久しぶりのヨーロッパ旅行 (12)パリ 国立自然史博物館 8月7日
この旅行の出発を前に、リーダーから「どこか行きたいところはありますか」と聞かれていた。すべてお任せするが、パリに行ったときに時間が取れれば、半日、パリ国立自然史博物館を見たいと希望を伝えておいた。そしてその希望がかなえられることになった。
今年の5月、上野の国立科学博物館で開催された大英自然史博物館展を見に行った折に、展示されていたミイロタテハの標本を見たが、パリの自然史博物館には蝶の収集家として有名なマダム・フルニエが1916年から52年にかけて収集した膨大な標本があるということを知り、是非、行きたいと思っていた。ミイロタテハ(アグリアス)の標本を見るのは国内でも可能だが、フルニエ・コレクションというのをぜひ見たかったのだが。
目的の「進化の大ギャラリー」という建物に入る。パリにエッフェル塔が完成した数か月後の1889年に「進化の大ギャラリー」の前身である動物学のギャラリーが出来、1991年にこれを改装して「進化」といテーマで新しい動物学の計画が持ち上がり、それが現在の「進化の大ギャラリー」だ。展示されているのは、中央の展示室に3,000種、全体で7,000種というが、標本の収蔵数は昆虫だけで1億5千万点というから凄い。
「進化の大ギャラリー」は地上階、中階、上階があるが、中央のギャラリーは、地上階から上階まで吹き抜けになっていて、まるで生きているような動物の大行進といった展示がなされている。吹き抜けの展示スペースの周囲は、地上階、中階、上階とそれぞれに展示がされていた。
もちろん蝶の標本も展示されていて、世界的な分布や美麗種をテーマにして展示されていた。
しかし、フルニエ・コレクションのミイロタテハは見ることが出来なかった。展示されていなかったのだ。特別展として展示されることがあるのだろうか?
私が以前、コツコツと集めた蝶の切手のコレクションの中では、ミイロタテハの切手は二つの国から、それぞれ1種ずつしか発行されていなかった。一つはもちろんフランスで2,000年に発行された。これはフルニエ・コレクションの標本が題材になっている。もう一つは、何故か北朝鮮の切手だった。もちろん北朝鮮にミイロタテハが生息しているわけではない。
フランスから発行されたミイロタテハの切手を見ていただきたい。
2000年6月17日 フランス共和国発行
タテハチョウ科:クラウディナミイロタテハ亜種 Agrias claudina sardanapalus Bates,1860
切手には Papillon sardanapale のフランス名が記されている。「自然の展望」シリーズ4種のうちの1種 ↓
4種連刷の小型シート
小型シート上部に Regards sur la Nature(自然の展望)の表題と国立自然史博物館のロゴマークがある。
4種とも「国立自然史博物館」の収蔵品を図案としたもののようで、このチョウの図案の元になった標本は、同館に収蔵されている、世界的に有名な「フルニエ・コレクション」に含まれている。 ↓
「進化の大ギャラリー」見て、広大な植物園の中を通り、地下鉄のオーステルリッツ駅へ向かう。そこにはいろいろな花が咲いていた。蝶は来ていないかと探したが、モンシロチョウだけだった。オーステルリッツ駅に近くなったところに「古生物学と比較解剖学のギャラリー」があった。立派な建物で、1898年に建てられ、2年後の1900年万国博覧会を視野に開館したという。ギャラリーの中央スペースは静かに走り出しそうに見える骨格標本の群れだった。
「古生物学と比較解剖学のギャラリー」を出たところで、キタテハが飛んできた。日本のキタテハとは違う。
フルニエ・コレクションは見られなかったが、自然史博物館を見てきた。説明がフランス語なので理解できなかったことと、照明がやや暗かったことが残念である。
335.国立自然史博物館入り口 地下鉄ジュシュー駅側から国立自然史博物館の門を入る。動物園、植物園、そして、「進化の大ギャラリー」、「古生物学と比較解剖学のギャラリー」といった施設の案内板がある。残念ながらフランス語だ。このゲートを入ると、園内という感じがする。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影( f6.3 1/250秒 18mm ISO560 ) 露出補正 なし | |
336.ライオンの像 ゲートをくぐってすぐのところにこんな建造物があった。水栓があって、ライオンの像がのっている。何だろう。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 20mm ISO1800 ) 露出補正 なし | |
337.植物園の歴史展示室(マニー館) もともと個人の邸宅であったマニー館が、1787年、ビュフォン伯の進言に寄り、王立薬用植物園の一部に組み込まれ、植物園の歴史を辿る展示室になった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影( f6.3 1/250秒 38mm ISO200 )露出補正 なし | |
338.植物園・国立自然博物館 案内図 パリ植物園は、観光客はもとより地元の人たちも訪れる人気スポットだが、この植物園をはじめ、温室、動物園、そしていくつかの博物館(ギャラリー)からなる組織が、国立自然史博物館(Muséum national d'Histoire naturelle)である。もともとは17世紀にルイ13世が作った王立の薬用植物園を現在の位置に移動させ、研究機関として発足したもので、フランス革命時の1793年に一般に博物館として公開されるようになったそうだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
339.温室 金属製骨組の温室3棟が、大広場に沿って並んでいる。そのうち2棟が公開されている。写真はメキシコ温室。wikipediaによれば、メキシコ温室は、フランスにおける金属建築の先駆者ロオル・ド・フリュリ (Rohault de Fleury) の作品(1834年 - 1836年)だそうだ。手前に人間に襲い掛かるヒグマ像がある。これはエマニュエル・フレミエ Emmanuel FREMIET 1824-1910 によるものだそうだ。ただし、これはレプリカで、本物はオーステルリッツ側にあるようだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影( f6.3 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
340.「進化の大ギャラリー」 広大な植物園は、ジェシュー駅側からオーステルリッツ駅側へ約500mまっすぐに続いているが、そのジュシュー駅側(セーヌ川左岸寄り)に私が是非見たいと思っていた「進化の大ギャラリー」がある。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
341.パリ植物園 「進化の大ギャラリー」を背に、植物園のオーステルリッツ駅方面を眺める。ビュフォン像が見える。庭園の発展に大きく貢献したビュフォン伯ジョルジュ=ルイ・ルクレール Georges-Louis Leclerc, Comte de Buffon (1707 - 1788年)の銅像である。啓蒙思想の博物学者だったビュフォンは、フランスの百科事典である「博物誌」の著者としても有名。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
342.「進化の大ギャラリー」入り口 「進化の大ギャラリー」の建物を右側に回り込むと、入り口があった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影( f6.3 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
343.「進化の大ギャラリー」エントランス ここで入館料 ひとり€8 を支払って館内に入る。日本語のガイドブックなどは影も形もない。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 28mm ISO1000 ) 露出補正 なし | |
344.1階 海の生物 まずは1階の海の生物のフロアを見る。クジラ、イカ、サメ、ペンギンなど海の生物の剥製が展示されている。残念ながら、説明書きは理解できない。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2 1/200秒 11mm ISO3200 )露出補正 なし | |
345.2階 動物の大行進 ゾウ、キリン、シマウマ、ライオン、チーター、ハイエナ、カバといった陸を代表する動物たちが行進しているという展示である。これは3階から下を見下ろして撮っている。夜、明け方、夕方というように照明の色も変わっていく。音響設備もあって、ときどき動物の唸り声や鳴き声、雷鳴も轟く。同じような展示を上野の国立科学博物館で見た記憶がある。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.5 1/160秒 16mm ISO3200 )露出補正 なし | |
346.ダーウィン「種の起源」 2階~4階が吹き抜けになっていて、その周囲には各種展示がなされている。チョウの標本の展示もここにある。まず、目についたのは、ダーウィンの「種の起源」だった。英語版とフランス語版が展示されている。レプリカだろうと思うが、左側が1859年の初版 "On the Origin of Species by Means of Natural Selection, or the Preservation of Favoured Races in the Struggle for Life" の表紙のようだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.2 1/160秒 13mm ISO3200 )露出補正 なし | |
347.モンキドクチョウ チョウの標本の展示があった。ドクチョウとそれに擬態するチョウの仲間(ヘリコニウムタイマイなど)と思うが、展示の趣旨がイマイチわからなかった。擬態も進化なのだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/200秒 21mm ISO3200 )露出補正 なし | |
348.オスジロアゲハ オスジロアゲハは多型現象で有名である。展示のタイトルになっている「Quand un papillon en cache un autre」 をGoogleで翻訳すると「蝶が別のものを隠すとき」となった。やはり擬態のことだろうと思う。 「ぷてろんワールド」 というサイトで教えていただくと、オスジロアゲハはセネア型南アフリカ、プラネモイデス型(ウガンダ)、プロトスラーミ型(ケニア)など地域によって、翅の紋が異なるいろいろなタイプがあり、さらに♀はその地域のさまざまなマダラチョウの仲間に擬態することで有名であるという。マダガスカルのオスジロアゲハの♀はアフリカ大陸のオスジロアゲハの様にマダラチョウなどに擬態しない。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.5 1/40秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
349.チョウの展示 -1 中央の大きな緑色のチョウはニューギニアにいるメガネトリバネアゲハの♂、その左は東南アジアのキシタアゲハ、右側はインドや、ネパール、ミャンマーに産するタカネクジャクアゲハ、そして、アポロウスバシロチョウなどの蝶が展示されていた。ここはどんなくくりで展示されているのかよく分からないが、アゲハチョウ科以外の美麗種もある。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.5 1/40秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
350.チョウの展示 -2 このグループは、ヘレナモルフォ、エガモルフォ、そして左側はフクロウチョウの1種でいずれも南米の蝶だ。しかし、同じ南米に棲む世界三大美蝶のひとつであるミイロタテハ(アグリアス)は見当たらない。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.5 1/100秒 17mm ISO3200 )露出補正 なし | |
351.チョウの展示 -3 メガネトリバネアゲハのオレンジ系亜種、ヒマラヤなどに棲むテングアゲハ、東南アジアのオナシアゲハが並んでいる。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/100秒 23mm ISO3200 )露出補正 なし | |
352.メガネトリバネアゲハの♂と♀ このメガネトリバネアゲハは、トリバネアゲハ類の中では最も広く分布する普通種とされる。メガネトリバネアゲハにはグリーン系亜種とオレンジ系亜種とブルー系亜種があるが、その展示ではなく、単にグリーン系亜種の雌雄の標本が展示されていた。何か意味があるのかもしれない。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし | |
353.トリバネアゲハの仲間 トリバネアゲハ属はニューギニア島とその周辺の島々に11種を産する。♂はいずれも豪華な色彩をしている。一番上がロスチャイルドトリバネアゲハ、一番右がゴクラクトリバネアゲハ、中央右がメガネトリバネアゲハ、中央左がチトヌストリバネアゲハ、一番下がゴライアストリバネアゲハだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.5 1/25秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
354.チョウの展示 -4 ここの展示もよく分からなかった。一番上はタスキアゲハのようだ。その下にキマダラマルバネアゲハが見られる。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/30秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
355.チョウの展示 -4の学名 このパネルは前の写真のチョウたちの学名が示されている。この学名をネットで検索してみると、英文であるがその種の説明は知ることが出来た。中南米のチョウが集められているようだが、なぜこれらのチョウがここに並んでいるのかわからない。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/13秒 24mm ISO3200 )露出補正 なし | |
356.ギフト・ショップ 館内を見終えて、何か記念になるものはなかろうかと、チョウに関りのある品物を探したが、残念ながらこれはというものはなかった。買ったのはこれだけだ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1250 )露出補正 なし | |
357.「進化の大ギャラリー」退出 約1時間半「進化の大ギャラリー」を見た。あまりにも期待が大きかっただけに、失望感が残る。展示の意図が、言葉が分からず、伝わってこなかったのだ。「進化の大ギャラリー」を出て、植物園をオーステルリッツ駅に向け歩く。ビュフォン像が背を向けている。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
358.パリ植物園は花盛り 真直ぐに延びたパリ植物園は長さ500m、面積3ha あるという。そこのフランス式花壇は、プラタナスの木立により縁どられている。4月初旬以降には花壇は花盛りになり、花の顔ぶれは定期的に変えられていき、全部で千種類近くが栽培されるとのこと。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
359.花壇の花にモンシロチョウ -1 なにかチョウは飛んでいないかと植物園の中を歩いたが、モンシロチョウだけだった。フランスにはモンシロチョウの類が3種生息しているようだが、これはその分布域から見て、最も普遍的な Pieris rapae のようだ。日本にいるモンシロチョウに比べ前翅先端が尖っているように見える。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/2000秒 300mm ISO200 )露出補正 なし | |
360.花壇の花にモンシロチョウ -2 この黄色い花が好きなようだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 300mm ISO200 )露出補正 なし | |
361.花壇の花にモンシロチョウ -3 可憐な紫色の花に白いモンシロチョウが良く似合っていた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 280mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
362.「進化の大ギャラリー」を振り返る 広大な植物園はふたつに分かれている。そのうちの一方は、「進化の大ギャラリー」側にあり、1890年から1900年迄の自然史博物館館長アルフォンス・ミルン=エドワール (Alphonse Milne-Edwards) の名にちなんだ ミルン エドワール広場であり、他方は、セーヌ川側(オーステルリッツ駅側)のラマルク広場である。いま、私たちはラマルク広場側を歩いている。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
363.ラマルク像 フランスの進化生物学者ラマルクの像は正門(オーステルリッツ駅側の門)のすぐ近くにある。台座の正面には Fondateur de la Doctrine de l'Évolution(進化論の創始者)の文字が刻まれている。ラマルクは博物館の中に整理もされずにたまっていた昆虫などを丹念に洗い出し、こつこつと調べ始め1801年に無脊椎動物すべてを網羅し体系づけた大著、「無脊椎動物モノグラフ」を書き上げた。そしてさらに8年後の1809年に、有名な名著「動物哲学」を公刊したそうだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影( f6.3 1/1250秒 82mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
364.「古生物学と比較解剖学のギャラリー」 オーステルリッツ駅側入り口に向かって右側に立派な建物があった。パリで最も美しいミュゼといわれる「古生物学と比較解剖学のギャラリー」だ。この石と金属でできた、建築家フレデリック・デュテールによるこの建物は1898年、2年後の1900年万国博覧会を視野に開館された。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
365.「古生物学と比較解剖学のギャラリー」の展示 建物の中には650にも及ぶという骨の標本が集められて展示されている。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 38mm ISO2800 ) 露出補正 なし | |
366.パリのキタテハ 「古生物学と比較解剖学のギャラリー」から出てくると、その植え込みに小さな褐色のチョウが飛んできた。撮った写真を良く見るとシータテハとキタテハの中間のように見える。以前に購入してあった「Butterflies of Europe & the Mediterranean area」という本で調べてみたところ、分布域からして、Polygonia c-album のようだ。このあと、オーステルリッツ駅から地下鉄に乗って凱旋門に向かった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし |