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2023年3月20日

大磯 旧吉田邸と湘南平 2023年2月25日

コロナ禍でここのところ、ご一緒に旅行することもなかったKさんご夫妻に誘われて、日帰りだが、大磯へドライブをすることになった。昼食で私がワインを飲めるように、Kさんがご配慮下さり、私が先にハンドルを握る。
 大磯の大磯迎賓館というイタリアンレストランで食事をするのがそもそもの目的である。駐車場スペースが3台分しかなく、しかも駐車所の予約は叶わず、早い者勝ちということで、11時半にそのレストランに着くように出発する。
 予定通り到着し、30分ほど待つことになった。時間調整のため、大磯駅周辺を散策したあと、レストランに戻り、昼食になった。
 イタリアンのコース料理を堪能したのち、大磯と言えば旧吉田茂邸の見学に行く。わたくしは2017年11月に一度訪れている。
 旧吉田茂邸は、吉田茂の没後、西武鉄道株式会社へ売却され、大磯プリンスホテルの別館として利用されていた。平成16年(2004年)頃より地元を中心に旧吉田茂邸の保存の機運が高まり、神奈川県や大磯町により近代政治史の歴史文化遺産として保全・活用が検討され、隣接する「県立大磯城山公園の拡大区域」として、県が整備する方向性が定められた。その後の計画検討の最中、平成21年(2009年)3月、本邸が火災で焼失してしまったが、焼失を免れた日本庭園や歴史的資源(兜門・七賢堂など)、そして大磯丘陵に連なる貴重な緑地を保存活用するため、「県立大磯城山公園」の拡大区域とすることが再確認され、平成21年(2009年)7月には都市計画の位置付けがなされたという。その後、「旧吉田茂邸地区」の事業に着手し、県が公園整備を行い、旧吉田茂邸は大磯町が町有施設として再建した。
 戦後の混乱期に通算5期にわたり首相を務め、日本の戦後復興の礎を築いた吉田茂が、昭和19年頃(1944年)から亡くなった昭和42年(1967年)までを過ごしたのがこの大磯の旧吉田茂邸である。日本庭園には梅の古木が多く、見事に咲いていてくれた。「県立大磯城山公園」は、神奈川県中郡大磯町に位置する神奈川県立の都市公園(風致公園)である。旧三井財閥の別荘跡地を公園として整備されていた。その後、2013年(平成25年)に旧吉田茂邸地区一部開園、2017年(平成29年)に旧吉田茂邸地区全面開園したのだ。
 午後2時半に旧吉田邸を離れ、平塚市の海抜約180mの高台にある湘南平(高麗山公園)へ上がった。ここへは2008年5月に、大磯まで電車で来てハイキングコースを歩いて上ったことがある。ツツジの季節でモンキアゲハや、カラスアゲハが飛んでいた。
 展望塔へ上がると360度の景色が広がるが、相模湾側が順光になるが、山側は逆光になる。冬は日が落ちてくるのが早い。3時半、帰路に着いた。西湘バイパス、国道1号は、横浜新道は順調に走れ、1時間ほどで我が家まで送っていただいた。

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旧吉田邸玄関 2023年2月28日 神奈川県中郡大磯町

001_230228003 X900 〇大磯迎賓館 RX10M4.jpg 1.大磯迎賓館
大磯駅から徒歩1分と近いところにある大正元年建築の国登録文化財の建物で、イタリアンレストランになっている。旧木下家の別邸で切妻造りスレート葺きで左右の屋根上にドーマー窓、各室にベイウインドウを設けているの特徴。大正元年に建築され、工法はいわゆるツーバイフォーで国内最古の部類となる建築遺構でもあり平成24年に国登録有形文化財に指定されている。大磯の別荘文化を現代に伝える景観を形成していると説明されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_230228006 X900 大磯駅 RX10M4.jpg 2.大磯駅
駐車場確保のため早めに大磯迎賓館に着いたので、館内に入るまで少々待たねばならなかった。大磯駅周辺を歩いてみた。見たところ、歴史を感じる駅舎だったが、開業当時の駅舎ではないと思う。大磯駅は1887年(明治20年)7月11日、国鉄東海道本線 旧・横浜駅 - 国府津駅開通と同時に開業したそうだ。2000年(平成12年)関東の駅百選に選定される。2009年(平成21年)経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
003_230228011 X900 大磯駅 料亭「松月」 RX10M4.jpg 3.料亭「松月」
大磯駅前ロータリーに面して、料亭「松月」があった。ホームページには、初代総理大臣、伊藤博文公より「松月」という屋号を拝領し開業した料亭で、伊藤博文の料理長として活躍した創業者が、伊藤公から「松月」という屋号を拝領し開業した料亭と記されていた。創業明治36年で、数々の要人を迎えてきた料亭である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_230228021 X900 大磯駅前 エリザベスサンダースホーム RX10M4.jpg 4.エリザベス・サンダース・ホーム(レリーフは沢田美樹さん)
wikipediaによれば、第二次世界大戦後に日本占領のためにやってきたアメリカ軍兵士を中心とした連合国軍兵士と日本人女性の間に強姦や売春、あるいは自由恋愛の結果生まれたものの、両親はおろか周囲からも見捨てられた混血孤児たち(GIベビー)のための施設として、1948年、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の孫娘である沢田美喜が、財閥整理委員会によって財産税として物納されそうになっていた岩崎家大磯別邸をGHQにかけあって日本政府に指令をだしてもらい、360万5千円を払うことで保持することを許された(ただし財閥親族が取得することは許されないため教会名義とした)。資金は自らの所有物を売却し、また募金集めに奔走してかき集めた。施設の名前は、聖公会の信者エリザベス・サンダース(40年にもわたって日本に住んだイギリス人女性)が1946年10月に逝去した際、170ドルを遺贈してくれたことにちなみ、「エリザベス・サンダース・ホーム」としたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO1000 ) 露出補正 なし
005_230228036 X900 〇大磯迎賓館 フサアカシア RX10M4.jpg 5.ミモザ
大磯迎賓館の入り口の両側に黄色い花が咲いていた。黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称という。この花の種名はフサアカシアのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_230228050 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 6.旧吉田茂邸の梅
大磯迎賓館でイタリアンの昼食を楽しんだあと、旧吉田茂邸へ向かった。車で10分弱のところだ。駐車場から門へ歩く間に、紅白咲き分けの梅の花が咲いていた。これは「思いのまま」だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 65mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_230228056 X900 〇 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 7.兜門
  2019年に国登録有形文化財に登録された。寄棟づくり、檜皮葺など、裏千家今日庵兜門を倣った上質な意匠を持つ数寄屋建築になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230228067 X900 〇旧吉田茂邸 紅千鳥 RX10M4.jpg 8.紅千鳥
兜門をくぐって日本庭園に入る。紅千鳥という品種札が付けられた濃い紅色の梅が、周囲の木々の緑を背景にして、美しく咲いていた。一重咲きの蕊まで紅色に染まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 58mm ISO160 ) 露出補正 なし
009_230228068 X900 〇旧吉田茂邸 紅千鳥 RX10M4.jpg 9.七賢堂
小高い丘になったところに七賢堂が見えた。七賢堂は明治36年ごろに建築された。昭和35年に伊藤博文邸から移築した建物で、屋根は入母屋造り、銅板葺き、正面は虹梁(社寺建築における梁"はり"の一種で、虹のようにやや弓なりに曲がっているもののこと)を通して桟唐戸風の引き戸を入れ、良材を用いた丁寧な小堂である。2019年に国登録有形文化財に登録されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_230228072 X900 〇旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 10.梅の古木 -1
梅の季節である。庭には梅の木がそこここに植えられていて、それぞれ美しさを競っているが、古木の風情がよい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230228078 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 11.楓の間(応接室)
トップの写真の玄関に入った。パンフレットを見ると、旧吉田茂邸は戦後の内閣総理大臣を務めた吉田茂(1878年ー1967年)が暮らした私邸である。もとは明治17年(1884年)に吉田茂の養父・吉田健三が大磯の土地を購入し、その地に別荘を建てたのが始まりだそうだ。昭和20年(1945年)より吉田茂は大磯の邸宅を本邸とし、晩年をこの地で過ごした。このまだ新しい建物は吉田茂が暮らした当時の邸宅を復元したものである。昭和22年ごろ建てられた応接間棟、および昭和30年代に近代数寄屋建築で有名な「吉田五十八が設計した新館をメインに再建された。写真は1階の楓の間(応接室)である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
012_230228082 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 12.展示室
1階から2階へ上がる途中に展示室があった。自分もよく耳にした吉田茂元首相当時のイギリス首相のウインストン・チャーチル、西ドイツ首相のコンラート・アデナウアー、アメリカ陸軍総帥のダグラス・マッカーサーらの写真もあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし
013_230228085 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 13.書斎
2階に上がる。吉田茂の私的な書斎で、官邸直通のダイヤルのない黒電話が置かれていたそうだ。床の間には、吉田茂が首相として昭和26年サンフランシスコ講和条約に臨んだ際の心境について書かれた掛け軸があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO1250 ) 露出補正 なし
014_230228094 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 14.2階・書斎からの眺め
南縁から海の方を眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_230228098 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 15.バカヤロー オブジェ
応接間棟2階から新館2階へ行く。途中の廊下にこんなものが置いてあった。よく見ると「バカヤロー」と見える。バカヤロー解散というのがあった。1953年(昭和28年)2月28日、第15回国会中の衆議院予算委員会で、吉田茂首相と社会党右派の議員との質疑応答中、吉田が議員の質問に対して「バカヤロー」と発言したことがきっかけとなって衆議院が解散された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO2500 ) 露出補正 なし
016_230228132 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 16.富士山の眺め
新館2階からは雄大な富士山が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230228143 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 17.「金の間」(居間)
富士山の見えるこの部屋は賓客をもてなす応接間である。「金の間」という名称は部屋の装飾に金を使ったことにある。「金の間」からは箱根山、富士山といった山々や、太平洋を一望することができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 ) 露出補正 なし
018_230228146 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 18.「銀の間」
寝室兼書斎である。この部屋のベッドで吉田茂は最後を迎えたという。「銀の間」の装飾品には銀が用いられていた。吉田茂はこの部屋を書斎としても利用していた。部屋のガラス棚には蔵署が並べられ、ベッド横の窓際には執務用の机が置かれていたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_230228149 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 19.「銀の間」の装飾
「銀の間」の天井は、銀色一色の華やかながらも、落ち着いたいぶしが感じられる銀色の天井である。 銀箔かと思ったが、経年変化で、変色するので、錫(すず)の箔が使われているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
020_230228167 X900 〇旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 20.梅の古木 -2
午後2時半に旧吉田茂邸を退出する。外に出るとだいぶ日は下がってきているが、空気はさわやかだった。これは紅梅の古木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_230228168 X900 〇旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 21.旧吉田茂邸 全景
駐車場へ歩く途中、旧吉田茂邸を振り返る。梅が花が咲く季節に来れてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_230228177 X900 湘南平 RX10M4.jpg 22.湘南平(高麗山公園) 大きな木
Kさんの運転で旧吉田茂邸から約15分で湘南平へ上がった。ここは標高は約180mである。展望台へ上がってみる。北側は相模湾が拡がり、南側は丹沢、そして西側には富士山が見渡せる高台である。西日がまぶしい。相模湾の方を見ると、大きな木があった。落葉広葉樹であるが、エノキのようにも思えるが何の木かよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_230228178 X900 〇湘南平 RX10M4.jpg 23.相模湾 江ノ島と烏帽子岩
東側を眺める。相模湾に見えるのは左に江ノ島、右に茅ヶ崎のシンボル・烏帽子岩だ。烏帽子岩の正式名称は「姥島(うばじま)」という。茅ヶ崎海岸の沖合約1.4kmにあり、高さは約14.6mだそうだ。手前に堤防のように見えるところは、「ひらつかタマ三郎漁港フィッシャリーナ」というところのようだ。午後3時半、最後までKさんの運転で帰路に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 151mm ISO100 ) 露出補正 なし

2018年3月 9日

2018 CP+ 3月2日

スマホに押されてカメラの売り上げが低迷していたというが、知り合いのカメラ業界の人に聞くとどうやら底を打ったという。そんな中で今年のCP+では各社どんな​アッピールがあるのか興味があった。
 会場のパシフィコ横浜へ行く途中、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」が開催されているので、先に見ようと思っていたが、開場は11時からだったので、帰りに見ることにした。
 11時少し前にパシフィコ横浜についた。入場事前登録をしていたので、待たされることなく受付を済ませた。大きな会場にはすでに多くの人が入場していた。
 今年のCP+の印象は、カメラについては、高級機にシフトされているようで、例えばSONYは新発売のα7RⅢを中心に展開していた。私が先週購入したRX10Ⅳはもちろん出展されていたが、大きな扱いにはなっていなかった。
 Nikonは100周年ということでその資産であるレンズ群と、D850、D7500を掲げ、Canonは、IOS Kiss のミラーレスMシリーズの新製品 IOS Kiss M がアッピールされていた。そのほかでは、パナソニック、富士フィルム、オリンパス、リコーや、レンズメーカーのシグマ、タムロンが大きなブースを構えていた。
 着いて早々に、先日、今回初めて購入したSONY機の情報を得ようと、ブースで行われた写真家・高橋良典氏による「感じる力、伝える力 with α7RⅢ」というプレゼンテーションを小1時間聴いた。その中でDレンジオプティマイザーという機能の話があった。これはNikonでいう、Dライティングのような機能であるが、あとで、SONYの展示ブースの方にRX10Ⅳにもこの機能があるのかどうか聞いてみた。答えは「ある」ということで、カメラのファンクションキーで呼び出せることが分かったのは収穫だった。
 午後1時ごろ会場を離れ、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」​を見て帰路に就いた。

1.2018 CP+ 入口
この会場入り口の写真は実は退出時に撮影した。ここから入って奥のほうに、横に​並んで​SONY 、Nikon、Panasonic、Canon、FUJIFILM の大きなブースが陣取っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​8​ 1/1000秒 ​25​mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.​SONYブース
先日購入したRX10Ⅳのこともあって、SONYの目指す方向なども知りたく思い、まず、SONYブースへ行く。活気があってとても賑わっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.​8​ 1/1000秒 ​9​mm ISO​125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.写真家・高橋良典氏 「感じる力、伝える力 with α7RⅢ」
​席を確保して小1時間​、 風景写真家 高橋良典氏の話を傾聴した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​8​ 1/160秒 ​32​mm ISO​3200 ) 露出補正 なし
180309_003.jpg
4. Dレンジオプティマイザー
その中でDレンジオプティマイザーという機能を使った作例の紹介があった。NikonでいうDライティングという機能だが、先日RX10Ⅳの試し撮りをしたときに、ちょっとコントラストが強いかなと思ったことがあったので、Dレンジオプティマイザーという機能はRX10Ⅳにはあるのかなと疑問を持った。講演後ブースのRX10Ⅳの展示コーナーへ行き、係りの方に伺ってみたところ、 その機能は RX10Ⅳにもあるという。ファンクションキーから呼び出すことができることを実機で見せてもらった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​2​ 1/1000秒 ​14​mm ISO​1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.ZEISSのブース
SONYブースから、Nikonブースへ移るとき、その右側にZEISSのブースがあった。はじめ、読書をして身動きしないこのモデルさんを人形かと思った。あとでZEISSのホームページを見ると、「 遠目にはいつもの白いZEISSブースですが、今年のタッチ&トライコーナーは今までとは違います。歴史を感じさせる図書が並ぶ書斎で読書をするモデル女性。図書、調度品も全て本物のアンティークを揃え、ちょっとした異空間でZEISSレンズの描写力をお試しください。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​5 1/640秒 ​19​mm ISO​3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.Nikonブース
Nikonは創立100周年記念だそうだ。Nikon F を持ったマリリン・モンローの写真が映し出されている。1962年、「マリリン・モンロー/最後のポーズ」として知られるようになったニコンを愛した写真家バート・スターンによるフォトセッションの中で、マリリン・モンローが、バートの愛機であるニコンを横取りした、無邪気で愛嬌たっぷりの姿だ​。​NikonのCapture NX2というソフトでDライティング処理をした。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5​ ​1/640秒 19mm ISO​3200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.鉄道写真
鉄道写真は人気がある。​そういう私も鉄道を見ると撮りたくなる。だが、ただ車両を撮るだけではなくて、風景の中の鉄道をどう撮るかなのだ。ステージでは鉄道写真家・助川康史​氏​の​「​スキルアップ鉄道写真術〜D850&D7500フル活用編〜​」​が行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.​8​​ ​1/​100​0秒 19mm ISO​​1250​ ​)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.​ ​Canonブース
最近Canonは、ミラーレス機のIOSMシリーズに力を入れているようだが、近々発売予定の​IOS Kissの名を冠したミラーレス機 IOS Kiss M に力を入れているようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1​.​8​​ ​1/​100​0秒 9mm ISO​​800​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.​​​​鉄道模型ジオラマ
​ここにも鉄道があった。見たことがない車両が走行している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​.​8​​ ​1/​100​0秒 35mm ISO​​2500​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.オリンパスのブース
オリンパスは、主力機のOM-D E-M1 MarkⅡが2017年の「カメラグランプリ大賞」と「あなたが選ぶベストカメラ賞」を受賞し、それをアッピールしていた。クラシカルなカメラの造形があったが、カメラはクラシックカメラではない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2​.​5​​ ​1/​100​0秒 19mm ISO​​1600​ ​)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ここにも鉄道模型
オリンパスのブースにも鉄道模型のジオラマがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​.​8​​ ​1/​100​0秒 37mm ISO​​2000​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海野和男氏のチョウの写真
OM-D E-M1 MarkⅡ を愛用する海野和男さんの南米のドクチョウの仲間の飛翔写真があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​.​5​​ ​1/​250秒 14mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.デジタルカレッジ オリンパス
オリンパスにはデジタルカレッジ、フォトリュージュという女性向きの写真講座があるが、それがここで行われていた。若い女性たちが10数名で講師の話を聞きながら受講、実習をしていた。この参加者たちは、あらかじめ集められた方々なのだろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​​​ ​1/​1000秒 10mm ISO​​800​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.火星大接近
​今年、2018年7月31日に火星と地球が5759万キロメートルまで大接近するらしい。アメリカ・カリフォルニア州南部アーバインに本社がある、コンピューター制御の天体望遠鏡を得意とする世界最大級の光学製品メーカー「MEADE」社の天体望遠鏡の新製品AZM-90の展示があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2​​.2​ ​1/​640秒 1​2​mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.ツマベニチョウ
Panasonic(Lumix)のブースの一番目立つところにツマベニチョウの大きな写真パネルがあった。どなたの撮影かはわからなかった。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9​​mm ISO​​2500​ ​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.TAMRON ブース​
​有名な鉄道写真家のご子息である広田泉氏による 「旅心が加速する」超高倍率・超望遠で撮る​鉄道写真の​魅力 という​講演が行われていた。​​鉄道写真のファンが多いことがわかる。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8 ​1/​1000秒 ​26mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 な​し
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17.SIGMA ブース
SIGMAブースでは​出張センサークリーニングサービスコーナー が設けられていた。来場者のカメラのセンサーを無料でクリーニングしてくれるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.2 ​1/​1000秒 ​18mm ISO​​800​ ​) 露出補正 な​し
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18.​日本カメラ博物館
毎年、日本カメラ博物館のコーナーがある。今年は​​​​​​​「フランスカメラとレトロかわいいカメラ」​という特別展示があった。​二眼レフも4X4サイズのカメラが並べられていた。フランスカメラというのは注意していなかったので、見逃してしまったのが残念。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9mm ISO​​1600​ ​) 露出補正 な​し
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19.レトロかわいいカメラ
YASHIKA-16は懐かしい。学生時代に買ってしばらく使っていた。家の中を探せばまだどこかにあるのではなかろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8 ​1/​1000秒 ​29mm ISO​​3200​ ​) 露出補正 な​し
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20.「後世に遺したい写真」
来るときにまだ開場前だったみなとみらいギャラリーの 「後世に遺したい写真」を見た。日本写真保存センターが収集保存している約30万点の写真原版から1920年から1970年のプリントが展示されているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9mm ISO​​1000​ ​) 露出補正 な​し
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21.芝浦電機の扇風機(広告写真)
受付で「写真を撮らせていただいてよいですか」とお尋ねしたら、「風景写真的にお取りいただく分には構いません。作品の接写はご遠慮ください」ということだった。これはぎりぎりのところだろうか。撮影は名取洋之助氏で、このポスターに起用された原節子さんは当時16歳で、デビューしたばかりの無名の新人だったという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8 ​1/​1000秒 ​9mm ISO​​1000​ ​) 露出補正 な​し
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22.戦後・復興期の写真
私にとって1945年の敗戦から1970年までの写真が一番印象に残った。私は1941年に奉天(現瀋陽)で生まれた。戦後すぐ、引き上げてきて、父親の郷里である滋賀県に住んだ。その後、東京に出てきて、小学校からは東京で暮らしたのだが、ちょうどそのころのことが思い出される。1947年、「東京ブギウギ」で爆発的な人気だった笠置シズ子、1950年のプロ野球復活などなどだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.2 ​1/​1000秒 ​12mm ISO​​400​ ​) 露出補正 な​し
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23. 「後世に遺したい写真」会場風景
多くの写真が展示されている会場は見学者は多かった。展示されている写真はどれも貴重な資料と思う。 公益社団法人・日本写真家協会・日本写真保存センター のご努力は大変なものと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8 ​1/​1000秒 ​34mm ISO​​640​ ​) 露出補正 な​し
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2017年3月 6日

CP+2017 カメラと写真映像のショウ 2月23日

今年もパシフィコ横浜でカメラと写真映像のワールドプレミアショウであるCP+2017が2月23日から26日まで開催された。当日は朝から春三番という湿った強い南風の吹く日だったが、初日の23日午後から始まる一般公開に行ってきた。あらかじめネットで事前入場引換券を登録しておくと無料でスムースに入場できる。初日の午前中は特別招待者・プレス関係者・プレスタイム招待券持参者が対象で、一般入場者は12時から入場できた。
 会場は蒸し暑く、雨具なども持参していたので、手に持つG7Xも扱いにくい。前の日の睡眠不足もある、あまりゆっくりと見ることができなかった。もっとも、各ブースをじっくり見て、講話を聴いたりしていると、とても1日では回り切れないほど情報が多い。
 さて、今年のCP+の大雑把な感想であるが、カメラでは新製品の発表がほとんどなかった反面、各メーカーのブースにはプロが撮影した写真パネルが多くあり、これが見ごたえがあった。
  Nikonは今年の7月25日に創立100周年を迎えるという。だが、昨年D5とD500が発売になって以来、主だった新製品の発売はない。昨年のCP+で発表されたプレミアム・コンパクトのDLシリーズは、発売日が延期され続け、とうとう発売中止が決定された。技術的な問題もあったようだが、スマホに置き換えられたコンパクトデジカメの売り上げ不振が響いたようだ。昨年CP+でDLシリーズに出会ったときは、どんなカメラかなと期待していただけに残念だった。噂されていたD750の後継機やJ6の発表もなかった。Nikonは業績が悪くなっており、この3月期決算では90億円の赤字になることが予測されている。頑張ってほしい。
 他社もCanonがEOS9000D、Kiss X9i、M6が4月上旬の発売が発表されている以外は、主だった新製品の発表もない。SONYは7αシリーズ、オリンパスはOM-Dだ。ただ一つ、FUJIFILMからこの2月末に発売が予定されているGFX50Sという43.8mmX32.9mmというフルサイズの1.7倍の大きな撮像素子を持つカメラが斬新だった。2014年に発売されているPENTAXの645Zから久々にこのサイズのカメラの登場だ。しかし、なかなか手を出せるカメラではない。
 日本カメラ博物館の展示も見ようと思っていたのだが、今年は奥まったところにあったので気が付かなかった。
 先に記したように、蒸し暑さと、昨夜の睡眠不足のためか集中することができず、午後2時前に退出してしまった。

1.会場風景
今年もキャノン、ソニー、ニコン、富士フィルムが大きなスペースを占めているが、その中で、それらのブースが並ぶほぼ中央にカシオの展示ブースがあった。会場案内図を見る限り、最も広いブースはソニーでキャノンがそれに続く。苦戦している東芝も2017デジタルカメラグランプリ金賞を獲った各種SDカードほかストレージに力を入れ、展示ブースも目立っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.ニコンは今年創立100周年
先にも記したように、ニコンにはこれといった新製品の発表はなかった。昨年はD5、D500、D5600、D3400,KeyMission3種 が発売されたが、今回のCP+では新製品の発表はなかった。7月25日の100周年までに何か新機種が発表されるのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.1 AM Nikon
ニコンブースのステージでは写真家の阿部英之氏による「ニコン100周年 あなたの知っているニコン、あなたの知らないニコン」と題したプレゼンテーションが行われていた。しばらくの間、聴かせていただいた。最近、例えば「 I AM NIKON」といったように「 I AM ○○〇」といったコピーを製品パンフレットなどで見ることが多くなった。この「I AM NIKON」広告キャンペーンは、専門的かつ高性能なカメラというイメージが強いニコンブランドの認知度を、コンパクトデジタルカメラ市場において、さらに向上させ、また幅広いユーザー層を獲得することを目的に、2010年に開始したものだそうだ。欧州での営業・マーケティング・サービス拠点であるNikon Europe B.V.(社長:土田 貴実、オランダ)が展開する「I AM NIKON」広告キャンペーンが、2011年にマーケティングコミュニケーション業界で権威ある「Euro Effie Awards」において、金賞を受賞したのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.富士フィルムのブース
ニコンブースの前に、トリバネアゲハやモルフォが映っている大きなパネルがあって目をひいた。そこは富士フィルムのブースだが、このパネルはFUJIFILMの中判ミラーレスカメラ GFX50S で撮った蜷川実花氏の作品だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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5.GFX50S蜷川作品の部分
先の蜷川実花氏の写真の部分である。もちろん造られた写真ではあるが、開翅された世界の美蝶(標本)が美しい。左側がメガネトリバネアゲハのブルー系亜種、右側がアカエリトリバネアゲハだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 29mm ISO200 ) 露出補正 なし
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6.Canonブース
相変わらずCanonは元気が良い。EOS 5D Mark Ⅳ やEOSのAPS-Cミラーレスの新製品M6に力が入っているようだ。NikonのDLシリーズが発売中止になり、いわゆるプレミアムコンパクトのPowerShot Gシリーズも余地を残す。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
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7.EOSシリーズ30周年
私が最初にオートフォーカス一眼レフを購入したのは、1990年ごろ、発売されて2年ほどたっていたEOS650だった。もちろん銀塩フィルムカメラだ。AFなのだがチョウの写真はMFで撮っていたと思う。どうせMFならと次に購入したのNikon F3 だった。以来、Nikonのレンズが増え、Nikon機を続けることになる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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8.キャノンブースでのプレゼンテーション
キャノンのブースでは小澤太一氏による「ブラジル31日撮影の旅~M5と見た世界~」というプレゼンテーションが行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.被写体用鉄道模型
CanonブースにDBの鉄道模型が走っていた。こういうものを見るとつい撮りたくなってしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.Panasonicのコンパニオンさん
各メーカーのブースでは、ポートレート撮影のためのコンパニオンさんがモデル役になっている。本来、そのメーカーの試写用カメラを使って試し撮りするのが目的だが、自分のカメラで撮っている人が多い。皆さん一眼をお持ちで、私のようにコンパクトデジカメで撮るのはいかにも素人っぽい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.TAMRONブースでのプレゼンテーション
TAMRONブースでは石井孝親氏による「マクロレンズの撮影術」のプレゼンテーションが行われていて、花や昆虫のボケの美しい作品を見ることができた。この写真は、ベニシジミの翅全体にフォーカスがくるように撮る説明がされていた。TAMRON、SIGMAからは、ここのところ高級感のあるデザインのレンズが次々と発売されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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