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2022年7月29日

⑤時計台、二条市場、すすきの など(6月29日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 

北大総合博物館を見学し、ポプラ並木を見て、北大正門の前でタクシーに乗り、サッポロファクトリーと告げた。札幌駅の東側の、昨日、富良野へ行くバスで通ったところにある。バスの中から見たときは、蔦が絡まったレンガ造りの壁しか見えなかったが、中に入ると透明な高い天井で覆われたアトリウム(温室のような建物)が広がり、その両側には、ショッピングモール、アミューズメント施設、レストラン、フィットネスクラブ、ホテルなどの施設があり、それぞれの建物は連絡通路で接続していた。入って左奥に見えたレストランエリアへ行って見た。外階段で3階に上がったところに、北海道らーめん 奥原流「久楽」というところが見えた。4~5人待っていたが、急ぐ旅ではないので並んで入ることにする。味は良かった。
 ラーメンを食べたあと、アトリウムの外に出て、札幌開拓使麦酒醸造所跡の建物や煙突などを見てきた。
 そこから、時計台まではそう遠くはない。腹も満たされたし、婿殿の案内で歩き始めた。正式名称を「旧札幌農学校演武場」という札幌市時計台は、今まで何回も札幌へ来たことがあるのにゆっくり見学したことがなかった。
 今日の夕食は「すすきの」でジンギスカンと決めていたが、まだ午後3時である。次は何処に行くかと協議の結果、「二条市場」をのぞいて見ようということになった。南へ1kmほど下がった創成川沿いにある。平日の午後であったが、お客さんはほとんどなく活気がない。コロナの影響を大きく受けているのだろう。
 ここから狸小路を通って「すすきの」へ向かう。婿殿のお目当てのジンギスカン店は2っあった。ひとつは「松尾ジンギスカン」のすすきの店、もう一つは、「だるま」という店だった。探しながら歩く。ジンギスカンの店が多い。「だるま」という店を探し当てた。開店は4時半だという。あと10分だ。入り口の前に立って開店を待つことにする。私たちのすぐ後に若いご夫婦が来られた。「どちらからですか」と尋ねると、「京都です」ということだった。
 ゆっくりと本場のジンギスカンを楽しんで、「すすきの」から地下街を歩いて札幌駅に戻ってきた。デパ地下で夜食をちょっと探してホテルに戻る。この日は18,000歩も歩いたので、少し疲れた。

000_220629301 X700 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg
重要文化財 札幌市時計台(旧札幌農学校演武場) 2022年6月29日 札幌市中央区北1条西2丁目

086_220629811 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 86.札幌開拓使麦酒醸造所跡の建物 レンガ館
明治政府は、明治2年(1869年)北海道の開拓と近代国家建設のために「開拓使」を設置したことは北大博物館でも学んだ。アメリカなどから招いた技術者の指導のもと新たな産業を数多く興していった。農業と勧業の柱になったのが、ビール造りだったという。原料の大麦・ホップの調達、低温で発酵・熟成させるビール造りには欠かせない氷が豊富に手に入る北海道は、ビール造りに必要な条件に恵まれていたことがその理由だった。そして、明治9年(1876年)ドイツで醸造法を学んだ日本人技術者らも集まってサッポロビールの前身となる開拓使麦酒醸造所が誕生したのだ。そこは現在サッポロファクトリーとなり「札幌開拓使麦酒醸造所」はその一角で当時の製法にならったビール造りを続けているブルワリーである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 160) 露出補正 なし
087_220629816 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 87.サッポロファクトリー 商業施設
サッポロファクトリーは、サッポロビール工場跡地につくられた大型複合商業施設である。レンガ造りの壁から中に入ると、写真のような広大なアトリウムが広がる。館内は大きく7つのエリアに分かれ、特徴的なのは大きな温室のような造りになっているアトリウムだ。地下から4階分が吹抜けになっており、日差しが注ぐ気持ちのよい空間。吹抜けを囲むように並ぶアウトドアショップや雑貨店、インテリアショップやカフェをめぐりながら買い物が楽しめるようになっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 250) 露出補正 なし
088_220629819 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 88.煙突広場
レンガ館として転用されている「赤煉瓦建築群」の中で最も古いものは明治25年に建てられた煙突である。「サッポロビール煙突」は大正4年に作られたもので、ともに開拓使時代からの歴史を物語る風貌が印象的である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO 125) 露出補正 なし
089_220629829 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 89.札幌開拓使麦酒醸造所見学館
前の写真で煙突の右側に見える赤レンガの建物が見学所になっていた。中に入ってみる。階段を上がって2階が展示室になっていて、復刻版と思うが、札幌開拓使麦酒醸造所のクラフトビールが並べられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 800) 露出補正 なし
090_220629834 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 90.「男は黙ってサッポロビール」
こんなコピーが流行った時代があった。三船敏郎、石原裕次郎、長嶋茂雄がポスターに登場している。サッポロのHPには「サッポロビールは爽やかで切れ味が特色であり、やや女性的であるとされていました。当時のヘビーユーザーは男性でしたから、男らしいイメージに方向転換させなければなりませんでした。こうした背景で生まれたのが"男は黙ってサッポロビール"。1970(昭和45)年のことです。世界の三船敏郎の起用は必然性があったのです」とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 400) 露出補正 なし
091_220629837 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 91.赤レンガの札幌開拓使麦酒醸造所見学館
前後したが、札幌開拓使麦酒醸造所見学館の正面である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO 125) 露出補正 なし
092_220629844 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 92.札幌開拓使麦酒醸造所の煙突跡
開拓使は1876(明治9)年6月、醸造所の建設が着手され、9月に「開拓使麦酒醸造所」が完成。サッポロビールの歴史が始まった。その後、1886年に開拓使廃止されて北海道庁が開設され、1886年(明治19年)11月、官営ビール事業は民営化され「大倉組札幌麦酒醸造場」として新たなスタートをきった。この「サッポロビール煙突」は大正4年に作られたもので、開拓使時代からの歴史を物語る。煙突の根元を見る機会はないので迫力を感じた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO 400) 露出補正 なし
093_220629296l X800 札幌の街 Z50 18-140.jpg 93.札幌市時計台 -1
正式名称を「旧札幌農学校演武場」といい、1878年(明治11年)に建てられた。特徴的な外観の建築物であり、時計台としては日本最古である。計画者は札幌農学校の2代目教頭であったウィリアム・ホイーラーであり、北辺警備に備えた訓練を目的として、安達喜幸をはじめとする北海道開拓使工業局による設計・監督のもと建造された。この写真を撮ったところに、撮影スポットとして台が設けられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 50mm ISO 110 ) 露出補正 なし
094_220629300 X800 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg 94.札幌市時計台 -2
正面の前を通って奥へ行って見た。なるべくビル群が映り込まない位置を探したが、どうしても入ってしまう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO 180 ) 露出補正 なし
095_220629860 X800 札幌時計台 G7X.jpg 95.時計台が描かれたマンホールの蓋
日本独特の伝統や文化の中でも、外国人観光客を強烈に惹きつけるコンテンツの一つにマンホールの蓋があるという。日本でも以前からマンホール蓋に魅力を感じるマニアが存在しているが、そのルーツは、デザイナーで路上観察学会員の林丈二さんが1984年に「マンホールのふた 日本篇」という本を出版した。「マンホール蓋」を観察する文化はそれから始まったといえるようで、実は結構長いようだ。写真のマンホールの蓋は時計台の敷地内にあった、時計台と鮭が描かれ印象に残った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 400) 露出補正 なし
096_220629880 X800 札幌時計台 G7X.jpg 96.時計台の中
時計台の中に入ってみた。平成7年から10年にかけての改修工事が終了し、資料館として整備されている。2階は明治32年札幌農学校卒業生として初めて博士号を授与された佐藤昌介、南鷹次郎、宮部金吾の学位授与祝賀会の時の講堂の情景を再現している。夜間は音楽会、講演会、結婚式などのホールとして貸し出しがされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/160秒 14mm ISO 3200) 露出補正 なし
097_220629888 X800 札幌時計台 G7X.jpg 97.クラーク博士の像
クラク先生と一緒に写真が撮れるコーナーもあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/80秒 16mm ISO 3200) 露出補正 なし
098_220629306 X800 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg 98.札幌市時計台 -3
時計台と道路を挟んで反対側の建物にあったカフェでお茶にすることにした。階段を2階に上がったところがテラスになっていて、時計台を正面から見られる。トップの写真は反対側の道路から撮った写真だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO 400 ) 露出補正 なし
099_220629900 X800 札幌時計台 G7X.jpg 99.テレビ塔
テレビ塔を見ながら南へ、二条市場を目ざして歩き始めた。当初は電波発信塔としての役割を担っており、1956年(昭和31年)にはすでに塔体が完成していて、12月22日にはNHK札幌放送局が、1959年(昭和34年)4月1日には札幌テレビ放送 (STV)が、それぞれテレビ放送の電波を発射し始めた。塔体が完成した翌年の1957年8月24日 、 塔体に付属する展望台などが完成し、展望台の営業が開始された。2002年(平成14年)に内外装の大改修が実施されている。今も大通の景観上重要な存在だが、近隣に40階建ての超高層マンションが完成するなど周囲の建物の高層化が進み、かつての突出感はなくなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 160) 露出補正 なし
100_220629903 X800 〇札幌時計台 G7X.jpg 100.秋野総本店薬局
数日前、TVで「札幌で100万円を使う」といったようなテーマのお笑い番組で、この薬局が登場した。「さっぽろふるさと文化百選」に選ばれている秋野総本店薬局である。南1条西1丁目にある。この建物は1901年(明治34年)に竣工しているが、南1条通に面した部分は石造倉で隣が店舗になっている。明治の商家の佇まいを今に伝える貴重な文化資産だ。開拓使が札幌の街造りを始めた時期に始めた老舗中の老舗といえるだろう。そのTV番組では創業明治5年、ご主人は6代目と言っていた。南一条通の先にもう1軒、上村漢薬堂薬局とい大きな漢方の薬局があった。ここは昭和4年創業だった。漢方薬の大きな薬局が2件もあったのにちょっと驚いた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO 320) 露出補正 なし
101_220629909 X800 二条市場 G7X.jpg 101.二条市場
創成川の向こうに二条市場が見えてきた。特に何を買いたいという目的はない。平日の午後というためか、あるいはコロナのためか、ひっそりとしている。かつては、 「二条魚町」と呼ばれ、現在も正式名称は「札幌二条 魚町商業協同組合」という。 この市場が生まれたきっかけは、明治初期に浜の漁師が石狩川を上って札幌に入り、鮮魚を売り 始めたことといわれている。アクセスの良さが魅力の二条市場。南二条通に面した道路沿いには創業100年以上の商店があり、常連客も多い歴史ある市場である。札幌にはもうひとつ、少し離れてはいるが地下鉄東西線の二十四軒駅近くに札幌市中央卸売市場の場外市場がある。そこは約60店舗のお店で食事もお土産も叶えられる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 160) 露出補正 なし
102_220629911 X800 二条市場 G7X.jpg 102.二条市場の路地
ここは飲食店の多い区画なのだろうか。中途半端な時間のためか、閑散として、閉まっている店が多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
103_220629913 X800 〇二条市場 G7X.jpg 103.二条市場の鮮魚店 -1
表通りに面した鮮魚店には蟹が並んでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO 1000) 露出補正 なし
104_220629917 X800 〇二条市場 G7X.jpg 104.二条市場の鮮魚店 -2
鮮魚店が軒を連ねているが、お客さんがいない。淋しく感じるのは平日の午後のためだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 640) 露出補正 なし
105_220629920 X800 〇狸小路 G7X.jpg 105、狸小路
二条市場の前の創成川を渡ると、1丁目から7丁目迄続く狸小路商店街のアーケードが見えた。総延長約900m、店舗数約200軒の北海道で歴史ある商店街の一つになっている。1869年(明治2年)に明治政府が開拓使を設置して1871年(明治4年)に札幌に本庁舎が移転すると、現在の南1条から南3条までの間に町屋や飲食店が建ち並び始めた。1873年(明治6年)頃には、すでに現在の西2丁目から西3丁目の一角を「狸小路」と呼んでいたという。145年以上の歴史があるのだ。全蓋アーケードは、1958(昭和33)年に狸小路3丁目に設置されたのを皮切りに、狸小路商店街はその街区ほとんどの部分が全蓋アーケードとなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO 800) 露出補正 なし
106_220629928 X800 すすきのへ G7X.jpg 106.「すすきの」を走る札幌市電1100形(愛称シリウス)
札幌市電の新しい車両である。運転開始後50年以上経過し老朽化した路面電車車両を置き換えるため、2024年度まで毎年1、2両ずつ、新型低床車両の導入を計画していた。しかし、東京オリンピック・パラリンピックを前に、全国の鉄道会社などから車両メーカーへ注文が殺到した。そのため車両メーカーの生産が追いつかず、計画通りに車両を導入できなくなった。そこで、先に2013年(平成25年)と2014年(平成26年)に3編成導入した3車体連接車であるA1200形(愛称ポラリス)の導入計画を変更し、2018年(平成30年)からは、構造がシンプルで作りやすい「単車タイプ」の車両とすることとして、新型車両の導入を急ぐこととなり、1100形が制作され、2018年(平成30年)10月27日より営業運転を開始した。今後、2028年(令和10年)度までに10両が導入される予定となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO 800) 露出補正 なし
107_220629934 X800 すすきのへ G7X.jpg 107.札幌市電ラッピング車両
札幌にはいろいろなラッピング車両の市電が走っている。これは「不動産のビッグ」というラッピング車両、210形である。「すすきの」停留所に停車中。210形は1958年(昭33)に札幌で製造された道産車両だそうだ。2軸車の電気部分を一部流用して新造したもので、210形・220形・240形は3形式とも仕様は同だが、製造年の違いから形式番号を変えている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO 640) 露出補正 なし
108_220629936 X800 すすきのへ 札幌で一番 G7X.jpg 108.きょうど料理亭 「杉の目」
婿殿が「あそこはなかなか高級なところです」と教えてくれた。昭和38年創業のかにと北海道料理の店である。HPには「昭和38年に札幌・すすきのに誕生して以来、地元をはじめ多くのお客様に支えられてまいりました。大正4年に建てられた札幌軟石づくりの石蔵の中で、北海道ならではの歴史を感じながら北の味覚をご堪能いただけます。」とあった。残念!今夜はジンギスカンに決めている。どっちにしても水曜日は定休日だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO 2000) 露出補正 なし
109_220629940 X800 すすきのへ ジンギスカンだるま G7X.jpg 109.成吉思汗「だるま」
ジンギスカンのお目当ての店「だるま」を探し当てた。店の前へ行って見ると開店は4時半である。あと10分ほどだ。人気店なのであとで来て入れなくなっても困る。そのまま待って、京都から来られていた若いご夫婦と同時に入店した。まだ、注文をし終わらないうちに、どんどんお客さんが入ってきた。「だるま」は昭和29年創業の老舗である。値段はリーズナブルだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO 1600) 露出補正 なし
110_220629941 X800 すすきのへ ジンギスカンだるま G7X.jpg 110.成吉思汗「だるま」 店内
なかなか清潔感のある店だった。365日欠かさず仕入れている新鮮なマトン肉だそうで、全く臭みなどない。女将自らが仕込む秘伝のたれでジンギスカンを楽しんだ。帰る頃は店は満席で、京都から来たご夫婦に「よい旅を」と挨拶して店を出た。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
111_220629947 X800 札幌地下街 G7X.jpg 111.札幌地下街
ほろ酔い気分で、「すすきの」の街に出た。まだ宵の口である。だが、この日は随分と歩いた。早くホテルに帰って休みたいと思う。しかし、「すすきの」からもうひと歩きすることになってしまった。 札幌地下街  である。 札幌地下街  を私たちは「すすきの」駅から札幌駅まで歩くことになった。仕事帰りの人たちが多い。1972年札幌オリンピックに向けた札幌市営地下鉄建設に合わせて建設された。地下空間の発展は、積雪寒冷地にある札幌の市街形成の特徴のひとつでもある。JR北海道札幌駅北側から札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)・ポールタウンを通ってすすきの駅までの1,900 mがほぼ直線でつながっており、日本国内で最も直線距離が長い地下通路(地下道)になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2500) 露出補正 なし


2017年12月 4日

キリンビール横浜工場見学 11月22日

昔、新入社員のころ、当時、まだ目黒にあったサッポロビールの工場を見学をさせてもらったことがある。その折り、工場内を見学して歩いた後、天井の高い倉庫のようなところで、出来立ての生ビールを飲ませていただいた。確か5月だったので、工場見学で歩いた後、ちょっと汗ばんだ体で飲んだ出来立てのビールは格別旨いと思った。それ以来、サッポロビールの黒ラベルを愛飲していた。
  横浜の生麦にキリンビールの工場があって、個人でも工場見学ができることを知り、かみさんと2人で見学を申し込んだ。見学者のほとんどが女性で、子供さんたちも大勢いたのには驚いたが、案内係の女性の説明で、工場を見学したあと、飲ませていただいた「一番搾り」はやはり美味しかった。

1.「キリン横浜ビアビレッジ」
横浜から京浜急行に乗り、生麦で下車した。かって第一京浜と呼ばれることが多かった、トラックが行きかう国道15号線を横浜方面に10分ほど歩くと左側に「キリン横浜ビアビレッジ」が現れた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.工場見学受付
入口の前に守衛さんが2人いた建物の中に入り、工場見学受付を済ませる。WEBで申し込んでおいたのでスムーズだ。それにしても女性とお子さんたちの見学者が多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 20mm ISO640 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.見学案内を待つ間
展示スペースでビールに関する展示をみながら、予約した11時~12時20分の「一番搾り美味しさの秘密ツアー」の開始を待つ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 16mm ISO800 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.47都道府県の「一番搾り」
キリンビールには9つの工場があり、47都道府県の名入り缶ビールが生産されている。この冬も2017年11月28日から販売されるそうだ。47都道府県の詰め合わせセットもある。本当にそれぞれ味が違うのだろうか。開発にあたっては各地域の人たちへのヒアリングをもとにコンセプトを作り、それを味として表現するという手法をとっているという。例えば、大阪は「めっちゃ豊潤」、新潟は「豊穣でキレ」などをコンセプトに設定し、「一番搾り」の味をベースにしつつ、キレやコクなどを細かく調整することで独自の味を表現しているようだと言われている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 10mm ISO200 )露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影( f2.2 1/1000秒 13mm ISO320 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.麦芽
案内係の女性に引率されて工場見学が開始された。見学するのはそのための施設で、実際の生産は行われていない。麦芽は美味しさの秘密であり、100年受け継がれてきた製麦の技術があるそうだ。たっぷり水を含ませた麦を発芽・乾燥させ、ビールの原料となる麦芽を作る。食べてみたところ、甘い味がした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/500秒 16mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.ホップ
麦芽を砕いて緩やかに温度を上げ、「もろみ」という麦のおかゆが造られる。できた「もろみ」をろ過し、最初に流れ出たのもが「一番搾り麦汁」という。ここでホップを加え、ビール独特の香りと苦みが生み出される。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/500秒 16mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ビールができるまで ビールが造られるタンクを見学した。もちろん、ここは実際の製造工場ではなく、見学のための設備だ。写真左から「糖化槽」「麦汁濾過槽」「麦汁煮沸釜」「麦汁沈殿槽」がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/500秒 16mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.プロジェクションマッピング
ライトが消され、中央にあったタンクの前にあるスペースで製造工程紹介のプロジェクションマッピングが始まった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影( f2.5 1/160秒 17mmISO3200 )露出補正なし
下:プログラムオートで撮影( f2.5 1/160秒 17mmISO3200 )露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の飲み比べ
次に小さなカップに入った一番搾り麦汁と二番搾り麦汁を見学者が飲み比べする。一番搾り麦汁は濃いあめ色をしているが二番搾り麦汁は色が薄くなっている。「一番搾り」はこの麦のうまみが濃い一番搾り麦汁のみが使われる。一番搾り麦汁は甘かった。この麦汁にはアルコールが含まれていないので子供さんも試飲していた。一番搾り麦汁はノンアルコールビールのような味がした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1000秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.ビール造り体験教室
インストラクターの指導のもとで参加できるビール造り体験教室がある。1グループ6名で申し込み、参加費用は1グループ2万円だそうだ。教室は9時半から午後4時まで、6~7時間かけて行われ、自分たちが造ったビールが完成する。6週間後に瓶詰めされたビールが参加者に送られてくる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 )露出補正 なし
下:プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 )露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ペットボトル入りビール
ペットボトル詰めの工程があった。ペットボトル入りのビールなんて見たことがない。ビールはとてもデリケートな飲み物で、温度、日光、衝撃、振動、酸素などに弱く、成分が変質すると味が劣化してしまうが、ハイバリアPETボトルが開発された。このハイバリアPETボトルは一般的なものに比べて酸素で約10倍、炭酸ガスで約7倍、水蒸気で約5倍のバリア性を実現しているそうだ。会員限定の宅配サービスでサーバーとともに提供されれるようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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12.いよいよ試飲
約1時間の工場見学を終えた後、楽しみにしていた試飲の時間になった。小さめのグラスだが、「一番搾り」、「横浜づくり一番搾り」と黒ビールの3種類の樽詰生ビールをそれぞれ1杯づつ試飲ができる。期待通り、ビール工場で飲む適度に冷えたビールは旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )露出補正 なし
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13.最初に試飲した「一番搾り」
まずは、いつもの「一番搾り」から試飲。旨い! おつまみが付いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )露出補正 なし
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14.3種類の試飲ビール
次に飲んだのが横浜づくり。香りが良かった。最後の黒ビールも試飲したが、試飲タイム20分の終了が迫っていたので小さいグラスにしておいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )露出補正なし
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15.ヒルトップ・ガーデン
試飲を終えて、構内のルトップ・ガーデンと呼ばれる広場に出た。気持ちが良い。向こうに見えるのは、入場した時にも見たSVB(スプリングバレーブルワリー)だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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16.レストラン ピアポート
施設内には2つのレストランがある。一つはSVBの中にあるレストランで、​​​​​​もうひとつ、池に珍しいメダカやドジョウなどの生き物が住んでいるというビオトープの傍にあるピアポートというこの​​​レストラン​​​がある。ここで昼食にしたが、ランチはリーズナブルな価格で味も良かった。さすがにビールはオーダーしなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​6.3​ 1/1​250​秒 ​9​mm ISO125 )露出補正 なし
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1​7.プラタナスの葉
きれいに見えたプラタナスの葉を撮ろうと思った。曇り空が背景になるので、思い切って+2段の露出補正を試みたが少々オーバー。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.8​ 1/1​250​秒 ​35mm ISO125 )露出補正+​2.0段
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18.キリン桟橋
運河沿いにキリン桟橋というのがあった。この日は扉に鍵がかかっていて桟橋まで降りられなかった。みなとみらいからここへ観光船が運行されている。横浜から景色を楽しみながらのクルージングもいいらしい。​​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​3.5 1/1​250​秒 ​35mm ISO125 )露出補正 なし
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19.サクラの葉
まだ、あまり大きく育ってはいないがサクラの木も植えられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.5 1/1​000​秒 ​17mm ISO250 )露出補正+0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
20.遊歩道
構内の遊歩道は良く整備されていた。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.0 1/1​250​秒 ​9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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21.SVB (スプリングバレーブルワリー)
クラッシクな赤煉瓦の建物のSVC館の中に入った。wikipediaによれば、麒麟麦酒は1870年(明治3年)にノルウェー系アメリカ人ウィリアム・コープランドが、日本で初めて大衆向けにビールを醸造・販売した企業「スプリング・バレー・ブルワリー(コープランドビール)」を起源とする。1994年(平成6年)4月の酒税法の改正により、ビールの最低製造数量基準がそれまでの年間2000klから600klに緩和されたことを受けて、全国各地に誕生した地域密着型・小規模醸造のビール製造会社により造られるようになるが、大企業であるキリンビールも、横浜工場内のパブブルワリー(醸造所併設レストラン)「スプリングバレー」を母体にクラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」を立ち上げ、その運営子会社である「スプリングバレーブルワリー」を設立した。SVC館の中には、レストランとキリンビールの生い立ちに関するライブラリーがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
上:プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 11mmISO3200 )露出補正+0.7段
下:プログラムオートで撮影( f2.81/640秒 23mmISO3200 )露出補正+0.7段
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22.SVBビール
SVB館では生産された各種クラフトビールSVBが販売されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.5 1/1​000​秒 ​17m ISO1600 )露出補正 +1.0段
;クリックすると大きな写真になります。
23.キリンビール横浜山手工場の煉瓦
SVB館の外に出ると、「キリンビール横浜工場 山手工場跡から掘り出されたレンガです」と銘の入った煉瓦が置かれていた。1923年9月に関東大震災に見舞われ、横浜山手工場は壊滅的な被害を受けた。山あいにあった横浜山手工場は今後の拡張の余地がないと判断され、そこから数キロ北方の生麦に最新設備を備えた新工場を作ることになったそだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2.5 1/1​000​秒 ​17m ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.新しく開通した高速道路
「キリン横浜ビアビレッジ」構内から、今年3月18日に開通した首都高速道路・横浜北線・生麦JCTの下を通って、国道15号線に出る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​2 1/1​250​秒 ​9m ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.紫色のケイトウ
国道15号線へ出る手前から工場見学の建物を振り返る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8 1/1​000​秒 ​9m ISO125 ) 露出補正 +1.0段
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26.横浜市地域史跡 生麦事件碑
生麦といえば、文久2年(1862年)9月14日に行列の通行を妨害したということで馬に乗っていたイギリス人1名を殺害した生麦事件があったところだ。キリンビールの横浜工場を出て、国道15号線のすぐ左側にこの碑があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​1.8 1/1​000​秒 ​9m ISO250 ) 露出補正 +0.7段
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2013年10月27日

能登半島ドライブ旅行(2) 10月11日


 昨日、巌門で乗った遊覧船の船長が言っていたように、この日の天候は荒れ模様だった。朝食前に海岸に出てみる。ここは千里浜の一番北側のあたりだ。まだ、雨は降っていなかったが、波は荒い。
  朝食を済ませ、チェックアウトをして、まず、近くの気多大社に参拝する。「けたたいしゃ」と呼ぶらしい。とても立派な神社だった。
  次に、和倉温泉の脇を通って、能登島大橋を渡り、能登島へ。雨がザーザー降っていて、せっかくの景色が見られない。再び能登島を離れて、九十九湾へ行く。雨は降っていたが静かな湾に逃れているイカ釣り漁船などを眺めて、日本海倶楽部というビア・レストランで昼食にした。これが素晴らしかった。自家製のピルスナー・ビールとイタリアンのランチに大満足。昼食後はさらに北に進み、見附島と、能登半島最北端の狼煙というところにある禄剛埼灯台を見て、最後に白米(しらよね)の千枚田に寄った。
 この日の泊りは輪島の「高州園」。少し早めに入ってのんびり風呂に入り、夕食を楽しんだ。食後に宿で催された「御陣乗太鼓」も良かった。

22.日本海の波
朝6時50分、まだ雨は降っていなかったが、海は荒れている。台風は過ぎ去ったようだが、また、低気圧が来ているらしい。今日は1日雨を覚悟する。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 130mm ISO900 ) 露出補正 なし
日本海の波;クリックすると大きな写真になります。
23.犬の散歩
海岸に通じる道から軽自動車が砂浜に出てきた。運転しながら、窓からリードを出して、犬の散歩をさせている。ダルメシアンのような犬だったが、ちょっと横着な散歩にも思える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 95mm ISO1800 ) 露出補正 なし
犬の散歩;クリックすると大きな写真になります。
24.気多大社(けたたいしゃ)
雨の中を、能登半島の先端の方に向かって、20分ほど走ると気多大社に着いた。拝殿には数々の試練を乗り越えて恋を成就させた伝説の大国主神(おおくにぬしのかみ)が祭られ、縁結びの神様として有名だそうだ。傘をさしながらIXY30Sのシャッターを押す。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.9 1/125秒 8.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
気多大社(けたたいしゃ);クリックすると大きな写真になります。
25.気多大社 神門と拝殿
カメラを付けた三脚を抱えた神官が、神門への階段を上がっていった。お参りりした後、振り返ると、神門の脇から拝殿を写真撮影をしていた。なぜ、雨の日に?

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/100秒 18.6mm ISO640 ) 露出補正 なし
気多大社 神門と拝殿;クリックすると大きな写真になります。
26.気多大社 神門と巫女さん
神門の下では巫女さんがお札の受付をしている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/50秒 10.3mm ISO200 ) 露出補正 なし
気多大社 神門と巫女さん;クリックすると大きな写真になります。
27.九十九湾 -1
次に能登半島の反対側に出て、能登島大橋を渡った。晴れていれば景色の良いところだと思う。残念だ。能登島臨海公園も車から降りることなく、能登島を離れ、九十九湾というところへ来た。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/250秒 14.7mm ISO125 ) 露出補正 なし
九十九湾 -1;クリックすると大きな写真になります。
28.九十九湾 -2
入り江になっている内海は波静かでイカ釣り漁船等が風雨を逃れて係留されていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1000秒 7.0mm ISO125 ) 露出補正 なし
九十九湾 -2;クリックすると大きな写真になります。
29.「日本海倶楽部」 ビア・レストラン
2日目の昼食は、友人ご夫妻の計らいで、ここ「日本海倶楽部」に決められていた。九十九湾から電話で場所を確認しながら、到着すると、素晴らしい外観の建物があった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 6.8mm ISO125 ) 露出補正 なし
「日本海倶楽部」 ビア・レストラン;クリックすると大きな写真になります。
30.「日本海倶楽部」 ビア・レストラン
レストランの中に入る。ビールの製造工程で使われる煮沸釜が展示されていた。飯田湾が見渡せる窓側の席に座ることが出来た。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 6.3mm ISO250 ) 露出補正 なし
「日本海倶楽部」 ビア・レストラン;クリックすると大きな写真になります。
31.ピルスナー・ビール
今朝、宿を出て、ここまで私が運転してきたが、これは友人夫妻のビール好きの私への思いやりで、深く感謝している。昼食後は御主人がハンドルを握ってくれ、私はビールを飲ませていただくことが出来た。
ここのHPによれば、市販の「生ビール」は、加熱処理をしていないという点では生ビールだが、ビール酵母は除去されている。 しかしここで造られるビールには酵母が生きたままで残されているそうだ。麦芽、ホップ、ビール酵母のみを使用したモルト100%の生ビールは、完全な自然食品であると謳われている。しかも、食事(イタリアン)はとても旨かった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
ピルスナー・ビール;クリックすると大きな写真になります。
32.見附島
雨はまだ降り続いている。「奥のとトロッコ鉄道」も予定に入っていたが、ここは割愛し、見附島に行った。軍艦のような形をした島だ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 11.4mm ISO125 ) 露出補正 なし
見附島;クリックすると大きな写真になります。
33.「えんむすびーち」
この見附海岸から恋路海岸までの3kmを「えんむすびーち」と呼んでいるそうだ。写真にある鐘を二人で鳴らすと、恋が成就するとか・・・。老夫婦が二人で鳴らすとどうなるのか?

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 11.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
「えんむすびーち;クリックすると大きな写真になります。
34.禄剛埼灯台 能登半島最北端
さらに能登半島を北進し、道の駅「狼煙」(のろし)というところへ来た。ここには禄剛埼灯台がある。灯台までは、徒歩7分の坂道を登って行かなくてはならない。雨は激しく振っている。しかし、ここまで来たからには能登半島最北端の燈台を観ようと、ご主人と2人で登って行った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 9.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
禄剛埼灯台 能登半島最北端;クリックすると大きな写真になります。
35.日本列島の中心
ここは能登半島最先端であるとともに、このあたりは日本列島の中心になるらしい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/250秒 9.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
日本列島の中心;クリックすると大きな写真になります。
36.輪島塩
能登半島最先端の道の駅「狼煙」を出発して、能登半島の西側、つまり、日本海側を輪島に向かって走る。このあたりは奥能登塩田村と言われ、塩田が多い。道の駅「輪島塩」というところがあったので、車を停めた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/50秒 9.7mm ISO500 ) 露出補正 なし
輪島塩;クリックすると大きな写真になります。
37.塩田
能登は揚げ浜式塩田で塩づくりされている。春から夏にかけて朝早くから海水をくんで砂地の塩田に撒く。 太陽の光と熱で乾いた砂を集め、再び海水で洗い流して「カンスイ」と 呼ばれる濃い塩水を採る。 これを大釜に入れ、薪でじっくりと炊き上げ、揚げ浜塩を作っているという。 長い工程のあとにわずかにとれる海の恵だそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/100秒 18.6mm ISO320 ) 露出補正 なし
塩田;クリックすると大きな写真になります。
38.濃い塩水を炊き上げる大釜
これが最後の行程の、薪でじっくり炊き上げる大釜である。丁寧に説明していただいた。輪島の塩は、食塩に比べ、ナトリウム分が10%程度少なくなっていて、食生活の減塩に効果があるそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/30秒 4.9mm ISO500 ) 露出補正 なし
濃い塩水を炊き上げる大釜;クリックすると大きな写真になります。
39.白米千枚田 -1
道の駅「輪島塩」を後にして、この日最後の目的地である白米(しらよね)千枚田へ向かう。白米千枚田の駐車場は工事中で、臨時駐車場から千枚田までは少し歩く。田の枚数は1,004枚あるという。期待が大きかっただけにちょっと淋しかった。見栄えがするのは季節によるのかもしれない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 20.0mm ISO1100 ) 露出補正 なし
白米千枚田 -1;クリックすると大きな写真になります。」
40.白米千枚田 -2
Wikipediaによると、白米千枚田は、石川県輪島市白米町の棚田であり、数が多いので千枚田と呼ばれるが、「狭い田」から転じたという説もあるそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 52.0mm ISO1100 ) 露出補正 なし
白米千枚田 -2;クリックすると大きな写真になります。
41.白米千枚田 -3
海からの強い風を遮るものがない田のなかにある木は、風で曲げられている。雲の切れ間から、日が射してきた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 44.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
白米千枚田 -3;クリックすると大きな写真になります。
42.白米千枚田 -4
上から見た時は、田にあまり拡がりがないように見えたが、下へ降りて眺めると、そこそこの規模を感じる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
白米千枚田 -4;クリックすると大きな写真になります。
43.午後の日が射し込む白米千枚田の海
雲の切れ間ができ、千枚田の西の海が、午後の日差しに輝いた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/4000秒 82.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
午後の日が射し込む白米千枚田の海;クリックすると大きな写真になります。
44.輪島の夕焼け
夕方5時少し過ぎに今宵の宿、輪島「高州園」に着いた。眼下に日本海が広がる部屋だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 24.0mm ISO1000 ) 露出補正 なし
輪島の夕焼け;クリックすると大きな写真になります。
45.御陣乗太鼓 -1
「高州園」の宵はゆっくりと風呂に入り、夕食も旨かった。ただし、試しに飲んでみようと頼んだ能登ワインは、いただけなかった。値段も高い。仲居さんが、「9時からお祭り広場で、御陣乗太鼓が行われるので是非見てください」という。御陣乗太鼓とは、約430年前の天正4年に上杉謙信が七尾城攻略に成功し、余生を駆って輪島を攻めたててきたときに、村人たちが木の皮で造った仮面をかぶり、髪に見立てた海草を頭につけて、夜襲をかけて立ち向かったときに、打ち鳴らした陣太鼓のことで、上杉軍を恐れをなして敗走したと伝えられているそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/8秒 18.6mm ISO1600 ) 露出補正 なし
御陣乗太鼓 -1;クリックすると大きな写真になります。
46.御陣乗太鼓 -2
御陣乗太鼓の発祥の地である石川県輪島市名舟町は、現在、世帯数約70戸、人口約250人の小さな小さな町だそうだ。その中で約20名の打ち手が御陣乗太鼓の選手として活動しているという。御陣乗太鼓は石川県指定無形文化財、輪島市指定無形文化財、に指定されてはいる。しかし、国としての伝統芸能や文化財に対する保護育成のための助成などがほとんどないというのが実情のようだ。約30分、太鼓の響きで満腹が収まったようだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/30秒 14.2mm ISO800 ) 露出補正 なし
御陣乗太鼓 -2;クリックすると大きな写真になります。