の田んぼで 米作りを体験する「こども谷戸教室・親子自然教室 」がはじまる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220423026 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.整備された散策路
2月1日に来たとき、古民家の手前までの散策路が工事中で通行止めになっており、南門は閉められていて、工事中の立札には東門から入園して欲しいと書かれていた。この日は工事も終わり、緩やかに坂は整備され、でこぼこがなくなり、とても歩き易くなっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 39mm ISO110 ) 露出補正 なし
008_220423031 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 8.ベニシジミ -1
9時50分、谷戸の畦道を歩いていたら、ベニシジミが飛び立った。春型は前翅のオレンジ色が鮮やかできれいだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
009_220423036 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 9.ツバメシジミ雄
春先はヤマトシジミ、ルリシジミよりツバメシジミを多く見る。鮮やかなブルーだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO110 ) 露出補正 なし
010_220423039 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 10.ヒメウラナミジャノメ
ジャノメチョウの仲間では春一番に出てくる種だ。年3~4回発生する。よく見ると、特に裏面は、なかなか凝った模様をしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
011_220423046 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 11.テングチョウ雄
その年生まれのテングチョウが出てくるのは5月に入ってからと思っていたが、もう飛んでいた。羽化直後は吸水行動を盛んに行うのが見られる。ローアングルで撮ろうと思ったが、逃げられてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
012_220423055 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 12.古民家の五月人形
古民家(旧金子家)の母屋には5月に人形が飾られていた。どなたか寄贈される方がいるのだろうか、毎年、その人形の数が増えているように見える。この古民家は明治後期に建てられ、平成6年(1994年)に移築復元されたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f4 1/250秒 34mm ISO6400 ) 露出補正 なし
013_220423058 X800 舞岡公園 シロヤマブキ Z50 18-140.jpg 13.シロヤマブキ(白山吹) 前述した「Picture This」で検索したら、シロヤマブキと出た。春にヤマブキの花に似た白い花を咲かせるバラ科の落葉低木で、花が同じ季節に咲くヤマブキの花に似ていることから名づけられたという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_220423068 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 14.ハルジオン(春紫菀)にきたベニシジミ
2月1日に来たときに比べ、ハルジオンの花が多く咲いていた。ハルジオンはチョウが好む花のひとつである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_220423078 X800 ツマキチョウ 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 15.ツマキチョウ雄 -1
田んぼと散策路の間に咲いていたムラサキケマン(紫華鬘)の花にツマキチョウが絡んでいた。ツマキチョウは4月11日に小石川植物園に撮りに行ったが、あいにく休園日だったため、これが今年初めて見る個体である。見つけにくいが画面左下にいる。RX10M4であればもっと引き寄せられるのだが。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_220423081 X800 〇舞岡公園 Z50 18-140.jpg 16.ベニシジミ -2
このレンズの望遠端は140mmだが全域レンズ先端から30cmくらいまでは寄れるので、ベニシジミの前翅長は1.5 cmほどと小さいがトリミングなしでこの程度までは撮れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし


2018年6月 9日

舞岡公園 ゴールデン・ウィークのころ 5月4日

舞岡公園にはしばらく行っていなかった。ゴールデン・ウィークの最中だが、天気も良さそうなので、行ってみることにした。狙いとしては、タニウツギに来る黒いアゲハたちだ。長久保の池のタニウツギは満開だった。しかしここでは過去にあまり黒いアゲハたちが絡んでいるのを見たことがない。南門にあるタニウツギの木には、以前、モンキアゲハやナガサキアゲハが来ていたが、ここ1~2年、木が痩せてしまって、あまり花を咲かせなくなっている。
 この日もチョウの姿は少なかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.長久保の池のタニウツギ
南門近くのタニウツギは、やはり花を咲かせていなかった。時期的にも少し遅かったのかもしれない。一方、長久保の池のタニウツギは、満開の花を咲かせていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 2.タニウツギ 谷空木
山の「谷間」に多く生え、茎の中が空洞の木であるところから「谷空木」​と名付けられている。また、​田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られる​という。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 3.アオスジアゲハ
アオスジアゲハが元気だった。離れたところに咲くハルジオンで吸蜜するところを220mm(35㎜版600mm相当)で撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 4.ヒメウラナミジャノメ
この写真、特にどうということはないのだが、オートフォーカスの難しい状況で目にピントを合わせられた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 5.カキドオシ 垣通し
シソ科の植物である。 花は葉腋から出て、薄い紫 - 紅紫で斑点がある。wikipediaによれば、隣接地から垣根を通して進入してくることがカキドオシの名前の由来となっているそうだ。 さらに、「抽出物には血糖値降下作用、体内の脂肪や結石を溶解させる作用があるなどとして漢方薬、ダイエット茶とされることもある。しかし、国立健康・栄養研究所によれば、ヒトでの安全性を証明する十分なデータは不足しているとしている。また、「過剰摂取をすると胃腸粘膜や腎臓の炎症を引き起こす可能性、ワルファリンを成分とする医薬品等との相互作用、発作性疾患のある人は使用禁忌、腎疾患、肝疾患に罹患している人は使用禁忌などの注意が促されている。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -1.0段
;クリックすると大きな写真になります。 6.5月人形
古民家へ寄ってみた。ここは明治時代後期に建てられた旧金子家の母屋だ。平成7年にここに移築して復元された。平成7年度に横浜市認定歴史的建造物に指定されれている。座敷には5月人形が飾られていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.囲炉裏のある居間
自在鉤に鉄瓶が掛けられた囲炉裏のある居間から、5月人形の兜が飾られた座敷を眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/80秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.かまど
太い薪がくべられていて、勢いよく炎が上がっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/30秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.モンシロチョウ
あちらこちらの草はらでハルジオンが咲いている。ハルジオンはチョウが好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.イチモンジチョウ
それほど数の多いチョウではないが、この時期に必ず現れる。裏面が良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ジャコウアゲハ -1
長久保の池のタニウツギが咲くところに戻ってきた。さっきはチョウの影はなかったが、この時は黒いアゲハが2頭、タニウツギの花にタッチ・アンド・ゴーを繰り返している。ジャコウアゲハの♂だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ジャコウアゲハ -2
タニウツギはいっぱい花を付けていた。青空に突き出るような枝に咲くくピンクの花で、ジャコウアゲハが吸蜜する。残念ながら、モンキアゲハやナガサキアゲハの姿は見えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし