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Studio YAMAKOで“コツバメ”が含まれるブログ記事

2019年4月29日

上越妙高へドライブ旅行(2・終) 4月18日

翌18日は、昨日よりも良い天気になった。部屋からは、まだたっぷり雪の残るスキー場のゲレンデが見られ、その向こうには白銀の妙高山(2,454m)が輝く。
 昨日、ギフチョウに会えなかったのが心残りであり、もう一度「斐太歴史の里」へ行ってみることにした。案内所へ行くと、昨日とは違う女性がおられ、この方はギフチョウのことに詳しかった。今年はギフチョウは少ないとのことである。傍に咲いていたカンアオイの花を教えてくれた。昨日の乱舞していたという話は、やはりキアゲハのことに違いないという。
 2日間続けてやってきたことに同情され、ギフチョウのいそうなところ、カンアオイがあるところなどを教えてくれた。そして、北登城道を「鮫が尾城跡」まで上がる。だが、やはりギフチョウは現れなかった。
 この後、総合案内所の先ほどの女性が、もしかしたらギフチョウがいるかもしれないと、天神堂古墳群へ行くこと薦めてくれた。行ってみたが、やはりギフチョウの姿はない。最後に桜がきれいだという松ヶ峯に寄って帰路についた。
 今回は往復で約780km走り、高速道路料金は16,000円弱だった。ギフチョウには会うことができなかったが、雪を被った上信越の山々を見ながらのドライブは快適だったし、花見もでき、満足できる一泊二日の旅だった。

1.朝の妙高山 -1
昨夜は疲れていたので、早く就寝した。朝の5時半に明るさを感じて覚醒し、窓のカーテンを開けてみると、雲一つない青空。妙高山の山頂は朝の光に輝いていた。もう少し早く目が覚めていれば、もしかしたら、日が当たって、赤く染まった頂きが見られたかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO400 ) 露出補正 なし
190418_001.jpg
2.朝の妙高山 -2
山頂をもう少し引き寄せてみた。まだ、朝の光で少し赤みが残っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 60mm ISO160 ) 露出補正 なし
190418_002.jpg
3.ルンルンスキー場 -1
休暇村妙高の前はスキーゲレンデになっているが、見ての通りならだかな斜面である。平均斜度10度、全長900mのコースは子供や初心者の練習におすすめという。利便性抜群である。正面右側が妙高山でその左が三田原山(2,347m)だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_003.jpg
4.朝の妙高山 -3
朝食を終え部屋に戻ってきたときの妙高山の姿である。それにしても雲一つなく晴れたものだ。マクロレンズで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/4000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_004.jpg
5.ルンルンスキー場 -2
ゲレンデの全景である。右側にリフトがあるが今は動いていない。左から三田原山、妙高山、そして妙高山とともに日本百名山の一つである火打山(2,462m)、その手前の山は妙高山の外輪山である神奈山(1,909m)だ。休暇村妙高の標高は787mだそうだ。昨日、ここへ上がってきた道を、さらに進むと、関温泉、燕温泉がある。すぐ近くに、妙高カントリークラブというゴルフ場があるが、まだ雪に覆われていた。5月1日にオープンされるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_005.jpg
6.カンアオイの花
何とかギフチョウに会いたいと思い、2日目も斐太歴史の里へ向かう。総合案内所に着いたのは9時少し過ぎていた。この日案内所にいた女性は昨日とは違うかたで、ギフチョウのことをよく知っていた。今年はギフチョウが極めて少ないらしい。昨日の鮫ヶ尾城跡で乱舞していたというのは、やはりキアゲハのことだったようだ。その女性が、ここにカンアオイ(ギフチョウの食草)の花が咲いていますよと教えてくれた。カンアオイの花は初めて見た。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_006.jpg
7.コツバメ -1
年1回の発生で春先に現れるコツバメがいた。関東にもいるのだが、なかなか撮るチャンスがない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_007.jpg
8.コツバメ -2
前の写真と同じ個体。小さなシジミチョウなので、近寄って撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro 絞り優先オートで撮影  ( f4 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_008.jpg
9.オオイワカガミ
昨日も撮影した。葉が大型で、長さと幅が8~12cmあり、鋸歯が目立つ。葉は艶があり固く、光を照り返すので岩鏡という名がついたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO400 ) 露出補正 なし
190418_009.jpg
10.カタクリが咲く登山道
この日は天気が良く、北登城道も陽光に溢れ、その両側にはカタクリの花が咲く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 143mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_010.jpg
11.上越市の眺め
鮫ヶ尾城跡からの眺めは素晴らしい。上越市は新潟県上越地方で古くから相互補完の関係を築いてきた高田市と直江津市が、1971年(昭和46年)4月29日付で新設合併して発足した。高田平野(頸城平野、上越平野ともよばれる。)の向こうに見えるのは米山山地と思う。左側が日本海だ。手前には新幹線が走る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 73mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_011.jpg
12.鮫ヶ尾城跡 桜と新緑と雪山
高田平野の反対側の眺めは、雪の妙高連山をバックに新緑が萌え、サクラが咲き、雪国の春そのものだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_012.jpg
13.高田平野
再び、サクラと高田平野の広がりを眺める。今回はギフチョウには会えなかったが、この景色を見られたことはここまで来た甲斐があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_013.jpg
14.ユキツバキ
鮫ヶ尾城跡の山頂には約1時間ほどいた。しかし、ギフチョウは現れなかった。そろそろ下山する。路傍に咲くユキツバキは深紅で花が小さく凛としていた。主に日本の太平洋側に分布するヤブツバキが東北地方から北陸地方の日本海側の多雪地帯に適応したものと考えられるとのこと。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_014.jpg
15.陽光を浴びるカタクリの花
wikipediaによると、蕾をもった個体は芽が地上に出てから10日程で開花する。日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返る。日差しがない日は終日花が閉じたままであるという。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_015.jpg
16.白いカタクリ
白いカタクリの花が咲くのは100万本に1本という確率だそうだが、ここではよく見ることができた。斑紋がない葉を撮っていた写真なので載せたが、ピントが甘い。ご容赦。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_016.jpg
17.カタクリの花
2輪のカタクリの花が形よく並んで咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO800 ) 露出補正 なし
190418_017.jpg
18.カキオドシ
小さな花が可愛らしかったので撮ったが、日本全国どこにでも自生する多年草だそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4.5 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_018.jpg
trong>19.天神堂古墳群
総合案内所まで下りてきて、先ほどの女性に、残念ながらギフチョウに会えなかったことを伝え、お礼を言った。すぐ傍に国指定史跡になっている天神堂古墳群というところがあるので、一応寄ってみてくださいと言われた。妙高市教育委員会のパンフレットによれば、ここは観音平・天神堂古墳群と言い、斐太遺跡の北に位置する観音平古墳群と、約1km離れたここ南側の天神堂古墳群には、2基の前方後円墳をはじめとして方墳、円墳などが3世紀後半から5世紀にかけて170基あまり造られたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_019.jpg
20.一面に咲くカタクリ
天神堂古墳群の広場のようになったところには、一面カタクリの花が咲いていた。しかし、チョウが飛ぶ姿は見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 55mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_020.jpg
21.諏訪神社?
この鳥居は、車を路駐した下の道から石段を上がってきたところにある。天神堂古墳群に立てられていた案内板を見ると、この場所に乙吉神社と、龍町神社の二つの神社の名前がある。位置的にみるとこの鳥居は龍町神社のもので、諏訪神社ともいわれるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
190418_021.jpg
22.松ヶ峯
この近くにもう一つサクラの名所がある。今朝、休暇村妙高のフロントで、「松ヶ峯の桜はまだ咲いてますか?」と尋ねてみたところ、「今が見頃です」ということだった。天神堂古墳群から国道18号線で松ヶ峯入り口までそれほど時間はかからなかった。松ヶ峯というところは妙高サンシャインランドというリゾート施設になっていた。ゴルフ場もある。駐車場に車を停めて、歩いてみた。絵を描いている人たちもいた。雪山とサクラが素晴らしい。妙高山のやや手前に見える神奈山の中腹には「跳ね馬」(雪形)が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_022.jpg
23.ゴルフ場 -1
松ヶ峯の池の向こうはゴルフ場だった。妙高サンシャインホテルに付設された妙高サンシャインゴルフ倶楽部(18ホールズ)という。4月1日にプレオープンされ、4月13日にシーズンインしたようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 43mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_023.jpg
24.ゴルフ場 -2
見たところ、フラットでとても良いコースのように思える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_024.jpg
25.ゴルフ場 -3
ティーイング・グラウンドにカートがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 76mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_025.jpg
26.ゴルフ場 -4
こんな天気の良い暖かい日に、雪山とサクラを見ながらゴルフができるのは羨ましい限りだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
190418_026.jpg
27.妙高サンシャインホテル
ホテルは妙高サンシャインゴルフ倶楽部のクラブハウスにもなっているようだ。ラウンドを終えたパーティーのカートがクラブハウスに戻っていく。私たちも駐車場に戻り、帰路につく。午後1時少し過ぎたところだった。帰路も往きと同じで、上信越道、関越道、圏央道を走って、途中、東部湯の丸SAと狭山PAで休憩をとり、明るいうちに無事自宅に帰着した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2018年4月 8日

春の鎌倉 寿福寺 英勝寺 海蔵寺 3月28日

この日、鶴岡八幡宮の段葛の桜を見終えたのは、まだ、10時を少し過ぎたころだった。しばらく行っていなかった海蔵寺へ行こうと横須賀線の踏切を渡って、寿福寺、英勝寺、海蔵寺と続く道へ出た。観光客は少ない。ゆっくりとみることができた。
 話は違うが、佐伯元行さんという方による日本産のチョウ類全種257種の飛翔写真集が刊行された。これを知ったときに「まさか」と思った。さっそく、注文したところ、本日、手元に送られてきた。佐伯さんは2006年に日本産全種撮影を成し遂げ、さらに今回、全種飛翔写真撮影を達成された。昨今のチョウの写真は、飛んでいるところが珍重されている。私も試みることはあるが。飛翔写真の撮影は極めて難しい。そして、撮った駒に対する歩留まりが悪い。佐伯さんの「蝶の飛翔」写真集はまさに偉業と思う。

1.寿福寺 外門
鶴岡八幡宮から若宮大路を右に曲がって小町通を突っ切り、踏切をわたり、右へ進むと左手に寿福寺がある。寿福寺は臨済宗建長寺派の寺院で鎌倉五山の第三位。1200年(正治2年)に源頼朝夫人の北条政子により開山された。地味なお寺で観光客は少ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.寿福寺の境内
寿福寺の外門の先には山門まで、長い敷石道の参道が続く。境内は「寿福寺境内」として1966年(昭和41年)3月22日に国の史跡に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
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3.英勝寺 ウスズミザクラ
次は英勝寺である。創建は寛永13年(1636年)の浄土宗のお寺である。開山は水戸光圀の姉である玉峯清因、開基は英勝院尼。現在、鎌倉唯一の尼寺という。小さな入口を入って拝観料を支払う。受付の方が「ウスズミザクラが咲き始めましたので見ていってください」と教えてくれた。 ウスズミザクラはエドヒガン系の桜で、咲き初めがピンクで、後に清楚な白い花ビラとなり、散る間際には墨をさしたような色に変わるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
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4.英勝寺 聖観菩薩
本堂のお参りは後にして、太子堂、 聖観菩薩の矢印を見て、崖の上に上がってみる。 聖観菩薩のいわれはよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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5.英勝寺 仏殿
英勝寺の仏殿は、1636年(寛永13年)に建てられた禅宗様方三間裳階付の建物で宝珠殿(ほうじゅでん)と呼ばれる。 扁額に何と書かれているのか読みにくかったが、どうやら「寶珠殿」と書かれているらしい。 寛永20年(1643年)4月11日の裏書きがあるそうだ。仏殿は間口、奥行きとも3間、屋根は寄棟、裳階(もこし)付きの建物である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.英勝寺 本尊 阿弥陀如来
仏殿正面の小窓を開けると本尊の阿弥陀如来を拝観することができる。この阿弥陀如来像は徳川三代将軍家光の寄進といわれる。RX10M4でISOの上限を3200にし、シャッター速度を1/500秒より速い設定にしておくと、開放でこれより光量が少ない場合は、シャッタースピードが遅くなる。この場合1/60秒でシャッターが切れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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7.英勝寺 竹林
鎌倉には報国寺という、石灯篭や赤い野点傘が置かれ、孟宗竹の緑をひきたたせている立派な竹林のあるお寺があり、2010年に訪れている。しかし、わたくしは此処の竹林のほうが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.スジグロシロチョウ
この日は暖かい日だった。英勝寺の境内に咲く紫色のダイコンバナでスジグロシロチョウが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.英勝寺 手水鉢
境内を歩いているといくつかの石造物があり、その中に由緒ありそうな手水鉢があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.海蔵寺 入口
英勝寺からさらに進むと、左に曲がる海蔵寺への道がある。海蔵寺は鎌倉駅から1.4kmのところにある。海蔵寺も臨済宗建長寺派のお寺。 wikipediaによると 建長5年(1253年)に宗尊親王の命により藤原仲能が創建し、鎌倉幕府滅亡時に焼失、応永元年(1394年)に上杉氏定の開基、心昭空外を開山として再興されたと伝えられる。正面が山門だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 29mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ムラサキシジミ
海蔵寺の庭で敏捷に飛び回る小型のチョウがいた。コツバメと思ったがムラサキシジミだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海蔵寺 鐘楼と庫裡
海蔵寺の鐘楼は秋の紅葉の頃が美しく、この寺のポイントになって入る。左奥に見えるのは、2階建て、出桁造で、江戸時代の建立である庫裡だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.海蔵寺 本堂
山門を入って正面に、十一面観音が安置された本堂がある。ミツマタの花がきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/900秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.海蔵寺 カイドウの花
海蔵寺はカイドウの花が良いと聞いていた。庫裡の脇に咲くカイドウはやっと蕾が開き始めたころだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 114mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.海蔵寺 龍護殿
本堂の中は広間になっていて龍護殿と書かれた額がかけられていた。本堂は龍護殿と呼ばれているらしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.海蔵寺 本堂裏手の庭園
本堂の裏手には、綺麗に手入れされた非公開の山水庭園があった。水の寺とも言われる海蔵寺だけあって、湧水から成る池や、初夏のあやめ、晩秋の紅葉と、緑色の苔とのコントラストが非常に美しいといわれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.海蔵寺 カイドウと庫裡の屋根
カイドウの花と背景とを写し込もうと思い、絞りをf11にして撮ってみた。カイドウの花までの距離があり思うようにはいかなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/500秒 39mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.海蔵寺 
本堂から山門を見て、右側に薬師堂と呼ばれる仏殿がある。1777年に同じ鎌倉にある浄智寺から移設されたそうだ。中には鎌倉十三仏のうちの一つである、薬師如来坐像が置かれていて、拝観できた。向かって右手に日光菩薩、左手に月光菩薩が祀られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/125秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.海蔵寺 出口
本堂から見て、正面の山門が入口だとすると、その左手に出口に当たるもう一つの門がある。ユキヤナギがきれいに咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 51mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年9月 7日

蝶 自選年間ベスト10 (7) 2009年

ここのところなかなかお日様が顔を見せてくれず、涼しいのはありがたいが、写真を撮りに散策することがままならない。高尾山へでも行ってみようと思っているのだが・・・

さて、2009年​のことにさかのぼるが、2月に上海に行った。暖かいところだが、如何せん2月では寒い。越冬したキタテハだけだったが、蘇州の拙政園でコンデジで撮った1枚がある。古い名勝地らしい背景を、もっとうまくが取り入れられればなお良かったのだが。

ブログのオーナーであるn-shuheiさんのロッジが、ウスイロヒョウモンモドキの生息地の近くにある。発生時期を狙って、n-shuheiさんのロッジに泊めていただき、1日ウスイロヒョウモンモドキを探した。何とかのウスイロヒョウモンモドキを撮影できたが、最初に撮った個体をファインダーで見たとき、何か違和感があった。斑紋異常だった。ちょっとピントがずれているのが惜しい。 最近そこでのウスイロヒョウモンモドキが激減し、絶滅の危機にあることを知った。
そのほか、いつものフィールドである舞岡公園でも、アサギマダラ、オオミドリシジミ、クロコノマチョウなどそこでは初めての蝶を撮影できた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.キタテハ 2009年2月10日 中国 蘇州拙政園
2009年2月8日から3泊4日で中国は上海を訪れた。3日目には蘇州へ行ったが、天気の良い日で、名勝拙政園ではキタテハが飛んでいた。この旅行で蝶を撮ることは想定外だった。持っていたコンデジでローアングルで狙ったが・・・。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8​ 1/​50​0秒 ​5​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.コツバメ 2009年5月15日 栃木県那須高原
コツバメは4月の蝶だ。那須とはいえ、ゴールデン・ウィークを過ぎた頃は、大分擦れてしまっている。​泊まったペンションの敷地内に咲いていたミヤコワスレに来ていた。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 7mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。 3.アカシジミ 2009年5月19日 横浜市舞岡公園​
横浜市の舞岡公園には6種の平地産ゼフィルスを産するが、アカシジミの発生が一番早い。しかし、このアカシジミを見たときは随分早いなと思ったものだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.アサギマダラ 2009年5月26日 横浜市舞岡公園
舞岡公園でアサギマダラを見ることはそれほど多くはないが、この日は運が良かった。ミドリシジミを探していたら、ファーと大きな影が横切った。てっきりアカボシゴマダラと思い身構えたが、なんとアサギマダラだった。ウツギの花に止まり吸蜜をはじめた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/​62​秒 ​5mm ​ISO​135​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.オオミドリシジミ 2009年5月26日 横浜市舞岡公園
舞岡公園で撮ったオオミドリシジミの貴重な写真。​

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ウスイロヒョウモンモドキ 2009年7月4日 兵庫県養父市
保全活動が行われている絶滅危惧1類のウスイロヒョウモンモドキの写真を撮る機会があった。当日、10頭ほどウスイロヒョウモンモドキの写真を撮ることができたか、その中の1頭がこの写真である。ファインダーを覗いている時から何か違和感があった。斑紋異常型だった。ちょっとあとピンになってしまったのが残念。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​16​00秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.オオミドリシジミ 2009年7月4日 兵庫県養父市
ウスイロヒョウモンモドキの写真を撮りに行った時に撮った。オオミドリシジミらしい緑色の翅を開いて見せてくれた。角度は良いのだが少し離れていたのでCOOLPIX P90で撮った。もう少し近くにいてくれれば、背景に山の連なりを映しこむことができたのだが。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/​234秒 ​44mm ​ISO​64​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマシロチョウ ​2009年7月22日 八ヶ岳山麓
ある観察会に参加した。二度と行けないようなところにミヤマシロチョウが飛ぶそれほど広くない開けたところがあった。食草のヒロハノヘビノボラズも多く観察することができた。この個体は翅が薄いヒスイ色で、♀のようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​250​秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
150904_009.jpg 9.クロコノマチョウ 2009年8月14日 横浜市舞岡公園
  夏型の♀と思う。この蝶も分布を北に広げている。私が昆虫少年だったころは、関東近縁では見られなかった。もちろん、舞岡公園ではめったに見ることができないが、確実に生息している。今年(2015年6月)も見かけた。

Nikon D300 ​SIGMA 70-300​mm F​4-5.6​ macro
   絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​250​秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
150904_010.jpg 10.高原の蝶 ミドリヒョウモン 2009年​8月25日 八島が原湿原
信州は霧ヶ峰と美ヶ原の間にある八島ヶ原湿原は、朝早く出発すれば日帰りも可能である。湿原の周囲はトレッキング・コースになっていて、高原の蝶が飛び、アザミなどの花に集まる。コンデジでマクロで撮ると高原らしい背景を入れることができる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1​25​0秒 ​7​mm ISOオート )​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.イチモンジセセリ 2009年9月9日 横浜市舞岡公園
イチモンジセセリは秋になると個体数が多くなる。普段は見向きもしないのだが、撮りたい蝶が見つからないときにはモデルをお願いすることになる。​

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​12000秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
​補2.スジグロシロチョウ 2009年​9月24日 昭和記念公園
秋、シオンの花に止まろうとしているスジグロシロチョウ。この日はCanonのIXYしか持っていなかった。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/320秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし


2014年4月23日

蝶春来る 4月9日


  昨日から日中の気温が20℃を超えるようになった。いよいよ蝶のシーズンが始まる。
  昨日は蝶のスプリング・エフェメラルのひとつ、ツマキチョウを求めて、目黒の自然教育園へ行ってきた。そして、この日はギフチョウだ。
  2004年から10年間、ほとんど毎年この時期に行っている場所に、今年も狙いを定めて出かけて行った。申し分ないコンディションである。ここ数年、ここにギフチョウを撮りに来られる愛好者の方々が年々増えてきた。この日も20名くらいの方が私より先に来ておられた。最近は女性の方が多いように思う。ギフチョウが桜の花を訪れると、その場にいた10人くらいのカメラを持った方が、取り囲む。90mmマクロではとても寄れる状況ではない。他の方々は300mm位の大きなレンズを付けたカメラを構える。私はHS50だ。
 初めのころは、必ず山頂に登っていた。それほど長くはないがきつい登りもある。11時ごろの山頂にはギフチョウが乱舞している。ところが山頂には花が少なく、地面に止まることが多い。小さなスミレに来ることもあるが、どうしても上から押さえつけて撮ることが多くなる。
  一方、ここ登り口のあたりでは、ウメに始まり、サクラ、アセビ、イワツツジ(ミツバツツジ)や、タチツボスミレ、オオイヌノフグリに至るまで、いろいろな花に吸蜜に来る。最近ではカタクリも植えらている。ここ数年は、登りもきついので、山頂まで登ることはなくなった。
  ここは保護されているギフチョウの産地であるが、他産地のものが放蝶されて、混血が起こり、ここ一帯の純粋な血統のギフチョウが見られなくなったという話を聞いたことがある。
  この日はギフチョウのほかに、トラフシジミ、スギタニルリシジミ、ルリシジミ、コツバメ、ミヤマセセリ、越冬後のヒオドシチョウ、テングチョウ、ウラギンシジミを見ることが出来た。いよいよ春である。
撮影を終え、いつもお茶を入れてくださる、ここにお住いのSさんに"元気だったらまた来年来ます"と別れを告げた。近くの立ち寄り湯で一風呂浴びて帰路についた。

桜とスイセン;クリックすると大きな写真になります。 1.桜とスイセン
いつもの通り、トイレ休憩を兼ねて、湖畔の公園による。桜はまだまだ咲いていた。花壇は良く手入れされていて、植えられたスイセンがきれいに咲いている。そういえば昨年は、この場所には菜の花が咲いていたのに。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ソメイヨシノ満開;クリックすると大きな写真になります。 2.ソメイヨシノ満開
満開のソメイヨシノが視野を埋める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/600秒 20.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
湖と公園;クリックすると大きな写真になります。 3.湖と公園
花壇は良く整備されていた。湖の向こうには桜が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 5.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ギフチョウ桜を訪れる;クリックすると大きな写真になります。 4.ギフチョウ桜を訪れる
現地に到着した。すでにカメラを携えた何人かの愛好家がいらっしゃった。「こんにちは」とご挨拶をして、仲間入りする。11時少し前、さっそく マメザクラというのだろうか、小ぶりの桜の花にギフチョウが訪れた。撮影者が多いので90mm macro では寄れなかった。HS50の望遠端でとる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ギタニルリシジミ 5.スギタニルリシジミ
スギタニルリシジミもスプリング・エフェメラルであり、今日の目的のひとつである。ルリシジミと見分けは付きにくいが、裏面の色とわずかな斑紋の違いでスギタニルリシジミと分かる。露出が難しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 133.4mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
ギフチョウ 休憩 -1;クリックすると大きな写真になります。 6.ギフチョウ 休憩 -1 
幸運にも近くの背の低い木の枝にギフチョウが止まった。 90mm macro レンズで撮るときは、F5.6の絞り優先プログラムで撮るのだが、昨日、目黒でツマキチョウを撮った時の設定を換えるのを忘れてしまい。プログラムオートになってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 休憩 -2;クリックすると大きな写真になります。 7.ギフチョウ 休憩 -2
前の写真と同じ個体だ。少し距離があるので、HS50に持ち替える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 102.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 静止;クリックすると大きな写真になります。 8.ギフチョウ 静止
150mほど先に進んだ。ここにも2本の桜の木があって。大勢のカメラマンが、ギフチョウが来るのを待っている。このギフチョウは桜ではなく下草に止まった。カメラマンが追い周囲を取り囲む。近寄れない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 130.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
地面に止まるギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 9.地面に止まるギフチョウ
よく遭遇するシーンだ。抜き足差し足忍び足で、ひとり、また一人と集まる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 95.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 10.ルリシジミ
スギタニルリシジミか思ったが、ルリシジミだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F9.0 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラギンシジミ
越冬後のウラギンシジミ♀がちらちらと翅を光らせながら飛んできた。目の前の道に止まり吸水を始めた。もっとカメラを下げて向こう側を映しこみたかったが、手前の落ち葉が邪魔になって駄目だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/680秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
トラフシジミ春型;クリックすると大きな写真になります。 12.トラフシジミ春型
桜の高い枝の花にトラフシジミが来た。同じようにカメラマンの皆さんが集まる。私も仲間に入れていただく。トラフシジミは桜の花に潜るようにして吸蜜していて、顔が見えない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/680秒 88.7mm ISO400 ) 露出補正 なし
タチスボスミレに来たギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 13.タチスボスミレに来たギフチョウ
この日はタチスボスミレに来るギフチョウはあまり多くなかった。唯一のチャンスだったが、残念ながら人垣で正面に回り込めない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 後ろから;クリックすると大きな写真になります。 14.ギフチョウ 後ろから
桜の花に向こうを向いて止まって吸蜜するギフチョウ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 68.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
桜の花で吸蜜するギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 15.桜の花で吸蜜するギフチョウ
12時を過ぎた。ギフチョウの数はだんだん多くなっている。1本の桜の木に複数のギフチョウが訪れることもある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 185.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
イカリモンガ;クリックすると大きな写真になります。 16.イカリモンガ
これは蝶ではなく蛾だ。大きさはシジミチョウほどで、活発に飛んで花に来る。翅を閉じて止まる。蝶と見紛うてしまう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/600秒 102.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
「わっ!きれい」 トラフシジミ;クリックすると大きな写真になります。 17.「わっ!きれい」 トラフシジミ
また、トラフシジミが現れて、陽光を浴びて桜の花で吸蜜する。女性カメラマンから「わっ!きれい」と歓声が上がった。春型のトラフシジミは夏型より白い縞模様がはっきりして美しい。蝶の眼も捉えることが出来た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 123.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 90mm macro で;クリックすると大きな写真になります。 18.ギフチョウ 90mm macro で
まだまだ、カメラマンは多いが、ギフチョウにはそろそろ食傷気味になられているようで、トラフシジミに夢中になっている方が多い。近づいて撮ることが出来た。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 正面から;クリックすると大きな写真になります。 19.ギフチョウ 正面から
同じ個体だが、正面に回り込んで撮ることが出来た。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミ 集団吸水 -1;クリックすると大きな写真になります。 20.スギタニルリシジミ 集団吸水 -1
スギタニルリシジミの写真を撮っておきたいと思って、川の石垣を探す。すると4頭ほど集まって吸蜜しているところを見つけた。3頭がスギタニルリシジミで1頭はルリシジミのようだ。上から見下ろすように撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/480秒 119.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミ 集団吸水 -2;クリックすると大きな写真になります。 21.スギタニルリシジミ 集団吸水 -2
このような吸水の状態になると、彼らはそこから離れようとはしない。今度は川床に下りて撮る。1頭は陰に隠れてしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミ 集団吸水 -3;クリックすると大きな写真になります。 22.スギタニルリシジミ 集団吸水 -3
ゆっくりとD5000に持ち替えて撮る。7時の位置に頭を向けて吸水しているのがルリシジミで、他の3頭はスギタニルリシジミだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミとルリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 23.スギタニルリシジミとルリシジミ
手前がスギタニルリシジミで向こう側がルリシジミだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒオドシチョウ;クリックすると大きな写真になります。 24.ヒオドシチョウ
越冬したヒオドシチョウがキフジの花に来た。キフジに蝶が来るのをあまり見たことがない。翅は傷んでいる。昨年の6月頃に羽化しているのだから、おおよそ10か月は生きていることになるのだから仕方ない。なぜISO感度が1000になってしまったのだろう。コントラストが強すぎて、例のダイナミックレンジのオートがそうさせたのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 185.0mm ISO1000 ) 露出補正 なし
名残のギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 25.名残のギフチョウ
そろそろ引き上げようと思っていた時、ギフチョウが正面に来てくれた。しかし、ちょっと距離が離れているのでHS50で。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 143.6mm ISO200 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります。 26.テングチョウ
今日はミヤマセセリとコツバメを撮り損なった。最後に駐車場への帰り道でテングチョウを撮った。今日もHS50を多用せざるを得なかったが、HS50はなかなか重宝なカメラと思う。遠くからしか狙えないときも、近寄って背景を入れて撮りたいときも便利に使える。無精してデジイチ撮るのを怠ってしまいそうだ。これでシャープな画が撮れればいうことはないのだが・・・。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 143.6mm ISO200 ) 露出補正 なし

2012年6月 4日

南足柄でウスバシロチョウと黒いアゲハ達を狙う 5月16日 1/2 夕日の滝あたり


 5月16日、今年もウスバシロチョウと黒いアゲハを撮ろうと南足柄へ出かけた。ポイントに着くとさっそくフワフワ、スーとその特徴のある飛びかたで、ハルジオンの咲く草原にウスバシロチョウを見つけることができた。しかし、ほとんど吸蜜をしないで飛びまわるので、なかなか写真が撮れない。
 一方、ツツジはすでに盛りを過ぎていた。黒いアゲハは、そのほとんどがジャコウアゲハの♂である。しばらく撮影して、夕日の滝のキャンプ場へ行き、持参したおにぎりを食べる。夕日の滝は、いつもより水の量が多かった。午後は、昨年と同じく大雄山最乗寺へ廻った。

ジャコウアゲハ♂ -1;クリックすると大きな写真になります 1.ジャコウアゲハ♂ -1
夕日の滝の入口にあたる地蔵堂の駐車場に車を停める。花が少なくなったツツジにジャコウアゲハが来ていた。腹部の赤が鮮やかだ。近くにお茶の工場があり、見学もさせてくれるという。3.11の原発被害で、一時話題となった南足柄の放射能などに付いて話をしてくれた。全く問題はないとのこと。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
オナガアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 2.オナガアゲハ♂
時間はまだ9時半になっていない。今度はオナガアゲハの♂がツツジを訪れた。花から花へ、タッチ・アンド・ゴーを繰り返す。連写で撮った中の1枚。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂ -2;クリックすると大きな写真になります 3.ジャコウアゲハ♂ -2
同じく地蔵堂の駐車場で撮影。1.とは別の個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
モンキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります 4.モンキチョウ♀
さて、ウスバシロチョウのポイントに着いた。ウスバシロチョウは飛んでいるが、なかなか止まってくれず撮影のチャンスがない。取りあえず、傍のハルジオンに止まったモンキチョウ♀を撮る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 5.ウスバシロチョウ -1
やっとウスバシロチョウが写真を撮らせてくれた。翅がやや黒ずんだ個体である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 6.ウスバシロチョウ -2
5.と同じ個体。前翅の中室にある黒い縞模様の幅が太く、より黒く見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♀ -1;クリックすると大きな写真になります 7.ウスバシロチョウ♀ -1
ハルジオンの花に止まるウスバシロチョウは♀が多かった。交尾済みの♀の腹端には茶色っぽい交尾嚢が見られる。これは交尾中に雄が粘液を出して、自分の尾端の毛とともに塗り固めて、他の♂と交尾ができないようにするためのものだ。この写真では交尾嚢が良くわかる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♀ -2;クリックすると大きな写真になります 8.ウスバシロチョウ♀ -2
7.とは別の個体だが、この♀にも交尾嚢がある。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
コツバメ;クリックすると大きな写真になります 9.コツバメ
コツバメが、近くの民家のツツジの周りを飛んでいた。落ちたツツジの花に止まって、露を吸ってているようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂ 裏面;クリックすると大きな写真になります 10.ジャコウアゲハ♂ 裏面
コツバメがいた民家のツツジにジャコウアゲハの♂が訪れた。後翅の赤い紋と、腹部の赤が毒々しく見えるが鮮やかだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ♂;クリックすると大きな写真になります 11.ウスバシロチョウ♂
この個体はどうやら♂のようだ。右側前翅が透けて後ろにあるピンクのハルジオンの花が見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ♀;クリックすると大きな写真になります 12.ツバメシジミ♀
ツバメシジミはマメ科の植物を食草とするが、このツバメシジミも産卵をしようとしているのだろうか。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕日の滝;クリックすると大きな写真になります 13.夕日の滝
酒匂川の支流、内川に架かる高さ約23mの滝で、足柄山の金太郎はこの滝の水を産湯の使い、育ったと伝えられる夕日の滝は昨年来た時より、水の量が多かった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段


2012年4月12日

ギフチョウ はばたく 4月9日


 今年の春はなかなかやってこなかった。桜の開花も1週間は遅い。例年通り、いつものところへギフチョウの写真を撮りに行きたいと思っていたが、その時期が難しかった。前の週からTVで報じられる天気予報を見ていると、4月9日は快晴で、気温も一気に20度まで上がるという。この日しかない。
 午前10時少し前、いつものように津久井湖の城山公園の駐車場に車を停め、昨日、電話で発生状況を伺った現地のSさんへのお土産を買った。10時半ごろ、相模原市緑区の目的地に到着した。もと小学校があったところの前の駐車場に車を停め、ポイントへと歩く。
 ポイントへの道筋には、スギタニルリシジミやテングチョウが飛んでいる。すると、早くもギフチョウが出迎えてくれた。幸先良く、このギフチョウの写真を撮り、ポイントへ着くと、そこにはすでに20名を超えるであろう愛好家の方々が待機されていた。
 梅も咲いている。桜はほんの少ししか咲いていない。ギフチョウが現れ、梅の花の周りを舞い始めると、カメラを抱えた人たちが、それを取り囲む。マナーに気をつけながらの位置取りが難しい。2時間近く撮影した。個体数はそれほど多くはなかったが、満足した。
 午後1時ごろ切り上げて、Sさんに挨拶し、帰路に着いた。帰りに近くにある立ち寄り湯「藤野やまなみ温泉」に寄って汗を流した。

津久井湖城山公園の桜;クリックすると大きな写真になります 1.津久井湖城山公園の桜
昨年、4月6日に来た時は桜が満開だった。今年はまだ、五分咲きというところ。平日ではあるが、花見客も多くない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
菜の花と桜 津久井湖城山公園;クリックすると大きな写真になります 2.菜の花と桜 津久井湖城山公園
菜の花が強い匂いを放っていた。満開である。しかし、桜はまだ咲き揃っておらず、インパクトが弱い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
オオイヌノフグリで吸蜜するスギタニルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.オオイヌノフグリで吸蜜するスギタニルリシジミ
一昨年までは、ギフチョウのポイントにあるSさんの家の庭に車を停めさせていただいていたが、昨年から、517号線沿いにある、もと小学校だったところの前の駐車場に車を停めている。さっそくSさんのお宅に向かって歩き始めた。今日は万一、ギフチョウの写真がとれなくとも、スギタニルリシジミの良い写真は撮りたいと思って来た。スギタニルリシジミは、なかなか止まってくれないが、路傍に咲いていたオオイヌノフグリの花で吸蜜を始めた。昨年は吸水中の写真しか撮れなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
ギフチョウ現る;クリックすると大きな写真になります 4.ギフチョウ現る
スギタニルリシジミを撮り終えて歩き始めると、思いもかけず、ギフチョウが飛んできた。きれいな個体だ。オオイヌノフグリに止まった。ゆっくり近づいて、数カット撮る。ほかに撮影者がいなかったので、この被写体を独占できた。なんとも、あっさりと今年初のギフチョウに会うことができた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 なし
ギフチョウとオオイヌノフグリ;クリックすると大きな写真になります 5.ギフチョウとオオイヌノフグリ
オオイヌノフグリは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、1890年頃に東京に帰化したといわれている。路傍や畑の畦道などによく見られ、早春からコバルト色の花を咲かせる。良く似た花に日本原産種のイヌノフグリがあるが、花の色から、これはオオイヌノフグリだろう。イヌノフグリの名は、その果実の形から付けられたが、こんな可憐な花なのに「大犬の陰嚢」とは。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります 6.テングチョウ
気温はぐんぐん上がって、テングチョウが活発に飛ぶ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
梅に飛来するギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 7.梅に飛来するギフチョウ
今年はまだ、梅の花が蕾さえ付けている。ギフチョウの飛来を待っていると、何処からともなくやってきて、梅の花にアプローチする。300mmくらいの望遠レンズを付けた一眼レフに一脚を付けた愛好家の方々が、円陣を作るようにそのギフチョウに集まる。このギフチョウは、左右の尾状突起が破損していた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
コツバメ;クリックすると大きな写真になります 8.コツバメ
数人がカメラを向けているので、何がいるのだろうかと行ってみるとコツバメが葉先に止まっていた。人垣ができていて、残念ながら蝶に近づいて撮ることがでず、そのまま、飛び去ってしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミ集団吸水;クリックすると大きな写真になります 9.スギタニルリシジミ集団吸水
スギタニルリシジミが5頭、まとまって吸水をしていた。翅表を撮れればいいのだが、飛ぶ時以外、表を見ることはできない。翅表はルリシジミより深いブルーだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
梅の花とギフチョウ -1;クリックすると大きな写真になります 10.梅の花とギフチョウ -1
これは写真7.と同じ個体である。だいぶ擦れてしまっているが、何日か前に羽化したのだろうか。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
梅の花とギフチョウ -2;クリックすると大きな写真になります 11.梅の花とギフチョウ -2
これも写真7.10.と同じ個体である。トリミングして、後翅の破損部分を隠した。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 ASA400 ) 露出補正 なし トリミング
アセビを訪れるアカタテハ -1;クリックすると大きな写真になります 12.アセビを訪れるアカタテハ -1
小さな川の向こう側にアセビが咲いていた。何人かの人たちが何かを撮影している。アカタテハだった。一旦、花にストローを突っ込み、吸蜜を始めると、長くそこにいる。ここにギフチョウが来てくれれば良いのだが。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 なし
アセビを訪れるアカタテハ -2;クリックすると大きな写真になります 13.アセビを訪れるアカタテハ -2
写真12と同じ個体。少し離れて撮った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 なし
アセビで吸蜜するギフチョウ -1
;クリックすると大きな写真になります 14.アセビで吸蜜するギフチョウ -1
願いが届いたのか、ギフチョウがアセビの花を訪れてくれた。たまたま、私が立っていた所のすぐ前の花で吸蜜を始めた。きれいな個体である。何カットか撮影し、後ろの方に場所を譲った。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 なし
アセビで吸蜜するギフチョウ -2
;クリックすると大きな写真になります 15.アセビで吸蜜するギフチョウ -2
写真14.のギフチョウが去って、しばらくして、別の個体がやってきた。ファインダーを透して見るギフチョウが美しい。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 なし
アセビで吸蜜するギフチョウ -3;クリックすると大きな写真になります 16.アセビで吸蜜するギフチョウ -3
アセビでまずまずの写真を撮ることができた。そろそろ引き上げようかと思ったところへ、また、別の個体(多分)がやってきた。周りで人が動いても落ち着いて吸蜜してくれている。今日は、アセビに感謝しなくてはいけない。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 なし
日光浴するギフチョウ;クリックすると大きな写真になります 17.日光浴するギフチョウ
さて、そろそろ引き上げようと、Sさんに別れを告げ、駐車場の方へ向かった。すると、途中の農家の脇で、ギフチョウに遭遇。ヒバの木だろうか、針葉樹の葉の上に止まり、日光浴を始めた。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
ギフチョウと桜;クリックすると大きな写真になります 18.ギフチョウと桜
さらに駐車場の方へ歩く。すると、また、ギフチョウが現れ、ちらほら咲き始めた桜の花で吸蜜を始めた。今日は、オオイヌノフグリに始まり、梅、アセビ、桜と様々な花に来るギフチョウを撮ることができ、ラッキーだった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
ギフチョウの飛翔;クリックすると大きな写真になります 19.ギフチョウの飛翔
写真18.と同じ個体。桜の花で吸蜜しているところを連写で撮った。最後のカットがたまたま飛び立ったところになった。翅表を見せてくれている。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 なし
.「藤野やまなみ温泉」;クリックすると大きな写真になります 20.「藤野やまなみ温泉」
今日は気温が高く、蝶を追いかけていると汗をかく。近くにあるという立ち寄り湯「藤野やまなみ温泉」へ行って見ることにした。源泉を温めてはいるが、よい湯だった。平日だから、すいていた。近くの人で、毎日のように来ている人もいるらしい。ビールは飲めないが、とろろ蕎麦を一杯食べて、帰路に着いた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段


2011年6月 9日

南足柄 1/2 夕日の滝 5月18日


 ここ数年、ゴールデンウィークの終わったころ、春のアゲハたちに会いにここを訪れている。今年は5月18日になってしまい、例年より10日ほど遅い。しかし、今年は咲くのが遅かったツツジはまだ花を付けていて、アゲハたちが訪れていた。
 ここは自宅から東名高速を利用すれば1時間ちょっとでつく。大井松田で降りて、県道78号線を足柄峠へ向けて走ると、途中に地蔵堂というところがある。ここを左に入ると夕日の滝に出る。
 先日、5月28日(土) 19時~ 12チャンネルの「にっぽん名山紀行」という番組で、ボクシングの内藤父子が、金時山の登山口ということで、ここを紹介していた。今年は足柄峠へは行かずに夕日の滝に直行した。茶畑もある。つい先日、南足柄産の茶葉で放射能が検出されたと報道されていたが、この辺りはどうなのだろうか。

地蔵堂;クリックすると大きな写真になります 1.地蔵堂
ここが金太郎の伝説に伝えられる地蔵堂である。ここは金時山や矢倉岳への足柄側からの登り口にあたり、近くには「万葉うどん」という店もある。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/200秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
コツバメ;クリックすると大きな写真になります 2.コツバメ
足柄峠への道を地蔵堂のところで左に入ると夕日の滝のキャンプ場に行くが、その途中に集落がある。立派な構えの農家の空き地に車を停めさせていただき、しばし蝶を追う。これはコツバメだが、シーズン的には少し遅い。しかし、元気に飛び回っていた。60mmのレンズだと小さな蝶はより接近しなくてはならないので少々きつい。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
オナガアゲハ;クリックすると大きな写真になります 3.オナガアゲハ
白いツツジの花が満開だった。あまり白いツツジに来る蝶は見たことがなかったが、ここでは次から次とやってきた。オナガアゲハ裏面の赤い紋がきれいだった。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロアゲハ;クリックすると大きな写真になります 4.クロアゲハ
白いツツジの次の客はクロアゲハだった。どうやら♀のようだ。この日見る蝶はほとんど傷んでいないきれいな個体が多い。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジャコウアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります 5.ジャコウアゲハ♂
尾状突起はオナガアゲハに似ているが、腹が赤いので容易に区別できる。ツツジの花に頭を突っ込むようにして吸蜜している。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 6.ウスバシロチョウ -1
白いツツジにウスバシロチョウが飛来した。ウスバシロチョウはハルジオンなどで吸蜜することが多いが、ツツジの花で吸蜜するのは初めて見た。見ごたえのあるシーンと思う。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスバシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 7.ウスバシロチョウ -2
さらに奥へ進み、夕日の滝の駐車場に車を停めた。ウスバシロチョウが飛んできて葉上に止まり日光浴を始めた。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
カラスアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 8.カラスアゲハ♀
駐車場の傍のツツジにも黒いアゲハが訪れる。これはカラスアゲハの♀だ。後翅の緑色が美しい。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
サカハチチョウ春型;クリックすると大きな写真になります 9.サカハチチョウ春型
久しぶりにサカハチチョウの春型に会った。初夏を代表する蝶の一つと思う。このレンズ(TAMRON 60mm macro)はきれいな背景のボケを作る。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕日の滝;クリックすると大きな写真になります 10.夕日の滝
酒匂川の支流内川にかかる夕日の滝。高さは23m、幅約5m。金太郎の伝説と深い関係があり、金太郎はこの瀧の水を産湯に使い足柄山で育ったとされている。夕日に映える美しさから夕日の滝と呼ばれているとのこと。滝の写真は三脚を使ってシャッタースピードを1秒とか2秒にして、滝つぼに落ちる美しい水の流れを表現するというのが、撮り方のようだが、頓着せずに撮ってしまっている。

Nikon D5000 TAMRON 60mm F2.0G Macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 60mm ISO1600 ) 露出補正 なし


2009年8月15日

蝶の写真集



 蝶の写真撮影を楽しんでいらっしゃる殆んどのかたがそうであるように、私も少年のころは捕虫網を持って野山を駆けた。小学校の林間学校で行った奥日光湯本でオオイチモンジを捕ったことや、中学のときに卓球の合宿で行った八ケ岳山麓の海の口牧場で、今は絶滅危惧種となったオオウラギンヒョウモンを捕ったことなどを思い出す。それからしばらくは、卓球に夢中になり、就職してからは仕事に一生懸命で、蝶のことは頭から消えていた。

 1990年ごろだろうか、オートフォーカスの一眼レフが普及し始め、私も Canon EOS 650 を手に入れた。それが蝶の写真を撮り始めるきっかけになった。ファインダーのなかに見る蝶の美しさに魅せられた。やがて、デジタルの時代になり、さらに手軽に蝶の写真を楽しめるようになった。といっても、私は写真は素人である。素人の割にはああだこうだと言って、写真そのものにも興味を持つようになった。旅行と蝶と写真は、私にとって今一番の楽しみだ。

 インターネットでは多くの方々が、蝶の写真のホームページやブログを立ち上げていらっしゃる。皆さん素晴らしく上手い。私などとても足元には及ばない。しかし、http://n-shuhei.net/atelier/のオーナーに勧められて、撮りためた蝶の写真をまとめることにした。

このページには、2006年4月からブログ: Studio YAMAKO に掲載してきた蝶の写真、および、それ以前に撮りためた写真、また、ブログには載せていない写真を含め、科別に分類し、アイウエオ順・種別にリストしている。科名をクリックするとその科の蝶を種別に分類したページにリンクする。また、種名をクリックするとその種が属する科別ページでその種のサムネイルが先頭に表示される。そのサムネイルをクリックすると写真が大きく表示される。ブログに載せた写真は、キャプションにある地名を右クリックし新しいタブで開くと、関連投稿にリンクし、写真データ・撮影日時など更に詳しい情報が得られる。
蝶の写真:科別リスト
アゲハチョウ科シロチョウ科ジャノメチョウ科シジミチョウ科
Revised on Aug. 20th, 2009
アオスジアゲハ 1
アオスジアゲハ 2
アオスジアゲハ 3
アオスジアゲハ 4
アオスジアゲハ 5
アゲハチョウ
ウスバシロチョウ 1
ウスバシロチョウ 2
ウスバシロチョウ 3
ウスバシロチョウ 4
オナガアゲハ
カラスアゲハ 1
カラスアゲハ 2
キアゲハ
キアゲハ ♀
ギフチョウ 1
ギフチョウ 2(連写)
ギフチョウ 3
ギフチョウ 4
ギフチョウ 5
ギフチョウ 6
ギフチョウ 7
ギフチョウ 8
ギフチョウ 9
ギフチョウ 10
ギフチョウ 11
ギフチョウ 裏面
クロアゲハ
クロアゲハ♀
ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ♀
ジャコウアゲハ 幼虫
ナガサキアゲハ ♀
ヒメウスバシロチョウ
ミヤマカラスアゲハ
モンキアゲハ
エゾシロチョウ
オオモンシロチョウ
キチョウ 1
キチョウ 2
スジグロシロチョウ
ツマキチョウ
ツマキチョウ♂
ミヤマシロチョウ 1
ミヤマシロチョウ 2
ミヤマシロチョウ♂
ミヤマシロチョウ(裏)
モンキチョウ
モンキチョウ♀ 1
モンキチョウ♀ 2
モンキチョウ 産卵
モンシロチョウ
クロコノマチョウ
クロヒカゲ 1
クロヒカゲ 2
コジャノメ
サトキマダラヒカゲ
ジャノメチョウ
ヒメウラナミジャノメ 1
ヒメウラナミジャノメ 2
ヒメキマダラヒカゲ 1
ヒメキマダラヒカゲ 2
ベニヒカゲ
ベニヒカゲ♂
ベニヒカゲ ♀
アカシジミ 1
アカシジミ 2
アカシジミ 3
ウラギンシジミ
ウラギンシジミ ♀ 1
ウラギンシジミ ♀ 2
ウラギンシジミ ♀ 3
ウラギンシジミ ♀ 4
ウラギンシジミ ♀ 5
ウラゴマダラシジミ 1
ウラゴマダラシジミ 2
ウラゴマダラシジミ 開翅
ウラナミアカシジミ
ウラナミシジミ
オオミドリシジミ 1
オオミドリシジミ 2
オオミドリシジミ 3
オオミドリシジミ ♀
オオミドリシジミ♂
コツバメ 1
コツバメ 2
コツバメ 3
ツバメシジミ 1
ツバメシジミ 2
ツバメシジミ♀ 1
ツバメシジミ♀ 2
ツバメシジミ♀ 3
トラフシジミ 春型
ヒメシジミ
ベニシジミ 1
ベニシジミ 2
ベニシジミ 3
ベニシジミ 4
ベニシジミ 5
ベニシジミ 6
ベニシジミ 7
ベニシジミ 夏型
ミドリシジミ ♂ 1
ミドリシジミ ♂ 2
ミドリシジミ ♂ 3
ミドリシジミ ♂ 4
ミドリシジミ ♀ A型
ミドリシジミ 開翅
ムラサキシジミ
ムラサキツバメ
タテハチョウ科セセリチョウ科マダラチョウ科海外の蝶
アカタテハ
アカボシゴマダラ 春型
アカボシゴマダラ 夏型
イチモンジチョウ 1
イチモンジチョウ 2
イチモンジチョウ 3
ウスイロヒョウモンモドキ
ウスイロヒョウモンモドキ 翅表
ウスイロヒョウモンモドキ(斑紋異常)
ウスイロヒョウモンモドキ 裏(斑紋異常)
ウラギンヒョウモン 1
ウラギンヒョウモン 2
オオイチモンジ
オオウラギンスジヒョウモン
キタテハ秋型 1
キタテハ秋型 2
キタテハ秋型 3
キタテハ秋型 4
クモガタヒョウモン
コヒオドシ
コミスジ 1
コミスジ 2
コミスジ 3
コミスジ 4
ツマグロヒョウモン 1
ツマグロヒョウモン 2
ツマグロヒョウモン 3
ツマグロヒョウモン 4
ツマグロヒョウモン 5
ツマグロヒョウモン 6
ツマグロヒョウモン 7
ツマグロヒョウモン 8
ツマグロヒョウモン 9
ツマグロヒョウモン 10
ツマグロヒョウモン ♂:裏面
ツマグロヒョウモン♀ 1
ツマグロヒョウモン♀ 2
ヒオドシチョウ
ヒメアカタテハ 1
ヒメアカタテハ 2
ヒメアカタテハ 3
ヒメアカタテハ 4
ヒメアカタテハ 5
ヒメアカタテハ 裏翅
ホソバヒョウモン
ミスジチョウ
ミドリヒョウモン 1
ミドリヒョウモン 2
ミドリヒョウモン 3
メスグロヒョウモン♀
ルリタテハ
キマダラセセリ
コチャバネセセリ 1
コチャバネセセリ 2
ダイミョウセセリ
ヒメキマダラセセリ 1
ヒメキマダラセセリ 2
ミヤマセセリ
アサギマダラ 1
アサギマダラ 2
アサギマダラ 3
アサギマダラ 4
アサギマダラ 5
上海
 キタテハ
グアム
 クロマダラソテツシジミ
 クロマダラソテツシジミ開翅
 シロオビアゲハ 1
 シロオビアゲハ 2
 シロオビアゲハ 3
 ウラナミシジミ
 マルバネルリマダラ
モンテネグロ
 キアゲハ
四姑娘山
 Polycaena princeps 1
 Polycaena princeps 2
 タイワンモンシロチョウ
 ギンボシヒョウモン?
 シロマダラウラジャノメ
 ヒメアカタテハ
 ギンボシヒョウモンの仲間
 タカネヒョウモンの仲間?
 ゼフィルスの一種?
 フィールドベニモンキチョウ1
 フィールドベニモンキチョウ2
 シルビアシジミかゴマシジミの仲間
 カバイロシジミ
九寨溝
 ミスジチョウの仲間
 チュウゴクコムラサキ
 ヒメシジミの仲間の♀
 モンシロチョウ
 フィールドベニモンキチョウ
 ミヤマシロチョウの仲間1
 ミヤマシロチョウの仲間2
アルブバッハ
 ヨーロッパキアゲハ
 スジグロシロチョウの仲間ゼーフェルド
 クモマベニヒカゲの仲間1
 クモマベニヒカゲの仲間2
 マエラチャイロジャノメ
 コヒョウモンモドキの仲間
 シジミチョウ?
 小型のヒョウモンチョウ1
 小型のヒョウモンチョウ2
 ジャノメチョウの一種
オーストリア
 シジミチョウの一種
パリ
 アカタテハ

2009年5月18日

那須一泊二日

 5月14日~15日、一泊二日で友人たちと那須へドライブに出かけた。出発点が杉並になったが、永福から首都高に入って、C2東北道という道路標示にしたがって走ったところ、山手トンネルという長いトンネルを抜けてあっという間に東北道に入ることが出来た。これはカーナビにもまだ入っていない新しい道である。午前中に那須に入り、早目の昼食をとって、南ヶ丘牧場、殺生石をみて、北温泉で温泉に入った。秘湯である。ひと風呂浴びてこの日の宿であるゲストハウス「もみの木」に入った。強い風が吹いていたが、翌朝は風もなく穏やかな快晴であった。
南ヶ丘牧場:クリックすると大きな写真になります 1.南ヶ丘牧場
いわゆる観光牧場である。2頭の馬が首をすり合わせて、とても仲良く見えたのが印象的だった。親子なのか、夫婦なのか、それとも友達同士なのか良くわからない。

Nikon D300   SIGMA 17mm-70mm
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段  
アクティブD-ライティング標準
殺生石の千体地蔵:クリックすると大きな写真になります 2.殺生石の千体地蔵
火山特有の有毒ガスが噴出し、近づいた小動物のほとんどが死んでしまうことから殺生石といわれる。その殺生石を正面に望む賽の河原に、沢山の地蔵が手を合わせている。ほんとに千体あるかどうかは疑問であるが。

Nikon D300   SIGMA 17mm-70mm
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
  アクティブD-ライティング標準
北温泉:クリックすると大きな写真になります 3.北温泉
同行した友人がどうしても秘湯の湯に浸かりたい、同行の私たちにも是非、入らせたいということで北温泉に立ち寄った。なるほど秘湯である。江戸安政の建物も残る木造の古い温泉旅館で、いくつかの湯殿がある。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 )
北温泉の湯殿:クリックすると大きな写真になります 4.北温泉の湯殿
この日は、ここは女湯になっていた。誰も入っていなかったので撮ったが、古くともなかなか開放感のある良い雰囲気である。このあと、別のところにある風呂に入ったが、ぬるい。温まらないまま出てきて、帳場で「ぬるい」と言ったら、調べてくれたが、なんと温泉の管がはずれて水が流れ込んでいたとのこと。直りましたと言われたが、そこに再び入るのはやめて、別の湯に浸かって温まった。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/13秒 )
北温泉の売店:クリックすると大きな写真になります 5.北温泉の売店
帳場の脇の2坪ほどの売店に、骨董品が所狭しと置いてあり、値札が付いているものもある。同行者が画面右下に写っている値札が付いていない「はかり」が欲しくなり、値段を聞いたが「判らない」との答え。売る気もないらしい。コンデジのフラッシュ部分にディフューザーの代わりにとハンカチを一重にして当てて撮った。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 )
那須連峰:クリックすると大きな写真になります 6.那須連峰
付いた日の夜は風が強かったが、一夜明けて、穏やかな良い天気になった。7時前に宿泊したゲストハウス「もみの木」の裏庭から眺めた那須連峰は、朝の陽を浴びて輝いていた。左から茶臼岳、朝日岳、鬼面山が並ぶ。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 )
タイツリソウ:クリックすると大きな写真になります 7.タイツリソウ
ゲストハウス「もみの木」の広い庭には、美しい花々が咲いている。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 )
ミヤコワスレに来たコツバメ:クリックすると大きな写真になります 8.ミヤコワスレに来たコツバメ
チラチラとブルーの表翅を輝かせて飛ぶ蝶が、ミヤコワスレに止まった。裏翅は地味である。コツバメは年1回4月に発生する蝶だが、そろそろ終わりで、翅もすれてきている。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 ) トリミング
コツバメ:クリックすると大きな写真になります 9.コツバメ
8.の写真と同じ個体である。これはD300(70mm)で撮った。バックがボケる。

Nikon D300   SIGMA 17mm-70mm
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA640 ) 露出補正 -0.3段
トリミング アクティブD-ライティング標準  
オダマキ:クリックすると大きな写真になります 10.オダマキ
D300に付けた SIGMA 17mm-70mmの70mm側で撮った。少し暗かったとみえ、F5.6、シャッタースピード 1/125秒より暗くなる場合はASAが上がるようにした設定で、ASA640 まで上がっていた。

Nikon D300   SIGMA 17mm-70mm
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ASA640 ) 露出補正 -0.3段
   アクティブD-ライティング標準
クモガタヒョウモン:クリックすると大きな写真になります 11.クモガタヒョウモン
最後にりんどう湖へ行った。遊園地である。子供たちが観光バスで来ていた。見かけた蝶は、モンキチョウ、ベニシジミ、カラスアゲハ、ウスバシロチョウとこのクモガタヒョウモンだけだった。柵があって蝶に近づけない。こんなときは COOLPIX P90 (望遠624mm相当)があれば良かったと思った。

Nikon D300   SIGMA 17mm-70mm
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
トリミング アクティブD-ライティング標準
ツバメの巣作り:クリックすると大きな写真になります 12.ツバメの巣作り
りんどう湖の出口付近の売店の軒下にツバメが巣作りをはじめていた。どこからか材料を運んできて、唾液で固めていくのだろう。建設中の巣の、上半分が黒いのは今朝から造ったところだろうか。

Nikon D300   SIGMA 17mm-70mm
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA640 ) 露出補正 -0.3段
トリミング アクティブD-ライティング標準

2009年4月 5日

ギフチョウ

 3月20日ごろ、一旦気温が上がり、ギフチョウが飛び出したとのニュースも届いたのだが、その後はまた、寒い日が続いていた。天気予報で4月3日は快晴で、気温も17℃くらいまで上がるというので、期待していたところ、当日、その通りになり、D300 と新しく買い求めた COOLPIX P90 を携えて、神奈川県は相模湖の少し先のギフチョウ保護地域へ行った。
津久井湖の桜と菜の花:クリックすると大きな写真になります 1.津久井湖の桜と菜の花
途中、津久井湖畔の公園に寄った。ここで新しく購入した COOLPIX P90 で桜と菜の花を撮ってみた。この P90 というデジカメは新しい機能がいっぱいで、ついつい誘惑に負けて買ってしまった。試しにチルト式の液晶モニターを使ってローアングルで、広角側(4.6mm、35mm版換算26mm)にし、手前に菜の花、バックに桜を撮ってみた。

COOLPIX 90
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/400秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
桜にギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 2.桜にギフチョウ
ギフチョウ棲息地についてしばらくすると気温も上がってきて、ちらほらとギフチョウが飛び出した。そのうち1頭が低木の桜に吸蜜にきた。5、6人は居られたであろうか同好のカメラマンがその桜の周囲を取り囲んで撮影する。たまたまスタンバイしていた P90 で撮った。28.8mm(35mm版換算で160mmほど)の距離だった。

COOLPIX 90
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/230秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
ギフチョウの裏面:クリックすると大きな写真になります 3.ギフチョウの裏面
あまり撮ったことのないギフチョウの翅の裏側をとることが出来た。2.の写真と同じ個体である。

COOLPIX 90
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 ASA64 ) 露出補正 -0.3段
パスト(past)連写 4.パスト(past)連写
P90 を買った一つの理由にパスト連写機能がある。もともと12Mある画像サイズは3Mになるが、1秒間に10駒以上撮影が出来る。パスト連写というのは、シャッターボタンを半押しにすると記録を始め、シャッター全押しにする前の最大10駒まで記録できる機能である。もちろんシャッター全押した後は毎秒10駒以上で連写を続ける。このシーンは全部で38駒撮れていた。この機能で蝶が飛んでいる瞬間を撮りやすくなった。その中から3枚を抜き出したのがこれ。ASAは自動的に640以上になるので画質はイマイチか。旨く撮れるように練習したい。

COOLPIX 90
スポーツ連写で撮影 ( F8 1/730秒 ASA640 ) トリミング 
コツバメ:クリックすると大きな写真になります 5.コツバメ
春一番、ギフチョウと同じ頃に飛び出すコツバメ。いつもは地面に止まっているところしか撮らせてくれないが、菜の花に止まってくれた。マクロレンズでの蝶の写真は通常、絞り優先F5.6で撮るが、この日はプログラムオートに設定したままで撮影を続けてしまった。反省。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
  アクティブD-ライティング標準
スミレとギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 6.スミレとギフチョウ
午前11時半、小さなスミレの花を訪れたギフチョウを撮ることが出来た。花での滞在時間はとても短く、どう撮るかなど考えていられない。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
  アクティブD-ライティング標準
桜とギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 7.桜とギフチョウ
正午近くになると気温も上がり、ギフチョウは活発に飛び、花を訪れる。小さな桜の木の下に体を入れ、仰角でギフチョウを捉えることが出来た。

Nikon D300  Tokina 100mm macro
  プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 
アクティブD-ライティング標準
民家庭先のギフチョウ:クリックすると大きな写真になります 8.民家庭先のギフチョウ
相変わらず、カメラを持ったギフチョウ愛好家の数は多い。そろそろ潮時かなと思い、ここへ来たときは車を置かせていただくお宅の庭先に戻ってくると、ここでもギフチョウが花を訪ねている。後翅が美しい。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
  アクティブD-ライティング標準
越冬明けのルリタテハ:クリックすると大きな写真になります 9.越冬明けのルリタテハ
ギフチョウ棲息地を後にし、相模湖から国道20号線に出て大垂水峠を越え、高尾山の反対側の木下沢に行った。木下沢林道をしばらく歩いてみるが、越冬後のテングチョウがいるくらいだった。テリトリーを張るルリタテハが、道端の石で日光浴をしていた。

Nikon D300  Tokina 100mm macro 
プログラムオートで撮影  ( F11 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
   アクティブD-ライティング標準