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2020年12月19日

琵琶湖をぐるっとGo To トラベル 11月25日~27日 (5)西明寺 11/26

金剛輪寺を出発し、次は 西明寺へ行く。東名高速に沿うように国道307号線を約10分ほど北へ走って西明寺の駐車場に入った。西明寺も天台宗のお寺である。
 平安時代、仁明天皇の勅願により三修上人が開山したと伝えられる。戦国時代には兵火のため荒れ果ててしまったが、江戸時代中期に望月友閑によって再興された。惣門をくぐると参道が続き、山坊跡の石垣が散在しており、平安、鎌倉、室町時代を通じて祈願・修行道場として栄えたことがうかがわれる。幸い織田信長の兵火を免れ、飛騨の匠によって建立された本堂や三重塔や二天門が残されている。
 紅葉は見ごろだった。さきに訪ねた金剛輪寺より見栄えがしていたと思う。金剛輪寺の「血染めの紅葉」に勝るとも劣らない。紅葉にもまして、感動したのは苔の美しさだった。苔にもいろいろと種類がある。また、秋から冬の間、少しずつ花を咲かせ続ける「不断桜」(フダンザクラ)も見られ、天然記念物で樹齢250年という樹があった。11月が満開になるという。
 湖東三山の中で一番見ごたえがあったと思う。

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西明寺境内案内板より

82.惣門
西明寺の惣門を入る。惣門とは屋敷の外囲いにある大門、正門のことで、金剛輪寺のホームページでは総門となっていた。江戸時代、最も重要な街道筋には「惣門」が置かれていた。教林坊や金剛輪寺の境内案内図では「総門」となっていたので、どう違うのかなと思って調べてみたが、どうやら意味に違いはないようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
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83.惣門の屋根とカエデの紅葉
まだ緑の残るカエデの紅葉がいききとしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
20112642_083 X800 西明寺 RX10M4.jpg
84.惣門とカエデの紅葉
惣門を抜けて紅葉を見上げ、本堂へ300mほど続く参道を上っていく。惣門は2015年に再建されたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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85.カエデの落ち葉と苔
西明寺は苔が美しいことでも有名。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
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86.受付と惣門
バスガイドさんが用意してくれた入山料600円の券を見せて受付を通る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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87.もみじとすすき
境内を分断している名神高速道路の上を越えて多くの僧坊があった跡地を左右に見ながら、参道を行く。東名高速は参道の下を西明寺トンネルで抜けている。歴史自然環境の保護のため、参道の景観が損なわれないように道路は地下化された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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88.苔 -1
「苔を大切にしましょう」「苔を取らないでください」「この苔は西明寺が好きです。大事にしましょう」といった西明寺執事による立札が何か所かに立てられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
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89.苔 -2
にもいろいろな種類があるようだ。日本に自生する苔は1,700種と言われる。深い緑を敷き詰めた苔の上に落ちた赤いカエデの葉が印象的だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
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90.鮮やかなカエデの紅葉 -1
左に見える塀の中は本坊庭園「蓬莱庭」になっている。参道はまだ続くが、この辺りの紅葉は美しく、見上げながら上がっていく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 53mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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91.鮮やかなカエデの紅葉 -2
紅葉はまさに見ごろであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 21mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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92.夫婦杉(千年杉)
大きな杉の木があった。樹齢約1,000年だそうだ。「西明寺の霊木で、元々二本であった木が、寄添い一つになって、ともに育っていることから夫婦杉と呼ばれる。後側から子供のように若木が出ていることから子授け、安産の霊木、樹齢千年の長寿の木であるので息災延命の霊木とされている。幹や根にそっと手を当てて、霊気をいただいてください。」 と説明されていた。そして賽銭箱が立てられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
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93.二天門
20分近く歩いて、石段の上に二天門が見えてきた。二天門は重要文化財に指定されている。 wikipediaによれば、間口 3間、奥行 2間(間は長さの単位ではなく、柱間の数を表す建築用語だそうだ)。入母屋造、杮(こけら)葺きの八脚門。部材の一つである巻斗に応永14年(1407年)の墨書があり、同年の建立とみられるという。左右に阿吽の木像が祀られ、その前にわらじがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
201126405_093 X800 西明寺 RX10M4.jpg
94.二天王立像  増長天
仁王像は 二天王立像という。滋賀県犬上郡甲良町のホームページには「西明寺二天門に持国天、増長天の2体の木像が寺を守って立っています。 元亀2年(1571年)西明寺の寺域は織田信長の兵火にかかって焼失しましたが、幸いにも寺院の中心部分である本堂と三重塔、二天門、二天王立像は難を逃れました。」と記されていた。これは向かって右側に立つ増長天だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
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95.二天王立像  持国天
向かって左側に立つのは持国天である。この仏像はいくつもの木材をつなぎ合わせた寄木造という方法で造られている。2体ともに像の高さは1.95mで、仁王像と同じように、一方は口を開き、他方は口を閉じている。正長2年(1429年)、印尋(いんじん)によって造られたもので、作者と制作年代のわかる仏像として珍しく貴重なのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
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96.国宝 本堂
二天門を抜けると目の前に本堂があった。この本堂は瑠璃殿とも呼ばれ、建造年は鎌倉時代前期。規模は桁行七間に梁間七間で、正面に三間の向拝が付く。建造当時は桁行五間、梁間五間の五間堂であったが、後の南北朝時代に大々的に改修され、現在の七間堂になったという。屋根は一重の入母屋造で檜皮葺。正面は全面が格子の蔀戸(しとみど)になっているなど、同じく湖東三山の一つで国宝の金剛輪寺本堂と類似点が多い。内部もまた、前方3間が外陣、中ほど2間が内陣、後方2間が後陣に分かれているなど、金剛輪寺本堂と良く似た天台密教の本堂様式となっている。本堂内は撮影ご法度であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
201126412_096 西明寺 RX10M4.jpg
97.本堂の周囲 -1
本堂の脇に紅葉するカエデの色は鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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98.本堂の周囲 -2
金剛輪寺の「血染めの紅葉」より見応えがあったと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 78mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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99. 本堂の周囲 -3
光が演出をしてくれる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 20mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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100.国宝 三重塔
本堂の右手、建物への水の浸入を防ぐため、水はけを良くするために平地の上に石を組んだ基壇の上には三重塔がそびえている。wikipediaによれば、檜皮葺きの和様の三重塔である。様式的に鎌倉時代後期の建築とされる。総高は20.1m。逓減率が小さいことと、二重目・三重目の塔身の立ちが低いことが本塔の特色である。相輪は日本の他の木造塔では銅製とすることが多いが、本塔のそれは鉄製である。初層内部には大日如来像を安置し、心柱は初層天井裏から立つ。初層内部は須弥壇と床面を除く全面に極彩色の絵画が描かれているが、現状ではかなり剥落している。絵画の主題は、内部の4本の柱(四天柱)には両界曼荼羅のうち金剛界曼荼羅成身会(じょうじんね)の三十二菩薩(四波羅蜜菩薩、十六大菩薩、八供養菩薩、四摂菩薩)を表し、四方の扉脇の壁面には計8面に法華経曼荼羅図、法華経二十八品(章)の説話の絵画を表している。このほか、扉には八方天、須弥壇周りの長押には宝相華、牡丹、鳳凰などが描かれている。このうち柱4本と壁8枚は国宝建造物の一部であるとともに、「絵画」としても別途重要文化財に指定されているとあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
201126421_100 X800 西明寺 RX10M4.jpg
101.三重塔のもみじ
三重塔は後ろから日を受けている。日に当たったカエデの葉が輝く。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
201126428_101 X800 西明寺 RX10M4.jpg
102.これから紅葉
まだまだこれから紅葉するカエデの葉も控えているた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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103.「不断桜」
本坊庭園「蓬莱庭」に入る。もみじを背景に桜の花が咲いている。西明寺のパンフレットには 「不断桜」は春秋冬に開花、高山性のサクラで彼岸桜の系統のフユザクラに属すると記されている。少し調べてみるとフダンザクラとは五弁の花をつけるヤマザクラ(野生種)とオオシマザクラ(野生種)の交雑種とされている。パンフレットにある「フユザクラ」というのは、別名をコバザクラ(小葉桜)といい、ヤマザクラ(野生種)とマメザクラ(野生種)の雑種と推定されているそうだ。ややこしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
201126440m_103 X800 〇西明寺 RX10M4.jpg
104.名勝本坊庭園「蓬莱庭」と「不断桜」
秋から冬にかけて開花するサクラには、フダンザクラ、フユザクラ、ジュウガツザクラ、コブクザクラなどがあるが、西明寺のフダンザクラ「不断桜」は、9月上旬から翌年4月頃まで開花するが、紅葉の11月に満開となる。現在、天然記念物に指定されているものは、樹齢250年といわれる古木である。滋賀県のホームぺージには、その樹齢250年といわれる古木は、近年,衰退が著しく、その後継木の育成が課題であった。約30年前に、母樹となる指定木から取り木がなされ、後継木の育成が試みられた結果、3本が育成に成功し、現在の指定木の東側に1本、現本坊の西庭に2本が植えられている。また、10年前には母樹となる指定木の萌芽から若木を育てることに3本が成功し、本坊庭園上段、仁王門西側平坦面、および三重塔西側斜面の3箇所において一本づつ育成されている。 これら6本の後継木は、250年前に西明寺に植えられたとされる母樹(指定木)の由来樹木と認められる。これらの6本を後継木として認定し、追加指定することによって、江戸時代より継承されるフダンザクラの保全をはかると記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( f14 1/500秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
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105.名勝本坊庭園「蓬莱庭」の池
甲良町のホームぺージによれば、「江戸時代、延宝元年(1673年)、望月越中守友閑が、当山復興の記念として造られた庭園である。池の中央は折り鶴を形どった鶴島で、左が亀島である。池の水の部分は心字池となっていて、池泉回遊式である。 築山の立石群は本堂に安置している本尊薬師如来と日光・月光の菩薩及び十二神将等の眷属を表し、植木の刈り込みは雲を形どって薬師の浄瑠璃浄土を具現化したものである。本庭園は小堀遠州の作庭を参考にした造園になっており、鎌倉時代の八角石灯籠(石屋弥陀六作)や連珠模様の室町時代を偲ぶ石灯籠がある。」と記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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106.名勝本坊庭園「蓬莱庭」のもみじ
本堂の方から下りて来ると 「蓬莱庭」を通って中門を出て参道に戻る。そのあたりのカエデの紅葉もきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
201126454_106 X800 西明寺 RX10M4.jpg
107.苔 -3
参道からは見事な苔を見ることが出来る。どこかに「苔は西明寺のことが好きです」という看板があったが、苔の持ち帰りは禁止と言うことだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
201126458_107 X800 〇西明寺 RX10M4.jpg
108.石垣
西明寺は、惣門から本坊中門までの参道の左右に石垣が築かれた僧坊跡が続くが、 穴太積  の初期の石垣が保存されている。 その石垣にはりついた1枚の紅葉したカエデの葉に風情を感じた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
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2017年2月23日

まつだ桜まつり 2月6日

神奈川県足柄上郡松田町に河津桜の名所がある。横浜から東名高速で大井松田で下りるとほど近い。そして、その松田町の西平畑公園では「第19回まつだ桜まつり」が2月11日~3月12日に開催されることになっている。しかし、今年は河津さくらの開花が早く、もう見ごろを迎えているとTVなどで報じられていた。「第19回まつだ桜まつり」会期前だが、2月6日の月曜日に行ってみることにした。車で自宅から1時間足らずで行けるところだ。
  西平畑公園は松田山の中腹にあり、そこに駐車場もあるようだが、混雑が予想される。JR御殿場線の松田駅周辺の駐車場に停めて、そこから歩くことにした。25分くらいだ。
 比較的暖かい日だったが、少し雲が出ていて、富士山の全容が見られなかったのが残念だった。

1.JR御殿場線松田駅前
二宮金次郎の像があった。二宮金次郎(尊徳)は天保7年(1787年)に松田(小田原市栢山)で百姓の長男として生まれ、安政3年(1856年)、日光今市で亡くなっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.西平畑公園​​
JR松田駅前から東名高速の下をくぐって、松田山を登っていく。途中、見上げると河津桜の連なりが見えた。そこが西平畑公園だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.足柄の山を背景に
​​ 南西の方向を振り返る。背景の山は矢倉岳だ。春にウスバシロチョウの写真を撮り行く「夕日の滝」の近くになる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.箱根の山
​​ 真下に東名高速を見て、大雄山の街の向こうには箱根の山が連なる。なだらかな山は明神ケ岳(標高1169m)だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f9​​​ 1/​320​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.満開の河津桜
​​ 斜面の日当たりの良いところに咲く彼岸桜はほぼ満開だった。今年の桜祭りの会期は2月11日~3月12日だそうだが、始まる前に満開を迎えている。例年より2~3週間早いという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 28mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.河津桜と東名高速
​​ 松田山西平畑公園の下を東名高速道路が走る。これは東京方面だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6​​​ 1/​500​秒 92mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.カワヅザクラ -1
​​​​ カワヅザクラは、wikipediaによれば、1955年に飯田勝美が静岡県賀茂郡河津町田中で原木を偶然発見したことが由来である。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であると推定されているそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6​​​ 1/​1000​秒 165mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.カワヅザクラ -2
​​​​ 1974年に「カワヅザクラ(河津桜)」と命名され、1975年に河津町の木に指定された。現在も原木はこの地に存在し、2007年現在で樹齢50~60年である。また、1968年頃からこのサクラが増殖されるようになったそうだ(wikipedia)。「まつだ桜まつり」は19回目だ。西平畑公園では松田町民が斜面に約260本の河津桜を植えたという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f7.1​​​ 1/​800​秒 102mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.金時山を背景に
​​​​ 密集した河津桜の向こうには、箱根の金時山(標高1213m)が見える。富士山はこの右側に見えるのだが・・・

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f8​​​ 1/​1000​秒 78mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.カワヅザクラ -3
​​​​ カワヅザクラは1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である。花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。また花期が1ヶ月と長い。この枝にはまだ蕾がたくさんあった。蕾があると桃色がより濃く見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​400​秒 50mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.相模湾を望む​​
​​​​ はるか南東の方を眺めると相模湾がきらきらと輝いて見えた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f10​​​ 1/​1250​秒 92mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.酒匂川 -1
​​​​​​ 眼下には酒匂川が流れる。大きな川の流れを見ると大らかな気分になる。桜の花をアップで入れたかったので絞り込んで撮った。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​​​​​ シャッタースピード優先オートで撮影  (​ ​f22 1/​125​秒 70mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.酒匂川 -2​​
小田急線の鉄橋を特急「あさぎり」が渡っていく。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
シャッタースピード優先オートで撮影  (​ ​f20 1/​125​秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.姿を表さなかった富士山​​​​
富士山はほぼ真西の方向にある。カメラを構えた大勢の方々が雲が切れるのを待っていたが、残念ながら下半分は見ることができなかった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
シャッタースピード優先オートで撮影  (​ ​f22 1/​175​秒 44mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年12月25日

秋燃ゆる遠州三山紅葉めぐり(2) 油山寺 11月29日

法多山尊永寺を出発したバスは、県道R403を静岡スタジアム エコパを見ながら愛野駅方面に走り東海道線、新幹線の跨線橋を渡り、413号線から県道R61 に入ってすぐのところにある袋井観光センターに入った。なんだか土産物屋さんという構えで、ほかにも観光バスが止まり、団体客が入っている。そこで「ふぐ鍋・ふぐ刺身・ふぐから揚げと松茸ご飯の昼食」を食べた。ふぐ、松茸に違いはないのだろうが、期待していなかった通りだった。でも、味は良かったと思う。
  袋井観光センターを午後1時半に出発し、東名高速道路の向こう側(北側)に出て、左に入り、真言宗の古刹である油山寺にはすぐについた。
  油山寺は目の霊山と言われ、眼病にご利益があるという。Kさんの奥様のためにもお参りしておこう。

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袋井市観光協会パンフレット「遠州三山 自分巡礼の旅 ご利益マップ」より

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薬師本堂参道に掲げられていた案内図

21.ふぐ鍋・ふぐ刺身・ふぐから揚げと松茸ご飯
このツアーのサブ・タイトルになっていた「ふぐ鍋・ふぐ刺身・ふぐから揚げと松茸ご飯」の昼食だ。ご覧の通りだが味は良かった。左にあるのが松茸ご飯だが、ちゃんと松茸が入っていたので、蓋を外して写真を撮ればよかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.油山寺山門から境内へ
国指定重要文化財の山門から境内に入った。この山門は元掛川城の大手門で万治2年(1659年)井伊直好が建立したと伝えられる。歴代の掛川城主の信仰は厚く、明治6年維新の際、城主太田備中守が眼病全快のお礼として油山寺に寄進、移築されたものと袋井市観光協会パンフレットに書かれている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5​​​ 1/​250​秒 44mm ISO500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.油山寺山門
少し待って人が少なくなるのを待って門の全景を撮った。城の大手門だった山門は、寺の山門とは趣を異にしていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5​​​ 1/​250​秒 18mm ISO560​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.金龍弁財天​​
山門を入って左側に赤い橋があり、小さな赤い社があった。金龍弁財天という。この弁天様は江戸時代の元文年間に日本三大弁天の一つである芸州厳島から迎え、昔から学術、財宝、長寿、また美容の神様として深く信仰されているとのこと。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5​​​ 1/​250​秒 18mm ISO2800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.竹林
この先、道は二手に分かれていた。まっすぐ進むと礼拝門から祈祷所である宝正殿に向かう。左手の山道を行くと「るりの滝」から三重塔、薬師本堂へ向かう。本尊である薬師如来(薬師瑠璃光如来)は薬師本堂に祀られている。ここは迷わず左へ進む。右手に小川が流れ、うっそうとした孟宗竹の竹林があった。D5000では手振れが嫌なので、シャッター・スピードは1/250秒を下限にした設定にしている。したがってこのような暗いところでは、もちろんレンズは開放になって、ISOは上限に設定した3200まであがり、それでも光量が足りないと、シャッター・スピードが遅くなる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5​​​ 1/​125​秒 40mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.るりの滝
むかし孝謙天皇(750年ごろ)が眼病の折、油山寺の薬師如来に祈願して、この滝の水を加持祈祷し、その霊水にて洗顔したところ眼病が全快したという。落差4mの小さな滝だ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2​​​ 1/​25​秒 38mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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27.瀧堂(瑠璃堂)
るりの滝のとなりにこの瀧堂があった。滝行をするための堂かなと想像する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO320) 露出補正 なし
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28.瀧堂天井の「白龍の画」
これはそう古いものではなく、昭和48年山主本(油山寺の住職のことか?)が四国八十八ヶ所霊場托鉢修行の折、第21番札所太龍寺山中にて雷鳴とどろく嵐に遭い、渓谷より渦を巻き上昇する白雲を正に天に昇る白龍の如く体感され天井の画としたと記されている。白龍が左につかむ(マニ宝珠)は幸運の珠であり、中の梵字 (ア字)は万物の根源をあらわす。右三本の爪は、人間の持つ三毒(貪・瞋・痴、むさぼり・怒り・おろかさ)を取り除くことを示すという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/20秒 9mm ISO800) 露出補正 なし
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29.油山寺三重塔 -1
傍に立てられていた説明書きによれば、長命寺(滋賀県)、宝積寺(京都府)とともに、桃山時代の三名塔のひとつに数えられていて、屋根の反りやその下の組物が美しく全体のバランスも良く整っている。天正2年(1574年)着工、慶長16年(1611年完成)。最近では昭和42年から解体工事が行われたと記されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.油山寺三重塔 -1​​
三重塔の傍のカエデの木はまだ紅葉に少し早いようだった。この三重塔は国指定の重要文化財である。パンフレットには、建久元年(1190年)源頼朝公が眼病全快のお礼に建立、その後、遠江国守護職工藤祐経が薬師堂とともに普請奉行をした由緒深い塔と説明されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 18mm ISO250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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31.油山寺本堂 -1
三重塔からさらに階段を上ると薬師本堂があった。本堂の中の撮影は控えたが、本堂内正面の金色に輝く宮殿厨子は今川義元が寄進した室町時代の名作という。厨子のなかには本尊である薬師如来が安置されている。国指定重要文化財である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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32.油山寺本堂 -2
お参りをするために本堂の階段を上がる。「目の霊山」である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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33.油山寺本堂 -3
階段の脇から斜めに本堂正面を撮る。賽銭箱の向こうに薬師如来が安置されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 18mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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34.油山寺本堂 -5
順序が逆になってしまったが、これが石段の下から撮った薬師本堂の全景だ。ここまで登ってくるのに緩やかではあるが坂道と石段が続く。足に自信のない参詣者は、25.で記した宝生殿からお参りすることになる。午後2時を回ったところだが、陽が傾くのが早い。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​250​秒 31mm ISO200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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35.瀧堂への下り
再び瀧堂へ。石段を下りる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​125秒 66mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.礼拝門から本坊を見る
先ほどは薬師本堂のある左へ進んだところをまっすぐ宝生殿へ向かう。手前にこの礼拝門がある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250秒 18mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.宝生殿
本坊正面の仏殿を宝生院という。本尊は智証大師作と伝えられる不動明王であり、その東西に高祖弘法大師(空海)をはじめ、山内に安置する諸天善神の本地を祀り、十方信徒の祈祷・大護摩供秘法修法の道場、法話、座禅等の宗教儀式に用いられる。外陣(社寺の内陣の外側で、人々が拝礼する所)の格天井には、日本画の中村華厓作「四季花鳥図」がおさめられているというが見損なってしまった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250秒 35mm ISO1000 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.宝生殿の中​​
「南無薬師瑠璃如来 山頂の薬師本堂にお参りに行かれない方はこの場から遥拝してください」というようなことが書かれた札があった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​125秒 35mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.カエデの紅葉​​​​
油山寺の紅葉もまだ少し早かったと思うが、駐車所へ戻る途中、こんなところもあった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​125秒 50mm ISO3200 ​) 露出補正​ ​なし
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40.十月桜
ツアコンさんが言っていたが、駐車場の前に小さな桜の花が咲き残っていた。この桜はジュウガツザクラのようだ。ジュウガツザクラは保土ヶ谷の法性寺にも咲くが、10月頃から咲き始め、翌春にも咲いて、年2回花を咲かせるという。春に咲いたジュウガツザクラは見たことがないままでいる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.6 1/​320秒 120mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。


2012年5月 2日

川根温泉と大井川鉄道 4月17日~18日 1/5 新東名と蓬莱橋


 4月17日、18日と友人夫妻の企画で、静岡県は川根温泉へ、1泊2日の旅をした。ちょうどこの14日に開通したばかりの新東名を走る機会ができた。往路は御殿場JCTから新東名に入り、駿河湾沼津SA、静岡SAに寄り、島田金谷まで行った。大井川沿いに島田市へ入り、第一の目的地である蓬莱橋に着いたのは、午前11時少し前だった。約30分かけ、蓬莱橋を歩いて大井川の対岸まで往復した。お茶で有名な牧之原の高台にあったそば処で昼食にしたあと、大井神社のお参りして、お茶の郷によって、ごご3時過ぎに川根温泉に着いた。
 翌18日は、大井川鉄道に沿って、千頭へ行く。千頭の道の駅に車を置かせてもらって、タクシーで大井川鉄道の南アルプスあぷとラインの終点井川の一つ手前の閑蔵まで行った。そこから、トロッコ列車、つまり、南アルプスあぷとラインの乗客となり、千頭へ戻ってきた。千頭駅ではちょうど、SL急行「かわね路」が出発するところだった。我々は、千頭の道の駅に置いたマイカーに乗り、静岡SAスマートICから、新東名にのった。清水SAに寄り、御殿場のプレミアム・アウトレットの回転ずしで夕食にして、よる7時、横浜に無事帰り着いた。

1.新東名高速道路 御殿場JCT.
横浜・町田から東名高速に乗り、御殿場ICを過ぎたところに新東名への分岐があった。新東名は東名より山側を走るが、一旦左に分岐する。2012年4月14日に開通したのは、御殿場JCT~三ヶ日JCT間の約162㎞だ。2014年度には浜松いなさJCT~豊田東JCTの約53㎞が開通し、最終的には、2020年度の伊勢原北IC~御殿場JCT間の開通で、海老名南JCT~豊田東JCT間の全長254㎞の高速道路になる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
新東名高速道路 御殿場JCT;クリックすると大きな写真になります
2.駿河湾沼津サービス・エリア
御殿場から新東名に入り、最初のサービス・エリアが駿河湾沼津だった。4月14日、つまり4日前に開通したばかりで、9時少し過ぎたばかりというのに、沢山の車が入っていた。観光バスも停まっていて、どうやら新東名を走って、SAに寄ることが目的のようだ。NEXCO中日本のホーム・ページによると、中央エントランス・ホールは波のゆらぎをイメージし、曲線で柔らかく空間を包みこむ天井に間接照明を採用・・・とある。この写真の左手に見える壁というか窓というか鏡のように映す大きな平面があった。鏡に映った自分を撮ることができる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 +0.7段
駿河湾沼津サービス・エリア;クリックすると大きな写真になります
3.茶畑と駿河湾
手前に茶畑が見え、沼津市の西側の先には駿河湾が見え、その向こうは伊豆半島だ。岬のように見えるのは大瀬崎あたりだろうか?NEXCO中日本のホーム・ページには、レストランの海側テラス席では駿河湾を一望でき、誰にも邪魔されることなく、新東名で唯一のオーシャン・ビューを楽しむことができるとある。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
茶畑と駿河湾;クリックすると大きな写真になります
4.新東名 富士宮トンネル
新東名はトンネルが多い。そのトンネルの入り口(開口部)が斜めに切られている。そうすることで、開口部が広く見え、実際にスピードを落とすドライバーが減って、渋滞を防ぐ効果が期待できるという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
新東名 富士宮トンネル;クリックすると大きな写真になります
5.静岡サービス・エリア
次のSAは静岡SAだった。ここは駿河湾沼津SAよりもすいていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
静岡サービス・エリア;クリックすると大きな写真になります
6.静岡サービス・エリアの内側
今までのSAには見られなかった佇まいをしている。建物内の装飾デザインはイメージカラーに薄紅色をアクセントに使い、床は施設内部へといざなうパターンが採用されているのだという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
静岡サービス・エリアの内側;クリックすると大きな写真になります
7.茶畑
静岡SAの裏側に回ってみた。茶畑が美しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 25mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
茶畑;クリックすると大きな写真になります
8.蓬莱橋 渡り口
新東名を島田金谷で降り、旧国道1号線の鉄橋を渡って、西へ進むと蓬莱橋があった。この蓬莱橋の渡り口は、大井側の左岸にある。蓬莱橋は木造橋(歩行者と自転車の専用橋)である。全長は897.422m(巾2.7m)。法律上は農道に分類され、島田市役所農林課の所掌であるそうだ。蓬莱橋の完成は明治12年(1879年)1月13日。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 40mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋 渡り口;クリックすると大きな写真になります
9.蓬莱橋から島田大橋を望む
通行料金100円を支払い、橋を渡り始める。欄干が低いので渡り始めてしばらくは不安定な感じだったが、次第に慣れた。この写真は、大井川下流を眺めたところ。手前の橋は島田大橋で、その向こうが谷口橋。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 45mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋から島田大橋を望む;クリックすると大きな写真になります
10.対岸から蓬莱橋を望む
10分少々歩いただろうか、対岸の右岸に着いた。法林寺の方に続く路がある。その途中から、今渡ってきた蓬莱橋を振り返った。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F8 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
対岸から蓬莱橋を望む;クリックすると大きな写真になります
11.蓬莱橋から上流を望む
奥がた2人は、日差しが強いと歩くのを嫌がり、左岸渡り口で待っているので引き返すことにする。この写真は蓬莱橋の上から上流の方を眺めた。右側が島田市の中心部になる。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F13 1/640秒 17mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋から上流を望む;クリックすると大きな写真になります
12.蓬莱橋のど真ん中
往路は気が付かなかったが、「ど真ん中」と書かれたところがあった。ここから振り返って、右岸の方を見ても橋は長い。全長897.4m、通行幅2.4mの蓬莱橋は、1997年12月に「世界一長い木造歩道橋」として英国ギネス社から認定されている。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F14 1/800秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋のど真ん中;クリックすると大きな写真になります
13.山肌に「茶」の剃り込み
上流を眺めると、「茶」という文字に刈り込まれた山が見えた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 30.5mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
山肌に「茶」の剃り込み;クリックすると大きな写真になります
14.大井川河原から蓬莱橋を仰ぎ見る
左岸の渡り口まで戻り、河原に降りて蓬莱橋を仰ぎ見る。観光バスで来られた方々だろうか、大勢の人たちが渡ってくる。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
大井川河原から蓬莱橋を仰ぎ見る;クリックすると大きな写真になります
15.大井川河川敷
河川敷にはいろいろな花が植えられていて、目を楽しませてくれる。何か蝶はいないかと目を凝らしたが、モンシロチョウ、ルリシジミくらいしか見当たらない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
大井川河川敷;クリックすると大きな写真になります
16.蓬莱橋 橋脚
河原から、橋脚をまっすぐ見た。蓬萊橋は度々崩落・流失の被害に遭っているという。直近では2011年(平成23年)9月4日から5日にかけて、台風12号の影響で橋脚3脚が流失し、通行不能となっている(平成に入って9度目)。加えて復旧が進まないうちに同月の台風15号の影響によってさらに橋脚が流出したそうだ。翌2012年3月に修理が完了し、3月31日に開通式が行われたという。 昭和40年(1965年)に途中橋脚のコンクリートパイル化されている。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋 橋脚;クリックすると大きな写真になります
17.蓬莱橋を下流側から仰ぎ見る
橋の下をくぐって、下流側へ移動し、蓬莱橋を仰ぎ見た。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋を下流側から仰ぎ見る;クリックすると大きな写真になります
18.下流の島田大橋と谷口橋
変わった装いの鳩がいた。鎌倉の八幡宮に白いハトがたくさんいたが、この鳩は普通の鳩と白い鳩の間に生まれたのだろうか。手前に見えるのが島田大橋で、その向こうが谷口橋だ。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 なし
下流の島田大橋と谷口橋;クリックすると大きな写真になります
19.蓬莱橋のたもと
橋脚を背に、置かれたベンチに腰掛け、御夫婦らしい方がお弁当を食べている。ちょうど旨い具合に日影になっている。時間は正午になろうとしていた。向こうのベンチでは、リュックを枕に寝転がり、春の陽を満喫している人もいる。さて、我々も小腹がすいてきた。友人夫妻が調べて、予約してくれている「ゆくら」というそば処へ向かった。

Nikon D5000 SIGMA 17mm-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影  ( F11 1/500秒 55mm ISO400 ) 露出補正 なし
蓬莱橋のたもと;クリックすると大きな写真になります