隠居の探鳥ウォーク:梅雨の晴れ間の堺市南区鉢ヶ峯
6月24日木曜日、梅雨の晴れ間となったので、鉢ヶ峯に出かけた。狙いはキジである。丘の上にあるビニールハウスのそばで、鳴いているのが聞こえた。急いで丘を上がって姿を確認したが、撮影ポイントに回りこむうちに見えなくなったしまった。しばらく、農家の方とおしゃべりをしながら、姿をあらわすのを待ったが、どこかに移動したのか出てこなかった。
ホオジロでも撮ろうと、以前のポイントでデジスコをセットしたが、ここでも振られた。デジスコの照準器をセットしていると、散歩中だという60代くらいの男性に声をかけられた。鉢ヶ峯に近い御池台で住んでおり、毎日の散歩コースだという。車は通行止めにしている工事中の道路をたどっていくと鉢ヶ峯霊園にでる道があって、そこらあたりは野鳥の姿が多いという。デジスコを担いで歩いてみようと思ったが、一周すると2時間あまりかかるというので、次の機会に ΣAPO 120-400mm をつけたイチデジでもぶら下げていくことにした。
少し、ぶらぶらしているとハーベストの丘へ通じる工事中の道路の上の電線でホオジロがさえずりだした。このハーベストの丘は、一日中 私の好きなカントリーソングの Bluegrass が流れている。小鳥のさえずりとミックスして耳に入ってくるこのあたりの音風景は、心地がよい。*註:ここで流している音は、実際を摸して、SoundEngine で合成したものである。
まだ通行に供していない高架の橋から見下ろすため池の遙か向こう岸の松の木のてっぺんに、アオサギがじっと留まったままである。このような小ささでも、デジスコならなんとか撮れる。
車まで戻って、デジスコをしまいかけていると、犬の散歩に来ていた別の60代と思われる男性が声をかけてきた。この方も、御池台に住まいしているという。団塊の世代がいっせいにリタイアしているのだと実感した朝だった。
電線の上でさえずるホオジロ | デジスコセット | コンデジでの撮影:アオサギが点でみえる | デジスコでの撮影 35mm版換算2290mm |