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2024年2月 5日

横浜港大さん橋 プロジェクションマッピング 2023年12月20日 横浜市中区

先般、Kさんご夫妻とみなとみらいで忘年会をした折に、帰り道の新港中央広場で、「ヨルノヨ2023」というイルミネーションイベントが行われている「Yキューブ」という会場があった。後でネットで調べてみると、「ヨルノヨ2023」は11月27日から開催されているのを知った。会場はその「Yキューブ」だけではなく、山下公園や、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで行われている。大さん橋のプロジェクションマッピングを見てみたいと思い、12月20日に行ってみたのだ。
 午後5時から開始されるので、早めのバスで行くことにした。ところが乗ったバスが、いつも桜木町方面へ行くときに乗る101系統ではない32系統という日本大通り・神奈川県庁往きのバスが来たので、これは好都合と思い乗ったところ、その系統のバスは、保土ヶ谷駅東口に出て、住宅街のある久保町、岩井町などを回っていくルートだった。ひと山超えて、黄金町、阪東橋、横浜橋、曙町、長者町を経由し、関内駅へ出て、やっと終点の県庁前に着いたのは夕方5時少し前だった。50分もかかってしまった。おかげで見たことのない横浜を知ることが出来た。
 大さん橋まで歩き、国際客船ターミナルの屋上に上がった。一番先端の方にあるサーチライトが光るところを目当てに、良い場所を探したが、すでに写真を撮ろうと来ている人たちに占拠されてしまっていた。
 展望台になっている屋上を歩き回り、6時半過ぎまでプロジェクションマッピングのいくつかのパターンを撮った。国際客船ターミナルの屋上は「クジラの背」と言われている。その「クジラの背」に投影されるクジラが泳ぐ絵も見ることが出来た。

000_231220145 X700 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg
屋上展望台「クジラの背」のプロジェクションマッピング
 2023年12月20日 横浜市中区 横浜港大さん橋国際客船ターミナル

001_231220001 X900 県庁 RX10M4.jpg 1.日本大通りの神奈川県庁本庁舎
バスは終点の日本大通りの県庁前に停まった。途中では車内で立っている人も大勢いたが、最後に降りたのは私だけだった。時間は5時を10分ばかり過ぎたところだが、人通りがない。県庁はライトアップされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_231220003 X900 県庁 RX10M4.jpg 2.日本大通りと県庁
日本大通りを渡って、大さん橋の入口へ向かう。県庁を振り返ってみるとライトアップされていた。昼間はこの辺りも人通りは多いが、閑散としていた。地上5階、地下1階の建物は1928年(昭和3年)に竣工している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_231220007 X900 大桟橋 RX10M4.jpg 3.大さん橋 国際客船ターミナル
完全に暗くならないうちに少し撮りたいと思い、まっすぐ国際客船ターミナルホール入り口の左側をその屋上に向かった。屋上の「クジラの背」に投影されるクジラが泳ぐ絵を見るのには一番良いのではないかと見当を付けていたサーチライトを目当てに進んだ。ところがすでに多くの人が陣取っていて、残念ながらわたくしが割り込む余地はなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/10秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
004_231220014 X900 大桟橋 RX10M4.jpg 4.大さん橋展望台から見るみなとみらいの夜景
ベストポジションに陣取ることが出来なかったので、どこで撮ろうかと「クジラの背」の場所探しをした。すっかり暗くなってしまった。西側には赤レンガ倉庫が見え、X'Mas マーケットの明かりが見える。その向こうには、見慣れた観覧車、そしてランドマークタワーをはじめ「みなとみらい21」のビル群が夜空をバックに聳える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/20秒 55mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_231220022 X900 大桟橋 RX10M4.jpg 5.プロジェクションマッピング -1
夕方の5時から始まっているプロジェクションマッピングの投影が鮮やかになってきた。「クジラの背」の上に上がってみると東側の海にはベイ・ブリッジが見えるが、背景としてはさびしい。一方、みなとみらい側はご覧の通り、明るく輝いている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/10秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_231220024 X900 ◎大桟橋 RX10M4.jpg 6.プロジェクションマッピング -2
そこで、みなとみらいの夜景を背景にして撮ることにした。左から、地上83mの20階に展望所がある神奈川県警である。少し空いてその右側は2020年に完成した地上32階の横浜市新市庁舎、その右に北仲地区に新たに開発された2020年に竣工した地上58階のザ・タワー横浜北仲、その右側がアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉である。中央のランドマークタワーの右側には、コスモ・クロックが見え、その後ろにみなとみらい東急スクエアのクィーンズ・タワー A.B.C が立ち並ぶ。そして、その右側にはパシフィコ横浜、インター・コンチネンタルホテルの夜景が広がる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/10秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_231220050 X900 〇大桟橋 RX10M4.jpg 7.プロジェクションマッピング -3
プロジェクションマッピングのパターンが変わった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/15秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
008_231220075 X900 〇大桟橋 RX10M4.jpg 8.プロジェクションマッピング -4
プロジェクションマッピングのパターンがまた変わった。他で見たプロジェクションマッピングは、建物の壁面に投影されるものがほとんどだと思う。「クジラの背」のように横に映し出されるのは初めて見た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/30秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
009_231220077m X900 ◎大桟橋 RX10M4.jpg 9.プロジェクションマッピング -5
「クジラの背」は平皿のようになっていて、その周りは観覧席のようになっている。平らになっている皿の底は歩くことが出来る。その観覧席の一番上からみなとみらいの広がりを背景にして撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/30秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
010_231220094 X900 ◎大桟橋 RX10M4.jpg 10.プロジェクションマッピング -5
水玉模様になった。いくつものパターンがあるようだ。「クジラの背」を泳ぐクジラの登場を待つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/15秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
011_231220129 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 11.プロジェクションマッピング -6
また、違うパターンの投影が始まった。人が多くなった。観覧席を歩く人も見られる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012_231220131 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 12.プロジェクションマッピング -7
コスモ・クロックのイルミネーションも美しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_231220136 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 13.プロジェクションマッピング -8
平皿の平らになったところに降りてくる人が出始めた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
014_231220137 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 14.プロジェクションマッピング -9
18時30分。寒くなってきた。あまり風が吹かないので凌げる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/80秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
015_231220143 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 15.プロジェクションマッピング -10
色鮮やかな、多彩なパターンのプロジェクションマッピングを満喫することが出来た。あとは、「クジラの背」を泳ぐクジラの投影が待ち遠しい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_231220152 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 16.「クジラの背」を泳ぐクジラ -1
一瞬、鮮やかな投影が消えたかと思ったら、今までプロジェクションマッピングが投影されていた一番奥の大さん橋ホールの出入り口(サーチライトの真下)あたりから、クジラが出てきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_231220156 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 17.「クジラの背」を泳ぐクジラ -2
このクジラは思ったより泳ぐのが早い。じっくり構図を考えて撮る余裕がなかった。アッという間に「象の鼻パーク」の方へ泳いで行ってしまった。子供たちが「クジラの背」のクジラに乗ってはしゃいでいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_231220162 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 18.ベイ・ブリッジ
赤レンガ倉庫の反対側の海にはベイ・ブリッジが架かっている。飛鳥Ⅱ(50,444トン)やクイーンエリザベス( 83,000トン)はこの橋の下をくぐれるが、ベイブリッジの海面からの高さは約55 mで、パナマックス(パナマ運河)を通航できる最大船型の最大高57.91 mを下回っており、くぐれなければ横浜港「大さん橋」を活用することが出来ない。クルーズ客船の誘致合戦で後れをとっており、外国船寄港数は九州地方の港を下回っているそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
019_231220172 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 19.氷川丸イルミネーション -1
そろそろ引き上げようと、ベイ・ブリッジを見ながら、大さん橋 国際客船ターミナルの左側を「象の鼻パーク」のほうへ歩く。係留された氷川丸と山下公園、そしてマリンタワーがライトアップされていた。氷川丸の船体の手前の海面が黄色く照らされていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/15秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
020_231220174 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 20.氷川丸イルミネーション -2
海面の色が鮮やかなブルーに変わった。どこからの光だろうと思ったら、氷川丸船体の横一線のイルミネーションの光が反映しているのだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/13秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
021_231220176 X900 ◎大桟橋 プロジェクションマッピング G7X.jpg 21.氷川丸イルミネーション -3
その次は美しいエメラルドグリーンに変わる。山下公園、マリンタワーもライトアップされていて、そこも「ヨルノヨ2023」の一角である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 22mm ISO3200 ) 露出補正 なし
022_231220097 X900 〇大桟橋 マリーンルージュ RX10M4.jpg 22.赤レンガ倉庫とみなとみらい夜景
大さん橋の対岸は赤レンガ倉庫だが、その手前の海には「マリーン・ルージュ」という横浜港のディナークルーズ船が入ってきた。赤レンガ倉庫を19:30に出航し2時間のクルージングだそうで、料理によって1人1.5万円前後のコースがあるようだ。これからお客さんを乗せて出航するのだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
023_231220108 X900 新港中央広場 Y-Cube RX10M4.jpg 23.新港中央広場 Yキューブ
帰りは、「象の鼻パーク」から新港中央公園を通り、汽車道を桜木町駅を目指して歩いた。11月30日にKさんご夫妻とハンマーヘッドで忘年会をしたが、そのときにも見た「Yキューブ」が輝いていた。「Yキューブ」は来場者の動きに呼応する、100mを超える国内最大級のインタラクティブ・プロジェクションマッピングだそうで、高さ14mの巨大なキューブを中心に、自分も演出の一部となってデジタルアートを体感できるという触れ込みだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/40秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
024_231220120 X900 ◎汽車道 RX10M4.jpg 24.汽車道の鉄橋
汽車道を、これから「ヨルノヨ2023」あるいは赤レンガ倉庫のX'Masマーケットを観に行くのか、勤め帰りと思われる大勢の若い人たちが歩いてくる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/25秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
025_231220125 X900 ◎汽車道 ロープウェイ RX10M4.jpg 25.YOKOHAMA AIR CABIN
汽車道を歩きながら左上を見ると、運河の上をロープウェイの箱が連なって進んでいた。汽車道に沿って桜木町駅 ~運河パーク駅間635mを片道約5分で結ぶ料金は片道1,000円だそうだ。これは交通機関ではなく、アトラクションである。上から見る夜景はきれいであろうと思う。まだ乗ったことはないが、一度は乗ってみたい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/40秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし

2017年11月 5日

馬車道150年 11月1日

台風22号もようやくいなくなり、久しぶりに青空が戻ってきた。21号、22号と各地に大雨による被害をもたらし、被災されたかたがたにはお気の毒に思う。
  横浜で何かイベントはないかなと思っていたところ、「馬車道150年記念」を知った。横浜の馬車道はみなとみらいの萬國橋から、関内の吉田橋までの道のことで、150年前に、開港場横浜の交通の軸線として設置され、乗り合い馬車が行き交ったという。通りには銀行や商店が立ち並び、ガス灯、街路樹など西洋文化を取り入れた街に育っていったそうだ。天気も良いので、150年記念の馬車道を歩いて見ようと思い立った。
  桜木町から汽車道を歩いて萬國橋に行く。萬國橋を渡って、関内駅方面へ続くまっすぐな1km弱の道が馬車道だ。10月31日から11月3日まで「馬車道まつり」が行われている。3日(祝日)には「馬車・人力車試乗会」があり、馬車道通りに鹿鳴館時代の淑女の衣装を身につけたモデルが登場し、文明開化の雰囲気を再現するという。
 道筋にはワゴンセールの店などが出されているが、平日の、それも午前中ということで、それほどに賑やかではなく、あっという間に吉田橋についてしまった。
 しばらく行ってなかった伊勢佐木町を途中まで歩く。「有隣堂」が懐かしく、まだそこで頑張っている。
 2014年11月のクラス会で、中学時代の友人が入選したと知らせてくれた横浜美術協会主催の「ハマ展」が、今年も開催されていた。チョウが描かれた作品が見たくて、桜木町からバスに乗って紅葉坂で降り、会場の横浜市民ギャラリーに寄ってきた。

1.港一号橋梁
桜木町の駅前広場を日本丸が係留されているところへ渡り、汽車道を歩く。汽車道は鉄道廃線跡を利用して1997年に開通したプロムナードである。汽車道には三つの橋梁が架かっているが、これらもそれぞれ横浜市の歴史的建造物に認定された貴重なものだ。最も桜木町駅寄りのこの橋梁を「港一号橋梁」という。次の「港二号橋梁」とともに、どちらも1907年(明治40年)に臨港鉄道用に敷設されたものだそうだ。鉄道院の設計、アメリカン・ブリッジ・カンパニー社によって建造された代表的な米国式トラス橋で、それまでの英国式トラス橋に代わるものであったという。新港地区寄りの「港三号橋梁」はそもそもは夕張川橋梁であったものが後に大岡川橋梁の一部として使われ、現在汽車道の一部として移設されたものだという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.汽車道から見る 観覧車、グランド インターコンチネンタル ホテル
気持ちの良い日だった。整備されている汽車道をのんびりと歩く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.汽車道の名残り
汽車道は細長い人工島と橋梁とを組み合わせて整備されたもので、そもそもはかつての新港埠頭の物資輸送に使われた臨港鉄道の遺構を保存・利用したものだ。汽車道の路面にはそのレール跡が残されている。1989年(平成元年)に開催された横浜博覧会の際にはこの路線跡を利用して桜木町から山下公園まで汽車が走ったという。​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 21mm ISO125 )露出補正 なし
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4.萬國橋
汽車道が横浜国際船員センターの建物に近くなると右手に 萬國橋 が見えてきた。川面に練習をするボートが見える。橋の向こうにはクイーン(横浜税関)の搭も見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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5.萬國橋の上から
萬國橋を渡りながら、今通ってきた汽車道の方を眺めると、ランドマークタワーが水面に映ってきれいだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 15mm ISO125 )露出補正 なし
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6.萬國橋のたもと
萬國橋を渡り切って振り返る。現在の橋は1940年(昭和15年)に完成した二代目だそうだ。ここを背に関内の吉田橋へと馬車道は始まる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 32mm ISO125 )露出補正 なし
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7.海岸通り4丁目交差点
海岸通り4丁目交差点の交差点に立つと、右側に 横浜第二合同庁舎が見えた。元は1926年(大正15年)に再建された横浜生糸検査所だそうだ。1990年(平成2年)に横浜市認定歴史的建造物として認定されている。キング(神奈川県庁本庁舎)にも似ている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )露出補正 なし
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8.道路に埋め込まれたタイル
海岸通り4丁目を左に行ったところに日本郵船歴史博物館がある。ここは館内撮影禁止であった。歩道には横浜らしい図柄のタイルが埋め込まれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )露出補正 なし
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9.旧富士銀行横浜支店
馬車道の海岸通り4丁目交差点を渡ると左側に東京藝術大学と銘がある建物があった。この建物は旧富士銀行横浜支店だ。2002年に横浜市が建物を取得、2003年度には、横浜市認定歴史的建造物に認定された。2005年より、東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎として利用されているのだ。1929年に竣工、1954年に改築された重厚な建物である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.神奈川県立歴史博物館
馬車道を館内に向かって歩いていくと、次の南仲通との交差点の右角に神奈川県立歴史博物館が見えた。ここは以前に見学したことがある。この建物は横浜正金銀行本店として1900年(明治33年)に着工し、1904年(明治37年)に完成した。1923年(大正12年)9月1日の関東大震災の火災により建物のドームが焼失している。wikipediaによると昭和22年には、横浜正金銀行を引き継いだ東京銀行が発足し、東京銀行横浜支店として使用された。1964年(昭和39年)に神奈川県が建物を買い取り、建物の増築・改修工事を行い、関東大震災で焼失したドーム屋根の復元を行った。1967年(昭和42年)3月20日に神奈川県立博物館として開館した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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11.JRAも出店
角に県立歴史博物館がある交差点から先が馬車道の商店街である。2016年(平成28年)5月30日(月)から2018年(平成30年)4月下旬までの約2年間、改修工事のため全館休館になっている県立歴史博物館の石垣の脇に横浜の根岸にあるJRAの「馬の博物館」の展示が出されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/1250秒 14mm ISO125 )露出補正 なし
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12.馬車道まつり
10月31日から11月3日までは馬車道商店街による馬車道まつりが開催されていて、太田町の通りを過ぎると馬車道の両側はワゴンセールの出店が並ぶ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
13.JAZZ on 馬車道ストリート
関内ホールの前の広場には「JAZZ on 馬車道ストリート」のステージがあって、この時間は神奈川大学JAZZ研究会の演奏が行われていた。この時、キーボードを演奏していたのはどうやら通りがかりのお客さんだったようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 30mm ISO125 )露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
14.ベイスターズ頑張れ
折から野球の日本シリーズが行われ、10月31日からここ横浜スタジアムで3連戦だ。この時点でベースターズは0勝3敗で崖っぷちである。横浜みやげの菓子を製造・販売している「ありあけ」という会社が、"日本一応援"とワゴンを出して、「ありかけ横浜ハーバー」を売っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.吉田橋
関内のJR京浜東北線ガードをくぐった。その前に、下を通る高速道路の上に架けられた 吉田橋があった。1859年(安政6年)の横浜港開港の頃に仮橋が入江に架けられた。そして、1869年に架けられた2代目の橋は、日本初の無橋脚鉄製トラス橋で日本で2番目の鉄製の橋梁として知られるという。現在の橋は1978年に完成した5代目だそうだ。ここで萬國橋から続く馬車道は終わる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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16.伊勢佐木町
馬車道を背に吉田橋を渡ると伊勢佐木町の商店街だ。来年1月には青江三奈の「伊勢佐木町ブルース」の発売30年を迎えるという。伊勢佐木町商店街は、開港以来、港に続く散歩道として愛されていて、創業明治・大正の老舗が建ち並ぶ。ひところに比べて寂れた感じがしていたが、行ってみるとなかなか賑やかである。中国語の会話が聞こえる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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17.有隣堂本店
神奈川県、東京都、千葉県と約45店舗と多くの店を展開する書籍、文房具を扱う有隣堂は、ここが本店である。1894年(明治27年)頃 、 大野貞造が有隣堂を横浜市吉田町に開業し、1909年(明治42年) に 松信大助(大野の実弟)がのれんわけされて伊勢佐木町に第四有隣堂を開店したそうだ。戦災に遭い、戦後、土地は米軍による接収を受け、伊勢佐木町に復帰したのは昭和31年だそうで、ここにこのビルが建設された。その頃私は中学生だったが、伊勢佐木町へきて、有隣堂に寄るのが楽しみだった。懐かしい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 )露出補正 なし
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18.旧横浜松坂屋西館
昭和6年(1931年)に竣工した地上7階地下1階の鉄筋コンクリート造の旧横浜松坂屋西館。横浜松坂屋は2008年10月26日に営業を終了した。144年間、野澤屋の頃から、伊勢佐木町、そして横浜の発展を見守り続けてきた老舗は、25年間連続赤字という業績不振から抜け出すことができずに、ついに終止符を打った。横浜松坂屋西館は、本館とともに1945年(昭和20年)5月29日の空襲の際にも焼失を免れた。平成16年(2004)に「歴史を生かしたまちづくり要綱」に基づいて、「横浜歴史的建造物」に認定されている。現在はJRAエクセル伊勢佐木場外勝馬投票券発売所が入っている。平成12年(2000)に西館をJRAに貸して、有料会員制の場外馬券場に変わって以来、その賃料収入で経常黒字は達成していた。一方、横浜松坂屋本館の跡地には「カトレヤプラザ伊勢佐木」が、松坂屋時代の建物の雰囲気の一部を再現した建物で2012年2月8日にオープンしている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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19.ハマ展
関内の駅前から横浜駅行きのバスに乗り、紅葉坂で下車した。文字通り坂を上って6~7分で「横浜市民ギャラリー」に到着した。目的は「ハマ展」鑑賞である。特に日本画にはチョウをテーマにした作品が多い。受付で展示作品撮影の許しを得た。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/1250秒 15mm ISO125 )露出補正 なし
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20.ハマ展展示風景
地階から3階までのフロアーが使われ、洋画、日本画、彫刻、写真の作品が並ぶ。「ハマ展」は横浜美術協会が創立された1919年に始まった「横浜美術展」が前身である。戦争で中断したが1946年に再開して今回第73回を迎える。横浜ゆかりの芸術家たちが出品した歴史ある公募展であるとのこと。(カナロコによる)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1000秒 13mm ISO500 )露出補正 なし
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21.「小さい卵から私は生まれました」 井上寛子氏の作品
洋画である。オナガアゲハの♀と思われる黒いチョウを中心に白、黄色のチョウが描かれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO1250 )露出補正 なし
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22.「貨物駅跡」 寺西孝雄氏の作品
日本画である。私の好きな絵だった。会員推挙 協会賞を受けられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 27mm ISO1600 )露出補正 なし
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23.「一隅」 竹内直昭氏の作品
これは写真である。凝った構図の作品に仕上がっている。画と見紛うがアゲハチョウを見ると確かに写真のようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 21mm ISO2500 )露出補正 なし
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24.「朝焼け」 加藤正一氏の作品
これは日本画である。描かれているのはクロアゲハの♀だろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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25.「朝焼け」部分
前翅の中室、基部から外縁にかけて灰白色の模様、腹部の縞、そして羽化まもないチョウに見られる外縁の白い縁などとてもリアルに描かれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
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26.「ネパールの女(ひと)」 倉賀野廣氏の作品
地階には彫刻も展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
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27.伊勢山皇大神宮
ハマ展の見学を終え、登ってきた道を紅葉坂へと下る途中の左に、大きな鳥居がある。以前にも来たことがあるが伊勢山皇大神宮という。七五三のお祝に来ている家族が目立つ。神奈川県宗社、また横浜ならびに横浜港の総鎮守とされ、「関東のお伊勢さま」「汽笛の聞こえるお伊勢さま」としても知られているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 22mm ISO160 )露出補正 なし
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2016年5月25日

ゴールデン・ウィークの横浜(2) 県庁公開 4月29日

ゴールデン・ウィークには神奈川県庁本庁舎が一般公開されているというので、日本丸の総帆展帆を見た後、回ってみることにした。
 赤レンガ倉庫辺りは思ったほど人出は多くない。この日は大桟橋には大型客船も入っていなかった。
 日本丸が係留されている一号ドッグから、汽車道を歩き、万国橋を渡った。日本郵船歴史博物館の前を通って海岸通りをしばらく歩き、いったん133号線に出て、日本大通りの方へ向かった。何回か行ったことがある開港記念会館を見て、神奈川県庁本庁舎の正面玄関に出た。
 神奈川県庁のホームページなどによれば、神奈川県庁本庁舎は、3代目庁舎が関東大震災で焼失後、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上5階、地下1階建、その中央部に塔を建て、全体で9階建として1928(昭和3)年に竣工した。1996年に登録有形文化財(建造物)に登録されている。洋風建築に和風の搭を載せた景観は、帝冠様式と称されている。帝冠様式は、一目で日本のものと判ることから、戦時下の満州や中国などで流行し、「軍服を着た建物」との異名があったそうだ。まさに「キングの塔」と呼ばれるに相応しい建物といえる。表面に溝を刻んだスクラッチタイルで独自の幾何学的な装飾模様が特色のライト様式(旧帝国ホテルなどを設計した近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの手による建築様式)の風格のある建物は、日本趣味と洋風建築が調和し、荘厳さを感じさせる。近代化産業遺産にも指定されている。
  まずは屋上へ上がってみようと思う。エレベータは列ができているので、古めかしい階段を上る。
 屋上からの眺めを楽しんだ後、再び古い階段を降りて行った。3階の知事室も公開されていて、写真も撮らせていただいた。

32.万国橋交差点から赤レンガ倉庫を見る
時刻は正午になろうとしている。ゴールデン・ウィークの初日、良い天気に恵まれ人々はのんびりと歩いている。ベイ・ブリッジも見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 56mm ISO200 ) 露出補正なし
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33.万国橋の上から
万国橋の上からランドマーク・タワーを振り返る。こんな日は遊覧船も気持ちが良いだろう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 30mm ISO200 ) 露出補正なし
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34.日本郵船歴史博物館
海岸通りに出ると日本郵船歴史博物館があった。1936年に竣工したギリシャ・コリント様式の建物だ。建物の中に入って見ると、多くの船の模型が展示されているようだったが、見学は割愛した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 40mm ISO200 ) 露出補正なし
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35.横浜市開港記念会館
通称ジャック。Studio YAMAKO では何回か記しているが、横浜三塔として、県庁をキング、横浜税関をクィーン、そして、この横浜市開港記念会館をジャックといい、永年横浜港のシンボルとして親しまれてきている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 23mm ISO200 ) 露出補正なし
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36.神奈川県庁本庁舎の階段と踊り場の絵画
県庁本庁舎の中に入った。玄関正面にある階段を上がって行く。ここは3階から4階に上がる階段、あるいは4階から5階に上がる階段だっただろうか、その踊り場に大きな絵画が飾られていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/125秒 18mm ISO3200 ) 露出補正なし
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37.「昇華」 加藤敏夫作
近くで見るとデフォルメはされているがオオムラサキが描かれている。ルリタテハらしき蝶もある。この画家は横浜市立老松中学校の画の先生をされていたようだという以外、詳しく知ることはできなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/25秒 112mm ISO3200 ) 露出補正なし
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38.屋上からの眺め
まず、屋上へ上がった。横浜港が眺められる。大桟橋には、この日は何も大型客船は停泊していない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 56mm ISO200 ) 露出補正なし
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39.横浜税関の塔
1923年(大正12年)の関東大震災で庁舎が倒壊焼失し、帝都復興事業の一環として1934年(昭和9年)に完成した横浜税関庁舎は緑青色のドームがシンボルで、「クイーンの塔」として親しまれている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5​.6​​​ 1​/1600秒​​​ ​140​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
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4​0.旧英国総領事館
屋上から日本大通りの向こう側の緑の中に​​​旧英国総領事館の屋根が見えた。この角度から見たのは初めてで、新鮮だった。昭和6年に建てられた建物で、昭和56年からは横浜開港資料館(旧館)として再利用されている。平成19年(2007)、経済産業省「近代化産業遺産」に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5​.6​​​ 1​/1000秒​​​ ​140​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
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41.​​テラコッタ
かつて県庁本庁舎の軒先を飾った荒い縦溝でデザインされた外装用の粘土を焼いて作ったテラコッタの装飾が屋上に保存展示されていた。1963(昭和38年)に取り外してここに復元したものだそうだ。現在、かつてテラコッタのあった部位は銅板で覆われているが、一部にテラコッタが使われた部位もあり、キングの塔の厳しい印象を造り上げているひとつの要素と言える。テラコッタとは、イタリア語で「テラ=土」+「コッタ=焼く」という意味を持ち、片手では持てない大きさの外装用の焼き物の総称で、彩色されたものもあるという。昨年、バリ島へ行った時、ウブドで「テラコッタ」というレストランに立ち寄ったのを思い出した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​7.1​​​​​​​ 1​/250秒​​​ ​26​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.屋上より横浜港と大桟橋を望む
鯉のぼりが泳ぐ空は空気が澄んでいた。横浜港と大桟橋がはっきり見える。大桟橋に大型客船が停泊していたらいいのになと思った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​11​​​​​​​ 1​/500秒​​​ ​18​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.古めかしい階段
この建物の階段はさすがに古めかしかった。この写真では良く判らないが、階段の手すりには宝相華(極楽に咲く花)のモチーフがあしらわれた装飾がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​3.5 1​/125秒​​​ ​18​​​​​​​mm ISO3200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.知事室、知事応接室の入り口
3階にある知事の執務室と応接室も公開されていた。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/30秒 19mm ISO400 ) 露出補正 なし
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45.知事執務室
もちろん部屋の中には入れないが入口より見せていただいている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​3.8 1​/250秒​​​ ​24​​​​​​​mm ISO1100 ) 露出補正なし
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46.知事応接室
にこやかに手を掲げた黒岩知事の写真がデスクに座っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​3.8 1​/250秒​​​ ​24​​​​​​​mm ISO1250 ) 露出補正なし
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47.旧英国総領事館 -1
知事室、知事応接室を見たあと、県庁本庁舎を退出した。通りを反対側に渡って、屋上から眺めていた建物へ行ってみた。旧英国総領事館で現在は横浜開港資料館として使用されている。そういえば、以前にも立ち寄った記憶がある。(再掲)昭和6年(1931年)に英国総領事館として建てられ、昭和56年(1981年)から横浜開港記念館として使用されている。英国工務局による設計でイギリスの18世紀ジョージアン・スタイルの都市邸宅を思わせるデザインであるという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​10 1​/400秒​​​ ​32​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
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48.旧英国総領事館 -2
建物には蔦が絡まり、シャクナゲ?の花が咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1​/320秒​​​ ​18​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.横浜公園-1
日本大通りの正面に小さな公園がある。公園は外国人居留地と日本人市街地を隔てる防火道路(日本大通り)と一体的に計画されたという。西洋シャクナゲが咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1​/250秒​​​ ​95​​​​​​​mm ISO320 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.横浜公園 -2
横浜公園には日本庭園もあって池もある。その池の石の上で亀が日向ぼっこしていたが、良く見ると、奥に親亀、子亀が2匹、その背に孫亀、そして、手前に小さなひ孫亀を思わせるいろいろな大きさの亀がいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1​/800秒​​​ ​140​​​​​​​mm ISO320 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。


2011年12月12日

横浜関内界隈散策 11月26日

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 久しぶりに横浜を歩いてみたくなった。快晴とは行かないが、天気は良い。しかしながら、さすがに寒くなってきた。自宅の最寄り駅は相鉄線の星川である。この付近は朝のラッシュ時には、踏切がなかなか開かず、車が渋滞するが、それを解消するための立体交差化が進められ、駅も階上に上がる。
 横浜駅までは乗ってしまえば5分で着く。この日は横浜からJRの京浜東北線に乗って関内で下りた。南口を出て、伊勢佐木町方面へ向かうと、「横浜大通り公園ふれあいバザール」という、いわばフリーマーケットがあり、衣類が多いが、なかには「肥後守」やソムリエナイフなどを1,000円~3,000円の手ごろな値段で売る店もあった。
 そのあと伊勢佐木町を少しだけ歩き、今度はJRの高架線の反対側へ行き、銀座に本店がある「磯むら」という串揚げ屋さんで昼食にした。横浜公園から日本大通りを山下公園まで歩き、色づいた銀杏を眺めた。

1.相鉄線星川駅
相模鉄道本線(星川駅~天王町駅)連続立体交差事業は、星川駅と天王町駅を含めた約1,800mを高架化し、交通の円滑化による都市機能の充実を主な目的とする横浜市の都市計画事業であり、相模鉄道がその工事を実施している。保土ケ谷区の中心部である「星川・天王町駅周辺地区」は、保土ケ谷区総合庁舎や横浜ビジネスパークをはじめ多様な業務施設が集積している。平成14年9月の事業認可(都市計画)取得後、来年度(平成24年度)の完成を目標に進めていたが、このたび、踏切や駅の安全対策、工事中の環境対策等の追加工事が必要になったこと、さらに、用地取得の遅れを理由に、完成目標を平成30年度(6年間の延長)に変更することになったという。駅の工事もだいぶ進んできたように思うのだが、まだ時間がかかりそうだ。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 10.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
相鉄線星川駅;クリックすると大きな写真になります
2.伊勢佐木町通り
しばらく伊勢佐木町には来ていなかった。かっては横浜きっての商業地域だったが、今や、元町や「みなとみらい」地区に圧倒されている。伊勢佐木町の老舗である有隣堂書店は健在だが、その前にあった松屋は閉じてしまっていた。まだ、昼前の時間であり、人通りはそれほど多くはない。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/500秒 12.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
伊勢佐木町通り;クリックすると大きな写真になります
3.横浜公園
中学生のころ、公園内にあった「フライヤージム」と呼ばれた体育館で卓球の試合をしたのを思い出す。いや、試合をしたのではなく、見に行っただけだったかもしれない。忘れてしまった。横浜公園の敷地内に横浜ベイスターズが本拠地としている横浜スタジアムがある。面積は約63,800m²。 横浜公園誕生のきっかけは、1866年(慶応2年)に横浜を襲った大火と言われる。大火で全焼した旧太田屋新田の港崎(みよざき)遊郭の跡地に外国人と日本人の双方が利用できる公園として設置された。公園は外国人居留地と日本人市街地を隔てる防火道路(日本大通り)と一体的に計画された。この写真で噴水の向こうに見えるのが日本大通りである。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/500秒 12.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
横浜公園;クリックすると大きな写真になります
4.神奈川県庁
横浜公園から山下公園に向かって日本大通りを歩く。日本大通りに面して左側に神奈川県庁の建物がある。関東大震災で焼失した旧県庁舎は、1928年(昭和3年)に再建された。その塔屋は横浜三塔の「キングの塔」として親しまれ、歴史的建造物として、1996年に登録有形文化財(建造物)に登録されたとのこと。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
神奈川県庁;クリックすると大きな写真になります
5.結婚
日本大通りをはさんで県庁の筋向いにある教会、あるいはホテルの式場で結婚式をあげたのだろうか、いや、これから式場へ向かうのだろうか、新しいカップルが真っ白なロールスロイスに乗り、パレードを始めようとしていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/125秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
結婚;クリックすると大きな写真になります
6.クイーン
県庁の建物の脇から、横浜税関の建物のドームがが見えた。横浜税関は1934年(昭和9年)に竣工した緑青色のドームがシンボルで、「クイーンの塔」として親しまれている。神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに「横浜三塔」のひとつに数えられ、横浜市認定歴史的建造物として2001年度に認定されている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/500秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
クイーン;クリックすると大きな写真になります
7.旧英国総領事館
この建物は昭和6年(1931年)に英国総領事館として建てられ、昭和56年(1981年)から横浜開港記念館として使用されている。英国工務局による設計でイギリスの18世紀ジョージアン・スタイルの都市邸宅を思わせるデザインであるという。県庁の反対側の日本大通り沿いにあるが、今まで気がつかなかった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/60秒 7.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧英国総領事館;クリックすると大きな写真になります
8.開港広場
旧英国領事館=横浜開港記念館の中を通り抜けると、開港広場がある。開港広場では多くの方々が、色づいた銀杏と建物をスケッチをされていた。ここからは赤レンガ倉庫や大桟橋も近い。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 9.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
開港広場;クリックすると大きな写真になります
9.山下公園通りの銀杏
山下公園通りは開港広場から中村川にかかる山下橋までの銀杏並木の道で、「日本の道100選」に選ばれている。山下公園と平行に走るこの道に植わる銀杏は、ちょうど今が見ごろのようだった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/60秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
山下公園通りの銀杏;クリックすると大きな写真になります
10.アイスクリーム売り
山下公園通りをホテル・ニュー・グランドまで歩いてきた。ちょっと振り返ると、リヤカーを押してアイスクリームを売るおばさんが、信号を渡ろうとしていた。時間も午後3時を過ぎていて、今日はちょっと肌寒い。商売になるのか心配だ。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
アイスクリーム売り;クリックすると大きな写真になります
11.おなじみ氷川丸
マリンタワーの少し手前から、山下公園通り、山下公園越しに氷川丸を眺めた。毎度おなじみの氷川丸だが、この位置から見ると、いつも少し違って見える。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/160秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
おなじみ氷川丸;クリックすると大きな写真になります