2010年6月26日

隠居の探鳥ウォーク:梅雨の晴れ間の堺市南区鉢ヶ峯


 6月24日木曜日、梅雨の晴れ間となったので、鉢ヶ峯に出かけた。狙いはキジである。丘の上にあるビニールハウスのそばで、鳴いているのが聞こえた。急いで丘を上がって姿を確認したが、撮影ポイントに回りこむうちに見えなくなったしまった。しばらく、農家の方とおしゃべりをしながら、姿をあらわすのを待ったが、どこかに移動したのか出てこなかった。

 ホオジロでも撮ろうと、以前のポイントでデジスコをセットしたが、ここでも振られた。デジスコの照準器をセットしていると、散歩中だという60代くらいの男性に声をかけられた。鉢ヶ峯に近い御池台で住んでおり、毎日の散歩コースだという。車は通行止めにしている工事中の道路をたどっていくと鉢ヶ峯霊園にでる道があって、そこらあたりは野鳥の姿が多いという。デジスコを担いで歩いてみようと思ったが、一周すると2時間あまりかかるというので、次の機会に ΣAPO 120-400mm をつけたイチデジでもぶら下げていくことにした。

 少し、ぶらぶらしているとハーベストの丘へ通じる工事中の道路の上の電線でホオジロがさえずりだした。このハーベストの丘は、一日中 私の好きなカントリーソングの Bluegrass が流れている。小鳥のさえずりとミックスして耳に入ってくるこのあたりの音風景は、心地がよい。*註:ここで流している音は、実際を摸して、SoundEngine で合成したものである。

 まだ通行に供していない高架の橋から見下ろすため池の遙か向こう岸の松の木のてっぺんに、アオサギがじっと留まったままである。このような小ささでも、デジスコならなんとか撮れる。
 車まで戻って、デジスコをしまいかけていると、犬の散歩に来ていた別の60代と思われる男性が声をかけてきた。この方も、御池台に住まいしているという。団塊の世代がいっせいにリタイアしているのだと実感した朝だった。

ホオジロ;クリックすると大きな写真になりますデジスコセット;クリックすると大きな写真になります池の向こうのアオサギ;クリックすると大きな写真になりますデジスコでの撮影;クリックすると大きな写真になります
電線の上でさえずるホオジロデジスコセットコンデジでの撮影:アオサギが点でみえるデジスコでの撮影
35mm版換算2290mm


   

2010年6月25日

隠居のケイタイ:録音した野鳥のさえずりを着信音にする


 DeAGOSTINI 社から出版されている【週刊野鳥の世界】を購入している。
 最近配布のあった号のなかに、スズメ目ウグイス科に属するムシクイ類の識別資料として、鳴き声で識別というリストが提供されている。リストに、2次元バーコードが印刷されており、これをケイタイのバーコード認識で取り込むと音源へのURL が表示される。このURLへ接続すると6種類あるムシクイ類のさえずりがダウンロードできる。
 ダウンロードしたさえずりは、ケイタイの電話やメールの着信音に設定できる。これに、ヒントを得て、自分で録音した野鳥のさえずりを着信音にする試みを行ったみた。少し手こずったが、先日鉢ヶ峯で録音したホオジロのさえずり MP3 ファイルを着信音に設定したので、備忘録として残しておこうと思う。

 方法はいろいろとあるようだが、私は試行錯誤をしながら次の順序で行った。
この方法で行うためには、事前準備として、フリーソフト【着もと】をダウンロードしておく必要がある。この【着もと】というソフトは、NTT DoCoMo社製のFOMA携帯電話における「iモーション」ファイル(.3gpファイル)を,着信音に設定できる「着モーション」ファイルに変更するソフトである。
ダウンロードできるファイルは、拡張子が、.7z の圧縮ファイルになっており、これを解凍するには WinZip が必要である。
また、Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージをインストールしておかねばならない。
そのうえで、以下の順序で行った。
  1. 着信音にしたいmp3ファイルを用意する。私は、ブログに載せるために、SoundEngine で増幅など編集したファイルを使った。
  2. 美人女性の顔写真が Faviocn になっているフリーソフト【着もと】を実行すると、次のような画面となるので、着信音にしたいファイルが入ったディレクトリ、フォルダーを指定してファイルを表示する。
    keitai_01.JPG
  3. 着信音にしたいファイルを右クリックすると、下のようにセレクトボックスが表示されるので、【着もと化】を選択すると、少し時間がかかるが「iモーション」ファイル(.3gpファイル)への変換が行われる。
    keitai_02.JPG
  4. 変換後のファイルは、同じフォルダーに次のように表示される。
    keitai_03.JPG
    FOMA向けの着モーションのファイルは500KB以下のファイルサイズでなければならないが、この時に確認ができる。(.3gpファイル)は、MP3 の50%弱となるようなので、事前に SoundEngine などで調整をしておきたい。


  5. この着モーションのファイルを FTP ソフト(私の場合、FFFTP)で、Web サーバーにアップロードする。私の場合、契約しているレンタルサーバーがあるので、そこへアップロードした。
    yahooブリーフケースなどでインターネット上に着うたデータファイルをUPすることもできるそうだが、私は試していない。


  6. ケイタイで、UP したファイルのURL を【iMode】⇒【インターネット】⇒【URL入力】でインプットして接続すれば、ケイタイの画面に【iモーション取得中】とでてファイルがダウンロードされるので、これを【データBOX】 に保存する。

  7. ケイタイで【メニュー】⇒【設定】⇒【発着信通話】⇒【着信設定】⇒【電話着信】または【メール着信】⇒【着信完了音】を選択すると【データBOX】が表示されるので、【iモーション】⇒【iモード】にあるダウンロードしたファイルを選択すればよい。 


 これを応用すれば、"電話ですよ!"、"メールがつきました!"といった孫の声を MP3レコーダーで録音し、ケイタイの着信音にすれば孫好きの老人にはいいかもしれない。待ち受け画像に孫の写真を貼っているひとはたくさんいるのだから。

2010年6月24日

隠居のGoogle Maps API: データ用XML ファイルの編集

 友人や私が旅行に行ったところなどをプロットする地図を、Google Maps API を使って作成しブログに埋め込んでいる。
 作成する自分用の地図はいろいろとあるが、プロットする地点が少しずつ増えていく旅行地図--例えば、Studio YAMAKO 【国内旅行:2009】などでは、本体の Javascript はいじらずに、行った地点の経度・緯度などのデータを XML ファイルに追加して呼び込んでいる。

 ところがいつも使っているエディタの【秀丸】できちんと XML の文法に則ってファイルを作成しているはずなのに、Google Maps API が読み込んでくれない。原因を乏しい知識のなかでググって見たが、なかなか解決策が見当たらないまま1週間くらいが過ぎてしまった。ひょんなことから、完全な解決ではないが、原因がわかったので、この間に学習したことを備忘録として記録しておきたい。

 XML fileにエラーがある場合、Internet Explorer でこのファイルを開く(フォルダー⇒該当ファイルを右クリック⇒プログラムから開くで出るセレクトボックスから、Internet Explorer を指定する)と、次のようなメッセージがでて開けない。
Internet Explorer
XML_01.JPG
  Google Chromeでは、次のようなメッセージが出る。
Google Chrome
XML_02.JPG

ここで出てくるライン( line) とは、開始タグと終了タグで囲まれたテキストが行を表していると思われる。 それで推定すると、どうやら最後の行の外に、余計な何かが附加されているようである。

いつも使っているエディタの【秀丸】でXML fileを眺めつすがめつしてみたが、よくわからない。
【秀丸】XML_05.JPG
この表示の最後にある [EOF] は、End Of File のことであり、【秀丸】特有のものである。後で分かったことだが、この[EOF] が問題であった。

XML の文法が正しいかどうかは、W3CSchool のXML のセクションにある validator で確認できる。 この validator で【秀丸】で表示されるコードを確認すると no error と表示される。

XML file の中身は、Notepad でも確認できる。IE でエラーとなった XML file をNotepad で開いてみると、下のように【秀丸】の [EOF]部分が黒い四角形の文字となっている。Notepad で、この黒い四角形の文字を削除して保存して、IE で実行してみるとエラーは起こらない。
Notepad XML_07.JPG


 再度、"秀丸 EOF"でググってみると、【秀丸】への理解が十分でなかったことが判明した。【秀丸】の設定で、 [EOF] を保存しない、読み込むときに EOF制御文字を無視するとすると(【秀丸】で「その他」⇒「ファイルタイプ別の設定」⇒「保存の対象」「その他」「保存読み込み」で設定できる)、IE での展開でエラーは起こらなくなった。

 これらを調査するなかで、XML エディタとして【XML Notepad 2007】というユティリティがあることが分かった。今まで、XML file のエディタとしては便宜的に【秀丸】を使ってきたが、これが問題であった。まだ十分に理解出来ているとはいえないが、XML に特化した【XML Notepad 2007】を使うと下のスクリーンショットで分かるように非常に簡便となる。
 今後は、Google Maps API で使うXML file の作成は、このユティリティを使っていくつもりである。
【XML Notepad 2007】
XML_04.JPG

2010年6月17日

隠居の探鳥ウォーク:モズ4態、梅雨の晴れ間の堺市南区鉢ヶ峯

 6月17日、天気予報では今日だけ晴天で明日から一週間位、梅雨空になるという。 Kestrel4000 の記録では、朝6時の気温は室内で24.2度・湿度 66.3% である。

 早々に朝食をすませて鉢ヶ峯に車を走らせた。デジスコセットを組み立てて、キジが鳴いていないかと耳を澄ませたが、ヒバリのさえずりぐらいしか聞こえない。
 三脚をかついで丘を登って行くと日の出が早くなっているせいか農家の方は、もう汗して動いておられる。いつもキジの居場所を教えてくれる農家のおじさんが、軽トラックを停めて声をかけてくれた。昨日、オスのキジがいつものところに1時間くらいいて鳴いていたという。電話をかけてあげようと思ったくらいだという。もちろん、おじさんは私の携帯番号なんか知るはずがない。でもありがたいことだ。
 期待していつもの場所に行ってみたが、今日は姿を現していないようだ。だが、モズが2羽 そのあたりをさえずりながら飛び回っている。録音したさえずり【ことりのさえずり】のページで確認すると、子育て中の警戒音のようだ。少し離れていた2羽は夫婦だったのだろうか。近くの雑木の茂みに何度でも飛びこんでいたから、そのあたりにひながいたのかもしれない。どうやら、子育てを邪魔したようだ。

モズ(正面);クリックすると大きな写真になります警戒音をだすモズ;クリックすると大きな写真になります虫をくわえたモズ;クリックすると大きな写真になりますモズ(ズームアップ);クリックすると大きな写真になります
2010/6/17
モズ:鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F2.8 1/200 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
2010/6/17
警戒音をだすモズ:鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F2.8 1/200 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
トリミング
2010/6/17
虫をくわえたモズ:鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F3.2 1/200 8.7mm
(35mm版換算1523mm)
2010/6/17
モズ(ズームアップ):鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F4.5 1/40 15mm
(35mm版換算2625mm)

2010年6月15日

隠居のDIY:山小屋で、カッコウを聞きながら、2x4で作った棚の組み立てと床下物置きへの入口を改修する


 30年前くらいから山小屋 Hütte Hachi の玄関に置いていたスチール製の棚(W180xH180xD45cm) が一部が錆びて汚くなってきていた。棚があるからとほとんど使うことのない雑多なものを置く場所にもなっていた。
 雑多なものを整理することが目的ではあるが、パートナーがスチール製の棚を自宅の物置きに再使用するというので、その処分も決まった。そのあとに半分ほどの大きさの木製棚(W74xH182xD114cm) を作ることにした。

 ステーションワゴンで運び易いように、柱・桟・棚を別々に作製し現地で組み合わせることにした。材料は求めやすく、細工のし易い 2x4材 を使うことにした。
 2x4材は寸法が決まっているので細工はし易いが、多少歪んでいたりする。この歪みを修正しながら接合するには、経験的にボルトとナットを使うのが、最も強度が強くなる。
 ナットには、径6mmのボルトで接合できるように鬼目ナットを受け側に埋め込んだ。鬼目ナット埋込み用の下穴は、指示されている径のドリルを使わないと緩んだり埋込みにくくなる。種類にもよるが、径6mmの木工用鬼目ナットの場合、8.6mm~9mm のドリルを使う。
 組み合わせる時にボルトの頭が飛び出ないように、座掘錐で穴を開けておく。このとき、先にボルトを通す貫通穴を開けてしまうと作業がやりにくくなるので、必ず座掘を先にするようにしたい。また、鬼目ナットを埋め込む位置は、ドリル用の貫通穴を開けるときと同時に作業した方がよい。径6mm のボルトを通す穴を開けるときに、余裕をみて 9mm のドリルを使えばうまくいくようである。
 そのようにして部品を作っていくと、現地ではインパクトドライバーの先にボルト用のソケットをつけてボルトを締めるだけで組み上がる。
 あとは、棚部分に 1x4材を棚の幅にあわせて切断し、桟の上に並べて部分的に木ねじで留めた。室内で利用するので、塗装は省略した。
 旧の棚に置いていたストーブ・風呂用に使う灯油ポリ容器は、ホームセンターに安く売ってる金属製のタンクに置き換える予定である。 

材料の木取り;クリックすると大きな写真になります鬼目ナットを埋め込む;クリックすると大きな写真になります組みあがった棚;クリックすると大きな写真になります
2x4材で作った枠の木鬼目ナットを埋め込む組みあがった棚


  =床下への入口;クリックすると大きな写真になります  棚はできたが幅を狭くし、棚板も減らしたので、今まで収納していた工事用の金具などを置く場所がなくなった。そのようなときには、床下に収納することにしている。山小屋Hütte Hachiは、かなりの傾斜地に建っているので、床下は高いところで大人が立てるくらいの高さがある。
 床下へ出入り口は、山小屋を建てた当初からフロアの隅の一部 90cm 四方を切取り開けたり閉めたりできるようにしていた。この出入口の蓋が痛んで隙間風が入る状況になっていた。これを改善するために、パートナーが求めていた床下収納ボックス用のアルミ枠(62x62cm) を使って修理した。新たな蓋はトイレ・洗面所の床を張り替えた時のフロア材が残っていたので、これを使った。
 これですっきりとしたので、次回にでも床下を片づけたいと思っている。

カッコウ;クリックすると大きな写真になります 作業に行ったのは、6月の12・13日であったが、13日から梅雨入りしてしまった。幸い二日目の作業は室内作業だったので助かったが、野鳥撮影をするチャンスはあまりなかった。
 二日にわたって、ここ2~30年間聞くことのなかったカッコウが鳴いていた。作業をしている遙か向こうの電線に見かけないキジバトくらいの鳥が留まったので、周章ててΣAPO 120-400mmで写真収めた。
 あまり鮮明に撮れていない写真を自宅のパソコンでトリミングして確認すると、なんとカッコウである。
 小宮輝之さんの【日本の野鳥】には夏鳥として、以下の記述がある。
平地から山地のアシ原や畑、高原のカラマツ林など明るい場所に多い。繁殖期のおすは樹上や電線にとまったり、飛びながら大きな声でカッコウと鳴く。
Hütte Hachi近くにも戻ってきているようなので、今度はデジスコで狙ってみたいと思っている。
 山小屋には、隠居の遊び対象がいっぱい転がっている。

2010年6月 7日

今年は、梅酒を作ってみる

2010年仕込梅酒;クリックすると大きな写真になります 枝垂れ梅の花見が終わって3ヶ月たち、梅の実が大きくなってきた。それと同時に枝葉がうっそうと茂ってきた。木の背丈も伸びて、手入れは素人では難しくなった。それで、夏向けに、シルバー人材センターに頼んで剪定をしてもらうことにした。

 3年前に仕込んだ梅酒が残り少なくなってきているので、剪定のついでに梅酒を作る実を収穫した。1本(1.8L) 分だけの良いものを選んで、早速漬けてみた。氷砂糖は少し少ないが3年前のものが残っている。今までに造ったものが少々甘かったから, 少なめがちょうどよいかもしれない。
 梅酒のための梅:ホワイトリカー:氷砂糖の比率は、いろいろとあるようだが、一般的には1kg:1.8L(35度):200~400gとなっている。

 

2010年6月 6日

隠居、平城京跡を訪ねる

 平城遷都1300年祭ということで、平城京跡がTV にいろいろと取り上げられている。古い歴史について素養がないので、TV で騒ぐほどもう一ついく気にはならなかったが、天気もいいし特別なフェアもなさそうでそんなに混まないと思い、話のタネに行ってみることにした。

 ネットでの案内で、5月10日~8月19日、8月28日~10月8日の期間は、平城宮跡会場駐車場は一般の方も利用できるとあるので、カーナビに朱雀門近くの駐車場をセットした。第二阪奈道路(トンネル)を通れば、45分ほどで着くと表示される。ところが早めに曲がってしまったらしく、駐車場にたどりつけない。地図を見るとイトーヨーカ堂が近くにある。ここに、駐車することにした。平城遷都1300年祭用の駐車場案内より、イトーヨーカ堂への駐車案内の方がわかりやすい。だが、実際に駐めてみると大極殿は、はるか向こうに見える。

東院庭園;クリックすると大きな写真になります東院;クリックすると大きな写真になります とおりすがりの老人に、大極殿への行き方を尋ねると、親切に教えてくれた。田んぼの中のあぜ道を辿れば東院庭園にでるので、そこから少し距離はあるが歩けばよいという。それを見ていた他の老人が、その道ではややこしいから、国道から行けという。みなさん、親切である。田の中のあぜ道も面白いので、そちらから行くことにした。
 田植えの真最中の田んぼでは、ケリがけたたましく鳴いている。この東院は 1967年に発掘され、その後に再建されたらしい。TV で見る限りの平城京跡は緑の少ないだだっ広い場所との印象であったが、この東院庭園は緑と池があり心安らいだ。だが、最近に人工的に造られたとの感はぬぐえない。

ハートフルカート;クリックすると大きな写真になります 休憩所で、高速道路に乗る前に求めてきたサンドイッチを頬張った。よくみるとこの休憩所は、ハートフルカートの乗り場になっている。ボランティアらしき係員に尋ねてみると大極殿に行くカートがまもなく到着し、空きもあるという。歩くより遅いハートフルカートに大極殿の前庭まで乗せてもらった。途中、葦の生えている湿地を過ごしていくが、あの特徴のあるオオヨシキリのさえずりが聞こえてくる。かなり生息しているようだ。ヒバリもあちらこちらに姿がみえる。毎日の野鳥撮影が、こんな場所にきても影響しているようだ。

大極殿;クリックすると大きな写真になります大極殿の十二支犬;クリックすると大きな写真になります 大極殿前の広場は、わずかに芝生があるものの喉がカラカラになるような白っぽい平地が広がっている。確かに大きい。奈良の新しい名所になるかもしれないが、やっぱり緑に囲まれた東大寺あたりの方が奈良らしく思う。
 大極殿の高い天井近くに十二支の動物が描かれている。写真は犬だろうか。

 帰りは朱雀門から大宮通り⇒国道24号をたどってイトーヨーカ堂に帰ってきた。夕食の材料を少し買い駐車料をただにした。1000円以上買うと4時間無料で駐車できることがわかった。大宮通から入れた平城宮跡の駐車場は、1000円である。 

2010年6月 4日

隠居の探鳥ウォーク:堺市南区鉢ヶ峯の初夏

 いい天気が続いている。特に予定がない日は、野鳥の姿が濃い泉北ニュータウンの南端にある鉢ヶ峯地区に車を走らせる。
ホオジロの幼鳥;クリックすると大きな写真になります 6月2日、開場前で誰もいない隣接するハーヴェストの丘から、シグマ 120-400mm OS をつけた Nikon D70 を肩からぶら下げて歩き始めた。入口へのアプローチでよちよち歩きのホオジロの幼鳥などをファイルに収めて、車が入れないようにしてあるバリケードの隙間から鉢ヶ峯地区に入った。

 この地区の一番高い丘から少しくだったところで、女性が3脚を立てて畑越しに何かを狙っている。何がいるのか問うてみると、レンズの先のかなり向こうにいるキジがいるという。双眼鏡で確認すると、確かに木陰にオスのキジが休んでいる。少し時間が経つと首をもたげて、ニワトリに似た鳴き声をだし、羽を広げる。その瞬間を連写しておられた。同じ場所から撮った私の写真は、恥ずかしくて載せられないが、Sanyo の MP3 recorder で録った鳴き声は、私の teitter もカメラの連写音も入っている。
 いろいろとお話を聞くと、私と同じように泉北ニュータウンに住んでおられ、10年ほど野鳥撮影をやられているという。教えてもらったブログのサイト kijitt へ行くとため息がでるような綺麗な写真を撮られている。早速、私のブログからリンクを貼らせてもらった。

 翌日、その次の日は鉢ヶ峯をデジスコ・セットを持って歩いた。キジには出くわしたが、なかなか良いチャンスがなかった。まあ、そのかわりに、モズとホオジロのまあまあの写真が撮れた。ウグイスは依然としていい写真が撮れない。今朝、 kijitt を訪ねてみるとウグイスの綺麗な写真が掲載されていた。ヤッパリ彼女のように、半日とか、場合によっては一日粘る辛抱強さがいるのかもしれない。

キジ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になりますモズ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になりますホオジロ:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になりますウグイス:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります
2010/6/3
キジ:鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.6 1/160 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
トリミング
2010/6/3
モズ:鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.6 1/200 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
トリミング
2010/6/3
ホオジロ:鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.6 1/800 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
トリミング
さえずり
2010/6/3
ウグイス:鉢ヶ峯(堺)
Nikon D702

レンズ Σ APO 120-400mm OS
ISO800 F5.6 1/2500 400mm
(35mm版換算600mm)
トリミング
さえずり


2010年6月 2日

隠居のパソコン備忘録:Googleの日本語入力

 今まで、日本語入力は慣れているジャストシステムの ATOK17 を使ってきた。なんの不便もないが、先日Google のサービス一覧を見ていると【パソコンをより快適に】という項に、日本語入力というサービスがあることがわかった。
 まだ beta版のようだが試しにと思い、ダウンロードしてみた。ダウンロードはすこぶる簡単である。ダウンロードの最後に、Google 日本語入力をデフォルトの IME にするか、MS-IME の辞書を引き継がかと聞いてくる。残念ながら、ATOK の辞書を引き継ぐことはできないようだ。ATOK の辞書にいろいろと登録しているので、残念であるが。
 ただ、IME (MS, ATOK, Googleのいずれでも)の設定で、入力IME を切り替えるショートカットキーを設けることができる。ATOK の辞書を使いたい場合は、ショートカットキーを使って、入力IME をATOK に変更すればよい。 Google IME でも同じ単語登録を使う場合は、ATOK で変換後の単語(私の場合、HTMLのコードが多いが。)をコピーして、Google IME のツールにある辞書登録の単語欄にはりつけて、【よみ】を設定すればよい。
GoogleIME_02.JPG


 Google IME での日本語入力がいいのは、携帯でのメール作成時の入力と同じように、学習機能があり、今までの変換を覚えてくれていて、入力の下に選択肢がでることである。これを【Tab】キーで選択すればよい。ずいぶん楽になっている。
GoogleIME_05.JPG


 入力している最中に【Tab】キーを押すことによって、サジェスト機能というものが起動するようだ。サジェスト機能では、Google 日本語入力に内蔵されている辞書のほか、ユーザーの入力履歴に基づいて、さらに多くの入力候補を表示してくれる。サジェスト機能は、Google IME の【ツール】⇒【プロパティ】に設定するタブがある。

 GoogleIME_04.JPG