足立区生物園 ツシマウラボシシジミを見に行く 1 of 3 7月3日
梅雨でここのところ雨の日が続く。日野春へオオムラサキも見に行きたいし、そろそろ箱根の湿性花園ではミドリシジミが出始める。
インターネットで情報を探していたところ、以前にも行ったことがある感染対策の為休園中であった足立区生物園が、6月1日に再開園され、7月3日~8日の間、飼育されていたツシマウラボシシジミが大温室(蝶園)に放蝶され、公開されることを知った。足立区生物園ではツシマウラボシシジミの絶滅を防ぐため、生息域外保全の活動が行われ、大温室の一部区画にて本種の交配を行ない、交配済みのメス成虫から採卵し、孵化した幼虫は個別に飼育管理し、本種の個体数を安定させ、生息地の対馬へ戻すことを目標に活動がなされている。その産卵を終えた成虫が放蝶されるのだ。ツシマウラボシシジミは日本では長崎県対馬北部にのみ分布する小さなシジミチョウである。生息地の環境の変化によって近年生息数が急激に減少しており、2017年1月に環境省が定める種の保存法において、「国内希少野生動植物種」に指定された。
7月3日は曇り時々雨の予報だが、大温室なら雨が降っても問題ない。
大温室には他にも暖かいところに生息する何種かの蝶が飛んでいた。午後から空が明るくなってきた。土曜日なので、子供さんたちが多かったが、しばし、撮影を楽しんできた。
足立区生物園入り口
足立区生物園は東部東上線の竹ノ塚駅の近くにある。中目黒から地下鉄日比谷線で行けるので、そうしようかなと思ったが、それだと雨具の用意もしなくてはならないので、やはりマイカーで行くことにした。しかし、横浜からは首都高で結構な時間がかかる。羽横線から都心環状線を走り、常磐自動車道の三郷JCTの手前の加平で下りた。加平からはそれほど遠くはない。足立区生物園の指定駐車場が満杯で、駐車場を探すのに少々時間を費やし、足立区生物園に入ったのは正午を少し過ぎていた。この写真は退出時の午後2時過ぎに撮った。薄日が差していた。