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Atelierで“枕木”が含まれるブログ記事

2016年1月15日

隠居のDIY:作業納屋の改造

10年前に、庭の改造に合わせて部分的に自分で作った納屋兼作業場は、最近になって雨もりがひどくなった。隣家との境界に、コンパネを使ったことで10年も経つと腐食してきたのだ。作業をあまりしなくなったこともあり、道具類が錆びついてきた。作った当初は、木製は格好がいいが、時間が経つとよほどメインテナンスをしてないかぎり、屋外で使うものは腐ってくる。
 プロの製作である枕木ライクの柱をあしらった垣根の支柱も土と接触する根元の部分が腐ってきた。支柱の上に、手作りのブリキのキャップを被せることや根元をモルタルで補強するなどしてきたが、グラグラしてきたので、家内の発案で、アルミ製支柱の金網に取り替えた。趣はなんとなく味気ないが、今後を考えるとやむを得ないのかもしれない。垣根に絡んでいたモッコウバラも短く切ったので、今年の5月の花は期待できない。

今回は、納屋兼作業場の壁や扉は、プロにお願いした。隣家との境界の壁は、グレーのポリカーボネートが嵌めこまれた。ドアも、枠はアルミでカーボネートが嵌めこまれた既成品である。もともとアルミの柱が垂直でなく、自分で作った木製のドアを付けるときには随分苦労したのだが、プロはまず柱を垂直に補正してからつけたので、既成品で全然問題がない。鍵も付いている。

場所はできた。問題は、10年の間に貯めこんできた道具類の整理である。家内は整理大好きである。この機会を手ぐすね引いて待っていた。家内の希望を叶えて、思い出だけが残るが、今後は使いそうもないものはできるだけ捨てた。が、DIYに熱中していた頃の道具類はなかなか捨てがたい。
 それでも、収納名人を自称している家内のアドバイスに従って、道具類を収納する棚は金属製で最小限にとどめた。収納する場所があるほど、ものが増えるらしい。ただ、ドライバーやペンチ・ノミ、ノコギリ・金槌などは、すぐに使えるように収納棚を、端材でこしらえた。久しぶりの DIY である。
 今までに作った作品のメインテナンスも増えているので、このような作業場ができたのは嬉しいことだ。久しぶりに、下手な木工も始めようかなとも思っている。

垣根・納屋兼作業場所の改造など

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
殺風景な金網となった。
2016/1/13 撮影
SONY DSC-W300 7.8mm
前の金網に絡んでいたモッコウバラは根元近くで切られた。
2016/1/15 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
改造後の納屋。隣家との境は、グレーのポリカーボネートである。
2016/1/9 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
改造後の納屋。木製だったドアもアルミとポリカーボネート製の既成品となった。
2016/1/13 撮影
SONY DSC-W300 7.6mm
;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
納屋内部。手前には金属製の棚を置いている。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
納屋内部。奥の方にかろうじて作業場所が確保できた。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
端材で作成した小物収納棚。1x4 の板の真ん中に電鋸とドリルで穴を開けた。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
端材で作成したノミ収納ボックス。たいしたノミはないが。
2016/1/15 撮影
NIKON COOPIX P610 4.3mm
 

2015年7月28日

隠居のドライブ:Hütte Hachiから山陰海岸へ(2)

孫たちとの山小屋 Hütte Hachi への一泊旅行の2日目は、連休明けの平日である。2日目は、2010年に建て替えられたJR山陰本線の餘部鉄橋に行き、旧の鉄橋跡が公園になっている「空の駅」で、走ってくる列車をみることが第一の目的である。中学2年になった長男は、私のお古のカメラで撮り鉄をしたいらしい。

その後、どこかで昼食をとり、昨年長男家族と楽しんだ竹野スノーケルセンターで海水浴を楽しんだ後、城崎温泉の外湯で潮を流して帰路につく予定である。

Hütte Hachi を8時に出発し、国道9号線から県道4号線を辿って、香住町に向かうと鳥取豊岡宮津自動車道の一環として最近開通した香住余部道路(国道178号線の一部)で余部に向かう。ちょっと前までは、海岸線の曲がりくねった道路を走らねばならなかった。お陰で、途中で一番下の3歳の孫の車酔いで20分ほど休憩をしたものの、1時間20分ほどで到着した。

ドライブレコーダーの記録:香住余部道路

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
香住市街に入ると県道4号線から香住余部道路への標識がある。 分岐点を右に。左に行くと豊岡市街へつながっている。 道路はほとんどトンネルである。海岸線を走れば景色が良いが。 まだバイパス化していない178号線を進むと、余部鉄橋が見えてくる。鉄橋の下に、「道の駅あまるべ」がある。

道の駅あまるべの駐車場に車を駐めて、旧鉄橋の鉄骨などのモニュメントがある場所から現在の駅まで坂道の歩道があり、これを5~6分ほど上っていく。「空の駅」は、そのすぐ横に造られている。地上から40mとある。

現在の駅は、無人駅だからプラットフォームや待合室に自由に出入りできる。プラットフォームに、この駅から乗車してUターンしてくることができる時間表が展示されている。もともと香住駅に車を置いて余部まで列車で往復できないかと考えていたこともあって、50分ほど待たねばならないが、豊岡方面への次の駅鎧駅へ列車で往復することにした。何しろ、1時間に一本も列車が停まらない。

JR山陰本線余部と鎧駅を往復する

;クリックすると大きな写真になります。 山陰本線餘部鉄橋
2015/7/21
現在のコンクリート造りの鉄橋に沿って、昔の鉄橋が一部残してある。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
プログラムオート 1/200s f7.1 ISO100
露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 旧餘部鉄橋跡
2015/7/21
枕木や線路を歩いて、鉄橋に出られる。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS
53.0mm (35mm換算:79mm)
プログラムオート 1/200s f8.0 ISO100
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 餘部鉄橋を列車で往復プするプランが掲示されている。
2015/7/21
隣の鎧駅までは3分ほどだ。16分待って、下り列車で帰ってくる。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS
51.0mm (35mm換算:76mm)
プログラムオート 1/320s f9.0 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 乗車する列車は城崎温泉行きだ。
2015/7/21
無人駅での乗車は乗車位置が決まっている。乗車して整理券をとる。運賃は片道140円。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS
93.0mm (35mm換算:139mm)
プログラムオート 1/200s f7.1 ISO100
露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 ワンマンカー車内風景。
2015/7/21
鎧駅との間は、短いトンネルを一つ越えるだけ。平日とあってガラガラである。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
プログラムオート 1/60s f3.5 ISO1600
露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。
鎧港風景。
2015/7/21
なかなかの絶景である。夏の日本海は波が穏やかなときが多い。

SONY NEX-7+E 3.5-6.3/18-200mm OSS
18.0mm (35mm換算:27mm)
プログラムオート 1/160s f6.3 ISO100
露出補正 -0.7

道の駅あまるべから竹野スノーケルセンターまでは、香住余部道路を引っ返し、香住市街から海岸線へ出て、曲がりくねった道を走る。昼食は、子供3人もいると我々の好みというわけにはいかず、県道4号線沿いの「王将」ですました。そこから40分ほど走るとスノーケルセンターに着く。スノーケルセンターへの入り口で、切浜海水浴場への道と間違えた。

スノーケルセンターの駐車場は無料だが、あまり駐めるところはない。ただ、平日だったので、なんとか駐めるスペースがあった。浅い岩場で海水浴をしているのは、家族連れが数組である。時々日がさすくらいだったので、足を海水につけているだけで暑くはない。一番下の孫は疲れたのか、車の中で寝ていたが、上の二人は父親と魚が泳ぐのが見えるとずっと海に入っていた。

1時間半近く竹野の海岸で過ごした後、県道9号線の曲がりくねった峠道で城崎温泉に向かった。昨年も駐めた城崎ロープウエイ下の駐車場に車を置いて、外湯の一つである御所の湯で潮を流して、帰路についった。

JR山陰本線余部から竹野スノーケルセンター・城崎温泉へ

;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。 ;クリックすると大きな写真になります。
県道4号線から県道11号線を走る。竹野市に入ると左手に切浜海水浴場が見えてくる。この道路沿いには、いたるところに海水浴場がある。 竹野スノーケルセンターへの入り口は、奥の分岐点を左に。手前を入ると切浜海水浴場へ行ってしまう。 竹野スノーケルセンター前の海。センターにはシャワーなどがある。カヤックの講習などもしている。 城崎温泉のロープウエイ下駐車場。スノーケルセンターからは県道9号線を走る。曲がりくねった山道である。
市営駐車場より高いようだが、いつも空いている。


2013年3月14日

隠居のDIY:久しぶりの庭仕事


 ようやく庭に出て作業をしても寒くないようになったので、庭の造作の修理をすることにした。 2003年に改造した庭は、家内の希望で枕木様の木柱を立てるなど、当初はおしゃれだったが10年経つと、腐り始めた。ウッドデッキに使っている、防腐剤がよく染み込んだ本物の枕木はまだまだ大丈夫そうだが、飾り用に使った高さ1mほどの枕木様立柱は、地面と接触する部分が腐ってグラグラしだした。

 修理は、腐ってきている部分で折って根本から切り離して、もう少しは持つかもかも知れない長さに切り詰める。切り詰めた部分も腐っている部分があるので、これを余っていたコーキングで埋める。根本は掘り起こし、切り詰めて短くした立柱をコンクリートで固めて再度立てるだけである。

 これだけの作業であるが、歳をとっての腰をかがめる作業や力仕事は長時間できない。さすがプロがした仕事はしっかりしていて、穴掘りシャベルで根本を掘り起こす作業だけでも大変である。一日目の作業はこれだけ。2時間かかった。
 翌日、20X15cm角 立柱を切り詰めた。これくらい角材になると、家庭用の丸のこでは一気にきれない。中心の部分に刃が届かないので、のこぎりで手動で切ることになる。これに、また息が切れる。切断面の割れた部分にコーキングを埋めて、余っていた防腐塗料を塗った。2日目の作業はこれだけ。

 ホームセンターで、18kg のバラスと 10kg のインスタントセメントを買った。ついでに、モルタルを練るときに使うプラスティックの一番小さな舟も買った。改装してから古くなってきている庭の修理には、これからも役に立ちそうだ。
 バラスにインスタントセメントをすこし混ぜてねり、掘った穴に流し込んだ。その上に、30cm切り詰めた立柱を、練ったインスタントセメントを流しこんで固めた。まっすぐ立っているかを見るために、一応水平器は使った。このような腰をかがめてする作業が、腰には一番堪える。
 立柱自身が、もろくなっているのでいつまでもつかわからないが、まあ応急修理はできた。

腐って折れた根本;クリックすると大きな写真になります コーキングを埋めた立柱;クリックすると大きな写真になります 根本にコンクリートを流しこんだ;クリックすると大きな写真になります 完成;クリックすると大きな写真になります
立柱の下部が腐ってきたので、応急修理はしていた 立柱を切り詰め、割れている部分にはコーキングを埋めた 根本にコンクリートを流しこんだ 完成:元のトタンのキャップを乗せた。
 

2012年9月19日

隠居のDIY:廃プラ・リサイクル材を花壇の補修材として使う


 裏庭に花の苗を育てたり養生をするための畳半畳ほどの花壇を、7年以上も前にプロに作ってもらっていた。花壇の回りは枕木ライクの材木をを囲っただけのものである。3年ほどすると、この材木の一部が腐ってきて、材木の上に、薄いブリックを貼った
 だが、元々の枕木ライクな材木が腐ってボロボロになったために、ちょっと上に乗るだけで崩れ落ちるようになってしまった。また、木部はありなどの虫の住み処になってしまった。本格的に補修が必要になった。
 今年6月に、木製のローズアーチを補修したときに使った廃プラのリサイクル材を使えば、水には強くなると考え、和泉リサイクル環境公園ジュリプラスという廃プラスチックをリサイクルした材料を求めることにした。
 ただ、今年の夏は凄まじいほど暑くて、古希を越えた老人は戸外活動は控えていたほうがよさそうなので、涼しくなるのを待っていた。二十四節気の秋分をまもなく迎えるようになって、ようやく戸外でも作業ができるほどになってきたので、補修にとりかかることにした。

 廃プラ・リサイクル材を求めに行くと、ちょうど天然のウリン材に近い色に加工した幅20cm、長さ150cm(厚さ2cm)を売っていた。これを2枚と4cm角長さ30cmで先を尖らせた杭4本を求めた。合計1400円足らずで、ホームセンターで材木を買うことを考えると極めて安い。
 ブリックを取り除きボロボロになったエセ枕木を取り除いてみると、その下にももう一本枕木ライクが下地のモルタルの上に載っていることがわかった。さすがに、プロの作品であるが、使った材料がもう一つだった。単純に杭を打ち、その杭に廃プラ板材をビス止めすれば良いと考えていたが、工事はもう少し複雑になった。
 杭を打つ部分の下地のモルタルをタガネを使ってハンマーで砕いた。杭の長さは30cmだったので、頭が15cmくらい残るくらいに打ち込んだらしっかりと留まった。元々地面は粘土質のためと思う。
 前より少し小さくなるが、150cmX62cm四方の角に打った杭に、ウリン材ライクな廃プラ板材を2X4材用のビスで止めたら、土を支えられるような強度になった。これで、当分は水やりにも耐えられるであろう。何をどのように植えるかは、家内の領分である。

before;クリックすると大きな写真になります 廃プラリサイクル材;クリックすると大きな写真になります 杭を打ち込みビスでとめる;クリックすると大きな写真になります 完成;クリックすると大きな写真になります
before:枕木ライクな枠の木がボロボロになっている 買い求めた廃プラリサイクル材
真ん中の木は、本物のウリン材
杭を打ち込み廃プラリサイクル板材をビスでとめる 完成:打ち込んだ杭に板材をビスで止めただけで単純である。
横の植栽は、左側の花壇に移し替える予定である。


2011年4月29日

隠居のDIY:庭の装飾枕木を枕木様敷石に交換する


 歳をとってくると、暑い時も寒い時も戸外でする DIY は避けたくなる。ようやく庭で過ごしても気持ちのいい時期になったので、前々から修理をしたいと思っていた庭の装飾枕木をいじってみることにした。
 2003年にプロのデザイナーと施工業者に頼んで庭のリフォームをしたときに、庭のほとんどの部分はジェラストーンを貼った。その時に、アクセントして枕木ライクな木を埋めている。その枕木が、8年も経つと一部が腐って木の中がすけてきた。
 再度、枕木を埋めてもいいのだが、また何年か経つと腐るだろうし、チェンソーがないと細工は難しい。ホームセンターで、それに変わる素材はないかと探していたら、枕木ライクの敷石があるのを見つけた。幅はぴったりだが、長さと深さが足りない。長さの足りない部分は、レンガでも埋めることにして、その敷石と腐った枕木を交換することにした。深さの足りない部分にはバラスと砂利をいれて嵩上げすることにした。

 腐った枕木の除去には少し手間取ったが、スコップだけで取り除くことができた。そこに、計25kg の砂利をならしていれると、ちょうど良い高さになった。予定では、その上にモルタルを置くつもりであったが、敷石とレンガを置くだけで落ち着いている。
 新しく置いた敷石とレンガとの隙間や旧い枕木を取り除くときに、ジェラストーンをつないでいたモルタルが割れたりした部分には、インスタント・セメントを古いポリバケツで溶いて、レンガゴテで埋めた。出来上がりが気になるのか手伝いにきた家内が、ゴム手袋をはめて指でならしていた。まあ、これでしばらくはもつだろう。

腐った枕木;クリックすると大きな写真になります枕木を除去後;クリックすると大きな写真になります敷石とレンガを置く;クリックすると大きな写真になります敷石を置く;クリックすると大きな写真になります
before1before2after1after2

 5月の連休ころになると、庭の花々も賑やかになってくる。垣根のモッコウバラやローズアーチのバラも一輪・二輪と咲き出した。ヒメウツギも白い花をつけだしている。

ジャスミン;クリックすると大きな写真になりますモッコウバラ;クリックすると大きな写真になりますローズアーチの赤いバラ;クリックすると大きな写真になりますヒメウツギ;クリックすると大きな写真になります
垣根のジャスミン垣根のモッコウバラローズアーチの赤いバラヒメウツギ

2009年5月13日

隠居のDIY:立水栓を修理する

修理前の立水栓:クリックすると大きな写真になりますパネコートで作ったカバー:クリックすると大きな写真になります プロに作ってもらったウッドデッキの片隅にある枕木用材木を利用した立水栓が、腐ってみすぼらしくなってきた。しょっちゅう水がかかるような場合は、防腐剤を塗布していても木材はやはり弱い。

 以前に庭の立水栓を作ったときの要領で、InterFIX というブリック貼りのカバーをかけることにした。これなら、防水効果は前のものより大きいだろう。

 枕木ライクを包むカバーは、パネコートのつるつるした面を内側にして、コースレッドで接合した箱状のもの作った。水道栓が出る部分はホールソーでくりぬいた。

 InterFIX というブリックを貼るには、アドメチボンドというこのブリック専用の接着剤を使うことが奨められているが、これが高い。それで、裏の花壇の枕木にブリックを貼ったときと同じように、セメントで接着してみることにした。アドメチボンドを使うようにセメント・ペーストで貼ってみた。一見上手くいったように思えたが、実際に立てたものに振動が加わると2~3枚が剥がれ落ちた。コンパネ裏側の地とブリックにたっぷりのセメント・ペーストを塗って、揉み込むように貼り、時間をおいて乾燥させる必要がある。

ウッドデッキの立水栓:クリックすると大きな写真になります このような作業をするときは、水道の元栓を一時的に止める必要がある。写真で見れば分かるように、この立水栓には小鳥の形をした蛇口がついている。作業の手順として、この蛇口を取って止め栓で水を止めておかねばならない。それでなければ、長時間家の水道を止めることになる。止め栓で水を止めて水道を開栓してみると、塩ビパイプVP管(グレー)L型コネクター部分が外れてしまった。持っていた接着剤で修理してみたが、水圧がかかると駄目である。VPパイプが古くなっていたのかもしれない。これでは開栓ができないので、あわててホームセンターに走った。立ち上げのパイプは黒色のHVP管が使われているので、これに合わせてHVPのL型コネクターと継ぎ手、HVP用の接着剤を購入した。つけかえたらうまくいった。水道管の工事は、山小屋で何回もやっているのでなれている。

 最後の仕上げに小鳥の蛇口をつけたが、水の出る口を真下に持ってくるように締め付けるのが難しい。結局ふつうは巻く回数を時計回りに6回程度とされているシールテープを多めに巻いて調節するとうまくいった。習うより慣れろである。

 仕上げのときにセメントペーストを埋めなおすなどいろいろと手をいれたので、あまりきれいではないが手作り感がでてまあいいかと自らを慰めている。

 

2008年10月20日

隠居のDIY:枕木柱にトタンのキャップを被せる

 5年前に、プロにお願いして第一次の庭のリフォームをした。そのとき垣根のプリペットを取り払い、代わりに枕木ライクの束柱を立て、間を白い金網にした。その束柱がひび割れてきた。同時に作ったウッドデッキに使っている本物の枕木は少しひび割れが出ているものもあるが、頑丈である。

クリックすると大きな写真になります 枕木ライクの束柱は、このまま放っておくと腐って交換しなければならないだろう。どうも、雨水や花への水やりの水がしみこむのが原因のようなので、ひび割れにコーキングを詰めたりしていた。それでも頭からしみこむ水を防がねばならない。

 水がしみこまないように。実験的に、余っていたトタン板で束柱のキャップを作ってみた。色をチョコレート色に塗ってみるとあまり目立たないようなので、痛みのひどい束柱からキャップをつけることにした。

 束柱の断面は、145X200mm である。キャップの深さを20mm とすると、キャップをひとつ作るには 185 X 240mm の大きさのトタン板が必要である。ホームセンター(ローヤルホームセンター)で売っているトタン板は、445 x 900mm だから、1枚から6つのキャップを作ることができる。このトタン板は、裏に接着剤がついており紙がはってある。そのような仕様は必要ではないが、これ一種しかなかった。

クリックすると大きな写真になります マジックで 185 X 240mm の升目を6つ描いて、少々荒っぽいが、金属切断用のディスクをつけたディスクグラインダーで切った。少々重いグラインダーを片手に持って線の上をまっすぐ切るのは難しい。切断時間はかからないがディスクが滑ったりして線からはずれたりする。細かな部分は、やはり金切りばさみのほうが、時間はかかるがきれい。

Iクリックすると大きな写真になります(追記:2008/10/22) 垣根の束柱に使っている枕木は飾りのものもいれて14本ある。キャップのあるものとないものとが混在するのは見苦しいので、残りのものもキャップを作ることにした。
ホームセンターの電動工具売り場での工具紹介ビデオで、トタンを切るにはジグソーに鉄工用のブレードをつければよいことを発見した。鉄工用のブレードはそんなに高価ではないので試してみた。ハイスピードで切ると多少ギザギザは残るものの簡単であることが分かった。
 なお今回はコーナンでトタン板を求めたが裏に接着用の紙はなく、値段も安かった。

 折り曲げると重ね合わせとなるコーナー部分を少し切り取り、18mm 厚の集成材端材で作った145X200mm の木型に合わせてトタンを折り曲げると楽に作業ができる。
クリックすると大きな写真になります 折り曲げてできる箱のコーナー部分は、ハンダづけをすることにした。電線を結合するようなハンダづけしかしたことはないので、もっている半田ごては10Wのものである。これでは、トタンのハンダづけ作業には熱量が小さいので、80Wのものを新しく買った。このような作業もなれないので難しいが、楽しい作業である。

クリックすると大きな写真になります 塗装は、チョコレート色のトタン用油性ペイントを使った。使い捨てにしようと安物の刷毛を買ったが、これは失敗であった。新しい刷毛は使う前にしごいて抜ける毛をとっておくが勧められているが、いい加減にしたせいもあるが、毛がいつまでも抜けて塗装面に毛が残ってしまった。まあ、アウトドアで使うものだからあまり目立たないが。


(追記:2008/10/30)ついでに、束柱の枕木に残っていたクレオソートを塗布した。独特の臭いがいつまでも残り、いささかご近所迷惑ではあるが。
と同時に土に埋めてある根元部分が一部腐食してきていたので、モルタルで根元を補強した。 これで、枕木様束柱は少し長持ちしてくれるだろう。

DIY作品集に収載

2008年8月30日

隠居のDIY:枕木にブリックを貼る

クリックすると大きな写真になります 3年前の夏に、プロに依頼して庭のリフォームをした。そのときに、裏庭の一部に一時的に花などを植えておく畳半畳ほどの小さな花壇を作ってもらった。周りに枕木ライクを囲っただけのものである。
 この枕木は、ほんとの(?)枕木のように材質が硬く防腐剤がよくしみ通ったものではなく、形が枕木に似ているだけである。毎日のように水やりをしているので3年も経つと一部が腐ってきた。
 これを補修するために、表の垣根の下の土止めブロック・モルタルに貼ったときに余っていたブリック(InterFIXというベルギー製の薄いレンガ)を貼ることにした。
 写真のように、下地として枕木のひび割れた部分にモルタルを流し込んだ。モルタルは市販のインスタント・セメントを水で溶いたものである。

クリックすると大きな写真になります 2日おいて、水平部分なので高価な専用接着剤でなくてもいいのではないかとモルタルを接着剤として、ブリックを貼ってみた。モルタルをコテで薄くのばして、その上にブリックを置いていくだけである。
 モルタルは粘着性が少ないが、乾いてみると強度は十分である。ホースで引っかけて剥がれたブリックは、わずかに残っていた専用接着剤をパンにバターを塗るように、ブリックの裏面に塗って下地のモルタルに押しつけるとうまく貼り付けることができた。
 いびつになっていた端の部分をブリックを切断したときに使ったブロック切断用のディスクをつけたディスクグラインダで削った。

DIY作品集に収載

 

2008年7月 7日

隠居のDIY作品集

 DIY作品の写真をLitebox-1.0でスライドショウ的にアルバムにした。引退した2004年の夏からの拙い作品ばかりであるが何やかやと結構作っている。道具も増えるはずである。
 写真はクリックすると大きくなります。
    
DIY作品集 サムネイル
Revised on Nov. 30th, 2010
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最初の作品:ウッドデッキの端材を使いました。定形外大ポスター枠::Musicページの背景画のためです。2X4材とジグソーを初めて使った作品:ジグソーでの曲線切りは案外簡単です。ドゥーパ40号に紹介されているガーデンパネルです。プレーしたゴルフ場で収集したボールマークのための額縁です。このような細かい工作は苦手です。
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「すのこで作る家具&雑貨」を参考に作りました。裏庭に追いやられています。花車:「ドゥーパ 号」に収載されている作品を参考に、端材で作りました。ガーデンチェア:建築設計を学んでいる娘から初めて及第点をもらいました。電力メーターおよびポールカバー:なぜか庭の真ん中に引き込み線用のポールが立っています。工具収納箱:ガレージ改修後は裏庭で灯油容器などの収納で使っています。
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初孫の畳ベッド:要望でつけたキャスター部分が弱く後で補強しました。バード・フィーダ:なかなかの作品と思っているのですが、小鳥達が寄ってきません。台所のゴミ箱:杉の薄い集成材が上手く使えました。後でふたをつけました。マガジンラック:布地部分は家内のヘルプです。バナナ吊:ガーデンパネルを作ったときの端材を利用しました。
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御簾垣もどき:右側のプロの作品を真似て作りました。MP3プレーヤ置き:「車でMP3を聞く」を参照ください。玄関網戸:ホームセンターのセット品を少し加工して。納屋兼工房入り口:「BeforeAfter」を参照ください。垣根の貼りレンガ:「BeforeAfter」を参照ください。
クリックすると大きくなりますクリックすると大きくなりますルーバクリックすると大きな写真になります。 クリックすると大きな写真になります。
変形パーゴラ:エントリー「変形パーゴラ」を参照ください。ペンキ塗り:エントリ「ペンキ塗り」を参照ください。ルーバー風目隠し:エントリ「久しぶりに木の香」を参照ください。オーニング:エントリー「オーニング」を参照ください。立水栓:エントリー「隠居が作ったイングリッシュ・ガーデン風立水栓」を参照ください。
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手作りサイクロン式集塵機:エントリー「隠居のDIY:手作りサイクロン式集塵機」を参照ください。隠居のDIY道具部屋:エントリー「隠居のDIY道具部屋」を参照ください。    ローズアーチ:エントリー「ローズアーチの作成」を参照ください。ローズアーチ用プランタ:エントリー「隠居の手づくりプランタ」を参照ください。    玄関用腰掛け:エントリー「玄関チェア」を参照ください。
クリックすると大きな写真になります。クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります
タベストリー風壁掛け:エントリー「タベストリー風壁掛け」を参照ください。玄関壁面の飾り箱:エントリ玄関壁面の飾り箱」を参照ください。ランドセル置き棚隠居のDIY:ランドセル置き棚を参照ください。ベッドサイドテーブル隠居のDIY:ベッドサイドテーブルを参照ください。シンプルな座り机隠居のDIY:シンプルな座り机を参照ください。
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西日よけのオーニング:エントリー「塩ビパイプと結束バンドを使ったオーニング」を参照ください。組立作業台:エントリー「隠居のDIY:組み立て作業台」を参照ください。マガジンスタンド:エントリー「隠居のDIY:マガジンスタンド」を参照ください。すのこを使った布団置き用棚「隠居のDIY:すのこを使った収納庫内布団おき」を参照ください。山小屋修繕:エントリー「夏の山小屋修繕」を参照ください。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります
三脚に付けるレコーダー置き台:エントリー「三脚に取り付けるレコーダー置き」を参照ください。ファルカタ集成材と桐すのこで作ったアンティーク風シューズラック「ファルカタ集成材と桐すのこで作ったアンティーク風シューズラック」を参照ください。書斎の棚シリーズ(1) CDラック隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(1) CDラックを参照ください。書斎の棚シリーズ(2) 新書・文庫用「隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(2)新書・文庫用」を参照ください。"「隠居のDIY:枕 木にブリックを貼る」を参照ください。
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額縁プランタ:エントリー「隠居のDIY:額縁プランタ」を参照ください。 "「隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(3) 飾り書棚」を参照ください。"「隠居のDIY:枕木柱にトタンのキャップを被せる」を参照ください。"「隠居のDIY:書斎兼寝室用のワゴンを製作」を参照ください。"「隠居のDIY:パソコンデスク部品の再利用」を参照ください。
クリックすると大きな写真になりますリフォームしたガーデン・テーブル:クリックすると大きな写真になります完成したミニデッキ:クリックすると大きな写真になります部屋に置いた抽出つきワゴン:クリックすると大きな写真になりますウッドデッキの立水栓:クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:額縁プランタ用簡易イーゼル」を参照ください。「隠居のDIY:ガーデン・テーブルのリフォーム」を参照ください。「隠居のDIY:山小屋にミニ・デッキを作る」を参照ください。「隠居のDIY:アリ継ぎ(dovetail joint) で抽出を作る 」を参照ください。「隠居のDIY:立水栓を修理する 」を参照ください。
できあがったデッキの基礎:クリックすると大きな写真になりますキーボード・マウス操作台;クリックすると大きな写真になりますHütte Hachi ウッドデッキ:クリックすると大きな写真になります完成したデッキとエニサイズテーブル:クリックすると大きな写真になりますパソコン横の小物入れ:クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:ブロック積みを学習する」を参照ください。「隠居のDIY:シンプルなキーボード・マウス操作台」を参照ください。「隠居のDIY:ウッドデッキの作成」を参照ください。「隠居のDIY:ウッドデッキの製作(続)」を参照ください。「隠居のDIY:小物収納棚を作る;トリマーとルータの練習」を参照ください。
改装後のトイレ:クリックすると大きな写真になります新しい棚回転式手作りTV台;クリックすると大きな写真になります組みあがった棚;クリックすると大きな写真になりますこたつを設置;クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:山小屋トイレの改装」を参照ください。「隠居のDIY:2X4 材で棚を製作する」を参照ください。「隠居のDIY:シンプルな回転式TV台」を参照してください。「隠居のDIY:2X4で作る組み立て式棚」を参照してください。「隠居のDIY:山小屋で掘ごたつを作る」を参照してください。
完成;クリックすると大きな写真になります 完成図;クリックすると大きな写真になります 巣箱完成品;クリックすると大きな写真になります 孫の部屋に置いた本棚;クリックすると大きな写真になります
「隠居のDIY:節電用のエアコン室外機カバーを作製する」を参照ください。 「隠居のDIY:(続)2X4 を使ったプラレール列車収納棚」を参照ください。 「隠居のDIY:小鳥用の巣箱を作る」を参照ください。 「隠居のDIY :集成材で孫の本棚を作る」を参照ください。

 ブログ内に、これだけセル数の多いテーブルを設置するのに苦労した。この経緯については、別のエントリーで記載したいと思っている。

2006年8月 1日

隠居が作った木工ローズアーチ

 クリックすると大きな写真になります。 ドゥーパ!45号に掲載されている古城大陸のローズアーチに挑戦することにした。もっとも参考になるのはアーチ部を作るアィデアである。雑誌では幅広(235mm)のパイン材(多分、1X10のSPFのことと思われる)で半円を3分の1づつ(60度扇形:六分円)切り分けることになっている。しかし、1X10は手に入りにくいし高い。それで、1X6で代用することにした。45度扇形(八分円)にすれば、幅90mm(2X4材の幅)でなんとか1X6でも切り取ることができる。全部で16枚の八分円の板材をジグソーを使って切り取った。かなり慎重にしたつもりであるが、フリーハンドで同じ八分円を切り抜くのは難しい。16枚の八分円のうち4枚は、それを半分(十六分円)にして2重にビスで貼り合わせ直径(外径)140cm半円を2つ作った。いびつな部分は、荒っぽいがディスクグラインダーで削って形を整えた。でも、半円の直径が5mmほど狂っている。エクステリアに使うのだからあまり気にしないことにした。アーチの縁は、ルーターにひょうたんビットをつけて削って装飾した。

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 この半円アーチをつなぐのは記事では角プレナー材になっているが、ちょっとこだわって丸棒にすることにして、ホームセンターで探してみると白木の細めの杭が安く見つかったのでこれを使うことにした。手持ちのホールソーの径と杭の径が合わないが、径が小さめの穴を深さ19mm(1X6板の厚さ)で掘って、その穴に入るように杭の端をグラインダーで削った。卓上グラインダー本来の使い方ではないと思うがなかなか上手くいった。出来上がりは小学校の運動場にある「うんてい」の小型みたいだ。


クリックすると大きな写真になります。クリックすると大きな写真になります。 次に脚部は2X4材ではしご状のものを対でつくり1X2材や置いてあった4cm角材などを使って格子部分をつけた。この脚部の2X4材の縁も、ひょうたんビットで削った。地面との固定には庭をリフォームしたときにプロが立ててくれている枕木などを利用することにした。これで対の脚部とその上部のアーチができた。アーチと脚部の接合は、それぞれの接合部にネジ止めした1X4材をボルト・ナット止めをすることにした。
  組み付ける前にこの3つの部品に水性ペンキで塗装をした。出来上がりの色は家内が選択することになっている。その方があとあと問題が少ない。選択したパステルグリーンは周りの百日紅や枕木・白の金網フェンスと調和しているようである。

このローズアーチは前から作りたいとアイディアを暖めていたが製作しだしたのは7月になってからである。梅雨が長引いたり梅雨明けの猛暑なんかで作業がちょっとづつしかできなかったので時間がかかってしまった。
DIY作品集に掲載