検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“若宮大路”が含まれるブログ記事

2018年4月 8日

春の鎌倉 寿福寺 英勝寺 海蔵寺 3月28日

この日、鶴岡八幡宮の段葛の桜を見終えたのは、まだ、10時を少し過ぎたころだった。しばらく行っていなかった海蔵寺へ行こうと横須賀線の踏切を渡って、寿福寺、英勝寺、海蔵寺と続く道へ出た。観光客は少ない。ゆっくりとみることができた。
 話は違うが、佐伯元行さんという方による日本産のチョウ類全種257種の飛翔写真集が刊行された。これを知ったときに「まさか」と思った。さっそく、注文したところ、本日、手元に送られてきた。佐伯さんは2006年に日本産全種撮影を成し遂げ、さらに今回、全種飛翔写真撮影を達成された。昨今のチョウの写真は、飛んでいるところが珍重されている。私も試みることはあるが。飛翔写真の撮影は極めて難しい。そして、撮った駒に対する歩留まりが悪い。佐伯さんの「蝶の飛翔」写真集はまさに偉業と思う。

1.寿福寺 外門
鶴岡八幡宮から若宮大路を右に曲がって小町通を突っ切り、踏切をわたり、右へ進むと左手に寿福寺がある。寿福寺は臨済宗建長寺派の寺院で鎌倉五山の第三位。1200年(正治2年)に源頼朝夫人の北条政子により開山された。地味なお寺で観光客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.寿福寺の境内
寿福寺の外門の先には山門まで、長い敷石道の参道が続く。境内は「寿福寺境内」として1966年(昭和41年)3月22日に国の史跡に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.英勝寺 ウスズミザクラ
次は英勝寺である。創建は寛永13年(1636年)の浄土宗のお寺である。開山は水戸光圀の姉である玉峯清因、開基は英勝院尼。現在、鎌倉唯一の尼寺という。小さな入口を入って拝観料を支払う。受付の方が「ウスズミザクラが咲き始めましたので見ていってください」と教えてくれた。 ウスズミザクラはエドヒガン系の桜で、咲き初めがピンクで、後に清楚な白い花ビラとなり、散る間際には墨をさしたような色に変わるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.英勝寺 聖観菩薩
本堂のお参りは後にして、太子堂、 聖観菩薩の矢印を見て、崖の上に上がってみる。 聖観菩薩のいわれはよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.英勝寺 仏殿
英勝寺の仏殿は、1636年(寛永13年)に建てられた禅宗様方三間裳階付の建物で宝珠殿(ほうじゅでん)と呼ばれる。 扁額に何と書かれているのか読みにくかったが、どうやら「寶珠殿」と書かれているらしい。 寛永20年(1643年)4月11日の裏書きがあるそうだ。仏殿は間口、奥行きとも3間、屋根は寄棟、裳階(もこし)付きの建物である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.英勝寺 本尊 阿弥陀如来
仏殿正面の小窓を開けると本尊の阿弥陀如来を拝観することができる。この阿弥陀如来像は徳川三代将軍家光の寄進といわれる。RX10M4でISOの上限を3200にし、シャッター速度を1/500秒より速い設定にしておくと、開放でこれより光量が少ない場合は、シャッタースピードが遅くなる。この場合1/60秒でシャッターが切れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.英勝寺 竹林
鎌倉には報国寺という、石灯篭や赤い野点傘が置かれ、孟宗竹の緑をひきたたせている立派な竹林のあるお寺があり、2010年に訪れている。しかし、わたくしは此処の竹林のほうが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.スジグロシロチョウ
この日は暖かい日だった。英勝寺の境内に咲く紫色のダイコンバナでスジグロシロチョウが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.英勝寺 手水鉢
境内を歩いているといくつかの石造物があり、その中に由緒ありそうな手水鉢があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.海蔵寺 入口
英勝寺からさらに進むと、左に曲がる海蔵寺への道がある。海蔵寺は鎌倉駅から1.4kmのところにある。海蔵寺も臨済宗建長寺派のお寺。 wikipediaによると 建長5年(1253年)に宗尊親王の命により藤原仲能が創建し、鎌倉幕府滅亡時に焼失、応永元年(1394年)に上杉氏定の開基、心昭空外を開山として再興されたと伝えられる。正面が山門だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ムラサキシジミ
海蔵寺の庭で敏捷に飛び回る小型のチョウがいた。コツバメと思ったがムラサキシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海蔵寺 鐘楼と庫裡
海蔵寺の鐘楼は秋の紅葉の頃が美しく、この寺のポイントになって入る。左奥に見えるのは、2階建て、出桁造で、江戸時代の建立である庫裡だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.海蔵寺 本堂
山門を入って正面に、十一面観音が安置された本堂がある。ミツマタの花がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.海蔵寺 カイドウの花
海蔵寺はカイドウの花が良いと聞いていた。庫裡の脇に咲くカイドウはやっと蕾が開き始めたころだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.海蔵寺 龍護殿
本堂の中は広間になっていて龍護殿と書かれた額がかけられていた。本堂は龍護殿と呼ばれているらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.海蔵寺 本堂裏手の庭園
本堂の裏手には、綺麗に手入れされた非公開の山水庭園があった。水の寺とも言われる海蔵寺だけあって、湧水から成る池や、初夏のあやめ、晩秋の紅葉と、緑色の苔とのコントラストが非常に美しいといわれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.海蔵寺 カイドウと庫裡の屋根
カイドウの花と背景とを写し込もうと思い、絞りをf11にして撮ってみた。カイドウの花までの距離があり思うようにはいかなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 39mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.海蔵寺 
本堂から山門を見て、右側に薬師堂と呼ばれる仏殿がある。1777年に同じ鎌倉にある浄智寺から移設されたそうだ。中には鎌倉十三仏のうちの一つである、薬師如来坐像が置かれていて、拝観できた。向かって右手に日光菩薩、左手に月光菩薩が祀られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/125秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.海蔵寺 出口
本堂から見て、正面の山門が入口だとすると、その左手に出口に当たるもう一つの門がある。ユキヤナギがきれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2017年1月15日

紅葉の鎌倉を散策(4) 鶴岡八幡宮 12月5日

銭洗弁財天から道しるべに従って鎌倉駅方面へ下りる。20分ほど歩いて鎌倉駅の西口に出た。西口は江ノ電の乗り場になっている。駅に向かってロータリーを左に歩いて、地下道を抜けて反対側の東口に出た。
 この日の目的のひとつであった新しくなった段葛(参道)を見るためさっそく若宮大路の二の鳥居へ出た。段葛は今は花はないが、桜の木が植え替えられ、きれいになっていた。桜の花が咲くころに来てみよう。
  段葛をまっすぐ進んで、三の鳥居から境内に入った。次の目当ては大銀杏の子供がどうなっているか見ることだ。本宮の大石段の脇の根が残された大銀杏があったところからは選び抜かれた1本のひこばえがすくすくと育っていた。これが次代の大銀杏になるのだろう。高さは3mを超えているのではないだろうか。根元から切られたもともとの幹は植え替えられて、その周りにも多くのひこばえが生えている。
 そのあと、源氏池の旗上弁天社で撮影して、一の鳥居を出たのは午後1時を回っていた。一の鳥居を出て若宮大路を少し行ったところの左側に「繁茂」という蕎麦屋があった。少々歩き疲れたので、入ったことのない店だったが、即断即決、のれんをくぐった。なかなかにぎわっていた。冷たいとろろそばを頼んだが、思いのほか旨かった。

46.鎌倉市役所前
鎌倉市役所にでた。鎌倉駅西口へはまっすぐ行くのだが振り返って市役所前の交差点に立っている道案内板を見ると、海蔵寺1.4kmとある。次回はここから海蔵寺へ行こう。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​800​秒 116mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.鎌倉駅西口​​
鎌倉駅西口に出た。向かって右側が江ノ電の駅舎である。八幡宮や小町通のある東口は観光客の町だが、西口は生活感のある地元の人たちの町という感じがする。左に行って線路の下をトンネルでくぐり東口に出た。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320​秒 38mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.二の鳥居​​​​
鶴岡八幡宮の若宮大路の二の鳥居に来た。ここから新しく整備された三の鳥居へまっすぐ続く段葛を見る。段葛は2014年10月より改修工事が行われ、2016年3月に完成した。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.新しくなった段葛
新しく植えられた桜の木はまだ枝が張っていないので、その先に鶴岡八幡宮の本宮が見える。ちなみに新しく植えられた桜は、枝が横に広がらないタイプのものが選ばれたそうだ。若宮大路は鎌倉のメインストリート。段葛のすぐ横は、大型の観光バスも行き交う。以前は、道にせり出した枝を切っていたが、桜は枝を切るとどうしても木の勢いが弱くなってしまうのだそうだ。そこで、ソメイヨシノの中でも上に伸びていく性質を持った桜が選ばれ、新生段葛の桜として植えられたとのこと。石灯籠も新しくなっていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​1000​秒 175mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.太鼓橋
三の鳥居から境内に入り太鼓場所越えに本宮を拝む。 鶴岡八幡宮の太鼓橋は、1182年(寿永元年)、源平池が造営されたときに架けられたものと考えられているそうだ。将軍家が鶴岡八幡宮に参拝するときは、この橋で輿を下乗したという。当時は朱塗りの板橋であったことから、「赤橋」(あかはし・あかばし)と呼ばれていた。鎌倉の古絵図にも「赤橋」と記されているとのこと。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.舞殿と本宮
太鼓橋かの手前から、手前に舞殿、奥に本宮の楼門を望む。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640​秒 130mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.カエデと参道
八幡宮の境内にはあまりカエデはないが、太鼓橋の先に赤く色づいたカエデがあった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250​秒 12mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.神前結婚式​​
鶴岡八幡宮では境内にある舞殿と、本宮の御子神をお祀りする若宮で挙式することができる。向こうから歩いてくるこのカップルはその神前結婚式を終えられたところであろう。鶴岡八幡宮をお参りすると、しばしば結婚式を挙げた二人に遭うことがある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​800​秒 82mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.後継ぎの大銀杏​​​​
本宮の大石段の左側、もとの大銀杏があったところに1本のひこばえがぐんぐんと伸びてきている。残された根の部分から生えていた何本ものひこばえから選ばれた次代の大銀杏だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10 1/​400​秒 50mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.移植された幹 -1
ちょっと離れたところに移植されている大銀杏の幹の部分からもひこばえが伸びている。ここはこれからどうしていくのだろうか?

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1 1/​250秒 48mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.移植された幹 -2​​
2010年3月10日に強風により倒壊した樹齢1000年を超えるという大銀杏の幹がいかに太かったか・・・。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.源氏池
​​ 大銀杏の再生を見て引き上げることにする。源氏池には水鳥が来ていた。ユリカモメもいる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 46mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.旗上弁財天社
​​ 源氏池に張り出した弁財天の鳥居と紅葉したカエデが重なっていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.蕎麦屋「繁茂」
​​​​ 初めて入った蕎麦屋だったがなかなか旨かった。後でこの店のHPを開いて見たら、不定期でミュージシャンを呼び、弾き語りなどの ライブを開催していて、美味しいお蕎麦をつまみにライブを堪能できますとあった。蕎麦屋でライブ・・・面白そうだ。この日は朝9時前に北鎌倉の駅に下り、円覚寺、東慶寺、浄智寺、そして葛原岡ハイキングコースを上り、銭洗弁財天から鶴岡八幡宮と4時間歩きづめで少々疲れたが、天候もよくすがすがしい1日だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 35mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
​​
​​​​​​
​​​​

2017年1月 4日

紅葉の鎌倉を散策(1) 円覚寺 12月5日

おかげさまで本年も平穏な正月を迎えることができた。2日は毎年行っている家内の両親や兄たちが眠る八王子のお寺に墓参りに行った。元旦には毎年、近くの橘樹神社と神明社に初もうでをするが、今年の元旦は娘夫婦の家で新年会となった。
  昨年12月以降のことで、今年のブログはスタートすることになる。
 紅葉の写真を撮りに鎌倉へも行ってきた。一昨年は改修中だった鶴岡八幡宮の段葛が昨春に工事を終えたというので是非見てみたかった。また、2010年3月10日未明に強風で倒れた大銀杏の子孫がどこまで育ってきているかも見たい。一昨年は12月7日に行っている。
 12月5日から数日天気の良い日が続くという予報だった。その12月5日は早朝は雲があったが、7時ごろには予報通り青空が広がってきた。8時に家を出て、北鎌倉に着いたのは9時少し前だった。
 予定したコースは、円覚寺→東慶寺→浄智寺→海蔵寺→鶴岡八幡宮だったが、浄智寺から海蔵寺へ行くことができなかった。浄智寺を出ていったん鎌倉街道へ出て、横須賀線の踏切を進行方向左側へ渡る。しかし、海蔵寺は横須賀線の線路のこちら側、つまり進行方向右側だ。そこで浄智寺から鎌倉街道へ出ないで右へ行くのが良いのかと思い、いったん浄智寺へ戻り、浄智寺の受付の女性に「海蔵寺さんはここを右へ行けばよいのですか?」と尋ねたところ、山越えだが行けるとのこと。30分ほどだというので歩き始めたが、それは源氏山、葛原岡神社、さらに大仏へのハイキングコースだった。途中で追い越された地元のかたらしい人に「海蔵寺さんへはどう行けばいいですか」と聞いてみたら、「この先から降りていけると思いますが、崖になっていて、前夜の雨で滑るので危険ですから迂回した方がいいですよ」と教えてくださった。仕方なくそのまま源氏山へ向かう。途中どこにも海蔵寺という行先案内はない。源氏山について地図を見たら、化粧板切通というところを通って、ぐるっと回っていかなければならないようだ。仕方がない、海蔵寺は次の機会にしようと諦めて、銭洗弁財天をみて、鎌倉駅へ下りることにした。
 鎌倉駅のいわゆる裏駅(西口)に出て、東口に地下道を抜け、若宮大路の段葛の入り口へ出た。 さて、まずは、円覚寺から。午前9時に総門を入った。まだ参拝客も少ない。
 円覚寺は弘安5年(1282年)に創建された。開基は元寇の役に活躍した鎌倉幕府の執権北条時宗、開山は宗から来朝した高僧の無学祖元(仏光国師)である。結婚して7年ほど北鎌倉に住んだことがあるが、娘はこの円覚寺山内の北鎌倉幼稚園に通った。入園は先着順であったので、当日、出勤前の暗いうちに並んだのを覚えている。

1.円覚寺総門
昨年は12月7日にここ円覚寺の紅葉を撮りに来た。夜来の雨がやみ、青空が広がった。どうやら紅葉も適期のようだ。いま午前9時。8時に開門されているが、まだ人は少ない。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5​​​ 1/​250​秒 22mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.宝冠釈迦如来坐像​​
山門を抜けて仏堂に来た。円覚寺の本尊である宝冠釈迦如来坐像が祀られている。関東大震災で倒壊したが昭和39年に再建されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​50​秒 48mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.仏堂 天井画
円覚寺のホームページによれば、「天井の「白龍図」は、前田青邨(せいそん)画伯(1885〜1977)の監修のもと、守屋多々志(もりやただし)画伯(1912〜2003)によって描かれたものです。」とある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​125​秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.佛日庵への道​​
仏堂をお参りして、左側に出る。円覚寺塔頭 佛日庵への道は紅葉が美しい。日が当たり、見事に紅葉している佛日庵背後の山が眺められた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 82mm ISO380​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.佛日庵の後ろの紅葉
佛日庵の方に歩いていく。この時期に何度か円覚寺に来ているが、背後の山が紅葉しているこの光景に気が付いたのは初めてだった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 92mm ISO250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.国宝 舎利殿​​
舎利殿には源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られているという。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する最も美しい建物として国宝に指定されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​500​秒 56mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.如意庵​​​​
如意庵も塔頭であり、第三十六世無礙妙謙(むげみょうけん)の塔所(墓)だそうだ。本尊は宝冠釈迦如来である。この三門をくぐって中に入ると、安寧というカフェがある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250秒 31mm IS1800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.黄梅院の石畳​​​​
​​ 黄梅院は第十五世夢窓疎石(夢窓国師)の塔所であり、本尊は千手観音菩薩だ。石畳にはカエデの葉が落ちていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​​​
​​ プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.正伝庵のカエデ​​​​
​​ 円覚寺の一番奥にある黄梅院から山門の方へ戻ってくる。妙香池という池があり、ここも円覚寺の塔頭である正伝庵がある。正伝庵は、第二十四世明巌正因(みょうがんしょういん)の塔所で、本尊は宝冠釈迦如来。妙香池の傍には色づいたカエデが多い。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​400秒 105mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.百観音霊場​​​​​​
​​ 宗務本所の傍にあるここは百観音霊場という。百観音は江戸時代、拙叟尊者が境域に岩窟をうがって百体の観音像を祀ったことに由緒を発する。その後荒廃したが、明治21年洪川(こうせん)禅師が発願して西国33体の観音像を新らたに刻み、補陀落迦観自在窟(ふだらかかんじざいくつ)と名づけて境内の一部に安置した。昭和58年この地に移し多くの人々に参詣することになったという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.水溜りのモミジ​​​​​​​​
​​ 夜来の雨が方丈の前に水溜りを作っていた。その水溜りにモミジが映り込む。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250秒 35mm ISO320​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.仏殿の屋根とカエデ​​​​​​​​​​
​​ 仏殿の屋根を背景に紅葉して陽の光を受けたカエデが鮮やかだった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​640秒 120mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.山門とカエデ
​​ 午前10時になった。入った時より日は上り、カエデの葉が輝いている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8 1/​250秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.洪鐘(おおがね)
​​​​ 山門から一旦仏殿へ戻って、山門をくぐらずにその左手の細い道を歩いた。左に上がる長い石段があり、上に弁天堂と国宝洪鐘があると説明されいていた。その石段を上っていくと、洪鐘があった。建てられている案内書には、生安3年(1301年)に北条貞時が国家安泰を祈って鋳造、寄進した鎌倉第一の大鐘で国宝に指定されている(略)と記されている。鎌倉時代後期を代表する梵鐘だそうだ。弁天堂からは眼下に次に訪れた東慶寺が眺められた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320秒 24mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
​​
​​

2016年1月 9日

紅葉の古都鎌倉を巡る (4) 鶴岡八幡宮 12月7日

昨年の12月7日、その日鎌倉を歩く目的の一つは、平成22年3月10日未明、強風に煽られて根元から倒壊した大銀杏がその後どうなったかを見たいことだった。
 鎌倉街道を建長寺の方から歩いてくると、いわば鶴岡八幡宮の横丁に出る。丸山稲荷社があるところを上がっていくと本宮の脇に出る。本宮にお参りして石段を下ると右手に大銀杏がある。いくつも出ていた「ひこばえ」の中から選ばれた1本の若木がすくすくと伸びていた。
 若宮から白旗神社の紅葉を眺め、源平池へ出た。沢山の水鳥が遊んでいた。
  鶴岡八幡宮の境内への入り口である三の鳥居から見る参道、「段蔓」は工事中だった。2014年(平成26年)11月から改修工事が行われていて通行できない。桜の木も取り除かれている。そのため、平成27年の桜は観ることはできなかったという。工事は平成28年3月までかかるそうだ。新たなに桜とツツジが植えられる予定という。

65.丸山稲荷社と本宮
建長寺からそれほど歩くことなく鶴岡八幡宮の鳥居があった。鳥居をくぐって進むと右手の小高いところに丸山稲荷社があった。丸山稲荷社は鶴岡八幡宮の末社である。その本殿は重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 11mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。

66.本宮 そのまま進むと舞殿のほうから大きな石段を上がってきたところの横に出た。このまま本宮に進んでお参りをさせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。

さて、ここで平成22年3月10日に倒れた大銀杏のことに触れたい。

e-66-1.jpg

↑ 上の写真は、2008年12月4日に撮影した写真で、2010年(平成22年)3月10日の未明に強風に煽られて倒れる前の立派な大銀杏の木だ。3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたという伝説から「隠れ銀杏」とも呼ばれていた鶴岡八幡宮の大銀杏である。長い間、鎌倉の歴史を見守ってきた古木は、樹齢は1千年ともいわれ、昭和30年に神奈川県の天然記念物に指定されていた。左は大石段を上がって、本宮前から眺めたところで、左に見えるは舞殿だ。

e-66-2.jpg

↑ 2010年4月23日、倒壊してまだひと月半も経っていない時に、八幡宮を訪れて驚いた。ご覧のとおり、倒れた大銀杏の根はそのままに残されて、そこには早くも「ひこばえ」が芽吹いていた。そして、倒れたところから切られた大きな幹は、その隣に移植されていた。中の写真が元の根に芽生えた「ひこばえ」で、右の写真が移植された幹である。その時の私のブログには、「倒れた翌日の3月11日、早くも八幡宮は大銀杏を移植し、再生を目指す方針を固めたそうだ。倒壊した大銀杏を移植する作業が14日に行われた。根元から約4メートルで切断された幹(約17トン)がクレーンでつり起こされ、元あった場所の西側約7メートル地点に掘削された穴へ植え直された。新しい芽を使った後継樹の育成については、新しい芽は数本を生育させ、状態の良いものを(10年前後の期間を見ながら)後継樹として選びたい」という。切断された上の部分から、もう新しい芽が出ている。」と記されている。

e-66-3.jpg

↑ そして、倒壊してから9か月後の2010年12月6日、再び紅葉の頃、鶴岡八幡宮を訪れたが、元の根の「ひこばえ」はその数を増やし、移植された幹にも多くの「ひこばえ」を見ることができた。倒れた幹部分を「残せる限り、元の大きさで再生させたい」と、高さ約4メートルで切って移植した幹が、右側の写真だ。日当たりの良い側からぐんぐんと枝が生えている。 中の写真、階段の下から見ると、2010年3月に折れた根から新しく生えた枝は2mにも達している。

e-66-4.jpg

↑ 上は2011年12月12日に撮影した。倒れて1年9か月が経った。「ひこばえ」というか、もう枝と言っても良いほど太くなり、ぐんぐんと伸びている。生命力の強さを感じる。これから、移植した幹から延びた木と、元の根から伸びた木はどのように大きくなっていくのだろうか? 千年後には2本の大銀杏になるのだろうか。

 そして、今回4年9ヶ月後、久々にその後の姿を見に行った。
67.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -1
元の根から生えていた「ひこばえ」は整理され、最も優秀な子孫?が1本残されてすくすくと育ち、葉はもう一人前に黄色く色づいていた。高さも4~5mになっているように見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
68.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -2
石段の左にあって、もう十分存在感がある。立派だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
69.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -3
移植された幹からの再生根の確認にはまだまだ時間がかかると言われる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
70.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -4
少し離れて、本宮と石段とその左に育っている銀杏で構図した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
71.倒壊して4年9ヶ月後の大銀杏 -5
この銀杏の若木は倒れた根から生えているのだが、その根の部分が土に覆われて、地面から伸びているように見えるようになった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
72.境内にあるもう一本の大銀杏
舞殿から本宮に向かって左側、広くなったところの縁にもう一本、大きな銀杏の木がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
73.奉納樽酒
同じく舞殿の左側の広くなったところに、全国津々浦々の樽酒が棚に奉納されている。8樽を納める棚が18もあり、棚の空きはひとつしかなく、そこにもビールなどが奉納されていた。樽の中に酒は実在するのだろうか?薦で包んだこの酒樽は、四斗樽(約72リットル入り)というそうだ、酒樽は主に祝いの席を華やかに盛り上げる慶びのセレモニー用具として使われる。外国人観光客が熱心に写真を撮っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.直会館前の紅葉 -1
参道に向かって舞殿の前を左側に折れると若宮があり、白旗神社の手前に池がある。その池に赤い橋が架かっていて、その周囲の紅葉がきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 22mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
75.橋から見る舞殿
赤い橋の手前から、静御前が義経を慕い、心を込めて舞った若宮廻廊跡に建つ下拝殿とも言われる舞殿が見えた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 23mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
76.直会館前の紅葉 -2
この赤い橋のあたりのモミジの木は枝を大きく張り出してとてもきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 60mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
77.斎館の庭
源平池の方へ進むと左側に斎館がある。斎館は献幣使を迎えたり、国の内外からの賓客を持て成すところだそうだ。だが、休館中だった。門から中を覗いて1枚撮らせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
78.源平池
右手に鶴岡幼稚園があり、正面に源平池がある。池には島があり旗上弁財天社が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
79.源平池の水鳥
いろいろな水鳥がいる。オナガガモ、ヒドリガモ、それにユリカモメが見える。そういえば、この冬は帷子川でもユリカモメがとても多く見られる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
80.オナガガモ♀
見栄えのするオナガガモの♀もいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
81.ヒドリガモ エクリプス
見たときは♂なのか、♀なのか良くわからなかったが、♂の生殖羽への換羽前のエクリプスのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
82.太鼓橋から本宮を望む
鶴岡八幡宮の太鼓橋は、1182年(寿永元年)、源平池が造営されたときに架れたものと考えられている。将軍家が鶴岡八幡宮に参拝するときは、この橋で輿を下乗したという。当時は朱塗りの板橋であったことから、「赤橋」(あかはし・あかばし)と呼ばれていたそうだ。その橋の脇から本宮が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
83.神苑ぼたん庭園
以前にぼたんの季節にこの中に入って美しく咲くぼたんを鑑賞した。いまは休園になっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 48mm ISO360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
84.太鼓橋から舞殿と本宮を望む
G12で撮った。太鼓橋から参道がまっすぐ伸び、その先に舞殿と本宮が重なるように見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​.5 1/​320秒 25mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
85.赤い橋
太鼓橋の両側にも橋が架けられている。参拝客はそこを渡っていく。当初は左側の橋のみだったそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/640秒 85mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
86.ステンレスの灯篭
三の鳥居を入って池の手前の両側にステンレス製の大きな灯篭がある。これは私の先輩のご実家で制作されたもので、以前よりそのことは聞いていた。掃除も行き届いてきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/800秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
87.小町通り
段蔓のある若宮大路へ出て、途中から小町通りに入った。大勢の人が歩き、賑わっている。また、新しい店ができているようだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5 1/​1250秒 14mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
88.工事中の段蔓
三の鳥居から二の鳥居へと続く若宮大路を見たとき、覆いが施されて工事中だった。若宮大路の中央部に位置する段葛の改修工事は、11月4日から始まったという。老朽化の目立つ参道を補強し史跡としての風致・遺構を保全するとともに、参拝者と車両の安全確保、桜並木の回復と育成が主な目的だそうだ。工事が終わる2016年3月まで通行できない。桜の老化が進んでいると聞いた。神奈川新聞によれば、「ソメイヨシノの寿命はおよそ60、70年ともいわれ、段葛もこの時期を迎えた老木が多い。鶴岡八幡宮に残る記録では、大正時代に大掛かりな植え込み工事が、昭和初期には改修工事が行われた。今回、植え替えの必要な老木を選別し、新たな成木に植え替える」という。 工事が終わるのは3月だそうだが、今年(2016年)の花見はできるのだろうか?現在植えられている桜は、専門家が「育成が期待できる」と鑑定したものを平家池(本宮に向かって源平池の左側の部分)周辺に移植し、そのほかは伐採する。参道を支える石積みのたるみやひび割れの改修後は、種類や樹齢など可能な限り統一した桜を新たに植えるが育成に適した樹間を確保するため従来(248本)より少ない180本程度となる予定だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
89.鎌倉駅
ウィキペディアによれば、鎌倉駅は1889年(明治22年)6月16日 、 官設鉄道大船駅~横須賀駅の開通時に、開業した。1909年(明治42年)10月12日 に 横須賀線所属駅となる。1984年(昭和59年)10月3日 、 国鉄の駅舎を現在のものに改築(3代目)した。駅舎落成記念乗車券が発売される(私はこの記念乗車券を入手し、保存している)。1987年(昭和62年)4月1日 、 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となった。2000年(平成12年) 、 関東の駅百選に選定された・・・とあった。鎌倉駅の西口側には江ノ電の鎌倉駅がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月15日

鶴岡八幡宮 3月28日


  散在が池森林公園を歩き、大船へ戻って昼食にした後、鎌倉の鶴岡八幡宮へ行ってみたくなった。段蔓の桜はもう咲いているだろうか?また、4年前に強風で倒れた大銀杏のひこばえはその後どうなっているだろうかということも気になっていた。

1.段蔓
鎌倉駅に着いた。まず段蔓の桜の開き具合を見たくて、駅前からまっすぐ若宮大路へ出た。残念ながら、ほとんど咲いていない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 5.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
段蔓;クリックすると大きな写真になります。
2.段蔓の桜の蕾
二の鳥居から三の鳥居までの約500mある段蔓には300本の桜の木が植えられている。桜が植えられたのは大正7年、現在は「日本の桜名所100」にも選ばれている。ただ、桜はだんだん花の付きが悪くなっているようで、2年かけて植え替えをするという話があるようだ。神奈川新聞のカナロコによれば、「ソメイヨシノの寿命はおよそ60、70年ともいわれ、段葛もこの時期を迎えた老木が多い。鶴岡八幡宮に残る記録では、大正時代に大掛かりな植え込み工事が、昭和初期には改修工事が行われた。今回、植え替えの必要な老木を選別し、新たな成木に植え替える」という。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
段蔓の桜の蕾;クリックすると大きな写真になります。
3.平家池から
三の鳥居から境内に入ると、正面に太鼓橋があり、右手に源氏池、左手に平家池がある。その平家池の端に植えられている桜は見事に花を付けていた。本宮が眺められる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/350秒 50.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
平家池から;クリックすると大きな写真になります。
4.舞殿と本宮
太鼓橋の先から、舞殿と本宮を望む。芽を吹き始めた緑に朱色が鮮やかだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/300秒 23.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
舞殿と本宮;クリックすると大きな写真になります。
5.ルリタテハ
舞殿の手前、右側にある社務所に植えられたアセビの花にルリタテハが飛んで来て吸蜜を始めた。ルリタテハはどこにでもいる蝶なのだが、数は多くない。翅を開くと瑠璃色の帯が輝く。会えると嬉しくなる蝶だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 66.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります。
6.ルリタテハ 広角側で
もちろん同じ個体である。バリアングルでローアングルで撮った。背景もシャープに写る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/900秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ 広角側で;クリックすると大きな写真になります。
7.舞殿の結婚式
舞殿では結婚氏が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 22.4mm ISO160 ) 露出補正 なし
舞殿の結婚式;クリックすると大きな写真になります。
8.大銀杏の子
本宮に上がる大石段の左側には、樹齢1000年と言われていた大銀杏があった。ところが、平成22年(2010年)3月10日4時40分頃に、強風のためにその大銀杏は根元から倒れた。倒伏した大銀杏の根元から高さ4mまでを、もともと生えていた場所から隣りの7mほど離れた位置へ移動して根付かせると同時にその親木からのヒコバエと、大銀杏があった場所に生えるヒコバエが育てられていた。何本かのヒコバエの中から生育の良いものを剪定し、育てているそうだ。この3月10日で倒れて4年が経つ。残った根から、奇跡的に芽吹いた若木が成長し、すくすくと育っている。2011年12月に訪れた時に見たときは、残った根から何本ものヒコバエが伸びていたが、その後、いちばん良い若木が選ばれたようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/600秒 15.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
大銀杏の子
9.大銀杏 親と子
写真左側に見えるのが、4年前に倒れた大銀杏の根から4mの高さで切断し、移動して植えられた部分だ。その右側に囲われて若木が育っている。若木は今、高さ1.2mほど。直径2cmほどの幹からは9本の枝が分かれ、それぞれの枝にも数十の新芽の気配がみられる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 8.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
大銀杏 親と子;クリックすると大きな写真になります。
10.神苑ぼたん庭園
鶴岡八幡宮のお参りを終えて、戻ってくると神苑ぼたん庭園開園中の案内板が目に付いた。入ったことがないので拝観料500円を支払って、中に入った。ここ神苑ぼたん庭園には約100品種1000株の「牡丹」が植えられているとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 7.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
神苑ぼたん庭園;クリックすると大きな写真になります。
11.真紅のぼたん
大きな深紅のぼたんがあった。デジカメで赤を撮るとしばしば飛んでしまうことがある。少し露出をアンダーにして撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/140秒 10.7mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
真紅のぼたん;クリックすると大きな写真になります。
12.記念撮影
先ほど舞殿で結婚式を挙げていた新郎新婦だろうか。その新郎新婦を囲んで鶴岡八幡宮を背景に記念撮影。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 19.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
記念撮影;クリックすると大きな写真になります。
13.大巧寺
鎌倉駅からまっすぐ歩いて、若宮大路を渡ったところに大巧寺があった。今まで何回も来ているところだが、いつもは、小町通りを進むことが多く、この大巧寺の境内に入ったことがない。本堂は、奥にあり、本堂に行く路には、いろいろな樹や花がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 5.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
大巧寺;クリックすると大きな写真になります。
14.シデコブシ
本堂の脇にシデコブシの花が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/500秒 7.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
シデコブシ;クリックすると大きな写真になります。
15.ボケ
この時期、ボケが美しい花をつける。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ボケ;クリックすると大きな写真になります。
16.大巧寺本堂
本堂は小町大路と若宮大路に挟まれた位置にあり、若宮大路に背を向けている。小町大路側が正門、私が入った若宮大路側が裏門となる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
大巧寺本堂;クリックすると大きな写真になります。


2011年2月 2日

初冬の鎌倉 2/2


 建長寺に来るのは久しぶりだ。境内に足を踏み入れるのは50年くらい前のことではなかっただろうか。建長寺は北鎌倉と、鎌倉の間にあり、円覚寺や鶴岡八幡宮に来た時にちょっとついでにと寄り難い。境内に入って改めて寺の大きさに感心した。
 建長寺の次は鶴岡八幡宮へ、大風で倒れた大銀杏はその後どうなっているのかを見に行った。丸山稲荷の方から本宮の脇に入ることができ、建長寺からは意外と近かった。

  15.建長寺 総門
建長寺は臨済宗建長寺派の大本山であり、鎌倉五山の第一位に位する。建長5年(1253年)、後深草天皇の勅を奉じ、北条時頼(鎌倉幕府五代執権)が国の興隆と北条家の菩提の為に、中国より名僧、蘭渓道隆(大覚禅師)を招き建立したという。ここは総門で、創建年次未詳だが建治元年(1275年)頃とみられる。現在のものは昭和15年、京都般舟三昧院より移築された表門であるとのこと。午前10時半、修学旅行生が境内に溢れていた。三門が見える。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/175秒 8.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 総門;クリックすると大きな写真になります
16.建長寺 三門
総門を入って両側に梅の木が並ぶ石畳の向こうに大きな三門がある。三門は空・無相・無作の三解脱門の略称で、一般には山門と書くそうだ。創建されたのは建長5年以降まもなくと思われるが未詳。現在のものは「狸和尚」の伝承を生んだ万拙碩誼和尚の努力により安永4年(1775年)に落成した。室町期の禅宗様を踏襲した重層門は威風堂々たる「本山の顔」と言われている。 その後、昭和29年大修理とともに茅葺を銅葺にして、平成8年220年振りに大修復を行い建立当初の雄姿が蘇った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/362秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 三門;クリックすると大きな写真になります
17.建長寺 仏殿
開創の際、最初につくられた。当初の仏殿は左右に土地堂・祖師堂をしたがえ、殿内には開基時頼の梁碑銘がかかげられていた。現在のものは正保4年(1647年)、芝増上寺の霊屋を譲り受けたものであるという。本尊地蔵菩薩安置する他、かつて土地堂にまつられていたであろう伽藍神・祖師像それに千体地蔵・伝心平地蔵などを安置されているとのこと。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/140秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 仏殿;クリックすると大きな写真になります
18.建長寺 法堂の「雲龍図」
法堂は仏殿の後ろにあり、大法を説く堂で古代寺院では講堂に当たる。現在は千手観音像が安置されている。当初の法堂は建治元年(1275年)の創建であるが、現存の法堂は文化11年(1814年)の上棟である。平成14年に創建750年記念事業の一環として解体修理が完成した。天井には、創建750年を記念する法堂の改築に際し、日本画家、小泉淳作画伯の筆によりこの「雲龍図」が制作されることになった。「雲龍図」は平成12年に完成し、一旦、方丈(龍王殿)へ納められた。縦約10m、横約12mに及ぶ巨大な画である。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/4.3秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 法堂の「雲龍図」;クリックすると大きな写真になります
19.建長寺 半僧坊へ
方丈(龍王殿)の脇を通って、境内奥の参道を進むと、勝上嶽といわれる山に出る。ハイキングコースの入口になっている。少し紅葉には遅かったかもしれない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/164秒 16.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 半僧坊へ;クリックすると大きな写真になります
20.建長寺 半僧坊
勝上嶽の中腹に祀られるのが、明治23年(1890年)静岡の方広寺から勧請したという半僧坊大権現。 3代前の住持膏貫道(おおぞらかんどう)か霊夢を見たことに由来し、建長寺の守護神としたとのこと。 途中の石段には鉄製の天狗像が立ち並び、尾根づたいにハイキングコースか続く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/21秒 5.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 半僧坊;クリックすると大きな写真になります
21.富士見台
半僧坊から、少し上がったところに富士見台という展望台が設けられていた。富士山はかすんでいて、はっきりは見えなかった。この先は天園ハイキングコースになる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/234秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
富士見台;クリックすると大きな写真になります
22.竹林
同じ道を下ってくると、正統院のあたりだったろうか、美しい竹林があった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/130秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
竹林;クリックすると大きな写真になります
23.もみじ
青空をバックにもみじがきれいだったが、やはり、時期的に少し遅かったようだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/299秒 59.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
もみじ;クリックすると大きな写真になります
24.龍峰院
降りてきた半僧坊を背にして右側の、建長寺山内の端に位置するところに龍峰院があった。ここは鎌倉観音巡り、29番寺だそうで、「不許拝観」という札がかかっていて、中に入ることは出来なかった。中を覗いてみるともみじがきれいだった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/110秒 15.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
龍峰院;クリックすると大きな写真になります」
25.建長寺 大庫裏のもみじ
大庫裏の屋根を背景にして、陽の光を浴びたもみじが鮮やかだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/194秒 13.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
建長寺 大庫裏のもみじ;クリックすると大きな写真になります
26.鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏 -1
久しぶりの建長寺をゆっくりと巡ったあと、再び、総門を出て、バス通り(鎌倉街道)を若宮大路の方へ向かう。ほどなく八幡宮裏の信号の辺りから左に入り、本宮の脇に出ることができた。いつもは若宮大路の方から入るが、今日は舞殿から本殿に上がる階段の上に出てしまった。さて、階段の上から階段わきの右側に見えるのが倒れた大銀杏であるが、折れたところから沢山生えた枝が伸び、黄色くもなっている。元気だ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/211秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏;クリックすると大きな写真になります
27.鶴岡八幡宮 移植されたおお銀杏の幹
一方、倒れた幹部分を「残せる限り、元の大きさで再生させたい」と、高さ約4メートルで切って移植した幹が、この写真の右側に見える。日当たりのよい方からこちらもぐんぐんと枝が生えている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/170秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
鶴岡八幡宮 移植されたおお銀杏の幹;クリックすると大きな写真になります
28.鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏 -2
階段の下から見ると、2010年3月に折れたところから新しく生えた枝は2mにも達している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/366秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
鶴岡八幡宮 倒れた大銀杏;クリックすると大きな写真になります
29.婚礼
さて、源氏池、平家池の方まで参道を歩いてくる途中、結婚式を挙げたカップルを追い越した。しばらく行ってから振り返り、1枚撮らせていただいた。とてもきれいなお嫁さんだった。でも、ぼかしを入れさせていただいている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/495秒 20.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
婚礼;クリックすると大きな写真になります

2010年1月 9日

秋の鎌倉

 2009年11月27日 一昨年に続き昨秋も鎌倉の紅葉を見に行った。私が大変お世話になった方が亡くなり、前々日(11/25)お通夜、前日(11/26)告別式があった。さびしい気持ちを癒したかった。一昨年は円覚寺、海蔵寺を巡ったが、昨年は鶴岡八幡宮からその反対側にあたる鎌倉宮、さらに足を延ばして瑞泉寺まで行ってみた。紅葉はちょうど見ごろだったと思う。
1.鎌倉駅のレトロなバス
このバスは「京急りんどう号」という。鎌倉駅と大仏の間の路線バスとして運行されている。最近は電車もバスも行き先表示板は電光式になったが、これを写真に撮ると旨く読めないことが多い。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 62mm ISO400 ) 露出補正 0段
鎌倉駅のレトロなバス:クリックすると大きな写真になります
2.段葛
鶴岡八幡宮の南北に延びた若宮大路で、二の鳥居から鶴岡八幡宮入口(三の鳥居)までの、車道より一段高くなった歩道を段葛いう。段葛は,頼朝の夫人・北条政子が、二代将軍・源頼家を懐妊した時、安産を祈って養和2年(1182)3月、北条時政以下の御家人と共に土石を運んで築いたと言われる。春は桜が咲く。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
段葛:クリックすると大きな写真になります
3.鶴岡八幡宮
三の鳥居を抜けたところから、太鼓橋を見ると、舞殿の屋根の陰になって大石段は見えないが、その大石段を上がりきったところの本殿が見える。本殿への61段の大石段の左側に大銀杏がある。この日は修学旅行生の姿が目立った。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 0段
鶴岡八幡宮:クリックすると大きな写真になります
4.奉献
大銀杏の左側にいわゆる薦被りが奉納されている。神社ではよく見かけるが、ここのはさすが立派である。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
奉献:クリックすると大きな写真になります
5.齋館
本殿に向かって舞殿の手前右側、源平池の向こうに齋館がある。齋館は献幣使をお迎えしたり又、国の内外からの賓客をお持て成しするところだそうだ。香席なども行われる。モミジがきれいだった。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 50mm ISO400 ) 露出補正 0段
齋館:クリックすると大きな写真になります
6.瑞泉寺
鎌倉宮(大塔宮)を参拝して、瑞泉寺に向かった。鎌倉宮の拝殿前には、鎌倉宮の伝統とも言える獅子頭守があったが、他はこれと言って見るところもなく、ちょっと期待外れであった。瑞泉寺までは鎌倉宮から20分ほど歩く。瑞泉寺のある一帯は紅葉ヶ谷(もみじがやつ)と呼ばれる谷戸に位置している。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 46mm ISO1000 ) 露出補正 0段
瑞泉寺:クリックすると大きな写真になります
7.冬桜
本堂手前の庭に冬桜があった。1輪ずつさびしく咲く。ここは来春、梅のころに訪ねたいと思う。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
上:プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
下:プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 38mm ISO400 ) 露出補正 0段
冬桜:クリックすると大きな写真になります
8.本堂裏
本堂裏手の夢窓国師作庭と伝わる石庭は、一切の無駄を省き、岩と水だけで作られた禅の庭という。その石庭を背に見る本堂裏のモミジが陽の光を透して輝いていた。

Nikon D300 NIKKOR 28-105 F3.5-4.5D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 56mm ISO400 ) 露出補正 0段
本堂裏:クリックすると大きな写真になります
9.なかむら庵
鎌倉小町通りを駅に向かって歩いていくと、左側の路地に「なかむら庵」という蕎麦処がある。有名な店でいつも外に列が出来ているという。冒頭に書いた、亡くなられた私がお世話になった方が無類の蕎麦好きで、以前からこの「なかむら庵」のことは聞かされていた。一昨年も寄ったのだがその日はあいにく定休日であったので、この日、初めて店に入った。旨かった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.6mm ISOオート )
なかむら庵:クリックすると大きな写真になります