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Studio YAMAKOで“入笠スズラン山野草公園”が含まれるブログ記事

2023年9月24日

信州 夏の高原のチョウと花 ④ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

ゴンドラ山頂駅から「入笠スズラン山野草公園」へ入るところにCafeがある。そこで一休みした。
 富士見パノラマリゾートは、現在、長野県富士見町が東急リゾートサービスと提携して運用管理されているが、スキーシーズン以外のグリーンシーズンの来場者誘致のために、2010年ごろからこの「ゴンドラ山頂駅」近くに「入笠スズラン山野草公園」の整備が始まったようだ。その計画は見事的中し、ウィンターシーズンの来場者が横ばいなのに反し、グリーンシーズンの来園者は倍増している。
 コロナ禍の中、2020年8月初めに「入笠すずらん山野草公園」に行ったときは、その花の多さ、そして、チョウの数の多さにびっくりした。入笠山一帯で見られるほとんどのチョウがそこに集約されているようだった。一度、5月下旬から6月初めに行ってみたいと思う。  

000_230822354tx 入笠山 クジャク RX10M4.jpg
クジャクチョウ  八ヶ岳連峰と富士見町を背景にして 
2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

067_230822433tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 67.マツムシソウとクジャクチョウ -19
クジャクチョウを撮り続ける。クジャクチョウの裏面は一見"まっ黒"に見えるが、細かな微妙な縞模様がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 118mm ISO250 ) 露出補正 なし
068_230822436 X800 △入笠山 クジャク RX10M4.jpg 68.マツムシソウとクジャクチョウ -20
翅を立てて花に止まっていたこのチョウが、鳥に襲われた時に、パッと翅を開くと鳥は驚いて怯むと聞いたことがある。翅の色の赤と前翅の目玉模様がそうさせるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
069_230822451x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 69.マツムシソウとウラギンヒョウモン -3
ウラギンヒョウモンが活発に翔び回っては、マツムシソウに止まる。裏面が見られるとギンボシヒョウモンと区別が付けやすい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO500 ) 露出補正 なし
070_230822456x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 70.マツムシソウとウラギンヒョウモン -4
前の写真と同じシーン。この写真を撮ったあと、「入笠スズラン山野草公園」の入り口にあるCafeでコーヒーを飲んで一休みした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO400 ) 露出補正 なし
071_230822094 X900 入笠山 クサレダマ Z50 Z105mc.jpg 71.クサレダマ(草連玉)
30分ほど休憩して第2ラウンドを開始した。このクサレダマは、箱根湿性花園にも生育している。wikipediaによれば、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。別名、イオウソウ(硫黄草)という。夏は黄色い花が多く咲き、目立つ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
072_230822464x X900 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 72.ノハラアザミで吸蜜するウラギンヒョウモン♂
前翅に2本の性標が見えるので♂だ。この個体は破損はほとんどないが、鱗粉が落ちてきている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
073_230822099x X900 入笠山 ヒメキマダラ・ヒヨドリバナ Z50 Z105mc.jpg 73.ヒメキマダラヒカゲ -1
ヒヨドリソウにヒメキマダラヒカゲがいた。♀のようだ。ヒヨドリソウがあれば、アサギマダラが翔んでいても良いところだが、今回は1頭も見ることがなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
074_230822468 X900 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 74.ヤマユリ -2
1株にこんなにたくさんの花を付けたヤマユリを初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 178mm ISO250 ) 露出補正 なし
075_230822478mx X900 入笠山 ヒメキマダラヒカゲ RX10M4.jpg 75.ヒメキマダラヒカゲ -2
73の写真とは違う個体だが、これもヒヨドリソウに来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO800 ) 露出補正 なし
076_230822482 X900 入笠山 サワギキョウ RX10M4.jpg 76.サワギキョウ(沢桔梗)
姿の良い美しい花であるが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 73mm ISO200 ) 露出補正 なし
077_2308220108 X900 入笠山 ノハラフウロ Z50 Z105mc.jpg 77.ノハラフウロ(野原風露) -2
PictureThisで検索すると、これはノハラフウロ(Geranium pratense)と同定された。フウロソウ属(風露草属、学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、 420種以上が確認されている。アサマフウロとか、ハクサンフウロかと思っていたが、どうやらそんな簡単なものではなさそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
078_230822487tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 78.ギンボシヒョウモン -3
これも♀のようだ。♂の前翅の性標はウラギンヒョウモンに比べて、不明瞭であるが、前翅頂の黒い縁の様子から♀と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
079_230822500tx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 79.ギンボシヒョウモン -4
止まっている花はノアザミと思ったが、PictureThisではカルドゥウス・デフロラッスと提示された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
080_230822509tmx X900 入笠山 ギンボシ カルドゥウス・デフロラッス RX10M4.jpg 80.ギンボシヒョウモン -5
前の写真と同じ個体である。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
081_230822517x X900 入笠山 コオニユリ RX10M4.jpg 81.コオニユリ(小鬼百合)
オレンジ色がひときわ目立つ。クルマユリに似ているが、クルマユリは葉が放射状に輪生し、コオニユリは葉が交互につく。 雄蕊の色がクルマユリはオレンジなのに対し、コオニユリは茶色に近い色をしている。 クルマユリはスマートな姿だが、コオニユリは頑丈そうだとの説明がネットにあった。雄蕊が全く茶色に近く見えた。 この花はチョウが好きな花だ。待っているときっとキアゲハが来ると思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
082_230822512tx X900 入笠山 キアゲハ・コオニユリ RX10M4.jpg 82.コオニユリにキアゲハ
3分ほど待っていると、思った通りキアゲハがやってきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 143mm ISO125 ) 露出補正 なし
083_230822519 X900 入笠山 ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 83.ヘンプグリモニー
フジバカマと思ったが、PictureThisではヘンプアグリモニー(Eupatorium cannabinum)とあった。フジバカマ(藤袴)は学名をEupatorium japonicumという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 135mm ISO640 ) 露出補正 なし
084_230822521mx X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 84.ギンボシヒョウモン -6
そのヘンプアグリモニーにギンボシヒョウモンが来た。♂のように思うが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO500 ) 露出補正 なし
085_230822523x X900 入笠山 ギンボシ・ヘンプアグリモニー RX10M4.jpg 85.ギンボシヒョウモン -7
前の写真と同じシーン。少し引いて撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 136mm ISO800 ) 露出補正 なし

2023年9月20日

信州 夏の高原のチョウと花 ③ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

スマホでの撮影を含めて、チョウの写真を撮る人は何人かいたが、ネットを振っている人はいない。
 入笠山は春から秋にかけて約150種類もの山野草を楽しむことができる花の宝庫である。平成26年にはユネスコエコパーク(生物圏保存地域)にも登録されている。

000_230822025 X700 入笠山 ホソバエゾリンドウ Z50 Z105mc.jpg
ホソバエゾリンドウ 2023年8月22日 長野富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

045_230822338x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 45.マツムシソウとクジャクチョウ -15
八ヶ岳連峰が眺められる「入笠すずらん山野草公園」の展望台付近で、もう少し撮影を続けた。マツムシソウが沢山咲いている。何回か行った池の平湿原にもマツムシソウが多い。そこでは今頃だとベニヒカゲが多いが、ここではベニヒカゲは見られなかった。しかし、何年も前のことだが、入笠山に登った時はその登山道でベニヒカゲを目撃している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 20mm ISO160 ) 露出補正 なし
046_230822064 X900 △入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 46.マツムシソウとクジャクチョウ -16
吸蜜していたクジャクチョウが離れていった。クジャクチョウにもピントが合っていれば最高だが、ピントはマツムシソウに合ったままだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO110 ) 露出補正 なし
047_230822342 X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 47.ギンボシヒョウモン -1
ギンボシヒョウモンもマツムシソウが好きだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 201mm ISO200 ) 露出補正 なし
048_230822344t X900 入笠山 ギンボシ RX10M4.jpg 48.ギンボシヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
049_230822069tm X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 49.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マツムシソウはマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、山地の草原に生育する。(wikipedia)

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
050_230822075t X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 50.マツムシソウとクジャクチョウ -18
背景がきれいにぼけてくれた。wikipediaによれば、マツムシソウは、葉を出して冬を越し、花を付けてから枯れる冬型一年草(越年草)だが、高地では枯れずに2年目の葉を出す多年草である。マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが和名の由来であるとする説がある。薬草として皮膚病などに用いられることもある。日本の31の各都道府県で減少傾向にあり、各々のレッドリストに指定されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
051_230822077 X900 入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 51.モンキチョウ♂ -1
モンキチョウもマツムシソウに来る。モンキチョウは高山から平地まで、北海道から沖縄県まで日本全国に生息する凄いチョウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
052_230822078tm X900  入笠山 モンキ Z50 Z105mc.jpg 52.モンキチョウ♂ -2
トリミングした。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
053_230822348tm X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 53.クジャクチョウ開翅
Sony RX10M4 の焦点距離200mmで撮った。トリミングしているが、シャープで、背景もきれいにぼけた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 203mm ISO400 ) 露出補正 なし
054_230822080 X800 入笠山 セイヨウノコギリソウ Z50 Z105mc.jpg 54.セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)
ヤマハハコと思ったが、葉の付き方が違った。セイヨウノコギリソウは、ヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属に分類される多年草の1種。写真には写っていないが、たくさんのギザギザの葉がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
055_230822353tx X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 55.マツムシソウとクジャクチョウ -15
このような背景でクジャクチョウの写真を撮りたかった。広角で被写体に近づく。絞り込んで背景がもっとクリアになればなお望むところだった。トリミングした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
056_230822362x X800 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 56.マツムシソウとクジャクチョウ -16
前の写真と同じシーンである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1250秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
057_230822083 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 57.マツムシソウとクジャクチョウ -17
マクロレンズで撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
058_230822091 X800 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 58.マツムシソウとクジャクチョウ -18
同じくマクロレンズで撮影。度どの個体も羽化したてのようなきれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
059_230822092 X800 入笠山 キキョウ Z50 Z105mc.jpg 59.キキョウ(桔梗)
舞岡公園に咲くキキョウに比べ、少し色が濃いような気がする。園芸品種には白色や桃色の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがあるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
060_230822382m X800 入笠山マンシュウキスゲ RX10M4.jpg 60.マンシュウキスゲ(満州黄菅)
PictureThisで検索したら、マンシュウキスゲと同定された。マンシュウキスゲの花は夕方に開花し、翌日の午後までには萎んでしまう。 Hemerocallis属(和名 ワスレグサ属)で他には、ゼンティカ(ニッコウキスゲ)やユウスゲがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 53mm ISO320 ) 露出補正 なし
061_230822385 X800 入笠山 アンタカラコウ RX10M4.jpg 61.ハンカイソウ(樊噲草)
PictureThisで調べてみるとハンカイソウと回答された。キク科メタカラコウ属の多年草とのこと。さっき、ギンボシヒョウモンが吸蜜していたトウゲブキもメタカラコウ属である。wikipediaでハンカイソウを検索すると、トウゲブキ(エゾタカラコウ)にある総苞の基部と、花柄の基部の苞はないと記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 65mm ISO320 ) 露出補正 なし
062_230822392x X800 入笠山 クジャク・アキノキリンソウ RX10M4.jpg 62.アキノキリンソウに来ていたクジャクチョウ
始めて、マツムシソウ以外の花でクジャクチョウが吸蜜していた。気に入った1枚になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
063_230822399 X800 入笠山 ヤマユリ RX10M4.jpg 63.ヤマユリ(山百合)
1株にたくさんの花を付けていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 218mm ISO200 ) 露出補正 なし
064_230822093 X800 入笠山 ヤマハハコ Z50 Z105mc.jpg 64.ヤマハハコ(山母子)
今年の8月9日に、立山の室堂平でも見てきた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
065_230822405s X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 65.マツムシソウとウラギンヒョウモン -1
きれいな個体だった。翅の色を見ると♂のようだが、♂の特徴である前翅にある2本の性標ははっきりしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 192mm ISO320 ) 露出補正 なし
066_230822414x X800 入笠山 ウラギン RX10M4.jpg 66.マツムシソウとウラギンヒョウモン -2
前の写真と同じ個体。傷のないきれいな個体だった。さて、そろそろ、いったんゴンドラ駅の方へ戻って、Cafe でコーヒーを飲みながら一休みし、海老名SAで買ってきたメロンパンを食べようと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1250秒 172mm ISO320 ) 露出補正 なし

2023年9月12日

信州 夏の高原のチョウと花 ① 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山

初めて入笠山へ行ったのは、ちょうど延長2,489mのゴンドラが完成した1992年だった。だが、そのゴンドラは、いわば最長滑走距離が3,000mという大きなスキー・ゲレンデの山頂駅(1,780m)に上がるためのもので、夏の入笠山登山を目的としたものではなかったようだ。
 その山頂駅周辺は現在はマイカーで立ち入ることはできないが、初めての入笠山へ行ったときは、その麓の花畑までマイカーで入れた。そのころの撮影地は、大阿原湿原、入笠山花畑、入笠牧場、鐘打平のあたりだった。その後、夏季シーズンの車両進入は規制されている。
 初めてゴンドラに乗って入笠山に入ったのは、2020年8月4日だった。この時初めて「入笠すずらん山野草公園」を知った。
 今回は朝6時にマイカーで自宅を出発し、途中休みながら、8時45分にゴンドラの乗り場に到着した。たっぷり4時間撮影を楽しみ、2時過ぎのゴンドラで下り、一休みして、午後3時に帰路に着いた。

000_230822011 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg
マツムシソウで吸蜜するクジャクチョウ 2023年8月22日 長野県富士見町入笠山「入笠すずらん山野草公園」

001_230822735 X900 〇入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 1.ゴンドラすずらん
ゴンドラはまだ空いていた。往復料金は2千円。標高1,780mまで標高差730mを運んでくれるのだから、その値打ちはあると思う。ちなみに中央高速道の最高標高地点は富士見町(小淵沢と諏訪南の間)の1,015mだそうだ。ゴンドラは緩やかな登りから急斜面の登りになる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/400秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_230822742 X900 〇入笠山 富士見パノラマリゾート G7X.jpg 2.ゴンドラ山頂駅付近
9時30分にゴンドラの山頂駅に着いた。右下に八ヶ岳連峰を背景にして写真をとる枠が見えるが、そこには愛犬を連れた家族連れが来ていた。ここはリードさえ付けていれば、愛犬をゴンドラにも乗せられるし、飼い主と一緒に高原を歩かせることもできる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 19mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230822001 X900 入笠山 ウラナミ Z50 Z105mc.jpg 3.ウラナミシジミ
「入笠すずらん山野草公園」に入る前に、少し入笠湿原の方に歩いてみた。ノアザミに何かシジミチョウが止まっている。意外にもウラナミシジミだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_230822149 X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 4.マツムシソウ(松虫草)とクジャクチョウ -1
マツムシソウが咲いていた。何かいないかと探していると、クジャクチョウが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし
005_230822005 X900 入笠山 エゾカワラナデシコ Z50 Z105mc.jpg 5.エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子) -1
入笠山は花が多い。今回は花の写真も撮っておきたいと思う。この花は種子には薬効があり、カワラナデシコと同様に消炎、利尿、通経作用があるそうだ。カワラナデシコは苞が3~4対あり。このエゾカワラナデシコは2対だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_230822151tm X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 6.マツムシソウとクジャクチョウ -2
クジャクチョウの裏面は真っ黒で、僅かに複雑な縞模様がある。日に照らされて透き通って、表の模様が見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 200mm ISO640 ) 露出補正 なし
007_230822160 X900 △入笠山 クジャク RX10M4.jpg 7.マツムシソウとクジャクチョウ -3 離脱
吸蜜していたマツムシソウの花から離脱した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 207mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_230822016 X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 8.地面に止まるクジャクチョウ -1
クジャクチョウやキベリタテハなどは、良く地面に静止する。その時はほとんどの場合開翅している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO110 ) 露出補正 なし
009_230822168x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 9.マツムシソウとクジャクチョウ -4
ほとんど傷のない美しいクジャクチョウばかりである。第2化の最盛期なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
010_230822182x X900 入笠山 クジャク RX10M4.jpg 10.マツムシソウとクジャクチョウ -5
こんなに多くのクジャクチョウを見るのは久しぶりである。中学生のころ、美ヶ原の麓の三城牧場で、何の花だったか忘れてしまったが、その花が真っ黒に見えるほど多くのクジャクチョウが止まって吸蜜していたのを思い出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 207mm ISO640 ) 露出補正 なし
011_230822191 X900 入笠山 エゾカワラナデシコ RX10M4.jpg 11.エゾカワラナデシコ -2
可憐な花である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_230822020 X900 入笠山 クジャク Z50 Z105mc.jpg 12.マツムシソウとクジャクチョウ -6
今咲いている花の中ではマツムシソウが一番のお気に入りのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO180 ) 露出補正 なし
013_230822197 X900 入笠山 ハーベストベルズ RX10M4.jpg 13.ハーベストベルズ
「入笠すずらん山野草公園」を歩き始めた。まだ、散策する人は多くない。これは私のような花の素人には、リンドウ(竜胆)としか思えないが、念のためPictureThisで検索してみると、ハーベストベルズと同定された。山で見かけるリンドウは国内では複数の種類が自生しているという。ゴンドラの切符売り場で渡された小冊子には、エゾリンドウとしか載っていなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 208mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_23082220x X900 入笠山 アキノキリンソウ RX10M4.jpg 14.アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
高さは70〜80cm程度となり、8〜11月に総状(ふさのような形をしている)の黄色い花を多数つける。山地や丘陵の日当たりのよい場所に生える。箱根の湿性花園や、先日行った上高地では見ているが、平地では見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 132mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_230822021 X900 入笠山 ツリガネニンジン Z50 Z105mc.jpg 15.ツリガネニンジン(釣鐘人参)
ツリガネニンジンという和名の由来は、花が釣鐘形で、根の形がチョウセンニンジンに似るのでこの名があるという。山野、山麓、山地の草原、林縁、草刈などの管理された河川堤防などに自生する種で、都会では見たことがない。花冠から突出する花柱が鈴を叩く棒のようで、印象的だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO180 ) 露出補正 なし
016_230822022 X900 入笠山 コマツヨイグサ Z50 Z105mc.jpg 16.コマツヨイグサ(小待宵草)
ゲレンデの土に生えていた。北アメリカ原産で、アジアやアフリカに帰化植物として移入分布している。日本では本州・四国・九州に広く定着している。日本では1910年代に初めて確認されたそうだが、在来種と競合し、在来種の数を大きく減らし、生態系を崩す事から外来生物法により要注意外来生物に指定されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230822206x X900 入笠山 ウラギンRX10M4.jpg 17.ウラギンヒョウモン♀
ヤマハハコの花で吸蜜していた。ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンは翅表では区別が付けにくい。これは♀であるが、ウラギンヒョウモンの方がやや大型で、斑紋の黒が際立つ。きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 216mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_230822212 X900 入笠山 ゼラニウム・シルバティカム RX10M4.jpg 18.ゼラニウム・シルバティカム -1
フウロの一種と思ったが、PictureThisで検索すると、ゼラニウム・シルバティカスと出た。フウロソウ科 フウロソウ属ではある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4,0 1250秒 55mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_230822023 X900 入笠山 コヨメナ Z50 Z105mc.jpg 19.コヨメナ(小嫁菜)
PictureThisで検索して、コヨメナと同定された。wikipediaによれば、コヨメナは道端で見かける野菊の一種である。南方から侵入したと考えられるそうだ。秋に自宅近くの帷子川に沿って歩くと、コヨメナにヤマトシジミが絡んでいる。ただ、コヨメナによく似た花にヨメナをはじめ、ノコンギクやシロヨメナがあり、花だけ見たのではちょっと区別がつかないそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.2 1/1000秒 105mm ISO360 ) 露出補正 なし
020_230822217x X900 入笠山 レンゲショウマ RX10M4.jpg 20.レンゲショウマ(蓮華升麻) -1
花が蓮華に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたそうだ。薄紫の上品で気品あふれる花が、下を向いて咲いていた。箱根湿性花園にも咲いている。また、近郊では奥多摩の御岳山が有名である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1250秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
021_230822023 X900 入笠山 ノハラフウロ Z50 Z105mc.jpg 21.ゼラニウム・シルバティカム -2
これはハクサンフウロかなと思って撮影したが、PictureThisで検索すると、やはりゼラニウム・シルバティカスと回答された。花びらの先端が両者で少し違うように見える。なお、wikipediaによれば、フウロソウ属(学名 Geranium)は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、420種以上が確認されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_230822024 X900 入笠山 フシグロセンノウ Z50 Z105mc.jpg 22.フシグロセンノウ(節黒仙翁)
箱根湿性花園でも見ている。しかし、ここでは群落になって、まとまって咲いていた。オレンジ色が際立つ。しかし、この花にチョウが来ているのを見たことがない。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO180 ) 露出補正 なし