鎌倉散策 その2 12月12日 鶴岡八幡宮 - Studio YAMAKO

2011年12月26日

鎌倉散策 その2 12月12日 鶴岡八幡宮


 2010年3月10日に倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏が1年9か月たった今、どうなっているかを見てみたかった。妙法寺を最後に鎌倉駅に向けて引き返したが、途中には、かみさんが好きな「スワニー」というキルティングの生地を扱う店や、昔ながらの食料品市場もあり、寄り道しながらになった。昼飯は「なかむら庵」で蕎麦にした。昼食を終え、「段葛」を通って鶴岡八幡宮へ。

16.一の鳥居と左の獅子
段葛の道が始まる所に御影石で造られた大鳥居がある。この鳥居が鶴岡八幡宮の一の鳥居。現在の鳥居は、1668年(寛文8年)、江戸幕府四代将軍徳川家綱によって寄進された石造明神鳥居で、高さは約8.5メートル。二の鳥居と三の鳥居も家綱の寄進によって建て替えられたが、大正12年の関東大震災によって三つとも倒壊した。昭和12年、一の鳥居のみが元のとおりに再建されている。その一の鳥居の手前左右に獅子がいる。これは八幡宮に向かって左の獅子。口を閉じている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
一の鳥居と左の獅子;クリックすると大きな写真になります
17.一の鳥居と右の獅子
同じく右側の獅子。口を開いている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
一の鳥居と右の獅子;クリックすると大きな写真になります
18.雪の下カトリック教会
段葛の道を進んでいくと右側に教会が現れた。ファサードの絵がきれいだ。調べてみると、ここは鎌倉雪の下カトリック教会と言い、終戦後、国内には期待に応える充分な数の聖職者がいなかったため海外から多くの修道会が布教のために来日したが、その状況の中、横浜教区司教の招きに応じ、1948年5月に、レデンプトール会のレベック、ドモンティニ、カンパニアの3神父が来日し、この教会が始まったと伝えられる。そして、1958年にこの新聖堂が完成している。紛らわしいが、鎌倉警察署の隣に鎌倉雪の下教会があり、こちらはプロテスタントの教会だそうだ。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
雪の下カトリック教会;クリックすると大きな写真になります
19.「絶えざる御助けの聖母」のモザイク
この「絶えざる御助けの聖母」の原画は非常に古く、長い間クレタ島で崇敬を受けていたのが、15世紀にローマの聖マタイ聖堂に移された。聖マタイ聖堂はフランス革命の際に破壊されたが、19世紀になって、聖画は摂理的(宗教的)な出来事によって発見され、レデンプトール会の創立者の聖アルフォンソに捧げられた聖堂に戻り、多くの人に崇敬を受けるようになったという。「絶えざる御助けの聖母」は、レデンプトール会とは深い縁によって結ばれていたことにより、この雪ノ下カトリック教会に掲げられることになった。この「絶えざる御助けの聖母」のモザイク画は、信徒ばかりではなく、一般市民や観光客に親しまれている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
「絶えざる御助けの聖母」のモザイク;クリックすると大きな写真になります
20.鶴岡八幡宮 三の鳥居
鶴岡八幡宮の参道「段葛」を抜けて、鶴岡八幡宮の入口に建てられているのが三の鳥居である。徳川四代将軍家綱によって石造の鳥居が建てられていたが、関東大震災で倒壊し、現在はコンクリート造となっている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
鶴岡八幡宮 三の鳥居;クリックすると大きな写真になります
21.移植された大銀杏の幹
2010年(昨年)の3月10日未明、強風で倒れた樹齢千年の大銀杏は、高さ4mの幹が7m離れた場所に移植された。その1カ月半後の4月23日に行った時は、すでにその幹から沢山の「ひこばえ」が生えてきていて、驚いたものだった。そして、昨年12月に行った時には、その「ひこばえ」たちは高さ2mほどになっていた。そして、さらに1年たった今日、「ひこばえ」だった新芽は、ご覧の通り、たくましく、太くなっていた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
移植された大銀杏の幹;クリックすると大きな写真になります
22.残った根から
一方、大石段の本殿に向かって左側の元の大銀杏の根からも脇芽が出ていたが、その脇芽もぐんぐんと伸びている。生命力の強さを感じる。これから、移植した幹からの延びた木と、元の根から伸びた木はどのように大きくなっていくのだろうか? 千年後には2本の大銀杏になるのだろうか。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 55mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
残った根から;クリックすると大きな写真になります
23.移植された幹と元の根
この写真右側が移植された幹で、左手前が元の幹の折れた根元である。とても大切に管理されているようだ。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 29mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
移植された幹と元の根;クリックすると大きな写真になります
24.若宮のモミジ
八幡宮の本殿にお参りし、若宮の方へ降りてくると、まだ、モミジがきれいだった。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 55mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
若宮のモミジ;クリックすると大きな写真になります
25.直会殿脇のモミジ
ここは、直会殿(諸行事や直会を行う施設)の辺りだろうか。陽の当たるモミジが輝いている。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/640秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
直会殿脇のモミジ;クリックすると大きな写真になります
26.斎館前のモミジ
斎館(献幣使を迎えたり、国の内外からの賓客を持て成するところ)の中庭には入れなかったが、玄関前にモミジが残っていた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
斎館前のモミジ;クリックすると大きな写真になります
27.ハトに餌をやるひと
源平池のまえで、ハトに餌をやっている人がいた。ハトも慣れたもので「手乗り」状態である。いつも、こうされているのだと思えた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ハトに餌をやるひと;クリックすると大きな写真になります
28.白いハト
源平池の旗上弁財天社の木に白いハトが集まっていた。きれいな真っ白なハトたちだ。一族なのだろうか。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
白いハト;クリックすると大きな写真になります
29.源平池端 桜の葉
最後に残った桜の葉が、頑張ってしがみ付いていた。このあと、鶴岡八幡宮を後にして、小町通りを通って、途中からJR横須賀線の踏切を渡って、鎌倉駅の西口にでた。今日は大分歩いたので、脚が少々疲れた。

Nikon D5000 Σ17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 45mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
源平池端 桜の葉;クリックすると大きな写真になります


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